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JPH04210954A - 1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3・6−ジスルホン酸の製造法 - Google Patents

1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3・6−ジスルホン酸の製造法

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Publication number
JPH04210954A
JPH04210954A JP5406491A JP5406491A JPH04210954A JP H04210954 A JPH04210954 A JP H04210954A JP 5406491 A JP5406491 A JP 5406491A JP 5406491 A JP5406491 A JP 5406491A JP H04210954 A JPH04210954 A JP H04210954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
disulfonic acid
reaction
disulfonic
dinitronaphthalene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5406491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0524146B2 (ja
Inventor
Hiroki Fujii
宏紀 藤井
Yukio Izumi
泉 幸男
Nobuyori Shibamoto
芝本 信頼
Kazusaku Aramatsu
荒松 一作
Hiromichi Kitano
北野 博道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Sugai Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sugai Chemical Industry Co Ltd filed Critical Sugai Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP5406491A priority Critical patent/JPH04210954A/ja
Publication of JPH04210954A publication Critical patent/JPH04210954A/ja
Publication of JPH0524146B2 publication Critical patent/JPH0524146B2/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】本発明は改良された1−アミノ8
−ヒドロキシナフタレン−3・6−ジスルホン酸(以下
、H酸という)の工業的製造法に関する。更に詳しくは
、ナフタレン−2・7−ジスルホン酸から、ニトロ化、
還元、加水分解の各工程を経て合成されるH酸の製造法
の工業的に改良された方法に関する。 [0002]
【従来の技術】H酸は著名な染料中間体で、特に直接、
或いは酸性染料等のアゾ系染料の最も重要な中間物の一
つであり、現在、世界各国で多量生産され、同時にこれ
らH酸の製造に関する技術改良もさかんにおこなわれ、
更には研究報告或いは特許出願も多数おこなわれている
。しかしながら、これらH酸の製造方法、或いは改良方
法についての文献はナフタレン−1・3・6−トリスル
ホン酸のニトロ化、還元、アルカリ加水分解の工程を経
る方法についてだけであり、ナフタレン−2・7−ジス
ルホン酸からのH酸製造法についての最近の公知文献は
皆無である、と言っても過言ではない。ナフタレン2・
7−ジスルホン酸からのH酸製造方法についての公知文
献は、ナフタレン−2・7−ジスルホン酸ジカリウム塩
