JPH04356448A - メタクリル酸の2−アミノエチルエステル化合物の製造方法 - Google Patents
メタクリル酸の2−アミノエチルエステル化合物の製造方法Info
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- JPH04356448A JPH04356448A JP3231931A JP23193191A JPH04356448A JP H04356448 A JPH04356448 A JP H04356448A JP 3231931 A JP3231931 A JP 3231931A JP 23193191 A JP23193191 A JP 23193191A JP H04356448 A JPH04356448 A JP H04356448A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C219/00—Compounds containing amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
- C07C219/02—Compounds containing amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having esterified hydroxy groups and amino groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton
- C07C219/04—Compounds containing amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having esterified hydroxy groups and amino groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton the carbon skeleton being acyclic and saturated
- C07C219/08—Compounds containing amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having esterified hydroxy groups and amino groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton the carbon skeleton being acyclic and saturated having at least one of the hydroxy groups esterified by a carboxylic acid having the esterifying carboxyl group bound to an acyclic carbon atom of an acyclic unsaturated carbon skeleton
-
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メタクリル酸の2−ア
ミノエチルエステル化合物(2−Aminoethyl
Esters of Methacrylic Ac
id;以下、2−AEMAと略す) の製造方法に関す
るものである。本発明によって提供される2−AEMA
は、繊維、プラスチックス、塗料、インキ、紙などの改
質・加工剤および分散剤、凝集剤、沈澱剤、ろ水・歩留
り向上剤、紙力増強剤、サイズの定着剤、増粘剤、接着
剤、キレート樹脂、イオン交換樹脂、EOR樹脂、フォ
トレジスト材料、酵素担体、抗菌性樹脂などの原料とし
て有用な化合物である。
ミノエチルエステル化合物(2−Aminoethyl
Esters of Methacrylic Ac
id;以下、2−AEMAと略す) の製造方法に関す
るものである。本発明によって提供される2−AEMA
は、繊維、プラスチックス、塗料、インキ、紙などの改
質・加工剤および分散剤、凝集剤、沈澱剤、ろ水・歩留
り向上剤、紙力増強剤、サイズの定着剤、増粘剤、接着
剤、キレート樹脂、イオン交換樹脂、EOR樹脂、フォ
トレジスト材料、酵素担体、抗菌性樹脂などの原料とし
て有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】従来、2−AEMAの製造方法としては
、例えば米国特許第 3336358号に開示されてい
るように、飽和あるいは不飽和脂肪族炭化水素溶媒中で
メタクリル酸(Methacrylic Acid;以
下、MAと略す)とアジリジン化合物(Aziridi
ne 化合物; 以下、Azと略す)を反応させた後、
得られた2−AEMAに無機酸を加えて、2−AEMA
無機酸塩として単離する方法が知られている。
、例えば米国特許第 3336358号に開示されてい
るように、飽和あるいは不飽和脂肪族炭化水素溶媒中で
メタクリル酸(Methacrylic Acid;以
下、MAと略す)とアジリジン化合物(Aziridi
ne 化合物; 以下、Azと略す)を反応させた後、
得られた2−AEMAに無機酸を加えて、2−AEMA
無機酸塩として単離する方法が知られている。
【0003】また、上記の方法より目的物質の選択率の
向上を図った方法として、米国特許第 4500728
号に開示されているように、2−イソプロペニル−2−
オキサゾリン(以下、IPOと略す)を特定の酸の水溶
液中に加えることにより、2−AEMAを高純度で得る
方法が知られている。
向上を図った方法として、米国特許第 4500728
号に開示されているように、2−イソプロペニル−2−
オキサゾリン(以下、IPOと略す)を特定の酸の水溶
液中に加えることにより、2−AEMAを高純度で得る
