JPH04284345A - けい光ランプ - Google Patents
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- JPH04284345A JPH04284345A JP4820191A JP4820191A JPH04284345A JP H04284345 A JPH04284345 A JP H04284345A JP 4820191 A JP4820191 A JP 4820191A JP 4820191 A JP4820191 A JP 4820191A JP H04284345 A JPH04284345 A JP H04284345A
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Landscapes
- Discharge Lamp (AREA)
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波で点灯するけい
光ランプにおいて、省電力形として使ってもまたは高出
力形として使っても、いづれも使用可能なけい光ランプ
に関する。
光ランプにおいて、省電力形として使ってもまたは高出
力形として使っても、いづれも使用可能なけい光ランプ
に関する。
【0002】
【従来の技術】けい光ランプを高周波電力で点灯すると
、コア・アンド・コイル形安定器等を用いる場合に比べ
て、発光効率が向上し、ちらつきがなくなるとともに、
トランジスタインバ−タ回路を使用できるので灯具を小
形、軽量化することができ、さらには周波数を変えるこ
とにより任意に明るさを調節(調光)することもでき、
かつ安定器の唸り現象がなくなる等の利点がある。
、コア・アンド・コイル形安定器等を用いる場合に比べ
て、発光効率が向上し、ちらつきがなくなるとともに、
トランジスタインバ−タ回路を使用できるので灯具を小
形、軽量化することができ、さらには周波数を変えるこ
とにより任意に明るさを調節(調光)することもでき、
かつ安定器の唸り現象がなくなる等の利点がある。
【0003】従来における高周波点灯式けい光ランプ装
置は、けい光ランプ自体はコア・アンド・コイル形安定
器で点灯されるように設計されたランプを用い、このラ
ンプに適合するように高周波点灯回路を改善して設計し
ていた。
置は、けい光ランプ自体はコア・アンド・コイル形安定
器で点灯されるように設計されたランプを用い、このラ
ンプに適合するように高周波点灯回路を改善して設計し
ていた。
【0004】しかしながら、最近では高周波点灯専用と
して設計されたけい光ランプも多く開発されてきた。最
近の高周波点灯専用形けい光ランプは、バルブの外径が
1インチ(=25.5mm)で、水銀および約2.5T
orrのアルゴンガスを封入し、ランプ長が0.6m、
1.2mおよび1.5m等が市販されており、ランプ長
が1.2mのランプはランプ電力32Wで全光束320
0lmが得られ、発光効率100lm/Wである。なお
、コア・アンド・コイル形安定器で点灯されるように設
計されたランプの場合、ランプ長が1.2mのものはラ
ンプ電力40Wで全光束は3400lmであり、発光効
率は85lm/Wである。したがって、高周波点灯用ラ
ンプの方が省エネルギー形で発光効率が高いといえる。 しかしながら、高齢化社会や視環境の観点から、単に省
エネルギーの追及だけでなく、明るいランプ、つまり高
い光出力のランプも求められている。
して設計されたけい光ランプも多く開発されてきた。最
近の高周波点灯専用形けい光ランプは、バルブの外径が
1インチ(=25.5mm)で、水銀および約2.5T
orrのアルゴンガスを封入し、ランプ長が0.6m、
1.2mおよび1.5m等が市販されており、ランプ長
が1.2mのランプはランプ電力32Wで全光束320
0lmが得られ、発光効率100lm/Wである。なお
、コア・アンド・コイル形安定器で点灯されるように設
計されたランプの場合、ランプ長が1.2mのものはラ
ンプ電力40Wで全光束は3400lmであり、発光効
率は85lm/Wである。したがって、高周波点灯用ラ
ンプの方が省エネルギー形で発光効率が高いといえる。 しかしながら、高齢化社会や視環境の観点から、単に省
エネルギーの追及だけでなく、明るいランプ、つまり高
い光出力のランプも求められている。
【0005】このため、調光が容易という高周波点灯形