から18モル倍量の濃硫酸中、0℃乃至5℃の範囲で1
.08モル比の硝酸(混酸)でモノニトロ化し、次いで
硝酸カリウム1.44モル比を加え、80℃乃至90℃
で1乃至2時間加熱攪拌し、得られた1・8−ジニトロ
ナフタレン3・6−ジスルホン酸を鉄粉及び硝酸を用い
て、還元し、対応する1・8−ジアミノナフタレン−3
・6−ジスルホン酸を得(DRP、 A、 0.143
0) 、更に1・8ジアミノナフタレン−3・6−ジス
ルホン酸を約等モルの硫酸を含む10%硫酸水溶液に加
え、約6時間110℃乃至120℃で加熱後、放冷する
ことによって針状微黄色のH酸アンモニウム塩が得られ
る(D RP 67062) 、との記載があるが、該
方法における品質、収率等の記載はない。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】本発明者等の該方法に
ついての追試結果によれば、異性体を多量に含んだH酸
が得られ、このままでは使用に耐えない品質であり、又
、収率的にも満足し得ないものであった。これらの状況
から、本発明者等はすでに完成した2・7−ナフタレン
ジスルホン酸の製法(特開昭56−77254号)によ
って得られる高純度2・7−ナフタレンジスルホン酸を
用いて、H酸を製造する工業的製造方法の研究に着手し
、鋭意検討をかさねた結果、本発明を完成したもので、
本発明は経済的であると共に高純度のH酸を高収率で得
られる方法を提供することを目的とする。 [0004]
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明者らが鋭意検討したところ、2・7−ナフタ
レンジスルホン酸を用い、混酸でジニトロ化反応をおこ
なう場合、モノニトロ化物からジニトロ化物へ反応が進
行するに際し、中間化合物を経由して進行することを見
出し、且つ該中間化合物が系内に存在する場合、反応系
内の粘性増加を抑制することを見い出した。これらの性
質を巧みに利用することにより、反応溶媒として用いら
れている硫酸溶媒の使用を半減させることに成功した。 本発明者等は更に研究を進め、上記の方法よって、高収
率で得られる高品質の1・8−ジニトロナフタレン−3
・6−ジスルホン酸を用いての還元工程及び加水分解工
程についても鋭意検討を加えた結果、各工程においても
、成る限定された条件でのみ反応をおこなうことにより
、最終的に高収率で高品質のH酸を合成することに成功
した。 [00051本発明は上記の知見に基づいてなされたも
ので、更に具体的に述べるならば、ナフタレンのスルホ
ン化反応によって得たナフタレン−2・7−ジスルホン
酸を硫酸の存在下、ニトロ化剤を作用させ、■・8−ジ
ニトロナフタレン−3・6−ジスルホン酸を得、次いで
鉄粉を用いて還元し、1・8−ジアミノナフタレン−3
・6−ジスルホン酸を得、更に加水分解によってH酸を
製造する方法において、  (1)ナフタレン−2・7
ジスルホン酸を硫酸溶媒中、硝酸又は混酸でニトロ化し
、1・8−ジニトロナフタレン−3・6−ジスルホン酸
を製造する工程において、反応が1−ニトロナフタレン
−3・6−ジスルホン酸から1・8−ジニトロナフタレ
ン−3・6−ジスルホン酸へ進行する時点における反応
系内条件として、脱水値が5乃至27、反応温度が一2
0℃乃至40℃、反応溶媒としての硫酸を1−ニトロナ
フタレン−3・6−ジスルホン酸1モルに対し、6モル
乃至15モルの条件下、硝酸又は混酸でニトロ化され、
且つニトロ止剤滴下終了後、1−ニトロナフタレン−3
・6ジスルホン酸が検出されなくなってから、水中に排
出し、硫酸濃度が80%以下に希釈された状態で、0.
5時間以上昇温・熟成しジニトロ化反応を完成させる工
程。 (2)該ジニトロ化反応工程で得た1・8−ジニトロナ
フタレン−3・6−ジスルホン酸を、電解質として塩化
アンモニウムを0.2乃至3.0(モル/リットル−水
)含む水溶液中で、鉄粉を用いて80℃以上の温度で還
元反応をおこなう工程。 (3)該還元工程で得た1・8−ジアミノナフタレン3
・6−ジスルホン酸1モル当り、15重軍事乃至50重
軍事の硫酸又は塩酸溶液1モル以上を使用し、100℃
