JPH04266495A - Ni基合金溶接用フラックス入りワイヤ - Google Patents
Ni基合金溶接用フラックス入りワイヤInfo
- Publication number
- JPH04266495A JPH04266495A JP2490891A JP2490891A JPH04266495A JP H04266495 A JPH04266495 A JP H04266495A JP 2490891 A JP2490891 A JP 2490891A JP 2490891 A JP2490891 A JP 2490891A JP H04266495 A JPH04266495 A JP H04266495A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flux
- wire
- slag
- welding
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Nonmetallic Welding Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉や圧力容器など
に用いるNi基合金のガスシールドアーク溶接用フラッ
クス入りワイヤに係り、さらに詳しくは80%Ar+2
0%Co2 のシールドガスを併用したアーク溶接にお
いて、スパッタ発生量やスラグ被包性及び剥離性などの
作業性が良好で、融合不良やスラグ巻込みが発生しにく
く、しかも延性、靭性、耐割れ性などの溶着金属性能に
も優れたNi基合金溶接用フラックス入りワイヤに関す
る。
に用いるNi基合金のガスシールドアーク溶接用フラッ
クス入りワイヤに係り、さらに詳しくは80%Ar+2
0%Co2 のシールドガスを併用したアーク溶接にお
いて、スパッタ発生量やスラグ被包性及び剥離性などの
作業性が良好で、融合不良やスラグ巻込みが発生しにく
く、しかも延性、靭性、耐割れ性などの溶着金属性能に
も優れたNi基合金溶接用フラックス入りワイヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】フラックス入りワイヤによるガスシール
ドアーク溶接は、被覆アーク溶接やTIG溶接に比較し
て作業能率が良く、年々適用鋼種も拡大しており、Ni
基合金の溶接においても、フラックス入りワイヤの開発
、改良が強く要望されるようになってきた。しかし、こ
の種のワイヤ設計に当たっては、その用途を十分考慮し
た上で溶接作業性や溶接部の融合不良などの欠陥防止は
もとより、耐食性及び低温、高温の機械的性質、耐割れ
性などへの配慮が特に必要になってくる。一方、特開昭
59−21292号公報に開示されているステンレス鋼
溶接用フラックス入りワイヤのフラックスはS,Biを
必須成分として、良好なスラグ剥離性を確保しており、
このようなフラックスをNi基合金溶接用フラックス入
りワイヤに応用すると、良好な溶着金属性能が得られな
くなる。さらに特開昭63−80994号公報のガスシ
ールドアーク溶接用Ni基複合ワイヤは、フラックス中
のスラグ成分について十分な特定がなされていない。
ドアーク溶接は、被覆アーク溶接やTIG溶接に比較し
て作業能率が良く、年々適用鋼種も拡大しており、Ni
基合金の溶接においても、フラックス入りワイヤの開発
、改良が強く要望されるようになってきた。しかし、こ
の種のワイヤ設計に当たっては、その用途を十分考慮し
た上で溶接作業性や溶接部の融合不良などの欠陥防止は
もとより、耐食性及び低温、高温の機械的性質、耐割れ
性などへの配慮が特に必要になってくる。一方、特開昭
59−21292号公報に開示されているステンレス鋼
溶接用フラックス入りワイヤのフラックスはS,Biを
必須成分として、良好なスラグ剥離性を確保しており、
このようなフラックスをNi基合金溶接用フラックス入
りワイヤに応用すると、良好な溶着金属性能が得られな
くなる。さらに特開昭63−80994号公報のガスシ
ールドアーク溶接用Ni基複合ワイヤは、フラックス中
のスラグ成分について十分な特定がなされていない。
【0003】このようなフラックス入りワイヤでは良好
な溶接作業性を確保することが困難である。また、特開
昭63−36995号公報のインコネル合金溶接用フラ
ックス入りワイヤにおいてもフラックス成分の特定が不
十分であり、同号公報の実施例ワイヤでは溶接作業性な
ど良好な諸性能が得られない。しかも、従来のNi基合
金用フラックス入りワイヤの多くは、溶着金属性能面を
考慮してシールドガスには不活性ガスの純Arや80%
Ar+20%CO2 を用いており、これらのシールド
ガスはアークの安定性や集中性を良くする反面、アーク
吹付けは広がりのない弱いものとなる傾向があるため、
融合不良やスラグ巻込みの溶接欠陥の発生し易いという