けい光ランプ装置の利点を生かして、上記ランプ長が1
.2mのけい光ランプでありながら、ランプ電力を32
Wとして全光束を3200lmとなるように省電力タイ
プとして点灯する場合と、ランプ電力を40Wにして全
光束が4000lmとなるように高出力タイプとして点
灯する場合とに共用できるランプの開発が望まれている
。
けい光ランプ装置の利点を生かして、上記ランプ長が1
.2mのけい光ランプでありながら、ランプ電力を32
Wとして全光束を3200lmとなるように省電力タイ
プとして点灯する場合と、ランプ電力を40Wにして全
光束が4000lmとなるように高出力タイプとして点
灯する場合とに共用できるランプの開発が望まれている
。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにランプ電力が異なる場合はランプ電流が異なるの
で、電極の定格が異なってくる。
ようにランプ電力が異なる場合はランプ電流が異なるの
で、電極の定格が異なってくる。
【0007】つまり、上記1.2mのけい光ランプの場
合、ランプ電力が32Wではランプ電流が255mAと
なり、またランプ電力が40Wはランプ電流が345m
Aになる。このため、同一定格の電極を用いると、それ
ぞれランプ電流が異なるので寿命特性に差が生じる。
合、ランプ電力が32Wではランプ電流が255mAと
なり、またランプ電力が40Wはランプ電流が345m
Aになる。このため、同一定格の電極を用いると、それ
ぞれランプ電流が異なるので寿命特性に差が生じる。
【0008】従来の場合、ランプ電流の少ない省電力形
けい光ランプの場合、電極は比較的小形に構成されてお
り、これに大電流を与えた場合は陰極スポット温度が高
くなり過ぎるため電極物質や電子放射物質の蒸発や飛散
が著しくなって寿命低下を招き、逆に比較的大形に形成
されていたランプ電流の多い大出力用の電極に小さな電
流を流すと、陰極スポット温度が低くなり、充分な熱電
子が放出されなくなるから、陰極降下が大きくなり、イ
オン衝撃により電極物質が飛散され、この場合も寿命が
低下する。
けい光ランプの場合、電極は比較的小形に構成されてお
り、これに大電流を与えた場合は陰極スポット温度が高
くなり過ぎるため電極物質や電子放射物質の蒸発や飛散
が著しくなって寿命低下を招き、逆に比較的大形に形成
されていたランプ電流の多い大出力用の電極に小さな電
流を流すと、陰極スポット温度が低くなり、充分な熱電
子が放出されなくなるから、陰極降下が大きくなり、イ
オン衝撃により電極物質が飛散され、この場合も寿命が
低下する。
【0009】したがって、従来においては、ランプ寿命
の観点から各ランプ電流に対応した電極を設置するよう
にしており、ランプ電流が異なる場合は電極を別構造と
しており、つまり1本のランプをランプ電力が32Wで
点灯したりランプ電力が40Wで点灯する等のように共
用する構造にはなっていなかった。しかし、使用者にと
っては、1本のランプを省電力形として使用する場合と
、高出力形として使用する場合には、同じ寿命であるこ
とが望ましい。
の観点から各ランプ電流に対応した電極を設置するよう
にしており、ランプ電流が異なる場合は電極を別構造と
しており、つまり1本のランプをランプ電力が32Wで
点灯したりランプ電力が40Wで点灯する等のように共
用する構造にはなっていなかった。しかし、使用者にと
っては、1本のランプを省電力形として使用する場合と
、高出力形として使用する場合には、同じ寿命であるこ
とが望ましい。
【0010】したがって、本発明の課題は、従来のラン
プは、省電力形として使用するタイプと高出力形として
使用するタイプは、個々のランプ電流に合わせて電極を
設計しているので共用することができず、無理に共用す
ると寿命が著しく低下する欠点があり、このため、調光
を容易におこなえる高周波点灯方式の利点を有効に生か
せないことになる。
プは、省電力形として使用するタイプと高出力形として
使用するタイプは、個々のランプ電流に合わせて電極を
設計しているので共用することができず、無理に共用す
ると寿命が著しく低下する欠点があり、このため、調光
を容易におこなえる高周波点灯方式の利点を有効に生か
せないことになる。
【0011】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、同一のランプを省
電力形として使用しても、高出力形として使用しても、
