JPH0420540Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0420540Y2 JPH0420540Y2 JP12045386U JP12045386U JPH0420540Y2 JP H0420540 Y2 JPH0420540 Y2 JP H0420540Y2 JP 12045386 U JP12045386 U JP 12045386U JP 12045386 U JP12045386 U JP 12045386U JP H0420540 Y2 JPH0420540 Y2 JP H0420540Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- endless belt
- conveyance path
- guide rollers
- coated
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coating Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は塗装装置に関し、その目的は簡易に
平滑な塗膜の得られる塗装装置を提供することに
ある。
平滑な塗膜の得られる塗装装置を提供することに
ある。
(従来技術及びその問題点)
従来塗装装置としては、スプレー式乃至はロー
ラ式のものが代表的である。
ラ式のものが代表的である。
しかしながら、スプレー式のものでは塗膜に気
泡が生じ易く、塗料の粘度、塗料の噴射圧等を微
妙に調節せねばならず、作業が繁雑であつた。
泡が生じ易く、塗料の粘度、塗料の噴射圧等を微
妙に調節せねばならず、作業が繁雑であつた。
一方、ローラ式のものでは第5図に示すように
ローラ周面aを被塗装面bに接触させながらロー
ラcを転動させて行うが、ローラ周面aの曲率が
大きいため、ローラ周面aがローラcの転動によ
り被塗装面bから急速に離反し、塗膜dがローラ
周面aに強く引張られ、その後凹凸を生じたまま
固化し、平滑な塗膜dが得られなかつた。
ローラ周面aを被塗装面bに接触させながらロー
ラcを転動させて行うが、ローラ周面aの曲率が
大きいため、ローラ周面aがローラcの転動によ
り被塗装面bから急速に離反し、塗膜dがローラ
周面aに強く引張られ、その後凹凸を生じたまま
固化し、平滑な塗膜dが得られなかつた。
(問題を解決するための手段)
この考案では被塗装物搬送路に沿つて配列され
た相対する一対のガイドローラにメツシユ状の無
端ベルトが駆動可能に懸架され、この無端ベルト
が押圧板端縁の押圧を介して前記一対のガイドロ
ーラ間で前記被塗装物搬送路に向けて略くの字状
に突出され、かつ前記無端ベルトの裏面に指向し
て塗料供給パイプが配設されてなる塗装装置を提
供することにより、上記問題点を悉く解決する。
た相対する一対のガイドローラにメツシユ状の無
端ベルトが駆動可能に懸架され、この無端ベルト
が押圧板端縁の押圧を介して前記一対のガイドロ
ーラ間で前記被塗装物搬送路に向けて略くの字状
に突出され、かつ前記無端ベルトの裏面に指向し
て塗料供給パイプが配設されてなる塗装装置を提
供することにより、上記問題点を悉く解決する。
(実施例)
この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第3図はいずれもこの考案の一実施
例に係る塗装装置を説明する図で、図中1は塗装
装置を示す。
例に係る塗装装置を説明する図で、図中1は塗装
装置を示す。
この塗装装置1は第1図に示すように、被塗装
物搬送路2と、この被塗装物搬送路2の側縁3に
沿つて並列された3体の塗装機4と、この塗装機
4の搬送方向側で前記被塗装物搬送路2の側縁3
に沿つて各々配設された3体の乾燥機11とから
なる。
物搬送路2と、この被塗装物搬送路2の側縁3に
沿つて並列された3体の塗装機4と、この塗装機
4の搬送方向側で前記被塗装物搬送路2の側縁3
に沿つて各々配設された3体の乾燥機11とから
なる。
被塗装物搬送路2は押えローラ16を有するコ
ンベア等が用いられる。
ンベア等が用いられる。
塗装機4は第2図に示すように、3本のガイド
ローラ5と、無端ベルト6と、押圧板7と、2本
の塗料供給パイプ8と、スクレーパ9とからな
る。
ローラ5と、無端ベルト6と、押圧板7と、2本
の塗料供給パイプ8と、スクレーパ9とからな
る。
ガイドローラ5は三角形の各頂点位置に配置さ
れ、そのうち相対する一対は被塗装物搬送路2の
側縁3に沿つて配列されている。
れ、そのうち相対する一対は被塗装物搬送路2の
側縁3に沿つて配列されている。
このガイドローラ5は各々縦方向の軸線を中心
として遊転可能とされている。
として遊転可能とされている。
無端ベルト6は、前記3本のガイドローラ5に
駆動可能に懸架されている。
駆動可能に懸架されている。
この無端ベルト6はポリエステルその他の合成
樹脂繊維、金属繊維をメツシユ状に編んだものや
布地等の素材が好適に用いられ、特に50メツシユ
