[go: up one dir, main page]

JP2013116101A - 食物繊維含量の高い酵母細胞壁画分 - Google Patents

食物繊維含量の高い酵母細胞壁画分 Download PDF

Info

Publication number
JP2013116101A
JP2013116101A JP2012228047A JP2012228047A JP2013116101A JP 2013116101 A JP2013116101 A JP 2013116101A JP 2012228047 A JP2012228047 A JP 2012228047A JP 2012228047 A JP2012228047 A JP 2012228047A JP 2013116101 A JP2013116101 A JP 2013116101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell wall
yeast
fraction
yeast cell
wall fraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012228047A
Other languages
English (en)
Inventor
Yunori Fukuda
雄典 福田
Kenichi Ason
健一 阿孫
Setsuko Hirakura
説子 平倉
Hiroko Kodera
寛子 小寺
Eiji Nakao
英二 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kohjin Life Sciences Co Ltd
Original Assignee
Kohjin Life Sciences Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kohjin Life Sciences Co Ltd filed Critical Kohjin Life Sciences Co Ltd
Priority to JP2012228047A priority Critical patent/JP2013116101A/ja
Priority to TW101140155A priority patent/TWI652992B/zh
Priority to BR112014009837-9A priority patent/BR112014009837B1/pt
Priority to PCT/JP2012/078160 priority patent/WO2013065732A1/ja
Priority to CN201280049710.2A priority patent/CN103857801A/zh
Priority to EP12845166.3A priority patent/EP2774993B1/en
Priority to US14/355,028 priority patent/US10196430B2/en
Publication of JP2013116101A publication Critical patent/JP2013116101A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Abstract

【課題】酵母エキスの副産物として過剰に生成する酵母エキス残渣の有効利用、また酵母エキス残渣の減量を課題とする。また、化学的処理や物理的処理を必要とせずに食物繊維含量の高い酵母細胞壁の取得を課題とする。
【解決手段】酵母エキス残渣に対し、プロテアーゼを含まない細胞壁溶解酵素を作用させた後に70〜80℃で10〜20分加熱処理を行い、細胞壁を主とする画分と蛋白質を主とする画分に分離し、細胞壁を主とする画分を乾燥させることで、食物繊維含量が50%以上の酵母細胞壁を得る。
【選択図】なし