方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記米国特
許第 3336358号に開示されている方法では、目
的とする2−AEMAの選択率が低く、副生成物が多い
という欠点を有し、また、無機酸を加える際、上記の2
−AEMAが2重結合を有するため、一部の2−AEM
Aがポリマー化するという問題点も有している。
許第 3336358号に開示されている方法では、目
的とする2−AEMAの選択率が低く、副生成物が多い
という欠点を有し、また、無機酸を加える際、上記の2
−AEMAが2重結合を有するため、一部の2−AEM
Aがポリマー化するという問題点も有している。
【0005】一方、米国特許第 4500728号に開
示されている方法では、原料であるIPOを合成して得
るのに多段の工程が必要であり、原料であるIPO合成
における初発原料からの2−AEMAの収率を考えると
、その合成工程が多段からなることから、その収率は極
めて低いものとなっている。したがって、その製造コス
トも高くなっている。
示されている方法では、原料であるIPOを合成して得
るのに多段の工程が必要であり、原料であるIPO合成
における初発原料からの2−AEMAの収率を考えると
、その合成工程が多段からなることから、その収率は極
めて低いものとなっている。したがって、その製造コス
トも高くなっている。
【0006】そこで、本発明の目的は2−AEMAを高
純度で得ることができ、かつ、その製造コストのより低
減された製造方法を提供することにある。
純度で得ることができ、かつ、その製造コストのより低
減された製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、MAとAzを反応させて2−AEMA
を合成する反応条件について鋭意検討した結果、2−A
EMAが高収率および低コストで得られることを見いだ
し、本発明を完成するに至った。
を解決するため、MAとAzを反応させて2−AEMA
を合成する反応条件について鋭意検討した結果、2−A
EMAが高収率および低コストで得られることを見いだ
し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明に係る2−AEMAの製
造方法は、MAとAzを反応させる反応溶媒として水ま
たは水性溶媒を用いることを特徴としている。
造方法は、MAとAzを反応させる反応溶媒として水ま
たは水性溶媒を用いることを特徴としている。
【0009】なお、本発明において、上記の2−AEM
Aには、MA1分子と1分子のAzが結合した2−アミ
ノエチルエステルの他に、この2−アミノエチルエステ
ルのアミノ基にさらにAzが逐次的に結合した、つまり
MA1分子に対して複数分子のAzが結合しているエス
テル化合物も含まれる。そのようなエステル化合物も前
述した産業上の利用分野における用途において、同様に
有用な化合物として利用される。
Aには、MA1分子と1分子のAzが結合した2−アミ
ノエチルエステルの他に、この2−アミノエチルエステ
ルのアミノ基にさらにAzが逐次的に結合した、つまり
MA1分子に対して複数分子のAzが結合しているエス
テル化合物も含まれる。そのようなエステル化合物も前
述した産業上の利用分野における用途において、同様に
有用な化合物として利用される。
【0010】Azとしては、特に限定されるものではな
いが、エチレンイミン、プロピレンイミン、ヒドロキシ
エチルエチレンイミン、シアノエチルエチレンイミンお
よびアミノエチルエチレンイミンが好ましい。
いが、エチレンイミン、プロピレンイミン、ヒドロキシ
エチルエチレンイミン、シアノエチルエチレンイミンお
よびアミノエチルエチレンイミンが好ましい。
【0011】反応溶媒としては、水あるいは水性溶媒、
好ましくは水である。水性溶媒とは、水と任意の割合で
混ざり合う溶媒と水との混合物であり、その溶媒の例と
しては、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール、アセトニトリル、アセトン、ジメチルスルホキシ
ド、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、テトラヒドロ
フランなどが挙げられる。
好ましくは水である。水性溶媒とは、水と任意の割合で
混ざり合う溶媒と水との混合物であり、その溶媒の例と
しては、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール、アセトニトリル、アセトン、ジメチルスルホキシ
ド、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、テトラヒドロ
フランなどが挙げられる。
【0012】反応系中の水の割合は5重量%以上、90
重量%以下であることが好ましい。上記の水の割合とは
、反応系中に加えられる原料としてのMA、Azおよび
反応溶媒としての水あるいは水性溶媒の仕込み量の総重
量に対する用いた水の重量%を示す。
重量%以下であることが好ましい。上記の水の割合とは
、反応系中に加えられる原料としてのMA、Azおよび
反応溶媒としての水あるいは水性溶媒の仕込み量の総重
量に対する用いた水の重量%を示す。
【0013】水の割合が5重量%未満の場合には、反応
系中における溶媒として、MA自身もしくは前記の水と
任意の割合で混ざり合う溶媒が主になる。このことから
、イオン化が抑制され、2−AEMAがMAと安定な塩
を形成し難くなる。この結果、得られる2−AEMAの
選択率が低下するため好ましくない。一方、90重量%
を越えると、原料の希釈率が大きく反応速度が減少する
ため生産効率が低下し好ましくない。
系中における溶媒として、MA自身もしくは前記の水と
任意の割合で混ざり合う溶媒が主になる。このことから
