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JPH04253069A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH04253069A
JPH04253069A JP3149166A JP14916691A JPH04253069A JP H04253069 A JPH04253069 A JP H04253069A JP 3149166 A JP3149166 A JP 3149166A JP 14916691 A JP14916691 A JP 14916691A JP H04253069 A JPH04253069 A JP H04253069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
toner
photoreceptor belt
image
shutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3149166A
Other languages
English (en)
Inventor
So Kai
創 甲斐
Takaaki Yanagisawa
孝昭 柳沢
Masayuki Otani
大谷 雅之
Takashi Ishijima
尚 石島
Masatama Nagano
永野 雅玲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3149166A priority Critical patent/JPH04253069A/ja
Publication of JPH04253069A publication Critical patent/JPH04253069A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は像担持体に対して着脱可
能なユニットに分割形成された静電写真プロセス手段を
備え、静電写真プロセスに従って記録紙上に所望の画像
を形成させる複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置、例えば複写機では
帯電チャージャ、現像器等の静電写真プロセス装置は回
転する感光体の周囲を取り囲むように、そのプロセス順
序に従って相互の間隔に配慮しながらそれぞれ装置本体
のフレーム等に取り付けられていた。複写機に対する高
機能化の要請に従って上記プロセス装置の数が増え、あ
るいは大型化する一方で、装置全体の小型化の要請もあ
り、装置内部のレイアウトを難しくしていた。また、複
写機では例えば、トナー消費に伴うトナー補充および排
トナーの排出作業等の装置の稼動に伴って必要となる日
常的な保守作業や、用紙搬送経路での紙詰まりや各プロ
セス装置の汚損、劣化等による異常停止の際の保守点検
、修復作業あるいは定期点検が必要となる。これらの作
業は通常装置本体の要部を分割解放して行われるが、か
かる装置においては紙詰まり異常時の詰まり紙除去には
便利であるが各プロセス装置の保守点検作業等には必ず
しも適していない。そこで、例えば特開昭60−140
264号公報には感光体とプロセス装置を一体に保持す
るプロセスユニットを設け、このユニットを装置本体に
着脱可能にすると共に、感光体とプロセス装置を相互に
移動可能にした電子写真複写装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、プロセスユニットの装置本体への取り付け
位置が固定されているので、その着脱作業が煩雑になる
と共に、保守点検等の作業の際、プロセス装置等に付着
したトナーで作業者の身体や衣服が汚損したり、作業者
が誤って感光体に触れてそれを損傷したりすることがあ
った。また、トナー補充等の日常的な保守作業であって
も、装置本体の一部を分解する作業を伴うため、専門知
識を習得したサービスマンの出張作業に頼らざるを得な
かった。さらに、複写装置を長時間使用しない時には感
光体と、感光体に圧接するプロセス装置の当接部が長時
間の加圧により劣化し、あるいはそれらの圧接部でトナ
ーが固化して、複写装置の再稼動時、コピー画像に縞模
様が生じる等の不具合が発生した。本発明は従来技術に
おけるかかる課題に鑑みてなされたもので、保守作業、
特にトナー補充等の日常的な保守作業を極めて容易に、
かつ、誤りなく行うことができると共に、装置を長時間
稼動休止する際にも感光体やプロセス装置の劣化の少な
い画像形成装置を提供することを目的とする。本発明の
他の目的は保守作業の際、トナーで作業者の身体や衣服
が汚損したり、感光体を損傷したりする虞れの少ない画
像形成装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために第1の手段は、感光体の周囲に配設された複
数の静電写真プロセス手段の中の少なくとも一部が、前
記感光体に対して着脱可能な少なくとも2つのユニット
に分割形成されていると共に、前記ユニットが前記感光
体と一体的に回転可能であり、かつ、前記ユニットと前
記感光体の回転に連動して、前記ユニットが前記感光体
に対して接離する方向に移動するように構成したもので
ある。また、第2の手段は、第1の手段において、ユニ
ットが静電写真プロセス手段を保護するシャッターを有
し、該シャッターの開閉動作は前記ユニットの感光体に
対して接離する方向への移動動作と連動させたものであ
る。さらに第3の手段は、第1の手段において、感光体
を無端状ベルトで構成し、その一部が平面状になるよう
に張架し、さらに、ユニットの略半円筒形状を成す筐体
の平面部に静電写真プロセス手段を埋入させて配設する
と共に、前記感光体の平面部分に前記ユニットの静電写
真プロセス手段が対向するように前記ユニットを配設し
、前記感光体を前記静電写真プロセス手段に押圧する押
圧手段を設けたものである。
【0005】
【作用】保守作業等の際、複数のユニットが感光体と一
体的に回転すると、それに連動してそれぞれのユニット
が感光体に対して接離する方向に移動し、ユニットに形
成された静電写真プロセス手段と感光体が離間し、相互
の圧接状態が解除される。ユニットが感光体に対して接