〜150メツシユ、108μ〜250μのものが好適に用い
られる。
樹脂繊維、金属繊維をメツシユ状に編んだものや
布地等の素材が好適に用いられ、特に50メツシユ
〜150メツシユ、108μ〜250μのものが好適に用い
られる。
押圧板7は、前記1対のガイドローラ5間に同
ガイドローラ5と平行に配列されている。
ガイドローラ5と平行に配列されている。
この押圧板7は、矩形状で前記被塗装物搬送路
2に向けてスライド可能とされており、このスラ
イドによる押圧板7の端縁10の押圧を介して前
記無端ベルト6が前記相対する一対のガイドロー
ラ5間で、前記被塗装物搬送路2に向けて略くの
字状に突出されている。
2に向けてスライド可能とされており、このスラ
イドによる押圧板7の端縁10の押圧を介して前
記無端ベルト6が前記相対する一対のガイドロー
ラ5間で、前記被塗装物搬送路2に向けて略くの
字状に突出されている。
この押圧板7は無端ベルト6の駆動方向に向け
て僅かに傾けてもよい。
て僅かに傾けてもよい。
この押圧板7の素材はナイロン、その他の合成
樹脂で、ある程度フレキシブルなものが好まし
い。
樹脂で、ある程度フレキシブルなものが好まし
い。
塗料供給パイプ8の1本は、押圧板7の端縁1
0近傍で無端ベルト6の裏面上部に指向して配設
されると共に、他の1本はガイドローラ5の周面
上部に指向して配設されている。
0近傍で無端ベルト6の裏面上部に指向して配設
されると共に、他の1本はガイドローラ5の周面
上部に指向して配設されている。
スクレーパ9は、ガイドローラ5に向けて配設
されている。
されている。
乾燥機11としては紫外線乾燥機、赤外線乾燥
機、熱風乾燥機その他のものが好適に使用され
る。
機、熱風乾燥機その他のものが好適に使用され
る。
(変更例)
第4図は上記一実施例の変更例の変更例を示し
ている。
ている。
この例では押圧板7の端縁10は平坦面ではな
く、凹凸面12を有している。
く、凹凸面12を有している。
この凹凸面12は、被塗装物13の塗装すべき
端面14等の被塗装面の凹凸に沿つて形成され
る。
端面14等の被塗装面の凹凸に沿つて形成され
る。
この考案の実施例は以上のように構成されてい
るが、この考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば塗装機4及び乾燥機11は被塗装
物搬送路2上面に沿つて配設されてもよい。
るが、この考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば塗装機4及び乾燥機11は被塗装
物搬送路2上面に沿つて配設されてもよい。
この場合、ガイドローラ5は横方向の軸線を中
心として回転自在とし、押圧板7の端縁10は下
向きにする。
心として回転自在とし、押圧板7の端縁10は下
向きにする。
尚、この考案の塗装装置1は塗料に限らず糊剤
の塗布にも使用できる。
の塗布にも使用できる。
次に上記実施例の使用状態を説明する。
例えば第2図に示すように、板材等の被塗装物
13の端面14を塗装する場合には、無端ベルト
6を駆動させつつ塗料供給パイプ8から塗料を噴
出させ、他方、被塗装物13を押えローラ16で
被塗装物搬送路2上に係止し、この被塗装物13
の端面14をくの字状に突出された無端ベルト6
の突端表面に接触させながら被塗装物13を搬送
すればよい。
13の端面14を塗装する場合には、無端ベルト
6を駆動させつつ塗料供給パイプ8から塗料を噴
出させ、他方、被塗装物13を押えローラ16で
被塗装物搬送路2上に係止し、この被塗装物13
の端面14をくの字状に突出された無端ベルト6
の突端表面に接触させながら被塗装物13を搬送
すればよい。
このようにすると、塗料供給パイプ8から吐出
された塗料がメツシユ状の無端ベルト6に含浸さ
れ、この塗料がくの字状に突出された同ベルト6
の突端表面に接触した被塗装物13端面14に塗
布されて同端面14に塗膜15が形成され、この
塗膜15が乾燥機11で即時乾燥され、3体の塗
装機11により下塗り、中塗り、仕上げ塗りが一
連に行われる。
された塗料がメツシユ状の無端ベルト6に含浸さ
れ、この塗料がくの字状に突出された同ベルト6
の突端表面に接触した被塗装物13端面14に塗
布されて同端面14に塗膜15が形成され、この
塗膜15が乾燥機11で即時乾燥され、3体の塗
装機11により下塗り、中塗り、仕上げ塗りが一
連に行われる。
尚、第4図に示すように、被塗装物13が端面
14に凹凸を有する化粧板等である場合には、そ
の端面14の凹凸に沿つて形成された押圧板7を
有する変更例のものを用いるとよく、無端ベルト
6が端面14の凹凸に沿つて接触し、端面14に
塗膜15が形成される。
14に凹凸を有する化粧板等である場合には、そ
の端面14の凹凸に沿つて形成された押圧板7を
有する変更例のものを用いるとよく、無端ベルト
6が端面14の凹凸に沿つて接触し、端面14に
塗膜15が形成される。
また、被塗装物13の平面を塗装する場合には
塗装機4、乾燥機11を被塗装物搬送路2上に配