乃至沸点で加水分解をおこなう工程。の三工程を少くと
も含むH酸の製造法である。 [0006]上記の構成からなる本発明について、更に
詳細に述べるならば、ジニトロ化工程において脱水値[
脱水値=(反応最終系内硫酸重量)/(反応最終系内水
分重量)]が5以下では未反応物が多く残存し、その結
果最終H酸の品質悪化を招き、12以上では選択性が若
干上昇するが、廃酸量の増大等、経済的に大きな効果は
望めない。又、反応温度については一20℃以下では反
応系内の粘性が増加し、溶媒としての硫酸量を増加させ
なければ反応マスの系外への取出しが困難となり、経済
性を損う。又、40℃以上では硝酸の分解、蒸発による
損失が大きく、そのために過剰の硝酸を必要とし、又、
異常反応による不明成分の増加を招き、好ましい結果は
得られない。以上のような理由により、本発明の限定さ
れた諸条件内でニトロ化反応を行なうことにより、溶媒
としての硫酸量を公知文献記載の方法と比較して、半減
し得る効果を得、同時に高品質な1・8−ジニトロナフ
タレン−3・6−ジスルホン酸を高収率で得られるとい
う効果を発現する。 [0007]Lかしながら、これらの効果は該反応条件
内での反応においても、通常のジニトロ化反応の如く、
ジニトロ化の終了時点迄、反応を進行させた場合には発
現されず、むしろ反応系内はジニトロ化終点付近では高
粘性マスとなり、反応系外への排出も困難となり、又、
異常反応も進行して、そのために経済的に多大の損失を
招くことになる。本発明の他の特徴は上述した如く、モ
ノニトロ体よりジニトロ体に反応が進行するに際し、中
間化合物を経由し、該中間化合物の存在する反応系内の
粘性は低いという事実、更には該中間化合物は希釈され
た硫酸溶液においても、加熱することにより、容易に目
的物である1・8−ジニトロナフタレン−3・6−ジス
ルホン酸に反応が進むことを見い出したことにより、次
工程で好ましくない原因となる1−ニトロナフタレン3
・6−ジスルホン酸が反応系内に存在しなくなった時点
で、反応マスを水中に排出し、50℃以上、好ましくは
80℃以上に温度を高め、同温度で0.5時間以上、好
ましくは1時間以上保つことにより、溶媒としての硫酸
使用量を公知文献と比較して、半減した状態においても
、高収率で高品質な1・8−ジニトロナフタレン−3・
6ジスルホン酸を得ることができる、という上述した効
果が発現されるのである。又、熟成時間は該中間化合物
のジニトロ体への転移速度は速く、中間化合物が消失す
れば、それ以上の加熱は意味を有さない。又、硫酸の希
釈濃度は低くともジニトロ体への中間化合物からの転移
は進行するが、廃酸の再利用等を考慮した場合、系内の
異常反応は進行せず、転移反応のみが進行する濃度、即
ち、80%以下の濃度で、実際的には可及的高濃度が好
ましい。 [0008]該ニトロ化工程で得た1・8−ジニトロナ
フタレン−3・6−ジスルホン酸を鉄粉で還元する場合
、電解質として塩化アンモニア水溶液を用いるが、該濃
度を0.2(モル/リットル−水)以下の濃度では反応
も遅く、生産性が悪く、実際的ではない。又、3.0(
モル/リットル−水)以上は加えることの効果が生じな
い。 本発明者等は後述する如く、他の電解質の種類及
び該濃度における効果を種々検討したが、塩化アンモニ
ウムの該濃度範囲に調整することによってのみ、高収率
で還元をおこなうことができた。 [0009] これら還元工程で得られた1・8−ジア
ミノナフタレン−3・6−ジスルホン酸をモノ加水分解
によってH酸を製造する場合、文献記載の如く低濃度に
よる加水分解反応は、本発明者等の研究によれば、10
%程度のクロモトロープ酸の生成を抑制することができ
ず、本発明の記載条件によってのみ、加水分解反応をお
こなわせることによって、予想以上の高収率、且つ高品
質のH酸を製造することができる。以上、本発明内容に
ついて詳細に説明してきた如く、各工程における製品の
品質の善し悪しが最終製品であるH酸の品質及び収率を
左右する。 [00101
【発明の効果]本発明は、ナフタレン−2・7−ジスル
ホン酸を原料として用い、特定の条件下でニトロ化、還
