JPH04359915A - 水膨潤性ゴム組成物の製造法 - Google Patents
水膨潤性ゴム組成物の製造法Info
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- JPH04359915A JPH04359915A JP3164028A JP16402891A JPH04359915A JP H04359915 A JPH04359915 A JP H04359915A JP 3164028 A JP3164028 A JP 3164028A JP 16402891 A JP16402891 A JP 16402891A JP H04359915 A JPH04359915 A JP H04359915A
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- Japan
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- polyalkylene oxide
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水膨潤性ゴム組成物の
製造法に関する。更に詳しくは、耐候性、耐油性にすぐ
れているばかりではなく、吸水倍率の大きい吸水性能を
安定して示す加硫物を与える水膨潤性ゴム組成物の製造
法に関する。
製造法に関する。更に詳しくは、耐候性、耐油性にすぐ
れているばかりではなく、吸水倍率の大きい吸水性能を
安定して示す加硫物を与える水膨潤性ゴム組成物の製造
法に関する。
【0002】
【従来の技術】水膨潤性ゴム組成物に関しては、従来か
ら多くの提案がなされており、その多くは吸水性物質を
ゴムに配合する方法である(例えば、特開昭54−74
63号公報、同54−20066号公報、同57−15
8279号公報、同60−197784号公報、同61
−26661号公報など)。しかしながら、これらの方
法は単にゴムと吸水性物質とを混練りし、ゴム成分のみ
が架橋反応に関与するため相溶性が悪く、配合成分の脱
落や機械的強度の不足などといった不具合を生ずる。
ら多くの提案がなされており、その多くは吸水性物質を
ゴムに配合する方法である(例えば、特開昭54−74
63号公報、同54−20066号公報、同57−15
8279号公報、同60−197784号公報、同61
−26661号公報など)。しかしながら、これらの方
法は単にゴムと吸水性物質とを混練りし、ゴム成分のみ
が架橋反応に関与するため相溶性が悪く、配合成分の脱
落や機械的強度の不足などといった不具合を生ずる。
【0003】こうした方法の改良のために、水膨潤性物
質としてウレタン系物質を使用することが提案されてい
るが(特開昭57−23618号公報)、この場合には
硬化剤としてMOCA(4,4´−ジアミノ−3,3´
−ジクロロジフェニルメタン)などが通常使用されてお
り、しかるにこれらの硬化剤は有毒性であって使用環境
などの汚染がみられる。そこで、アミン系の硬化剤を使
用せずに、水やアルコール系の硬化剤の使用が望まれる
が、水やアルコールを含め、これらの硬化剤により水膨
潤性物質を先に硬化させたものをゴム成分に分散配合さ
せた場合、ゴムとの相溶性が低いため分散が悪く、加硫
成形品の機械的強度が低いという問題がみられるように
なる。
質としてウレタン系物質を使用することが提案されてい
るが(特開昭57−23618号公報)、この場合には
硬化剤としてMOCA(4,4´−ジアミノ−3,3´
−ジクロロジフェニルメタン)などが通常使用されてお
り、しかるにこれらの硬化剤は有毒性であって使用環境
などの汚染がみられる。そこで、アミン系の硬化剤を使
用せずに、水やアルコール系の硬化剤の使用が望まれる
が、水やアルコールを含め、これらの硬化剤により水膨
潤性物質を先に硬化させたものをゴム成分に分散配合さ
せた場合、ゴムとの相溶性が低いため分散が悪く、加硫
成形品の機械的強度が低いという問題がみられるように
なる。
【0004】特公昭62−44032号公報には、天然
ゴムにポリエーテルポリオール、ポリイソシアネートお
よび硬化剤の反応物たる膨潤性ウレタン物質を添加した
コーキング材組成物が記載されており、この提案に基づ
いて合成ゴムにポリアルキレンオキサイドジイソシアネ
ート付加物を添加して水膨潤性ゴム組成物を調製した場
合にも、加硫成形品の機械的強度の低下を免れることは
できない。
ゴムにポリエーテルポリオール、ポリイソシアネートお
よび硬化剤の反応物たる膨潤性ウレタン物質を添加した