、イオン化が抑制され、2−AEMAがMAと安定な塩
を形成し難くなる。この結果、得られる2−AEMAの
選択率が低下するため好ましくない。一方、90重量%
を越えると、原料の希釈率が大きく反応速度が減少する
ため生産効率が低下し好ましくない。
【0014】なお、ここでいう選択率とは、仕込んだA
zのモル量FA、得られた2−AEMA中のAz単位の
モル量PA とすると、PA /FA ×100 で表
される。
zのモル量FA、得られた2−AEMA中のAz単位の
モル量PA とすると、PA /FA ×100 で表
される。
【0015】反応系中のMAの仕込みモル量をFM と
すると、上記FA との仕込みモル量比FM /FA
が1/2〜20/1、より好ましくは2/1〜10/1
である。それは、反応系中では、生成した2−AEMA
のアミノ基とMAとが塩を形成しており、仕込みモル量
比FM /FA が1/2より小さい場合は、反応系中
における原料としての遊離MAの減少が顕著になり、生
成する2−AEMAの量が低下するため、選択率が低く
なる。
すると、上記FA との仕込みモル量比FM /FA
が1/2〜20/1、より好ましくは2/1〜10/1
である。それは、反応系中では、生成した2−AEMA
のアミノ基とMAとが塩を形成しており、仕込みモル量
比FM /FA が1/2より小さい場合は、反応系中
における原料としての遊離MAの減少が顕著になり、生
成する2−AEMAの量が低下するため、選択率が低く
なる。
【0016】一方、20/1より大きい場合は反応終了
時における未反応のMAが多く、精製時でのMAの除去
に手間取り生産効率が低下する。
時における未反応のMAが多く、精製時でのMAの除去
に手間取り生産効率が低下する。
【0017】また、MAとAzとを反応させる具体的方
法としては、特に限定されるものではないが、反応系中
の酸/アミンのモル比が1.5未満とならないようにす
ることが望ましい。それは、反応系中において反応を進
行させるには、常に遊離のMAが存在する必要があるが
、反応系中にアミンのような塩基性物質が存在するとイ
オン結合して、MAの塩が形成され、その塩は目的物質
の生成反応に寄与しなくなり、反応の進行を遅くするこ
とが理由となっている。
法としては、特に限定されるものではないが、反応系中
の酸/アミンのモル比が1.5未満とならないようにす
ることが望ましい。それは、反応系中において反応を進
行させるには、常に遊離のMAが存在する必要があるが
、反応系中にアミンのような塩基性物質が存在するとイ
オン結合して、MAの塩が形成され、その塩は目的物質
の生成反応に寄与しなくなり、反応の進行を遅くするこ
とが理由となっている。
【0018】そこで、反応を速やかに進行させるには、
次に述べる2方法がある。第1の方法としては、反応系
中のMAが、例えば反応系中のアミン全てと塩を形成し
たとしても、反応系中に遊離MAが存在するようにMA
をアミンに対して過剰に存在させる、つまり、反応系中
のMA/アミンのモル比を1.5以上に保ちながら反応
を進行させる方法。
次に述べる2方法がある。第1の方法としては、反応系
中のMAが、例えば反応系中のアミン全てと塩を形成し
たとしても、反応系中に遊離MAが存在するようにMA
をアミンに対して過剰に存在させる、つまり、反応系中
のMA/アミンのモル比を1.5以上に保ちながら反応
を進行させる方法。
【0019】第2の方法としては、無機酸、例えば硝酸
を加えることにより、MAのアミンとの塩におけるMA
と硝酸とを置換させて硝酸塩を形成させながら、遊離M
Aを生成させて反応を進行させる、すなわち、遊離のM
Aの当量AおよびAzの塩基としての当量Bの当量比A
/Bを1.5以上に保って反応を行う方法(特にMA/
アミンの仕込み時のモル比が1.5未満のとき有効な方
法)。
を加えることにより、MAのアミンとの塩におけるMA
と硝酸とを置換させて硝酸塩を形成させながら、遊離M
Aを生成させて反応を進行させる、すなわち、遊離のM
Aの当量AおよびAzの塩基としての当量Bの当量比A
/Bを1.5以上に保って反応を行う方法(特にMA/
アミンの仕込み時のモル比が1.5未満のとき有効な方
法)。
【0020】好ましい反応例としては、重合防止剤、例
えばハイドロキノン等の存在下、MAの水性溶媒中にA
zを滴下しながら加える、あるいは水性溶媒中にMAと
Azとを共に加えながら反応を行う等が挙げられる。
えばハイドロキノン等の存在下、MAの水性溶媒中にA
zを滴下しながら加える、あるいは水性溶媒中にMAと
Azとを共に加えながら反応を行う等が挙げられる。
【0021】また、反応系中におけるMAとAzとを合
わせた濃度は10〜95重量%の範囲内であることが好
ましい。 10重量%未満では希釈され過ぎて生産効率が低くなり
、95重量%を越えると、ほぼMA中にAzを溶解して
反応を進行させることになり、イオン化が抑制され、2
−AEMAがMAと安定な塩を形成し難くなることから
、選択率が低下して好ましくない。
わせた濃度は10〜95重量%の範囲内であることが好
ましい。 10重量%未満では希釈され過ぎて生産効率が低くなり
、95重量%を越えると、ほぼMA中にAzを溶解して
反応を進行させることになり、イオン化が抑制され、2
−AEMAがMAと安定な塩を形成し難くなることから
、選択率が低下して好ましくない。
【0022】反応温度としては、好ましくは10〜 1
00℃、より好ましくは20〜80℃である。
00℃、より好ましくは20〜80℃である。
【0023】10℃未満では反応速度は遅く、生産効率
が低下して好ましくない。一方、 100℃を越えると
副反応、例えば化1で示すように、2−AEMAがアミ
ド体へ異性化する反応等が促進され、選択率が低下して
好ましくない。
が低下して好ましくない。一方、 100℃を越えると
副反応、例えば化1で示すように、2−AEMAがアミ