問題があった。
な溶接作業性を確保することが困難である。また、特開
昭63−36995号公報のインコネル合金溶接用フラ
ックス入りワイヤにおいてもフラックス成分の特定が不
十分であり、同号公報の実施例ワイヤでは溶接作業性な
ど良好な諸性能が得られない。しかも、従来のNi基合
金用フラックス入りワイヤの多くは、溶着金属性能面を
考慮してシールドガスには不活性ガスの純Arや80%
Ar+20%CO2 を用いており、これらのシールド
ガスはアークの安定性や集中性を良くする反面、アーク
吹付けは広がりのない弱いものとなる傾向があるため、
融合不良やスラグ巻込みの溶接欠陥の発生し易いという
問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な問題点を解決すべくなされたものであって、その目的
とするところは、スパッタ発生量が少なく、スラグの被
包性や剥離性などの溶接作業性が良好で、融合不良やス
ラグ巻込みが発生しにくく、しかも延性、靭性、耐割れ
性などの溶着金属性能が優れたNi基合金溶接用フラッ
クス入りワイヤの提供にある。
な問題点を解決すべくなされたものであって、その目的
とするところは、スパッタ発生量が少なく、スラグの被
包性や剥離性などの溶接作業性が良好で、融合不良やス
ラグ巻込みが発生しにくく、しかも延性、靭性、耐割れ
性などの溶着金属性能が優れたNi基合金溶接用フラッ
クス入りワイヤの提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、Ni基合
金用フラックス入りワイヤと80%Ar+20%CO2
のガスシールドアーク溶接において、スパッタ発生量
とスラグの被包性や剥離性を改善すると共に、融合不良
などの溶接欠陥を発生しにくくし、しかも延性、靭性、
耐割れ性などの優れた溶着金属性能の確保を目的として
、ワイヤ中のフラックス組成やフラックス充填率に関し
鋭意検討した。その結果、TiO2 を主成分として若
干量のAl2O3 とSiO2 を含有するフラックス
組成において、Na,K,Liの化合物であるNa2
O,K2 O,Li2 O,Na2 CO3 ,Li2
CO3 やNaF,LiFなどの添加量やNaF,L
iFを含めた全金属弗化物添加量をNa,K,LiやF
に換算した値で、それぞれ適正範囲に制御することによ
りスパッタ発生量やスラグ被包性及び剥離性の改善に有
効であることを見いだした。
金用フラックス入りワイヤと80%Ar+20%CO2
のガスシールドアーク溶接において、スパッタ発生量
とスラグの被包性や剥離性を改善すると共に、融合不良
などの溶接欠陥を発生しにくくし、しかも延性、靭性、
耐割れ性などの優れた溶着金属性能の確保を目的として
、ワイヤ中のフラックス組成やフラックス充填率に関し
鋭意検討した。その結果、TiO2 を主成分として若
干量のAl2O3 とSiO2 を含有するフラックス
組成において、Na,K,Liの化合物であるNa2
O,K2 O,Li2 O,Na2 CO3 ,Li2
CO3 やNaF,LiFなどの添加量やNaF,L
iFを含めた全金属弗化物添加量をNa,K,LiやF
に換算した値で、それぞれ適正範囲に制御することによ
りスパッタ発生量やスラグ被包性及び剥離性の改善に有
効であることを見いだした。
【0006】またこのようなフラックス組成からS,B
iの除去や脱酸剤として最も有効な金属Tiを添加せし
めることにより、溶着金属の延性、靭性耐割れ性を大幅
に改善できるということが判明した。
iの除去や脱酸剤として最も有効な金属Tiを添加せし
めることにより、溶着金属の延性、靭性耐割れ性を大幅
に改善できるということが判明した。
【0007】さらに融合不良やスラグ巻込みの溶接欠陥
はワイヤのフラックス充填率やフラックス組成と関係あ
ることがわかった。即ち、ワイヤの充填率が高過ぎた場
合、アークの吹付け強さや広がりの点で大きな変化が見
られない割りには、ワイヤの溶着速度が増大する傾向が
ある。
はワイヤのフラックス充填率やフラックス組成と関係あ
ることがわかった。即ち、ワイヤの充填率が高過ぎた場
合、アークの吹付け強さや広がりの点で大きな変化が見
られない割りには、ワイヤの溶着速度が増大する傾向が
ある。
【0008】このため、アーク直下の溶融プールが広が
らないにもかかわらず、そこに移行する溶着金属やスラ
グ量が過多となって融合不良やスラグ巻込みを発生し易
くすることが判明した。さらに、これらの溶接欠陥のう
ち、スラグ巻込みは充填フラックスの溶融速度がワイヤ
外皮に比べて遅すぎた場合により発生し易くなる傾向が
認められた。従って、これらの溶接欠陥防止には、フラ
ックス充填率が過多とならないように制御しながら、溶
融し易いフラックス組成とすることが有効であるとの結
論を得た。
らないにもかかわらず、そこに移行する溶着金属やスラ
