JPH04264413A - コンパクトなズームレンズ - Google Patents
コンパクトなズームレンズInfo
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- JPH04264413A JPH04264413A JP4750491A JP4750491A JPH04264413A JP H04264413 A JPH04264413 A JP H04264413A JP 4750491 A JP4750491 A JP 4750491A JP 4750491 A JP4750491 A JP 4750491A JP H04264413 A JPH04264413 A JP H04264413A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0010】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ用のズームレン
ズに関するものであり、更に詳しくはレンズシャッター
(LS)カメラ等のカメラに用いるコンパクトなズーム
レンズに関するものである。 【0020】 【従来の技術】現在、LSカメラのコンパクト化,低コ
スト化を達成するために、撮影レンズのコンパクト化,
低コスト化が要望されている。その一方でズーム比の大
きいズームレンズ系が望まれている。ズームレンズにお
いて、ズーミングに際するレンズの移動量も含め、ズー
ム比を確保しつつレンズ系をコンパクト化するには、各
レンズ群の屈折力を強くする必要がある。 【0030】しかし、性能を維持しながら屈折力を強く
していくのはレンズ枚数を増加させる方向であるといえ
る。一方、低コスト化のためにはレンズ枚数を削減する
のが効果的である。このように、ズーム比を確保した上
でのレンズ系のコンパクト化と低コスト化には相反する
要素が多分に含まれているのである。 【0040】上記ズームレンズとしては、従来より一般
的な正・負の2成分構成の後方に、負のレンズ群を配し
て3成分構成としたものが知られている。これにより全
体で正・負の望遠タイプが構成され、全長のコンパクト
化が図られる。このように光学性能を維持しつつコンパ
クト化や高変倍比化を狙った正・負・負の3成分構成の
ズームレンズとしては、例えば特開昭61−67016
号,同61−67017号等が知られている。 【0050】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の正・負
・負の3成分構成のズームレンズでは、光学性能を維持
しつつレンズ枚数を削減し、コストを低く押さえるのは
難しいという問題がある。また、コンパクト化について
も十分達成されているとはいえない。 【0060】一方、最近、プラスチック成形やガラスモ
ールド等の技術進歩が著しく、非球面が安価に生産され
うるようになってきている。 【0070】そこで、このような状況に鑑み、本発明で
は各群の屈折力を強くすることによって生じる諸収差を
従来よりもバランスよく補正するために、非球面をより
効果的に用いることに着目した。そして、高い光学性能
を維持しながらレンズ枚数が少なく、低コスト化及びコ
ンパクト化が達成された、LSカメラに好適なズームレ
ンズを提供することを目的とした。 【0080】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明のズームレンズは、物体側より順に正の屈折力
を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レン
ズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とから成り、
各レンズ群の間の空気間隔を変化させることによって全
系の焦点距離を変化させるズームレンズにおいて、少な
くとも2面の非球面を全系に有することを特徴としてい
る。 【0090】また、物体側より順に正の屈折力を有する
第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、
負の屈折力を有する第3レンズ群とから成り、各レンズ
群の間の空気間隔を変化させることによって全系の焦点
距離を変化させるズームレンズにおいて、前記第1レン
ズ群に両面非球面レンズを有することを特徴としている
。 【0100】物体側より順に正の屈折力を有する第1レ
ンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈
折力を有する第3レンズ群とから成り、各レンズ群の間
の空気間隔を変化させることによって全系の焦点距離を
変化させるズームレンズにおいて、各レンズ群に非球面
を有することを特徴としている。 【0110】これらの構成のなかでも、前記第1レンズ
群を2枚のレンズで構成し、前記第2レンズ群を3枚以
下のレンズで構成するのが好ましい。 【0120】一般にズームレンズにおいてコンパクト化
を図るためには、全長を短くし、更にレンズの移動量も
少なくする必要がある。本発明のように正・負・負の3
成分ズームレンズにおいてこれを行い、且つ充分なバッ
クフォーカスを確保しようとすると、前述したように各
群の屈折力を強くしなければならない。そのためには必
然的にレンズの構成枚数を多くしなければならず、それ
により諸収差も悪化してしまう傾向が著しくなる。 【0130】本発明の構成では、正・負・負の3成分ズ
ームレンズにおいて全系に非球面を2面以上用いている
ため、諸収差の悪化を抑えるとともに少ないレンズ枚数
で高性能なズームレンズを実現することができる。つま
り、非球面を多用することによって、例えば上記の如く
第1レンズ群を2枚のレンズで構成し、第2レンズ群を
3枚以下のレンズで構成することができる。 【0140】また、少なくとも1枚の両面非球面レンズ
を用いた場合、諸収差の悪化を防ぐとともに、少ないレ
ンズ枚数で高性能のズームレンズを実現することができ
る。例えば、第1レンズ群の正レンズの物体側に用いる
と、画面周辺部のコマ収差の発生を防ぐのに効果があり
、第1レンズ群の正レンズの像側に用いると、球面収差
の補正に効果がある。 【0150】非球面を第2レンズ群に用いると、球面収
差を良好に補正することができ、第1レンズ群で取りき
れなかった高次のコマ収差も補正することができる。非
球面を第3レンズ群に用いると、軸外の諸収差を補正す
ることができる。例えば、物体側に用いると歪曲収差を
補正するのに効果があり、像側に用いると像面湾曲を良
好に補正することができる。 【0160】以上のように、少なくとも2面の非球面を
用いることにより、性能を維持しつつレンズ枚数を削減
し、コンパクト化を達成することが可能となるが、本発
明の目的を達成するには、更に以下の条件式(1)及び
(2)を満足するような構成とするのが望ましい。 0.5<φ1/φW<2 ……(1)0
.05<|φ3|/φW<0.3 ……(2)但し、 φ1:第1レンズ群の屈折力 φ3:第3レンズ群の屈折力 φW:広角端での全系の屈折力 である。 【0170】上記条件式(1)は、広角端における全系
の屈折力と第1レンズ群の屈折力との比を規定するもの
である。条件式(1)の上限を越えると、第1レンズ群
の屈折力が過大となり、第1レンズ群中に非球面を用い
たとしても、そこで発生する諸収差、特に歪曲収差と像
面湾曲の補正が困難になる。一方、条件式(1)の下限
を越えると、画面周辺でのコマ収差の補正が困難になる
。 【0180】上記条件式(2)は、広角端における全系
の屈折力と第3レンズ群の屈折力との比を規定するもの
である。条件式(2)の上限を越えると第3レンズ群の
屈折力が過大となり、第3レンズ群中に非球面を用いた
としても、そこで発生する諸収差、特に球面収差の補正
が困難になる。条件式(2)の下限を越えると、画面周
辺でのコマ収差の発生する傾向が著しくなる。 【0190】このように本発明では正・負の2成分の後
ろに負のパワーを有する第3レンズ群を加えることによ
り全体を望遠タイプとし、全長を短縮しコンパクト化し
ている。その効果は、主に望遠端で大きく現れ、その結
果、ズーム鏡胴的にも非常に有利となる。上記条件式(
1)及び(2)を満足する構成とすることにより、性能
を維持しつつコンパクト化の達成が可能になるが、本発
明においては更に以下の条件式を満足する構成とするこ
とにより、より高性能なズームレンズを実現することが
可能になる。 【0200】第1レンズ群に非球面を含む場合、第1レ
ンズ群中の非球面は次の条件式(3)を満足するのが望
ましい。条件式(3)は、非球面の最大有効径をYma
xとするとき、0<y<0.7Ymaxの任意の光軸垂
直方向高さyに対して、 −0.1<φ1・(N’−N)・(d
/dy)・{X(y)−X0(y)}<0.1 ……
(3) である。 ここで、N :非球面の物体側媒質の屈折率N’
