JPH0431711Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0431711Y2 JPH0431711Y2 JP1985119254U JP11925485U JPH0431711Y2 JP H0431711 Y2 JPH0431711 Y2 JP H0431711Y2 JP 1985119254 U JP1985119254 U JP 1985119254U JP 11925485 U JP11925485 U JP 11925485U JP H0431711 Y2 JPH0431711 Y2 JP H0431711Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- printed
- movable contact
- contact sheet
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electric Clocks (AREA)
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野]
この考案は腕時計のスイツチ構造に関する。
[従来技術]
従来、腕時計等の小型電子機器においては、機
器ケース上に情報を入力するシートキーを備えて
いる。このシートキーは厚さが0.3mm程度の薄い
ものであり、ウレタン等からなる2枚の接点シー
トをスペーサを兼ねた両面テープで貼り合わせる
と共に、各接点シートの対向面に可動接点と固定
接点とを離間対向させて設け、可動接点側の接点
シートを押してたわませることにより、可動接点
を固定接点に接触させ、その導通信号を回路基板
等のモジユールに入力するようになつている。
器ケース上に情報を入力するシートキーを備えて
いる。このシートキーは厚さが0.3mm程度の薄い
ものであり、ウレタン等からなる2枚の接点シー
トをスペーサを兼ねた両面テープで貼り合わせる
と共に、各接点シートの対向面に可動接点と固定
接点とを離間対向させて設け、可動接点側の接点
シートを押してたわませることにより、可動接点
を固定接点に接触させ、その導通信号を回路基板
等のモジユールに入力するようになつている。
[従来技術の問題点]
上記のようなスイツチ構造においては、各接点
シートがウレタンからなつているため、耐電圧が
15KV/mmと低く、厚さが0.3mm程度のシートキー
では15KV以上の静電気が発生すると、静電気が
離間している可動接点と固定接点とを短絡させて
モジユールに流れ込んでしまい、スイツチの誤動
作、あるいはモジユール(回路基板のLSI)の破
壊等の原因になるという問題があつた。
シートがウレタンからなつているため、耐電圧が
15KV/mmと低く、厚さが0.3mm程度のシートキー
では15KV以上の静電気が発生すると、静電気が
離間している可動接点と固定接点とを短絡させて
モジユールに流れ込んでしまい、スイツチの誤動
作、あるいはモジユール(回路基板のLSI)の破
壊等の原因になるという問題があつた。
[考案の目的]
この考案は上記のような事情を考慮してなされ
たもので、その目的とするところは、静電気がシ
ートキーを通してモジユールに流れるのを防止し
得るばかりか、上記シートキーを確実に腕時計ケ
ースに取付けることができる腕時計のスイツチ構
造を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、静電気がシ
ートキーを通してモジユールに流れるのを防止し
得るばかりか、上記シートキーを確実に腕時計ケ
ースに取付けることができる腕時計のスイツチ構
造を提供することにある。
[考案の要点]
この考案は上記のような目的を達成するため
に、固定接点シートにスペーサを介して積層され
る可動接点シートの下面に導電層と絶縁層と可動
接点とを一体的に設け、かつ導電層の一部を導電
性接着剤を介して腕時計ケースの基準電圧に電気
的接続させたものである。
に、固定接点シートにスペーサを介して積層され
る可動接点シートの下面に導電層と絶縁層と可動
接点とを一体的に設け、かつ導電層の一部を導電
性接着剤を介して腕時計ケースの基準電圧に電気
的接続させたものである。
[実施例]
以下、図面を参照して、この考案を腕時計に適
用した一実施例につき説明する。
用した一実施例につき説明する。
図中1は時計ケースである。この時計ケース1
は平坦部1aと傾斜部1bとに屈曲形成したもの
であり、絶縁性を有する合成樹脂等からなり、そ
の前後端には時計バンド2、2が取付けられてい
る。平坦部1aは時計モジユール(図示せず)を
収納するものであり、上面には時計ガラス3が装
着されていると共に、側面には表示切替、時刻修
正、アラーム設定等のスイツチ4a、4b、4c
が設けられている。この場合、時計モジユールは
時計の主要部であり、時刻等の情報を表示する液
