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JPH04255827A - 液晶素子 - Google Patents

液晶素子

Info

Publication number
JPH04255827A
JPH04255827A JP3017633A JP1763391A JPH04255827A JP H04255827 A JPH04255827 A JP H04255827A JP 3017633 A JP3017633 A JP 3017633A JP 1763391 A JP1763391 A JP 1763391A JP H04255827 A JPH04255827 A JP H04255827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
phenyl
state
substrates
amino
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3017633A
Other languages
English (en)
Inventor
Gouji Tokanou
門叶 剛司
Takashi Iwaki
孝志 岩城
Takao Takiguchi
隆雄 滝口
Masanobu Asaoka
正信 朝岡
Yukio Haniyu
由紀夫 羽生
Hideaki Takao
高尾 英昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3017633A priority Critical patent/JPH04255827A/ja
Priority to DE69219493T priority patent/DE69219493T2/de
Priority to EP92102070A priority patent/EP0499159B1/en
Priority to AT92102070T priority patent/ATE152841T1/de
Publication of JPH04255827A publication Critical patent/JPH04255827A/ja
Priority to US08/185,164 priority patent/US5419932A/en
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/10Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08G73/1067Wholly aromatic polyimides, i.e. having both tetracarboxylic and diamino moieties aromatically bound
    • C08G73/1071Wholly aromatic polyimides containing oxygen in the form of ether bonds in the main chain
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/10Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08G73/1075Partially aromatic polyimides
    • C08G73/1082Partially aromatic polyimides wholly aromatic in the tetracarboxylic moiety
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1337Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers
    • G02F1/133711Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers by organic films, e.g. polymeric films
    • G02F1/133723Polyimide, polyamide-imide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K2323/00Functional layers of liquid crystal optical display excluding electroactive liquid crystal layer characterised by chemical composition
    • C09K2323/02Alignment layer characterised by chemical composition
    • C09K2323/025Polyamide

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  • Indicating Measured Values (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子や液晶−
光シャッター等で用いる液晶素子、特に強誘電性液晶素
子並びに表示装置に関し、更に詳しくは液晶分子の配向
状態を改善することにより、表示特性を改善した液晶素
子並びに該液晶素子を表示に使用した表示装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】強誘電性液晶分子の屈折率異方性を利用
して偏光素子との組み合わせにより透過光線を制御する
型の表示素子がクラーク(Clark)及びラガーウォ
ル(Lagerwall)により提案されている(特開
昭56−107216号公報、米国特許第4,367,
924号明細書等)。この強誘電性液晶は、一般に特定
の温度域において、非らせん構造のカイラルスメクチッ
クC相(SmC*)又はH相(SmH*)を有し、この
状態において、加えられる電界に応答して第1の光学的
安定状態と第2の光学的安定状態のいずれかを取り、且
つ電界の印加のないときはその状態を維持する性質、す
なわち双安定性を有し、また電界の変化に対する応答も
速やかであり、高速ならびに記憶型の表示素子としての
広い利用が期待され、特にその機能から大画面で、高精