:非球面の像側媒質の屈折率 X(y):非球面の面形状 X0(y):非球面の参照球面形状 但し、X(y)及びX0(y)は、後記数1及び数2の
式で定義するものとする。 【0210】条件式(3)の上限を越えると、広角端か
ら中間焦点距離領域の中間画角帯において、正の歪曲収
差及び像面湾曲の正偏移傾向が大きくなる。一方、下限
を越えると、中間焦点距離領域から望遠端で負の歪曲収
差が大きくなり、加えて全ズーム域で像面湾曲の負偏移
傾向が著しくなる。 【0220】第1レンズ群中に両面非球面レンズを用い
た場合、一方の面は次の条件式(4)を満たし、他方の
面は次の条件式(5)を満たすのが望ましい。条件式(
4)は、非球面の最大有効径をYmaxとするとき、0
.7Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂直方向高さ
yに対して、−0.2<φ1・(N’−N)・(d/d
y)・{X(y)−X0(y)}<0 ……(4)で
ある。 条件式(5)は、非球面の最大有効径をYmaxとする
とき、0<y<0.7Ymaxの任意の光軸垂直方向高
さyに対して、0<φ1・(N’−N)・(d/dy)
・{X(y)−X0(y)}<0.2 ……(5)で
ある。 【0230】第1レンズ群中において、条件式(4)を
満たすような非球面は周辺ほど負の屈折力が弱く(正の
屈折力が強く)なるということを意味しており、これに
よって広角端近辺での歪曲収差を補正している。更にこ
のとき、条件式(5)を満たすような非球面を用いるこ
とによって像面湾曲を良好に補正しているのである。 【0240】第2レンズ群中に非球面を含む場合、第2
レンズ群中の非球面は次の条件式(6)を満足するのが
望ましい。条件式(6)は、非球面の最大有効径をYm
axとするとき、0<y<0.7Ymaxの任意の光軸
垂直方向高さyに対して、 0<φ2・(N’−N)・(d/dy)・{X(y)−
X0(y)}<0.1 ……(6)但し、 φ2:第2レンズ群の屈折力 である。 【0250】条件式(6)の上限を越えると輪帯球面収
差が負の大きな値を持つようになり、絞り込みによるピ
ント位置のずれが問題となる。また、下限を越えると輪
帯光束に対する球面収差補正効果が過剰となり、他の諸
収差と球面収差とをバランスよく補正するのが困難とな
る。 【0260】第2レンズ群中に両面非球面レンズを用い
た場合、一方の面は次の条件式(7)を満たし、他方の
面は次の条件式(8)を満たすのが望ましい。条件式(
7)は、非球面の最大有効径をYmaxとするとき、0
.7Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂直方向高さ
yに対して、−0.01<φ2・(N’−N)・(d/
dy)・{X(y)−X0(y)}<0 ……(7)
である。 条件式(8)は、非球面の最大有効径をYmaxとする
とき、0.7Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂直
方向高さyに対して、 0<φ2・(N’−N)・(d/dy)・{X(y)−
X0(y)}<0.3 ……(8)である。 【0270】第2レンズ群中において、条件式(7)を
満たすような非球面は周辺ほど正の屈折力が弱く(負の
屈折力が強く)なるということを意味している。また、
条件式(7)は3次の収差領域の範囲で球面収差のアン
ダー側への倒れをオーバー側へ補正するための条件であ
る。 このとき、レンズの光軸から遠い場所を通る軸上光につ
いては補正過剰になってしまいオーバー側へ行ってしま
うことがあるので、この光をアンダー側へ戻すために条
件式(8)を満たすような周辺ほど負の屈折力が弱く(
正の屈折力が強く)なる非球面を他方の面に導入すれば
よいことになる。 【0280】また、これらの非球面は第1レンズ群で抑
えきれなかった高次のコマ収差の発生も防いでおり、例
えば条件式(7)の下限を越えた場合には軸外の周辺コ
マや輪帯コマが大きくなり横収差が波打ったようになり
易くなってしまう。 【0290】第3レンズ群に非球面を含む場合、第3レ
ンズ群中の非球面は次の条件式(9)を満足するのが望
ましい。条件式(9)は、非球面の最大有効径をYma
xとするとき、0<y<0.7Ymaxの任意の光軸垂
直方向高さyに対して、 0<φ3・(N’−N)・(d/dy)・{X(y)−
X0(y)}<0.1 ……(9)である。 【0300】条件式(9)の上限を越えると広角端から
中間焦点距離領域の中間画角帯において、正の歪曲収差
及び像面湾曲の正偏移傾向が大きくなる。また、下限を
越えると中間焦点距離領域から望遠端で負の歪曲収差が
大きくなり、加えて全ズーム域で像面湾曲の負偏移傾向
が著しくなる。 【0310】第3レンズ群中に両面非球面レンズを用い
た場合、一方の面は次の条件式(10)を満たし、他方
の面は次の条件式(11)を満たすのが望ましい。条件
式(10)は、非球面の最大有効径をYmaxとすると
き、0.7Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂直方
向高さyに対して、 −0.01<φ3
・(N’−N)・(d/dy)・{X(y)−X0(y
)}<0 ……(10) である。 条件式(11)は、非球面の最大有効径をYmaxとす
るとき、0.7Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂
直方向高さyに対して、 0<φ3・(N’−N)・(d/dy)・{X(y)−
X0(y)}<0.3 ……(11)である。 【0320】第3レンズ群中において、条件式(10)
を満たすような非球面は周辺ほど負の屈折力が弱く(正
の屈折力が強く)なるということを意味しており、これ
によって広角端近辺での歪曲の増大を防いでおり、かつ
像面湾曲がアンダー側に倒れるのも防いでいる。更にこ
のとき、条件式(11)を満たすような非球面を一方の
面に用いることによって、片面だけで抑えきれなかった
像面湾曲を良好に補正していることになる。 【0330】 【実施例】以下、本発明に係るコンパクトなズームレン
ズの実施例を示す。但し、各実施例において、ri(i
=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目の面
の曲率半径、di(i=1,2,3,...)は物体側
から数えてi番目の軸上面間隔を示し、Ni(i=1,
2,3,...),νi(i=1,2,3,...)は
物体側から数えてi番目のレンズのd線に対する屈折率
,アッベ数を示す。また、fは全系の焦点距離、FNO
は開放Fナンバーを示す。また、各実施例における条件
式(1)中のφ1/φW及び条件式(2)中の|φ3|
/φWの値を併せて示す。 【0340】尚、実施例中、曲率半径に*印を付した面
は非球面で構成された面であることを示し、前記非球面
の面形状(X(y))を表わす数1の式で定義するもの
とする。 【0350】<実施例1> f=29.0〜44.2〜67.5
FNO=3.5〜5.5〜8.4 [曲率
半径] [軸上面間隔] [屈折率]
[アッベ数]r1* −53.
931 d1 4
.350 N1 1.68300
ν1 31.52r2* 58.65
7 d2 4
.110r3 27.381 d3 3
.500 N2 1.51728
ν2 69.68r4* −12.496 d4 2
.000r5 ∞(絞り) d5 1
2.903〜6.353〜2.039r6* −15
.734 d6 3
.000 N3 1.68300
ν3 31.52r7 −12.90
6 d7 5
.226r8* −10.354 d8 1
.044 N4 1.78100
ν4 44.55r9 −39.33
7 d9 1
.500〜17.411〜41.800r10 −2
73.803 d10
2.500 N5 1.68300
ν5 31.52 r11 1356.116 【0360】[非球面係数] r1 :ε=0.90136 A4=−0.74331×10−4 A6=0.67226×10−6 A8=−0.94610×10−8 r2 :ε=0.92518 A4=0.63028×10−4 A6=0.19491×10−5 A8=−0.10418×10−8 r4 :ε=0.99301 A4=0.18191×10−4 A6=0.45669×10−7 A8=0.13110×10−8 r6 :ε=0.10553×10 A4=0.13098×10−4 A6=−0.46528×10−7 A8=−0.11351×10−8 r8 :ε=0.68635 A4=−0.23455×10−4 A6=−0.51655×10−6 A8=0.16349×10−8 【0370】[条件式(1),(2)]φ1/φW=1
.276 |φ3|/φW=0.087 【0380】<実施例2> f=29.0〜44.2〜67.5
FNO=3.5〜5.5〜8.4 [曲率
半径] [軸上面間隔] [屈折率]
[アッベ数]r1* −20.