晶表示装置および回路基板等からなつている。傾
斜部1bは平坦部1aの手前側端部(時計の6時
方向の端部)に若干傾斜して設けられており、そ
の上面にはシートキー5が設けられていると共
に、側面にはシートキー5のモードを切り替える
モード切替スイツチ6が設けられている。
は平坦部1aと傾斜部1bとに屈曲形成したもの
であり、絶縁性を有する合成樹脂等からなり、そ
の前後端には時計バンド2、2が取付けられてい
る。平坦部1aは時計モジユール(図示せず)を
収納するものであり、上面には時計ガラス3が装
着されていると共に、側面には表示切替、時刻修
正、アラーム設定等のスイツチ4a、4b、4c
が設けられている。この場合、時計モジユールは
時計の主要部であり、時刻等の情報を表示する液
晶表示装置および回路基板等からなつている。傾
斜部1bは平坦部1aの手前側端部(時計の6時
方向の端部)に若干傾斜して設けられており、そ
の上面にはシートキー5が設けられていると共
に、側面にはシートキー5のモードを切り替える
モード切替スイツチ6が設けられている。
シートキー5は所定の情報を入力するものであ
り、テンキー、アルフアベツトキー、演算キー等
を備え、モード切替スイツチ6により3つのモー
ドに切り替えられるようになつており、第2図に
示すように、傾斜部1bの凹部1c内に配置され
ている。即ち、シートキー5は厚さが0.3mm程度
の薄いものであり、下から順に固定接点シート
7、スペーサ8、可動接点シート9が積層されて
いる。固定接点シート7は上面に一対の固定接点
7a……が設けられたものであり、スペーサ8は
固定接点7a……と対応する箇所に開口8aが形
成された両面接着テープである。可動接点シート
9はウレタン等からなる透明なシートであり、そ
の下面には印刷層9a、導電層9b、絶縁層9c
が設けられている。印刷層9aは各キーの機能を
表示するものである。導電層9bは印刷層9aの
下面にカーボンを全面印刷することにより形成さ
れている。絶縁層9cは導電層9bの下面にUV
印刷により形成されており、その下面には可動接
点9d……が形成されている。この可動接点9d
……はスペーサ8の各開口8a……内で固定接点
シート7の固定接点7a……と接離可能に離間対
向し、可動接点シート9が上方から押されてたわ
んだときに、固定接点7a……に接触し、導通信
号を時計モジユールに与えるようになつている。
一方、導電層9bは下面の全面に絶縁層9cが形
成されることなく、周縁部が露呈している。そし
て、この露出した部分の導電層9bは導電性接着
剤11により時計ケース1内に形成されためつき
層12に電気的に接続されている。なお、めつき
層12は時計ケース1の下部に取付けられた裏蓋
(図示せず)に接続されている。
り、テンキー、アルフアベツトキー、演算キー等
を備え、モード切替スイツチ6により3つのモー
ドに切り替えられるようになつており、第2図に
示すように、傾斜部1bの凹部1c内に配置され
ている。即ち、シートキー5は厚さが0.3mm程度
の薄いものであり、下から順に固定接点シート
7、スペーサ8、可動接点シート9が積層されて
いる。固定接点シート7は上面に一対の固定接点
7a……が設けられたものであり、スペーサ8は
固定接点7a……と対応する箇所に開口8aが形
成された両面接着テープである。可動接点シート
9はウレタン等からなる透明なシートであり、そ
の下面には印刷層9a、導電層9b、絶縁層9c
が設けられている。印刷層9aは各キーの機能を
表示するものである。導電層9bは印刷層9aの
下面にカーボンを全面印刷することにより形成さ
れている。絶縁層9cは導電層9bの下面にUV
印刷により形成されており、その下面には可動接
点9d……が形成されている。この可動接点9d
……はスペーサ8の各開口8a……内で固定接点
シート7の固定接点7a……と接離可能に離間対
向し、可動接点シート9が上方から押されてたわ
んだときに、固定接点7a……に接触し、導通信
号を時計モジユールに与えるようになつている。
一方、導電層9bは下面の全面に絶縁層9cが形
成されることなく、周縁部が露呈している。そし
て、この露出した部分の導電層9bは導電性接着
剤11により時計ケース1内に形成されためつき
層12に電気的に接続されている。なお、めつき
層12は時計ケース1の下部に取付けられた裏蓋
(図示せず)に接続されている。
しかるに、上記のように構成されたスイツチ構
造によれば、外部に発生した静電気は可動接点シ
ート9の絶縁層9cで拒まれ、固定接点シート7
まで達することがなく、可動接点シート9の導電
層9bから導電性接着剤11およびめつき層12
を介して裏蓋にアースされるので、スイツチの誤
動作および時計モジユールの破壊等を確実に防止
することができる。
造によれば、外部に発生した静電気は可動接点シ
ート9の絶縁層9cで拒まれ、固定接点シート7