いづれでも略同等の寿命が得られるようにしたけい光ラ
ンプを提供しようとするものである。
たもので、その目的とするところは、同一のランプを省
電力形として使用しても、高出力形として使用しても、
いづれでも略同等の寿命が得られるようにしたけい光ラ
ンプを提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、バルブの内面にけい光体被膜を設け、この
バルブ内に水銀およびアルゴンガスを封入し、上記バル
ブの端部にタングステンからなるトリプルコイルによっ
て形成された電極を封装したけい光ランプであり、上記
バルブの外径を23〜27mm、上記アルゴンガスの封
入圧を2〜3Torr、点灯周波数を20kHz以上、
ランプ電流を230〜370mAとして点灯されるよう
にし、上記トリプルコイルにおけるセカンドコイルの単
位長さ当りの抵抗値をR(Ω/mm)、このセカンドコ
イルの表面積をS(mm2 )、上記セカンドコイルの
長さをその断面積で割った値をH(1/mm)とした場
合、0.08≦R≦0.16 40≦S≦50 110≦H≦190 に設定したことを特徴とする。
成するため、バルブの内面にけい光体被膜を設け、この
バルブ内に水銀およびアルゴンガスを封入し、上記バル
ブの端部にタングステンからなるトリプルコイルによっ
て形成された電極を封装したけい光ランプであり、上記
バルブの外径を23〜27mm、上記アルゴンガスの封
入圧を2〜3Torr、点灯周波数を20kHz以上、
ランプ電流を230〜370mAとして点灯されるよう
にし、上記トリプルコイルにおけるセカンドコイルの単
位長さ当りの抵抗値をR(Ω/mm)、このセカンドコ
イルの表面積をS(mm2 )、上記セカンドコイルの
長さをその断面積で割った値をH(1/mm)とした場
合、0.08≦R≦0.16 40≦S≦50 110≦H≦190 に設定したことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によれば、電極の構造を改善したので、
同一のランプでありながら省電力形として使用しても、
高出力形として使用しても、いづれの場合も略同等の寿
命が得られるようになる。
同一のランプでありながら省電力形として使用しても、
高出力形として使用しても、いづれの場合も略同等の寿
命が得られるようになる。
【0014】
【実施例】以下本発明について、図1に示す実施例を参
照して説明する。
照して説明する。
【0015】図1は、直管形熱陰極けい光ランプの構造
を示し、1は発光管バルブである。この発光管バルブ1
は、管外径dが25.5mm、長さ1.2mとされ、両
端部はフレアステム2、2により封止されている。これ
らステム2にはそれぞれ対をなすウエルズ3…が気密に
貫通されており、各ウエルズ3、3の内端部にはフィラ
メント電極4、4が架け渡されている。これら電極4に
ついては後で説明するが、バリウム、ストロンチウム、
カルシウムの酸化物からなる熱電子放射物質が塗布され
ている。バルブ1の内面にはけい光体被膜5が形成され
ており、けい光体としては例えば3波長域発光形けい光
体が用いられている。バルブ1内には所定量の水銀と、
アルゴンからなる希ガスが封入されている。アルゴンの
封入圧は略2〜3Torrである。
を示し、1は発光管バルブである。この発光管バルブ1
は、管外径dが25.5mm、長さ1.2mとされ、両
端部はフレアステム2、2により封止されている。これ
らステム2にはそれぞれ対をなすウエルズ3…が気密に
貫通されており、各ウエルズ3、3の内端部にはフィラ
メント電極4、4が架け渡されている。これら電極4に
ついては後で説明するが、バリウム、ストロンチウム、
カルシウムの酸化物からなる熱電子放射物質が塗布され
ている。バルブ1の内面にはけい光体被膜5が形成され
ており、けい光体としては例えば3波長域発光形けい光
体が用いられている。バルブ1内には所定量の水銀と、
アルゴンからなる希ガスが封入されている。アルゴンの
封入圧は略2〜3Torrである。
【0016】そして、このようなけい光ランプは、点灯
周波数が20kHz以上の高周波で点灯され、ランプ電
流は230〜370mAで全光束は3000〜4000
lmとなっている。
周波数が20kHz以上の高周波で点灯され、ランプ電
流は230〜370mAで全光束は3000〜4000
lmとなっている。
【0017】この場合、上記電極4はタングステンによ
