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JPH04190345A - ハロゲン化銀写真感光材料及び画像形成方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料及び画像形成方法

Info

Publication number
JPH04190345A
JPH04190345A JP32206190A JP32206190A JPH04190345A JP H04190345 A JPH04190345 A JP H04190345A JP 32206190 A JP32206190 A JP 32206190A JP 32206190 A JP32206190 A JP 32206190A JP H04190345 A JPH04190345 A JP H04190345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silver halide
layer
light
spectral sensitivity
silver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32206190A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Kawai
清 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP32206190A priority Critical patent/JPH04190345A/ja
Publication of JPH04190345A publication Critical patent/JPH04190345A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、レーザー或いは発光ダイオード等の高密度光
を用いて走査露光することによりカラー画像を得ること
を目的としたハロゲン化銀写真感光材料に関するもので
あり、更に詳しく、は簡易迅速処理に適し感材の経時保
存性に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料及びその
画像形成方法に関するものである。
[従来技術] 近年、画像情報を電気信号に換えて伝送、保存したり、
CRT上にて再生する技術が非常に発達してきている。
これに伴いこの画像情報からのハードコピーに対する要
求が高くなりさまざまなハードコピー手段が提案されて
いる。しかしながらこれらの多くは画質が低く、現在の
カラーペーパーを用いたプリントとは比較にならないも
のばかりである。高画質なハードコピーを提供するもの
としては、ハロゲン化銀の熱現像染料拡散方式とLED
走査露光方式を用いた富士フィルム(株)製のピクトロ
グラフイー(商品名)等があるが。
感材のコスト、処理の安定性等に不満が残る。
他方、ハロゲン化銀感光材料とコンパクトな簡易迅速現
像方式(例えば、ミニラボシステムなど)の進歩により
、きわめて高画質のプリント写真が比較的容易に短時間
に、かつ安価に供給されている。そこで1画像情報のハ
ードコピーとして、このような安価で、処理が簡易迅速
でありかつ安定した性能が得られ、しかも高画質なノ1
−トコピー材料の要求が非常に高い。
電気信号からハードコピーを得る方法としては一般的に
は、画像情報を順次取出しながら露光する走査露光方式
が一般的であり、これに適した感材が必要となる。
走査露光により画像を形成する方法として所謂スキャナ
一方式による画像形成法がある。スキャナ一方式を実用
化した記録装置は種々あり、これらのスキャナ一方式記
録装置の記録用光源には、従来、グローランプ、キセノ
ンランプ、水銀ランプ、タングステンランプ、発光ダイ
オード等が用いられてきた。しかしこれらの光源はいず
れも出力が弱く寿命が短いという実用上の欠点を有して
いた。これらの欠点を補うものとして、 He−Heレ
ーザー、アルゴンレーザー、He−Cdレーザー等のガ
スレーザーや半導体レーザーなどのコヒーレントなレー
ザー光源をスキャナ一方式の光源として用いるスキャナ
ーがある。
ガスレーザーは高出力が得られるが装置が大型であるこ
と、高価であること、変調器が必要であること等の欠点
がある。
これに対して半導体レーザーは小型で安価、しかも変調
が容易であり、ガスレーザーよりも長寿命である等の長
所をもっている。
ところがこれらの半導体レーザーの発光波長は主に赤外
域にあり、赤外域に高い感光性を有する感材を設計しよ
うとすると、この赤外分光増感された感光層に他層から
異なる分光感度極大を有する増感色素が保存中に拡散し
てきて、吸着しそのため保存によって著しい色濁りを生
じてしまうという問題が発生した。
さらに、処理の迅速化、簡易化を考えた場合w087−
04534に記載されているような、塩化銀含有率の高
いハロゲン化銀乳剤を使用することが必要となる。この
ような塩化銀含有率の高いハロゲン化銀乳剤粒子を使用
することでその色濁りの傾向はより一層大きくなり、実
用に耐えるものではなかった。
従来のカラーペーパーは、カラープリンターとの関係か
ら青感光性乳剤層の感度を高くする必要性が有り、より
長波に分光感度極大を有する緑感光性乳剤層や赤感光性
乳剤層のハロゲン化銀乳剤粒子よりも大きいのが普通で
あった。
一方半導体レーザーを使用して露光する場合、レーザー
の出力と感度との関係が充たされれば。
特にハロゲン化銀粒子のサイズと分光感度との関係は限
定する必要はないと考えられていた。
[本発明が解決しようとする課題] 従って本発明の目的は、感材の経時安定性に優れ、半導
体レーザー光源を使用した走査露光に適したハロゲン化
銀カラー感光材料を提供することにある。さらに詳しく
は、赤外増感され、感材の保存性に優れ、高照度露光、
簡易迅速処理現像に適した高塩化銀カラー感光材料を提
供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明者は前記の目的が (1)支持体上に分光感度極大の異なる感光層を少なく
とも2層以上有するハロゲン化銀写真感光材料において
、該感光材料における最も長波に分光感度極大を有する
感光層中のハロゲン化銀粒子の平均サイズが、該感光材
料における最も短波に分光感度極大を有する感光層中の
ハロゲン化銀粒子の平均サイズよりも大きいことを特徴
とするハロゲン化銀写真感光材料を用いる。
(2)支持体上にイエロー、マゼンタ、またはシアンに
発色するカプラーのいずれかをそれぞれ含有する少なく
とも三種の分光感度極大の異なるハロゲン化銀感光層を
有し、その少なくとも2種の感光層が、670nm以上
の長波長領域に分光感度極大を有しているハロゲン化銀
カラー写真感光材料において、該感光材料における最も