置したものを用いるとよく、被塗装物搬送路2上
の被塗装物13の上面に沿つて無端ベルト6が接
触し、被塗装物13の上面に塗膜が形成される。
塗装機4、乾燥機11を被塗装物搬送路2上に配
置したものを用いるとよく、被塗装物搬送路2上
の被塗装物13の上面に沿つて無端ベルト6が接
触し、被塗装物13の上面に塗膜が形成される。
(考案の効果)
この考案は、被塗装物搬送路に沿つて配列され
た相対する一対のガイドローラにメツシユ状の無
端ベルトが駆動可能に懸架され、この無端ベルト
が押圧板端縁の押圧を介して前記一対のガイドロ
ーラ間で前記被塗装物搬送路に向けて略くの字状
に突出され、且つ前記無端ベルトの裏面に指向し
て塗料供給パイプが配設されてなる塗装装置であ
るから以下の効果を奏する。
た相対する一対のガイドローラにメツシユ状の無
端ベルトが駆動可能に懸架され、この無端ベルト
が押圧板端縁の押圧を介して前記一対のガイドロ
ーラ間で前記被塗装物搬送路に向けて略くの字状
に突出され、且つ前記無端ベルトの裏面に指向し
て塗料供給パイプが配設されてなる塗装装置であ
るから以下の効果を奏する。
即ち、塗料供給パイプから吐出された塗料がメ
ツシユ状の無端ベルトに含浸され、この塗料がく
の字状に突出された同ベルトの突端表面に接触し
た被塗装物表面に塗布されて同被塗装物表面に塗
膜が形成されるが、無端ベルトの被塗装物表面へ
の接触面が略くの字状とされているため、従来の
大きな曲率を有するローラに比べて無端ベルト接
触面が被塗装面から緩やかに離反し、塗膜が無端
ベルトに強く引張られることがなく、凹凸のない
平滑な塗膜が得られる。
ツシユ状の無端ベルトに含浸され、この塗料がく
の字状に突出された同ベルトの突端表面に接触し
た被塗装物表面に塗布されて同被塗装物表面に塗
膜が形成されるが、無端ベルトの被塗装物表面へ
の接触面が略くの字状とされているため、従来の
大きな曲率を有するローラに比べて無端ベルト接
触面が被塗装面から緩やかに離反し、塗膜が無端
ベルトに強く引張られることがなく、凹凸のない
平滑な塗膜が得られる。
第1図はこの考案の一実施例に係る塗装装置の
平面図、第2図は同装置の塗装機の平面図、第3
図は同装置の塗装機の正面図、第4図は変更例に
係る断面図、第5図は従来技術説明図である。 1……塗装装置、2……被塗装物搬送路、5…
…ガイドローラ、6……無端ベルト、7……押圧
板、8……塗料供給パイプ、10……端縁。
平面図、第2図は同装置の塗装機の平面図、第3
図は同装置の塗装機の正面図、第4図は変更例に
係る断面図、第5図は従来技術説明図である。 1……塗装装置、2……被塗装物搬送路、5…
…ガイドローラ、6……無端ベルト、7……押圧
板、8……塗料供給パイプ、10……端縁。
Claims (1)
- 被塗装物搬送路に沿つて配列された相対する一
対のガイドローラにメツシユ状の無端ベルトが駆
動可能に懸架され、この無端ベルトが押圧板端縁
の押圧を介して前記一対のガイドローラ間で前記
被塗装物搬送路に向けて略くの字状に突出され、
かつ前記無端ベルトの裏面に指向して塗料供給パ
イプが配設されてなる塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12045386U JPH0420540Y2 (ja) | 1986-08-06 | 1986-08-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12045386U JPH0420540Y2 (ja) | 1986-08-06 | 1986-08-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6328164U JPS6328164U (ja) | 1988-02-24 |
JPH0420540Y2 true JPH0420540Y2 (ja) | 1992-05-11 |
Family
ID=31008778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12045386U Expired JPH0420540Y2 (ja) | 1986-08-06 | 1986-08-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0420540Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5376687B2 (ja) * | 2011-09-27 | 2013-12-25 | 東亜工業株式会社 | 塗装装置 |
-
1986
- 1986-08-06 JP JP12045386U patent/JPH0420540Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6328164U (ja) | 1988-02-24 |
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