り形成されたトリプルコイルである。トリプルコイルと
は、タングステン細線を1次マンドレルに巻き付けてフ
ァストコイル(1stコイル)を成形し、この1stコ
イルを2次マンドレルに巻き付けてセカンドコイル(2
ndコイル)を成形し、さらにこの2ndコイルを3次
マンドレルに巻き付けてトリプルコイルを成形したもの
で、各マンドレルは除去される。
り形成されたトリプルコイルである。トリプルコイルと
は、タングステン細線を1次マンドレルに巻き付けてフ
ァストコイル(1stコイル)を成形し、この1stコ
イルを2次マンドレルに巻き付けてセカンドコイル(2
ndコイル)を成形し、さらにこの2ndコイルを3次
マンドレルに巻き付けてトリプルコイルを成形したもの
で、各マンドレルは除去される。
【0018】そして、2ndコイルの状態の端部がフィ
ラメント脚部となっており、この2ndコイルのフィラ
メント脚部が、ウエルズ3、3の端部にクランプされて
いるものである。
ラメント脚部となっており、この2ndコイルのフィラ
メント脚部が、ウエルズ3、3の端部にクランプされて
いるものである。
【0019】このようなトリプルコイルからなる電極4
は、2ndコイルの単位長さ当りの抵抗値をR(Ω/m
m)、この2ndコイルの表面積をS(mm2 )、上
記2ndコイルの長さを断面積で割った値をH(1/m
m)とした場合、 0.08≦R≦0.16 40≦S≦50 110≦H≦190 に設定してある。このような設定は本発明者等の研究、
実験によるもので、以下この点について説明する。電極
の寿命は電極の温度条件に影響されるものであり、した
がって本発明者等は、高周波点灯時における電極の温度
上昇具合について検討した。まず、電極周囲の環境条件
を検討する。
は、2ndコイルの単位長さ当りの抵抗値をR(Ω/m
m)、この2ndコイルの表面積をS(mm2 )、上
記2ndコイルの長さを断面積で割った値をH(1/m
m)とした場合、 0.08≦R≦0.16 40≦S≦50 110≦H≦190 に設定してある。このような設定は本発明者等の研究、
実験によるもので、以下この点について説明する。電極
の寿命は電極の温度条件に影響されるものであり、した
がって本発明者等は、高周波点灯時における電極の温度
上昇具合について検討した。まず、電極周囲の環境条件
を検討する。
【0020】バルブ1内の希ガスはアルゴンガスがよく
、アルゴン以外の希ガス、例えばキセノンやクリプトン
の場合はペニング効果が期待できなくて始動電圧が高く
なる不具合があり、またネオンやヘリウム等では原子量
が小さいので蒸発した電極物質の拡散損が増え、電極寿
命が短くなり、ランプ電圧が上昇する場合もある。この
ため希ガスはアルゴンガスがよい。そして、アルゴンの
封入圧が低すぎると電極に塗布した電子放射物質が蒸発
した場合に拡散損増え、逆にアルゴンの封入圧が高くな
り過ぎるとアルゴンによる弾性衝突損が増し、また電子
温度も低下するので発光効率が低下する。このため、ア
ルゴンの封入圧は従来から適正な値として知られている
2〜3Torrに設定するのがよい。一方、バルブ1の
外径dは、ランプ電流との関係で決められる。
、アルゴン以外の希ガス、例えばキセノンやクリプトン
の場合はペニング効果が期待できなくて始動電圧が高く
なる不具合があり、またネオンやヘリウム等では原子量
が小さいので蒸発した電極物質の拡散損が増え、電極寿
命が短くなり、ランプ電圧が上昇する場合もある。この
ため希ガスはアルゴンガスがよい。そして、アルゴンの
封入圧が低すぎると電極に塗布した電子放射物質が蒸発
した場合に拡散損増え、逆にアルゴンの封入圧が高くな
り過ぎるとアルゴンによる弾性衝突損が増し、また電子
温度も低下するので発光効率が低下する。このため、ア
ルゴンの封入圧は従来から適正な値として知られている
2〜3Torrに設定するのがよい。一方、バルブ1の
外径dは、ランプ電流との関係で決められる。
【0021】先に説明したように、1.2mのけい光ラ
ンプでランプ電力が32Wではランプ電流が255mA
となり、またランプ電力が40Wはランプ電流が345
mAになる。同一ランプでランプ電流が異なる場合でも
寿命特性の差を防止しようとすれば、ランプ電流は25
5〜345mAの範囲で使用されることになる。
ンプでランプ電力が32Wではランプ電流が255mA
となり、またランプ電力が40Wはランプ電流が345
