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JPH04302736A - 液体封入式防振装置 - Google Patents

液体封入式防振装置

Info

Publication number
JPH04302736A
JPH04302736A JP6617591A JP6617591A JPH04302736A JP H04302736 A JPH04302736 A JP H04302736A JP 6617591 A JP6617591 A JP 6617591A JP 6617591 A JP6617591 A JP 6617591A JP H04302736 A JPH04302736 A JP H04302736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic body
liquid
liquid chamber
orifice
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6617591A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Chiba
重博 千葉
Hidetaka Ito
秀毅 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority to JP6617591A priority Critical patent/JPH04302736A/ja
Publication of JPH04302736A publication Critical patent/JPH04302736A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用エンジ
ン等を車体に支持するために用いられる液体封入式防振
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の円筒型の液体封入式防振
装置としては、例えば図6及び図7に示すようなものが
知られている(特開平1−182645号公報等参照)
【0003】概略を説明すれば、図中1は外周のブラケ
ット2を介して車体等に連結される外筒、3は該外筒1
の内部に平行軸状に配置されて、ロッド等を介してエン
ジン等に連結される内筒であって、前記外筒1は、上端
部両側に開口部1a,1bが形成されている一方、内筒
3は、外周に吸振用の略円環状弾性体4が加硫接着され
ている。この弾性体4は、前記加硫成形時において上下
金型内で半円状の上端部4aと下端部4bが連結された
形で成形されるようになっている。また、この弾性体4
は、上端部4aに凹部5が形成されていると共に、外周
に金属製の環状支持部材6が固着されている。この支持
部材6は、弾性体4の下端部4b外周面に接着された円
弧状の中間金具6aを有している。
【0004】また、前記外筒1と支持部材6との間には
、外筒1の内周面に略沿った前記ダイヤフラム7が設け
られており、このダイヤフラム7と弾性体4との間にシ
リコンオイル等の作動液体が充填されている。更に、こ
のダイヤフラム7と前記凹部5との間には、該凹部5内
を内側の主液室8と外側の副液室9とに隔成する横断面
略コ字形の半月状仕切板10が設けられている。
【0005】また、前記中間金具6aの外周面には、前
記弾性体4と一緒に加硫成形された円弧状のゴム部材4
cが接着されており、このゴム部材4cの外周面に前記
主液室8の一端部と副液室9の反対側一端部とを連通す
るオリフィス11が形成されている。更に、前記凹部5
側のダイヤフラム7とブラケット2との間には、該ダイ
ヤフラム7の可撓変形を許容する三ケ月状の大気室12
が設けられている。
【0006】そして、エンジンの振動によって内筒3が
振動し、弾性体4が図の上方に変位すると、主液室8が
圧縮される。このため、該主液室8内の作動液体が矢印
で示すようにオリフィス11を通って副液室9内に流入
し、該副液室9の内圧が高くなってダイヤフラム7を自
身のばね力に抗して大気室12内に撓み変形させる。逆
に、弾性体4が下方に変位すると、主液室8の液圧が低
下して、ダイヤフラム7のばね力により今度は副液室9
からオリフィス11を通って主液室8内に流入する。
【0007】このように、弾性体4による吸振作用と作
動液体がオリフィス11を通過する際の減衰作用とによ
って車体へのエンジン振動の伝達が効果的に抑制される
のである。
【0008】尚、図中13,14は、大気室12と外部
とを連通する通気孔、15は弾性体4の下端部4bと中
間金具6aとの間に形成された空洞部である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記従来の
液体封入式防振装置にあっては、前述のように弾性体4
が加硫成形時において、金型により上端部4aと下端部
4bとを連結させて一体成形されるようになっているた
め、該両者4a,4bの連結部の両外端縁4d,4eつ
まりパーティングラインX上に所謂バリ16,17が発
生し易くなる。このため、該両バリ16,17が、オリ
フィス11の主液室8と副液室9に連通する両端部11
a,11bを部分的に閉塞してしまう虞がある。したが
って、該オリフィス11内を通流する液体に比較的大き
な流動抵抗が発生し、主液室8と副液室9間の円滑な置
換流動が阻害される。この結果、前述のように液体がオ
リフィス11を通過する際に発生する減衰作用が悪化し
て十分な振動抑制効果が得られない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の問
題点に鑑みて案出されたもので、外筒に囲繞された内筒