グ量が過多となって融合不良やスラグ巻込みを発生し易
くすることが判明した。さらに、これらの溶接欠陥のう
ち、スラグ巻込みは充填フラックスの溶融速度がワイヤ
外皮に比べて遅すぎた場合により発生し易くなる傾向が
認められた。従って、これらの溶接欠陥防止には、フラ
ックス充填率が過多とならないように制御しながら、溶
融し易いフラックス組成とすることが有効であるとの結
論を得た。
【0009】本発明は以上の知見に基づくものであって
、その要旨とするところは、Ni基合金からなる外皮の
内部に、ワイヤ全重量に対してフラックスを10〜23
%充填し、フラックス中にワイヤ全重量比でTiO2
を4〜12%、Al2 O3 を0.1〜2%、SiO
2 を0.1〜3%、Na,K,Liの化合物金属弗化
物をNa,K,Liに換算し、Naを0.1〜2.0%
、Kを0.01〜1.5%、Liを0.06〜1.0%
、Na+K+Liを0.4〜2.4%、NaFやLiF
を含む全金属弗化物をFに換算して0.4〜1.5%、
Tiを0.1〜1.9%、金属成分の合計を0.1〜1
7%、スラグ成分の合計を5.5〜18%にしたことを
特徴とするNi基合金溶接用フラックス入りワイヤにあ
る。
、その要旨とするところは、Ni基合金からなる外皮の
内部に、ワイヤ全重量に対してフラックスを10〜23
%充填し、フラックス中にワイヤ全重量比でTiO2
を4〜12%、Al2 O3 を0.1〜2%、SiO
2 を0.1〜3%、Na,K,Liの化合物金属弗化
物をNa,K,Liに換算し、Naを0.1〜2.0%
、Kを0.01〜1.5%、Liを0.06〜1.0%
、Na+K+Liを0.4〜2.4%、NaFやLiF
を含む全金属弗化物をFに換算して0.4〜1.5%、
Tiを0.1〜1.9%、金属成分の合計を0.1〜1
7%、スラグ成分の合計を5.5〜18%にしたことを
特徴とするNi基合金溶接用フラックス入りワイヤにあ
る。
【0010】
【作用】まず、本発明のフラックス入りワイヤとは図1
(a)〜(d)にその一例を示すような断面形状のワイ
ヤで、パイプあるいはフープからなる外皮1に充填フラ
ックス2を被包したものであり、同図(b)〜(d)の
ごとく継目3を有するもの、あるいは同図(a)に示す
ような継目のないものでも良い。外皮材としてはNi基
合金を用いることにより、成分設計を容易にすることが
できる。本発明は以下の実験方法に基づくものである。
(a)〜(d)にその一例を示すような断面形状のワイ
ヤで、パイプあるいはフープからなる外皮1に充填フラ
ックス2を被包したものであり、同図(b)〜(d)の
ごとく継目3を有するもの、あるいは同図(a)に示す
ような継目のないものでも良い。外皮材としてはNi基
合金を用いることにより、成分設計を容易にすることが
できる。本発明は以下の実験方法に基づくものである。
【0011】まず、表1に示す化学成分のNi−Cr系
及びNi−Cr−Mo系インコネルのパイプまたはフー
プを外皮として用いて、図1に示すような断面形状でフ
ラックス組成の異なるAWS A5.14ERNiC
r−3、ERNiCrMo−3相当のワイヤ径1.2m
mのフラックス入りワイヤを製造し、図2のような軟鋼
板上に試験ワイヤでバタリングして作製したV開先内部
を溶接電流;DC(+)200A、電圧;31V、速度
;25〜35cm/minの溶接条件で80%Ar+2
0%CO2 ガスシールドアーク溶接を行い、各種ワイ
ヤのスパッタ発生量とスラグ被包性や剥離性などの溶接
作業性や融合不良、スラグ巻込みの欠陥の有無、高温割
れ発生の有無、溶着金属の引張及び衝撃試験による強度
、延性、靭性に影響を及ぼす要因と対策について検討し
た。
及びNi−Cr−Mo系インコネルのパイプまたはフー
プを外皮として用いて、図1に示すような断面形状でフ
ラックス組成の異なるAWS A5.14ERNiC
r−3、ERNiCrMo−3相当のワイヤ径1.2m
mのフラックス入りワイヤを製造し、図2のような軟鋼
板上に試験ワイヤでバタリングして作製したV開先内部
を溶接電流;DC(+)200A、電圧;31V、速度
;25〜35cm/minの溶接条件で80%Ar+2
0%CO2 ガスシールドアーク溶接を行い、各種ワイ
ヤのスパッタ発生量とスラグ被包性や剥離性などの溶接
作業性や融合不良、スラグ巻込みの欠陥の有無、高温割
れ発生の有無、溶着金属の引張及び衝撃試験による強度
、延性、靭性に影響を及ぼす要因と対策について検討し
た。
【0012】
【表1】
【0013】なお、フラックス充填率の検討範囲は9〜
30%とした。
30%とした。
【0014】本発明は以上の実験方法と検討結果に基づ
いてなされたものであり、本発明が規定した各種数値の
限定理由を以下に述べる。Ni基合金を外皮に用いたの
はフラックスが充填過多とならないように、フラックス