細なディスプレーとしての応用が期待されている。
【0003】この双安定性を有する液晶を用いた光学変
調素子が所定の駆動特性を発揮するためには、一対の平
行基板間に配置される液晶が、電界の印加状態とは無関
係に、上記2つの安定状態の間での変換が効果的に起る
ような分子配列状態にあることが必要である。
【0004】又、液晶の複屈折を利用した液晶素子の場
合、直交ニコル下での透過率は、
【0005】
【外1】 〔式中:IOは入射光強度、Iは透過光強度、θはチル
ト角、Δnは屈折率異方性、dは液晶層の膜厚、λは入
射光の波長である。〕で表わされる、前述の非らせん構
造におけるチルトθは第1と第2の配向状態でのねじれ
配列した液晶分子の平均分子軸方向の角度として現われ
ることになる。上式によれば、かかるチルトθが22.
5°の角度の時最大の透過率となり、双安定性を実現す
る非らせん構造でのチルト角θが22.5°にできる限
り近いことが必要である。
【0006】ところで、強誘電性液晶の配向方法として
は、大きな面積に亘って、スメクチック液晶を形成する
複数の分子で組織された分子層をその法線に沿って一軸
に配向させることができ、しかも製造プロセス工程も簡
便なラビング処理により実現できるものが望ましい。
【0007】強誘電性液晶、特に非らせん構造のカイラ
ルスメクチック液晶のための配向方法としては、例えば
、米国特許第4,561,726号公報などが知られて
いる。
【0008】しかしながら、これまで用いられてきた配
向方法、特にラビング処理したポリイミド膜による配向
方法を、前述のクラークとラガウオールによって発表さ
れた双安定性を示す非らせん構造の強誘電性液晶に対し
て適用した場合には、下述の如き問題点を有していた。
【0009】すなわち、本発明者らの実験によれば、従
来のラビング処理したポリイミド膜によって配向させて
得られた非らせん構造の強誘電性液晶でのチルト角(後
述の図3に示す角度)がらせん構造をもつ強誘電性液晶
でのチルト角(後述の図2に示す三角錐の頂角の1/2
の角度
【0010】
【外2】 )と較べて小さくなっていることが判明した。(特に、
従来のラビング処理したポリイミド膜によって配向させ
て得た非らせん構造の強誘電性液晶でのチルト角θは、
一般に3°〜8°程度で、その時の透過率はせいぜい3
〜5%程度であった)。
【0011】この様に、クラークとラガウオールによれ
ば双安定性を実現する非らせん構造の強誘電性液晶での
チルト角がらせん構造をもつ強誘電性液晶でのチルト角
と同一の角度をもつはずであるが、実際には非らせん構
造でのチルト角θの方がらせん構造でのチルト角
【00
12】
【外3】 より小さくなっている。しかも、この非らせん構造での
チルト角θがらせん構造でのチルト角
【0013】
【外4】 より小さくなる原因が非らせん構造での液晶分子のねじ
れ配列に帰因していることが判明した。つまり、非らせ
ん構造をもつ強誘電性液晶では、液晶分子が基板の法線
に対して上基板に隣接する液晶分子の軸より下基板に隣
接する液晶分子の軸(ねじれ配列の方向)へ連続的にね
じれ角δでねじれて配列しており、このことが非らせん
構造でのチルト角θがらせん構造でのチルト角
【001
4】
【外5】 より小さくなる原因となっている。
【0015】さらに、本発明者らの一人は、以前、強誘
電性液晶の配向状態に関して、以下のような現象を発見
した。
【0016】基板上に比較的プレチルトの低いLP64
(東レ(株)製)などのポリイミド配向膜を塗布しラビ
ングしたものを、上下2枚ラビング方向を同じにして間
隙を約1.5μmに保って貼り合わせてセルを構成し、
これにCS1014(チッソ(株)製)などの強誘電性
カイラルスメクチック液晶を注入し温度を降下させてい
くと、図4(a)〜(c)、図5(d)、(e)に示す
経過をたどる。すなわち、高温相からS *C相に転移
した直後の図4(a)に示す状態においてはコントラス
トの小さい配向状態(C1配向状態)41および42を
とり、温度を下げ、ある温度領域に達すると図4(b)
に示すようにジグザグ状の欠陥43が発生し、その欠陥
を境にしてコントラストの高い配向状態(C2配向状態
)44と45が現われる。更に温度が下がるとともにC
2配向状態が拡がり(図4(c)、図5(d))、つい
には全体がC2配向状態になる(図5(e))。
【0017】C1およびC2の2種類の配向状態は、図
5に示すようなスメクチック層のシェブロン構造の違い
で説明されている。図6で、51はスメクチック層、5
2はC1配向の領域、53はC2配向の領域を表わす。
【0018】スメクチック液晶は一般に層構造をもつが
SA相からSC相またはS *Cに相に転移すると層間
隔が縮むので図6のように層が上下基板の中央で折れ曲
がった構造(シェブロン構造)をとる。折れ曲がる方向
は図に示すようにC1とC2の2つ有り得るが、よく知
られているようにラビングによって基板界面の液晶分子
は基板に対して角度をなし(プレチルト)、その方向は
ラビング方向に向って液晶分子が頭をもたげる(先端が
浮いた格好になる)向きである。このプレチルトのため
にC1配向とC2配向は弾性エネルギー的に等価でなく
、上述のようにある温度で転移が起こる。また機械的な
歪みで転移が起こることもある。
【0019】従来は、該C1およびC2配向において、
コントラストの観点からC2の配向状態を用いた液晶素
子を提供するものであった。しかし、本発明者等は特定
の配向膜と液晶の組み合わせを用いると■上記のC1→
C2転移が起こりにくく、液晶材料によっては全くC2
配向状態が生じないこと、および、■C1配向内に従来
見出されていた低いコントラストの2つの安定状態のほ
かに、コントラストの高い別の2つの安定状態が現われ
ることを新たに発見した。
【0020】そこで、表示素子として画面全体をC1配
向状態に統一し、かつC1配向内の高コントラストの2
状態を白黒表示の2状態として用いれば、従来より品位
の高いディスプレイができると期待される。
【0021】以下、上記■、■について詳しく説明する
【0022】■の点についていうと、C1→C2転移の
起こりやすさは、第1表に示すように、基板界面付近の
液晶分子が基板と成す角度(プレチルト角)、層の傾き
角、および液晶のチルト角に依存している。
【0023】
【表1】
【0024】第1表は、プレチルト角の異なる3種類の
配向膜A〜Cのセルにチルト角の異なる3種類の液晶a
〜cを注入して配向状態を見た結果である。ただし、ポ