コーキング材組成物が記載されており、この提案に基づ
いて合成ゴムにポリアルキレンオキサイドジイソシアネ
ート付加物を添加して水膨潤性ゴム組成物を調製した場
合にも、加硫成形品の機械的強度の低下を免れることは
できない。
【0005】また、このように天然ゴムや合成ゴム(イ
ソプレンゴム、スチレンブタジエンゴムなど)を用いた
場合には、くり返し吸水による性能の低下は少ないもの
の、耐候性や耐油性に劣る材料を形成させるばかりでは
なく、一定以上、例えば50kgf/cm2以上の引張
強さを必要とする場合にあっては、それの吸水による体
積変化率が約100%程度にすぎないという問題がみら
れる。
ソプレンゴム、スチレンブタジエンゴムなど)を用いた
場合には、くり返し吸水による性能の低下は少ないもの
の、耐候性や耐油性に劣る材料を形成させるばかりでは
なく、一定以上、例えば50kgf/cm2以上の引張
強さを必要とする場合にあっては、それの吸水による体
積変化率が約100%程度にすぎないという問題がみら
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐候
性や耐油性にすぐれているばかりではなく、一定以上の
引張強さを必要とする場合にあっても、大きな吸水倍率
の加硫物を与える水膨潤性ゴム組成物の製造法を提供す
ることにある。
性や耐油性にすぐれているばかりではなく、一定以上の
引張強さを必要とする場合にあっても、大きな吸水倍率
の加硫物を与える水膨潤性ゴム組成物の製造法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
アリルグリシジルエーテルを架橋点として共重合させた
ポリアルキレンオキサイドのゴム配合物およびポリアル
キレンオキサイドジイソシアネート付加物を混練装置で
十分混合した後、そこに水を添加して該ジイソシアネー
ト付加物と反応させ、水膨潤性ゴム組成物を製造するこ
とによって達成される。
アリルグリシジルエーテルを架橋点として共重合させた
ポリアルキレンオキサイドのゴム配合物およびポリアル
キレンオキサイドジイソシアネート付加物を混練装置で
十分混合した後、そこに水を添加して該ジイソシアネー
ト付加物と反応させ、水膨潤性ゴム組成物を製造するこ
とによって達成される。
【0008】アリルグリシジルエーテルを架橋点として
共重合させたポリアルキレンオキサイドは、エチレンオ
キサイド(EO)を0〜50モル%、好ましくは20〜
40モル%、プロピレンオキサイド(PO)を45〜9
5モル%、好ましくは60〜80モル%、アリルグリシ
ジルエーテル(AGE)を0.1〜10モル%、好まし
くは1〜5モル%、臭素化プロピレンオキサイド(Br
・PO)を0〜10モル%、好ましくは1〜5モル%共
重合させたゴム状共重合体であって、実際の使用に際し
ては市販品をそのまま使用することができる。
共重合させたポリアルキレンオキサイドは、エチレンオ
キサイド(EO)を0〜50モル%、好ましくは20〜
40モル%、プロピレンオキサイド(PO)を45〜9
5モル%、好ましくは60〜80モル%、アリルグリシ
ジルエーテル(AGE)を0.1〜10モル%、好まし
くは1〜5モル%、臭素化プロピレンオキサイド(Br
・PO)を0〜10モル%、好ましくは1〜5モル%共
重合させたゴム状共重合体であって、実際の使用に際し
ては市販品をそのまま使用することができる。
【0009】ポリアルキレンオキサイドジイソシアネー
ト付加物としては、エチレングリコール、プロピレング
リコール、グリセリンなどのポリオールの存在下または
不存在下にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド
などのアルキレンオキサイドを単独重合または共重合さ
せて得られた重合体であって、その両末端ジオール基に
トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシ
アネート、m−キシレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネートなどのジイソシアネートなどを、
一般に−NCO/−OH当量比1で付加反応させること
により得られる。これらの付加物は、約1000〜10
000センチポイズ、好ましくは約3000〜7000
センチポイズ程度の粘度(25℃)を有するものが用い
られる。
ト付加物としては、エチレングリコール、プロピレング
リコール、グリセリンなどのポリオールの存在下または
不存在下にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド
などのアルキレンオキサイドを単独重合または共重合さ
せて得られた重合体であって、その両末端ジオール基に
トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシ
アネート、m−キシレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネートなどのジイソシアネートなどを、
一般に−NCO/−OH当量比1で付加反応させること
により得られる。これらの付加物は、約1000〜10
000センチポイズ、好ましくは約3000〜7000
センチポイズ程度の粘度(25℃)を有するものが用い
られる。
【0010】これらのジイソシアネート付加物は、無水
けい酸系ホワイトカーボンなどとプレミックスし、取扱
性を改善した上で用いることが好ましい。無水けい酸系
ホワイトカーボンとしては、無水けい酸またはその表面
をシランカップリング剤などで処理したものなどが用い
られる。
けい酸系ホワイトカーボンなどとプレミックスし、取扱
性を改善した上で用いることが好ましい。無水けい酸系
ホワイトカーボンとしては、無水けい酸またはその表面
をシランカップリング剤などで処理したものなどが用い
られる。
【0011】これらのポリアルキレンオキサイドジイソ
シアネート付加物と無水けい酸系ホワイトカーボンとは
、ゴム配合物との混合に先立ち、ニーダなどの撹拌装置
またはヘンシェルミキサなどの密閉混合装置でプレミッ
クスされる。このプレミックス物は、ポリアルキレンオ
キサイドジイソシアネート付加物が液状であり、ゴム配
合物に対して相溶し難く、また取扱いし難いという欠点
を補うことができる。
シアネート付加物と無水けい酸系ホワイトカーボンとは
、ゴム配合物との混合に先立ち、ニーダなどの撹拌装置
またはヘンシェルミキサなどの密閉混合装置でプレミッ
クスされる。このプレミックス物は、ポリアルキレンオ
キサイドジイソシアネート付加物が液状であり、ゴム配
合物に対して相溶し難く、また取扱いし難いという欠点
を補うことができる。
【0012】これらの各成分は、一般にはゴム配合物1
00重量部当り、前者が約10〜250重量部、好まし
くは約50〜200重量部の割合で、また後者が約2〜
200重量部、好ましくは約10〜100重量部の割合
であって、かつ両者の合計が約60〜300重量部とな
る割合で用いられる。
00重量部当り、前者が約10〜250重量部、好まし
くは約50〜200重量部の割合で、また後者が約2〜
200重量部、好ましくは約10〜100重量部の割合
であって、かつ両者の合計が約60〜300重量部とな
る割合で用いられる。
【0013】プレミックスされたこれら両成分混合物に
は、ニーダなどで練り、十分に可塑化されたゴム配合物
が添加され、十分に混合する。ゴム配合物は、カーボン
ブラックの他、シリカ、クレー、タルクなどの充填剤、
酸化亜鉛、ステアリン酸などの助剤、老化防止剤、安定
剤、可塑剤などの必要な配合剤を配合した配合物であり
、ただし加硫剤や加硫促進剤は水膨潤性ゴム組成物の製
造時に加硫反応を起さないように、組成物の製造後に添
加することが望ましい。
は、ニーダなどで練り、十分に可塑化されたゴム配合物
が添加され、十分に混合する。ゴム配合物は、カーボン
ブラックの他、シリカ、クレー、タルクなどの充填剤、
酸化亜鉛、ステアリン酸などの助剤、老化防止剤、安定
剤、可塑剤などの必要な配合剤を配合した配合物であり
、ただし加硫剤や加硫促進剤は水膨潤性ゴム組成物の製
造時に加硫反応を起さないように、組成物の製造後に添
加することが望ましい。
【0014】この混合物は、そのまま撹拌しながら、概
ね約50℃以下、一般には室温付近の温度に冷却した後
、ゴム配合物100重量部当り約5〜200重量部、好
ましくは約10〜100重量部の水を徐々に添加すると
、分散されている付加物のイソシアネート基と水とが反
応して、次第に高粘度化してくるので、ゴム生地として
取り出せる状態になったならば、ニーダなどの密閉式混
合機より取り出し、オープンロールなどで分出しする。
ね約50℃以下、一般には室温付近の温度に冷却した後
、ゴム配合物100重量部当り約5〜200重量部、好
ましくは約10〜100重量部の水を徐々に添加すると
、分散されている付加物のイソシアネート基と水とが反
応して、次第に高粘度化してくるので、ゴム生地として
取り出せる状態になったならば、ニーダなどの密閉式混
合機より取り出し、オープンロールなどで分出しする。
【0015】以上の反応物たる水膨潤性ゴム組成物は、