中からの合金添加量を抑制するためのものであり、溶着
金属成分の安定化にも効果がある。フラックスの充填率
下限を10%としたのは、ワイヤ製造工程において安定
した充填率の確保を容易にするためであるが、上限の2
3%を超えると融合不良やスラグ巻込みの欠陥が発生し
易くなる。TiO2 は均一で被包性の良いスラグを形
成すると共に、アーク状態の安定化にも効果があり、し
かも溶着金属性能に及ぼす影響は小さいのでスラグ形成
剤の主成分として最適である。しかし4%未満ではこれ
らの効果が十分発揮されず、12%を超えるとワイヤ中
のスラグ成分が過多となって、スラグ巻込みが発生し易
くなる。原材料としては、ルチール、チタン白、チタン
酸カリ、チタン酸ソーダ、チタン酸カルシウムなどを用
いることができる。
いてなされたものであり、本発明が規定した各種数値の
限定理由を以下に述べる。Ni基合金を外皮に用いたの
はフラックスが充填過多とならないように、フラックス
中からの合金添加量を抑制するためのものであり、溶着
金属成分の安定化にも効果がある。フラックスの充填率
下限を10%としたのは、ワイヤ製造工程において安定
した充填率の確保を容易にするためであるが、上限の2
3%を超えると融合不良やスラグ巻込みの欠陥が発生し
易くなる。TiO2 は均一で被包性の良いスラグを形
成すると共に、アーク状態の安定化にも効果があり、し
かも溶着金属性能に及ぼす影響は小さいのでスラグ形成
剤の主成分として最適である。しかし4%未満ではこれ
らの効果が十分発揮されず、12%を超えるとワイヤ中
のスラグ成分が過多となって、スラグ巻込みが発生し易
くなる。原材料としては、ルチール、チタン白、チタン
酸カリ、チタン酸ソーダ、チタン酸カルシウムなどを用
いることができる。
【0015】Al2 O3 はTiO2 を主成分とす
るスラグ形成剤の補助的な成分として添加し、フラック
スやスラグの融点を調整するために必要であり、溶融し
易いフラックスと流動性の良いスラグを形成する。この
ような添加効果は0.1%未満では得られず、2%を超
えると逆効果になる。原材料としてはAl2 O3 粉
末のアルミナやSiO2 など他成分の化合物としてカ
リ長石などが使用できる。
るスラグ形成剤の補助的な成分として添加し、フラック
スやスラグの融点を調整するために必要であり、溶融し
易いフラックスと流動性の良いスラグを形成する。この
ような添加効果は0.1%未満では得られず、2%を超
えると逆効果になる。原材料としてはAl2 O3 粉
末のアルミナやSiO2 など他成分の化合物としてカ
リ長石などが使用できる。
【0016】SiO2 は前記のAl2 O3 と同様
な効果があり、この効果はAl2 O3 と併用するこ
とにより、さらに顕著となる。但し、SiO2 はTi
などの強脱酸性元素によって還元され易いので、添加し
過ぎると溶着金属中のSiが過量となって、延性、靭性
、耐割れ性に悪影響を及ぼす。従って、添加量は0.1
〜3%にする必要があり、原材料としては珪砂、カリ長
石、珪灰石、珪酸ナトリウム、珪酸カリウムなどを使用
できる。
な効果があり、この効果はAl2 O3 と併用するこ
とにより、さらに顕著となる。但し、SiO2 はTi
などの強脱酸性元素によって還元され易いので、添加し
過ぎると溶着金属中のSiが過量となって、延性、靭性
、耐割れ性に悪影響を及ぼす。従って、添加量は0.1
〜3%にする必要があり、原材料としては珪砂、カリ長
石、珪灰石、珪酸ナトリウム、珪酸カリウムなどを使用
できる。
【0017】Na,K,Liの化合物はアークの安定性
を良好にし、スパッタ発生量を低減する。またワイヤ中
の充填フラックスを溶融し易くし、スラグの融点を下げ
流動性を良くするので、溶接部の融合不良、スラグ巻込
み防止やスラグの剥離性を良好にするのに有効な成分で
ある。このような効果の総てを発揮させるためには、N
a,K,Liの化合物をそれぞれ必須成分として複合添
加することが必要である。しかし、これらの成分が過量
になると溶接ヒュームが多発するため、添加量はNaを
0.1〜2.0%、Kを0.01〜1.5%、Liを0
.06〜1.0%、Na+K+Liを0.4〜2.4%
にする。原材料は、Na化合物として炭酸ナトリウム、
ソーダガラス粉末、ソーダ長石、粉末及び水溶液状の珪
酸ソーダ、弗化ソーダなどを使用できる。K化合物とし
て炭酸カリウム、カリガラス粉末、カリ長石、粉末状ま
たは水溶液状の珪酸カリ、珪弗化カリ(K2 SiF6
)、ジルコン弗化カリ(K2 ZrF6 )、チタン
弗化カリ(K2 TiF6 )、弗化カリ(KF)など
を使用できる。Li化合物として炭酸リチウム、リチウ
ムフラックス、弗化リチウムなどを使用できる。
を良好にし、スパッタ発生量を低減する。またワイヤ中
の充填フラックスを溶融し易くし、スラグの融点を下げ