の外周面に固着され、一端部に凹部を有する略円環状の
弾性体と、前記外筒と弾性体との間に介装されて、内側
に液体を封入したダイヤフラムと、前記凹部内を主液室
と副液室とに隔成する仕切板と、前記弾性体の他端部に
嵌着して、外周面に前記液体を主液室と副液室とに置換
流動させるオリフィスを構成する硬質な円弧状の嵌着部
材とを備え、前記嵌着部材の両端部位を、成形時に連結
された前記弾性体両端部の連結部外端縁よりも一端部方
向へ延設したことを特徴としている。
【0011】
【作用】前記構成の本発明によれば、加硫成形時に弾性
体の連結部両端縁にバリが発生したとしても、該弾性体
の他端部に嵌着部材を嵌着した際に、該嵌着部材の両端
部位で前記バリを切り取るか、あるいは嵌着完了後には
該両端部位がバリに被着してオリフィス内への突出を抑
えるため、該オリフィス内でのバリによる液体の流動抵
抗の発生を確実に防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
述する。尚、従来と共通の構成個所には同一の符号を付
して重複説明を省略する。
【0013】図1は本発明に係る液体封入式防振装置の
一実施例を示す断面図であって、図中1は外周にブラケ
ット2が固着された外筒、3は外筒1に偏心状態で囲繞
された内筒、4は該内筒3の外周に固着されて加硫成形
時に上端部4aと下端部4bとを連結してなる略円環状
の弾性体、5は上端部4a上面に形成された凹部、6は
環状支持部材、7はダイヤフラム、10は凹部5内を主
液室8と副液室9とに隔成する仕切板、6aは前記支持
部材6の一部を構成する中間金具である。この中間金具
6aは前記弾性体4の加硫成形時に一体に埋め込まれた
ものであって、その両端部6b,6cは弾性体4の上下
端部4a,4bの連結部位両外端縁4d,4eよりも上
端部4a方向へ延設されているが、弾性体4内に入り込
んでいる。したがって、該両端部6b,6cの外面付近
の前記弾性体両外端縁4d,4eには、図2及び図3に
示すように薄肉なバリ16,17が発生している。
【0014】そして、前記中間金具6aの弾性体4から
露出した外周面には、合成樹脂材からなる円弧状の嵌着
部材21が嵌着されている。この嵌着部材21は、図2
〜図4に示すように、前記従来における弾性体4のゴム
部材4cに替えてかつ弾性体4とは分離して設けられた
ものであって、中間金具6aと弾性体4の両端部に並設
された両支持部材6,6間に形成された円弧溝20内に
嵌着するようになっている。
【0015】具体的に説明すれば、この嵌着部材21は
、円弧状の本体22と、該本体22の両端部22a,2
2b中央に一体に有するカッター部23,23と、該本
体22とカッター部23,23の各外周面に連続的に形
成されたオリフィス溝24とから構成されている。前記
本体22は、その円弧長さL1が円弧溝20長さつまり
弾性体両外端縁4d,4eの各直上に一体に有する左右
各一対の突起部25,25、26,26間の円弧長さよ
りも若干小さく設定されていると共に、その巾寸法L2
が両支持部材6,6間の巾寸法より若干小さく設定され
、更にその肉厚寸法L3は円弧溝20の深さつまり略中
間金具6aの表面から各支持部材6,6の外周縁までの
深さと同一に設定されている。したがって、円弧溝20
内への嵌着時には、その表面が各突起部25,25、2
6,26及び支持部材6,6の外周面と同一平面となる
ように形成されている。また、本体22の両端部22a
,22bは、円弧溝20への嵌着前は互いに内方へ弾性
変形している。
【0016】前記カッター部23,23は、図5にも示
すように本体22の両端部22a,22bから突出形成
されて、鑿刃形状を呈し、その突出量L4が両外端縁4
d,4eから弾性体上端部4a方向へ約1cm程度に設
定されていると共に、その巾寸法L5が前記各突起部2
5,25,26,26間の巾寸法より若干小さく設定さ
れている。
【0017】前記オリフィス溝24は、ダイヤフラム7
との間にオリフィス11を形成するものであって、主・
副液室8,9近傍の両端部24a,24b以外が蛇行状
に形成され、該両端部24a,24bが巾広の直線に形
成されている。
【0018】以下、本実施例の作用について説明する。 まず、内筒3と弾性体4と中間金具6aを含めた支持部
材6,6は、図2に示すように予め金型内で互いに加硫
接着されて一部品Aが成形される。次に、シリコンオイ
ル等の液中内において、前記弾性体4の凹部5内に仕切
板10を組み付けると同時に、円弧溝20内に嵌着部材
21を下方向から押し込むような形で嵌着し、さらにこ
の組立体の外側からダイヤフラム7や外筒1等の各構成
部品を位置決め等を行ないつつ所定の治具で組み付け、
さらに外筒1を絞り治具によって外周面を絞れば図1に
示すような液体封入式防振装置が完成する。
【0019】ここで、前記A部品に嵌着部材21を嵌着
するには、図2に示すようにまず、本体22の両端部2
2a,22b及びカッター部23,23の内面を円弧溝
20の両端部に下方から嵌合させてそのまま、本体22
を両端部22a,22bの弾性反力に抗して下方から押
し上げる。すると、カッター部23,23の刃先23a
,23aが、中間金具6aの外面に所定の比較的強い圧
力で摺接しつつ両突起部25,25、26,26間に嵌
入する際に、両外端縁4d,4eに有するバリ16,1
7を根元から切り取る。そして、さらに本体22を上方
へ押し上げて円弧溝20内に完全に嵌着させると、カッ
ター部23,23が両外端縁4d,4eを乗り越えて該
外端縁4d,4eを覆った形で嵌着する。このため、バ
リ16,17は、そのほとんどがカッター部23,23
によってきれいに切除されるが、一部が残っていたとし
