JPH0424201B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0424201B2 JPH0424201B2 JP12729883A JP12729883A JPH0424201B2 JP H0424201 B2 JPH0424201 B2 JP H0424201B2 JP 12729883 A JP12729883 A JP 12729883A JP 12729883 A JP12729883 A JP 12729883A JP H0424201 B2 JPH0424201 B2 JP H0424201B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminate
- laminated
- mold
- laminated decorative
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 24
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 17
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 17
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 13
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 12
- 239000002648 laminated material Substances 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 5
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- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Finished Plywoods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は多数枚の単板を接着積層して形成され
る集成化粧材の製造方法及びその装置と、この集
成化粧材をスライスして形成される人工化粧単板
の製造方法に関するものである。
る集成化粧材の製造方法及びその装置と、この集
成化粧材をスライスして形成される人工化粧単板
の製造方法に関するものである。
従来、いわゆるフリツチのような集成化粧材を
製造するにあたつては、単板を所要枚数接着剤を
介して積層すると共にこの積層物を一対の成形型
に挾んで加熱加圧成形することにより製造してい
るが、この方法では加熱成形後、型より取出され
たフリツチは、冷却が進むにつれてフリツチ内部
の各所で収縮を生じるためフリツチ内に内部応力
が発生し、その結果フリツチ内の接着層が剥離
する。フリツチの内部に割れを生じる。フリ
ツチが歪んでパターン不良を生じ、そのためこの
フリツチで作製される木型精度が低下し、次回の
フリツチの成形時に圧力むらを生じるという欠点
があり、これがまた上記の問題を引き起すとい
う欠点を有していた。
製造するにあたつては、単板を所要枚数接着剤を
介して積層すると共にこの積層物を一対の成形型
に挾んで加熱加圧成形することにより製造してい
るが、この方法では加熱成形後、型より取出され
たフリツチは、冷却が進むにつれてフリツチ内部
の各所で収縮を生じるためフリツチ内に内部応力
が発生し、その結果フリツチ内の接着層が剥離
する。フリツチの内部に割れを生じる。フリ
ツチが歪んでパターン不良を生じ、そのためこの
フリツチで作製される木型精度が低下し、次回の
フリツチの成形時に圧力むらを生じるという欠点
があり、これがまた上記の問題を引き起すとい
う欠点を有していた。
本発明は上記の点に鑑みて成されたものであつ
て、型より取出された集成化粧材に内部応力が発
生するのを防止することによつて、フリツチ内の
接着層の剥離を防止し、フリツチ内部の割れを防
ぎ、またフリツチの歪みを抑えることができる集
成化粧材の製造方法及びその装置と、この集成化
粧材をスライスして得られる人工化粧単板の製造
方法を提供することを目的とするものである。
て、型より取出された集成化粧材に内部応力が発
生するのを防止することによつて、フリツチ内の
接着層の剥離を防止し、フリツチ内部の割れを防
ぎ、またフリツチの歪みを抑えることができる集
成化粧材の製造方法及びその装置と、この集成化
粧材をスライスして得られる人工化粧単板の製造
方法を提供することを目的とするものである。
すなわち、本発明は集成化粧材用単板1を多数
枚接着剤2を介して積層し、次いでこの積層物3
を予備加熱し、次に積層物3を一対の型4に挾ん
で加熱加圧成形し、その後積層物3を圧締した状
態で冷却して型4より取出すことを特徴とする集
成化粧材の製造方法を特定発明とし、集成化粧材
用単板1が多数枚接着剤2を介して積層された積
層物3を予備加熱する予備加熱装置と、積層物3
を挾持して加熱加圧成形する一対の型4と、型4
内の積層物3を圧締した状態で冷却する冷却装置
12とを具備して成ることを特徴とする集成化粧
材の製造装置を第1の併合発明とし、集成化粧材
用単板1を多数枚接着剤2を介して積層し、次い
でこの積層物3を予備加熱し、次に積層物3を一
対の型4に挾んで加熱加圧成形し、その後積層物
3を圧締した状態で冷却して集成化粧材Aを型4
より取出し、この集成化粧材Aをスライスするこ
とを特徴とする人工化粧単板の製造方法を第2の