538 d1 4
.350 N1 1.68300
ν1 31.52r2* −257.42
4 d2 4
.110r3 27.752 d3 3
.500 N2 1.51728
ν2 69.68r4* −12.270 d4 2
.000r5 ∞(絞り) d5 1
3.451〜6.571〜2.040r6* −21
.931 d6 3
.000 N3 1.68300
ν3 31.52r7 −15.55
4 d7 5
.226r8* −12.318 d8 1
.044 N4 1.78100
ν4 44.55r9 −111.818 d9 1
.500〜18.148〜43.668r10 −4
87.291 d10
2.500 N5 1.68300
ν5 31.52 r11 428.199 【0390】[非球面係数] r1 :ε=0.99277 A4=−0.20986×10−5 A6=0.79154×10−6 A8=−0.11109×10−7 r2 :ε=0.99437 A4=0.12209×10−3 A6=0.20824×10−5 A8=−0.11599×10−8 r4 :ε=0.13909×10 A4=0.60165×10−4 A6=0.91271×10−7 A8=0.40682×10−8 r6 :ε=0.17725×10 A4=0.64763×10−5 A6=−0.75538×10−7 A8=0.29391×10−9 r8 :ε=0.11280×10A4=0
.23901×10−4 A6=−0.11515×10−6 A8=0.28137×10−8 【0400】[条件式(1),(2)]φ1/φW=1
.276 |φ3|/φW=0.087 【0410】<実施例3> f=36.0〜49.3〜67.3
FNO=3.5〜4.9〜6.8 [曲率
半径] [軸上面間隔] [屈折率]
[アッベ数]r1* 20
.203 d1 2
.450 N1 1.84666
ν1 23.62r2* 14.46
9 d2 3
.750r3 62.135 d3 3
.800 N2 1.51680
ν2 64.20r4 −11.75
4 d4 2
.000r5 ∞(絞り) d5 1
1.271〜6.437〜2.900r6* −25
.150 d6 3
.350 N3 1.58340
ν3 30.23r7 −22.55
6 d7 5
.200r8 −10.103 d8 1
.000 N4 1.74400
ν4 44.93r9 −25.42
0 d9 1
.000〜13.413〜30.379r10* −
39.148 d10
1.800 N5 1.74400
ν5 44.93 r11 −44.611 【0420】[非球面係数] r1 :ε=0.10000×10 A3=−0.11405×10−3 A4=−0.18940×10−3 A5=−0.84814×10−5 A6=−0.46900×10−6 A7=−0.67345×10−7 A8=−0.31164×10−8 A9=−0.25606×10−9 A10=−0.13116×10−10A11=−0.
38133×10−13A12=−0.50194×1
0−15r2 :ε=0.10000×10 A3=−0.83300×10−4 A4=−0.16133×10−3 A5=−0.88762×10−5 A6=−0.19083×10−6 A7=0.97955×10−8 A8=0.11064×10−8 A9=0.77162×10−10 A10=0.27014×10−11 A11=−0.17069×10−12A12=−0.
37745×10−13r6 :ε=0.10000
×10 A3=0.95296×10−4 A4=0.38836×10−4 A5=0.22463×10−5 A6=0.28160×10−6 A7=0.28249×10−7 A8=0.24667×10−8 A9=−0.14177×10−9 A10=−0.16930×10−10A11=−0.
12838×10−12A12=0.27820×10
−12 r10 :ε=0.10000×10A4=0.52
571×10−8 A6=0.11548×10−9 A8=0.17693×10−11 A10=0.94688×10−14 【0430】[条件式(1),(2)]φ1/
φW=1.413 |φ3|/φW=0.072 【0440】<実施例4> f=36.0〜49.3〜67.3
FNO=3.5〜4.9〜6.8 [曲率
半径] [軸上面間隔] [屈折率]
[アッベ数]r1* 20
.229 d1 2
.450 N1 1.84666
ν1 23.62r2* 14.46
9 d2 3
.750r3 62.740 d3 3
.800 N2 1.51680
ν2 64.20r4 −11.72
6 d4 2
.000r5 ∞(絞り) d5 1
1.328〜6.461〜2.900r6* −25
.124 d6 3
.350 N3 1.58340
ν3 30.23r7 −22.58
3 d7 5
.200r8 −10.102 d8 1
.000 N4 1.74400
ν4 44.93r9 −25.22
6 d9 1
.000〜13.428〜30.414r10* −
38.736 d10
1.800 N5 1.74400
ν5 44.93r11 −45.41
5 【0450】[非球面係数] r1 :ε=0.10000×10 A3=−0.11398×10−3 A4=−0.18961×10−3 A5=−0.84964×10−5 A6=−0.47046×10−6 A7=−0.67987×10−7 A8=−0.31239×10−8 A9=−0.25657×10−9 A10=−0.13254×10−10A11=−0.
48294×10−13A12=−0.11494×1
0−14r2 :ε=0.10000×10 A3=−0.82527×10−4 A4=−0.16115×10−3 A5=−0.88650×10−5 A6=−0.19029×10−6 A7=0.98276×10−8 A8=0.11068×10−8 A9=0.77213×10−10 A10=0.27016×10−11 A11=−0.17093×10−12A12=−0.
38047×10−13r6 :ε=0.10000
×10 A3=0.96252×10−4 A4=0.38825×10−4 A5=0.22492×10−5 A6=0.28223×10−6 A7=0.28343×10−7A8
=0.24949×10−8 A9=−0.14362×10−9 A10=−0.16992×10−10A11=−0.
13744×10−12A12=0.27719×10
−12 r10 :ε=0.10000×10A4=0.59
120×10−8 A6=0.13171×10−9 A8=0.20858×10−11 A10=0.14108×10−13 【0460】[条件式(1),(2)]φ1/φW=1
.413 |φ3|/φW=0.090 【0470】<実施例5> f=36.0〜49.3〜67.3
FNO=3.5〜4.9〜6.8 [曲率
半径] [軸上面間隔] [屈折率]
[アッベ数]r1* 20
.335 d1 2
.450 N1 1.84666
ν1 23.62r2* 14.52
8 d2 3
.750r3 65.751 d3 3
.800 N2 1.51680
ν2 64.20r4 −11.64
1 d4 2
.000r5 ∞(絞り) d5 1
1.508〜6.537〜2.900r6* −25
.239 d6 3
.350 N3 1.58340
ν3 30.23r7 −22.90
3 d7 5
.200r8 −10.075 d8 1
.000 N4 1.74400
ν4 44.93r9 −24.45
1 d9 1
.000〜13.464〜30.498r10* −
35.421 d10
1.800 N5 1.74400
ν5 44.93r11 −44.70
1 【0480】[非球面係数] r1 :ε=0.10000×10 A3=−0.11217×10−3 A4=−0.18874×10−3 A5=−0.85907×10−5 A6=−0.47794×10−6 A7=−0.70194×10−7 A8=−0.31378×10−8 A9=−0.25698×10−9 A10=−0.13289×10−10A11=−0.
51973×10−13A12=−0.13438×1
0−14r2 :ε=0.10000×10 A3=−0.75633×10−4 A4=−0.15960×10−3 A5=−0.87927×10−5 A6=−0.19040×10−6 A7=0.95647×10−8A8
=0.10741×10−8 A9=0.74908×10−10 A10=0.25411×10−11 A11=−0.18153×10−12A12=−0.
40216×10−13r6 :ε=0.10000
×10 A3=0.10194×10−3 A4=0.38259×10−4 A5=0.22955×10−5 A6=0.29074×10−6 A7=0.29585×10−7 A8=0.28419×10−8 A9=−0.16073×10−9 A10=−0.17766×10−10A11=−0.
24617×10−12A12=0.26469×10
−12 r10 :ε=0.10000×10A4=0.14
815×10−7 A6=0.32740×10−9 A8=0.50773×10−11 A10=0.29371×10−13 【0490】[条件式(1),(2)]φ1/φW=0
.144 |φ3|/φW=0.144 【0500】<実施例6> f=36.0〜49.3〜67.3
FNO=3.5〜4.9〜6.8 [曲率
半径] [軸上面間隔] [屈折率]
[アッベ数]r1* 20
.195 d1 2
.450 N1 1.84666
ν1 23.62r2* 14.51
1 d2 3
.750r3 60.753 d3 3
.800 N2 1.51680
ν2 64.20r4 −11.83
2 d4 2
.000r5 ∞(絞り) d5 1
1.202〜6.407〜2.899r6* −25
.328 d6 3
.350 N3 1.58340
ν3 30.23r7 −22.40
9 d7 5
.200r8 −10.018 d8 1
.000 N4 1.74400
ν4 44.93r9* −25.499 d9 1
.000〜13.326〜30.172r10* −
40.324 d10
1.800 N5 1.74400
ν5 44.93r11 −46.08
7 【0510】[非球面係数] r1 :ε=0.10000×10 A3=−0.11375×10−3 A4=−0.18941×10−3 A5=−0.84207×10−5 A6=−0.46240×10−6 A7=−0.64961×10−7A
8=−0.30955×10−8 A9=−0.25510×10−9 A10=−0.12942×10−10A11=−0.
