JPH04279197A - 衣類乾燥機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は衣類の乾燥状態に応じて
自動的に運転を停止する衣類乾燥機の制御装置に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、衣類乾燥機は自動的に乾燥状態を
検知し停止させる構成のものが主流となっている。

【０００３】従来のこの種の衣類乾燥機の制御装置を図
４および図５を参照しながら説明する。

【０００４】図に示すように、本体１の下部に駆動源と
なるモータ２を設けてあり、このモータ２と本体１の背
面側に設けたファン３およびこのファン３の前方に設け
た回転ドラム４との間にそれぞれベルト５，６を張設し
て、モータ２の駆動によりファン３および回転ドラム４
を回転させるようにしている。また、本体１の正面側に
熱源となるヒータ７を配設し、ファン３の回転によりヒ
ータ７を通って加熱された熱風が回転ドラム４内に導入
され、回転ドラム４内に収容された被乾燥物が加熱乾燥
される。図中の矢印Ａは風の流れを示す。８は温度セン
サーであり、回転ドラム４内の被乾燥物を通過した後の
温度を検出し、温度の過昇を防止するために、ある設定
温度よりも高い温度が検出されたときはヒータ７へ通電
をやめ、ある設定温度よりも低い温度が検出されたとき
はヒータ７への通電を行うように構成されている。

【０００５】上記構成において図５に示すように、温度
センサー８の温度が初めて設定温度Ｔ１を超えた時刻ｔ
１より一定の遅延時間ｔ２経過した時刻ｔ３において運
転を終了するように構成している。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の衣類
乾燥機の制御装置では、温度センサー８の温度が初めて
設定温度Ｔ１を超える時刻ｔ１は、機体の置かれている
雰囲気温度の影響を受けやすい。また、その後の遅延時
間の設定が一定時間であるため、被乾燥物の乾燥状態に
関係なく運転時間が設定される。その結果、被乾燥物の
乾燥が不十分であったり過乾燥になる恐れがある。

【０００７】本発明は上記のような課題を解決するもの
で、被乾燥物の乾き具合に応じた最適の運転時間で自動
的に運転を停止させることを目的とするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の衣類乾燥機の制
御装置は上記目的を達成するために、温度センサーの温
度を検出する温度検知手段と、この温度検知手段により
検出された温度を設定値と比較する温度比較手段と、熱
源の動作状態を検出する熱源検知手段と、この温度検知
手段，温度比較手段および熱源検知手段にて得られた情
報に基づき運転時間を設定する演算手段と、この演算手
段により設定された運転時間に基づいて熱源およびモー
タを制御する制御手段とを備え、前記演算手段が設定す
る運転時間は熱源検知手段により検出された熱源の動作
時間の割合が設定値よりも少なくなるまでの時間となる
ように設定する構成としたものである。

【０００９】

【作用】本発明は上記した構成により、運転時間は熱源
検知手段により検出された熱源の動作時間の割合が設定
値よりも少なくなるまでの時間と設定することにより、
被乾燥物の乾き具合に応じた最適の運転時間が設定でき
ることとなる。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の実施例について図１〜図３を
参照しながら説明する。なお、従来例と同一構成部品に
は同一符号を付し、その説明は省略する。

【００１１】図１に示すように、温度検知手段９は温度
センサー８の温度を検出する。マイクロコンピュータ１
０は、温度検知手段９により検出されて温度を設定値と
比較する温度比較手段１１と、ヒータ７の動作状態を検
出する熱源検知手段１２と、熱源検知手段１２にて得ら
れた情報に基づき運転時間を設定する演算手段１３を内
蔵する。制御手段１４は、マイクロコンピュータ１０か
ら出力される制御信号に従ってモータ２とヒータ７への
制御を行うものである。

【００１２】上記構成において、動作を説明すると回転
ドラム４内に被乾燥物を投入して運転したときの温度セ
ンサー８の時間変化を図２に示す。また、熱源検知手段
１２にて検出されたヒータ７の動作状態を図３に示す。 温度センサー８の温度が設定値Ｔ２よりも高くなればヒ
ータ７への通電をやめ、設定値Ｔ３よりも低くなればヒ
ータ７へ通電する。したがって、ヒータ７の動作状態は
、図３に示す通りであり、乾燥が進行するにつれてヒー
タ７のＯＮ時間の割合が少なくなってくる。すなわち、
図３に示すｔ４／ｔ４′，ｔ５／ｔ５′，ｔ６／ｔ６′
，ｔ７／ｔ７′，ｔ８／ｔ８′……を演算手段１３にて
計算するとその値は徐々に小さくなってくる。これは回
転ドラム４内の被乾燥物に含まれる水分量が減少するに
つれて、ヒータ７のＯＮにより被乾燥物の温度が上がり
やすくなるためである。演算手段１３は前記ｔｎ／ｔｎ
′の値が設定値Ｋ以下となった時刻を運転終了と設定し
、それに基づいて制御手段１４はヒータ７およびモータ
２を制御する。

【００１３】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、温度センサーの温度を検出する温度検知手
段と、この温度検知手段により検出された温度を設定値
と比較する温度比較手段と、熱源の動作状態を検出する
熱源検知手段と、この温度検知手段，温度比較手段およ
び熱源検知手段にて得られた情報に基づき運転時間を設
定する演算手段と、この演算手段により設定された運転
時間に基づいて熱源およびモータを制御する制御手段と
を備え、前記演算手段が設定する運転時間は熱源検知手
段により検出された熱源の動作時間の割合が設定値より
も少なくなるまでの時間となるように設定する構成とし
たことにより、被乾燥物の乾き具合に応じた最適の運転
時間で自動的に運転を停止させることのできる精度の高
い衣類乾燥機の制御装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における衣類乾燥機の制御装
置を示すブロック図

【図２】同温度センサーの温度−時間特性図

【図３】同
ヒータの動作−時間特性図

【図４】従来の衣類乾燥機の縦断面図

【図５】同衣類乾燥機の温度センサーの温度−時間特性
図

【符号の説明】

２　　モータ ３　　ファン ４　　回転ドラム ７　　ヒータ ８　　温度センサー ９　　温度検知手段 １１　　温度比較手段 １２　　熱源検知手段 １３　　演算手段 １４　　制御手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】熱源と、駆動源となるモータと、被乾燥物
   を回転攪拌させる回転ドラムと、前記熱源より前記回転
   ドラム内に熱風を導入させるファンと、被乾燥物を通過
   した後の熱風の経路内に配設された温度センサーと、前
   記温度センサーからの温度を検出する温度検知手段と、
   前記温度検知手段により検出された温度を設定値と比較
   する温度比較手段と、前記熱源の動作状態を検出する熱
   源検知手段と、前記温度検知手段，前記温度比較手段お
   よび前記熱源検知手段にて得られた情報に基づき運転時
   間を設定する演算手段と、前記演算手段により設定され
   た運転時間に基づいて前記熱源および前記モータを制御
   する制御手段とを備え、前記演算手段が設定する運転時
   間は、前記熱源検知手段により検出された熱源の動作時
   間の割合が設定値よりも少なくなるまでの時間となるよ
   うに設定した衣類乾燥機の制御装置。