併合発明として上記目的を達成したものである。
枚接着剤2を介して積層し、次いでこの積層物3
を予備加熱し、次に積層物3を一対の型4に挾ん
で加熱加圧成形し、その後積層物3を圧締した状
態で冷却して型4より取出すことを特徴とする集
成化粧材の製造方法を特定発明とし、集成化粧材
用単板1が多数枚接着剤2を介して積層された積
層物3を予備加熱する予備加熱装置と、積層物3
を挾持して加熱加圧成形する一対の型4と、型4
内の積層物3を圧締した状態で冷却する冷却装置
12とを具備して成ることを特徴とする集成化粧
材の製造装置を第1の併合発明とし、集成化粧材
用単板1を多数枚接着剤2を介して積層し、次い
でこの積層物3を予備加熱し、次に積層物3を一
対の型4に挾んで加熱加圧成形し、その後積層物
3を圧締した状態で冷却して集成化粧材Aを型4
より取出し、この集成化粧材Aをスライスするこ
とを特徴とする人工化粧単板の製造方法を第2の
併合発明として上記目的を達成したものである。
以下本発明を実施例により詳述する。厚さ0.2
〜4.0mm程度の素材単板をそのまま、あるいは所
定の色に染色して集成化粧材用単板1を作成し、
多数枚の集成化粧材用単板1,1…を接着剤2を
介して第1図に示すように積層する。接着剤とし
ては着色あるいは無着色のいずれのものでも使用
することができる。次に、この積層物3を接着剤
2が完全硬化しないように予備加熱する。ここ
で、予備加熱は高周波特にマイクロ波を用いて加
熱するのが好ましく、積層物3をオーブン中に配
置し、又は一対の板状面の間に挾んで予備加熱装
置で高周波又はマイクロ波を照射することにより
積層物3を加熱するものである。このようにして
積層物3を予備加熱することにより、単板1は可
塑化されて屈曲し易くなり、また接着剤2は硬化
がやや進むことになる。次に、予備加熱された積
層物3を第2図に示すように凹曲面5を有する下
型6と凸曲面7を有する上型8との間に挾んで加
熱加圧成形して接着剤を完全硬化させる。成形が
完了した後、積層物3を圧締した状態で冷却し、
積層物3に歪みが生じない温度にまで好ましくは
室温付近にまで冷却してその後解圧して型4より
取出すものである。ここで、冷却装置12は上下
型8,6の内部に冷却部13を設けて冷却水等を
通すことにより型4を冷却するようにしても良
く、又は型4の周囲に冷却装置12を配設するよ
うにしてもよい。
〜4.0mm程度の素材単板をそのまま、あるいは所
定の色に染色して集成化粧材用単板1を作成し、
多数枚の集成化粧材用単板1,1…を接着剤2を
介して第1図に示すように積層する。接着剤とし
ては着色あるいは無着色のいずれのものでも使用
することができる。次に、この積層物3を接着剤
2が完全硬化しないように予備加熱する。ここ
で、予備加熱は高周波特にマイクロ波を用いて加
熱するのが好ましく、積層物3をオーブン中に配
置し、又は一対の板状面の間に挾んで予備加熱装
置で高周波又はマイクロ波を照射することにより
積層物3を加熱するものである。このようにして
積層物3を予備加熱することにより、単板1は可
塑化されて屈曲し易くなり、また接着剤2は硬化
がやや進むことになる。次に、予備加熱された積
層物3を第2図に示すように凹曲面5を有する下
型6と凸曲面7を有する上型8との間に挾んで加
熱加圧成形して接着剤を完全硬化させる。成形が
完了した後、積層物3を圧締した状態で冷却し、
積層物3に歪みが生じない温度にまで好ましくは
室温付近にまで冷却してその後解圧して型4より
取出すものである。ここで、冷却装置12は上下
型8,6の内部に冷却部13を設けて冷却水等を
通すことにより型4を冷却するようにしても良
く、又は型4の周囲に冷却装置12を配設するよ
うにしてもよい。
しかして、積層物3をマイクロ波加熱又は高周
波加熱で予備加熱することにより、短時間でしか
も均一に積層物3の単板1を可塑化して湾曲し易
くすると共に接着剤2の硬化を促進させることが
できて成形時間を短縮することができるものであ
る。また、このようにして予備加熱された積層物
3を型4内で加熱加圧成形後、そのまま圧締した
状態で冷却することにより、一般に成形された集
成化粧材は冷却によつて熱収縮するために歪みが
生じ易いものであるが、集成化粧材は型4内で変
形が規制されたまま冷却されるので、歪みを生じ
ることがないものである。このようにして得られ
た集成化粧材Aは第3図に示すようにその後適宜
角度で平行にスライスされて表面美麗な木目模様
を有する人工化粧単板Bが製造される。この人工
化粧単板Bにあつては、集成化粧材Aの歪みが少
ないために接着層の剥離や内部の割れがないもの
である。
波加熱で予備加熱することにより、短時間でしか
も均一に積層物3の単板1を可塑化して湾曲し易
くすると共に接着剤2の硬化を促進させることが
できて成形時間を短縮することができるものであ
る。また、このようにして予備加熱された積層物
3を型4内で加熱加圧成形後、そのまま圧締した
状態で冷却することにより、一般に成形された集
成化粧材は冷却によつて熱収縮するために歪みが
生じ易いものであるが、集成化粧材は型4内で変
形が規制されたまま冷却されるので、歪みを生じ
ることがないものである。このようにして得られ
た集成化粧材Aは第3図に示すようにその後適宜
角度で平行にスライスされて表面美麗な木目模様
を有する人工化粧単板Bが製造される。この人工
化粧単板Bにあつては、集成化粧材Aの歪みが少
ないために接着層の剥離や内部の割れがないもの
である。
上記のように本発明は、集成化粧材用単板を多
数枚接着剤を介して積層し、次いでこの積層物を
予備加熱し、その後積層物を一対の型に挾んで加