ド体へ異性化する反応等が促進され、選択率が低下して
好ましくない。
【0024】
【化1】
【0025】反応系の圧力については特に制限はないが
、低沸点の溶媒を含む水性溶媒を用いる場合、加圧下に
て反応を行ってもよい。
、低沸点の溶媒を含む水性溶媒を用いる場合、加圧下に
て反応を行ってもよい。
【0026】また、得られた2−AEMAは未反応のM
Aを除いて無機酸塩溶液としても使用される。その際に
は、MAとAzとを水性溶媒中において反応させた後、
無機酸、例えば塩酸を加え、水と混ざらない溶媒、例え
ばベンゼン、トルエン、クロロホルム等を用いて未反応
のMAを抽出分離し、2−AEMAの無機酸塩溶液を得
ることができる。
Aを除いて無機酸塩溶液としても使用される。その際に
は、MAとAzとを水性溶媒中において反応させた後、
無機酸、例えば塩酸を加え、水と混ざらない溶媒、例え
ばベンゼン、トルエン、クロロホルム等を用いて未反応
のMAを抽出分離し、2−AEMAの無機酸塩溶液を得
ることができる。
【0027】
【作用】上記の方法によれば、反応溶媒として誘電率の
高い水あるいは水性溶媒を用いていることにより、反応
系中においてイオン化し易い条件下において反応が進行
されることにより、選択率の向上が図られていると考え
られる。さらに、生成した2−AEMAがメタクリル酸
塩あるいは無機酸塩として安定化され選択率の向上が図
られるものと考えられる。
高い水あるいは水性溶媒を用いていることにより、反応
系中においてイオン化し易い条件下において反応が進行
されることにより、選択率の向上が図られていると考え
られる。さらに、生成した2−AEMAがメタクリル酸
塩あるいは無機酸塩として安定化され選択率の向上が図
られるものと考えられる。
【0028】以下実施例および比較例によりさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらにより限定されるもの
ではない。
的に説明するが、本発明はこれらにより限定されるもの
ではない。
【0029】
〔実施例1〕反応容器にMAを344g、脱イオン水を
387g、および重合防止剤としてハイドロキノンを
3.44g仕込み混合し、50℃まで加熱した。この後
、その温度を保ちながら混合物中にAzとしてエチレン
イミン(Ethyleneimine; 以下、EIと
略す)43gを約1時間かけて滴下して加えて反応させ
、さらに、その反応系を50℃に保ちながら4時間熟成
させ、2−AEMAを得た。この反応溶液を液体クロマ
トグラフィーにより分析した結果、加えたAzとしての
EIに対する選択率は94.8%であった。また、反応
条件および結果を表1にも記載した。
387g、および重合防止剤としてハイドロキノンを
3.44g仕込み混合し、50℃まで加熱した。この後
、その温度を保ちながら混合物中にAzとしてエチレン
イミン(Ethyleneimine; 以下、EIと
略す)43gを約1時間かけて滴下して加えて反応させ
、さらに、その反応系を50℃に保ちながら4時間熟成
させ、2−AEMAを得た。この反応溶液を液体クロマ
トグラフィーにより分析した結果、加えたAzとしての
EIに対する選択率は94.8%であった。また、反応
条件および結果を表1にも記載した。
【0030】続いて、その反応溶液に35%塩酸水溶液
を103g加え、トルエンを用いて未反応のMAを液々
抽出して除く。この後、その水層を濃縮して2−AEM
A塩酸塩を60重量%含む水溶液253gを得た。
を103g加え、トルエンを用いて未反応のMAを液々
抽出して除く。この後、その水層を濃縮して2−AEM
A塩酸塩を60重量%含む水溶液253gを得た。
【0031】〔実施例2〕実施例1における原料として
のEIに代えて、Azとしてアミノエチルエチレンイミ
ンを用いた他は実施例1と同様に調製、分析を行った。 反応条件および得られた結果を表1に合わせて記載した
。この結果から明らかなように実施例1と同様に高い選
択率が得られた。
のEIに代えて、Azとしてアミノエチルエチレンイミ
ンを用いた他は実施例1と同様に調製、分析を行った。 反応条件および得られた結果を表1に合わせて記載した
。この結果から明らかなように実施例1と同様に高い選
択率が得られた。
【0032】〔実施例3〕実施例1における反応溶媒と
しての水に代えて、水・イソプロピルアルコール混液(
50/50,wt/wt)を用いた他は実施例1と同様
に調製、分析を行った。反応条件および得られた結果を
表1に合わせて記載した。この結果から明らかなように
実施例1と同様に高い選択率が得られた。
しての水に代えて、水・イソプロピルアルコール混液(
50/50,wt/wt)を用いた他は実施例1と同様
に調製、分析を行った。反応条件および得られた結果を
表1に合わせて記載した。この結果から明らかなように
実施例1と同様に高い選択率が得られた。
【0033】〔実施例4〕実施例1における原料として
用いたMAおよびEIの配合比(4/1、モル比)に代
えて、それらの配合モル比を1.6/1となるように調
製した他は実施例1と同様に調製、分析を行なった。反
応条件および得られた結果を表1に合わせて記載した。 この結果から明らかなように実施例1と同様に高い選択
率が得られた。
用いたMAおよびEIの配合比(4/1、モル比)に代
えて、それらの配合モル比を1.6/1となるように調
製した他は実施例1と同様に調製、分析を行なった。反
応条件および得られた結果を表1に合わせて記載した。 この結果から明らかなように実施例1と同様に高い選択
率が得られた。
【0034】〔実施例5〕実施例1における原料として
用いたMAおよびEIの配合比(4/1、モル比) に
代えて、それらの配合モル比を1/1となるように調製
した他は実施例1と同様に調製、分析を行った。反応条
件および得られた結果を表1に合わせて記載した。この