長波に分光感度極大を有する感光層中のハロゲン化銀粒
子の平均サイズが、該感光材料における最も短波に分光
感度極大を有する感光層中のハロゲン化銀粒子の平均サ
イズよりも大きいことを特徴とするハロゲン化銀カラー
写真感光材料を用いる。
(3)請求項(2)記載のハロゲン化銀カラー写真感光
材料において、該感光材料の少なくとも1層には、^g
cl含有率が90モル%以上のハロゲン化銀粒子を含ん
でいることを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材
料を用いる。
(4)請求項(3)記載の感光材料を発色現像処理時間
が20秒以下、該発色現像処理から乾燥までを含めた全
処理時間が90秒以下で処理することを特徴とするカラ
ー画像形成方法を用いる。
ことで達成できることを見いだした。
本発明で用いるハロゲン化銀粒子の平均サイズとは、粒
子の投影面積と等価な円の直径を以て粒子サイズとし、
その数平均をとったものである。
そのサイズとしては、0.1μ〜2μが好ましく。
さらに0.2μ〜1.2μが更に好ましい。
また、それらの粒子サイズ分布は変動係数(粒子サイズ
分布の標準偏差を平均粒子サイズで除したもの)20%
以下、望ましくは15%以下の所謂単分散なものが好ま
しい、このとき、広いラチチュードを得る目的で上記の
単分散乳剤を同一層にブレンドして使用することや、重
層塗布することも好ましく行われる。
本発明に於いては感光材料における最も長波に分光感度
極大を有する感光層中のハロゲン化銀粒子の平均サイズ
が、感光材料における最も短波に分光感度極大を有する
感光層中のハロゲン化銀粒子の平均サイズよりも大きい
ことが必要であり、これにより最長波の分光感度を有す
る感光層の保存中他層からの増感色素の拡散、吸着によ
る色濁りが改善される。同一分光感度を有する感光層が
複数の単分散乳剤をブレンドしたり、或いは重層塗布さ
れている場合はそれらの乳剤すべての平均値を平均粒子
サイズと定義して用いる。
本発明に用いるハロゲン化銀乳剤としては、実質的に沃
化銀を含まない塩臭化銀もしくは塩化銀よりなるものを
好ましく用いることができる。ここで実質的に沃化銀を
含まないとは、沃化銀含有率が1モル%以下、好ましく
は0.2モル%以下のことを言う、乳剤のハロゲン組成
は粒子間で異なっていても等しくても良いが、粒子間で
等しいハロゲン組成を有する乳剤を用いると、各粒子の
性質を均質にすることが容易である。また、ハロゲン化
銀乳剤粒子内部のハロゲン組成分布については、ハロゲ
ン化銀粒子のどの部分をとっても組成の等しい所謂均一
型構造の粒子や、ハロゲン化銀粒子内部のコア(芯)と
それを取り囲むシェル(殻)〔−層または複数層〕とで
ハロゲン組成の異なる所謂積層型構造の粒子あるいは1
粒子内部もしくは表面に非層状にハロゲン組成の異なる
部分を有する構造(粒子表面にある場合は粒子のエツジ
、コーナーあるいは面上に異組成の部分が接合した構造
)の粒子などを適宜選択して用いることができる。高感
度を得るには、均一型構造の粒子よりも後二者のいずれ
かを用いることが有利であり、耐圧力性の面からも好ま
しい、ハロゲン化銀粒子が上記のような構造を有する場
合には、ハロゲン組成において異なる部分の境界部は、
明確な境界であっても、組成差により混晶を形成して不
明確な境界であっても良く、また積極的に連続的な構造
変化を持たせたものであっても良い。
これ等の塩臭化銀乳剤のハロゲン組成については任意の
臭化銀/塩化銀比率のものを用いることができる。この
比率は目的に応じて広い範囲を取り得るが、塩化銀比率
が2%以上のものを好ましく用いることができる。
また、迅速処理に適した感光材料には塩化銀含有率の高
い所謂高塩化銀乳剤が好ましく用いられる。これ等高塩
化銀乳剤の塩化銀含有率は90モル%以上が好ましく、
95モル%以上が更に好ましいこうした高塩化銀乳剤に
おいては臭化銀局在相を先に述べたような層状もしくは
非層状にハロゲン化銀粒子内部および/または表面に有
する構造のものが好ましい、上記濁在相のハロゲン組成
は臭化銀含有率において少なくとも10モル%のものが
好ましく、20モル%を越えるものがより好ましい、そ
して、これらの局在相は1粒子内部、粒子表面のエツジ
、コーナーあるいは面上にあることができるが、一つの
好ましい例として1粒子のコーナ一部にエピタキシャル
成長したものを挙げることができる。
一方、感光材料が圧力を受けたときの感度低下を極力抑
える目的で、塩化銀含有率90モル%以上の高塩化銀乳
剤においても、粒子内のハロゲン組成の分布の小さい均
一型構造の粒子を用いることも好ましく行われる。
現像処理液の補充量低減や、処理時間の短縮の目的でハ
ロゲン化銀乳剤の塩化銀含有率を更に高めることも有効
である。この様な場合にはその塩化銀含有率が98モル
%〜100モル%であるようなほぼ純塩化銀の乳剤も好
ましく用いられる。
写真乳剤に含まれるハロゲン化銀粒子の形状は立方体、
十四面体あるいは八面体のような規則的な(rejul
ar)結晶形を有するもの、球状、板状などのような変
則的な(irregular)結晶形を有するもの、あ
るいはこれらの複合形を有するものを用いることができ
る。また1種々の結晶形を有するものの混合したものか
らなっていても良い0本発明においてはこれらの中でも
上記規則的な結晶形を有する粒子を50%以上、好まし
くは70%以上、より好ましくは90%以上含有するの
が良い。
また、これら以外にも平均アスペクト比(円換算直径/
厚み)が5以上、好ましくは8以上の平板状粒子が投影
面積として全粒子の50%を越えるような乳剤も好まし
く用いることができる。
本発明に用いる塩臭化銀乳剤は、p、 Qlafkid
es著Chimie et Ph1sique Pbo
tographique (PaulNonte1社刊
、1967年) 、 G、 F、 Duffjn著Ph
oto−graphic E+*ulsion Che
mistry (Focal Press社刊1966
年) 、 V、 L、 Zelikman et al
@ Making andCoating Photo
graphic E+*uldion (Focal 
Press社刊、 1964年)などに記載された方法
を用いて調製することができる。すなわち、酸性法、中
性法、アンモニア法等のいずれでも良く、また可溶性銀
塩と可溶性ハロゲン塩を反応させる形式としては片側混
合法、同時混合法、およびそれらの組み合わせなどのい
ずれの方法を用いても良い1粒子を銀イオン過剰の雰囲
気の下において形成させる方法(所謂逆混合法)を用い
ることもできる。同時混合法の一つの形式としてハロゲ
ン化銀の生成する液相中のpAgを一定に保つ方法、す
なわち所謂コンドロールド・ダブルジェット法を用いる
こともできる。この方法によると、結晶形が規則的で粒
子サイズが均一に近いハロゲン化銀乳剤を得ることがで