Description

本願発明は、酵母菌体を原料として得られる食物繊維含量の高い酵母細胞壁画分の製造方法に関する。
食物繊維やそれを多く含む組成物は現在、健康食品や食品の機能性素材や物性改良剤など、さまざまな用途で使用されている。食物繊維を多く含む組成物として酵母細胞壁が知られており、これに含まれるグルカンやマンナンは、さまざまな製法で精製され健康食品や機能性素材、飼料などとして広く利用されている。特にβ−1,3−1,6グルカンは、抗腫瘍作用や免疫賦活作用など多様な機能性が世界中で広く研究されている。近年極めて低分子のそれは、抗酸化作用があることも報告された。また、マンナンから精製されるマンノースも機能性健康食品として注目を浴びている。酵母細胞壁は一般には、酵母菌体から酵母エキスを抽出した後の残渣として取得されている。酵母エキス残渣は、調味料等に用いられる酵母エキス製造の際に副産物として大量に生成するものであり、これを有効利用することは廃棄物削減というメリットもある。具体的には、酵母を自己消化や酵素反応することで細胞質画分をエキス分として可溶化し、固液分離により不溶性画分が酵母エキス残渣となり、これを酵母細胞壁として採取する。ここで得られた酵母細胞壁は不純物が多く食物繊維含量が低いので、不純物を除去するための方法としてアルカリエタノール処理(特許文献1)、アルカリ・酸処理を行う(特許文献2)等の化学的な方法や酵母あるいは酵母細胞壁に対し、ホモジナイゼーション処理のような物理的処理を行う方法(特許文献3や特許文献4等)が報告されている。
しかし、アルカリエタノール処理やアルカリ・酸処理などの手法は化学的な処理を伴い、食品としての安全性の問題や大量の薬品が廃棄物として産生されるなどの問題があるため実際には使用しにくい。またホモジナイゼーション処理のような物理的な処理は使用する機械や設備が高コストであり実際の使用は難しい。
上記の化学的な方法、物理的な方法の他に、酵素を用いる方法も検討されてきた。しかしながら、酵母細胞壁は、食物繊維であるグルカン、マンナンや蛋白質、脂質を主要な成分としこれらが複雑で強固な複合体を形成しているため、この酵母エキス残渣は一般的な酵素の作用をほとんど受けないか、受けても分離が難しく、化学的方法や機械的破砕によらずこれ以上食物繊維含量を上げることは困難であった。
特開平9−103266号公報 特開2004−113246号公報 特開平9−117263号公報 特開2002−153263号公報
解決しようとする課題は、酵母菌体を原料として、化学的な処理や高コストの機械、設備を用いることなく、簡単な方法で食物繊維含量の高い酵母菌体由来組成物を取得することである。
本発明者らは、研究の結果、酵母エキスの副産物として過剰に生成する酵母エキス抽出後の酵母菌体に対して、プロテアーゼを含まない細胞壁溶解酵素を作用させ、作用させた後に加熱処理を加えることで、化学的処理及びホモジナイゼーション処理を必要とせずに食物繊維含量の高い細胞壁画分を製造できることを見出した。さらに、このようなプロテアーゼを含まない細胞壁溶解酵素は、酵母エキス未抽出の培養酵母に対しても作用させることができ、この方法によっても食物繊維含量の高い細胞壁画分を得られることを見出した。
なお、プロテアーゼを含む細胞壁溶解酵素の場合はそのプロテアーゼが作用しない温度またはpHで作用させることで、これに準じる品質の酵母細胞壁を製造できる。
すなわち本発明は、
(1)酵母エキス抽出後の酵母菌体又は酵母エキス未抽出の酵母菌体に細胞壁溶解酵素を作用させた後に蛋白質を主とする画分を除去することを特徴とする、食物繊維を50重量%以上含有する酵母細胞壁画分の製造方法、
(2)前記酵母菌体がキャンディダ・ユティリス又はサッカロマイセス・セレビシエである上記(1)に記載の酵母細胞壁画分の製造方法、
(3)前記細胞壁溶解酵素がプロテアーゼを含まないグルカナーゼであることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の酵母細胞壁画分の製造方法、
(4)前記グルカナーゼがストレプトマイセス属由来のものである上記(3)に記載の製造方法、
(5)前記細胞壁溶解酵素を、プロテアーゼが作用しない温度及び又はプロテアーゼが作用しないpHで作用させることを特徴とする上記(1)に記載の酵母細胞壁画分の製造方法、
(6)前記細胞壁溶解酵素の作用に次いで50〜95℃、5分以上、好ましくは70℃〜80℃、10〜20分の加熱処理を行なった後に蛋白質を主とする画分を除去することを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれが一つに記載の酵母細胞壁画分の製造方法