mAになる。同一ランプでランプ電流が異なる場合でも
寿命特性の差を防止しようとすれば、ランプ電流は25
5〜345mAの範囲で使用されることになる。
【0022】ところで、一般にランプ効率を上げるには
、電極ロスの割合を少なくすることが大切であり、その
ためにはランプ電圧VL を上げることが望ましい。し
かし、ランプ電圧VL を上げるとランプ電流が下がる
傾向にあり、この場合は発光管の温度が低くなるので水
銀蒸気圧が低下する虞れがある。よって管径は細目に設
定するのがよい。しかし、管径を細くし過ぎると管壁負
荷が上昇し、水銀蒸気圧が高くなり過ぎて発光効率が低
下する。これらの条件を加味して上記ランプ電流が25
5〜345mAの範囲の場合は、バルブ1の径は23〜
27mmが最適である。このような条件のもとで、電極
4について検討する。
、電極ロスの割合を少なくすることが大切であり、その
ためにはランプ電圧VL を上げることが望ましい。し
かし、ランプ電圧VL を上げるとランプ電流が下がる
傾向にあり、この場合は発光管の温度が低くなるので水
銀蒸気圧が低下する虞れがある。よって管径は細目に設
定するのがよい。しかし、管径を細くし過ぎると管壁負
荷が上昇し、水銀蒸気圧が高くなり過ぎて発光効率が低
下する。これらの条件を加味して上記ランプ電流が25
5〜345mAの範囲の場合は、バルブ1の径は23〜
27mmが最適である。このような条件のもとで、電極
4について検討する。
【0023】電子放射物質の保有量を多くし、かつ電子
放射物質の付着強度を高めることにより、電極寿命を長
く保つにはトリプルコイルが有利である。このようなト
リプルコイルの温度上昇具合は、コイルの加熱と放熱と
の兼ね合いで決まる。コイルが加熱される条件の内訳は
、コイルの加熱=ジュ−ル加熱+イオン電流による加熱
である。また、コイルの放熱の内訳は、コイルの放熱=
熱伝導損+輻射損+ガス損+電子電流による放熱と考え
ることができる。
放射物質の付着強度を高めることにより、電極寿命を長
く保つにはトリプルコイルが有利である。このようなト
リプルコイルの温度上昇具合は、コイルの加熱と放熱と
の兼ね合いで決まる。コイルが加熱される条件の内訳は
、コイルの加熱=ジュ−ル加熱+イオン電流による加熱
である。また、コイルの放熱の内訳は、コイルの放熱=
熱伝導損+輻射損+ガス損+電子電流による放熱と考え
ることができる。
【0024】これらコイルの加熱とコイルの放熱との兼
ね合いでコイルの温度上昇が決まる。そして、トリプル
コイルの場合、ジュ−ル加熱は2ndコイルの単位長さ
当りの抵抗値(25℃)R(Ω/mm)に依存し、熱伝
導損は2ndコイルの長さを断面積で割った熱抵抗に比
例した量H(1/mm)に依存し、さらに輻射損とガス
損は、2ndコイルの表面積S(mm2 )に依存する
とみなすことができる。そこで、本発明者等は、これら
の設計パラメ−タを設定して表1に示すような7種類の
コイルフィラメント電極を試作した。
ね合いでコイルの温度上昇が決まる。そして、トリプル
コイルの場合、ジュ−ル加熱は2ndコイルの単位長さ
当りの抵抗値(25℃)R(Ω/mm)に依存し、熱伝
導損は2ndコイルの長さを断面積で割った熱抵抗に比
例した量H(1/mm)に依存し、さらに輻射損とガス
損は、2ndコイルの表面積S(mm2 )に依存する
とみなすことができる。そこで、本発明者等は、これら
の設計パラメ−タを設定して表1に示すような7種類の
コイルフィラメント電極を試作した。
【0025】
【表1】
これら7種類の電極をランプに取付け、各ランプにおけ
るバルブの黒化および電子放射物質の消耗量についての
寿命試験を行った。その結果を表2に示す。
るバルブの黒化および電子放射物質の消耗量についての
寿命試験を行った。その結果を表2に示す。
【0026】試作したランプは上記実施例に示す通り、
バルブ1の外径dが25.5mm、全長1.2m、アル
ゴンの封入圧を2.5Torrとし、40kHzの高周
波でランプ電流が255mAの場合と、345mAの場
合の両者を調べた。なお、40kHzを用いたのは、陽
極降下がなくなること、可聴領域外の周波数帯であるこ
と、回路を小さくできることによる。
バルブ1の外径dが25.5mm、全長1.2m、アル
ゴンの封入圧を2.5Torrとし、40kHzの高周
波でランプ電流が255mAの場合と、345mAの場
合の両者を調べた。なお、40kHzを用いたのは、陽