22725×10−13A12=0.32258×10
−15 r2 :ε=0.10000×10 A3=−0.85002×10−4 A4=−0.16170×10−3 A5=−0.88967×10−5 A6=−0.19024×10−6 A7=0.99319×10−8 A8=0.11314×10−8 A9=0.78691×10−10 A10=0.28214×10−11 A11=−0.16157×10−12A12=−0.
34729×10−13r6 :ε=0.10000
×10 A3=0.99312×10−4 A4=0.38893×10−4 A5=0.21582×10−5 A6=0.27306×10−6 A7=0.27347×10−7 A8=0.23948×10−8 A9=−0.12595×10−9 A10=−0.16438×10−10A11=−0.
65622×10−13A12=0.28471×10
−12 r9 :ε=0.10000×10 A4=0.98354×10−6 A6=−0.27150×10−7 A8=−0.12063×10−10 A10=−0.17334×10−13r10 :ε
=0.10000×10A4=0.33198×10−
8 A6=0.59298×10−10 A8=0.45440×10−12 A10=−0.11376×10−13【0520】[
条件式(1),(2)]φ1/φW=1.413 |φ3|/φW=0.072 【0530】図1〜図6は、前記実施例1〜6に対応す
るレンズ構成図であり、広角端〈W〉での配置を示して
いる。各図中の軌跡(m1),(m2)及び(m3)は
、それぞれ第1レンズ群(L1),第2レンズ群(L2
)及び第3レンズ群(L3)の広角端〈W〉から望遠端
〈T〉にかけての移動を模式的に示している。 【0540】実施例1は、物体側より順に、両凹の負レ
ンズ,両凸の正レンズ及び絞り(S)から成る第1レン
ズ群(L1)と、像側に凸の正メニスカスレンズ及び物
体側に凹の負メニスカスレンズから成る第2レンズ群(
L2)と、両凹の負レンズから成る第3レンズ(L3)
とから構成されている。尚、第1レンズ群(L1)中の
両凹の負レンズの両面、両凸の正レンズの像側の面、第
2レンズ群(L2)中の像側に凸の正メニスカスレンズ
の物体側の面及び物体側に凹の負メニスカスレンズの物
体側の面は非球面である。 【0550】実施例2は、物体側より順に、物体側に凹
の負メニスカスレンズ,両凸の正レンズ及び絞り(S)
から成る第1レンズ群(L1)と、像側に凸の正メニス
カスレンズ及び物体側に凹の負メニスカスレンズから成
る第2レンズ群(L2)と、両凹の負レンズから成る第
3レンズ(L3)とから構成されている。尚、第1レン
ズ群(L1)中の物体側に凹の負メニスカスレンズの両
面、両凸の正レンズの像側の面、第2レンズ群(L2)
中の像側に凸の正メニスカスレンズの物体側の面及び物
体側に凹の負メニスカスレンズの物体側の面は非球面で
ある。 【0560】実施例3〜6は、物体側より順に、像側に
凹の負メニスカスレンズ,両凸の正レンズ及び絞り(S
)から成る第1レンズ群(L1)と、像側に凸の正メニ
スカスレンズ及び物体側に凹の負メニスカスレンズから
成る第2レンズ群(L2)と、物体側に凹の負メニスカ
スレンズから成る第3レンズ(L3)とから構成されて
いる。尚、実施例3〜6のおいて、第1レンズ群(L1
)中の像側に凹の負メニスカスレンズの両面、第2レン
ズ群(L2)中の像側に凸の正メニスカスレンズの物体
側の面及び第3レンズ群(L3)中の物体側に凹の負メ
ニスカスレンズの物体側の面は非球面である。また、実
施例6においては、更に第2レンズ群(L2)中の物体
側に凹の負メニスカスレンズの像側の面も非球面である
。 【0570】図7〜図9は実施例1に対応する収差図、
図10〜図12は実施例2に対応する収差図、図13〜
図15は実施例3に対応する収差図、図16〜図18は
実施例4に対応する収差図、図19〜図21は実施例5
に対応する収差図、図22〜図24は実施例6に対応す
る収差図である。図7,10,13,16,19及び2
2は広角端焦点距離(W)での収差図、図8,11,1
4,17,20及び23は中間焦点距離(M)での収差
図、図9,12,15,18,21及び24は望遠端焦
点距離(T)での収差図である。また、実線(d)はd
線に対する収差を表わし、破線(SC)は正弦条件を表
わす。更に破線(DM)と実線(DS)はメリディオナ
ル面とサジタル面での非点収差をそれぞれ表わしている
。 【0580】表1〜6はそれぞれ実施例1〜6に対応し
て、前記yの値に対する各非球面における条件式(3)
(4)(5)中のφ1・(N’−N)・(d/dy)・
{X(y)−X0(y)}を(I)で表わし、条件式(
6)(7)(8)中のφ2・(N’−N)・(d/dy
)・{X(y)−X0(y)}を(II)で表わし、条
件式(9)(10)(11)中のφ3・(N’−N)・
(d/dy)・{X(y)−X0(y)}を(III)
で表わしている。 【0590】 【数1】 【0600】 【数2】 【0610】 【表1】 【0620】 【表2】 【0630】 【表3】 【0640】 【表4】 【0650】 【表5】 【0660】 【表6】 【0670】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
い光学性能を維持しながら、少ない枚数のレンズで低コ
スト、且つコンパクトなズームレンズを実現することが
できる。つまり、本発明では正・負・負の3成分構成の
ズームレンズに非球面を多用しているので、各群の屈折
力を強くすることによって生じる諸収差を効果的に補正
することができる。 【0680】その結果、焦点距離が28〜70mmクラ
ス,35〜70mmクラスのズームレンズを5枚程度の
レンズで達成することが可能となる。また、本発明の構
成は、従来の正・負の2成分に負のパワーを有する第3
レンズ群を加えた構成となっているため、従来の3成分
構成のズームレンズと比べて全体がよりコンパクト化さ
れる。 【0690】各レンズ群に非球面を用いたり、特に第1
レンズ群に両面非球面を用いれば、より効果的に収差補
正を行なうことができるので、ズームレンズ全系のコン
パクト化,低コスト化もより効果的に行なうことができ
る。 【0700】また、本発明に係るズームレンズはLSカ
メラに好適であり、本発明を用いることによりLSカメ
ラのコンパクト化,低コスト化を達成することができる
。
ズに関するものであり、更に詳しくはレンズシャッター
(LS)カメラ等のカメラに用いるコンパクトなズーム
レンズに関するものである。 【0020】 【従来の技術】現在、LSカメラのコンパクト化,低コ
スト化を達成するために、撮影レンズのコンパクト化,
低コスト化が要望されている。その一方でズーム比の大
きいズームレンズ系が望まれている。ズームレンズにお
いて、ズーミングに際するレンズの移動量も含め、ズー
ム比を確保しつつレンズ系をコンパクト化するには、各
レンズ群の屈折力を強くする必要がある。 【0030】しかし、性能を維持しながら屈折力を強く
していくのはレンズ枚数を増加させる方向であるといえ
る。一方、低コスト化のためにはレンズ枚数を削減する
のが効果的である。このように、ズーム比を確保した上
でのレンズ系のコンパクト化と低コスト化には相反する
要素が多分に含まれているのである。 【0040】上記ズームレンズとしては、従来より一般
的な正・負の2成分構成の後方に、負のレンズ群を配し
て3成分構成としたものが知られている。これにより全
体で正・負の望遠タイプが構成され、全長のコンパクト
化が図られる。このように光学性能を維持しつつコンパ
クト化や高変倍比化を狙った正・負・負の3成分構成の
ズームレンズとしては、例えば特開昭61−67016
号,同61−67017号等が知られている。 【0050】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の正・負
・負の3成分構成のズームレンズでは、光学性能を維持
しつつレンズ枚数を削減し、コストを低く押さえるのは
難しいという問題がある。また、コンパクト化について
も十分達成されているとはいえない。 【0060】一方、最近、プラスチック成形やガラスモ
ールド等の技術進歩が著しく、非球面が安価に生産され
うるようになってきている。 【0070】そこで、このような状況に鑑み、本発明で
は各群の屈折力を強くすることによって生じる諸収差を
従来よりもバランスよく補正するために、非球面をより
効果的に用いることに着目した。そして、高い光学性能
を維持しながらレンズ枚数が少なく、低コスト化及びコ
ンパクト化が達成された、LSカメラに好適なズームレ