きる。
本発明に用いるハロゲン化銀乳剤は、その乳剤粒子形成
もしくは物理熟成の過程において種々の多価全翼イオン
不純物を導入することができる。
使用する化合物の例としては、カドミウム、亜鉛銅、銅
、タリウムなどの塩、あるいは第■族元素である鉄、ル
テニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジ
ウム、白金などの塩もしくは錯塩を挙げることができる
。特に上記第■族元素は好ましく用いることができる。
これ等の化合物の添加量は目的に応じて広範囲にわたる
がハロゲン化銀に対して1O−9〜1O−2モルが好ま
しい。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、通常化学増感
および分光増感を施される。
化学増感法については、不安定硫黄化合物の添加に代表
される硫黄増感、金増感に代表される貴金属増感、ある
いは還元増感などを単独もしくは併用して用いることが
できる。化学増感に用いられる化合物については、特開
昭62−215272号公報明細書の第18頁右下欄〜
第22頁右上欄に記載のものが好ましく用いられる。
分光増感は、本発明の感光材料における各層の乳剤に対
して所望の光波長域に分光感度を付与する目的で行われ
る0本発明においては目的とする分光感度に対応する波
長域の光を吸収する色素−分光増感色素を添加すること
で行うことが好ましい、このとき用いられる分光増感色
素としては例えば、F、 M、 Harmer著Het
erocyclic compounds−Cyani
ne dyes and related compo
unds (JohnWiley & 5ons (N
ew York、 London)社刊1964年)に
記載されているものを挙げることができる。具体的な化
合物の例ならびに分光増感法は、前出の特開昭62−2
15272号公報明細書の第22頁右上欄〜第38頁に
記載のものが好ましく用いられる。
本発明に用いるハロゲン化銀乳剤には、感光材料の製造
工程、保存中あるいは写真処理中のかぶりを防止する。
あるいは写真性能を安定化させる目的で種々の化合物あ
るいはそれ等の前駆体を添加することができる。これら
の化合物の具体例は前出の特開昭62−215272号
公報明細書の第39頁〜第72頁に記載のものが好まし
く用いられる。
本発明に用いる乳剤は、潜像が主として粒子表面に形成
される所謂表面潜像型乳剤、あるいは潜像が主として粒
子内部に形成される所謂内部潜像型乳剤のいずれのタイ
プのものであっても良い。
本発明において走査露光用光源として半導体レーザーを
使用する場合、赤外域を効率よく分光増感する必要があ
る。
特に730nm以上の領域の分光増感のために以下に示
す一般式(Q−1)、  (Q−n)および(Q−m)
によって表わされる増感色素のなかから選び用いること
ができる。これらの増感色素は、化学的に比較的安定で
、ハロゲン化銀粒子表面に比較的強く吸着し、共存する
カプラー等の分散物による脱着に強い特徴がある。
以下に、一般式(Q−I)、  (Q−n)および(Q
−m)で表わされる増感色素について詳述する。
一般式(Q−1) (Xh+)IIit 式中、ZGIとZG2はそれぞれ複素環核を形成するに
必要な原子団を表わす。
複素環核としては、複素原子として窒素原子及びその他
、任意に、硫黄原子、酸素原子、セレン原子又はテルル
原子を含む5〜6員環核(これらの環には更に縮合環が
結合していてもよく、また更に置換基が結合していても
よい)が好ましい。
前記の複素環核の具体例としては、チアゾール核、ベン
ゾチアゾール核、ナフトチアゾール核、セレナゾール核
、ベンゾセレナゾール核、ナフトセレナゾール核、オキ
サゾール核、ペンゾオキザゾール核、ナフトオキシゾー
ル核、イミダゾール核、ベンズイミダゾール核、ナフト
イミダゾール核、4−キノリン核、ピロリン核、ピリジ
ン核、テトラゾール核、インドレニン核、ベンズインド
レニン核、インドール核、テルラゾール核、ペンゾテル
ラゾール核、ナフトテルラゾール核などを挙げることが
できる。
R&I及びR&、はそれぞれアルキル基、アルケニル基
、アルキニル基またはアラルキル基を表わす。
これらの基及び以下に述べる基はそれぞれその置換体を
含む意味で用いられている0例えばアルキル基を例にし
て述べると、無置換及び置換アルキル基を含み、これら
の基は直鎖でも分岐でも或いは環核でもよい、アルキル
基の炭素数は好ましくは1〜8である。
また、置換アルキル基の置fAakの具体例としては、
ハロゲン原子(塩素、臭素、弗素など)、シアノ基、ア
ルコキシ基、WL換または無置換アミノ基、カルボン酸
基、スルホン酸基、水#i基などを挙げることができ、
これらの1個でまたは複数が組合って置換していてもよ
い。
アルケニル基の具体例としては、ビニルメチル基を挙げ
ることができる。
アラルキル基の具体例としては、ベンジル基やフェネチ
ル基を挙げることができる。
m、Iは1.2または3の正数を表わす。
R1は水素原子を表わし、R&4は水素原子、低級アル
キル基又はアラルキル基を表わすほかR&!と連結して
5員〜6員環を形成することができる。
またR&4が水素原子を表わす場合、R1は他のR1と
連結して炭化水素環または複素環を形成してもよい、こ
れらの環は5〜6員環が好ましい、j&−5k&+は0
または1を表わし、X&lは酸アニオンを表わし、ni
lはOまたはlを表わす。
−綴代(Q−11) 式中、Z 、、1% Z ttは前述Llまたはzhz
と同義である。R13、Rff、はR1またはR1と同
義であり、R,、はアルニトル、アルケニル たはアリール基(例えば置換または無R喚フェニル基な
と)を表わす.m71は2または3を表わす。
Rqaは水素原子、低級アルキル基、アリール基を表わ
すほか、Rqaと他のRqaとが連結して炭化水素環又
は複素環を形成してもよい.これらの環は5又は6員環
が好ましい。
Q t +は硫黄原子、酸素原子、セレン原子または;
N−R,、を表わし、RtsはR?3と同義である。
j t+、fs t+、X9およびnt+は夫々j h
+、ka+、X9およびnilと同義である。
一般式(Q−m) 式中、Zw+は複素環を形成するに必要な原子団を表わ
す.この複素環としては、Z&lやZ.!に関して述べ
たもの及びその具体例としてはその他チアゾリジン、チ
アゾリン、ベンゾチアゾリン、ナフトチアプリン、セレ
ナゾリジン、セレナゾリン、ベンゾセレナゾリン、ナフ
トセレナゾリン、ベンゾオキサゾリン、ナフトオキサゾ
リン、ジヒドロピリジン、ジヒドロキノリン、ベンズイ
ミダシリン、ナフトイミダシリンなどの核を挙げる享が
できる。
Q□はQ t +と同義で,ある、R□はR1またはR
1と、RoはRff3とそれぞれ同義である.m□は2
または3を表わす.R1,はR,4と同義のほか、R.