結果から明らかなように実施例1よりは低い選択率が得
られたが、従来より高い選択率が得られた。その選択率
の低下の理由としては、未反応のMAが生成した2−A
EMAのアミノ基と塩を形成して安定化し、遊離MAが
なくなったことによるものと考えられた。
用いたMAおよびEIの配合比(4/1、モル比) に
代えて、それらの配合モル比を1/1となるように調製
した他は実施例1と同様に調製、分析を行った。反応条
件および得られた結果を表1に合わせて記載した。この
結果から明らかなように実施例1よりは低い選択率が得
られたが、従来より高い選択率が得られた。その選択率
の低下の理由としては、未反応のMAが生成した2−A
EMAのアミノ基と塩を形成して安定化し、遊離MAが
なくなったことによるものと考えられた。
【0035】〔実施例6〕実施例1における原料の配合
比(4/1、モル比) に代えて、それらの配合モル比
を2/1となるように調製した他は実施例1と同様に調
製、分析を行った。反応条件および得られた結果を表1
に合わせて記載した。この結果から明らかなように実施
例1と同様に高い選択率が得られた。
比(4/1、モル比) に代えて、それらの配合モル比
を2/1となるように調製した他は実施例1と同様に調
製、分析を行った。反応条件および得られた結果を表1
に合わせて記載した。この結果から明らかなように実施
例1と同様に高い選択率が得られた。
【0036】〔実施例7〕実施例1における原料の配合
比(4/1、モル比) に代えて、それらの配合モル比
を8/1とすると共に、実施例1における反応系の総重
量に対するMAおよびAzの合計仕込み重量の割合を5
0重量%から89重量%となるように、反応溶媒である
水で調節して調製した他は実施例1と同様に調製、分析
を行った。反応条件および得られた結果を表1に合わせ
て記載した。この結果から明らかなように、MAおよび
Azの合計仕込み重量の割合が89重量%、すなわち反
応系中における水の割合が11重量%においても実施例
1と同様に高い選択率が得られた。
比(4/1、モル比) に代えて、それらの配合モル比
を8/1とすると共に、実施例1における反応系の総重
量に対するMAおよびAzの合計仕込み重量の割合を5
0重量%から89重量%となるように、反応溶媒である
水で調節して調製した他は実施例1と同様に調製、分析
を行った。反応条件および得られた結果を表1に合わせ
て記載した。この結果から明らかなように、MAおよび
Azの合計仕込み重量の割合が89重量%、すなわち反
応系中における水の割合が11重量%においても実施例
1と同様に高い選択率が得られた。
【0037】〔実施例8〕実施例7における反応温度を
50℃を30℃とし、反応速度が低下するため、30℃
での熟成時間を24時間として調製し、MAおよびAz
の合計仕込み重量の割合を50重量%となるように反応
溶媒である水で調節して調製した他は実施例7と同様に
調製、分析を行った。反応条件および得られた結果を表
1に合わせて記載した。この結果から明らかなように、
実施例1における反応時間よりは長くなるが、ほぼ室温
に近い30℃という特に加熱しなくとも得られる反応温
度においても、実施例1と同様に高い選択率が得られた
。
50℃を30℃とし、反応速度が低下するため、30℃
での熟成時間を24時間として調製し、MAおよびAz
の合計仕込み重量の割合を50重量%となるように反応
溶媒である水で調節して調製した他は実施例7と同様に
調製、分析を行った。反応条件および得られた結果を表
1に合わせて記載した。この結果から明らかなように、
実施例1における反応時間よりは長くなるが、ほぼ室温
に近い30℃という特に加熱しなくとも得られる反応温
度においても、実施例1と同様に高い選択率が得られた
。
【0038】〔実施例9〕実施例8における反応温度3
0℃に代えて、反応温度60℃として調製した他は実施
例8と同様に調製、分析を行った。反応条件および得ら
れた結果を表1に合わせて記載した。この結果から明ら
かなように実施例1と同様に高い選択率が得られた。
0℃に代えて、反応温度60℃として調製した他は実施
例8と同様に調製、分析を行った。反応条件および得ら
れた結果を表1に合わせて記載した。この結果から明ら
かなように実施例1と同様に高い選択率が得られた。
【0039】〔実施例10〕実施例1における原料とし
てのEIに代えて、Azとしてヒドロキシエチルエチレ
ンイミンを用いると共に、実施例1における原料の配合
比(4/1、モル比) に代えて、原料としてのMAお
よびAzであるヒドロキシエチルエチレンイミンの配合
モル比を2.5/1とし、さらに反応溶媒としての水の
割合を30重量%とした他は実施例1と同様に調製、分
析を行った。反応条件および得られた結果を表1に合わ
せて記載した。この結果から明らかなように、ヒドロキ
シエチルエチレンイミンを用いても実施例1と同様に高
い選択率が得られた。
てのEIに代えて、Azとしてヒドロキシエチルエチレ
ンイミンを用いると共に、実施例1における原料の配合
比(4/1、モル比) に代えて、原料としてのMAお
よびAzであるヒドロキシエチルエチレンイミンの配合
モル比を2.5/1とし、さらに反応溶媒としての水の
割合を30重量%とした他は実施例1と同様に調製、分
析を行った。反応条件および得られた結果を表1に合わ
せて記載した。この結果から明らかなように、ヒドロキ
シエチルエチレンイミンを用いても実施例1と同様に高
い選択率が得られた。
【0040】〔実施例11〕実施例1における原料とし
てのEIに代えて、Azとしてアミノエチルエチレンイ
ミンおよびEIの混合物(9/1、wt/wt)を用い
た他は実施例1と同様に調製、分析を行った。反応条件
および得られた結果を表1に合わせて記載した。この結
果から明らかなように実施例1と同様に高い選択率が得
られた。
てのEIに代えて、Azとしてアミノエチルエチレンイ