ても、該カッター部23,23によって覆われてしまう
ため、オリフィス11内に露出することがなくなる。 したがって、オリフィス11内での16,17による液
体の流動抵抗の発生を確実に防止することができ、振動
に伴う主液室8と副液室9間の液体の常時円滑な置換流
動が得られる。
【0020】また、本実施例では、オリフィス11を蛇
行状に形成したため、十分なオリフィス長が確保され、
良好な減衰特性を得ることができる。
【0021】本発明は、前記実施例の構成に限定されず
、例えば嵌着部材21全体を軽量な金属材で形成するこ
とも可能であり、また本体22を合成樹脂材で、カッタ
ー部23,23を金属材で形成することも可能である。 このようにすれば、カッター部23,23によるバリ1
6,17の切除作業が一層良好になる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、弾性体の成形時に該弾性体両端部の連結部外端
縁に発生するバリを嵌着部材の両端部位によって効果的
に切除することができ、また、たとえ残存していても嵌
着部材の両端部位で被われてしまうため、オリフィス内
でのバリによる作動液体の流動抵抗の発生が確実に防止
される。この結果、主液室と副液室間の液体の常時円滑
な置換流動が得られ、オリフィスの通過による優れた振
動減衰特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す横断面図。
【図2】本実施例の主たる構成部品の分解斜視図。
【図3】図2のB矢視図の断面図。
【図4】本実施例に供される嵌着部材がA部品に嵌着し
た状態を示す斜視図。
【図5】嵌着部材の要部拡大図。
【図6】従来の防振装置を示す横断面図。
【図7】図6のC−C線断面図。
【符号の説明】
1…外筒、3…内筒、4…弾性体、4a…上端部、4b
…下端部、4d,4e…連結部外端縁、5…凹部、7…
ダイヤフラム、8…主液室、9…副液室、10…仕切板
、11…オリフィス、16,17…バリ、21…嵌着部
材、23…カッター部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  外筒に囲繞された内筒の外周面に固着
    され、一端部に凹部を有する略円環状の弾性体と、前記
    外筒と弾性体との間に介装されて、内側に液体を封入し
    たダイヤフラムと、前記凹部内を主液室と副液室とに隔
    成する仕切板と、前記弾性体の他端部に嵌着して、外周
    面に前記液体を主液室と副液室とに置換流動させるオリ
    フィスを構成する硬質な円弧状の嵌着部材とを備え、前
    記嵌着部材の両端部位を、成形時に連結された前記弾性
    体両端部の連結部外端縁よりも一端部方向へ延設したこ
    とを特徴とする液体封入式防振装置。
JP6617591A 1991-03-29 1991-03-29 液体封入式防振装置 Pending JPH04302736A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6617591A JPH04302736A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 液体封入式防振装置

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JP6617591A JPH04302736A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 液体封入式防振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04302736A true JPH04302736A (ja) 1992-10-26

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ID=13308247

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JP6617591A Pending JPH04302736A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 液体封入式防振装置

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JP (1) JPH04302736A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7845624B2 (en) 2006-03-30 2010-12-07 Tokai Rubber Industries, Ltd. Cylindrical fluid-filled elastic mount

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01182645A (ja) * 1988-01-12 1989-07-20 Nissan Motor Co Ltd 液体入りブツシユ形防振装置
JPH0337444A (ja) * 1989-07-05 1991-02-18 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式筒型マウント装置の製造方法
JPH04224333A (ja) * 1990-04-09 1992-08-13 Pullman Co ブッシュタイプの制振装置及びブッシュタイプの液体充填制振装置

Patent Citations (3)

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