(7)上記(1)〜(6)に記載の製造方法により得られた、食物繊維を50重量%以上含有する酵母細胞壁画分、
(8)β-1,3-1,6-グルカンの含量が80重量%以上であることを特徴とする酵母細胞壁画分
に係るものである。
本発明により、高コストの設備や化学的処理を要することなく、酵母菌体から食物繊維含量の高い組成物を取得することができる。酵母菌体は食経験があり、また化学的処理を伴わないことから、得られた食物繊維組成物は食品として安全性が高いものである。従って健康食品の素材のほか、食品物性改良剤などにも用いることができる。
さらに、従来は産業廃棄物もしくは低価格の肥飼料になっていた酵母エキス抽出後の酵母菌体や、ビール製造工程から排出されるような酵母エキスにすることのできない酵母菌体を原料として用いることができるため、産業廃棄物の減量にも寄与するものである。
以下に、本発明を具体的に説明する。本発明において原料として用いることのできる酵母菌体の種類は、酵母細胞壁溶解酵素により溶解可能なものである。たとえば、サッカロミセス、エンドミコプシス、サッカロミコデス、ネマトスポラ、キャンディダ、トルロプシス、プレタノミセス、ロドトルラなどの属に属する菌、あるいはいわゆるビール酵母、パン酵母、清酒酵母などが挙げられる。このうち、特に食経験が多いキャンディダ・ユティリス又はサッカロマイセス・セレビシエが望ましい。
本発明で用いる酵母菌体の形態としては、第一に酵母エキス抽出後の残渣が挙げられる。酵母エキス抽出後の残渣とは具体的には、食用酵母について熱水、アルカリ性溶液、機械的破砕、細胞壁溶解酵素、蛋白質分解酵素、リボヌクレアーゼ、またはデアミナーゼのいずれか一つ以上を用いて抽出処理することにより酵母エキスを抜いた後の残渣である。例として、(株)興人製の「KR酵母」が挙げられる。このような残渣は一般的に、食物繊維、タンパク質、脂質を主要な成分とするものであるが、構造的には食物繊維を構成する糖と他の成分が複合体となって強固に結合していることが推察される。
その他、実生産で用いうる酵母菌体として、酵母エキスにすることのできない酵母菌体も挙げられる。たとえばビール製造工程から排出された肥飼料用の酵母菌体や廃棄物としての酵母菌体でも良い。
本発明の食物繊維を多く含む酵母細胞壁画分(以下、「食物繊維組成物」とも言う。)を取得する工程として、まず上述の酵母菌体(以下、酵母菌体の重量は乾燥重量とする。)に水を加えて約5〜20%濃度に調整、懸濁した後に、細胞壁溶解酵素を添加し、30℃以上にて1〜6時間作用させる。
ここで添加する細胞壁溶解酵素としてはグルカナーゼとマンナナーゼがあるが、本発明においては、細胞壁溶解酵素がプロテアーゼ活性をほとんど有さないことが重要である。具体的には、ストレプトマイセス属由来のβグルカナーゼ「デナチームGEL」(ナガセケムテックス社製)、Taloromyces属由来のβグルカナーゼ「Filtrase BRX」(DSMジャパン社製)等があり、中でも「デナチームGEL」が最も望ましい。
一般的に使用されている細胞壁溶解酵素の多くは、配合物または夾雑物としてプロテアーゼ活性物を含有しておりこのような細胞壁溶解酵素をそのまま用いると、得られた細胞壁画分は食物繊維含量の低いものとなる。たとえば、天野エンザイム社製「ツニカーゼFN」は、グルカナーゼとプロテアーゼの混合物の酵素製剤であり、このようなプロテアーゼを含有する酵素製剤を用いる場合には、酵素製剤中のプロテアーゼが作用しないような温度またはpHで作用させる必要がある。
細胞壁溶解酵素による反応に次いで、50℃以上、望ましくは50〜100℃、より望ましくは70〜80℃の温度で、5分以上、望ましくは10〜20分の加熱処理を行った後、遠心分離機にて蛋白質を主とする画分を沈殿させて除去し、食物繊維を主とする画分をエキスとして取得する。この画分はそのまま、または濃縮後乾燥して酵母細胞壁画分とする。
なお、前述の加熱処理を行わない場合、原料菌体あたりの酵母細胞壁画分の収量が低くなるため、コスト的には望ましくない。
酵母エキス抽出後の酵母菌体を原料として上記の製法により得られた酵母細胞壁画分は、その乾燥物中の食物繊維含量が50重量%以上である。
さらに、その酵母細胞壁画分を適当な分画分子量の分離ろ過膜で処理することにより、β-1,3-1,6-グルカンの含量が80重量%以上の酵母細胞壁画分を取得することもできる。
以下、実施例により本願発明を具体的に説明する。
<実施例1>
特開2002−101846号公報実施例3に記載のキャンディダ・ユティリス酵母エキス製造方法において、エキス抽出後、遠心分離により除去された菌体残渣を取得し、原料の酵母菌体として用いた。