リイミド配向膜AはLP64(東レ(株)製)、ポリイ
ミド配向膜BはSE610(日産化学(株)製)、ポリ
イミド配向膜Cは図18で示される構造式のポリアミド
酸を焼成して得られるポリイミドで、プレチルト角はそ
れぞれ2.5°、6°、12°であった。
【0025】第1表から、プレチルト角が大きくてチル
ト角が小さい場合にC1配向が維持されることがわかる
【0026】次に■の点について説明する。従来の低プ
レチルト配向膜では、C1配向においては比較的コント
ラストの低い2つの状態しか安定には存在しえなかった
。ところが、第1表に示した配向膜Cのような高プレチ
ルト配向膜では、C1配向のなかに4つの状態が存在し
て、そのうちの2つは従来と同じ低コントラストの2状
態(偏光顕微鏡の視野下では消光位がなく青く見えるの
で液晶のダイレクタが上下の基板間でねじれている。 以下、スプレイ状態と呼ぶ)で、ほかの2つはきわだっ
てコントラストの高い、かつ見掛けのチルト角の大きい
状態(偏光顕微鏡下で消光位がある。以下、ユニフォー
ム状態と呼ぶ)である。新たに見出されたユニフォーム
状態のコントラストと透過率はC2配向での値よりも高
いことが明らかになっている。
【0027】又、従来のラビング処理したポリイミド配
向膜によって生じたカイラルスメクチック液晶の配向状
態は、電極と液晶層の間に絶縁体層としてポリイミド配
向膜の存在によって、第1の光学的安定状態(例えば、
白の表示状態)から第2の光学的安定状態(例えば、黒
の表示状態)にスイッチングするための一方極性電圧を
印加した場合、この一方極性電圧の印加解除後、強誘電
性液晶層には他方極性の逆電界Vrevが生じ、この逆
電界Vrevがディスプレイの際の残像を惹き起してい
た。 上述の逆電界発生現象は、例えば吉田明雄著、昭和62
年10月「液晶討論会予稿集」P.142〜148の「
SSFLCのスイッチング特性」で明らかにされている
【0028】[発明の概要]従って、本発明の目的は、
前述の問題点を解決した強誘電性液晶素子を提供するこ
と、特にカイラルスメクチック液晶の非らせん構造での
大きなチルト角θを生じ、高コントラストな画像がディ
スプレイされ、且つ残像を生じないディスプレイを達成
できる強誘電性液晶素子並びに該液晶素子を表示に使用
した表示装置を提供することにある。
【0029】本発明は、一対の基板と、該一対の基板間
に配置した液晶とを有する液晶素子において、前記一対
の基板のうち、少なくとも一方の基板がナフタレンテト
ラカルボン酸及び/又はその誘導体の少なくとも1種と
ジアミン及び/又はその誘導体の少なくとも1種とから
得たアミド酸を脱水閉環反応によって生成したイミド環
を持つ化合物(以後、「イミド環化合物」という)の被
膜を有する液晶素子によって達成される。
【0030】[発明の態様の詳細な説明]図1は本発明
の強誘電性液晶セルの一例を模式的に描いたものである
【0031】11aと11bはそれぞれIn2O3やI
TO(Indium  Tin  Oxide)等の透
明電極12aと12bで被覆された基板(ガラス板)で
あり、その上に200Å〜1000Å厚の絶縁膜13a
と13b(SiO2膜、TiO2膜、Ta2O5膜など
)と前記イミド環化合物で形成した50Å〜1000Å
厚の配向制御膜14aと14bとがそれぞれ積層されて
いる。
【0032】この際、平行かつ同一向き(図1でいえば
A方向)になるようラビング処理(矢印方向)した配向
制御膜14aと14bが配置されている。基板11aと
11bとの間には、強誘電性スメクチック液晶15が配
置され、基板11aと11bとの間隔の距離は、強誘電
性スメクチック液晶15のらせん配列構造の形成を抑制
するのに十分に小さい距離(例えば0.1μm〜3μm
)に設定され、強誘電性スメクチック液晶15は双安定
性配向状態を生じている。上述の十分に小さい距離は、
基板11aと11bとの間に配置したビーズスペーサ1
6(シリカビーズ、アルミナビーズ)によって保持され
る。
【0033】本発明者らの実験によれば、下述の実施例
で明らかにするラビング処理した特定のポリイミド配向
膜による配向方法を用いることによって、明状態と暗状
態での大きな光学的コントラストを示し、特に、米国特
許第4,655,561号などに開示のマルチプレクシ
ング駆動時の非選択画素に対して大きなコントラストを
生じ、さらにディスプレイ時の残像の原因となるスイッ
チング時(マルチプレクシング駆動時)の光学応答おく
れを生じない配向状態が達成された。
【0034】本発明で用いるイミド環化合物(例えば、
ポリイミド、イミドダイマー、イミドトリマー等)の被
膜は、ナフタレンテトラカルボン酸および/またはその
誘導体の少なくとも一種類を含有する酸成分と、ジアミ
ンおよび/またはその誘導体から成るジアミン成分とを
反応させて得られるアミド酸(アミド酸ポリマー、アミ
ド酸ダイマー等)を脱水閉環させて得られる。
【0035】ナフタレンテトラカルボン酸誘導体として
は、具体的には ■1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水
物 ■1,2,3,4−ナフタレンテトラカルボン酸二無水
物 ■1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水
物 ■2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水
物 などが挙げられるが、より好ましくは、1,4,5,8
−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物又は2,3,6
,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物が望ましい
【0036】上述の他の酸成分としては、特に限定され
るわけではないが、具体的には、例えば以下のようなも
のを組合せて用いることができる。
【0037】ピロメリット酸二無水物、3,3′,4,
4′−テトラカルボキシビフェニル二無水物、2,3,
3′4′−テトラカルボシキビフェニル二無水物、3,
3′,4,4′−テトラカルボキシビフェニルエーテル
二無水物、2,3,3′4′−テトラカルボキシビフェ
ニルエーテル二無水物、3,3′,4,4′−テトラカ
ルボキシベンゾフェノン二無水物、2,3,3′4′−
テトラカルボキシベンゾフェノン二無水物、3,3′,
4,4′−テトラカルボキシジフェニルメタン二無水物