流動性を良くするので、溶接部の融合不良、スラグ巻込
み防止やスラグの剥離性を良好にするのに有効な成分で
ある。このような効果の総てを発揮させるためには、N
a,K,Liの化合物をそれぞれ必須成分として複合添
加することが必要である。しかし、これらの成分が過量
になると溶接ヒュームが多発するため、添加量はNaを
0.1〜2.0%、Kを0.01〜1.5%、Liを0
.06〜1.0%、Na+K+Liを0.4〜2.4%
にする。原材料は、Na化合物として炭酸ナトリウム、
ソーダガラス粉末、ソーダ長石、粉末及び水溶液状の珪
酸ソーダ、弗化ソーダなどを使用できる。K化合物とし
て炭酸カリウム、カリガラス粉末、カリ長石、粉末状ま
たは水溶液状の珪酸カリ、珪弗化カリ(K2 SiF6
)、ジルコン弗化カリ(K2 ZrF6 )、チタン
弗化カリ(K2 TiF6 )、弗化カリ(KF)など
を使用できる。Li化合物として炭酸リチウム、リチウ
ムフラックス、弗化リチウムなどを使用できる。
【0018】金属弗化物はワイヤ中の充填フラックスを
溶融し易くし、スラグの融点を下げ流動性を良くするの
で溶接部の融合不良、スラグ巻込み、ピット発生防止に
有効な成分である。またスラグ剥離性改善にも効果的で
あるが、過多となるとアークが不安定になってスパッタ
増加の原因となる。このような金属弗化物の添加による
弊害を抑えながら、より大きな効果を得るためには、N
aF,LiFを必須成分として、かつNaF,LiFを
含めた全金属弗化物の添加量を、Fに換算して0.4〜
1.5%にする必要がある。NaF,LiF以外の金属
弗化物としては、CaF2 ,AlF3 ,MgF2
,Na3 AlF6 ,K2 ZrF6 などを上記範
囲内で使用できる。
溶融し易くし、スラグの融点を下げ流動性を良くするの
で溶接部の融合不良、スラグ巻込み、ピット発生防止に
有効な成分である。またスラグ剥離性改善にも効果的で
あるが、過多となるとアークが不安定になってスパッタ
増加の原因となる。このような金属弗化物の添加による
弊害を抑えながら、より大きな効果を得るためには、N
aF,LiFを必須成分として、かつNaF,LiFを
含めた全金属弗化物の添加量を、Fに換算して0.4〜
1.5%にする必要がある。NaF,LiF以外の金属
弗化物としては、CaF2 ,AlF3 ,MgF2
,Na3 AlF6 ,K2 ZrF6 などを上記範
囲内で使用できる。
【0019】Tiは脱酸剤としての効果を発揮し、溶着
金属の延性、靭性、耐割れ性の向上をもたらす。しかし
0.1%未満ではその効果が不十分であり、1.9%を
超えるとスラグ溶融金属の流動性が劣化して、均一で良
好なビードが形成されなくなる。
金属の延性、靭性、耐割れ性の向上をもたらす。しかし
0.1%未満ではその効果が不十分であり、1.9%を
超えるとスラグ溶融金属の流動性が劣化して、均一で良
好なビードが形成されなくなる。
【0020】本発明において金属成分とは、Ni,Cr
,Mo,Nb,Fe,Mn,Ti,Al,Mgなどや、
これらの元素を複合して含有する粉末状の合金剤や脱酸
剤を意味し、目標とする溶着金属成分への対応域はフラ
ックス充填率の調整などを目的として、0.1%以上の
必要量を単独もしくは複合で添加できる。しかし、これ
ら金属成分の添加量合計が17%を超えると、必須とし
ているスラグ成分との兼合いから充填率が過多となって
溶接部の融合不良を発生し易くする。
,Mo,Nb,Fe,Mn,Ti,Al,Mgなどや、
これらの元素を複合して含有する粉末状の合金剤や脱酸
剤を意味し、目標とする溶着金属成分への対応域はフラ
ックス充填率の調整などを目的として、0.1%以上の
必要量を単独もしくは複合で添加できる。しかし、これ
ら金属成分の添加量合計が17%を超えると、必須とし
ているスラグ成分との兼合いから充填率が過多となって
溶接部の融合不良を発生し易くする。
【0021】次に、本発明においてスラグ成分とは、金
属酸化物や金属弗物の非金属成分を意味するものであり
、前記した成分の他にスラグの塩基度や流動性、剥離性
、アーク状態などの微調整を目的としてCaO,MgO
,ZrO2 などを添加できる。これら成分を含めたス
ラグ成分の合計が5.5%未満ではスラグ量が不足して
、均一で良好な被包性が得られなくなり、その結果スラ
グの焼付きやビード形状の劣化を招く。また18%を超
えるとスラグ巻込みが発生し易くする。
属酸化物や金属弗物の非金属成分を意味するものであり
、前記した成分の他にスラグの塩基度や流動性、剥離性
、アーク状態などの微調整を目的としてCaO,MgO
,ZrO2 などを添加できる。これら成分を含めたス
ラグ成分の合計が5.5%未満ではスラグ量が不足して
、均一で良好な被包性が得られなくなり、その結果スラ
グの焼付きやビード形状の劣化を招く。また18%を超
えるとスラグ巻込みが発生し易くする。