ミンおよびEIの混合物(9/1、wt/wt)を用い
た他は実施例1と同様に調製、分析を行った。反応条件
および得られた結果を表1に合わせて記載した。この結
果から明らかなように実施例1と同様に高い選択率が得
られた。
【0041】〔実施例12〕原料としてのMAおよびA
zの配合量をモル比で、まず、2/1とし、反応後、理
論上生成する2−AEMAと等モルの無機酸を加え、さ
らにAzを加えて未反応のMAと反応させて、2−AE
MAを高選択率で調製する方法を検討した。
zの配合量をモル比で、まず、2/1とし、反応後、理
論上生成する2−AEMAと等モルの無機酸を加え、さ
らにAzを加えて未反応のMAと反応させて、2−AE
MAを高選択率で調製する方法を検討した。
【0042】すなわち、反応容器にMAを86g(ほぼ
1モル)、脱イオン水を108g、および重合防止剤と
してメトキノンを86mg仕込み混合し、50℃まで加
熱した。この後、その温度を保ちながら混合物中にEI
21.5g(0.5 モル) を約1時間かけて滴下し
て加えて反応させ、さらに、その反応系を50℃に保ち
ながら4時間熟成させた。 次に、60%硝酸52.5g(ほぼ0.5モル) を加
えて、さらにEI10.8g(ほぼ0.25モル) を
約40分かけて滴下して加えて反応させ、この後、その
反応系を50℃に保ちながら4時間熟成させて2−AE
MAを得た。
1モル)、脱イオン水を108g、および重合防止剤と
してメトキノンを86mg仕込み混合し、50℃まで加
熱した。この後、その温度を保ちながら混合物中にEI
21.5g(0.5 モル) を約1時間かけて滴下し
て加えて反応させ、さらに、その反応系を50℃に保ち
ながら4時間熟成させた。 次に、60%硝酸52.5g(ほぼ0.5モル) を加
えて、さらにEI10.8g(ほぼ0.25モル) を
約40分かけて滴下して加えて反応させ、この後、その
反応系を50℃に保ちながら4時間熟成させて2−AE
MAを得た。
【0043】この反応溶液を液体クロマトグラフィーに
より分析した結果、得られた選択率は92.7%であっ
た。 なお、上記の方法においては、得られたクロマトグラム
から、MAに対して複数モルのAzが付加した2−AE
MAの割合が増加していることが観察された。また、反
応条件および結果を表1にも記載した。
より分析した結果、得られた選択率は92.7%であっ
た。 なお、上記の方法においては、得られたクロマトグラム
から、MAに対して複数モルのAzが付加した2−AE
MAの割合が増加していることが観察された。また、反
応条件および結果を表1にも記載した。
【0044】この結果から明らかなように、MAとAz
の最終的な配合モル比4/3 はほぼ実施例5の配合比
と等しいにも関わらず、実施例5より高い選択率が得ら
れた。
の最終的な配合モル比4/3 はほぼ実施例5の配合比
と等しいにも関わらず、実施例5より高い選択率が得ら
れた。
【0045】それは、生成した2−AEMAと未反応の
MAとの塩が硝酸を加えることにより、MAと硝酸とが
置換され、遊離MAが増加し、反応が促進されたためと
考えられた。
MAとの塩が硝酸を加えることにより、MAと硝酸とが
置換され、遊離MAが増加し、反応が促進されたためと
考えられた。
【0046】〔実施例13〕実施例12の方法で無機酸
、Azをさらに加え、MAとAzの比が1/1より小さ
くても、2−AEMAを高選択で調整する方法を検討し
た。
、Azをさらに加え、MAとAzの比が1/1より小さ
くても、2−AEMAを高選択で調整する方法を検討し
た。
【0047】すなわち、反応容器にMAを86g(ほぼ
1モル)、脱イオン水を113g、および重合防止剤と
してメトキノンを86mg仕込み混合し、50℃まで加
熱した。この後、その温度を保ちながら混合物中にEI
26.9g(0.625モル) を約1時間かけて滴下
して加えて反応させ、さらに、その反応系を50℃に保
ちながら4時間熟成させた。 未反応のMAは0.56モルであった。次に、60%硝
酸65.6g( 0.625モル) を加えて、さらに
EI15.0g(ほぼ0.35モル) を約40分かけ
て滴下して加えて反応させ、この後、その反応系を50
℃に保ちながら4時間熟成させた。
1モル)、脱イオン水を113g、および重合防止剤と
してメトキノンを86mg仕込み混合し、50℃まで加
熱した。この後、その温度を保ちながら混合物中にEI
26.9g(0.625モル) を約1時間かけて滴下
して加えて反応させ、さらに、その反応系を50℃に保
ちながら4時間熟成させた。 未反応のMAは0.56モルであった。次に、60%硝
酸65.6g( 0.625モル) を加えて、さらに
EI15.0g(ほぼ0.35モル) を約40分かけ
て滴下して加えて反応させ、この後、その反応系を50
℃に保ちながら4時間熟成させた。
【0048】さらに、この硝酸を加えて未反応MAに対
し 0.625倍モルのEIを滴下する操作を4回行な
った。合計のEIの滴下量は70.4g(1.64モル
) となり、 MA/EIのモル比は1/1.64であ
った。
し 0.625倍モルのEIを滴下する操作を4回行な
った。合計のEIの滴下量は70.4g(1.64モル
) となり、 MA/EIのモル比は1/1.64であ
った。
【0049】この反応溶液を液体クロマトグラフィーに
より分析した結果、得られた選択率は60.5%であっ
た。 なお、上記の方法においても、得られたクロマトグラム
から、MAに対して複数モルのAzが付加した2−AE
MAの割合が増加していることが観察された。また、反
応条件および結果を表1にも記載した。
より分析した結果、得られた選択率は60.5%であっ
た。 なお、上記の方法においても、得られたクロマトグラム
から、MAに対して複数モルのAzが付加した2−AE
MAの割合が増加していることが観察された。また、反
応条件および結果を表1にも記載した。