、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロ
パン二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物、3,3′,
4,4′−テトラカルボキシジフェニルスルホン二無水
物、2,2−ビス{4−(3,4−ジカルボキシフェノ
キシ)フェニル}プロパン二無水物、2,2−ビス{4
−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル}ヘキ
サフルオロプロパン二無水物。
【0038】本発明で用いるジアミン成分としては、特
に限定されるものではないが、例えば下記一般式(1)
〜(4)で示されるようなジアミンが挙げられる。
【0039】
【外6】 (ただし、上記一般式(1)〜(4)において、Z1〜
Z6はそれぞれ独立に単結合、−O−、−CH2−、−
S−、−SO2−、−CO−、−C(CH3)2−、−
C(CF3)2−のいずれかを示す。また、X1〜X1
0はそれぞれ独立にH、F、CH3、CF3のいずれか
を示す。) 一般式(1)において、2つのアミノ基は好ましくはパ
ラもしくはメタ配位であり、X1は好ましくはHを示す
【0040】一般式(2)において、Z1は好ましくは
単結合、−O−、−S−、−CH2−、−C(CH3)
2−、−C(CF3)2−のいずれかを示し、X2、X
3は好ましくはH、CH3、CF3を示し、より好まし
くはHを示す。また、2つのアミノ基は結合子Z1に対
しそれぞれパラ位で結合することが望ましい。
【0041】一般式(3)において、Z2、Z3は好ま
しくは単結合、−O−、−S−、のいずれかを示し、X
4、X5、X6はそれぞれ好ましくはH、CH3、CF
3のいずれかを示す。また、Z2、Z3は好ましくはパ
ラ位で結合することが望ましく、2つのアミノ基は結合
子Z2、Z3に対しそれぞれパラ位もしくはメタ位で結
合することが望ましい。
【0042】さらに、一般式(4)において、Z5は好
ましくは−C(CH3)2−、−C(CF3)2−のい
ずれかを示し、Z4、Z6は好ましくは−O−、−S−
、−CH2−のいずれかを示す。またX8、X9は好ま
しくはHを示しX7、X10は好ましくはH、F、CF
3のいずれかを示す。さらに、Z4、Z6はそれぞれZ
5に対し互いにパラ位で結合することが望ましく、2つ
のアミノ基は結合子Z4、Z6に対し、それぞれパラ位
もしくはメタ位で結合することが望ましい。
【0043】具体的には一般式(1)で示される化合物
としては、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジ
アミンなどが挙げられる。
【0044】一般式(2)で示される化合物としては、
4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、4,4′−ジ
アミノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノフェニル
スルホン、2,2−ビス(p−アミノフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(p−アミノフェニル)ヘキサフルオ
ロプロパン、3,3′−ジアミノジフェニルエーテル、
3,3′−ジアミノジフェニルメタン、3,3′−ジア
ミノジフェニルスルホン、3,3′−ジメチル−4,4
′−ジアミノジフェニルエーテル、3,3′−ジメチル
−4,4′−ジアミノジフェニルメタン、3,3′−ジ
メチル−4,4′−ジアミノジフェニルスルホン、2,
2−ビス(m−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(m−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、3
,3′−ジメチルベンジジンなどが挙げられる。
【0045】一般式(3)で示される化合物としては、
1,4′′−ジアミノターフェニル、1,4−ビス(p
−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(m−ア
ミノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノ−3−
メチルフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミ
ノ−3−トリフルオロメチルフェノキシ)ベンゼンなど
が挙げられる。
【0046】一般式(4)で示される化合物としては、
2,2−ビス[(4−アミノフェノキシ)フェニル]プ
ロパン、2,2−ビス[(4−アミノ−3−フルオロフ
ェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[(4−
アミノ−3−メチルフェノキシ)フェニル]プロパン、
2,2−ビス[(4−アミノ−3−トリフルオロメチル
フェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[(4
−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2−ビス[(4−アミノ−3−フルオロフェノ
キシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビ
ス[(4−アミノ−3−メチルフェノキシ)フェニル]
ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス[(4−アミノ
−3−トリフルオロメチルフェノキシ)フェニル]ヘキ
サフルオロプロパン、2,2−ビス[(4−アミノ−2
−フルオロフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−
ビス[(4−アミノ−2−メチルフェノキシ)フェニル
]プロパン、2,2−ビス[(4−アミノ−2−トリフ
ルオロメチルフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2
−ビス[(4−アミノ−2−フルオロフェノキシ)フェ
ニル]ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス[(4−
アミノ−2−メチルフェノキシ)フェニル]ヘキサフル
オロプロパン、2,2−ビス[(4−アミノ−2−トリ
フルオロメチルフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロ
プロパン、2−[(4−アミノ−3−フルオロフェノキ
シ)フェニル]−2−[(4−アミノフェノキシ)フェ
ニル]プロパン、2−[(4−アミノ−3−トリフルオ
ロメチルフェノキシ)フェニル]−2−[(4−アミノ
フェノキシ)フェニル]プロパン、2−[(4−アミノ
−2−フルオロフェノキシ)フェニル]−2−[(4−
アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2−[(4−
アミノ−2−トリフルオロメチルフェノキシ)フェニル
]−2−[(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパ
ン、2−[(4−アミノ−2−メチルフェノキシ)フェ
ニル]−2−[(4−アミノフェノキシ)フェニル]プ
ロパン、2−[(4−アミノ−3−フルオロフェノキシ
)フェニル]−2−[(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]ヘキサフルオロプロパン、2−[(4−アミノ−3
−トリフルオロメチルフェノキシ)フェニル]−2−[
(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプ
ロパン、2−[(4−アミノ−2−フルオロフェノキシ
)フェニル]−2−[(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]ヘキサフルオロプロパン、2−[(4−アミノ−2
−トリフルオロメチルフェノキシ)フェニル]−2−[
(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプ
ロパン、2−[(4−アミノ−2−メチルフェノキシ)
フェニル]−2−[(4−アミノフェノキシ)フェニル
]ヘキサフルオロプロパン、2−[(4−アミノ−3−
フルオロフェノキシ)フェニル]−2−[(4−アミノ
−3−トリフルオロメチルフェノキシ)フェニル]プロ
パン、2−[(4−アミノ−3−フルオロフェノキシ)
フェニル]−2−[(4−アミノ−2−トリフルオロメ
チルフェノキシ)フェニル]プロパン、2−[(4−ア
ミノ−3−フルオロフェノキシ)フェニル]−2−[(
4−アミノ−3−トリフルオロメチルフェノキシ)フェ
ニル]ヘキサフルオロプロパン、2−[(4−アミノ−
3−フルオロフェノキシ)フェニル]−2−[(4−ア
ミノ−2−トリフルオロメチルフェノキシ)フェニル]
ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス[(3−アミノ
フェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[(3
−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2−ビス[(5−アミノ−2−フルオロフェノ
キシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[(5−アミ
ノ−2−フルオロフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオ
ロプロパン、2−[(4−アミノフェノキシ)フェニル
]−2−[(3−アミノフェノキシ)フェニル]プロパ
ン、2−[(4−アミノフェノキシ)フェニル]−2−
[(3−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロ
プロパン、2−[(4−アミノ−3−トリフルオロメチ
ルフェノキシ)フェニル]−2−[(3−アミノフェノ
キシ)フェニル]プロパン、2−[(4−アミノ−2−
フルオロフェノキシ)フェニル]−2−[(3−アミノ
フェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパンなどが
挙げられる。
【0047】合成例1 2,2−ビス[4−(4−アミノ−3−トリフルオロチ
メルフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパンの
製造
【0048】工程1 2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオ
ロプロパン16.0g(47.6mmol)、5−クロ
ロ−2−ニトロベンゾトリフルオライド26.9g(1
19mmol)、炭酸ナトリウム20.2g(190m
mol)をジメチルホルムアミド100ml中150℃
で、4時間反応させた。反応終了後、氷水250mlに
注入し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後溶媒を留去して粗生
成物を得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開液  トルエン/ヘキサン=1/1)で精製後、さら
に、活性炭処理をして2,2−ビス[4−(4−ニトロ
−3−トリフルオロメチルフェノキシ)フェニル]ヘキ
サフルオロプロパン32.6gを得た(収率95.9%
)。
【0049】工程2 工程1で得られたジニトロ体31.7g(44.4mm
ol)をエタノール100mlに溶かし、70℃に加熱
した。これに活性炭1.93g、塩化第二鉄106mg
を加え、30分間加熱攪拌を続けた。これに、ヒドラジ
ンー水和物(純度80%)9.16g(133.2mm
ol)を滴下した。4時間反応させた後熱濾過し不溶物
を除去した。母液を濃縮し、水200mlに注入した。 酢酸エチルで抽出後、水洗し無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。濾過後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(
展開液  トルエン)にて精製し、2,2−ビス[4−
(4−アミノ−3−トリフルオロメチルフェノキシ)フ
ェニル]ヘキサフルオロプロパン21.2gを得た(収
率73.0%)。
【0050】合成例2 ポリアミド酸の合成 反応容器中に合成例1で得た2,2−ビス[4−(4−
アミノ−3−トリフルオロメチルフェノキシ)フェニル
]ヘキサフルオロプロパン6.54g(10mmol)