【0022】
【実施例】表1に示すNi基合金のパイプ及びフープを
用い、表2に示す組成のAWSA5.14ERNiCr
−3、ERNiCrMo−3相当のワイヤを製造し、図
2のような軟鋼板上に試験ワイヤをバタリングして作製
した試験板を拘束治具で固定してから、そのV開先内部
を溶接電流;DC(+)200A、電圧;31V、速度
;25〜35cm/min の溶接条件で80%Ar+
20%CO2 ガスシールドアーク溶接を行い、それぞ
れの溶接作業性や溶着金属性能などを比較した。なおワ
イヤ径は1.2mmとし、外皮としてパイプP1,P2
を用いたものは図1(a)に示すシームレスパイプ、フ
ープH1,H2を用いたものは図1(b)、フープH3
を用いたものは図1(d)に示す断面形状とした。図2
において、板厚t=20mm,開先角度θ=45°、ル
ート間隔r=12mm、bは試験ワイヤによるバタリン
グ部を示す。
用い、表2に示す組成のAWSA5.14ERNiCr
−3、ERNiCrMo−3相当のワイヤを製造し、図
2のような軟鋼板上に試験ワイヤをバタリングして作製
した試験板を拘束治具で固定してから、そのV開先内部
を溶接電流;DC(+)200A、電圧;31V、速度
;25〜35cm/min の溶接条件で80%Ar+
20%CO2 ガスシールドアーク溶接を行い、それぞ
れの溶接作業性や溶着金属性能などを比較した。なおワ
イヤ径は1.2mmとし、外皮としてパイプP1,P2
を用いたものは図1(a)に示すシームレスパイプ、フ
ープH1,H2を用いたものは図1(b)、フープH3
を用いたものは図1(d)に示す断面形状とした。図2
において、板厚t=20mm,開先角度θ=45°、ル
ート間隔r=12mm、bは試験ワイヤによるバタリン
グ部を示す。
【0023】溶接部の高温割れ性試験は図2の開先を初
層溶接後、染色探傷試験により、割れの有無を調査した
。融合不良やスラブ巻込みの溶接欠陥はX線透過写真に
より調査した。溶着金属の引張試験片はJIS Z
3111 A1号を、また衝撃試験片はJIS
Z 3112 4号を図2の開先に盛られた溶接部
から採取した。これらの試験結果は表3に示す。
層溶接後、染色探傷試験により、割れの有無を調査した
。融合不良やスラブ巻込みの溶接欠陥はX線透過写真に
より調査した。溶着金属の引張試験片はJIS Z
3111 A1号を、また衝撃試験片はJIS
Z 3112 4号を図2の開先に盛られた溶接部
から採取した。これらの試験結果は表3に示す。
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】
【表7】
【0030】
【表8】
【0031】
【表9】
【0032】
【表10】
【0033】
【表11】
【0034】フラックス中の金属成分が多過ぎて充填率
が過多となったワイヤNo.1は融合不良を発生した。 またフラックス中のスラブ成分が多すぎるワイヤNo.
2はスラグの巻込みを発生し、逆にスラグ成分の少なす
ぎるワイヤNo.3はスラグの被包性が不良であった。 さらにTiO2 含有量の少ないワイヤNo.4はスラ
グの被包性やビード形状が悪く、反対に多すぎるワイヤ
No.5はスラグの巻込みを発生した。Al2 O3
を含有量しないワイヤNo.6はスラグの流動性が悪く
、含有量の多いワイヤNo.7もスラグの流動性が悪く
なった。SiO2 を含有しないワイヤNo.8はスラ
グの流動性が悪く、含有量の多いワイヤNo.9は溶着
金属中のSiが高くなって、延性や靭性の機械的性質が
劣化したうえ高温割れが発生した。Na(ナトリウム)
化合物の含有量が少ないワイヤNo.10はアークの安
定性が悪く、スパッタが多い。 またスラグの流動性や剥離性も悪くなっている。また、
K(カリウム)化合物を含有しないワイヤNo.11も
アークの安定性が悪く、スパッタも多い。次にLiFな
どのLi(リチウム)化合物を全く含有しないワイヤN
o.12やLi化合物として炭酸リチウム(Li2 C
O3 )を含有しているものの、LiFを含有していな
いワイヤNo.15、Na化合物として酸化ナトリウム
(Na2 O)を含有しているものの、NaFを含有量
しないワイヤNo.14はいずれもアークの安定性が悪
く、スパッタが多くなっており、スラグの剥離性が劣化
した。さらに、Na,K,Li化合物をそれぞれ含有し
ているものの、これら化合物の合計含有量が不足してい
るワイヤNo.13はやはりアークの安定性が悪く、ス
パッタも多く、スラグの流動性や剥離性が悪い。しかも
、スラグ巻込みや融合不良が発生している。一方Na,
K,Liの化合物がそれぞれ多過ぎ、しかもこれらの合
計添加量が多過ぎるワイヤNo.34,35,36はい
ずれも溶接ヒューム量が多い。
が過多となったワイヤNo.1は融合不良を発生した。 またフラックス中のスラブ成分が多すぎるワイヤNo.