【0050】この結果から明らかなように、従来より高
い選択率が得られた。
い選択率が得られた。
【0051】
【表1】
【0052】〔比較例1〕水を含まない反応溶媒を用い
て2−AEMAの調製を検討した。
て2−AEMAの調製を検討した。
【0053】まず、反応容器にMAを 86g、反応溶
媒としてイソプロピルアルコールを108g、および重
合防止剤としてメトキノンを 172mg仕込み混合し
、50℃まで加熱した。
媒としてイソプロピルアルコールを108g、および重
合防止剤としてメトキノンを 172mg仕込み混合し
、50℃まで加熱した。
【0054】この後、その温度を保ちながら混合物中に
EI21.5g を約1時間かけて滴下して加えて反応
させ、さらに、その反応系を50℃に保ちながら3時間
熟成させて2−AEMAを得た。この反応溶液を液体ク
ロマトグラフィーで分析したところ、EIに対する選択
率は30.4%であった。なお、反応条件および結果を
表2にも記載した。
EI21.5g を約1時間かけて滴下して加えて反応
させ、さらに、その反応系を50℃に保ちながら3時間
熟成させて2−AEMAを得た。この反応溶液を液体ク
ロマトグラフィーで分析したところ、EIに対する選択
率は30.4%であった。なお、反応条件および結果を
表2にも記載した。
【0055】〔比較例2〕比較例1における反応溶媒と
してのイソプロピルアルコールに代えて、n−ヘキサン
を用い、また、反応温度を60℃とした他は比較例1と
同様に調製、分析を行った。反応条件および得られた結
果を表2に合わせて記載した。
してのイソプロピルアルコールに代えて、n−ヘキサン
を用い、また、反応温度を60℃とした他は比較例1と
同様に調製、分析を行った。反応条件および得られた結
果を表2に合わせて記載した。
【0056】前記各実施例1〜13および比較例1〜2
の結果から明らかなように、反応系として水を含むこと
が必要であることが示された。
の結果から明らかなように、反応系として水を含むこと
が必要であることが示された。
【0057】
【表2】
【0058】
【発明の効果】上記の方法によれば、従来の方法におい
て反応溶媒として使用されている飽和もしくは不飽和脂
肪族炭化水素、例えばn−ヘキサンとは異なる、より安
価な水あるいは水性溶媒を反応溶媒として用いても、従
来より高選択率で2−AEMAを製造することができる
。また、反応溶液から容易な操作で高純度の2−AEM
Aを得ることができる。
て反応溶媒として使用されている飽和もしくは不飽和脂
肪族炭化水素、例えばn−ヘキサンとは異なる、より安
価な水あるいは水性溶媒を反応溶媒として用いても、従
来より高選択率で2−AEMAを製造することができる
。また、反応溶液から容易な操作で高純度の2−AEM
Aを得ることができる。
【0059】したがって、上記の方法は2−AEMAの
製造方法として好適に使用されるという効果を奏する。
製造方法として好適に使用されるという効果を奏する。
Claims (7)
- 【請求項1】メタクリル酸とアジリジン化合物とを反応
させてメタクリル酸の2−アミノエチルエステル化合物
を得るメタクリル酸の2−アミノエチルエステル化合物
の製造方法において、上記反応系における反応溶媒とし
て水または水性溶媒が用いられていることを特徴とする
メタクリル酸の2−アミノエチルエステル化合物の製造
方法。 - 【請求項2】反応系に用いられる水の割合が5〜90重
量%の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の
メタクリル酸の2−アミノエチルエステル化合物の製造
方法。 - 【請求項3】メタクリル酸の総仕込みモル量をFM 、
アジリジン化合物の総仕込みモル量をFA とすると、
それら両者の比FM /FA が1/2〜20/1の範
囲内である請求項1又は請求項2に記載のメタクリル酸
の2−アミノエチルエステル化合物の製造方法。 - 【請求項4】反応系中における、メタクリル酸のモル濃
度をCM 、アジリジン化合物のモル濃度をCA とす
ると、それら両者の比CM/CA を1.5以上に保ち
ながら反応を行う請求項1、請求項2又は請求項3に記
載のメタクリル酸の2−アミノエチルエステル化合物の
製造方法。 - 【請求項5】反応中に無機酸を加え、反応系中における
遊離のメタクリル酸当量Aと、反応に供するアジリジン
化合物の塩基としての当量Bとの比A/Bを1.5以上
に保って反応を行う請求項1、請求項2、請求項3又は
請求項4に記載のメタクリル酸の2−アミノエチルエス
テル化合物の製造方法。 - 【請求項6】アジリジン化合物が、エチレンイミン、プ
ロピレンイミン、ヒドロキシエチルエチレンイミン、シ
アノエチルエチレンイミンおよびアミノエチルエチレン
イミンから成る群から選ばれた1種または2種以上の混
合物である請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又
は請求項5に記載のメタクリル酸の2−アミノエチルエ
ステル化合物の製造方法。 - 【請求項7】反応系における反応温度が10〜 100
℃の範囲内で反応を行う請求項1、請求項2、請求項3
、請求項4、請求項5又は請求項6に記載のメタクリル
酸の2−アミノエチルエステル化合物の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3231931A JPH04356448A (ja) | 1990-09-20 | 1991-09-11 | メタクリル酸の2−アミノエチルエステル化合物の製造方法 |
DE4130919A DE4130919C2 (de) | 1990-09-20 | 1991-09-17 | Verfahren zur Herstellung von 2-Aminoethylestern der Methacrylsäure |