と他のRoとが連結して炭化水素環又は複素環を形成し
てもよい.j□はJh+と同義である。
−a式(Q・工)において、Za+及び/またはZ。
の複素環核がとくにナフトチアゾール核、ナフトセレナ
ゾール核、ナフトオキサゾール核、ナフトイミダゾール
核、4−キノリン核をもつ増感色素が好ましい.−綴代
(Q−11)におけるZl及び/またはZ’+2また一
般式(Q−1)においても同様である。
またメチン鎖が炭化水素環または、複素環を形成した増
感色素が好ましい。
赤外増感は、増悪色素のMバンドによる堆惑を用いるの
で一般的には分光感度分布が、Jバンドによる増感に比
してブロードである.このため、所定の感光層より感光
面側のコロイド層に、染料を含有させた着色層を設けて
、分光感度分布を修正することが好ましい.この着色層
はフィルター効果により混色を防止するのに有効である
赤外増感用増感色素としては、とくに還元電位が−1.
0’5 (VvsSCE)またはそれより卑の値を有す
る化合物が好ましく、なかでも還元電位がー1.10ま
たはそれより卑の値の化合物が好ましい.この特性をも
つ増感色素は、高感化、゛とくに感度の安定化や潜像の
安定化に有利である。
還元電位の測定は位相弁別式第二高調波交流ポーラログ
ラフイーで行える.作用電極に水銀滴下極を、参照極に
は飽和カロメル電極を、更に対極に白金を用いて行なう
また作用電極に白金を用いた位相弁別第二高調波交流ポ
ルタンメトリーにより還元電位の測定は[ジャーナル・
オブ・イメージング・サイエンスJ(Journal 
of l+saging Science) 、第30
巻、27〜35頁(1986年)に記載されている。
−綴代(Q−I) 、(Q−I)および(Q−III)
の増感色素の具体例を示す。
(Q−3) (Q−4) <Q−5) (Q−15) (Q−16) (Q−17) (Q−28) (Q −29) (Q−30) (Q−32) (C1l t) 2ull Na” l CZ++5 (Q−47) Cz II s (Q−55) (Q−56> (C11□)golf C11゜ (ロー58) (+ll−59) (ロー60) CIhC0,II (Q−68) (Q−69) (C11□)、Oll C11゜ (ローフ8) (Q−79) (ロー81) C、I+ 。
(ロー95) (Q−96) 1 e      C112CIl=C11!(Q−9
9) しt l’l 5 EtO3O,− (Q−103) (ロー104) (Q−105) (Q−106) (Q−107) しz115 −ノ                       
−ノ                  −〆これら
分光増感色素をハロゲン化銀乳剤中に含有せしめるには
、それらを直接乳剤中に分散してもよいし、あるいは水
、メタノール、エタノール、プロパツール、メチルセル
ソルブ、2,2,3゜3−テトラフルオロプロパツール
等の溶媒の単独もしくは混合溶媒に溶解して乳剤へ添加
してもよい、また、特公昭44−23389号、特公昭
44−27555号、特公昭57−22089号等の記
載のように酸または塩基を共存さセて水溶液としたり、
米国特許3B22135号、米国特許4006025号
等記載のように界面活性剤を共存させて水溶液あるいは
コロイド分散物としたものを乳剤へ添加してもよい、ま
た、フェノキシエタノール等の実質上水と非混和性の溶
媒に溶解したのち、水または親水性コロイドに分散した
ものを乳剤に添加してもよい、特nn昭53−1027
33号、特開昭58−105141号記載のように親水
性コロイド中に直接分11にさせ、その分散物を乳剤に
添加してもよい、乳剤中に添加する時期としては、これ
まで有用であると知られている乳剤固装のいかなる段階
であってもよい、つまりハロゲン化銀乳剤の粒子形成前
、粒子形成中、粒子形成直後から水洗工程に入る前、化
学増感前、化学増感中、化学増悪直後から乳剤を冷却固
化するまで、塗布液別製時、のいずれから選ぶことがで
きる。もっとも普通には化学増感の完了後、塗布前まで
の時期に行なわれるが、米国特許第3628969号、
および同第4225666号に記載されているように化
学増感剤と同時期に添加し分光増感を化学増感と同時に
行なうことも、特開昭58−113928号に記載され
ているように化学増感に先立って行なうこともでき、ま
たハロゲン化銀粒子沈殿生成の完了前に添加し分光増感
を開始することもできる。更にまた米国特許第4225
666号に教示されているように分光増感色素を分けて
添加すること、すなわち一部を化学1!怒に先立って添
加し、残部を化学増感の後で添加することも可能であり
、米国特許第4183756号に教示されている方法を
始めとしてハロゲン化銀粒子形成中のどの時期であって
もよい、この中で特に乳剤の水洗工程前或いは化学増前
に増感色素を添加することが好ましい。
これらの分光増感色素の添加量は場合に応じて広範囲に
わたり、ハロゲン化銀1モルあたり0.5×】OIモル
〜1.OXl0−”モルの範囲が好ましい。
更に好ましくは、1.0 ’XIO”モル〜5.OXl
0−3モルの範囲である。
本発明における赤ないし赤外増感においてMバンド型増
感には、特に特開平2−157749号明細書13頁右
下m〜22頁右下欄記載の化合物による強色増感が有効
である。
本発明の感材構成について説明する8本発明の感材は支
持体上に少なくとも3層のハロゲン化銀乳剤層を有し、
その少なくとも2層は670nca以上に分光感度極大
を有していることが好ましい、この感光層は、芳香族ア
ミン系化合物の酸化体とのカップリング反応によって発
色するカプラーを少なくとも1種含有していることが好
ましい。フルカラーハードコピー用としては、支持体上
に少なくとも3種の感色性の異なるハロゲン化銀感光層
を有し、それぞれの層は芳香族アミン系化合物の酸化体
とのカップリング反応によって、イエロー、マゼンタ、
あるいはシアンに発色するカプラーのいずれかを含有す
ることが好ましい、この3種の異なる分光感度は、走査
露光に用いる光源の波長によって任意に選択することが
可能であるが。
色分離の観点から最近接の分光感度極大が少なくとも3
0nm以上離れていることが好ましい、この少なくとも
3種の異なる分光感度極大をもつ感光層(λ1.λ2.