離する方向に移動する動作と連動してシャッターが開口
部を閉じ、開口を遮蔽して静電写真プロセス手段を保護
する。画像形成動作時、押圧手段は感光体を押圧し、筐
体の平面部に埋入された静電写真プロセス手段に圧接さ
せ、待機時には退避位置に移動し、感光体と静電写真プ
ロセス手段の圧接を解除する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の実施例であるデジタル複写機の構
成を示す模式図、図2は同じくその斜視図である。図1
に示すように複写機本体のケースCの上面にはコンタク
トガラス2が配設してあり、このコンタクトガラス2に
は画像形成の対象となる原稿Oが載置される。コンタク
トガラス2の下部には走査部Sが配設されている。走査
部Sは読み取り走査に伴って移動する原稿照明用の光源
3とミラー4を備えた第1の走査光学系5と、ミラー6
、7を備えた第2の走査光学系8と、固設されたレンズ
9と、画像読取素子10を有している。複写機本体の図
示せぬ操作パネルのプリントスイッチを押すと第1およ
び第2の走査光学系5、8がそれぞれ矢印の方向に移動
し、原稿Oの読み取り走査が行なわれる。走査された原
稿Oの画像が第1および第2の走査光学系5,8と、レ
ンズ9を経て画像読取素子10で読み取られ、画像の電
気信号に変換され、さらにディジタル化されて画像処理
される。走査部Sの下方には画像形成部Dが配設されて
いる。画像形成部Dはレーザーダイオード(LD)11
、LD駆動板12、ポリゴンミラー13、ミラー14、
感光体ベルト1、現像装置16、クリーニング装置23
、帯電チャージャ15、転写チャージャ18、分離チャ
ージャ19等の静電写真プロセス装置、搬送ベルト21
および定着ローラー22を具備している。転写部の上流
側に配設される給紙部17には転写紙が収納されており
、転写紙は搬送コロにより1枚ずつ取り出されて、感光
体ベルト1と転写チャージャ18との間の転写部に向け
て搬送される。一方、LD駆動板12には前述のように
画像読取素子10で読み取られ、画像処理された信号が
入力される。LD駆動板12からはLD11に駆動信号
が印加され、この駆動信号に応じてLD11から変調さ
れたレーザー光が発せられる。レーザー光はポリゴンミ
ラー13およびミラー14で反射されて感光体ベルト1
の露出部分に達する。感光体ベルト1の表面は予め帯電
チャージャ15で一様に帯電されており、レーザー光が
露光されると、その部分に静電潜像が形成される。 静電潜像は現像装置16で現像されトナーによる可視像
となる。得られた可視像は感光体ベルト1の移動につれ
てさらに搬送され、感光体ベルト1が移動方向を上下反
転する下端の露出部分において転写チャージャ18のコ
ロナ放電により、給紙部17から送られる転写紙に転写
される。画像転写された転写紙は分離チャージャ19に
より除電されて感光体ベルト1の表面より分離される。 こうして分離された転写紙は搬送ベルト21で定着ロー
ラー22に送り込まれ、定着ローラー22によって転写
像が定着された後、コピーが完了した転写紙がケースC
外へ排出される。一方、転写動作後に感光体ベルト1表
面になお残留しているトナーはクリーニング装置23に
より取り除かれる。
【0007】本実施例では感光体ベルト1は縦断面が偏
平な長円形となるように、所定距離離間したローラー間
に掛け渡された無端状ベルトで構成される。また、感光
体ベルト1の周囲に配される現像装置16、クリーニン
グ装置23などの画像形成のための主要な静電写真プロ
セス装置がほぼ同一形状の2つの略半円柱状ユニット内
に分割収納されている。これら2つのユニット(現像ユ
ニットU1とクリーニングユニットU2)は後述するよ
うに感光体ベルト1の平行な平面部を挟んでそれに着脱
自在であり、これらで構成される静電写真プロセスユニ
ットは全体として前後方向に中心軸を有する円筒状を成
し、かつその中心軸を回転軸として一体的に回転できる
ようになっている。これらユニットU1,U2は感光体
ベルト1と一体に回転させることにより、図2に示すケ
ースCの側面に形成された略半円型の装着開口25に対
向させ、その装着開口25から一つずつ取り外し、さら
に保守交換用のユニットを装置本体に装着することがで
きるようになっている。この複写機では、画像形成動作
時、感光体ベルト1は垂直方向に縦長に配置され、互い
に平行で上下逆方向に移動する対向移動部がこれらユニ
ットU1,U2間に挟装された状態となるが、上下端の
移動方向を反転する曲面を露出させて感光部と転写部と
しているので、前記ユニットU1,U2に画像形成のた
めの開口部を設ける必要がなく、感光体ベルト1を端部
の曲面部分を除いて完全にほぼ略半円柱状の外形形状を
持つユニットU1,U2の筐体で覆うことができる。ま
た、複写機の非稼動時、または保守作業時には2つのユ
ニットU1,U2の静電写真プロセス装置と感光体ベル
ト1の圧接状態が解除される。例えば、複写機の稼動中
に現像装置のトナーがほぼ消費されてしまった時、ある
いはクリーニング装置の回収タンクが満杯になった時に
は複写動作を中断して、トナー補充、あるいは排トナー
の排出等の保守作業を行わなければならない。このよう
な場合、本実施例では複写機本体の図示しない操作・表
示部に警報表示とガイダンスが表示されるので、それに
従って操作パネルを操作することにより、現像ユニット
U1、またはクリーニングユニットU2が回転して装着
開口25の対向位置に移動する。そこで装着開口25を
開いて交換すべきユニットを引き出して新しいユニット
を装填するだけで保守交換作業が完了するので、誰でも
保守交換作業を容易に行うことができる。また、現像ユ
ニットU1およびクリーニングユニットU2は回転対称
に配置さるので、新しいユニットの装填に際して、その
ユニットの区別をすることなく何れの順序で複写機本体
の装着開口25から2つのユニットU1,U2を挿入装
填しても良く、機械装置に不慣れなユーザーであっても
ユニットの装填作業を誤りなく行うことができる。上述
のように、複写機の機構上その稼動に伴って必要となる
新トナーの補充および排トナーの排出作業は、従来例の
ようにケースCの前面パネルを解放することなく、同じ
装着開口25からの2つのユニットU1,U2の引き出
し、および装填作業のみで済むので、サービスマンの出
張保守作業を依頼してその間待つ必要がなく、ユーザー
自身の手で保守作業を行うことができ、しかも労務負担
は軽微なものであり、複写機の稼動を停止させて待機す
る間の時間が省かれるから作業効率が向上する。
【0008】以下、実施例の要部の構成ならびにその動
作を詳細に説明する。図3および図4は第1の実施例の
静電写真プロセスユニットの固定状態および固定解除状
態を示す正面図である。有機感光体(OPC)で作られ
た像担持体である感光体ベルト1は支持駆動体である同
一径のローラー100、101間に張設されていて、矢
印で示すようにローラー100、101の時計回り方向
の回転によって周回移動するようになっている。前述の
ように、現像ユニットU1およびクリーニングユニット
U2は感光体ベルト1の両ローラー100、101間の
互いに平行で逆走する対向移動部分1a,1bに近接対
向して配設され、かつ、縦断面形状が共に半円で回転対
称配置されている。さらに感光体ベルト1、現像ユニッ
トU1およびクリーニングユニットU2は、回転軸R1
を中心に一体的に回転自在に構成されている。これによ
り、上述の2つのユニットの順序に係わりない装置本体
への装填作業が可能になる。現像ユニットU1とクリー
ニングユニットU2の外周が成す円筒形状の間隙部分に
は、ローラー100,101に支持された感光体ベルト
1の曲面部分が露出していて、この露出部分がレーザー
光の感光部とトナー画像の転写部となっている。現像ユ
ニットU1の筺体102には現像装置16が収容支持さ
れている。現像装置16は磁石を内蔵する現像ローラー
160と、トナータンク167と、トナーを撹拌するア
ジテータ162等で構成されている。トナータンク16
7の平面部一端近傍には開口167aが形成され、この
開口167aから周面の一部を外部に臨ませて現像ロー
ラー160が回転自在に取り付けてある。トナータンク
167の内部に現像ローラー160に対接して、開口1
67aの近傍に除電ブラシ163、さらにアジテータ1
62および現像ブレード161が現像ローラー160の
回転方向に沿ってそれぞれ設けられている。トナータン
ク167内部の空間にはトナーが充填される。現像装置
16ではアジテータ162の回転によって、トナータン
ク167内のトナーが撹拌され、さらに現像ブレード1
61近傍に送り込まれ、現像ブレード161によって現
像ローラー160の周面に一定厚のトナー層が形成され
る。このトナーが現像ローラー160の回転によって現
像ローラー160に接している感光体ベルト1上の静電
潜像に供給され、感光体ベルト1表面の電荷に吸着され
て可視像が形成される。感光体ベルト1に吸着されなか
ったトナーは現像ローラー160に付着して搬送され、
除電ブラシ163で除電された後再びトナータンク16
7内に戻され、現像ブレード161によって規制される
。現像装置16全体はその一端を支持する位置決めピン
164を中心に回動自在になっていて、前記筺体102
の引掛部166とトナータンク167の遊端の引掛部1
67b間にはスプリング159が張設されいる。現像装
置16は位置決めピン164を中心にしてスプリング1
59の弾性力により、反時計回り方向、つまり現像ロー
ラー160が感光体ベルト1から離間する方向に付勢さ
れている。画像形成状態においては、現像装置16は図
示しないソレノイドに駆動されてカム165が回動し、
その突起部によってスプリング159の弾性力に抗して
トナータンク167の外円周面が感光体ベルト1側に押
し付けられ、トナータンク167の遊端が筺体102の
一端の内屈したストッパ片102aに当接して位置決め
される。これによって現像ローラー160が感光体ベル
ト1の対向移動部分1aを所定の圧力で押圧接触してい
る。また、現像ユニットU1およびクリーニングユニッ
トU2は回転軸を中心に回転しないように図示しない固
定手段により固定される。
【0009】クリーニングユニットU2は感光体ベルト
1の反対側の対向移動部分1bにその平面部が対向し、
筺体103の平面部内に帯電チャージャ15およびイレ
ーサー24を備えたクリーニング装置23を収容支持し
ている。クリーニング装置23の回収タンク236は感
光体ベルト1の対向移動部分1bと対向する位置に帯電
チャージャ15およびイレーサー24と並んで開口23
6aを有し、開口236a近傍に感光体ベルト1に当接
してクリーニングブレード230と、回転自在なファー
ブラシ231が配設されている。さらに開口236a部
には回収タンク236に一体に形成されたフリッカーバ
ー234が設けられ、ファーブラシ231に対して当接
している。開口236aのフリッカーバー234の対向
位置にケース236に延設されたトナー剥離板233と
、この先端部が圧接するトナー回収棒232が回転自在
に設けられ、これらが開口236aを塞いでいる。また
回収タンク236内のイレーサー24近傍には満杯検知
センサ239が取り付けてあり、回収タンク236が排
トナーで満たされると警報信号を発する。クリーニング
装置23では現像装置16の位置決めピン164と回転
軸R1に対して回転対称の位置に設けられた位置決めピ
ン235に、回収タンク236の一端が回動自在に支持
され、回収タンク236の遊端外縁に設けられた引掛部
236bと筺体103の引掛部158の間にはスプリン
グ237が張設されている。画像形成動作状態にはカム
238が回動してその突起部がスプリング237の弾性
力に抗して回収タンク236背面を感光体ベルト1側に
押圧し、回収タンク236の遊端が筺体103端縁の内
屈により形成されたストッパ片103aに当接してクリ
ーニング装置23が位置決め固定される。この位置決め
固定により、クリーニングブレード230およびファー
ブラシ231は感光体ベルト1の対向移動部分1bに所
定の圧力で押圧接触される。クリーニング装置23では
ファーブラシ231が感光体ベルト1上の残留トナーを
掻き落とし、フリッカーバー234はファーブラシ23
1から掻き落とされた残留トナーを叩き落とす。ファー
ブラシ231で掻き落とせなかった残留トナーはクリー
ニングブレード230によって剥がされる。このように
して掻き落とされた残留トナーはトナー回収棒232の
回転とトナー剥離板233の抑止動作によって回収タン
ク236内に順次取り込まれる。また帯電チャージャ1
5はクリーニング終了後の感光体ベルト1を帯電し、イ
レーサー24は必要とする画像領域のみに静電潜像が作
成されるように不必要な部分の帯電を消去し、ミラー1
4からの反射光による感光体ベルト1上の新たな露光走
査に備える。このようにして現像装置16、クリーニン
グ装置23、帯電チャージャ15およびイレーサー24
による感光体ベルト1への静電潜像の作像プロセスが行
なわれる。
【0010】ところで、トナータンク167内のトナー
が無くなった場合には、アジテータ162の回転負荷の
減少を検知して信号を出力する図示しないトナーエンド
センサがこれを検知してトナーエンド信号を発し、また
、前述のように回収タンク236内に排トナーが満杯に
なった場合にも満タンセンサ239がこれを検知して、
トナー満杯の検知信号を発して操作・表示部に警報表示
させる。ユーザーはこの情報に基づいて現像ユニットU
1あるいはクリーニングユニットU2の保守交換を行う
ことができるようになっている。ユーザーが自らこの保
守交換作業を行なう場合、図示しない操作パネル上の交
換スイッチを押すと、感光体ベルト1、現像ユニットU
1およびクリーニングユニットU2は固定が解除されて
回転軸R1を中心に回転し、交換すべきユニットが装着
開口25対向位置まで回転する。即ち、図示しないソレ
ノイドの駆動が解除されると、カム165あるいはカム
238が回動してロックが外れ、図4に示すように筺体
102に対する現像装置16の支持固定が解除され、あ
るいは筺体103に対するクリーニング装置23の支持
固定が解除され、トナータンク167、あるいは回収タ
ンク236はスプリング159,237の張力により、
位置決めピン164または235を中心に感光体ベルト
1から離間する方向に回動させられ、トナータンク16
7あるいは回収タンク236は装着開口25から取り出
し可能になる。交換されるトナータンク167あるいは
回収タンク236はワンタッチで着脱可能なカートリッ
ジ(以下プロセスパックと言う)として構成されており
、これを取り出した後、新規のトナータンク167ある
いは回収タンク236を装着開口25からケースC内に
挿入して筺体102あるいは筺体103に装着し、操作
パネルの装着終了の釦を押す。これにより、カム165
あるいはカム238が回動してプロセスパックをロック
し、現像ユニットU1、クリーニングユニットU2が回
転軸R1を中心に回転して、所定の垂直向きに配向する
ことにより、プロセスパックの保守交換作業が完了し、
複写機が稼動可能状態になる。ユニットU1,U2の筺
体102および筺体103は同一形状に形成されている
ので、プロセスパックの装填作業においては、2種類の
プロセスパックは感光体ベルト1の対向移動部分1a、
1bのいずれの側にも取り付けることができるようにな
っている。上述のように本実施例ではトナータンク16
7および回収タンク236は同一、かつ対称な略半円筒
形状で、さらに一体的に回転可能に構成されているので
、現像装置16のトナー切れ、あるいはトナータンク1
67の排トナー満杯の際のプロセスパックの保守交換作
業時、ケースC前面の装着開口25からの簡単なプロセ
スパックの装脱作業のみで済むから、サービスマンの手
を借りることなくユーザー自身で容易に処理することが
できる。また、感光体ベルト1の主要部および主要な静
電写真プロセス装置は常時筺体102,103で覆われ
ているので、例えば装置本体の紙詰まり異常の点検、あ
るいは紙取り除き作業の際に作業者が誤って感光体ベル
ト1等に触れて汚したり、破損する等の事故を防止でき
る。さらに、画像形成動作時以外は静電写真プロセスユ
ニットのロックを解除して、静電写真プロセス装置と感
光体ベルト1の接触を解放することができるから、例え
ば、感光体ベルト1やクリーニングブレード230が長
時間加圧により劣化したり、それらの接触部でトナーが
固化して形成画像に悪影響を及ぼすことがない。
【0011】図5および図6は第2の実施例の静電写真
プロセスユニットの固定状態および固定解除状態をそれ
ぞれ示す正面図である。本実施例は第1の実施例におい
て静電写真プロセスユニットの複写機本体からの取り出
し時、カム165,238を回動させて位置決めピン1
65,235を支点とする各ユニットU1,U2のロッ
ク解除の回動動作に伴ってそれぞれのプロセスパックの
開口をシャッター機構により塞ぐようにしたものである
。なお、以下の説明において、第1の実施例と同一もし
くは同一と見做せる部位には同じ符号を付し、説明を省
略する。本実施例においては、現像装置16の現像ロー
ラ160に同心的に1枚構造のシャッター168が設け
られ、捩りコイルばね169が現像ローラ160の軸に
同心的に取り付けられている。捩りコイルばね169の
一端はトナータンク167に係合され、他端はシャッタ
ー168に係合されている。シャッター168はロック
解除状態ではトナータンク167の開口167a部を閉
める方向に付勢されているが、図5に示すカム165に
よるロック状態、即ち画像形成動作状態では捩りコイル
ばね169の弾性力に抗して、開口167a部を開いた
状態としている。同様に、クリーニング装置23のトナ
ー剥離板233の近傍に捩りコイルばね241が設けら
れ、捩りコイルばね241の一端は回収タンク236に
係合され、他端は捩りコイルばね241の軸芯を中心に
回動可能な2枚構造のシャッター240の一方のシャッ
ターに係合されている。このシャッター240もロック
解除状態では、捩りコイルばね241により開口236
a部を閉める方向に付勢されている。図6に示すように
、カム165を回動させて各ユニットU1,U2のロッ
クを解除すると、現像ユニットU1のトナータンク16
7はスプリング159の張力により感光体ベルト1の対
向移動部1aから離間する方向に回動する。この回動動
作に伴ってシャッター168が捩りコイルばね169の
弾性力によって回動して開口167aを閉じる。シャッ
ター168とトナータンク167の回動動作は図示しな
いギヤ機構を介して連動するように構成されている。 このように、現像装置16を取り出す際に、開口167
aが塞がれるので、トナータンク167を取り出した時
に、トナーが開口167aから漏れてオペレータの身体
や部屋を汚すことがない。同様にしてカム238が回動
してクリーニングユニットU2のロックを外すと、回収
タンク236が感光体ベルト1の対向移動部1aから離
間する方向に回動すると共に、捩りコイルばね241の
弾性力によってシャッター240が回収タンク236の
開口236a部を塞いで排トナーが外部へ漏れるのを防
止する。第2の実施例でも現像ユニットU1とクリーニ
ングユニットU2とは、断面形状が同一に形成されてい
るので、これらのユニットU1、U2のプロセスパック
を感光体ベルト1のいずれの対向移動部分1a、1bに
対しても装着することができる。なお、上記実施例では
、交換時に現像ユニットU1とクリーニングユニットU
2のプロセスパックを共に感光体ベルト1から離間させ
ているが、装着開口25から取り出されるユニットのも
ののみを離間させるようにしても良い。図7および図8
はかかるロック解除機構による複写機のロック解除状態
を示す正面図であり、図7は現像ユニットU1を装着開
口25に対向位置させて、現像ユニットU1のプロセス
パックのみを感光体ベルト1から離間させた状態、図8
はクリーニングユニットU2を開口25に対向位置させ
てクリーニングユニットU2のプロセスパックのみを感
光体ベルト1から離間させた状態を示している。この実
施例のその他の部分の構成、動作および効果は既に説明
した第2の実施例と何ら変わるところがない。
【0012】図9および図10は第3の実施例の静電写
真プロセスユニットのロック状態およびロック解除状態
を示す正面図である。本実施例は第1の実施例において
位置決めピン164,235を省略し、カム165,2
38の回動動作によって筺体102,103と現像ユニ
ットU1およびクリーニングユニットU2がそれぞれ一
体にローラー100,101を中心に回動してロック解
除するようにしたものである。即ち、現像ユニットU1
はトナータンク167とトナータンク167を収容支持
する筺体102が一体となり、ローラー101と軸心を
同じくして回動自在に支持され、ローラー101の軸に
同心的に取り付けた捩りコイルばね201によって感光
体ベルト1の対向移動部分1aから離れる方向に弾性力
を受けている。カム165は捩りコイルばね168の弾
性力に抗して、現像ローラー160が対向移動部分1a
に圧接するように筺体102を押圧している。同様に、
クリーニングユニットU2は回収タンク236と回収タ
ンク236を収容支持する筺体103が一体となり、ロ
ーラー100と軸心を同じくして回動自在に支持され、
ローラー100の軸に同心的に取り付けた捩りコイルば
ね202によって感光体ベルト1の対向移動部分1bか
ら離れるに方向に弾性力を受けている。カム238は捩
りコイルばね202の弾性力に抗して、クリーニングプ
レード230およびファーブラシ231が対向移動部分
1bに圧接するように筺体103を押圧している。図1
0に示すように、カム165が回動して現像ユニットU
1のロックを外すと、トナータンク167を収容した筺
体102が捩りコイルばね201の弾性力によって対向
移動部分1aから離れる方向に回動し、装着開口25か
らトナータンク167を取出すことが可能な状態となる
。同様にして、カム238を回動させてクリーニングユ
ニットU2のロックを外すと、回収タンク236を収容
した筺体103が捩りコイルばね202の弾性力によっ
て前記ベルト面から離れる方向に回動し、装着開口25
から回収タンク236を取出すことが可能な状態となる
。前述の実施例で説明したように、現像ユニットU1、
クリーニングユニットU2および感光体ベルト1を一体
に回転させて、現像ユニットU1もしくはクリーニング
ユニットU2を装着開口25に位置させることにより、
所望のプロセスパックを取り出し、新たなプロセスパッ
クを各筺体102、103内に嵌入して装着することが
できる。第3の実施例においても感光体ベルト1は各ユ
ニットU1,U2間に挟まれた部分が覆われていて、そ
の両端の両ローラー100,101の支持部分が露出し
、この露出部分で露光あるいは転写が行われる。 第3の実施例のその他の部分の構成、動作および効果は
既に説明した第1の実施例と同様である。
【0013】図11は第4の実施例の静電写真プロセス
ユニットのロック状態を示す正面図であり、本実施例は
第1の実施例においてイレーサー24をクリーニングユ
ニットU2の回収タンク236に取り付けず、静電写真
プロセスユニット外に取り付けた構成とし、経時劣化の
少ない静電写真プロセス装置をプロセスパックから外し
てプロセスパックの価格低下と無駄の減少を図ったもの
である。図12は第5の実施例の静電写真プロセスユニ
ットのロック状態を示す正面図であり、この実施例は第
1の実施例において帯電チャージャ15とイレーサー2
4を静電写真プロセスユニット外に取り付け、さらに、
クリーニングブレード230およびファーブラシ231
を現像ローラー160から離して回収タンク236の遊
端寄りに配設した構成とし、第4の実施例の目的に加え
て、排トナーの回収機能の向上とクリーニングブレード
230およびファーブラシ231の回動時の移動距離の
増加を図ったものである。なお、これらの第4、第5の
実施例ではイレーサー24あるいは帯電チャージャ15
、イレーサー24と転写チャージャ18は静電写真プロ
セスユニットの回転円周の外側に配設され、保守交換や
プロセスパック装着に際する静電写真プロセスユニット
の回転が支障なく行なわれるようになっている。また、
第4、第5の実施例のその他の部分の構成、動作および
効果は既に説明した第1の実施例と同様である。
【0014】図13ないし図15は第6の実施例の静電
写真プロセスユニットのロック状態およびロック解除状
態を示す正面図である。本実施例は第3の実施例におい
てカム165,238に換えて押えローラー301,3
02を採用すると共に静電写真プロセスユニットの回転
軸R1を中心とする回転動作に伴って、感光体1へのロ
ックおよび解除が行われ、さらに各ユニットU1,U2
の装置本体からの取り出し時、その開口をシャッター機
構により塞ぐようにしたものである。本実施例では、現
像装置16を収容支持する現像ユニットU1、クリーニ
ング装置23を収容支持するクリーニングユニットU2
および感光体ベルト1は回転軸R1を中心に図13に示
す固定位置から反時計回り方向に回転自在な構成となっ
ている。また、第3の実施例と同様に、現像ユニットU
1の筺体102はローラー101と軸心を同じくして回
動自在に支持され、ローラー101の軸部に取り付けた
捩りコイルばね201によって感光体ベルト1の対向移
動部分1aから離れる方向に弾性力を受けている。押え
ローラー301は捩りコイルばね201の弾性力に抗し
て現像ローラー160が感光体ベルト1の対向移動部分
1aに適当な圧力で圧接するように現像ユニットU1を
保持するものである。同様に、クリーニングユニットU
2の筺体103はローラー100と軸心を同じくして回
動自在に支持され、ローラー100の軸部に取り付けた
捩りコイルばね202によって感光体ベルト1の対向移
動部分1bから離れる方向に弾性力を受けている。押え
ローラー302は捩りコイルばね202の弾性力に抗し
て感光体ベルト1の対向移動部分1bにクリーニングブ
レード230とファーブラシ231が適当な圧力で圧接
するように、クリーニングユニットU2を保持している
。さらに、筺体102および筺体103の外周は縦断面
がほぼ半円状に形成されているが、ユニットU1,U2
の反時計方向への回転につれて押えローラー301,3
02が接触する部分、つまり、各筺体102、103の
遊端部分へ行くに従って半円の中心からの径が次第に小
さくなるように構成されている。筺体102に収容支持
される現像装置16の現像ローラー160には同軸的に
ギヤ110が取り付けられ、ギヤ110はラック111
に噛合されている。ラック111は回転軸R1と一体に
回転する取付板(図示せず)に取り付けられている。 ギヤ110には一枚構造のシャッター168が一体的に
取り付けられており、さらに、捩りコイルばね169が
現像ローラー160の軸部に同心的に取り付けられてい
る。この捩りコイルばね169の一端はトナータンク1
67に係合され、他端はシャッター168に係合されて
、捩りコイルばね169の弾性力によって、現像ユニッ
トU1のロック解除時、シャッター168はトナータン
ク167の開口167aを閉じる方向に付勢されている
。同様に、クリーニング装置23のトナー剥離板233
の近傍にギヤ112が軸支され、このギヤ112は前記
取付板(図示せず)に取り付けられているラック113
と噛合されている。ギヤ112には二枚構造のシャッタ
ー240の中、一方が一体的に取り付けられ、捩りコイ
ルばね241がギヤ112と同心的に設けられている。 捩りコイルばね241の一端は回収タンク236に係合
され、他端は二枚構造のシャッター240の一方に係合
されている。シャッター240も捩りコイルばね241
により開口236a部を閉じる方向に付勢されている。 即ち、シャッター240は二枚構造となっており、ギヤ
112が回動すると、ギヤ112と一体化された一方の
シャッターが回動する。そして、この一方のシャッター
が閉じる方向に回動すると、一方のシャッターの後端の
屈曲係合片と、二枚のシャッターの他方のシャッターの
前端の屈曲係合片が係合して、他方のシャッターも閉じ
る方向に回動される。これに対して、シャッター240
が開く時には、一方のシャッターの開動作により、一方
のシャッターの前端の屈曲係合片が他方のシャッターの
前端に当接し、両シャッターが開けられる。
【0015】次に、第6の実施例の静電写真プロセスユ
ニットのロック解除動作について説明する。操作・表示
部の警告表示等に従って操作パネルの交換スイッチを押
すと、現像ユニットU1、クリーニングユニットU2は
感光体ベルト1と一体に反時計方向に回転し始める。図
14は図13に示す固定状態から静電写真プロセスユニ
ットが回転し始めた状態を示したものである。前述のよ
うに、筺体102、103の遊端部分は先端方向(支軸
となるローラー100,101と反対方向)に向かうに
従って半円の中心からの半径が小さくなっているので、
筺体102、103は外周部がそれぞれ押えローラー3
01、302と接しながら回転するにつれて、ローラー
100,101を支点としてその平面部が、捩りコイル
ばね201、202の弾性力によってそれぞれ感光体ベ
ルト1の対向移動部1a、1bから離れる方向に回動す
る。この回転動作に伴って、ラツク111、113と噛
合しているギヤ110、112が回転し、シャッター1
68およびシャッター240が閉じていく。さらに静電
写真プロセスユニットの回転が進むと図15に示すよう
に、筺体102、103はそれぞれ押えローラー301
、302との接触から解除されて全開状態となり、シャ
ッター168、240はそれぞれトナータンク167の
開口167aと回収タンク236の開口236aとを完
全に塞いだ状態となる。本実施例では静電写真プロセス
ユニットが反時計回り方向に90°回転した状態で装着
開口25に対向した位置にあり、着脱に際して感光体ベ
ルト1を損傷することなくトナータンク167あるいは
回収タンク236を取出すことが可能になっている。 この位置では、トナータンク167の開口167aと回
収タンク236の開口236aはそれぞれシャッター1
68、240で塞がれるので、取出し時に開口167a
あるいは開口236aからトナーが飛散してオペレータ
の身体や部屋を汚すことがない。
【0016】図16および図17は第7の実施例の静電
写真プロセスユニットの画像形成動作状態および待機状
態を示す正面図である。本実施例は第5の実施例におい
て現像ローラー160、およびクリーニングブレード2
30とファーブラシ231がそれぞれ現像ユニットU1
およびクリーニングユニットU2の平面外周部から突出
しない位置に配設し、各ユニットU1,U2の前記平面
外周部に沿って摺動するシャッター機構により、画像形
成動作時のみ、プロセスパックの開口167a,236
aを解放すると共に、感光体ベルト1を各ユニットU1
,U2の平面外周部開口167a,236aに露出した
現像ローラー160、クリーニングブレード230およ
びファーブラシ231に押圧する押圧機構を設けたもの
である。これらの図において170および242はプロ
セスパックの複写機本体からの取り出し時、それぞれ現
像ユニットU1のトナータンク167およびクリーニン
グユニットU2の回収タンク236の開口167a,2
36aを遮蔽するシャッター、104,105は上下の
ローラー100,101の支軸に同心的に回動自在に嵌
着され、ばねの張力を受けて垂直方向で互いに対向する
方向に付勢された作動バー、106,107は上下の作
動バー104,105の先端に回転自在に軸着された押
圧ローラーである。待機状態においては作動バー104
,105はばねの張力により、図17に示すように先端
に軸着された押圧ローラー106,107が回転軸R1
を介して対向する退避位置にあるように上下のローラー
100,101の支軸を結ぶ線上に位置している。本実
施例では前述のようにクリーニングブレード230、フ
ァーブラシ231および現像ローラー160はそれぞれ
の筐体102,103の内屈した両端縁を含む面から所
定距離だけ内部に埋入した位置に配設されているので、
静電写真プロセスユニットのロック状態においても、こ
れらは感光体ベルト1の対向移動部分1a,1bとは一
定の距離だけ離間している。プロセスパックの開口16
7a,236aを遮蔽するシャッター170,242は
それぞれプロセスパックの平面部に沿って摺動可能に設
けられ、やはり図示しないばねの張力により、開口16
7a,236aを遮蔽する方向に付勢されている。本実
施例では静電写真プロセスユニットのロック状態におい
ても、待機状態ではシャッター170,242はばねの
張力により開口167a,236aを遮蔽してトナータ
ンク167および回収タンク236を密封するようにな
っている。
【0017】静電写真プロセスユニットの装置本体から
の取り出し時は、第5の実施例と同様にカム165,2
38が回動して各ユニットU1,U2のロックが解除さ
れ、交換されるユニットが回転軸R1を中心に回転して
装着開口25の対向位置に移動して待機する。前述のよ
うにシャッター170,242はそれぞれのプロセスパ
ックの平面部に沿って設けられているので、交換される
プロセスパックを複写機本体からの取り出した際には、
シャッター170,242で開口167a,236aを
遮蔽されたプロセスパックの平面部は障害になる突出物
のない密封面となり、取り扱いが容易になる。さらに、
本実施例のシャッターはその開閉機構が簡単なのでトナ
ー詰まり等による動作異常が少ない。次に、静電写真プ
ロセスユニットの画像形成動作状態においては図16に
示すように、シャッター170,242が図示しない駆
動機構によりばねの張力に抗して位置決めピン164,
235方向の退避位置に摺動移動し、それぞれの開口1
67a,236aを解放すると共に、作動バー104,
105が後述する駆動機構によりばねの張力に抗して時
計回り方向に回動して、先端に軸着された押圧ローラー
106,107を感光体ベルト1の対向移動部分1a,
1bに内側から押圧する。この押圧ローラー106,1
07の押圧動作によって感光体ベルト1の対向移動部分
1a,1bはそれぞれクリーニングブレード230、フ
ァーブラシ231および現像ローラー160に圧接され
る。なお、押圧ローラー106,107は感光体ベルト
1の周回移動に伴ってつれ回る。このように、本実施例
では感光体ベルト1の内側から押圧してクリーニングブ
レード230、ファーブラシ231および現像ローラー
160に感光体ベルト1を圧接させるようにしているの
で、小さな圧力でこれらを接触させることができる。
【0018】図18は作動バー104の駆動機構を示す
構成図である。前述のように、作動バー104(a,b
)は上ローラー100の支軸110に同心的に回動自在
に嵌着され、一端がその側縁に係止され、他端がそれぞ
れ現像ユニットU1およびクリーニングユニットU2の
筐体102,103に止着された2つの押圧ばね108
a,108bの弾性力を受けて図で反時計回り方向に付
勢されている。作動バー104a,104bの先端部に
は押圧ローラー106が回転自在に軸止されている。 作動バー104bの基部にはレバー109が支軸110
に垂直に植設されており、このレバー109には画像形
成動作時、スライドブラケット111を介してソレノイ
ド114のプランジャー113からの時計回り方向の駆
動力が加えられるようになっている。なお、スライドピ
ン112は図示しない後部取付板に止着され、その軸部
がスライドブラケット111に穿設された長孔115に
遊嵌されてスライドブラケット111の移動を一軸方向
に規制している。待機状態では作動バー104(a,b
)は押圧ばね108a,108bに付勢されて反時計回
り方向に回動し、スライドブラケット111の長孔11
5の一端でのスライドピン112の係止位置に対応して
感光体ベルト1の対向移動部分1bと略平行な向きに配
向している。他方、画像形成動作時はソレノイド114
が通電されてプランジャー113が外方に押し出され、
スライドブラケット111、レバー109を介して作動
バー104bを押圧ばね108a,108bの付勢力に
抗して時計回り方向に回動させ、これによって押圧ロー
ラー106を感光体ベルト1の対向移動部分1bに圧接
させる。また、回転軸R1に対して作動バー104と対
称の位置にある作動バー105においても同様の駆動機
構を有しており、同様の付勢、および駆動動作が行われ
る。
【0019】なお、上述したいずれの実施例においても
、新しいプロセスパックが複写機本体に装填された場合
には、感光体ベルトと馴染ませるための自動フォーミン
グ運転が行なわれる。上述の実施例では1成分系の現像
装置を用いたものを説明したが、2成分あるいは多成分
系の現像装置を用いたものであっても同様に構成できる
。また、実施例ではトナータンク167内のトナーが無
くなった場合、または回収タンク236内に排トナーが
満杯になった場合はトナーエンドセンサまたは満タンセ
ンサ239がこれを検知して、検知信号を発して操作・
表示部に警報表示させる方式のものを説明したが、それ
ぞれのセンサが検知信号を発した時には現像ユニットU
1またはクリーニングユニットU2のロックを外ずし、
自動的に回転して該当するユニットが装着開口25の対
向位置に移動して待機するようにしても良い。第2の実
施例では筺体が感光体ベルトの水平部から離れるに従っ
てシャッターが次第にプロセスパックの開口を塞ぐ方式
を説明したが、筺体が感光体ベルトの水平部から離れる
と直ちにシャッターが開口を塞ぐようにしても良いし、
シャッターは一枚式、二(複数)枚式のいずれであって
も構わない。以上に説明したように、本発明の実施例で
は現像ユニットU1あるいはクリーニングユニットU2
が収容する交換可能なプロセスパックを装置本体の筺体
Cから取り出し、静電写真プロセス装置を含むプロセス
パックに保守交換操作を施して筺体C内に再装着する操
作は、各ユニットに収容されるプロセスパックの取出し
の順序や装着の順序およびその位置の規制がなく、しか
も半自動化されたワンタッチ操作で行うことができるの
で、オペレーターの手を煩わすことなく複写機における
静電写真プロセス装置および新旧トナーのの保守交換作
業を極めて簡単かつ迅速に行なうことができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、画像形成装置の保守作業等の際、静電写真プ
ロセス手段を備えた複数のユニットと像担持体が一体的
に回転して所定の取り出し位置に移動すると共に、それ
らは互いに離間して静電写真プロセス手段と像担持体の
間の圧接状態が解除されるから、特にトナー補充等の日
常的な保守作業を極めて容易に、かつ、迅速に誤りなく
行うことができると共に、像担持体を損傷したりする虞
れがなく、画像形成装置を長時間稼動休止する際にも像
担持体や静電写真プロセス手段の経時劣化を可及的に減
らすことができる。請求項2記載の発明によれば、上記
複数のユニットと像担持体の離間動作に連動してシャッ
ターが閉じて静電写真プロセス手段を保護するから、ユ
ニットを画像形成装置から取り出した時、ユニットから
トナーが漏れて作業者の身体や衣服が汚損したり、室内
を汚す虞れがない。請求項3記載の発明によれば、押圧
手段が像担持体をユニットの略円筒状の筐体の平面部に
埋入された静電写真プロセス手段に押圧するようにした
から、像担持体と静電写真プロセス手段の接触圧力が低
下し、ユニットを画像形成装置から取り出した時の平面
部の形状が単純になり、取り扱い性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるデジタル複写機の構成を
示す模式図である。
【図2】同じくデジタル複写機の斜視図である。
【図3】第1の実施例の静電写真プロセスユニットの固
定状態を示す正面図である。
【図4】同じく静電写真プロセスユニットの固定解除状
態を示す正面図である。
【図5】第2の実施例の静電写真プロセスユニットの固
定状態を示す正面図である。
【図6】同じく静電写真プロセスユニットの固定解除状
態を示す正面図である。
【図7】第2の実施例の変形例の静電写真プロセスユニ
ットの固定解除状態を示す正面図である。
【図8】同じく静電写真プロセスユニットの固定解除状
態を示す正面図である。
【図9】第3の実施例の静電写真プロセスユニットの固
定状態を示す正面図である。
【図10】同じく静電写真プロセスユニットの固定解除
状態を示す正面図である。
【図11】第4の実施例の静電写真プロセスユニットの
固定状態を示す正面図である。
【図12】第5の実施例の静電写真プロセスユニットの
固定状態を示す正面図である。
【図13】第6の実施例の静電写真プロセスユニットの
固定状態を示す正面図である。
【図14】同じく静電写真プロセスユニットの固定解除
移行状態を示す正面図である。
【図15】同じく静電写真プロセスユニットの固定解除
状態を示す正面図である。
【図16】第7の実施例の静電写真プロセスユニットの
画像形成動作状態を示す正面図である。
【図17】同じく静電写真プロセスユニットの待機状態
を示す正面図である。
【図18】同じく作動バーの駆動機構を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1  感光体ベルト 1a,1b  対向移動部 15  帯電チャージャー 16  現像装置 23  クリーニング装置 24  イレーサー 102,103  筐体 104,105  作動バー 106,107  押圧ローラー 160  現像ローラー 167  トナータンク 168,170,240,242  シャッター230
  クリーニングブレード 231  ファーブラシ 236  回収タンク 301,302  押えローラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  像担持体と、該像担持体の周囲に配設
    された複数の静電写真プロセス手段を備え、該複数の静
    電写真プロセス手段の中の少なくとも一部が、前記像担
    持体に対して着脱可能な少なくとも2つのユニットに分
    割形成されていると共に、前記ユニットが前記像担持体
    と一体的に回転可能な画像形成装置において、前記ユニ
    ットと前記像担持体の回転に連動して、前記ユニットが
    前記像担持体に対して接離する方向に移動するように構
    成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】  請求項1の記載において、ユニットは
    静電写真プロセス手段を保護するシャッターを有し、該
    シャッターの開閉動作は前記ユニットの像担持体に対し
    て接離する方向への移動動作と連動させたことを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】  請求項1の記載において、像担持体を
    その一部が平面状になるように張架した無端状ベルトで
    構成し、ユニットの略半円筒形状を成す筐体の平面部に
    埋入させて静電写真プロセス手段を配設すると共に、前
    記像担持体の平面部分に前記ユニットの静電写真プロセ
    ス手段が対向するように前記ユニットを配設し、前記像
    担持体を前記静電写真プロセス手段に押圧する押圧手段
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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