元、加水分解の各工程をおこなうH酸の製造法であり、
高純度のH酸を高収率で得ることができる。また、ジニ
トロ化工程における硫酸使用量の低減など、H酸製造工
程の経済性、操作性を著しく改良することができる。 [0011] 【実施例】本発明を更に詳細に説明するため、以下に実
施例をあげて説明するが、本発明の範囲はこれら実施例
のみに限定されるものではない。 実施例 1 95、68%の硫酸1024.2g (10モル)中に
1モルの2・7ナフタレンジスルホン酸が溶解した溶液
(脱水値12)に調整し、冷却後、99%硝酸70gを
0〜3℃の範囲で1時間を要して滴下し、同温度で1時
間攪拌し、次いで99%硝酸70gを同温度で1時間を
要して滴下、後更に3時間同温度に制御しながら攪拌反
応をおこない、1−二ト口ナフタレン−3・6−ジスル
ホン酸の消失を液体クロマトグラフィーで確認した。こ
の時点での液体クロマトグラムから、中間化合物7.4
%、1・8−ジニトロナフタレン−3・6−ジスルホン
酸84.4%を含有していたことを確認した。該反応マ
スを水935.7g中に排出し、硫酸濃度を50%に希
釈し、90℃乃至95℃の範囲で約2時間同温度で保温
攪拌を続けた。冷却後、液体クロマトグラフィーで分析
した結果、目的物である1・8−ジニトロナフタレン−
3・6−ジスルホン酸の収率は91.7%であった。常
法に準じて、上記の1・8−ジニトロナフタレン−3・
6−ジスルホン酸溶液に48%水酸化ナトリウム液19
1.7 gを加えて結晶を析出させ、1・8−ジニトロ
ナフタレン−3・6−ジスルホン酸ジナトリウム塩を得
た。なお、液体クロマトグラフィー及び原子吸光分析に
よりジナトリウム塩であることを確認した。 [0012] 実施例 2 96、21%の硫酸71.50 g中に2・7−ナフタ
レンジスルホン酸0.105モルが溶解した溶液に調整
し、15℃に冷却後、98%硫酸/99%硝酸=171
 (軍事比で)の混酸29、46 gの1/2を15℃
±2℃に反応系内を制御しながら1時間を要して滴下、
次いで同温度で1時間攪拌した後、残りの混酸を1時間
要して、同温度で滴下、滴下後、同温度で更に1時間保
温攪拌した(硫酸モル比8.07、脱水値12)。液体
クロマトグラフィーで分析した結果、中間化合物5.7
%、■・8−ジニトロナフタレン3・6−ジスルホン酸
87.6%を含み、1−二ト口ナフタレン−3・6−ジ
スルホン酸を含まないことを確認した。該反応マスを水
28.73g中に排出(硫酸濃度70%)し、90℃に
昇温、90℃乃至95℃の範囲で3時間保温攪拌した。 液体クロマトグラフィーで分析した結果、目的物である
1・8−ジニトロナフタレン−3・6−ジスルホン酸は
89.2%含有し、中間化合物は含まれていなかった。 [0013] 実施例 3〜8 実施例1及び実施例2に準じ、硝酸又は混酸でニトロ化
をおこない、各条件を変えて該方法を実施した。結果は
以下の表1に示した。 [0014]
【表1】 [0015] 実施例 9 水1リットル中に塩化アンモニウム0.4モルを加え、
更に鉄粉376、65 gを加え、攪拌しながら98℃
に昇温、98℃〜100℃で30分保温攪拌した。次い
で実施例1で得た1・8−ジニトロナフタレン−3・6
−ジスルホン酸ジナトリウム塩422.3 gを沸点下
、1時間を要して投入、更に同温度で1時間攪拌し、後
70℃に冷却、鉄粉を分離、1・8−ジアミノナフタレ
ン−3・6−ジスルホン酸ジナトリウム塩0.965モ
ルを含んだ溶液1070 gを得た。該溶液107gを
水で42.5%に調整した硫酸178gと混合すると、
1・8−ジアミノナフタレン−3・6−ジスルホン酸モ
ノナトリウム塩が析出したが、懸濁状態で30分を要し
て120℃迄昇温、120±2℃で17.5時間加熱攪
拌した。 後、3時間を要して30℃迄放冷、析出したH酸モノナ
トリウム塩を分取、水洗後100℃で10時間乾燥し、
■・8−ジアミノナフタレン−3・6−ジスルホン酸モ
ノナトリウム塩3.0%を含んだH酸モノナトリウム塩
を、1・8−ジニトロナフタレン−3・6−ジスルホン