2はスラグの巻込みを発生し、逆にスラグ成分の少なす
ぎるワイヤNo.3はスラグの被包性が不良であった。 さらにTiO2 含有量の少ないワイヤNo.4はスラ
グの被包性やビード形状が悪く、反対に多すぎるワイヤ
No.5はスラグの巻込みを発生した。Al2 O3
を含有量しないワイヤNo.6はスラグの流動性が悪く
、含有量の多いワイヤNo.7もスラグの流動性が悪く
なった。SiO2 を含有しないワイヤNo.8はスラ
グの流動性が悪く、含有量の多いワイヤNo.9は溶着
金属中のSiが高くなって、延性や靭性の機械的性質が
劣化したうえ高温割れが発生した。Na(ナトリウム)
化合物の含有量が少ないワイヤNo.10はアークの安
定性が悪く、スパッタが多い。 またスラグの流動性や剥離性も悪くなっている。また、
K(カリウム)化合物を含有しないワイヤNo.11も
アークの安定性が悪く、スパッタも多い。次にLiFな
どのLi(リチウム)化合物を全く含有しないワイヤN
o.12やLi化合物として炭酸リチウム(Li2 C
O3 )を含有しているものの、LiFを含有していな
いワイヤNo.15、Na化合物として酸化ナトリウム
(Na2 O)を含有しているものの、NaFを含有量
しないワイヤNo.14はいずれもアークの安定性が悪
く、スパッタが多くなっており、スラグの剥離性が劣化
した。さらに、Na,K,Li化合物をそれぞれ含有し
ているものの、これら化合物の合計含有量が不足してい
るワイヤNo.13はやはりアークの安定性が悪く、ス
パッタも多く、スラグの流動性や剥離性が悪い。しかも
、スラグ巻込みや融合不良が発生している。一方Na,
K,Liの化合物がそれぞれ多過ぎ、しかもこれらの合
計添加量が多過ぎるワイヤNo.34,35,36はい
ずれも溶接ヒューム量が多い。
【0035】全金属弗化物のF換算値が少な過ぎるワイ
ヤNo.16はスラグの流動性や剥離性が悪く、融合不
良が発生し易い。逆に金属弗化物が多過ぎるワイヤNo
.17はアークが不安定となって、スパッタが多発した
。
ヤNo.16はスラグの流動性や剥離性が悪く、融合不
良が発生し易い。逆に金属弗化物が多過ぎるワイヤNo
.17はアークが不安定となって、スパッタが多発した
。
【0036】Ti含有量が多過ぎるワイヤNo.18は
スラグの流動性やビード形状などが悪く、また、逆にT
iを含有しないワイヤNo.19は溶着金属の機械的性
質が悪くなった。
スラグの流動性やビード形状などが悪く、また、逆にT
iを含有しないワイヤNo.19は溶着金属の機械的性
質が悪くなった。
【0037】これに対して、ワイヤのフラックス充填率
やフラックス中のTiO2 ,Al2 O3 ,SiO
2 ,NaF,LiFを含めたNa,K,Li化合物及
び金属弗化物、Ti含有量がそれぞれ適正範囲にあって
、しかも金属成分やスラグ成分が適量の本発明ワイヤN
o.20〜33は、どのワイヤもスパッタ発生やスラグ
の被包性及び剥離性が良好で、融合不良やスラグ巻込み
の欠陥が発生せず、しかも延性、靭性、耐割れ性などの
溶着金属性能も良好であった。なお、表3における溶接
作業性評価は〔◎;極めて良好、○;良好、△;やや良
好、×;不良〕を示すものである。
やフラックス中のTiO2 ,Al2 O3 ,SiO
2 ,NaF,LiFを含めたNa,K,Li化合物及
び金属弗化物、Ti含有量がそれぞれ適正範囲にあって
、しかも金属成分やスラグ成分が適量の本発明ワイヤN
o.20〜33は、どのワイヤもスパッタ発生やスラグ
の被包性及び剥離性が良好で、融合不良やスラグ巻込み
の欠陥が発生せず、しかも延性、靭性、耐割れ性などの
溶着金属性能も良好であった。なお、表3における溶接
作業性評価は〔◎;極めて良好、○;良好、△;やや良
好、×;不良〕を示すものである。
【0038】
【発明の効果】本発明は、Ni基合金溶接用フラックス
入りワイヤにおけるフラックス充填率やTiO2 ,A
l2 O3 ,SiO2 ,NaF,LiFを含むNa
,K,Liの化合物及び金属弗化物、Ti含有量や金属
成分、スラグ成分のフラックス組成範囲を特定すること
によって、溶接作業性や溶着金属性能が良好で融合不良
などの欠陥も発生しにくくすることを可能とし、Ni基
合金の溶接作業能率と、溶接部の品質向上に大きく貢献
できる。
入りワイヤにおけるフラックス充填率やTiO2 ,A
l2 O3 ,SiO2 ,NaF,LiFを含むNa
,K,Liの化合物及び金属弗化物、Ti含有量や金属
成分、スラグ成分のフラックス組成範囲を特定すること
によって、溶接作業性や溶着金属性能が良好で融合不良
などの欠陥も発生しにくくすることを可能とし、Ni基
合金の溶接作業能率と、溶接部の品質向上に大きく貢献
できる。
【図1】(a),(b),(c),(d)は各種フラッ
クス入りワイヤの断面形状を示す模式図である。
クス入りワイヤの断面形状を示す模式図である。
【図2】溶接作業性,高温割れ試験,引張試験,衝撃試
験などに用いた開先形状を示す断面図である。
験などに用いた開先形状を示す断面図である。
1 外皮
2 充填フラックス
3 継目
θ 開先角度
t 板厚
r ルート間隔
b バタリング部
Claims (1)
- 【請求項1】 Ni基合金からなる外皮の内部に、ワ
イヤ全重量に対してフラックスを10〜23%充填し、
フラックス中にワイヤ全重量比でTiO2 を4〜12
%、Al2 O3 を0.1〜2%、SiO2 を0.