を精秤し、反応容器ごと100℃乾燥機中で1時間半減
圧乾燥した。これに、良く乾燥させたN−メチル−2−
ピロリドン(NMP)30mlを加え、ジアミンを溶解
させた。150℃乾燥機中で1時間半減圧乾燥した1,
4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物2.
68g(10mmol)を精秤し、数回に分けて添加し
た。添加の際に容器壁に付着した酸二無水物は、乾燥N
MPで随時洗い落としながら、室温で5時間激しく攪拌
を続けた。最終的に加えたNMP量は80mlであった
【0051】本発明で用いるイミド環化合物の膜を基板
上に設ける際には、イミド環化合物の前駆体であるアミ
ド酸をジメチルフォルムアミド、ジメチルアセトアミド
、ジメチルスルフォキシド、N−メチルピロリドンなど
の溶剤に溶解して0.01〜40(重量)%溶液として
、該溶液をスピンナー塗布法、スプレイ塗布法、ロール
塗布法などにより基板上に塗布した後、100〜350
℃、好ましくは200〜300℃の温度で加熱して脱水
閉環させてポリイミド膜などのイミド環化合物の膜を形
成することができる。このイミド環化合物の膜は、しか
る後に布などでラビング処理される。又、本発明で用い
るイミド環化合物の膜は30Å〜1μ程度、好ましくは
200Å〜2000Åの膜厚に設定される。この際には
、図1に示す絶縁膜13aと13bの使用を省略するこ
とができる。又、本発明では、絶縁膜13aと13bの
上にイミド環化合物の膜を設ける際には、このイミド環
化合物の膜の膜厚は200Å以下、好ましくは100Å
以下に設定されることができる。
【0052】本発明で用いる液晶物質としては、降温過
程で等方相、コレステリック相、スメクチック相を通し
てカイラルスメクチックC相を生じる液晶が好ましい。 特に、コレステリック相の時のピッチが0.8μm以上
のものが好ましい。(コレステリック相でのピッチは、
コレステリック相の温度範囲における中央点で測定した
もの)。具体的な液晶としては、下記液晶物質「LC−
1」、「80B」及び「80SI*」を下記比率で含有
させた液晶組成物が好ましく用いられる。
【0053】
【外7】
【0054】
【外8】
【0055】
【外9】
【0056】液晶 (1)(LC−1)90/(8OB)10(2)(LC
−1)80/(8OB)20(3)(LC−1)70/
(8OB)30(4)(LC−1)60/(8OB)4
0(5)8OSI* (表中の添字は、それぞれ重量比を表している)。
【0057】図2は、強誘電性カイラルスメクチック液
晶の動作説明のために、セルの例を模式的に描いたもの
である。21aと21bは、In2O2、SnO2ある
いはITO等の薄膜からなる透明電極で被履された基板
(ガラス板)であり、その間に液晶分子層22がガラス
面に垂直になるよう配向したSmC*(カイラルスメク
チックC)相又はSmH*(カイラルスメクチツクH)
相の液晶が封入されている。太線で示した線23が液晶
分子を表わしており、この液晶分子23はその分子に直
交した方向に双極子モーメント(P⊥)24を有してい
る。基板21aと21b上の電極間に一定の閾値以上の
電圧を印加すると、液晶分子23のらせん構造がほどけ
、双極子モーメント(P⊥)24がすべて電界方向に向
くよう、液晶分子23は、配向方向を変えることができ
る。液晶分子23は、細長い形状を有しており、その長
軸方向と短軸方向で屈折率異方性を示し、従って例えば
ガラス面の上下に互いにクロスニコルの偏光子を置けば
、電圧印加極性によって光学特性が変わる液晶光学変調
素子となることは、容易に理解される。
【0058】本発明の液晶素子で用いる双安定性配向状
態の表面安定型強誘電性液晶セルは、その厚さを充分に
薄く(例えば0.1μm〜3μm)することができる。 このように液晶層が薄くなるにしたがい、図3に示す様
に電界を印加していない状態でも液晶分子のらせん構造
がほどけ、非らせん構造となり、その双極子モーメント
PまたはP′は上向き(34a)、又は下向き(34b
)のどちらかの状態をとる。このようなセルに、図3に
示す如く一定の閾値以上の極性の異なる電界Ea又はE
bを電圧印加手段31aと31bにより付与すると、双
極子モーメントは、電界Ea又はEbの電界ベクトルに
対応して上向き34a、又は下向き34bと向きを変え
、それに応じて液晶分子は、第1の安定状態33aある
いは第2の安定状態33bの何れか一方に配向する。
【0059】この強誘電性液晶セルによって得られる効
果は、その第1に、応答速度が極めて速いことであり、
第2に液晶分子の配向が双安定性を有することである。 第2の点を、例えば図3によって更に説明すると、電界
Eaを印加すると液晶分子は第1の安定状態33aに配
向するが、この状態は電界を切っても安定である。又、
逆向きの電界Ebを印加すると、液晶分子は第2の安定
状態33bに配向してその分子の向きを変えるが、やは
り電界を切ってもこの状態に留まっている。又、与える
電界Eaが一定の閾値を越えない限り、それぞれの配向
状態にやはり維持されている。
【0060】図4(a)〜(c)、図5(d)、(e)
は、図1の液晶セルに強誘電性液晶を注入し、温度を降
下させていったときの配向状態の変化を示す模式図、図
6は、C1およびC2の2種類の配向状態の相違を示す
説明図、図7(A)は、本発明の配向方向に生じた液晶
分子の配向状態を模式的に明らかにした断面図である。
【0061】図8に示す61a及び61bは、それぞれ
上基板及び下基板を表わしている。60は液晶分子62
で組織された分子層で、液晶分子62が円錐63の底面
64(円形)に沿った位置に変化させて配列している。
【0062】図9は、C−ダイレクタを示す図である。 図10のU1は一方の安定配向状態でのC−ダイレクタ
81で、U2は他方の安定配向状態でのC−ダイレクタ
81である。C−ダイレクタ81は、図7に示す分子層
60の法線に対して垂直な仮想面への分子長軸の写影で
ある。
【0063】一方、従来のラビング処理したポリイミド
膜によって生じた配向状態は、図9のC−ダイレクタ図
によって示される。図9に示す配向状態は、上基板61
aから下基板61bに向けて分子軸のねじれが大きいた
め、チルト角θは小さくなっている。
【0064】図10(A)は、C−ダイレクタ81が図
8の状態(ユニフォーム配向状態という)でのチルト角
θを示すための平面図で、図10(B)はC−ダイレク
タ81が図9の状態(スプレイ配向状態という)でのチ