ンズを提供することを目的とした。 【0080】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明のズームレンズは、物体側より順に正の屈折力
を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レン
ズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とから成り、
各レンズ群の間の空気間隔を変化させることによって全
系の焦点距離を変化させるズームレンズにおいて、少な
くとも2面の非球面を全系に有することを特徴としてい
る。 【0090】また、物体側より順に正の屈折力を有する
第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、
負の屈折力を有する第3レンズ群とから成り、各レンズ
群の間の空気間隔を変化させることによって全系の焦点
距離を変化させるズームレンズにおいて、前記第1レン
ズ群に両面非球面レンズを有することを特徴としている
。 【0100】物体側より順に正の屈折力を有する第1レ
ンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈
折力を有する第3レンズ群とから成り、各レンズ群の間
の空気間隔を変化させることによって全系の焦点距離を
変化させるズームレンズにおいて、各レンズ群に非球面
を有することを特徴としている。 【0110】これらの構成のなかでも、前記第1レンズ
群を2枚のレンズで構成し、前記第2レンズ群を3枚以
下のレンズで構成するのが好ましい。 【0120】一般にズームレンズにおいてコンパクト化
を図るためには、全長を短くし、更にレンズの移動量も
少なくする必要がある。本発明のように正・負・負の3
成分ズームレンズにおいてこれを行い、且つ充分なバッ
クフォーカスを確保しようとすると、前述したように各
群の屈折力を強くしなければならない。そのためには必
然的にレンズの構成枚数を多くしなければならず、それ
により諸収差も悪化してしまう傾向が著しくなる。 【0130】本発明の構成では、正・負・負の3成分ズ
ームレンズにおいて全系に非球面を2面以上用いている
ため、諸収差の悪化を抑えるとともに少ないレンズ枚数
で高性能なズームレンズを実現することができる。つま
り、非球面を多用することによって、例えば上記の如く
第1レンズ群を2枚のレンズで構成し、第2レンズ群を
3枚以下のレンズで構成することができる。 【0140】また、少なくとも1枚の両面非球面レンズ
を用いた場合、諸収差の悪化を防ぐとともに、少ないレ
ンズ枚数で高性能のズームレンズを実現することができ
る。例えば、第1レンズ群の正レンズの物体側に用いる
と、画面周辺部のコマ収差の発生を防ぐのに効果があり
、第1レンズ群の正レンズの像側に用いると、球面収差
の補正に効果がある。 【0150】非球面を第2レンズ群に用いると、球面収
差を良好に補正することができ、第1レンズ群で取りき
れなかった高次のコマ収差も補正することができる。非
球面を第3レンズ群に用いると、軸外の諸収差を補正す
ることができる。例えば、物体側に用いると歪曲収差を
補正するのに効果があり、像側に用いると像面湾曲を良
好に補正することができる。 【0160】以上のように、少なくとも2面の非球面を
用いることにより、性能を維持しつつレンズ枚数を削減
し、コンパクト化を達成することが可能となるが、本発
明の目的を達成するには、更に以下の条件式(1)及び
(2)を満足するような構成とするのが望ましい。 0.5<φ1/φW<2 ……(1)0
.05<|φ3|/φW<0.3 ……(2)但し、 φ1:第1レンズ群の屈折力 φ3:第3レンズ群の屈折力 φW:広角端での全系の屈折力 である。 【0170】上記条件式(1)は、広角端における全系
の屈折力と第1レンズ群の屈折力との比を規定するもの
である。条件式(1)の上限を越えると、第1レンズ群
の屈折力が過大となり、第1レンズ群中に非球面を用い
たとしても、そこで発生する諸収差、特に歪曲収差と像
面湾曲の補正が困難になる。一方、条件式(1)の下限
を越えると、画面周辺でのコマ収差の補正が困難になる
。 【0180】上記条件式(2)は、広角端における全系
の屈折力と第3レンズ群の屈折力との比を規定するもの
である。条件式(2)の上限を越えると第3レンズ群の
屈折力が過大となり、第3レンズ群中に非球面を用いた
としても、そこで発生する諸収差、特に球面収差の補正
が困難になる。条件式(2)の下限を越えると、画面周
辺でのコマ収差の発生する傾向が著しくなる。 【0190】このように本発明では正・負の2成分の後
ろに負のパワーを有する第3レンズ群を加えることによ
り全体を望遠タイプとし、全長を短縮しコンパクト化し
ている。その効果は、主に望遠端で大きく現れ、その結
果、ズーム鏡胴的にも非常に有利となる。上記条件式(
1)及び(2)を満足する構成とすることにより、性能
を維持しつつコンパクト化の達成が可能になるが、本発
明においては更に以下の条件式を満足する構成とするこ
とにより、より高性能なズームレンズを実現することが
可能になる。 【0200】第1レンズ群に非球面を含む場合、第1レ
ンズ群中の非球面は次の条件式(3)を満足するのが望
ましい。条件式(3)は、非球面の最大有効径をYma
xとするとき、0<y<0.7Ymaxの任意の光軸垂
直方向高さyに対して、 −0.1<φ1・(N’−N)・(d
/dy)・{X(y)−X0(y)}<0.1 ……
(3) である。 ここで、N :非球面の物体側媒質の屈折率N’
:非球面の像側媒質の屈折率 X(y):非球面の面形状 X0(y):非球面の参照球面形状 但し、X(y)及びX0(y)は、後記数1及び数2の
式で定義するものとする。 【0210】条件式(3)の上限を越えると、広角端か
ら中間焦点距離領域の中間画角帯において、正の歪曲収
差及び像面湾曲の正偏移傾向が大きくなる。一方、下限
を越えると、中間焦点距離領域から望遠端で負の歪曲収
差が大きくなり、加えて全ズーム域で像面湾曲の負偏移
傾向が著しくなる。 【0220】第1レンズ群中に両面非球面レンズを用い
た場合、一方の面は次の条件式(4)を満たし、他方の
面は次の条件式(5)を満たすのが望ましい。条件式(
4)は、非球面の最大有効径をYmaxとするとき、0
.7Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂直方向高さ
yに対して、−0.2<φ1・(N’−N)・(d/d
y)・{X(y)−X0(y)}<0 ……(4)で
ある。 条件式(5)は、非球面の最大有効径をYmaxとする
とき、0<y<0.7Ymaxの任意の光軸垂直方向高
さyに対して、0<φ1・(N’−N)・(d/dy)
・{X(y)−X0(y)}<0.2 ……(5)で
ある。 【0230】第1レンズ群中において、条件式(4)を
満たすような非球面は周辺ほど負の屈折力が弱く(正の
屈折力が強く)なるということを意味しており、これに
よって広角端近辺での歪曲収差を補正している。更にこ
のとき、条件式(5)を満たすような非球面を用いるこ
とによって像面湾曲を良好に補正しているのである。 【0240】第2レンズ群中に非球面を含む場合、第2
レンズ群中の非球面は次の条件式(6)を満足するのが
望ましい。条件式(6)は、非球面の最大有効径をYm
axとするとき、0<y<0.7Ymaxの任意の光軸
垂直方向高さyに対して、 0<φ2・(N’−N)・(d/dy)・{X(y)−
X0(y)}<0.1 ……(6)但し、 φ2:第2レンズ群の屈折力 である。 【0250】条件式(6)の上限を越えると輪帯球面収
差が負の大きな値を持つようになり、絞り込みによるピ
ント位置のずれが問題となる。また、下限を越えると輪
帯光束に対する球面収差補正効果が過剰となり、他の諸
収差と球面収差とをバランスよく補正するのが困難とな
る。 【0260】第2レンズ群中に両面非球面レンズを用い
た場合、一方の面は次の条件式(7)を満たし、他方の
面は次の条件式(8)を満たすのが望ましい。条件式(
7)は、非球面の最大有効径をYmaxとするとき、0
.7Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂直方向高さ
yに対して、−0.01<φ2・(N’−N)・(d/
dy)・{X(y)−X0(y)}<0 ……(7)
である。 条件式(8)は、非球面の最大有効径をYmaxとする
とき、0.7Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂直
方向高さyに対して、 0<φ2・(N’−N)・(d/dy)・{X(y)−
X0(y)}<0.3 ……(8)である。 【0270】第2レンズ群中において、条件式(7)を