そこに加硫剤(イオウ系、有機過酸化物系)および必要
に応じて加硫促進剤を添加し、スチーム加硫法などによ
って加硫される。また、この組成物をシート状に分出し
した後、オーブンなどに入れて約60〜80℃の温度で
約12〜24時間加熱乾燥して、反応に関与しない余分
な水分を完全に除去し、そこに加硫剤および加硫促進剤
を添加して、オーブン加硫法、プレス加硫法などにより
加硫することもできる。
そこに加硫剤(イオウ系、有機過酸化物系)および必要
に応じて加硫促進剤を添加し、スチーム加硫法などによ
って加硫される。また、この組成物をシート状に分出し
した後、オーブンなどに入れて約60〜80℃の温度で
約12〜24時間加熱乾燥して、反応に関与しない余分
な水分を完全に除去し、そこに加硫剤および加硫促進剤
を添加して、オーブン加硫法、プレス加硫法などにより
加硫することもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明方法により、耐候性、耐油性にす
ぐれ、しかも一定以上、例えば50kgf/cm2以上
の引張強さが要求される場合にあっても、水膨潤率(吸
水倍率)の大きい加硫物が得られる。引張強さと水膨潤
率との関係は、ほぼ反比例の関係にあり、引張強さの低
いものは止水材などの用途に用いられるが、本発明に係
るものは従来のものと比べ、水膨潤率100%以上では
同じ水膨潤率で2倍以上の引張強さを示している。また
、くり返し吸水を行っても、吸水率が殆んど低下しない
という安定した吸水性能をも示している。更に、押出加
工性も良好である。
ぐれ、しかも一定以上、例えば50kgf/cm2以上
の引張強さが要求される場合にあっても、水膨潤率(吸
水倍率)の大きい加硫物が得られる。引張強さと水膨潤
率との関係は、ほぼ反比例の関係にあり、引張強さの低
いものは止水材などの用途に用いられるが、本発明に係
るものは従来のものと比べ、水膨潤率100%以上では
同じ水膨潤率で2倍以上の引張強さを示している。また
、くり返し吸水を行っても、吸水率が殆んど低下しない
という安定した吸水性能をも示している。更に、押出加
工性も良好である。
【0017】
【実施例】次に、実施例について本発明を説明する。
【0018】比較例1
EO−PO−AGE共重合ゴム
100重量部(ダイソー製品EPO
−R;EO 28モル%)HAFカーボンブラック
20酸化亜鉛
5ステアリン酸
1以上の配合
物を密閉式混練機で混練し、排出したものに、 テトラメチルチウラムジスルフィド
1.5重量部 N−シク
ロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド
1.5 イオウ
1 を加え、オープンロールでよく混練した後、シート状と
して取り出した。
100重量部(ダイソー製品EPO
−R;EO 28モル%)HAFカーボンブラック
20酸化亜鉛
5ステアリン酸
1以上の配合
物を密閉式混練機で混練し、排出したものに、 テトラメチルチウラムジスルフィド
1.5重量部 N−シク
ロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド
1.5 イオウ
1 を加え、オープンロールでよく混練した後、シート状と
して取り出した。
【0019】このゴム組成物について、180℃、6分
間のプレス加硫を行ない、その加硫物について、常態物
性(5mm厚のダンベルについて測定)、水膨潤率(2
5×25×5mmのサンプルを25℃の水道水に70時
間浸漬)、耐オゾン性(20%伸長状態で濃度50pp
hmのオゾン中に40℃で70時間放置)、耐油性(1
00℃のJIS No.3油中に70時間浸漬後の体積
変化率)および押出性(未加硫生地を丸棒状に押出し)
をそれぞれ測定した。得られた結果は、後記表1に示さ
れる。
間のプレス加硫を行ない、その加硫物について、常態物
性(5mm厚のダンベルについて測定)、水膨潤率(2
5×25×5mmのサンプルを25℃の水道水に70時
間浸漬)、耐オゾン性(20%伸長状態で濃度50pp
hmのオゾン中に40℃で70時間放置)、耐油性(1
00℃のJIS No.3油中に70時間浸漬後の体積
変化率)および押出性(未加硫生地を丸棒状に押出し)
をそれぞれ測定した。得られた結果は、後記表1に示さ
れる。
【0020】実施例1
比較例1の密閉式混練機で混練された配合物に、EO−
PO共重合体の両末端基にトリレンジイソシアネートを
結合させたポリアルキレンオキサイドジイソシアネート
付加物(粘度3000cps)80重量部および表面処
理無水けい酸(日本エアロジル製品R972;煙霧質シ