この酵母菌体1kgを水に懸濁して10%濃度とした後、40℃、pH4.5に調整後、細胞壁溶解酵素(DSMジャパン社製「Filtrase BRX」)を30g加え、5時間作用させ、次いで70℃ 20分で加熱処理した後、遠心分離機にて細胞壁を主とする画分と蛋白質を主とする画分に分離、細胞壁を主とする画分を乾燥し、酵母細胞壁画分を186g得た。この酵母細胞壁画分につき、酵素-重量法(日本食品分析センター分析値)により食物繊維含量を測定した結果、食物繊維含量は58%であった。
<実施例2>
キャンディダ・ユティリス酵母エキス抽出後の酵母菌体「KR酵母」(興人製)1kgを水に懸濁して10%濃度とした後、40℃、pH6.0に調整後、細胞壁溶解酵素(ナガセケムテックス社製「デナチームGEL」)を3g加え、5時間作用させ、次いで70℃ 20分で加熱処理した後、遠心分離機にて細胞壁を主とする画分と蛋白質を主とする画分に分離、細胞壁を主とする画分を乾燥し、酵母細胞壁画分を318g得た。この酵母細胞壁画分につき、酵素-重量法(日本食品分析センター分析値)により食物繊維含量を測定した結果、食物繊維含量は61%であった。
<実施例3>
キャンディダ・ユティリス培養酵母菌体「酵母MG」(興人製)1kgを適当に水に溶解し90℃、20分で加熱処理し、遠心分離機にてエキス分を抽出した後の残渣を水に懸濁して10%濃度とし40℃、pH6.0に調整後、細胞壁溶解酵素(ナガセケムテックス社製「デナチームGEL」)を3g加え、5時間作用させ、次いで70℃ 20分で加熱処理した後、遠心分離機にて細胞壁を主とする画分と蛋白質を主とする画分に分離、細胞壁を主とする画分を乾燥し、酵母細胞壁画分を256g得た。この酵母細胞壁画分につき、酵素-重量法(日本食品分析センター分析値)により食物繊維含量を測定した結果、食物繊維含量は56%であった。
<実施例4>
サッカロマイセス・セレビシエ培養酵母由来のビール酵母乾燥菌体1kgを適当に水に溶解し90℃、20分で加熱処理し、遠心分離機にてエキス分を抽出した後の残渣を水に懸濁して10%濃度とした後、40℃、pH6.0に調整後、細胞壁溶解酵素(ナガセケムテックス社製:デナチームGEL)を3g加え、5時間作用させ、次いで70℃ 20分で加熱処理した後、遠心分離機にて細胞壁を主とする画分と蛋白質を主とする画分に分離、細胞壁を主とする画分を乾燥し、酵母細胞壁画分を201g得た。この酵母細胞壁画分につき、酵素-重量法(日本食品分析センター分析値)により食物繊維含量を測定した結果、食物繊維含量は53%重量であった。
<実施例5>
実施例2において、細胞壁溶解酵素を作用させた後の70℃、20分の加熱処理を行わない以外は実施例2と同様にして、酵母細胞壁画分を76g得た。この酵母細胞壁画分につき、酵素-重量法(日本食品分析センター分析値)により食物繊維含量を測定した結果、食物繊維含量は63重量%であった。
<実施例6>
実施例5において、得られた酵母細胞壁画分中の食物繊維の大半はグルカンとマンナンであり、酵素-重量法(アイルランドメガザイム社製、MUSHROOM and YEAST BETA-GLUCAN ASSAY KIT)によりβ-1,3-1,6-グルカン含量を測定した結果、31.5重量%であった。この細胞壁画分を分画分子量13,000の分離ろ過膜(旭化成ケミカルズ社製、マイクローザUF)で分離後、分子量13,000以下のろ過液を回収し、更に分画分子量3,000の分離ろ過膜(旭化成ケミカルズ社製、マイクローザUF)で分離し、ろ過液に含まれる色素成分とミネラル成分の除去を行い、低分子のβ-1,3-1,6-グルカンを得た。酵素−重量法(アイルランドメガザイム社製、MUSHROOM and YEAST BETA-GLUCAN ASSAY KIT)によりβ-1,3-1,6-グルカン含量を測定した結果、83.4重量%であった。
<比較例1>
実施例1において、細胞壁溶解酵素「Filtrase BRX」30gとプロテアーゼ5gを同時に作用させた以外は実施例1と同様の処理を行った。酵母エキス抽出残渣1kgから酵母細胞壁画分を521g取得できたが、この酵母細胞壁画分につき、酵素-重量法により食物繊維含量を測定した結果、食物繊維含量は23%であった。
本発明の製造方法により得られた酵母細胞壁画分は、機能性素材や食品の物性改良剤として使用することができる。例えば畜肉加工品や冷凍食品の保水剤や保形剤、冷凍・解凍耐性剤、ドリップ防止剤として他、様々な食物繊維素材として利用することができる。また、免疫賦活剤等の機能性素材としても利用することができる。それに加え、簡単な分離・精製を行うことで高純度の低分子β-1,3-1,6-グルカンを得ることができ、健康食品などとして利用することができる。