満たすような非球面は周辺ほど正の屈折力が弱く(負の
屈折力が強く)なるということを意味している。また、
条件式(7)は3次の収差領域の範囲で球面収差のアン
ダー側への倒れをオーバー側へ補正するための条件であ
る。 このとき、レンズの光軸から遠い場所を通る軸上光につ
いては補正過剰になってしまいオーバー側へ行ってしま
うことがあるので、この光をアンダー側へ戻すために条
件式(8)を満たすような周辺ほど負の屈折力が弱く(
正の屈折力が強く)なる非球面を他方の面に導入すれば
よいことになる。 【0280】また、これらの非球面は第1レンズ群で抑
えきれなかった高次のコマ収差の発生も防いでおり、例
えば条件式(7)の下限を越えた場合には軸外の周辺コ
マや輪帯コマが大きくなり横収差が波打ったようになり
易くなってしまう。 【0290】第3レンズ群に非球面を含む場合、第3レ
ンズ群中の非球面は次の条件式(9)を満足するのが望
ましい。条件式(9)は、非球面の最大有効径をYma
xとするとき、0<y<0.7Ymaxの任意の光軸垂
直方向高さyに対して、 0<φ3・(N’−N)・(d/dy)・{X(y)−
X0(y)}<0.1 ……(9)である。 【0300】条件式(9)の上限を越えると広角端から
中間焦点距離領域の中間画角帯において、正の歪曲収差
及び像面湾曲の正偏移傾向が大きくなる。また、下限を
越えると中間焦点距離領域から望遠端で負の歪曲収差が
大きくなり、加えて全ズーム域で像面湾曲の負偏移傾向
が著しくなる。 【0310】第3レンズ群中に両面非球面レンズを用い
た場合、一方の面は次の条件式(10)を満たし、他方
の面は次の条件式(11)を満たすのが望ましい。条件
式(10)は、非球面の最大有効径をYmaxとすると
き、0.7Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂直方
向高さyに対して、 −0.01<φ3
・(N’−N)・(d/dy)・{X(y)−X0(y
)}<0 ……(10) である。 条件式(11)は、非球面の最大有効径をYmaxとす
るとき、0.7Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂
直方向高さyに対して、 0<φ3・(N’−N)・(d/dy)・{X(y)−
X0(y)}<0.3 ……(11)である。 【0320】第3レンズ群中において、条件式(10)
を満たすような非球面は周辺ほど負の屈折力が弱く(正
の屈折力が強く)なるということを意味しており、これ
によって広角端近辺での歪曲の増大を防いでおり、かつ
像面湾曲がアンダー側に倒れるのも防いでいる。更にこ
のとき、条件式(11)を満たすような非球面を一方の
面に用いることによって、片面だけで抑えきれなかった
像面湾曲を良好に補正していることになる。 【0330】 【実施例】以下、本発明に係るコンパクトなズームレン
ズの実施例を示す。但し、各実施例において、ri(i
=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目の面
の曲率半径、di(i=1,2,3,...)は物体側
から数えてi番目の軸上面間隔を示し、Ni(i=1,
2,3,...),νi(i=1,2,3,...)は
物体側から数えてi番目のレンズのd線に対する屈折率
,アッベ数を示す。また、fは全系の焦点距離、FNO
は開放Fナンバーを示す。また、各実施例における条件
式(1)中のφ1/φW及び条件式(2)中の|φ3|
/φWの値を併せて示す。 【0340】尚、実施例中、曲率半径に*印を付した面
は非球面で構成された面であることを示し、前記非球面
の面形状(X(y))を表わす数1の式で定義するもの
とする。 【0350】<実施例1> f=29.0〜44.2〜67.5
FNO=3.5〜5.5〜8.4 [曲率
半径] [軸上面間隔] [屈折率]
[アッベ数]r1* −53.
931 d1 4
.350 N1 1.68300
ν1 31.52r2* 58.65
7 d2 4
.110r3 27.381 d3 3
.500 N2 1.51728
ν2 69.68r4* −12.496 d4 2
.000r5 ∞(絞り) d5 1
2.903〜6.353〜2.039r6* −15
.734 d6 3
.000 N3 1.68300
ν3 31.52r7 −12.90
6 d7 5
.226r8* −10.354 d8 1
.044 N4 1.78100
ν4 44.55r9 −39.33
7 d9 1
.500〜17.411〜41.800r10 −2
73.803 d10
2.500 N5 1.68300
ν5 31.52 r11 1356.116 【0360】[非球面係数] r1 :ε=0.90136 A4=−0.74331×10−4 A6=0.67226×10−6 A8=−0.94610×10−8 r2 :ε=0.92518 A4=0.63028×10−4 A6=0.19491×10−5 A8=−0.10418×10−8 r4 :ε=0.99301 A4=0.18191×10−4 A6=0.45669×10−7 A8=0.13110×10−8 r6 :ε=0.10553×10 A4=0.13098×10−4 A6=−0.46528×10−7 A8=−0.11351×10−8 r8 :ε=0.68635 A4=−0.23455×10−4 A6=−0.51655×10−6 A8=0.16349×10−8 【0370】[条件式(1),(2)]φ1/φW=1
.276 |φ3|/φW=0.087 【0380】<実施例2> f=29.0〜44.2〜67.5
FNO=3.5〜5.5〜8.4 [曲率
半径] [軸上面間隔] [屈折率]
[アッベ数]r1* −20.
538 d1 4
.350 N1 1.68300
ν1 31.52r2* −257.42
4 d2 4
.110r3 27.752 d3 3
.500 N2 1.51728
ν2 69.68r4* −12.270 d4 2
.000r5 ∞(絞り) d5 1
3.451〜6.571〜2.040r6* −21
.931 d6 3
.000 N3 1.68300
ν3 31.52r7 −15.55
4 d7 5
.226r8* −12.318 d8 1
.044 N4 1.78100
ν4 44.55r9 −111.818 d9 1
.500〜18.148〜43.668r10 −4
87.291 d10
2.500 N5 1.68300
ν5 31.52 r11 428.199 【0390】[非球面係数] r1 :ε=0.99277 A4=−0.20986×10−5 A6=0.79154×10−6 A8=−0.11109×10−7 r2 :ε=0.99437 A4=0.12209×10−3 A6=0.20824×10−5 A8=−0.11599×10−8 r4 :ε=0.13909×10 A4=0.60165×10−4 A6=0.91271×10−7 A8=0.40682×10−8 r6 :ε=0.17725×10 A4=0.64763×10−5 A6=−0.75538×10−7 A8=0.29391×10−9 r8 :ε=0.11280×10A4=0
.23901×10−4 A6=−0.11515×10−6 A8=0.28137×10−8 【0400】[条件式(1),(2)]φ1/φW=1
.276 |φ3|/φW=0.087 【0410】<実施例3> f=36.0〜49.3〜67.3
FNO=3.5〜4.9〜6.8 [曲率
半径] [軸上面間隔] [屈折率]
[アッベ数]r1* 20
.203 d1 2
.450 N1 1.84666
ν1 23.62r2* 14.46
9 d2 3
.750r3 62.135 d3 3
.800 N2 1.51680
ν2 64.20r4 −11.75
4 d4 2
.000r5 ∞(絞り) d5 1
1.271〜6.437〜2.900r6* −25
.150 d6 3
.350 N3 1.58340
ν3 30.23r7 −22.55
6 d7 5
.200r8 −10.103 d8 1
.000 N4 1.74400
ν4 44.93r9 −25.42
0 d9 1
.000〜13.413〜30.379r10* −
39.148 d10
1.800 N5 1.74400
ν5 44.93 r11 −44.611 【0420】[非球面係数] r1 :ε=0.10000×10 A3=−0.11405×10−3 A4=−0.18940×10−3 A5=−0.84814×10−5 A6=−0.46900×10−6 A7=−0.67345×10−7 A8=−0.31164×10−8 A9=−0.25606×10−9 A10=−0.13116×10−10A11=−0.