λ3)に含有される発色カプラー(Y、 M、 C)と
の対応関係は特に制約はない。っまり3X2;6通りの
組合せが可能である。またこの少なくとも3種の異なる
分光感度極大を持つ感光層の支持体側からの塗布順番に
ついても特に制約はないが、迅速処理の観点から平均サ
イズが最も大きいハロゲン化銀粒子を含み最長波分光感
度を有する感光層が、最上層にくることが好ましい場合
もある。従って、この3種の異なる分光感度と、3種の
発色カプラー、層顛との可能な組合せは、36通りある
8本発明はこの36通りの感材すべてに有効に持ちいる
ことができる。 本発明では、走査露光用光源として半
導体レーザーを用いることが特に好ましく、この場合少
なくとも3種の感色性の異なるハロゲン化銀感光層のう
ち、少なくとも1種の感光層は730n+n以上に分光
感度極大を有し、更に少なくとも2種の1が670nm
以上の長波長域に分光感度極大を有することが好ましい
。この場合も、分光感度極大1発色カプラー、層順には
制約はない、第1表に走査露光光源と、分光感度極大、
発色カプラーの具体的な例を示すがこれに限定されるも
のではない。
本発明中で用いる露光について説明する5本発明の感材
は、レーザーやLEDの様な高密度ビーム光を感材に対
して相対的に移動させることで画像を露光する走査露光
に用いら九ることを目的としている。従って感材中のハ
ロゲン化銀が露光される時間とは、ある微小面積を露光
するのに栗する時間なる。この微小面積としてはそれぞ
れのデジタルデータから光量を制御する最小単位を一般
的に使用し、画素と称している。従って、この画素の大
きさで画素当たりの露光時間は変わってくる、この画素
の大きさは、画素密度に依存し現実的な範囲としては、
50〜2000dpiである。露光時間はこの画素密度
を400dpiとした場合の画素サイズを露光する時間
として定義すると好ましい露光時間としては10−4秒
以下、更に好ましくは好ましくは10−6秒以下の場合
である。
本発明に係わる感光材料には、画像のシャープネス等を
向上させる目的で親水性コロイド層に、欧州特許IEP
0,337.49OA2号の第27〜76頁に記載の、
処理により肌色可能な染料(なかでもオキソノール系染
料)を咳感材の6(lonmに於4する光学反射濃度が
0.70以上になるように添加したり、支持体の耐水性
樹7117i中に2〜4価のアルコール類(例えばトリ
メチロールエタン)等で表面処理された酸化チタンを1
2mff1%以上(より好ましくは14重量%以上)含
有させるのが好ましい。
また、本発明に係わる感光材料には、カプラーと共に欧
州特許EP0 、277 、509^2号に記載のよう
な色像保存性改良化合物を使用するのが好ましい。
特にピラゾロアゾールカプラーとの併用が好ましい。
11+1ち、発色現像処理後に残存する芳香族アミン系
現像主薬と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質″
的にhl(色の化合物を生成する化合物CF)および/
または発色現像処理後に残存する芳香族アミン系発色現
像主薬の酸化体と化学結合して、化学的に不活性でかつ
実質的に無色の化合物を生成する化合物(G)を同時ま
たは単独に用いることが、例えば処理後の保存における
膜中残存発色現像主薬ないしその酸化体とカプラーの反
応による発色色素性成によるスティン発生その他の副作
用を防止する上で好ましい。
また、本発1yJに係わる感光材料には、親水性コロイ
ド層中にyI殖して画像を劣化させる各種の黴や細菌を
防ぐために、特開昭63−271247号にii[l!
載のような防黴剤を添加するのが好ましい。
また、本発明に係わる感光材料に用いられる支持体とし
ては、デイスプレィ用に白色ポリエステル系支持体また
は白色顔料を含む層がハロゲン他線乳剤層を存する側の
支持体上に設けられた支持体を用いてもよい、更に鮮鋭
性を改良するために、アンチハレーシnン暦を支持体の
ハロゲン北限乳剤i塗布側または裏面に塗設するのが好
ましい。
特に反射光でも透過光でもデイスプレィが観賞てきるよ
うに、支持体の透過濃度を0.35〜0゜8の範囲に設
定するのが好ましい。
露光済みの感光材料は慣用の白黒またはカラー現像処理
が施されうるが、カラー感材の場合には迅速処理の目的
からカラー現像の後、漂白定着処理するのが好ましい、
特に前記高塩化銀乳剤が用いられる場合には、漂白定着
液のpHは脱銀促進等の目的から約6.5以下が好まし
く、更に約6以下が好ましい。
本発明に係わる感光材料に通用されるハロゲン化銀乳剤
やその他の素材(添加剤など)および写真構成N CM
配装などン、並びにこの感材を処理するために適用され
る処理法や処理用添加剤としては、王妃の特許公報、特
に欧州特許flPo、 355. (i60A2号(特
願平1−107011号)に記載されているものが好ま
しく用いられる。
また、シアンカプラーとして、特開平2−33144号
に記載のジフェニルイミダゾール系シアンカプラーの他
に、欧州特許HP0.333t186A2号に記載の3
−ヒドロキシシリジン系シアンカプラー(なかでも具体
例として列挙されたカプラー(42)の4当量カプラー
に塩素離脱基をもたせて2当量化゛したものや、カプラ
ー(6)や(9)が特に好ましい)や特開昭64−32
260号に記載された環状活性メチレン系シアンカプラ
ー(なかでも具体例として列挙されたカプラー例3.8
.34が特に好ましい)の使用も好ましい。
本発明に適用されうるカラー現象液の処理温度は20〜
50℃好ましくは30〜45℃である。処理時間は実質
的に20秒以内であるのが好ましい、補充量は少ない方
が好ましいが、感光材料1−当たり20〜600■1が
適当であり、好ましくは50〜300 mlである。更
に好ましくは60111〜200■l最も好ましくは6
0−1〜150 mlである。
本発明では現像時間は実質的に20秒以内である事が好
ましいが、ここでいう「実質的に20秒Jとは、現像液
槽に感光材料が入った時から、次の檜に感光材料が入る
までの時間をさし、現像液槽から次槽への空中の渡り時
間も含んでいるものとする。
水洗工程又は安定化工程の好ましいpHは4〜10であ
り、更に好ましくは5〜8である。温度は感光材料の用
途・特性等で種々設定し得るが、一般には30〜45℃
、好ましくは35〜42℃である。時間は任意に設定で
きるが、短い方が処理時間の低減の見地から望ましい、
好ましくは10秒〜45秒、更に好ましくは10秒〜4
0秒である。補充量は、少ない方がランニングコスト、
排出量低減、取扱い性等の観点で好ましい。
具体的な好ましい補充量は、感光材料、単位面積あたり
前浴からの持込み量の0.5〜50倍、好ましくは2倍
〜15倍である。または感光材料1イ当り300m1以
下、好ましくは1501以下である。また補充は連続的