Claims (8)

  1. 酵母エキス抽出後の酵母菌体又は酵母エキス未抽出の酵母菌体に細胞壁溶解酵素を作用させた後に蛋白質を主とする画分を除去することを特徴とする、食物繊維を50重量%以上含有する酵母細胞壁画分の製造方法。
  2. 前記酵母菌体がキャンディダ・ユティリス又はサッカロマイセス・セレビシエである請求項1に記載の酵母細胞壁画分の製造方法。
  3. 前記細胞壁溶解酵素がプロテアーゼを含まないグルカナーゼであることを特徴とする請求項1または2に記載の酵母細胞壁画分の製造方法。
  4. 前記グルカナーゼがストレプトマイセス属由来のものである請求項3に記載の製造方法。
  5. 前記細胞壁溶解酵素を、プロテアーゼが作用しない温度及び又はプロテアーゼが作用しないpHで作用させることを特徴とする請求項1に記載の酵母細胞壁画分の製造方法。
  6. 前記細胞壁溶解酵素の作用に次いで50〜95℃、好ましくは70℃〜80℃で、5分以上、好ましくは10〜20分の加熱処理を行なった後に蛋白質を主とする画分を除去することを特徴とする請求項1〜5のいずれが一項に記載の酵母細胞壁画分の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の製造方法により得られた、食物繊維を50重量%以上含有する酵母細胞壁画分。
  8. β-1,3-1,6-グルカンの含量が80重量%以上であることを特徴とする酵母細胞壁画分。

JP2012228047A 2011-10-31 2012-10-15 食物繊維含量の高い酵母細胞壁画分 Pending JP2013116101A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012228047A JP2013116101A (ja) 2011-10-31 2012-10-15 食物繊維含量の高い酵母細胞壁画分
TW101140155A TWI652992B (zh) 2011-10-31 2012-10-30 酵母來源之調味料、酵母蛋白質組成物之製造方法、及酵母來源之調味料之製造方法
BR112014009837-9A BR112014009837B1 (pt) 2011-10-31 2012-10-31 uso eficaz da levedura e extrato de levedura
PCT/JP2012/078160 WO2013065732A1 (ja) 2011-10-31 2012-10-31 酵母及び酵母エキス残渣の有効利用
CN201280049710.2A CN103857801A (zh) 2011-10-31 2012-10-31 酵母及酵母提取物残渣的有效利用
EP12845166.3A EP2774993B1 (en) 2011-10-31 2012-10-31 Effective use of yeast and yeast extract residue
US14/355,028 US10196430B2 (en) 2011-10-31 2012-10-31 Effective use of yeast and yeast extract residue

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011239004 2011-10-31
JP2011239004 2011-10-31
JP2012228047A JP2013116101A (ja) 2011-10-31 2012-10-15 食物繊維含量の高い酵母細胞壁画分

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013116101A true JP2013116101A (ja) 2013-06-13

Family

ID=48711125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012228047A Pending JP2013116101A (ja) 2011-10-31 2012-10-15 食物繊維含量の高い酵母細胞壁画分

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013116101A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018143362A1 (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 興人ライフサイエンス株式会社 酵母由来の保水剤
JP2020000098A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 興人ライフサイエンス株式会社 粉末の固結防止剤
JP2020068695A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 興人ライフサイエンス株式会社 食品用冷凍耐性向上用組成物
JP2021114935A (ja) * 2020-01-24 2021-08-10 三菱商事ライフサイエンス株式会社 焼成菓子などの食感改良用食品素材
JP2022101667A (ja) * 2013-12-20 2022-07-06 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 微生物細胞から微生物油を入手するための方法
WO2024181432A1 (ja) * 2023-02-28 2024-09-06 三菱商事ライフサイエンス株式会社 酵母細胞壁の利用

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6192589A (ja) * 1984-10-12 1986-05-10 Dainippon Ink & Chem Inc ラミナリペンタオ−スの製造法
JPH04144667A (ja) * 1990-10-08 1992-05-19 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd 澄明な酵母エキスの製造法
JP2002171961A (ja) * 2000-12-11 2002-06-18 Japan Tobacco Inc 新規酵母及び酵母エキス
JP2002209598A (ja) * 2001-01-15 2002-07-30 Kirin Brewery Co Ltd 酵母由来可溶性多糖
JP2009022227A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Kirin Holdings Co Ltd 酵母細胞壁画分の製造方法
JP2009234948A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Nippon Paper Chemicals Co Ltd マイコトキシン吸着組成物およびそれを含有する飼料
JP2010533479A (ja) * 2008-04-29 2010-10-28 安▲チ▼酵母股▲フェン▼有限公司 グルカンとマンナンを調製する方法、それによって得られたグルカン調製物とマンナン調製物、およびその用途