38133×10−13A12=−0.50194×1
0−15r2 :ε=0.10000×10 A3=−0.83300×10−4 A4=−0.16133×10−3 A5=−0.88762×10−5 A6=−0.19083×10−6 A7=0.97955×10−8 A8=0.11064×10−8 A9=0.77162×10−10 A10=0.27014×10−11 A11=−0.17069×10−12A12=−0.
37745×10−13r6 :ε=0.10000
×10 A3=0.95296×10−4 A4=0.38836×10−4 A5=0.22463×10−5 A6=0.28160×10−6 A7=0.28249×10−7 A8=0.24667×10−8 A9=−0.14177×10−9 A10=−0.16930×10−10A11=−0.
12838×10−12A12=0.27820×10
−12 r10 :ε=0.10000×10A4=0.52
571×10−8 A6=0.11548×10−9 A8=0.17693×10−11 A10=0.94688×10−14 【0430】[条件式(1),(2)]φ1/
φW=1.413 |φ3|/φW=0.072 【0440】<実施例4> f=36.0〜49.3〜67.3
FNO=3.5〜4.9〜6.8 [曲率
半径] [軸上面間隔] [屈折率]
[アッベ数]r1* 20
.229 d1 2
.450 N1 1.84666
ν1 23.62r2* 14.46
9 d2 3
.750r3 62.740 d3 3
.800 N2 1.51680
ν2 64.20r4 −11.72
6 d4 2
.000r5 ∞(絞り) d5 1
1.328〜6.461〜2.900r6* −25
.124 d6 3
.350 N3 1.58340
ν3 30.23r7 −22.58
3 d7 5
.200r8 −10.102 d8 1
.000 N4 1.74400
ν4 44.93r9 −25.22
6 d9 1
.000〜13.428〜30.414r10* −
38.736 d10
1.800 N5 1.74400
ν5 44.93r11 −45.41
5 【0450】[非球面係数] r1 :ε=0.10000×10 A3=−0.11398×10−3 A4=−0.18961×10−3 A5=−0.84964×10−5 A6=−0.47046×10−6 A7=−0.67987×10−7 A8=−0.31239×10−8 A9=−0.25657×10−9 A10=−0.13254×10−10A11=−0.
48294×10−13A12=−0.11494×1
0−14r2 :ε=0.10000×10 A3=−0.82527×10−4 A4=−0.16115×10−3 A5=−0.88650×10−5 A6=−0.19029×10−6 A7=0.98276×10−8 A8=0.11068×10−8 A9=0.77213×10−10 A10=0.27016×10−11 A11=−0.17093×10−12A12=−0.
38047×10−13r6 :ε=0.10000
×10 A3=0.96252×10−4 A4=0.38825×10−4 A5=0.22492×10−5 A6=0.28223×10−6 A7=0.28343×10−7A8
=0.24949×10−8 A9=−0.14362×10−9 A10=−0.16992×10−10A11=−0.
13744×10−12A12=0.27719×10
−12 r10 :ε=0.10000×10A4=0.59
120×10−8 A6=0.13171×10−9 A8=0.20858×10−11 A10=0.14108×10−13 【0460】[条件式(1),(2)]φ1/φW=1
.413 |φ3|/φW=0.090 【0470】<実施例5> f=36.0〜49.3〜67.3
FNO=3.5〜4.9〜6.8 [曲率
半径] [軸上面間隔] [屈折率]
[アッベ数]r1* 20
.335 d1 2
.450 N1 1.84666
ν1 23.62r2* 14.52
8 d2 3
.750r3 65.751 d3 3
.800 N2 1.51680
ν2 64.20r4 −11.64
1 d4 2
.000r5 ∞(絞り) d5 1
1.508〜6.537〜2.900r6* −25
.239 d6 3
.350 N3 1.58340
ν3 30.23r7 −22.90
3 d7 5
.200r8 −10.075 d8 1
.000 N4 1.74400
ν4 44.93r9 −24.45
1 d9 1
.000〜13.464〜30.498r10* −
35.421 d10
1.800 N5 1.74400
ν5 44.93r11 −44.70
1 【0480】[非球面係数] r1 :ε=0.10000×10 A3=−0.11217×10−3 A4=−0.18874×10−3 A5=−0.85907×10−5 A6=−0.47794×10−6 A7=−0.70194×10−7 A8=−0.31378×10−8 A9=−0.25698×10−9 A10=−0.13289×10−10A11=−0.
51973×10−13A12=−0.13438×1
0−14r2 :ε=0.10000×10 A3=−0.75633×10−4 A4=−0.15960×10−3 A5=−0.87927×10−5 A6=−0.19040×10−6 A7=0.95647×10−8A8
=0.10741×10−8 A9=0.74908×10−10 A10=0.25411×10−11 A11=−0.18153×10−12A12=−0.
40216×10−13r6 :ε=0.10000
×10 A3=0.10194×10−3 A4=0.38259×10−4 A5=0.22955×10−5 A6=0.29074×10−6 A7=0.29585×10−7 A8=0.28419×10−8 A9=−0.16073×10−9 A10=−0.17766×10−10A11=−0.
24617×10−12A12=0.26469×10
−12 r10 :ε=0.10000×10A4=0.14
815×10−7 A6=0.32740×10−9 A8=0.50773×10−11 A10=0.29371×10−13 【0490】[条件式(1),(2)]φ1/φW=0
.144 |φ3|/φW=0.144 【0500】<実施例6> f=36.0〜49.3〜67.3
FNO=3.5〜4.9〜6.8 [曲率
半径] [軸上面間隔] [屈折率]
[アッベ数]r1* 20
.195 d1 2
.450 N1 1.84666
ν1 23.62r2* 14.51
1 d2 3
.750r3 60.753 d3 3
.800 N2 1.51680
ν2 64.20r4 −11.83
2 d4 2
.000r5 ∞(絞り) d5 1
1.202〜6.407〜2.899r6* −25
.328 d6 3
.350 N3 1.58340
ν3 30.23r7 −22.40
9 d7 5
.200r8 −10.018 d8 1
.000 N4 1.74400
ν4 44.93r9* −25.499 d9 1
.000〜13.326〜30.172r10* −
40.324 d10
1.800 N5 1.74400
ν5 44.93r11 −46.08
7 【0510】[非球面係数] r1 :ε=0.10000×10 A3=−0.11375×10−3 A4=−0.18941×10−3 A5=−0.84207×10−5 A6=−0.46240×10−6 A7=−0.64961×10−7A
8=−0.30955×10−8 A9=−0.25510×10−9 A10=−0.12942×10−10A11=−0.
22725×10−13A12=0.32258×10
−15 r2 :ε=0.10000×10 A3=−0.85002×10−4 A4=−0.16170×10−3 A5=−0.88967×10−5 A6=−0.19024×10−6 A7=0.99319×10−8 A8=0.11314×10−8 A9=0.78691×10−10 A10=0.28214×10−11 A11=−0.16157×10−12A12=−0.
34729×10−13r6 :ε=0.10000
×10 A3=0.99312×10−4 A4=0.38893×10−4 A5=0.21582×10−5 A6=0.27306×10−6 A7=0.27347×10−7 A8=0.23948×10−8 A9=−0.12595×10−9 A10=−0.16438×10−10A11=−0.