まで達することがなく、可動接点シート9の導電
層9bから導電性接着剤11およびめつき層12
を介して裏蓋にアースされるので、スイツチの誤
動作および時計モジユールの破壊等を確実に防止
することができる。
[考案の効果]
以上説明したように、この考案のスイツチ構造
によれば、固定接点シートにスペーサを介して積
層される可動接点シートの下面に導電層と絶縁層
と可動接点とを印刷等によつて一体的に形成し、
かつ導電層の一部を導電性の接着剤を介してケー
スの基準電圧に電気的に接続及び固定させたの
で、可動接点シートをケースに接着固定するだけ
で静電気がシートキーを通してモジユールに流れ
るのを確実に防ぐことができ、静電気対策に優れ
たものを得ることができるという利点がある。
によれば、固定接点シートにスペーサを介して積
層される可動接点シートの下面に導電層と絶縁層
と可動接点とを印刷等によつて一体的に形成し、
かつ導電層の一部を導電性の接着剤を介してケー
スの基準電圧に電気的に接続及び固定させたの
で、可動接点シートをケースに接着固定するだけ
で静電気がシートキーを通してモジユールに流れ
るのを確実に防ぐことができ、静電気対策に優れ
たものを得ることができるという利点がある。
図はこの考案を電子腕時計に適用した一実施例
を示し、第1図はその外観斜視図、第2図はその
要部拡大断面図である。 5……シートキー、7……固定接点シート、7
a……固定接点、8……スペーサ、9……可動接
点シート、9b……導電層、9c……絶縁層。
を示し、第1図はその外観斜視図、第2図はその
要部拡大断面図である。 5……シートキー、7……固定接点シート、7
a……固定接点、8……スペーサ、9……可動接
点シート、9b……導電層、9c……絶縁層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 上面に固定接点を有する固定接点シートと、こ
の固定接点シート上に設けられるスペーサと、こ
のスペーサ上に積層される可動接点シートとが合
成樹脂製の腕時計ケース上面の凹部に配置された
腕時計のスイツチ構造において、 前記可動接点シートは、透明シートの下面に印
刷されたスイツチの機能を表示する印刷層と、こ
の印刷層の下面に印刷された導電層と、この導電
層の下面に周縁部を除いて印刷された絶縁層と、
この絶縁層の下面の前記固定接点と対向する位置
に形成された可動接点とから一体的に形成され、 前記腕時計ケース上面の凹部周縁部には基準電
圧に電気的接続されたメツキ層が形成され、 前記可動接点シートは前記導電層の周縁部で導
電性接着剤を介して前記メツキ層に固定且つ電気
的接続されてなる腕時計のスイツチ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985119254U JPH0431711Y2 (ja) | 1985-08-05 | 1985-08-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985119254U JPH0431711Y2 (ja) | 1985-08-05 | 1985-08-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6228331U JPS6228331U (ja) | 1987-02-20 |
JPH0431711Y2 true JPH0431711Y2 (ja) | 1992-07-30 |
Family
ID=31006450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985119254U Expired JPH0431711Y2 (ja) | 1985-08-05 | 1985-08-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0431711Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6017817A (ja) * | 1984-06-25 | 1985-01-29 | 松下電器産業株式会社 | 薄形スイツチ |
-
1985
- 1985-08-05 JP JP1985119254U patent/JPH0431711Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6017817A (ja) * | 1984-06-25 | 1985-01-29 | 松下電器産業株式会社 | 薄形スイツチ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6228331U (ja) | 1987-02-20 |
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