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6192589A (ja) * 1984-10-12 1986-05-10 Dainippon Ink & Chem Inc ラミナリペンタオ−スの製造法
JPH04144667A (ja) * 1990-10-08 1992-05-19 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd 澄明な酵母エキスの製造法
JP2002171961A (ja) * 2000-12-11 2002-06-18 Japan Tobacco Inc 新規酵母及び酵母エキス
JP2002209598A (ja) * 2001-01-15 2002-07-30 Kirin Brewery Co Ltd 酵母由来可溶性多糖
JP2009022227A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Kirin Holdings Co Ltd 酵母細胞壁画分の製造方法
JP2009234948A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Nippon Paper Chemicals Co Ltd マイコトキシン吸着組成物およびそれを含有する飼料
JP2010533479A (ja) * 2008-04-29 2010-10-28 安▲チ▼酵母股▲フェン▼有限公司 グルカンとマンナンを調製する方法、それによって得られたグルカン調製物とマンナン調製物、およびその用途

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022101667A (ja) * 2013-12-20 2022-07-06 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 微生物細胞から微生物油を入手するための方法
JP7381649B2 (ja) 2013-12-20 2023-11-15 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 微生物細胞から微生物油を入手するための方法
WO2018143362A1 (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 興人ライフサイエンス株式会社 酵母由来の保水剤
JP2020000098A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 興人ライフサイエンス株式会社 粉末の固結防止剤
JP7093243B2 (ja) 2018-06-28 2022-06-29 三菱商事ライフサイエンス株式会社 粉末の固結防止剤
JP2020068695A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 興人ライフサイエンス株式会社 食品用冷凍耐性向上用組成物
JP2021114935A (ja) * 2020-01-24 2021-08-10 三菱商事ライフサイエンス株式会社 焼成菓子などの食感改良用食品素材
JP7486319B2 (ja) 2020-01-24 2024-05-17 三菱商事ライフサイエンス株式会社 焼成菓子などの食感改良用食品素材
WO2024181432A1 (ja) * 2023-02-28 2024-09-06 三菱商事ライフサイエンス株式会社 酵母細胞壁の利用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI652992B (zh) 酵母來源之調味料、酵母蛋白質組成物之製造方法、及酵母來源之調味料之製造方法
JP2013116101A (ja) 食物繊維含量の高い酵母細胞壁画分
JP5221656B2 (ja) グルカンとマンナンを調製する方法、それによって得られたグルカン調製物とマンナン調製物、およびその用途
JP2017521084A (ja) 微細藻類バイオマスから可溶性タンパク質を抽出する方法
EP3169695B1 (fr) Procede d'extraction des proteines solubles de biomasses de microalgues
EP0116232B1 (en) Antitumor agent and process for manufacturing said agent
JP2019510500A (ja) 前処理されたリグノセルロース系搾汁残渣によってセルラーゼを生産するための方法
CN104744603A (zh) 以担子菌为原料的含有β-葡聚糖的组合物的制备方法
JP5112941B2 (ja) 酵母からのグリコーゲン調製方法
Jose et al. Potential application of β-1, 3 glucanase from an environmental isolate of Pseudomonas aeruginosa MCCB 123 in fungal DNA extraction
Varelas et al. Application of different methods for the extraction of yeast β-glucan
Kuhad et al. Improving the yield and quality of DNA isolated from white-rot fungi
JP2013053083A (ja) 酵母タンパクの製法
US9115379B2 (en) Process for the production of a composition containing 5′-ribonucleotides
CN1260253C (zh) 从柠檬酸废菌丝体中提取分离壳聚糖的方法
JP4416739B2 (ja) 酵母由来グルカンの製造方法
JP7648523B2 (ja) フィコシアニンを抽出するための方法
JPWO2019189650A1 (ja) グルコース糖液の製造方法および化学品の製造方法
US20190127494A1 (en) Method for Obtaining at Least One or More Beta-Glucan Compounds or a Solids Suspension Containing Beta Glucan from Yeast Cells
JP2014079179A (ja) 酵母タンパク由来調味料
CN107540757A (zh) 一种酶法辅助卡拉胶脱色的方法
EP3170398A1 (en) Cloudiness-inhibiting agent for tea beverage
RU2822178C2 (ru) Способ выделения фикоцианинов
WO2018143362A1 (ja) 酵母由来の保水剤
US9192184B2 (en) Process for the production of yeast extracts having low turbidity

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160921

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161108