65622×10−13A12=0.28471×10
−12 r9 :ε=0.10000×10 A4=0.98354×10−6 A6=−0.27150×10−7 A8=−0.12063×10−10 A10=−0.17334×10−13r10 :ε
=0.10000×10A4=0.33198×10−
8 A6=0.59298×10−10 A8=0.45440×10−12 A10=−0.11376×10−13【0520】[
条件式(1),(2)]φ1/φW=1.413 |φ3|/φW=0.072 【0530】図1〜図6は、前記実施例1〜6に対応す
るレンズ構成図であり、広角端〈W〉での配置を示して
いる。各図中の軌跡(m1),(m2)及び(m3)は
、それぞれ第1レンズ群(L1),第2レンズ群(L2
)及び第3レンズ群(L3)の広角端〈W〉から望遠端
〈T〉にかけての移動を模式的に示している。 【0540】実施例1は、物体側より順に、両凹の負レ
ンズ,両凸の正レンズ及び絞り(S)から成る第1レン
ズ群(L1)と、像側に凸の正メニスカスレンズ及び物
体側に凹の負メニスカスレンズから成る第2レンズ群(
L2)と、両凹の負レンズから成る第3レンズ(L3)
とから構成されている。尚、第1レンズ群(L1)中の
両凹の負レンズの両面、両凸の正レンズの像側の面、第
2レンズ群(L2)中の像側に凸の正メニスカスレンズ
の物体側の面及び物体側に凹の負メニスカスレンズの物
体側の面は非球面である。 【0550】実施例2は、物体側より順に、物体側に凹
の負メニスカスレンズ,両凸の正レンズ及び絞り(S)
から成る第1レンズ群(L1)と、像側に凸の正メニス
カスレンズ及び物体側に凹の負メニスカスレンズから成
る第2レンズ群(L2)と、両凹の負レンズから成る第
3レンズ(L3)とから構成されている。尚、第1レン
ズ群(L1)中の物体側に凹の負メニスカスレンズの両
面、両凸の正レンズの像側の面、第2レンズ群(L2)
中の像側に凸の正メニスカスレンズの物体側の面及び物
体側に凹の負メニスカスレンズの物体側の面は非球面で
ある。 【0560】実施例3〜6は、物体側より順に、像側に
凹の負メニスカスレンズ,両凸の正レンズ及び絞り(S
)から成る第1レンズ群(L1)と、像側に凸の正メニ
スカスレンズ及び物体側に凹の負メニスカスレンズから
成る第2レンズ群(L2)と、物体側に凹の負メニスカ
スレンズから成る第3レンズ(L3)とから構成されて
いる。尚、実施例3〜6のおいて、第1レンズ群(L1
)中の像側に凹の負メニスカスレンズの両面、第2レン
ズ群(L2)中の像側に凸の正メニスカスレンズの物体
側の面及び第3レンズ群(L3)中の物体側に凹の負メ
ニスカスレンズの物体側の面は非球面である。また、実
施例6においては、更に第2レンズ群(L2)中の物体
側に凹の負メニスカスレンズの像側の面も非球面である
。 【0570】図7〜図9は実施例1に対応する収差図、
図10〜図12は実施例2に対応する収差図、図13〜
図15は実施例3に対応する収差図、図16〜図18は
実施例4に対応する収差図、図19〜図21は実施例5
に対応する収差図、図22〜図24は実施例6に対応す
る収差図である。図7,10,13,16,19及び2
2は広角端焦点距離(W)での収差図、図8,11,1
4,17,20及び23は中間焦点距離(M)での収差
図、図9,12,15,18,21及び24は望遠端焦
点距離(T)での収差図である。また、実線(d)はd
線に対する収差を表わし、破線(SC)は正弦条件を表
わす。更に破線(DM)と実線(DS)はメリディオナ
ル面とサジタル面での非点収差をそれぞれ表わしている
。 【0580】表1〜6はそれぞれ実施例1〜6に対応し
て、前記yの値に対する各非球面における条件式(3)
(4)(5)中のφ1・(N’−N)・(d/dy)・
{X(y)−X0(y)}を(I)で表わし、条件式(
6)(7)(8)中のφ2・(N’−N)・(d/dy
)・{X(y)−X0(y)}を(II)で表わし、条
件式(9)(10)(11)中のφ3・(N’−N)・
(d/dy)・{X(y)−X0(y)}を(III)
で表わしている。 【0590】 【数1】 【0600】 【数2】 【0610】 【表1】 【0620】 【表2】 【0630】 【表3】 【0640】 【表4】 【0650】 【表5】 【0660】 【表6】 【0670】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
い光学性能を維持しながら、少ない枚数のレンズで低コ
スト、且つコンパクトなズームレンズを実現することが
できる。つまり、本発明では正・負・負の3成分構成の
ズームレンズに非球面を多用しているので、各群の屈折
力を強くすることによって生じる諸収差を効果的に補正
することができる。 【0680】その結果、焦点距離が28〜70mmクラ
ス,35〜70mmクラスのズームレンズを5枚程度の
レンズで達成することが可能となる。また、本発明の構
成は、従来の正・負の2成分に負のパワーを有する第3
レンズ群を加えた構成となっているため、従来の3成分
構成のズームレンズと比べて全体がよりコンパクト化さ
れる。 【0690】各レンズ群に非球面を用いたり、特に第1
レンズ群に両面非球面を用いれば、より効果的に収差補
正を行なうことができるので、ズームレンズ全系のコン
パクト化,低コスト化もより効果的に行なうことができ
る。 【0700】また、本発明に係るズームレンズはLSカ
メラに好適であり、本発明を用いることによりLSカメ
ラのコンパクト化,低コスト化を達成することができる
。
【図1】本発明の実施例1のレンズ構成図。
【図2】本発明の実施例2のレンズ構成図。
【図3】本発明の実施例3のレンズ構成図。
【図4】本発明の実施例4のレンズ構成図。
【図5】本発明の実施例5のレンズ構成図。
【図6】本発明の実施例6のレンズ構成図。
【図7】実施例1の広角端焦点距離での収差図。
【図8】実施例1の中間焦点距離での収差図。
【図9】実施例1の望遠端焦点距離での収差図。
【図10】実施例2の広角端焦点距離での収差図。
【図11】実施例2の中間焦点距離での収差図。
【図12】実施例2の望遠端焦点距離での収差図。
【図13】実施例3の広角端焦点距離での収差図。
【図14】実施例3の中間焦点距離での収差図。
【図15】実施例3の望遠端焦点距離での収差図。
【図16】実施例4の広角端焦点距離での収差図。
【図17】実施例4の中間焦点距離での収差図。
【図18】実施例4の望遠端焦点距離での収差図。
【図19】実施例5の広角端焦点距離での収差図。
【図20】実施例5の中間焦点距離での収差図。
【図21】実施例5の望遠端焦点距離での収差図。
【図22】実施例6の広角端焦点距離での収差図。
【図23】実施例6の中間焦点距離での収差図。
【図24】実施例6の望遠端焦点距離での収差図。
(L1) …第1レンズ群
(L2) …第2レンズ群
(L3) …第3レンズ群
(S) …絞り
Claims (4)
- 【請求項1】物体側より順に正の屈折力を有する第1レ
ンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈
折力を有する第3レンズ群とから成り、各レンズ群の間
の空気間隔を変化させることによって全系の焦点距離を
変化させるズームレンズにおいて、少なくとも2面の非
球面を全系に有することを特徴とするズームレンズ。 - 【請求項2】物体側より順に正の屈折力を有する第1レ
ンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈
折力を有する第3レンズ群とから成り、各レンズ群の間
の空気間隔を変化させることによって全系の焦点距離を
変化させるズームレンズにおいて、前記第1レンズ群に
両面非球面レンズを有することを特徴とするズームレン
ズ。 - 【請求項3】物体側より順に正の屈折力を有する第1レ
ンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈
折力を有する第3レンズ群とから成り、各レンズ群の間
の空気間隔を変化させることによって全系の焦点距離を
変化させるズームレンズにおいて、各レンズ群に非球面
を有することを特徴とするズームレンズ。 - 【請求項4】前記第1レンズ群を2枚のレンズで構成し
、前記第2レンズ群を3枚以下のレンズで構成したこと
を特徴とする請求項1,請求項2又は請求項3に記載の
ズームレンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4750491A JPH04264413A (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | コンパクトなズームレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4750491A JPH04264413A (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | コンパクトなズームレンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04264413A true JPH04264413A (ja) | 1992-09-21 |
Family
ID=12776941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4750491A Pending JPH04264413A (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | コンパクトなズームレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04264413A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0682694A (ja) * | 1992-08-26 | 1994-03-25 | Asahi Optical Co Ltd | 非球面レンズ系 |
JP2001356266A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-26 | Olympus Optical Co Ltd | ズームレンズ |
-
1991
- 1991-02-19 JP JP4750491A patent/JPH04264413A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0682694A (ja) * | 1992-08-26 | 1994-03-25 | Asahi Optical Co Ltd | 非球面レンズ系 |
JP2001356266A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-26 | Olympus Optical Co Ltd | ズームレンズ |
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