US07/761,383 US5185461A (en) | 1990-09-20 | 1991-09-18 | Process for preparing 2-aminoethyl esters of methacrylic acid |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25313890 | 1990-09-20 | ||
JP2-253138 | 1990-09-20 | ||
JP3231931A JPH04356448A (ja) | 1990-09-20 | 1991-09-11 | メタクリル酸の2−アミノエチルエステル化合物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04356448A true JPH04356448A (ja) | 1992-12-10 |
Family
ID=26530186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3231931A Pending JPH04356448A (ja) | 1990-09-20 | 1991-09-11 | メタクリル酸の2−アミノエチルエステル化合物の製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5185461A (ja) |
JP (1) | JPH04356448A (ja) |
DE (1) | DE4130919C2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7550551B2 (en) | 2006-08-22 | 2009-06-23 | Chemtura Corporation | Brominated flame retardant |
KR20170128259A (ko) | 2015-02-04 | 2017-11-22 | 미츠비시 가스 가가쿠 가부시키가이샤 | 2-아미노에틸메타크릴레이트 염산염의 제조 방법 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011130503A2 (en) * | 2010-04-15 | 2011-10-20 | Buckman Laboratories International, Inc. | Paper making processes and system using enzyme and cationic coagulant combination |
CN110256270A (zh) * | 2019-07-01 | 2019-09-20 | 恒昌涂料(惠阳)有限公司 | 双元固化防腐漆用羟基丙烯酸树脂及其制备方法和应用 |
CN113461709B (zh) * | 2020-03-30 | 2024-04-19 | 湖北美天生物科技股份有限公司 | 喷沙西林氢碘酸盐的合成方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3336358A (en) * | 1964-07-23 | 1967-08-15 | Dow Chemical Co | Preparation of 2-aminoethyl esters of methacrylic acid |
US4500728A (en) * | 1980-04-08 | 1985-02-19 | The Dow Chemical Company | Process for preparing 2-aminoethyl methacrylate salts of high purity |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP3231931A patent/JPH04356448A/ja active Pending
- 1991-09-17 DE DE4130919A patent/DE4130919C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-09-18 US US07/761,383 patent/US5185461A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7550551B2 (en) | 2006-08-22 | 2009-06-23 | Chemtura Corporation | Brominated flame retardant |
US7718756B2 (en) | 2006-08-22 | 2010-05-18 | Chemtura Corporation | Brominated flame retardant |
KR20170128259A (ko) | 2015-02-04 | 2017-11-22 | 미츠비시 가스 가가쿠 가부시키가이샤 | 2-아미노에틸메타크릴레이트 염산염의 제조 방법 |
US9988342B2 (en) | 2015-02-04 | 2018-06-05 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Method for producing 2-aminoethylmethacrylate hydrochloride |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4130919C2 (de) | 1994-07-14 |
US5185461A (en) | 1993-02-09 |
DE4130919A1 (de) | 1992-03-26 |
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