に行っても1間欠的に行ってもよい。
水洗及び/又は安定化工程に用いた液は、更に前工程に
用いることもできる。この例として多段向流方式によっ
て削減した水洗水のオーバーフローを、その前浴の漂白
定着浴に流入させ、漂白定着浴には濃縮液を補充して、
廃液量を減らすことがあげられる。
次に、本発明に使用可能な乾燥工程について説明する。
本発明の超迅速処理で画像を完成させるために乾燥時間
も20秒から40秒が望まれる。この乾燥時間を短くす
る手段として、感光材料側の手段としては、ゼラチンな
どの親水性バインダーを減量することで膜への水分の持
込み量を減じることでの改善が可能である。また持込み
量を減量する観点から水洗浴からでたあとすぐにスクイ
ズローラーや布などで水を吸収することで乾燥を早める
ことも可能である。乾燥機からの改善手段としては、当
然のことではあるが、温度を高くすることや乾燥風を強
くすることなどで乾燥を早める事が可能である。さらに
、乾燥風の感光材料への照射角度の調整や、排出風の除
去方法によっても乾燥を早めることができる。
実施例1 (乳剤Aの調1り 石灰処理ゼラチンの3z水溶液に塩化ナトリウム3.3
gを加え、N、N’ −ジメチルイミダゾリジン−2−
チオン(LX水溶液)を3.2+al添加した。この水
溶液に硝酸銀を0.2モル含む水溶液と、塩化ナトリウ
ム0.2モルおよび三塩化ロジウム15μgを含む水溶
液とを激しく拌しながら56℃で添加混合した。続いて
、硝酸銀を0.780モル含む水溶液と、塩化ナトリウ
ム0.780モル及びフェロシアン化カリウム4.2m
gを含む水溶液とを激しく攪拌しながら56℃で添加、
混合した。硝酸銀水溶液とハロゲン化アルカリ水溶液の
添加が終了した5分後にさらに硝酸銀を0.020モル
含む水溶液と、臭化カリウム0.015モル、塩化ナト
リウム0.005モルおよびヘキサクロロイリジウム(
rV)酸カリウム0.8mgを含む水溶液とを激しく攪
拌しながら40℃で添加、混合した。その後、インブテ
ンマレイン酸1−ナトリウム塩の共重合体を添加して沈
降水洗を行ない脱塩を施した。さらに、石灰処理ゼラチ
ン90.Ogを加え、更に硫黄増感剤と金増感剤を加え
、最適に化学増感を行なった。
得られた塩臭化銀(A)について、電子顕微鏡写真から
粒子の形状1粒子サイズおよび粒子サイズ分布を求めた
。これらのハロゲン化銀粒子はいずれも立方体であり、
粒子サイズは0.52μ厘変動係数は0.08であった
1粒子サイズは粒子の投影面積と等価な円の直径の平均
値を以て表し、粒子サイズ分布は粒子サイズの標準偏差
を平均粒子サイズで割った値を用いた。
次いで、ハロゲン化銀結晶からのX線回折を測定するこ
とにより、乳剤粒子のハロゲン組成を決定した。単色化
されたCuKa線を線源としくZoo)面からの回折角
度を詳細に測定した。ハロゲン組成が均一な結晶からの
回折線は単一な回折パターンを与えるのに対し、組成の
異なる局在相を有する結晶からの回折線はそれらの組成
に対応した複数の回折パターンを与える。測定された回
折パターンの回折角度から格子定数を算出することで、
結晶を構成するハロゲン化銀のハロゲン組成を決定する
ことができる。この塩臭化銀乳剤(A)の測定結果は、
塩化銀100%の主ピークの他に塩化銀70%(臭化銀
30%)に中心を持ち塩化銀6oz(臭化銀40%)の
辺りまで裾をひいたブロードな回折パターンを観察する
ことができた。
(乳剤B、C,の調製) 乳剤Aにおける調製温度、およびハロゲン溶液と硝酸銀
溶液の添加速度を調製することで平均粒子サイズが、そ
れぞれ0.4μ及び0.6μの乳剤B、Cを調製しそれ
ぞれ硫黄増感剤と金増感剤を加え、最適に化学増感を行
なった。平均粒子サイズが異なる以外この2種類の乳剤
は乳剤Aと同様のハロゲン組成、組成分布をしている。
(感材イの作成) ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体表面にコロ
ナ放電処理を施した後、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウムを含むゼラチン下塗り層を設け、さらに種々の
写真構成層を塗布して以下に示す層構成の多層カラー印
画紙を作製した。塗布液は下記のようにして調製した。
第−眉塗布液tR11 イエローカプラー(ExY) 19.1 gおよび色像
安定剤(Cpd−1) 4.4g及び色像安定剤(Cp
d−7) 0.7gに酢酸エチル27.2ccおよび溶
媒(Solv−3)および(Solv−7)をそれぞれ
4.1g加え溶解し、この溶液を10%ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム8ccを含む10%ゼラチン水
溶液185ccに乳化分散させて乳化分散物をll製し
た。一方塩臭化銀乳剤(B)に下記に示す赤感性増感色
素(Dye−1)を添加した乳剤をtlI製した。前記
の乳化分散物とこの乳剤とを混合溶解し、以下に示す組
成となるように第一塗布液を調製した。
第二層から第七暦月の塗布液も第−層塗布液と同様の方
法で*St、た。各層のゼラチン硬化剤としては、1−
オキシ−3,5−ジクロロ−5−トリアジンナトリウム
塩を用いた。
また、各層にCpd−10とCpd−IIをそれぞれ全
量が25.0 mg/mと50.Owaz/rrrどな
るように添加した。
各層の分光増感色素として下記のものを用いた(第−層
 赤感光性イエロー発色層) (Dye−1) t ハロゲン化銀1モルあたり 1,0XIO−’mo11
.0xlO−’mol (第三層 赤外感光性マゼンタ発色層)(Dye−2) (第五層 赤外感光性シアン発色層) (Dye−3) (ハロゲン化銀1モル当たり 0.5XIO−’モル)
(Dye−2)、(Dye−3)を使用する際は下記の
化合物をハロゲン化銀1モルあたり1.8X10−”モ
ル添加した。
またイエロー発色乳剤層、マゼンタ発色乳剤層、シアン
発色乳剤層に対し、1− (5−メチルウレイドフェニ
ル)−5−メルカプトテトラゾールをそれぞれハロゲン
化銀1モル当たり8゜0XIO−”モル添加した。
イラジェーション防止のために乳剤層に下記の染料を添
加した。
(10mg/が) および 本さビ C4H45O,−’a kqsOa k(5#RI+ 
7−) (層構成) 以下に各層の組成を示す、数字は塗布量(g/rrr)
を表す、ハロゲン化銀乳剤は、銀換算塗布量を表す。
支持体 ポリエチレンラミネート紙 〔第一層側のポリエチレンに白色顔料(Ti02)と青
味染料(群背)を含む〕 第−層(赤感性イエロー発色層) 前記塩臭化銀乳剤(B )         0.30
ゼラチン               1.86イエ
ローカブラー(ExY)          0.82
色像安定剤CCpd−1)           0.