ルト角θを示すための平面図である。図中、70は前述
した本発明の特定イミド環化合物の膜に施したラビング
処理軸を示し、71aは配向状態U1での平均分子軸、
71bは配向状態U2での平均分子軸、72aは配向状
態S1での平均分子軸、72bは配向状態S2での平均
分子軸を示す。平均分子軸71aと71bとは、互いに
閾値電圧を超えた逆極性電圧の印加によって変換するこ
とができる。同様のことは平均分子軸72aと72bと
の間でも生じる。
【0065】次に、逆電界Vrevによる光学応答のお
くれ(残像)に対するユニフォーム配向状態の有用性に
ついて説明する。
【0066】液晶セルの絶縁層(配向制御膜)の容量C
i、液晶層の容量をCLC及び液晶の自発分極をPsと
すると、残像の原因となるVrevは、下式で表わされ
る。
【0067】
【外10】
【0068】図11は、液晶セル内の電荷の分布、Ps
の方向及び逆電界の方向を模式的に示した断面図である
【0069】図11(A)は、パルス電界印加前のメモ
リー状態下における
【0070】
【外11】 及び
【0071】
【外12】 電荷の分布状態を示し、この時の自発分極Psの向きは
【0072】
【外13】 電荷から
【0073】
【外14】 電荷の方向である。図11(B)は、パルス電界解除直
後の自発分極Psの向きが図11(A)の時の向きに対
して逆向き(従って、液晶分子は一方の安定配向状態か
ら他方の安定配向状態に反転を生じている)であるが、
【0074】
【外15】 及び
【0075】
【外16】 電荷の分布状態は、図8(A)の時と同様であるため、
液晶内に逆電界Vrevが矢標方向に生じている。この
逆電界Vrevは、しばらくした後、図11(C)に示
す様に消滅し、
【0076】
【外17】 及び
【0077】
【外18】 電荷の分布状態が変化する。
【0078】図12は従来のポリイミド配向膜によって
生じたスプレイ配向状態の光学応答の変化をチルト角θ
の変化に換えて示したものである。図12によれば、パ
ルス電界印加時、印標X1の方向に沿ってスプレイ配向
状態下の平均分子軸S(A)から最大チルト角
【007
9】
【外19】 付近のユニフォーム配向状態下の平均分子軸U2までオ
ーバーシュートし、パルス電界解除直後においては、図
11(B)に示す逆電界Vrevの作用が働いて、矢標
X2の方向に沿ってスプレイ配向状態下の平均分子軸S
(B)までチルト角θが減少し、そして図11(C)に
示す逆電界Vrevの減衰の作用により、矢標X3の方
向に沿ってスプレイ配向状態下の平均分子軸S(C)ま
でチルト角θが若干増大した安定配向状態が得られる。 この時の光学応答は図13で明らかにされている。
【0080】本発明によれば、前述したナフタレンテト
ラカルボン酸含有のポリイミド膜を用いた配向方法によ
って得た配向状態では、図12に示したスプレイ状態下
の平均分子軸S(A)、S(B)及びS(C)を生じる
ことがなく、従って最大チルト角
【0081】
【外20】 に近いチルト角θを生じる平均分子軸に配列させること
ができる。この時の本発明の光学応答を図14に示す。 図14によれば、残像に原因する光学応答のおくれを生
じないことと、メモリー状態下で高いコントラストを惹
き起こしていることが判る。
【0082】本発明の液晶素子を表示パネル部に使用し
、図15及び図16に示した走査線アドレス情報をもつ
画像情報なるデータフォーマット及びSYNC信号によ
る通信同期手段をとることにより、液晶表示装置を実現
する。
【0083】画像情報の発生は、本体装置側のグラフィ
ックスコントローラ102にて行われ、図15及び図1
6に示した信号転送手段にしたがって表示パネル103
に転送される。グラフィックスコントローラ102は、
CPU(中央演算処理装置、以下GCPU112と略す
)及びVRAM(画像情報格納用メモリ)114を核に
、ホストCPU113と液晶表示装置101間の画像情
報の管理や通信をつかさどっており、本発明の制御方法
は主にこのグラフィックスコントローラ102上で実現
されるものである。なお、該表示パネルの裏面には光源
が配置される。
【0084】また、本発明で用いる液晶としては、前述
のカイラルスメクチック液晶の他、ネマチック液晶を用
いることができる。
【0085】以下実施例により本発明について更に詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0086】
【実施例】実施例1 1000Å厚のITO膜が設けられている1.1mm厚
のガラス板を2枚用意し、それぞれのガラス板上に下式
で示すポリアミド酸のN−メチルピロリドン/n−ブチ
ルセルソルブ=5/1の3.0重量%溶液を回転数30
00rpmのスピナーを用いて塗布した。
【0087】
【外21】
【0088】成膜後約1時間、250℃で加熱焼成処理
を施した。この時の膜厚は450Åであった。この塗布
膜にナイロン触毛布による一方向のラビング処理を行っ
た。
【0089】その後、平均粒径約1.5μmのアルミナ
ビーズを一方のガラス板上に散布した後、それぞれのラ
ビング処理軸が互いに平行で、同一処理方向となるよう
に2枚のガラス板を重ねあわせてセルを作成した。
【0090】このセル内にチッソ(株)社製の強誘電性
スメクチック液晶である「CS−1014」商品名を等
方相下で真空注入してから、等方相から0.5℃/hr
で30℃まで徐冷することによって配向させることがで
きた。この「CS−1014」を用いた本実施例のセル
で相変化は下記のとおりであった。
【0091】
【外22】
【0092】上述の液晶セルを一対の90°クロスニコ
ル偏光子の間に挟み込んでから、50μsecの30V
パルスを印加してから90°クロスニコルを消光位(最
暗状態)にセットし、この時の透過率をホトマルチプレ
ターにより測定し、続いて50μsecの−30Vパル
スを印加し、この時の透過率(明状態)を同様の方法で
測定したところ、チルト角θは15°であり、最暗状態
時の透過率は1%で、明状態時の透過率は43%であり
、したがってコントラスト比は43:1であった。残像
の原因となる光学応答の遅れは0.2秒以下であった。
【0093】この液晶セルを図17に示す駆動波形を用
いたマルチプレクシング駆動による表示を行なったとこ
ろ、高コントラストな高品位表示が得られ、また、所定
の文字入力による画像表示の後に全画面を白の状態に消
去したところ、残像の発生は判読できなかった。なお、
図17のSN,SN+1,SN+2は、走査線に印加し
た電圧波形を表わしており、Iは代表的な情報線に印加
した電圧波形を表わしている。(I−SN)は情報線I
と走査線SNとの交差部に印加された波形を表わしてい
る。また、本実施例では、V0=5V〜8V,ΔT=2
0μsec〜70μsecで行なった。 実施例2〜10、13〜17 表2に示した配向制御膜および液晶材料を用いたほかは
実施例1と同様にしてセルを得た。
【0094】それぞれに対して実施例1と同様な試験を
行なった。
【0095】コントラスト比および光学応答の遅れ時間
の結果を表3に示す。
【0096】また、実施例1と同様のマルチプレクシン
グ駆動による表示を行なったところ、コントラストおよ
び残像については実施例と同様な結果が得られた。 実施例11、12 それぞれ、表2に示した2種のポリアミド酸のN−メチ
ルピロリドン溶液を別途作成し、固形分の比率が、表2
に示した重量部になるように対応するポリアミド酸溶液
を混合した。これを、N−メチルピロリドン、n−ブチ
ルセルソルブで適宜希釈し所定の濃度に調整したものを
配向制御膜として、また液晶材料として、表2に示した
ものを用いたほかは、実施例1と同様にしてセルを作成
した。
【0097】それぞれに対して実施例1と同様な試験を
行なった。コントラスト比および光学応答の遅れ時間の
結果を表3に合わせて示す。また、実施例1と同様のマ
ルチプレクシング駆動による表示を行なったところ、コ
ントラストおよび残像については実施例と同様な結果を
得られた。
【0098】
【表2】
【0099】
【表3】
【0100】
【表4】
【0101】
【表5】
【0102】
【表6】
【0103】
【表7】
【0104】比較例1〜4 表4に示した配向制御膜および液晶材料を用いたほかは
実施例1と同様にしてセルを作成した。それぞれのセル
に対してコントラスト比および光学応答の遅れを表5に
示した。
【0105】また実施例1と同様のマルチプレクシング
駆動による表示を行なったところ、コントラストが本実
施例のものと比較して小さく、しかも、残像が生じた。
【0106】
【表8】
【0107】
【表9】
【0108】
【発明の効果】以上の実施例および比較例で明らかにし
たように、本発明による液晶素子内の均一配向性は良好
でありモノドメイン状態が得られる。また、明状態と暗
状態でのコントラストが高く、特にマルチプレクシング
駆動時の表示コントラストが非常に大きく高品位の表示
が得られ、しかも目障りな残像現像が生じない効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶素子の断面図である。
【図2】らせん構造を持つカイラルスメクチック液晶の
配向状態を示した斜視図である。
【図3】非らせん構造の分子配列を持つカイラルスメク
チック液晶の配向状態を示した斜視図である。
【図4】図1の液晶セルに強誘電性液晶を注入し、温度
を降下させていったときの配向状態の変化を示す模式図
である。
【図5】図1の液晶セルし、強誘電性液晶を注入し温度
を降下させていったときの配向状態の変化を示す模式図
である。
【図6】C1およびC2の2種類の配向状態の相違を示
す説明図である。
【図7】本発明の配向方法で配向したカイラルスメクチ
ック液晶の配向状態を示す断面図である。
【図8】そのユニフォーム配向状態におけるC−ダイレ
クタ図である。
【図9】そのスプレイ配向状態におけるC−ダイレクタ
図である。
【図10】ユニフォーム配向状態、スプレイ配向状態に
おけるチルト角θを示す平面図である。
【図11】強誘電性液晶内の電荷分布、自発分極Psの
向きおよび逆電界Vrevの向きを示す断面図である。
【図12】電界印加時および後のチルト角θの変化を示
す平面図である。
【図13】従来例における光学応答特性を示す。
【図14】本発明における光学応答特性を示す
【図15
】強誘電性を利用した液晶素子を有する液晶表示装置と
グラフィックスコントローラーを示すブロック構成図で
ある。
【図16】液晶表示装置とグラフィックスコントローラ
ーとの間の画像情報通信タイミングチャート図である。
【図17】本実施例で用いた駆動電圧の波形図である。
【図18】ポリアミド酸を焼成して得られるポリイミド
配向膜の構造式である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一対の基板と、該一対の基板間に配置
    した液晶とを有する液晶素子において、前記一対の基板
    のうち、少なくとも一方の基板がナフタレンテトラカル
    ボン酸及び/又はその誘導体の少なくとも1種とジアミ
    ン及び/又はその誘導体の少なくとも1種とから得たア
    ミド酸を脱水閉環反応によって生成したイミド環を持つ
    化合物の被膜を有することを特徴とする液晶素子。
  2. 【請求項2】  ナフタレンテトラカルボン酸誘導体が
    1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物
    である請求項1の液晶素子。
  3. 【請求項3】  ナフタレンテトラカルボン酸誘導体が
    2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物
    である請求項1の液晶素子。
  4. 【請求項4】  前記液晶がカイラルスメクチック液晶
    である請求項1の液晶素子。
  5. 【請求項5】  前記液晶がネマチック液晶である請求
    項1の液晶素子。
  6. 【請求項6】  a.ナフタレンテトラカルボン酸及び
    /又はその誘導体の少なくとも1種とジアミン及び/又
    はその誘導体の少なくとも1種とから得たアミド酸を脱
    水閉環反応によって生成したイミド環を持つ化合物の被
    膜を少なくとも一方に設けた2枚の基板、該2枚の基板
    に設けた電極及び該2枚の基板間に配置した液晶を有す
    る液晶パネル。 b.電極に信号電圧を供給する駆動手段、並びにc.駆
    動手段を制御する制御手段を有する表示装置。
  7. 【請求項7】  前記液晶がカイラルスメクチック液晶
    である請求項6の表示装置。
  8. 【請求項8】  前記液晶がネマチック液晶である請求
    項6の表示装置。
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