酸に対して88.6%の収率で得た。 [0016] 実施例 10 実施例9で得た還元液107gに35%塩酸60.37
gを加えると、1・8−ジアミノナフタレン−3・6−
ジスルホン酸モノナトリウム塩が析出するが、そのまま
懸濁状態で攪拌しながら、30分を要して115℃まで
昇温、115±2℃で20時間保温攪拌した。後3時間
放冷し30℃になったとき、析出しているH酸モノナト
リウム塩を分取し、20m1の水で水洗、乾燥し、■・
8−ジアミノナフタレン−3・6−ジスルホン酸モノナ
トリウム塩2.2%を含むH酸モノナトリウム塩をジニ
トロ体に対し、90%の収率で得た。 [0017] 実施例 11 塩化アンモニウム溶液の濃度を変化させた以外は、実施
例9に準じて還元工程をおこない、表2に示される結果
を得た。 表2 [0018] 実施例 12〜19 使用した硫酸及び塩酸の濃度、温度及び時間を変化させ
、実施例9.10に準じて加水分解反応をおこなった。 その結果を表3に示す。 [0019]
【表3】 [00201 参考例 1 電解質種を塩化アンモニウムに代えて、硫酸、塩酸、酢
酸、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム等を用い、還元
条件を検討したが、いずれの場合にも93%以上の1・
8−ジアミツナフタレン−3・6−ジスルホン酸を得る
ことができず、還元反応は成る程度進行するが、工業的
でないと判断した。 フロントページの続き

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】   ナフタレンのスルホン化反応によっ
    て得たナフタレン−2・7−ジスルホン酸を硫酸の存在
    下、ニトロ化剤を作用させ、1・8−ジニトロナフタレ
    ン−3・6−ジスルホン酸を得、次いで鉄粉を用いて還
    元し、■・8−ジアミノナフタレン−3・6−ジスルホ
    ン酸を得、更に加水分解によって、1−アミノ−8−ヒ
    ドロキシナフタレン−3・6−ジスルホン酸を製造する
    方法において、 (1)ナフタレン−2・7−ジスルホン酸を硫酸溶媒中
    、硝酸又は混酸でニトロ化し、1・8−ジニトロナフタ
    レン−3・6−ジスルホン酸を製造する工程において、
    反応が1−ニトロナフタレン−3・6−ジスルホン酸か
    ら1・8−ジニトロナフタレン−3・6−ジスルホン酸
    へ進行する時点における反応系内条件として、脱水値が
    5乃至27、反応温度が一20℃乃至40℃、反応溶媒
    としての硫酸を1−ニトロナフタレン−3・6−ジスル
    ホン酸1モルに対し、6モル乃至15モルの条件下、硝
    酸又は混酸でニトロ化され、且つニトロ止剤滴下終了後
    、1ニトロナフタレン−3・6−ジスルホン酸が検出さ
    れなくなってから、水中に排出し、硫酸濃度が80%以
    下に希釈された状態で0.5時間以上昇温・熟成しジニ
    トロ化反応を完成させる工程。 (2)該ジニトロ化反応工程で得た1・8−ジニトロナ
    フタレン−3・6−ジスルホン酸を、電解質として塩化
    アンモニウムを0.2乃至3.0(モル/リットル−水
    )含む水溶液中で、鉄粉を用いて80℃以上の温度で還
    元反応をおこなう工程。 (3)該還元工程で得た1・8−ジアミノナフタレン3
    ・6−ジスルホン酸1モル当り、15重量%乃至50重
    軍事の硫酸又は塩酸溶液1モル以上を使用し、100℃
    乃至沸点で加水分解をおこなう工程。の三工程を少なく
    とも含む1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3・
    6ジスルホン酸の製造法。
JP5406491A 1991-02-25 1991-02-25 1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3・6−ジスルホン酸の製造法 Granted JPH04210954A (ja)

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