熱加圧成形したので、予備加熱によつて積層物を
予め軟らかくした状態で成形することにより曲率
が大きく積層物を湾曲させて成形することができ
ると共に、接着剤の硬化を速進させて成形時間を
短縮することができるものであり、その後、この
ように加熱加圧成形された積層物を圧締した状態
で冷却して型より取出したので、積層物は冷却に
よる収縮が型内で行なわれるために歪みを生じる
ことがなく、そのためフリツチ内の接着層の剥離
を防止し、フリツチ内部の割れを防止し、またフ
リツチの歪みによるパターン不良を防止すること
ができるものである。
数枚接着剤を介して積層し、次いでこの積層物を
予備加熱し、その後積層物を一対の型に挾んで加
熱加圧成形したので、予備加熱によつて積層物を
予め軟らかくした状態で成形することにより曲率
が大きく積層物を湾曲させて成形することができ
ると共に、接着剤の硬化を速進させて成形時間を
短縮することができるものであり、その後、この
ように加熱加圧成形された積層物を圧締した状態
で冷却して型より取出したので、積層物は冷却に
よる収縮が型内で行なわれるために歪みを生じる
ことがなく、そのためフリツチ内の接着層の剥離
を防止し、フリツチ内部の割れを防止し、またフ
リツチの歪みによるパターン不良を防止すること
ができるものである。
第1図は本発明一実施例の積層物の概略正面
図、第2図は同上の正面図、第3図は同上の人工
化粧単板の製造法を示す斜視図である。 1は集成化粧材用単板、2は接着剤、3は積層
物、4は成形型、Aは集成化粧材、Bは人工化粧
単板である。
図、第2図は同上の正面図、第3図は同上の人工
化粧単板の製造法を示す斜視図である。 1は集成化粧材用単板、2は接着剤、3は積層
物、4は成形型、Aは集成化粧材、Bは人工化粧
単板である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 集成化粧材用単板を多数枚接着剤を介して積
層し、次いでこの積層物を予備加熱し、次に積層
物を一対の型に挾んで加熱加圧成形し、その後積
層物を圧締した状態で冷却して型より取出すこと
を特徴とする集成化粧材の製造方法。 2 積層物を下型上に積載した状態で予備加熱す
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
集成化粧材の製造方法。 3 集成化粧材用単板が多数枚接着剤を介して積
層された積層物を予備加熱する予備加熱装置と、
積層物を挾持して加熱加圧成形する一対の型と、
型内の積層物を圧締した状態で冷却する冷却装置
とを具備して成ることを特徴とする集成化粧材の
製造装置。 4 冷却装置を型に設けて成ることを特徴とする
特許請求の範囲第3項記載の集成化粧材の製造装
置。 5 集成化粧材用単板を多数枚接着剤を介して積
層し、次いでこの積層物を予備加熱し、次に積層
物を一対の型に挾んで加熱加圧成形し、その後積
層物を圧締した状態で冷却して集成化粧材を型よ
り取出し、この集成化粧材をスライスすることを
特徴とする人工化粧単板の製造方法。 6 積層物を下型上に積載した状態で予備加熱す
ることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の
人工化粧単板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12729883A JPS6019503A (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 集成化粧材の製造方法及びその装置と人工化粧単板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12729883A JPS6019503A (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 集成化粧材の製造方法及びその装置と人工化粧単板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6019503A JPS6019503A (ja) | 1985-01-31 |
JPH0424201B2 true JPH0424201B2 (ja) | 1992-04-24 |
Family
ID=14956500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12729883A Granted JPS6019503A (ja) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | 集成化粧材の製造方法及びその装置と人工化粧単板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6019503A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101103763B1 (ko) * | 2009-08-03 | 2012-01-10 | (주)유로파 | 쓰레기 자동 집하시설의 양문 개폐형 배출밸브 |
-
1983
- 1983-07-13 JP JP12729883A patent/JPS6019503A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6019503A (ja) | 1985-01-31 |
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