19溶媒(Solv−3)             
0.18溶媒(Solv−7)           
  0.18色像安定剤(Cpd−7)       
    0.06第二層(混色防止層) ゼラチン               0.99混色
防止剤(Cpd−5)           0.08
溶媒(Solv−1)              0
.16溶媒(Solv−4)            
 0.08第五層(赤外感光性マゼンタ発色層) 塩臭化銀乳剤(B)           0.12ゼ
ラチン               1.24マゼン
タカプラー(Ext)         0.23色像
安定剤(Cpd−2)           0.03
色像安定剤(Cpd−3)           0.
16色像安定剤(Cpd−4)           
0.02色像安定剤(Cpd−9)         
  0.02溶媒(Solv−2)         
    0.40第四層(紫外線吸収層) ゼラチン               1・58紫外
1IAI5!2収剤(UV−1)          
0.47混色防止剤(Cpd−5)         
  0.05溶媒(Solv−5)         
     0.24第五層(赤外感光性シアン発色層) 塩臭化銀乳剤(C)           0.23ゼ
ラチン               1・34シアン
カプラー(ExC)          0.32色像
安定剤(Cpd−2)           0.03
色像安定剤(CPd−420,02 色像安定剤(Cpd−6)           0.
18色像安定剤(Cpd−7)           
0.40色像安定剤(Cpd−8)         
  0.05溶媒(Solv−6)         
    0.14第六層(紫外線吸収層) ゼラチン               0.53紫外
線吸収剤(υV−1)          0.16混
色防止剤(Cpd−5)           o、o
z溶媒(Solv−5)             0
.08第七層(保護層) ゼラチン               1.33ポリ
ビニルアルコールのアクリル変性共重合体(変性度17
%)             0.17流動パラフイ
ン            0.03(BxYンイエロ
ーカブラー との1=1混合物(モル比) (ElxM)マゼンタカプラー (BxC)  シアンカプラー し! との1:1の混合物(モル比) (Cpd−1)色像安定剤 (Cpd−2)色像安定剤 口 (Cpd−3>色像安定剤 (Cpd−4)色像安定剤 (Cpd−5)混色防止剤 lH (Cpd−6)色像安定剤 の2:4:4混合物(重量比) (Cpd−7)色像安定剤 平均分十重しり、υUυ (Cpcl−8)色像安定剤 との1:1混合物(重量比) (Cpd−9>色像安定剤 (Cpd−IQ)  防腐剤 b (Cpd−11)  防腐剤 (UV−1)紫外線吸収剤 の4:2:4層合物(重量比) (SoJv−1)溶 媒 (Solv−2)溶 媒 との1:1混合物(容量比) (Solv−3)溶 媒 (Solv−4)溶 媒 (Solv−5)溶 媒 CDDCall+y (Solv−6)溶 媒 C,H,tcHcH(COx)tcOOcsH+t\/ 口 との80 : 20混合物(容量比) (Solv−7)溶 媒 C,H,ffC)ICH(C)lりffcOOc、H,
\1 第2表に示すように感材イの第1層(イエロー発色層)
、第3層(マゼンタ発色層)、5層(シアン発色層)に
使用のハロゲン化銀乳剤を変更した以外は感材イと同様
な構成の感材口〜ヌを作成した。
作成した感材の保存性による色濁りの評価のために、強
制条件として50℃lll0XR,H及び冷蔵状態で2
日間保存したのち以下の露光を行なった。
(露光) 半導体レーザーAlGa1nP(発振波長、約670n
m)、半導体レーザーGaAlAs (発振波長、約7
50nm)、GaA IAs (発振波長、約810n
m)を用いた。レーザー光はそれぞれ回転多面体により
、走査方向に対して垂直方向に移動するカラー印画紙上
に、順次走査露光できるような装置を組み立て、これを
用いてこの感材を露光した。露光量は、半導体レーザー
の露光時間および発光量を電気的にコントロールした。
この走査露光は400dpiで行いこの時の画素当たり
の平均露光時間は約10−7秒である。
露光の終了した試料は、ペーパー処理機を用いて、次の
処理工程でカラー現像のタンク容量の2倍補充するまで
、連続処理(ランニングテスト)を実施した。
虹里工JL−−渡 膨潤 1充羞°Lz玄塵遣カラー現
像 35℃  45秒 161m1  171漂白定着
 30〜35℃ 45秒  215m1   171リ
ンス■ 30〜35℃ 20秒 □   101リンス
■ 30〜35℃ 20秒 □   101リンス■ 
30〜35℃ 20秒  350m1   101乾 
 燥 70〜80℃ 60秒 宰補充量は感光材料1mあたり       ゛(リン
ス■→■への3タンク向流方式とした。)各処理液の組
成は以下の通りである。
九i二里l羞        Lzll 1充1水  
                 800  ml 
 800  mlエチレンジアミン−N、N。
N、N−テトラメチレン ホスホン酸        1.5 g  2.0 g
臭化カリウム        0.015 g□トリエ
タノールアミン    8.0 g  12.0g塩化
ナトリウム       1.4g  −炭酸カリウム
        25  g  25  gN−エチル
−N−(β−メ タンスルホンアミドエチ ル)−3−メチル−4− アミノアニリン硫酸塩   5.0g7.0gN、N−
ビス(カルボキシ メチル)ヒドラジン    4.0 g  5.0 g
N、N−ジ(スルホエチル) ヒドロキシルアミン・INa   4.Og  5.0
 g蛍光増白剤(WHITgX 4B。
住人化学製)         1.0g2.0g水を
加えて         loooml  1000m
lpH(25℃)         10.05 10
.45m(タンク液と補充液は同じ) 水                        
 400  +nlチオ硫酸アンモニウム(700g/
l)    100 ml亜硫酸ナトリウム     
      17 gエチレンジアミン四酢酸鉄(m) アンモニウム            55 gエチレ
ンジアミン四酢酸二ナトリウム  5g臭化アンモニウ
ム          40 g水を加えて     
        1000 m1PH(25℃)6.0 12ス羞(タンク液と補充液は同じ) イオン交換水(カルシウム、マグネシウムは各々3 p
pm以下) 得られた50℃80%R,H,保存と冷蔵保存のそれぞ
れのサンプルについて、イエロー発色濃度2.0を与え
るのに必要な670n馬の半導体レーザーの露光におけ
るシアン色素の発色濃度を測定した。この濃度の50℃
80%R,H,保存と冷蔵保存の差(ΔD(Cyan:
670nm)= D (50℃80%R,H,)−D 
(冷蔵))を求め保存時の色素の移動による色濁りの評
価の尺度とした。(ΔD (Cyan:670nm)が
大きい程、第1層の(Dye−1)が第5層のシアン発
色層に移動吸着して生じる色濁りの程度が大きいことを
意味する、)得られた結果を第2表にまとめる。
第2表 乳剤平均サイズ:A=0.52  B=0.40 0=
0.60μ以上の結果から1本発明の構成により、感材
の保存中の増感色素の移動吸着による色濁りの程度が改
良されていることがわかる。
実施例2 実施例1で作成した感材イ〜ヌを実施例1と同様の保存
及び露光を行なったのちペーパー処理機を用いて以下に
示す処理工程でカラー現像処理を行なった。得られた結
果は実施例1と同様であった。
4里工皇 1−−崖 眸澗 鼠充上°Lス玄崖1カラー
現像 35℃  20秒  80m121漂白定着 3
0−35℃ 20秒  60m1   21リンス03
0〜35℃ 10秒 □    11リンス030〜3
5℃ 10秒 □    11リンス■ 30−35℃
 10秒  120m1   11乾  燥 70〜8
0℃ 20秒 傘補充量は感光材料ITrrあたり (リンス■→■への3タンク向流方式とした。)各処理
液の組成は以下の通りである。
九i二里盗羞        Lンl差 癒充腋水80
0 +al  800 ml エチレンジアミン−N、N。
N、N−テトラメチレン ホスホン酸        1.5 g  2.0 g
臭化カリウム        0.015 g□トリエ
タノールアミン    8.0 g  12.0g塩化
ナトリウム       4.9g  −炭酸カリウム
        25  g  37  g4−アミノ
−8−メチル− N−エチル−N−(3−ヒ ドロキシプロピル)アニリ ン・2・P−トルエンスル ホン酸          12.8 g  19.8
gN、N−ビス(カルボキシ メチル)ヒドラジン    5.5 g  7.0 g
蛍光増白剤(WHITEX 4B。
住人化学製)        L、0g2.0g水を加
えて         10100O1000mlpH
(25℃)          10.05 10.4
5m(タンク液と補充液は同じ) 水                        
 400 mlチオ硫酸アンモニウム(700g/l)
    100 ml亜硫酸ナトリウム       
    17 gエチレンジアミン四酢酸鉄(m) アンモニウム            55 gエチレ
ンジアミン四酢酸二ナトリウム  5g臭化アンモニウ
ム           40 g水を加えて    
        1000 m1pH(25℃)6.0 12ス1(タンク液と補充液は同じ) イオン交換水(カルシウム、マグネシウムは各々3 p
pm以下) (発明の効果) 本発明によって、感材の保存による色濁りが改良された
赤外走査露光用で迅速処理可能なハロゲン化銀感光材料
が得られる。
特許出願人富士写真フィルム株式会社 平成3年Z月3日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に分光感度極大の異なる感光層を少なく
    とも2層以上有するハロゲン化銀写真感光材料において
    、該感光材料における最も長波に分光感度極大を有する
    感光層中のハロゲン化銀粒子の平均サイズが、該感光材
    料における最も短波に分光感度極大を有する感光層中の
    ハロゲン化銀粒子の平均サイズよりも大きいことを特徴
    とするハロゲン化銀写真感光材料。
  2. (2)支持体上にイエロー、マゼンタ、またはシアンに
    発色するカプラーのいずれかをそれぞれ含有する少なく
    とも三種の分光感度極大の異なるハロゲン化銀感光層を
    有し、その少なくとも2種の感光層が、670nm以上
    の長波長領域に分光感度極大を有しているハロゲン化銀
    カラー写真感光材料において、該感光材料における最も
    長波に分光感度極大を有する感光層中のハロゲン化銀粒
    子の平均サイズが、該感光材料における最も短波に分光
    感度極大を有する感光層中のハロゲン化銀粒子の平均サ
    イズよりも大きいことを特徴とするハロゲン化銀カラー
    写真感光材料。
  3. (3)請求項(2)記載のハロゲン化銀カラー写真感光
    材料において、該感光材料の少なくとも1層には、Ag
    Cl含有率が90モル%以上のハロゲン化銀粒子を含ん
    でいることを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材
    料。
  4. (4)請求項(3)記載の感光材料を発色現像処理時間
    が20秒以下、該発色現像処理から乾燥までを含めた全
    処理時間が90秒以下で処理することを特徴とするカラ
    ー画像形成方法。
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