1〜3%、Na,K,Liの化合物をNa,K,Liに
それぞれ換算し、Naを0.1〜2.0%、Kを0.0
1〜1.5%、Liを0.06〜1.0%、Na+K+
Liを0.4〜2.4%、NaF,LiFを含む全金属
弗化物をFに換算して0.4〜1.5%、Tiを0.1
〜1.9%を含有し、かつ、金属成分の合計は0.1〜
17%、スラグ成分の合計は5.5〜18%であること
を特徴とするNi基合金溶接用フラックス入りワイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2490891A JPH04266495A (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | Ni基合金溶接用フラックス入りワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2490891A JPH04266495A (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | Ni基合金溶接用フラックス入りワイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04266495A true JPH04266495A (ja) | 1992-09-22 |
Family
ID=12151277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2490891A Withdrawn JPH04266495A (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | Ni基合金溶接用フラックス入りワイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04266495A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06198488A (ja) * | 1993-01-08 | 1994-07-19 | Nippon Steel Corp | Ni基合金を外皮とするフラックス入りワイヤ |
JPH06292990A (ja) * | 1992-09-30 | 1994-10-21 | Kobe Steel Ltd | フラックス入りワイヤ |
CN105081603A (zh) * | 2014-05-14 | 2015-11-25 | 株式会社神户制钢所 | Ni基合金药芯焊丝 |
-
1991
- 1991-02-19 JP JP2490891A patent/JPH04266495A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06292990A (ja) * | 1992-09-30 | 1994-10-21 | Kobe Steel Ltd | フラックス入りワイヤ |
JPH06198488A (ja) * | 1993-01-08 | 1994-07-19 | Nippon Steel Corp | Ni基合金を外皮とするフラックス入りワイヤ |
CN105081603A (zh) * | 2014-05-14 | 2015-11-25 | 株式会社神户制钢所 | Ni基合金药芯焊丝 |
CN105081603B (zh) * | 2014-05-14 | 2017-08-25 | 株式会社神户制钢所 | Ni基合金药芯焊丝 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5198481B2 (ja) | Ni基合金フラックス入りワイヤ | |
JP2641117B2 (ja) | ステンレス鋼をアーク溶接する電極及びフラックス | |
US9969033B2 (en) | Ni-base alloy weld metal and Ni-base alloy covered electrode | |
WO2018087812A1 (ja) | フラックス入りワイヤ、溶接継手の製造方法、及び溶接継手 | |
JP4447078B2 (ja) | Ni基合金フラックス入りワイヤ | |
JP2002001580A (ja) | オーステナイト系ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ | |
JPS61286089A (ja) | ガスシ−ルドア−ク溶接方法 | |
JP2019000887A (ja) | 低温用鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP7244340B2 (ja) | Ni基合金フラックス入りワイヤ | |
JP2000343277A (ja) | 全姿勢溶接性に優れたNi基合金フラックス入りワイヤ | |
JPS5913955B2 (ja) | ステンレス鋼溶接用複合ワイヤ | |
JP2711077B2 (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
US3853611A (en) | Welding material for super low temperature steels | |
JP2565831B2 (ja) | Ni基合金を外皮とするフラックス入りワイヤ | |
JP6599807B2 (ja) | 炭酸ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JPH04266495A (ja) | Ni基合金溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP5863570B2 (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP2001205483A (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JPH0335033B2 (ja) | ||
JP2021109200A (ja) | 鉄粉低水素系被覆アーク溶接棒 | |
JP2711061B2 (ja) | ステンレス鋼フラックス入りワイヤ | |
JPH10296486A (ja) | 9%Ni鋼溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP2000343276A (ja) | Ni基合金フラックス入りワイヤ | |
JPH0518679B2 (ja) | ||
JPH04231197A (ja) | Ni基合金溶接用フラックス入りワイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |