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JPH04229877A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH04229877A
JPH04229877A JP3144247A JP14424791A JPH04229877A JP H04229877 A JPH04229877 A JP H04229877A JP 3144247 A JP3144247 A JP 3144247A JP 14424791 A JP14424791 A JP 14424791A JP H04229877 A JPH04229877 A JP H04229877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
image forming
forming apparatus
toner
units
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3144247A
Other languages
English (en)
Inventor
So Kai
創 甲斐
Takaaki Yanagisawa
孝昭 柳沢
Masayuki Otani
大谷 雅之
Takashi Ishijima
尚 石島
Masatama Nagano
永野 雅玲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3144247A priority Critical patent/JPH04229877A/ja
Priority to US07/800,240 priority patent/US5367363A/en
Priority to DE4139428A priority patent/DE4139428C2/de
Publication of JPH04229877A publication Critical patent/JPH04229877A/ja
Priority to US08/754,520 priority patent/USRE36301E/en
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電写真プロセスに従っ
て、ユニット化されたプロセス装置によって記録紙上に
所望の画像を形成させる複写機等の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置、例えば複写機では
帯電チャージャ、現像器等の静電写真プロセス装置は回
転する感光体の周囲を取り囲むように、そのプロセス順
序に従って相互の間隔に配慮しながらそれぞれ装置本体
のフレーム等に取り付けられていた。複写機に対する高
機能化の要請に従って上記プロセス装置の数が増え、あ
るいは大型化する一方で、装置全体の小型化の要請もあ
り、装置内部のレイアウトを難しくしていた。また、複
写機では例えば、トナー消費に伴うトナー補充および排
トナーの排出作業等の装置の稼動に伴って必要となる日
常的な保守作業や、用紙搬送経路での紙詰まりや各プロ
セス装置の汚損、劣化等による異常停止の際の保守点検
、修復作業あるいは定期点検が必要となる。これらの作
業は通常装置本体の要部を分割解放して行われるが、か
かる装置においては紙詰まり異常時の詰まり紙除去には
便利であるが各プロセス装置の保守点検作業等には必ず
しも適していない。そこで、例えば特開昭60−140
264号公報には感光体とプロセス装置を一体に保持す
るプロセスユニットを設け、このユニットを装置本体に
着脱可能にすると共に、感光体とプロセス装置を相互に
移動可能にした電子写真複写装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、プロセスユニットの装置本体への取り付け
位置が固定されているので、その着脱作業が煩雑になる
と共に、保守点検等の作業の際、プロセス装置等に付着
したトナーで作業者の身体や衣服が汚損したり、作業者
が誤って感光体に触れてそれを損傷したりすることがあ
った。また、トナー補充等の日常的な保守作業であって
も、装置本体の一部を分解する作業を伴うため、専門知
識を習得したサービスマンの出張作業に頼らざるを得な
かった。さらに、複写装置を長時間使用しない時には感
光体と、感光体に圧接するプロセス装置の当接部が長時
間の加圧により劣化し、あるいはそれらの圧接部でトナ
ーが固化して、複写装置の再稼動時、コピー画像に縞模
様が生じる等の不具合が発生した。本発明は従来技術に
おけるかかる課題に鑑みてなされたもので、保守作業、
特にトナー補充等の日常的な保守作業を極めて容易に、
かつ、誤りなく行うことができる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために第1の手段は、像担持体の周囲に配設された
複数の静電写真プロセス手段の中の少なくとも一部が、
前記像担持体に対して着脱可能な少なくとも2つのユニ
ットに分割形成されていると共に、前記ユニットが前記
像担持体と一体的に回転可能な画像形成装置において、
前記ユニットの同一の外部形状を有する筐体はそれぞれ
互いに異なる位置に切り欠きを有し、画像形成装置本体
は、ケースの一部に着脱口と、前記切り欠きに係合する
係合部材を有し、前記筐体の着脱時、前記着脱口は単一
の前記筐体のみが通過可能にしたものである。また、第
2の手段は、像担持体の周囲に配設された複数の静電写
真プロセス手段の中の少なくとも一部が、前記像担持体
に対して着脱可能な少なくとも2つのユニットに分割形
成されていると共に、前記ユニットが前記像担持体と一
体的に回転可能な画像形成装置において、表示手段と、
前記ユニットの装着操作時、装着される前記ユニットの
種類を判別する判別手段を有し、前記表示手段は前記判
別手段が判別した前記ユニットの種類に応じて装着操作
を案内する案内表示を表示するようにしたものである。 第2の手段において、判別手段はユニットの一部に接触
することにより、その種類を判別したり、ユニットと画
像形成装置本体がそれぞれ送信手段と受信手段を備え、
前記送信手段が例えば、操作者のスイッチの閉成作動時
に動作して、ユニットの種類毎に異なる信号を送信し、
前記受信手段がその信号を受信する送受信システムであ
っても良い。また、ユニットをその種類毎に異なる色で
着色し、表示手段がその着色された色と同一の色によっ
て前記ユニットの種類を表示するようにしても良い。さ
らに、ユニットの装着操作時、判別手段が新たに装着さ
れるユニットが既に装着済みのユニットと同一であると
判別した時は、例えば、画像形成装置本体のユニットの
着脱口近傍に設けられている表示手段は誤装着警報を表
示したり、判別手段が未だ装着されていないと判別した
ユニットの種類を表示するようにしても良い。
【0005】
【作用】第1の手段においては、保守作業等の際、適切
なユニットが着脱口を経て画像形成装置本体に装着され
ると、ユニットの切り欠きに係合部材が係合し、不適切
なユニットが画像形成装置本体に装着されると、係合部
材がユニットの切り欠きに係合しないため、ユニットの
装着が阻止される。第2の手段においては、ユニットの
装着操作時、判別手段がユニットの一部に接触したり、
例えば、操作者のスイッチの閉成作動時にユニットの送
信手段から送信された信号を受信したりして判別した前
記ユニットの種類に応じて、表示手段が装着操作を案内
する案内表示を表示したり、例えば、ユニットに着色さ
れた色によってユニットの種類を表示する。また、判別
手段が新たに装着されるユニットが既に装着済みのユニ
ットと同一であると判別した時、または未だ装着されて
いないと判別した時は、表示手段は誤装着警報または未
装着ユニットの種類を表示する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の実施例であるデジタル複写機の構
成を示す模式図、図2は同じくその斜視図である。図1
に示すように複写機本体のケースCの上面にはコンタク
トガラス2が配設してあり、このコンタクトガラス2に
は画像形成の対象となる原稿Oが載置される。コンタク
トガラス2の下部には走査部Sが配設されている。走査
部Sは読み取り走査に伴って移動する原稿照明用の光源
3とミラー4を備えた第1の走査光学系5と、ミラー6
、7を備えた第2の走査光学系8と、固設されたレンズ
9と、画像読取素子10を有している。複写機本体の図
示せぬ操作パネルのプリントスイッチを押すと第1およ
び第2の走査光学系5、8がそれぞれ矢印の方向に移動
し、原稿Oの読み取り走査が行なわれる。走査された原
稿Oの画像が第1および第2の走査光学系5,8と、レ
ンズ9を経て画像読取素子10で読み取られ、画像の電
気信号に変換され、さらにディジタル化されて画像処理
される。走査部Sの下方には画像形成部Dが配設されて
いる。画像形成部Dはレーザーダイオード(LD)11
、LD駆動板12、ポリゴンミラー13、ミラー14、
感光体ベルト1、現像装置16、クリーニング装置23
、帯電チャージャ15、転写チャージャ18、分離チャ
ージャ19等の静電写真プロセス装置、搬送ベルト21
および定着ローラー22を具備している。転写部の上流
側に配設される給紙部17には転写紙が収納されており
、転写紙は搬送コロにより1枚ずつ取り出されて、感光
体ベルト1と転写チャージャ18との間の転写部に向け
て搬送される。一方、LD駆動板12には前述のように
画像読取素子10で読み取られ、画像処理された信号が
入力される。LD駆動板12からはLD11に駆動信号
が印加され、この駆動信号に応じてLD11から変調さ
れたレーザー光が発せられる。レーザー光はポリゴンミ
ラー13およびミラー14で反射されて感光体ベルト1
の露出部分に達する。感光体ベルト1の表面は予め帯電
チャージャ15で一様に帯電されており、レーザー光が
露光されると、その部分に静電潜像が形成される。 静電潜像は現像装置16で現像されトナーによる可視像
となる。得られた可視像は感光体ベルト1の移動につれ
てさらに搬送され、感光体ベルト1が移動方向を上下反
転する下端の露出部分において転写チャージャ18のコ
ロナ放電により、給紙部17から送られる転写紙に転写
される。画像転写された転写紙は分離チャージャ19に
より除電されて感光体ベルト1の表面より分離される。 こうして分離された転写紙は搬送ベルト21で定着ロー
ラー22に送り込まれ、定着ローラー22によって転写
像が定着された後、コピーが完了した転写紙がケースC
外へ排出される。一方、転写動作後に感光体ベルト1表
面になお残留しているトナーはクリーニング装置23に
より取り除かれる。
【0007】本実施例では感光体ベルト1は縦断面が偏
平な長円形となるように、所定距離離間したローラー間
に掛け渡された無端状ベルトで構成される。また、感光
体ベルト1の周囲に配される現像装置16、クリーニン
グ装置23などの画像形成のための主要な静電写真プロ
セス装置がほぼ同一形状の2つの略半円柱状ユニット内
に分割収納されている。これら2つのユニット(現像ユ
ニットU1とクリーニングユニットU2)は後述するよ
うに感光体ベルト1の平行な平面部を挟んでそれに着脱
自在であり、これらで構成される静電写真プロセスユニ
ットは全体として前後方向に中心軸を有する円筒状を成
し、かつその中心軸を回転軸として一体的に回転できる
ようになっている。これらユニットU1,U2は感光体
ベルト1と一体に回転させることにより、図2に示すケ
ースCの側面に形成された略半円型の装着開口25に対
向させ、その装着開口25から一つずつ取り外し、さら
に保守交換用のユニットを装置本体に装着することがで
きるようになっている。この複写機では、画像形成動作
時、感光体ベルト1は垂直方向に縦長に配置され、互い
に平行で上下逆方向に移動する対向移動部がこれらユニ
ットU1,U2間に挟装された状態となるが、上下端の
移動方向を反転する曲面を露出させて感光部と転写部と
しているので、前記ユニットU1,U2に画像形成のた
めの開口部を設ける必要がなく、感光体ベルト1を端部
の曲面部分を除いて完全にほぼ略半円柱状の外形形状を
持つユニットU1,U2の筐体で覆うことができる。ま
た、複写機の非稼動時、または保守作業時には2つのユ
ニットU1,U2の静電写真プロセス装置と感光体ベル
ト1の圧接状態が解除される。例えば、複写機の稼動中
に現像装置のトナーがほぼ消費されてしまった時、ある
いはクリーニング装置の回収タンクが満杯になった時に
は複写動作を中断して、トナー補充、あるいは排トナー
の排出等の保守作業を行わなければならない。このよう
な場合、本実施例では後述する複写機本体の操作・表示
部に警報表示とガイダンスが表示されるので、それに従
って操作パネルを操作することにより、現像ユニットU
1、またはクリーニングユニットU2が回転して装着開
口25の対向位置に移動する。そこで装着開口25を開
いて交換すべきユニットを引き出して新しいユニットを
装填するだけで保守交換作業が完了するので、誰でも保
守交換作業を容易に行うことができる。また、現像ユニ
ットU1およびクリーニングユニットU2は回転対称に
配置さるので、新しいユニットの装填に際して、そのユ
ニットの区別をすることなく何れの順序で複写機本体の
装着開口25から2つのユニットU1,U2を挿入装填
しても良く、機械装置に不慣れなユーザーであってもユ
ニットの装填作業を誤りなく行うことができる。上述の
ように、複写機の機構上その稼動に伴って必要となる新
トナーの補充および排トナーの排出作業は、従来例のよ
うにケースCの前面パネルを解放することなく、同じ装
着開口25からの2つのユニットU1,U2の引き出し
、および装填作業のみで済むので、サービスマンの出張
保守作業を依頼してその間待つ必要がなく、ユーザー自
身の手で保守作業を行うことができ、しかも労務負担は
軽微なものであり、複写機の稼動を停止させて待機する
間の時間が省かれるから作業効率が向上する。
【0008】以下、実施例の要部の構成ならびにその動
作を詳細に説明する。図3および図4は第1の実施例の
静電写真プロセスユニットの固定状態および固定解除状
態を示す正面図である。有機感光体(OPC)で作られ
た像担持体である感光体ベルト1は支持駆動体である同
一径のローラー100、101間に張設されていて、矢
印で示すようにローラー100、101の時計回り方向
の回転によって周回移動するようになっている。前述の
ように、現像ユニットU1およびクリーニングユニット
U2は感光体ベルト1の両ローラー100、101間の
互いに平行で逆走する対向移動部分1a,1bに近接対
向して配設され、かつ、縦断面形状が共に半円で回転対
称配置されている。さらに感光体ベルト1、現像ユニッ
トU1およびクリーニングユニットU2は、回転軸R1
を中心に一体的に回転自在に構成されている。これによ
り、上述の2つのユニットの順序に係わりない装置本体
への装填作業が可能になる。現像ユニットU1とクリー
ニングユニットU2の外周が成す円筒形状の間隙部分に
は、ローラー100,101に支持された感光体ベルト
1の曲面部分が露出していて、この露出部分がレーザー
光の感光部とトナー画像の転写部となっている。現像ユ
ニットU1の筺体102には現像装置16が収容支持さ
れている。現像装置16は磁石を内蔵する現像ローラー
160と、トナータンク167と、トナーを撹拌するア
ジテータ162等で構成されている。トナータンク16
7の平面部一端近傍には開口167aが形成され、この
開口167aから周面の一部を外部に臨ませて現像ロー
ラー160が回転自在に取り付けてある。トナータンク
167の内部に現像ローラー160に対接して、開口1
67aの近傍に除電ブラシ163、さらにアジテータ1
62および現像ブレード161が現像ローラー160の
回転方向に沿ってそれぞれ設けられている。トナータン
ク167内部の空間にはトナーが充填される。現像装置
16ではアジテータ162の回転によって、トナータン
ク167内のトナーが撹拌され、さらに現像ブレード1
61近傍に送り込まれ、現像ブレード161によって現
像ローラー160の周面に一定厚のトナー層が形成され
る。このトナーが現像ローラー160の回転によって現
像ローラー160に接している感光体ベルト1上の静電
潜像に供給され、感光体ベルト1表面の電荷に吸着され
て可視像が形成される。感光体ベルト1に吸着されなか
ったトナーは現像ローラー160に付着して搬送され、
除電ブラシ163で除電された後再びトナータンク16
7内に戻され、現像ブレード161によって規制される
。現像装置16全体はその一端を支持する位置決めピン
164を中心に回動自在になっていて、前記筺体102
の引掛部166とトナータンク167の遊端の引掛部1
67b間にはスプリング159が張設されいる。現像装
置16は位置決めピン164を中心にしてスプリング1
59の弾性力により、反時計回り方向、つまり現像ロー
ラー160が感光体ベルト1から離間する方向に付勢さ
れている。画像形成状態においては、現像装置16は図
示しないソレノイドに駆動されてカム165が回動し、
その突起部によってスプリング159の弾性力に抗して
トナータンク167の外円周面が感光体ベルト1側に押
し付けられ、トナータンク167の遊端が筺体102の
一端の内屈したストッパ片102aに当接して位置決め
される。これによって現像ローラー160が感光体ベル
ト1の対向移動部分1aを所定の圧力で押圧接触してい
る。また、現像ユニットU1およびクリーニングユニッ
トU2は回転軸を中心に回転しないように図示しない固
定手段により固定される。
【0009】クリーニングユニットU2は感光体ベルト
1の反対側の対向移動部分1bにその平面部が対向し、
筺体103の平面部内に帯電チャージャ15およびイレ
ーサー24を備えたクリーニング装置23を収容支持し
ている。クリーニング装置23の回収タンク236は感
光体ベルト1の対向移動部分1bと対向する位置に帯電
チャージャ15およびイレーサー24と並んで開口23
6aを有し、開口236a近傍に感光体ベルト1に当接
してクリーニングブレード230と、回転自在なファー
ブラシ231が配設されている。さらに開口236a部
には回収タンク236に一体に形成されたフリッカーバ
ー234が設けられ、ファーブラシ231に対して当接
している。開口236aのフリッカーバー234の対向
位置にケース236に延設されたトナー剥離板233と
、この先端部が圧接するトナー回収棒232が回転自在
に設けられ、これらが開口236aを塞いでいる。また
回収タンク236内のイレーサー24近傍には満杯検知
センサ239が取り付けてあり、回収タンク236が排
トナーで満たされると警報信号を発する。クリーニング
装置23では現像装置16の位置決めピン164と回転
軸R1に対して回転対称の位置に設けられた位置決めピ
ン235に、回収タンク236の一端が回動自在に支持
され、回収タンク236の遊端外縁に設けられた引掛部
236bと筺体103の引掛部158の間にはスプリン
グ237が張設されている。画像形成動作状態にはカム
238が回動してその突起部がスプリング237の弾性
力に抗して回収タンク236背面を感光体ベルト1側に
押圧し、回収タンク236の遊端が筺体103端縁の内
屈により形成されたストッパ片103aに当接してクリ
ーニング装置23が位置決め固定される。この位置決め
固定により、クリーニングブレード230およびファー
ブラシ231は感光体ベルト1の対向移動部分1bに所
定の圧力で押圧接触される。クリーニング装置23では
ファーブラシ231が感光体ベルト1上の残留トナーを
掻き落とし、フリッカーバー234はファーブラシ23
1から掻き落とされた残留トナーを叩き落とす。ファー
ブラシ231で掻き落とせなかった残留トナーはクリー
ニングブレード230によって剥がされる。このように
して掻き落とされた残留トナーはトナー回収棒232の
回転とトナー剥離板233の抑止動作によって回収タン
ク236内に順次取り込まれる。また帯電チャージャ1
5はクリーニング終了後の感光体ベルト1を帯電し、イ
レーサー24は必要とする画像領域のみに静電潜像が作
成されるように不必要な部分の帯電を消去し、ミラー1
4からの反射光による感光体ベルト1上の新たな露光走
査に備える。このようにして現像装置16、クリーニン
グ装置23、帯電チャージャ15およびイレーサー24
による感光体ベルト1への静電潜像の作像プロセスが行
なわれる。
【0010】ところで、トナータンク167内のトナー
が無くなった場合には、アジテータ162の回転負荷の
減少を検知して信号を出力する図示しないトナーエンド
センサがこれを検知してトナーエンド信号を発し、また
、前述のように回収タンク236内に排トナーが満杯に
なった場合にも満タンセンサ239がこれを検知して、
トナー満杯の検知信号を発して操作・表示部に警報表示
させる。ユーザーはこの情報に基づいて現像ユニットU
1あるいはクリーニングユニットU2の保守交換を行う
ことができるようになっている。ユーザーが自らこの保
守交換作業を行なう場合、操作パネル上の交換スイッチ
52(図15参照)を押すと、感光体ベルト1、現像ユ
ニットU1およびクリーニングユニットU2は固定が解
除されて回転軸R1を中心に回転し、交換すべきユニッ
トが装着開口25対向位置まで回転する。即ち、図示し
ないソレノイドの駆動が解除されると、カム165ある
いはカム238が回動してロックが外れ、図4に示すよ
うに筺体102に対する現像装置16の支持固定が解除
され、あるいは筺体103に対するクリーニング装置2
3の支持固定が解除され、トナータンク167、あるい
は回収タンク236はスプリング159,237の張力
により、位置決めピン164または235を中心に感光
体ベルト1から離間する方向に回動させられ、トナータ
ンク167あるいは回収タンク236は装着開口25か
ら取り出し可能になる。交換されるトナータンク167
あるいは回収タンク236はワンタッチで着脱可能なカ
ートリッジ(以下プロセスパックと言う)として構成さ
れており、これを取り出した後、新規のトナータンク1
67あるいは回収タンク236を装着開口25からケー
スC内に挿入して筺体102あるいは筺体103に装着
し、操作パネルの装着終了の釦を押す。これにより、カ
ム165あるいはカム238が回動してプロセスパック
をロックし、現像ユニットU1、クリーニングユニット
U2が回転軸R1を中心に回転して、所定の垂直向きに
配向することにより、プロセスパックの保守交換作業が
完了し、複写機が稼動可能状態になる。ユニットU1,
U2の筺体102および筺体103は同一形状に形成さ
れているので、プロセスパックの装填作業においては、
2種類のプロセスパックは感光体ベルト1の対向移動部
分1a、1bのいずれの側にも取り付けることができる
ようになっている。上述のように本実施例ではトナータ
ンク167および回収タンク236は同一、かつ対称な
略半円筒形状で、さらに一体的に回転可能に構成されて
いるので、現像装置16のトナー切れ、あるいはトナー
タンク167の排トナー満杯の際のプロセスパックの保
守交換作業時、ケースC前面の装着開口25からの簡単
なプロセスパックの装脱作業のみで済むから、サービス
マンの手を借りることなくユーザー自身で容易に処理す
ることができる。また、感光体ベルト1の主要部および
主要な静電写真プロセス装置は常時筺体102,103
で覆われているので、例えば装置本体の紙詰まり異常の
点検、あるいは紙取り除き作業の際に作業者が誤って感
光体ベルト1等に触れて汚したり、破損する等の事故を
防止できる。さらに、画像形成動作時以外は静電写真プ
ロセスユニットのロックを解除して、静電写真プロセス
装置と感光体ベルト1の接触を解放することができるか
ら、例えば、感光体ベルト1やクリーニングブレード2
30が長時間加圧により劣化したり、それらの接触部で
トナーが固化して形成画像に悪影響を及ぼすことがない
【0011】図14はプロセスパック後部と、複写機本
体の後部取付板(図示せず)に設けられた通電センサー
の要部を示した説明図である。(a) はプロセスパッ
クの背面、(b) はプロセスパックが対向する後部取
付板の通電センサーを示したものであり、(c) およ
び(d) は(a) のトナータンク167および回収
タンク236の通電センサーを、(e) は(b) の
通電センサーをそれぞれ拡大して示したものである。図
のようにプロセスパック後面には、所定距離隔てられた
2箇所の接触部411,412間を短絡する短絡部を有
してアルミニウム等の導電被膜で形成されたコの字形状
の被検知部41が設けられている。一方、被検知部41
に対向する複写機本体側の検知部40は後部取付板に取
り付けられた樹脂基板405に3つのバネ弾性を有した
接触端子、即ち、共通端子401,現像ユニット端子4
02およびクリーニングユニット端子403を有してお
り、それぞれに接続された引き出し線の他端が複写機本
体の制御装置に接続されている。トナータンク167の
被検知部41aの2箇所の接触部411a,412a間
の間隔は共通端子401と現像ユニット端子402間の
間隔に、また、回収タンク236の被検知部41bの2
箇所の接触部411b,412b間の間隔は共通端子4
01とクリーニングユニット端子403間の間隔に一致
すると共に、プロセスパック装着時にはそれぞれの被検
知部41の接触部と複写機本体側の検知部40の対応す
る端子が導電接触するように構成されている。また、プ
ロセスパック装着時にはプロセスパックは図示しない付
勢手段により、検知部40側に付勢されている。従って
、プロセスパックの接触部411は検知部40の共通端
子401と、接触部412は残った現像ユニット端子4
02またはクリーニングユニット端子403のいずれか
一方の端子に接触するようになっている。このように、
検知部40と被検知部41は共通端子401を共通端子
とする選択スイッチとなっており、共通端子401と、
現像ユニット端子402またはクリーニングユニット端
子403のいずれか一方の端子の通電状態によって装着
されたプロセスパックの種類が判別できるようになって
いる。通電センサーの検知信号は複写機本体の制御装置
に送られ、制御装置は操作・表示部のプロセスパック表
示にその種類を表示させる。 図15および図16は操作・表示部の表示例を示したも
のである。両方のプロセスパックが共に取り外された状
態では、通電センサーは非導通状態になっているので、
制御装置は静電写真プロセスユニットが空であることを
検知して、図15に示すようにプロセスパックの装着を
促すメッセージをメッセージ表示50に表示させる。こ
のメッセージに従って、例えば、オペレーターが始めに
回収タンク236を装着した場合は、図16に示すよう
に次に装着すべきプロセスパック、即ち、トナータンク
167の装着を促すメッセージをメッセージ表示50に
表示させると共に、装着開口25近傍に配設されたプロ
セスパック表示51(図2参照)にも、次に装着すべき
プロセスパックはトナータンク167であることを表示
させる。その後、トナータンク167が正しく装着され
た時には、静電写真プロセスユニットの固定と所定の回
転移動の後、複写機本体が画像形成待機状態になったこ
とを同様に表示させる。また、後から装着されたプロセ
スパックが、回収タンク236であった時は、制御装置
は通電センサー(40,41)からの検知信号に従って
操作・表示部に誤装着された旨の警告表示を表示すると
共に、図示しない警報ブザーによって警報音を発してオ
ペレーターに知らせる。
【0012】図5および図6は第2の実施例の静電写真
プロセスユニットの固定状態および固定解除状態をそれ
ぞれ示す正面図である。本実施例の機構上の特徴は第1
の実施例において静電写真プロセスユニットの複写機本
体からの取り出し時、カム165,238を回動させて
位置決めピン165,235を支点とする各ユニットU
1,U2のロック解除の回動動作に伴ってそれぞれのプ
ロセスパックの開口をシャッター機構により塞ぐように
した点にある。なお、以下の説明において、第1の実施
例と同一もしくは同一と見做せる部位には同じ符号を付
し、説明を省略する。本実施例においては、現像装置1
6の現像ローラ160に同心的に1枚構造のシャッター
168が設けられ、捩りコイルばね169が現像ローラ
160の軸に同心的に取り付けられている。捩りコイル
ばね169の一端はトナータンク167に係合され、他
端はシャッター168に係合されている。シャッター1
68はロック解除状態ではトナータンク167の開口1
67a部を閉める方向に付勢されているが、図5に示す
カム165によるロック状態、即ち画像形成動作状態で
は捩りコイルばね169の弾性力に抗して、開口167
a部を開いた状態としている。同様に、クリーニング装
置23のトナー剥離板233の近傍に捩りコイルばね2
41が設けられ、捩りコイルばね241の一端は回収タ
ンク236に係合され、他端は捩りコイルばね241の
軸芯を中心に回動可能な2枚構造のシャッター240の
一方のシャッターに係合されている。このシャッター2
40もロック解除状態では、捩りコイルばね241によ
り開口236a部を閉める方向に付勢されている。図6
に示すように、カム165を回動させて各ユニットU1
,U2のロックを解除すると、現像ユニットU1のトナ
ータンク167はスプリング159の張力により感光体
ベルト1の対向移動部1aから離間する方向に回動する
。この回動動作に伴ってシャッター168が捩りコイル
ばね169の弾性力によって回動して開口167aを閉
じる。シャッター168とトナータンク167の回動動
作は図示しないギヤ機構を介して連動するように構成さ
れている。このように、現像装置16を取り出す際に、
開口167aが塞がれるので、トナータンク167を取
り出した時に、トナーが開口167aから漏れてオペレ
ータの身体や部屋を汚すことがない。同様にしてカム2
38が回動してクリーニングユニットU2のロックを外
すと、回収タンク236が感光体ベルト1の対向移動部
1aから離間する方向に回動すると共に、捩りコイルば
ね241の弾性力によってシャッター240が回収タン
ク236の開口236a部を塞いで排トナーが外部へ漏
れるのを防止する。
【0013】第2の実施例でも現像ユニットU1とクリ
ーニングユニットU2とは、断面形状が同一に形成され
ているので、これらのユニットU1、U2のプロセスパ
ックを感光体ベルト1のいずれの対向移動部分1a、1
bに対しても装着することができる。本実施例ではプロ
セスパックは互いに色分けされており、トナータンク1
67は赤、回収タンク236は青に着色されている。ま
た、それに対応して図17に示すように操作・表示部に
は赤色と青色でプロセスパックの種類を表示するプロセ
スパック表示511が設けられており、プロセスパック
の装着操作の際、装着すべきプロセスパックをプロセス
パック表示511に表示された色で判別可能になってい
る。なお、上記実施例では、交換時に現像ユニットU1
とクリーニングユニットU2のプロセスパックを共に感
光体ベルト1から離間させているが、装着開口25から
取り出されるユニットのもののみを離間させるようにし
ても良い。図7および図8はかかるロック解除機構によ
る複写機のロック解除状態を示す正面図であり、図7は
現像ユニットU1を装着開口25に対向位置させて、現
像ユニットU1のプロセスパックのみを感光体ベルト1
から離間させた状態、図8はクリーニングユニットU2
を開口25に対向位置させてクリーニングユニットU2
のプロセスパックのみを感光体ベルト1から離間させた
状態を示している。この実施例のその他の部分の構成、
動作および効果は既に説明した第2の実施例と何ら変わ
るところがない。
【0014】図9および図10は第3の実施例の静電写
真プロセスユニットのロック状態およびロック解除状態
を示す正面図である。本実施例の機構上の特徴は第1の
実施例において位置決めピン164,235を省略し、
カム165,238の回動動作によって筺体102,1
03と現像ユニットU1およびクリーニングユニットU
2がそれぞれ一体にローラー100,101を中心に回
動してロック解除するようにした点にある。即ち、現像
ユニットU1はトナータンク167とトナータンク16
7を収容支持する筺体102が一体となり、ローラー1
01と軸心を同じくして回動自在に支持され、ローラー
101の軸に同心的に取り付けた捩りコイルばね201
によって感光体ベルト1の対向移動部分1aから離れる
方向に弾性力を受けている。カム165は捩りコイルば
ね168の弾性力に抗して、現像ローラー160が対向
移動部分1aに圧接するように筺体102を押圧してい
る。同様に、クリーニングユニットU2は回収タンク2
36と回収タンク236を収容支持する筺体103が一
体となり、ローラー100と軸心を同じくして回動自在
に支持され、ローラー100の軸に同心的に取り付けた
捩りコイルばね202によって感光体ベルト1の対向移
動部分1bから離れるに方向に弾性力を受けている。カ
ム238は捩りコイルばね202の弾性力に抗して、ク
リーニングプレード230およびファーブラシ231が
対向移動部分1bに圧接するように筺体103を押圧し
ている。図10に示すように、カム165が回動して現
像ユニットU1のロックを外すと、トナータンク167
を収容した筺体102が捩りコイルばね201の弾性力
によって対向移動部分1aから離れる方向に回動し、装
着開口25からトナータンク167を取出すことが可能
な状態となる。同様にして、カム238を回動させてク
リーニングユニットU2のロックを外すと、回収タンク
236を収容した筺体103が捩りコイルばね202の
弾性力によって前記ベルト面から離れる方向に回動し、
装着開口25から回収タンク236を取出すことが可能
な状態となる。前述の実施例で説明したように、現像ユ
ニットU1、クリーニングユニットU2および感光体ベ
ルト1を一体に回転させて、現像ユニットU1もしくは
クリーニングユニットU2を装着開口25に位置させる
ことにより、所望のプロセスパックを取り出し、新たな
プロセスパックを各筺体102、103内に嵌入して装
着することができる。第3の実施例においても感光体ベ
ルト1は各ユニットU1,U2間に挟まれた部分が覆わ
れていて、その両端の両ローラー100,101の支持
部分が露出し、この露出部分で露光あるいは転写が行わ
れる。本実施例ではプロセスパックは互いに異なる周波
数の高周波を発振する図示しない発振器を内蔵しており
、それぞれその高周波を送信可能に構成されている。 さらにプロセスパックの図示しない把手にはマイクロス
イッチが設けられていて、オペレーターがプロセスパッ
クを把持した時に、そのマイクロスイッチが閉成して内
蔵された発振器に電源電圧が印加されるように構成され
ている。一方、複写機本体の装着開口25近傍にそれら
の高周波を受信可能な図示しない受信器が配設されてい
る。プロセスパック交換作業の際、オペレーターがプロ
セスパックを採り上げた時に発振器から高周波が送信さ
れ、複写機本体では受信器が受信した高周波の周波数か
ら、制御装置がプロセスパックの種類を識別し、第1の
実施例と同様にガイダンスメッセージをメッセージ表示
50に表示させる。第3の実施例のその他の部分の構成
、動作および効果は既に説明した第1の実施例と同様で
ある。
【0015】図11は第4の実施例の静電写真プロセス
ユニットのロック状態を示す正面図であり、本実施例の
機構上の特徴は第1の実施例においてイレーサー24を
クリーニングユニットU2の回収タンク236に取り付
けず、静電写真プロセスユニット外に取り付けた構成と
し、経時劣化の少ない静電写真プロセス装置をプロセス
パックから外してプロセスパックの価格低下と無駄の減
少を図った点にある。図12は第5の実施例の静電写真
プロセスユニットのロック状態を示す正面図であり、こ
の実施例は第1の実施例において帯電チャージャ15と
イレーサー24を静電写真プロセスユニット外に取り付
け、さらに、クリーニングブレード230およびファー
ブラシ231を現像ローラー160から離して回収タン
ク236の遊端寄りに配設した構成とし、第4の実施例
の目的に加えて、排トナーの回収機能の向上とクリーニ
ングブレード230およびファーブラシ231の回動時
の移動距離の増加を図ったものである。なお、これらの
第4、第5の実施例ではイレーサー24あるいは帯電チ
ャージャ15、イレーサー24と転写チャージャ18は
静電写真プロセスユニットの回転円周の外側に配設され
、保守交換やプロセスパック装着に際する静電写真プロ
セスユニットの回転が支障なく行なわれるようになって
いる。また、第4、第5の実施例のその他の部分の構成
、動作および効果は既に説明した第1の実施例と同様で
ある。
【0016】図13は第6の実施例の静電写真プロセス
ユニットのロック状態示す正面図である。本実施例の機
構上の特徴は第2の実施例において回転軸R1を中心に
回動する2つの係合体を備えて、静電写真プロセスユニ
ットのプロセスパック装着動作に伴う係合体の回動動作
によって、プロセスパックの誤装着を防止するようにし
た点にある。本実施例では第2の実施例と同様に、現像
装置16を収容支持する現像ユニットU1、クリーニン
グ装置23を収容支持するクリーニングユニットU2お
よび感光体ベルト1は回転軸R1を中心に回転自在な構
成となっている。また、現像ユニットU1の筺体102
は位置決めピン164を支点として回動自在に支持され
、捩りコイルばね159によって感光体ベルト1の対向
移動部分1aから離れる方向に弾性力を受けている。 カム165はその回動動作によって、捩りコイルばね1
59の弾性力に抗して現像ローラー160が感光体ベル
ト1の対向移動部分1aに適当な圧力で圧接するように
突起部で現像ユニットU1を保持する。同様に、クリー
ニングユニットU2の筺体103は位置決めピン235
を支点として回動自在に支持され、捩りコイルばね23
7によって感光体ベルト1の対向移動部分1bから離れ
る方向に弾性力を受けている。カム238は捩りコイル
ばね237の弾性力に抗して感光体ベルト1の対向移動
部分1bにクリーニングブレード230とファーブラシ
231が適当な圧力で圧接するように、突起部でクリー
ニングユニットU2を保持している。さらに、回転軸R
1を中心に回動可能な係合体500,501が異なる軸
位置に設けてあり、係合体500,501には軸部に同
心的に時計回り方向に付勢する捩りコイルばね502,
503がそれぞれ取り付けられている。係合体500,
501の端部は互いに逆方向に屈折されて係合片500
a,500bおよび501a,501bがそれぞれ形成
され、全体として略Z字形状を成している。係合片50
0a,500bから回転軸R1までの長さl1,l2は
互いに異なっており、係合片501a,501bから回
転軸R1までの長さも互いに異なる値l2,l1に設定
されている。一方、現像装置16のトナータンク167
およびクリーニング装置23の回収タンク236の係合
片500a,500b先端との対向位置にはそれらと係
合する切欠部167cおよび236cがそれぞれ形成さ
れている。このように構成された静電写真プロセスユニ
ットにおいて、保守交換作業の際、両方のプロセスパッ
クが共に取り外された状態では係合体500,501は
図示しないストッパに係止されて、図13にそれぞれ破
線および実線で示す位置に退避している。次に、トナー
タンク167が現像ユニットU1に装着されると、スト
ッパの係止が解除されて係合体500が時計回り方向へ
回動し、係合片500aは切欠部167cに係合する。 トナータンク167の現像ユニットU1への装着に引き
続いて、静電写真プロセスユニットの回転軸R1を中心
とした回転操作が行われ、クリーニングユニットU2が
装着開口25の対向位置に位置決めされる。この時の係
合体500の位置は図13に実線で示す位置にあり、係
合片500bは感光体ベルト1の対向移動部1bから突
出している。従って、装着開口25から装着されるプロ
セスパックは突出した係合片500bに係合可能な位置
に切欠部236cを有する回収タンク236以外は装着
不能となり、プロセスパックの誤装着が防止できる。他
方の係合体501はストッパの係止が解除されても、短
腕に形成された係合片501aの先端がトナータンク1
67の平面部に当接しているので、反対側の長腕に形成
された係合片501bは感光体ベルト1の対向移動部1
bから突出することはない。回収タンク236が始めに
装着された場合は、係合体500と係合体501の作動
が逆になり、同様に、係合片501aと切欠部236c
がまず係合することにより、反対側の長腕に形成された
係合片501bが感光体ベルト1の対向移動部1aから
突出し、トナータンク167以外は装着不能とする。
【0017】なお、上述したいずれの実施例においても
、新しいプロセスパックが複写機本体に装填された場合
には、感光体ベルトと馴染ませるための自動フォーミン
グ運転が行なわれる。上述の実施例では1成分系の現像
装置を用いたものを説明したが、2成分あるいは多成分
系の現像装置を用いたものであっても同様に構成できる
。また、実施例ではトナータンク167内のトナーが無
くなった場合、または回収タンク236内に排トナーが
満杯になった場合はトナーエンドセンサまたは満タンセ
ンサ239がこれを検知して、検知信号を発して操作・
表示部に警報表示させる方式のものを説明したが、それ
ぞれのセンサが検知信号を発した時には現像ユニットU
1またはクリーニングユニットU2のロックを外ずし、
自動的に回転して該当するユニットが装着開口25の対
向位置に移動して待機するようにしても良い。第2の実
施例では筺体が感光体ベルトの水平部から離れるに従っ
てシャッターが次第にプロセスパックの開口を塞ぐ方式
を説明したが、筺体が感光体ベルトの水平部から離れる
と直ちにシャッターが開口を塞ぐようにしても良いし、
シャッターは一枚式、二(複数)枚式のいずれであって
も構わない。また、上記実施例では現像ユニットU1あ
るいはクリーニングユニットU2が収容する交換可能な
プロセスパックを装置本体の筺体Cから取り出し、静電
写真プロセス装置を含むプロセスパックに保守交換操作
を施して筺体C内に再装着する操作は、各ユニットに収
容されるプロセスパックの取出しの順序や装着の順序お
よびその位置の規制がなく、しかも半自動化されたワン
タッチ操作で行うことができるので、オペレーターの手
を煩わすことなく複写機における静電写真プロセス装置
および新旧トナーのの保守交換作業を極めて簡単かつ迅
速に行なうことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、画像形成装置の保守作業等の際、静電写真プ
ロセス手段を備えた複数のユニットの筐体はそれぞれ互
いに異なる位置に切り欠きを有し、画像形成装置本体は
筐体の着脱時、前記切り欠きに係合する係合部材を有し
ているから、適切なユニットが着脱口を経て画像形成装
置本体に装着されると、ユニットの切り欠きに係合部材
が係合するのに対し、不適切なユニットが画像形成装置
本体に装着されると、係合部材がユニットの切り欠きに
係合しないため、ユニットの装着が阻止されるので、特
にトナー補充等の日常的な保守作業を極めて容易に、か
つ、迅速に誤りなく行うことができる。請求項2記載の
発明によれば、ユニットの装着操作時、表示手段は判別
手段が判別したユニットの種類に応じて装着操作を案内
する案内表示を表示するようにしたから、操作者のユニ
ット装着操作がより容易に、かつ、誤りなく行うことが
できる。請求項3または請求項9記載の発明によれば、
さらに、装置の製造または維持費用を廉価なものとする
ことができる。請求項4記載の発明によれば、ユニット
の装着操作時、表示手段は判別手段が予め受信した信号
に基づいて判別したユニットの種類に応じて、装着操作
を案内する案内表示を表示するようにしたから、ユニッ
トの装着動作以前に、案内表示に従って適切なユニット
の装着操作を行うことができる。請求項5または請求項
8記載の発明によれば、ユニットの種類を着色した色で
表示し、または設置場所をユニットの着脱口近傍に設け
ることによって表示手段の視認性が高められるから、装
置の操作性がより向上する。請求項6または請求項7記
載の発明によれば、ユニットの装着操作時、静電写真プ
ロセスユニットにユニットが誤装着された場合、または
未装着のユニットがある場合、表示手段が警報または装
着すべきユニットを表示するようにしたから、ユニット
装着時の装置の操作性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるデジタル複写機の構成を
示す模式図である。
【図2】同じくデジタル複写機の斜視図である。
【図3】第1の実施例の静電写真プロセスユニットの固
定状態を示す正面図である。
【図4】同じく静電写真プロセスユニットの固定解除状
態を示す正面図である。
【図5】第2の実施例の静電写真プロセスユニットの固
定状態を示す正面図である。
【図6】同じく静電写真プロセスユニットの固定解除状
態を示す正面図である。
【図7】第2の実施例の変形例の静電写真プロセスユニ
ットの固定解除状態を示す正面図である。
【図8】同じく静電写真プロセスユニットの固定解除状
態を示す正面図である。
【図9】第3の実施例の静電写真プロセスユニットの固
定状態を示す正面図である。
【図10】同じく静電写真プロセスユニットの固定解除
状態を示す正面図である。
【図11】第4の実施例の静電写真プロセスユニットの
固定状態を示す正面図である。
【図12】第5の実施例の静電写真プロセスユニットの
固定状態を示す正面図である。
【図13】第6の実施例の静電写真プロセスユニットの
固定状態を示す正面図である。
【図14】第1の実施例の通電センサーの要部を示す説
明図である。
【図15】同じく操作・表示部の表示例を示す説明図で
ある。
【図16】同じく操作・表示部の表示例を示す説明図で
ある。
【図17】第2の実施例に係る操作・表示部の表示例を
示す説明図である。
【符号の説明】
1  感光体ベルト 15  帯電チャージャー 16  現像装置 23  クリーニング装置 24  イレーサー 25  装着開口 40  検知部 41  被検知部 50  メッセージ表示 51,511  プロセスパック表示 102,103  筐体 160  現像ローラー 167  トナータンク 167c,236c  切欠部 168,240  シャッター 230  クリーニングブレード 231  ファーブラシ 236  回収タンク 500,501  係合体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  像担持体と、該像担持体の周囲に配設
    された複数の静電写真プロセス手段を備え、該複数の静
    電写真プロセス手段の中の少なくとも一部が、前記像担
    持体に対して着脱可能な少なくとも2つのユニットに分
    割形成されていると共に、前記ユニットが前記像担持体
    と一体的に回転可能な画像形成装置において、前記ユニ
    ットは略同一の外部形状を有する筐体を備え、該筐体は
    それぞれ互いに異なる位置に切り欠きを有し、画像形成
    装置本体は、ケースの一部に形成され、前記筐体の着脱
    時、単一の前記筐体のみが通過可能な着脱口と、前記筐
    体の着脱時、前記切り欠きに係合する係合部材を有した
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】  像担持体と、該像担持体の周囲に配設
    された複数の静電写真プロセス手段を備え、該複数の静
    電写真プロセス手段の中の少なくとも一部が、前記像担
    持体に対して着脱可能な少なくとも2つのユニットに分
    割形成されていると共に、前記ユニットが前記像担持体
    と一体的に回転可能な画像形成装置において、表示手段
    と、前記ユニットの装着操作時、装着される前記ユニッ
    トの種類を判別する判別手段を有し、前記表示手段は前
    記判別手段が判別した前記ユニットの種類に応じて装着
    操作を案内する案内表示を表示することを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】  請求項2の記載において、判別手段は
    画像形成装置本体に備えられ、ユニットの一部に接触す
    ることにより、その種類を判別することを特徴とする画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】  請求項2の記載において、判別手段は
    ユニットが備え、その種類毎に異なる信号を送信する送
    信手段と、画像形成装置本体が備え、前記送信手段が送
    信する信号を受信する受信手段から成る送受信手段を有
    することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】  請求項2の記載において、ユニットは
    その種類毎に異なる色で着色されており、表示手段はそ
    の着色された色と同一の色によって前記ユニットの種類
    を表示したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】  請求項2または請求項4の記載におい
    て、ユニットの装着操作時、判別手段が新たに装着され
    るユニットが既に装着済みのユニットと同一であると判
    別した時は、表示手段は誤装着警報を表示することを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】  請求項2または請求項4の記載におい
    て、表示手段は、判別手段が未だ装着されていないと判
    別したユニットの種類を表示することを特徴とする画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】  請求項7の記載において、表示手段は
    画像形成装置本体のユニットの着脱口近傍に設けられて
    いることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】  請求項4の記載において、ユニットは
    操作者の前記ユニットの装着操作時の把持動作に応動す
    るスイッチを有し、送信手段は前記スイッチの閉成作動
    時に送信することを特徴とする画像形成装置。
JP3144247A 1990-11-30 1991-05-21 画像形成装置 Pending JPH04229877A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005114937A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2006276676A (ja) * 2005-03-04 2006-10-12 Ricoh Co Ltd タンデム画像形成装置

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