リカの表面水酸基の一部または全部をジメチルジクロロ
シランと反応させたもの)40重量部のプレミックス物
を添加し、撹拌混合した。
PO共重合体の両末端基にトリレンジイソシアネートを
結合させたポリアルキレンオキサイドジイソシアネート
付加物(粘度3000cps)80重量部および表面処
理無水けい酸(日本エアロジル製品R972;煙霧質シ
リカの表面水酸基の一部または全部をジメチルジクロロ
シランと反応させたもの)40重量部のプレミックス物
を添加し、撹拌混合した。
【0021】そこに、水45重量部を徐々に添加して、
上記ポリアルキレンオキサイドジイソシアネート付加物
と密閉混合機内で数分間反応させてから、オープンロー
ルで厚さ約5mmのシートに分出しし、シート状のまま
60℃のオーブン中で24時間乾燥させ、未加硫ゴム中
の水分を完全に除去した。
上記ポリアルキレンオキサイドジイソシアネート付加物
と密閉混合機内で数分間反応させてから、オープンロー
ルで厚さ約5mmのシートに分出しし、シート状のまま
60℃のオーブン中で24時間乾燥させ、未加硫ゴム中
の水分を完全に除去した。
【0022】これに、比較例1と同様に2種類の加硫促
進剤および加硫剤を加え、オープンロールでよく混練し
た後、シート状として取り出した。
進剤および加硫剤を加え、オープンロールでよく混練し
た後、シート状として取り出した。
【0023】このゴム組成物について、180℃、6分
間のプレス加硫を行ない、その加硫物について、比較例
と同様の測定が行われた。得られた結果は、後記表1に
示される。
間のプレス加硫を行ない、その加硫物について、比較例
と同様の測定が行われた。得られた結果は、後記表1に
示される。
【0024】実施例2
実施例1において、ポリアルキレンオキサイドジイソシ
アネート付加物の使用量が220重量部に、また水の使
用量が120重量部にそれぞれ変更された。
アネート付加物の使用量が220重量部に、また水の使
用量が120重量部にそれぞれ変更された。
【0025】実施例3
実施例2において、HAFカーボンブラックの代わりに
25重量部のFEFカーボンブラックが、また加硫剤と
してのイオウの代わりに6重量部のジクミルパーオキサ
イドが用いられ、2種類の加硫促進剤は用いられなかっ
た。なお、プレス加硫は、180℃で2分間行われた。
25重量部のFEFカーボンブラックが、また加硫剤と
してのイオウの代わりに6重量部のジクミルパーオキサ
イドが用いられ、2種類の加硫促進剤は用いられなかっ
た。なお、プレス加硫は、180℃で2分間行われた。
【0026】実施例4
実施例1において、密閉式混練機で混練された配合物と
して、次の配合物が用いられ、 EO−PO−AGE−Br・PO共重合ゴム
100重量部(ダイソー製品EPO
−R;EO 28モル%)HAFカーボンブラック
20酸化マグ
ネシウム
3ステアリン酸
1ジブチルカルビノー
ルアジペート 10また加硫促進剤
および加硫剤として、次のものが用いられた。 2−メルカプトイミダゾール
1.4重量部イオウ
0.2
なお、プレス加硫は、180℃で10分間行われた。
して、次の配合物が用いられ、 EO−PO−AGE−Br・PO共重合ゴム
100重量部(ダイソー製品EPO
−R;EO 28モル%)HAFカーボンブラック
20酸化マグ
ネシウム
3ステアリン酸
1ジブチルカルビノー
ルアジペート 10また加硫促進剤
および加硫剤として、次のものが用いられた。 2−メルカプトイミダゾール
1.4重量部イオウ
0.2
なお、プレス加硫は、180℃で10分間行われた。
【0027】比較例2
実施例1において、密閉式混練機で混練された配合物と
して、次の配合物が用いられ、 イソプレンゴム
100重量部(日本ゼオン製品IR22
00) FEFカーボンブラック
30炭酸カルシウム
30酸化亜鉛
5ステアリン酸
2プロセスオイル
5また2種類の加硫促進剤の使用量がいずれも1重
量部に変更された。なお、プレス加硫は、160℃で5
分間行われた。
して、次の配合物が用いられ、 イソプレンゴム
100重量部(日本ゼオン製品IR22
00) FEFカーボンブラック
30炭酸カルシウム
30酸化亜鉛
5ステアリン酸
2プロセスオイル
5また2種類の加硫促進剤の使用量がいずれも1重
量部に変更された。なお、プレス加硫は、160℃で5
分間行われた。
【0028】
表1 測定項目 比
−1 実−1 実−2 実−3 実−4 比
−2硬 さ (JIS−A) 47
48 49 61
45 54引張強さ(kgf/cm2)
209 75 17
80 70 89伸 び
(%) 930 1190