極降下がなくなること、可聴領域外の周波数帯であるこ
と、回路を小さくできることによる。
【0027】テストは170分点灯−10分消灯の点滅
を繰り返し、2000時間後における状況結果が表2に
示されている。ランプ電流による状況の差は小さかった
ので、表2には255mAの場合と345mAの場合を
まとめて表してある。また、各サンプルは5本のランプ
の平均評価である。
を繰り返し、2000時間後における状況結果が表2に
示されている。ランプ電流による状況の差は小さかった
ので、表2には255mAの場合と345mAの場合を
まとめて表してある。また、各サンプルは5本のランプ
の平均評価である。
【0028】
【表2】
上記の実験の結果から、サンプル1、2および4が好成
績を得ており、これらの条件であればよいことが判る。 その結果、 0.08≦R≦0.16 40≦S≦50 110≦H≦190 を満足すれば、同一構造のランプでありながら省電力形
として使用しても、高出力形として使用しても、略同等
の寿命が得られることが理解できる。なお、バルブの径
dが23mm、27mmの場合でも同様な結果が得られ
、またアルゴンの封入圧を2〜3Torrの範囲で変更
しても同様の結果が得られた。図2および図3は本発明
の変形例を示す。
績を得ており、これらの条件であればよいことが判る。 その結果、 0.08≦R≦0.16 40≦S≦50 110≦H≦190 を満足すれば、同一構造のランプでありながら省電力形
として使用しても、高出力形として使用しても、略同等
の寿命が得られることが理解できる。なお、バルブの径
dが23mm、27mmの場合でも同様な結果が得られ
、またアルゴンの封入圧を2〜3Torrの範囲で変更
しても同様の結果が得られた。図2および図3は本発明
の変形例を示す。
【0029】図2においては、電極4を耐熱金属帯より
なるリング形状シールドリング10で囲った場合を示し
ている。なお、11はシールドリング10を支持するサ
ポートワイヤである。このようなシールドリング10は
、電極4から飛散される電子放射物質が管壁に付着する
のを防止し、管壁の黒化を防止する。
なるリング形状シールドリング10で囲った場合を示し
ている。なお、11はシールドリング10を支持するサ
ポートワイヤである。このようなシールドリング10は
、電極4から飛散される電子放射物質が管壁に付着する
のを防止し、管壁の黒化を防止する。
【0030】しかし、図2の場合、幅が一定の耐熱金属
帯よりなるシールドリング10で電極4を囲っているか
ら、電極4の回りに影ができる。また、電極4はアルゴ
ンイオンからの衝撃が上記シールドリング10により弱
められるが、電極上に形成されるスポットの温度が低下
し、陰極降下電圧が高くなり、むしろ電極4からの電子
放射物質の飛散量が多くなり、寿命が低下する。
帯よりなるシールドリング10で電極4を囲っているか
ら、電極4の回りに影ができる。また、電極4はアルゴ
ンイオンからの衝撃が上記シールドリング10により弱
められるが、電極上に形成されるスポットの温度が低下
し、陰極降下電圧が高くなり、むしろ電極4からの電子
放射物質の飛散量が多くなり、寿命が低下する。
【0031】これを防止するため、図3に示すように、
シールドリング10の1部に切り欠き部12や窓を設け
るようにすればよい。また、シールドリングをメッシュ
の金属帯で構成してもよい。
シールドリング10の1部に切り欠き部12や窓を設け
るようにすればよい。また、シールドリングをメッシュ
の金属帯で構成してもよい。
【0032】このようにすれば、電極4の回りの影は小
さくなり、また、電極4へのアルゴンイオンの飛び込み
が多くなり、陰極降下を少なくすることができ、電子放
射物質の飛散量を少なくすることができる。
さくなり、また、電極4へのアルゴンイオンの飛び込み
が多くなり、陰極降下を少なくすることができ、電子放
射物質の飛散量を少なくすることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、ト
リプルコイルによって形成された電極の特性を、このト
リプルコイルにおけるセカンドコイルの単位長さ当りの
抵抗値をR(Ω/mm)、このセカンドコイルの表面積
をS(mm2 )、上記セカンドコイルの長さをその断
面積で割った値をH(1/mm)とした場合、0.08
≦R≦0.16、40≦S≦50および110≦H≦1