430 290 1150 670水
膨潤率 (%) +45 +1
40 +200 +135 +140
+70耐オゾン性 N.C
. N.C. N.C. N.C.
N.C. 切断耐 油 性 (%)
+73.1 +53.3 +38.7 +2
3.9 +38.1 +154.1押 出 性
良好 良好 良好
良好 良好 良好
表1 測定項目 比
−1 実−1 実−2 実−3 実−4 比
−2硬 さ (JIS−A) 47
48 49 61
45 54引張強さ(kgf/cm2)
209 75 17
80 70 89伸 び
(%) 930 1190
430 290 1150 670水
膨潤率 (%) +45 +1
40 +200 +135 +140
+70耐オゾン性 N.C
. N.C. N.C. N.C.
N.C. 切断耐 油 性 (%)
+73.1 +53.3 +38.7 +2
3.9 +38.1 +154.1押 出 性
良好 良好 良好
良好 良好 良好
【0029】また、実施例
1〜2について、25℃の水道水に96時間浸漬−40
℃のオーブン中で70時間乾燥というサイクルをくり返
したが、1〜5サイクル目のいずれにおいても、水膨潤
率は殆んど変化しなかった。
1〜2について、25℃の水道水に96時間浸漬−40
℃のオーブン中で70時間乾燥というサイクルをくり返
したが、1〜5サイクル目のいずれにおいても、水膨潤
率は殆んど変化しなかった。
【0030】実施例5
実施例1において、EO 28モル%を共重合させたE
O−PO−AGE共重合ゴムの代わりに、EO 48モ
ル%を共重合させたEO−PO−AGE共重合ゴム(ダ
イソー製品EPO)が用いられた。
O−PO−AGE共重合ゴムの代わりに、EO 48モ
ル%を共重合させたEO−PO−AGE共重合ゴム(ダ
イソー製品EPO)が用いられた。
【0031】実施例6
実施例5において、ポリアルキレンオキサイドジイソシ
アネート付加物の使用量を80重量部から220重量部
に変更した。
アネート付加物の使用量を80重量部から220重量部
に変更した。
【0032】実施例7
実施例1において、EO 28モル%を共重合させたE
O−PO−AGE共重合ゴムの代わりに、EO 68モ
ル%を共重合させたEO−PO−AGE共重合ゴム(ダ
イソー製品EPO)を用い、またポリアルキレンオキサ
イドジイソシアネート付加物の使用量を80重量部から
220重量部に変更した。
O−PO−AGE共重合ゴムの代わりに、EO 68モ
ル%を共重合させたEO−PO−AGE共重合ゴム(ダ
イソー製品EPO)を用い、またポリアルキレンオキサ
イドジイソシアネート付加物の使用量を80重量部から
220重量部に変更した。
【0033】以上の実施例5〜7の測定結果は、耐寒性
(−20℃での硬さ)と共に、次の表2に示される。な
お、常態物性測定用ダンベルおよび水膨潤率測定用サン
プルとしては、いずれも厚さが2mmのものが用いられ
た。
(−20℃での硬さ)と共に、次の表2に示される。な
お、常態物性測定用ダンベルおよび水膨潤率測定用サン
プルとしては、いずれも厚さが2mmのものが用いられ
た。
【0034】
【0035】また、実施例5〜7について、25℃の水
道水に70時間浸漬−60℃のオーブン中で24時間乾
燥というサイクルをくり返したが、1〜5サイクル目の
いずれにおいても、水膨潤率は殆んど変化しなかった。
道水に70時間浸漬−60℃のオーブン中で24時間乾
燥というサイクルをくり返したが、1〜5サイクル目の
いずれにおいても、水膨潤率は殆んど変化しなかった。
Claims (3)
- 【請求項1】 アリルグリシジルエーテルを架橋点と
して共重合させたポリアルキレンオキサイドのゴム配合
物およびポリアルキレンオキサイドジイソシアネート付
加物を混練装置で十分混合した後、そこに水を添加して
該ジイソシアネート付加物と反応させることを特徴とす
る水膨潤性ゴム組成物の製造法。 - 【請求項2】 アリルグリシジルエーテルおよび臭素
化プロピレンオキサイドを架橋点として共重合させたポ
リアルキレンオキサイドのゴム配合物およびポリアルキ
レンオキサイドジイソシアネート付加物を混練装置で十
分混合した後、そこに水を添加して該ジイソシアネート
付加物と反応させることを特徴とする水膨潤性ゴム組成
物の製造法。 - 【請求項3】 ポリアルキレンオキサイドジイソシア
ネート付加物が無水けい酸系ホワイトカーボンとのプレ
ミックス物として用いられる請求項1または2記載の水
膨潤性ゴム組成物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3164028A JP3003720B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 水膨潤性ゴム組成物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3164028A JP3003720B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 水膨潤性ゴム組成物の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04359915A true JPH04359915A (ja) | 1992-12-14 |
JP3003720B2 JP3003720B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=15785434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3164028A Expired - Fee Related JP3003720B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 水膨潤性ゴム組成物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3003720B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006134085A1 (en) * | 2005-06-14 | 2006-12-21 | Basf Aktiengesellschaft | Hydrogel-forming polymers with increased permeability and high absorption capacity |
EP1736508A1 (en) * | 2005-06-22 | 2006-12-27 | Basf Aktiengesellschaft | Hydrogel-forming polymers with increased permeability and high absorption capacity |
JP2008156626A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-07-10 | Sanyo Chem Ind Ltd | ポリアルキレンポリオールの製造方法 |
CN114045022A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-02-15 | 成都驿斯特新材料有限公司 | 一种可溶性橡胶及其制备方法 |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP3164028A patent/JP3003720B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006134085A1 (en) * | 2005-06-14 | 2006-12-21 | Basf Aktiengesellschaft | Hydrogel-forming polymers with increased permeability and high absorption capacity |
EP1736508A1 (en) * | 2005-06-22 | 2006-12-27 | Basf Aktiengesellschaft | Hydrogel-forming polymers with increased permeability and high absorption capacity |
JP2008156626A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-07-10 | Sanyo Chem Ind Ltd | ポリアルキレンポリオールの製造方法 |
CN114045022A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-02-15 | 成都驿斯特新材料有限公司 | 一种可溶性橡胶及其制备方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3003720B2 (ja) | 2000-01-31 |
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