90に設定したから、同一のランプを省電力形として使
用しても、高出力形として使用しても、いづれでも略同
等の寿命が得られるようになる。
リプルコイルによって形成された電極の特性を、このト
リプルコイルにおけるセカンドコイルの単位長さ当りの
抵抗値をR(Ω/mm)、このセカンドコイルの表面積
をS(mm2 )、上記セカンドコイルの長さをその断
面積で割った値をH(1/mm)とした場合、0.08
≦R≦0.16、40≦S≦50および110≦H≦1
90に設定したから、同一のランプを省電力形として使
用しても、高出力形として使用しても、いづれでも略同
等の寿命が得られるようになる。
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)図はけい光ラ
ンプの構成図、(b)図は電極の構成図。
ンプの構成図、(b)図は電極の構成図。
【図2】本発明の他の実施例を示し、電極を囲うシール
ドリングの斜視図。
ドリングの斜視図。
【図3】本発明の他の実施例を示し、電極を囲うシール
ドリングの斜視図。
ドリングの斜視図。
1…バルブ、2…ステム、3…ウエルズ、4…電極、5
…けい光体被膜、10…シールドリング。
…けい光体被膜、10…シールドリング。
Claims (1)
- 【請求項1】 バルブの内面にけい光体被膜を設け、
このバルブ内に水銀およびアルゴンガスを封入し、上記
バルブの端部にタングステンからなるトリプルコイルに
よって形成された電極を封装したけい光ランプであり、
上記バルブの外径を23〜27mm、上記アルゴンガス
の封入圧を2〜3Torr、点灯周波数を20kHz以
上、ランプ電流を230〜370mAとして点灯される
ようにし、上記トリプルコイルにおけるセカンドコイル
の単位長さ当りの抵抗値をR(Ω/mm)、このセカン
ドコイルの表面積をS(mm2 )、上記セカンドコイ
ルの長さをその断面積で割った値をH(1/mm)とし
た場合、0.08≦R≦0.16 40≦S≦50 110≦H≦190 に設定したことを特徴とするけい光ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4820191A JPH04284345A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | けい光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4820191A JPH04284345A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | けい光ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04284345A true JPH04284345A (ja) | 1992-10-08 |
Family
ID=12796771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4820191A Pending JPH04284345A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | けい光ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04284345A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014072112A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Hitachi Appliances Inc | 蛍光ランプ及びこの蛍光ランプを用いた点灯装置 |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP4820191A patent/JPH04284345A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014072112A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Hitachi Appliances Inc | 蛍光ランプ及びこの蛍光ランプを用いた点灯装置 |
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