JPH04176817A - Di缶用鋼板の製造方法 - Google Patents
Di缶用鋼板の製造方法Info
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- JPH04176817A JPH04176817A JP5967290A JP5967290A JPH04176817A JP H04176817 A JPH04176817 A JP H04176817A JP 5967290 A JP5967290 A JP 5967290A JP 5967290 A JP5967290 A JP 5967290A JP H04176817 A JPH04176817 A JP H04176817A
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Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はDI缶(prayI & Ironed Ca
n )用鋼板に関し、DI加工性の優れた高強度薄鋼板
を製造する方法に関するものである。
n )用鋼板に関し、DI加工性の優れた高強度薄鋼板
を製造する方法に関するものである。
U従来の技術]
従来の製缶法はハンダ付け、溶接或いは接着により缶胴
を作り、上蓋下蓋を取り付けるスリーピース缶が主体で
あったが、近年製缶技術の向上により、絞り加工により
缶胴と缶底を一体成形し、次いで上蓋を取り付ける所謂
ツーピース缶が多用されるようになってきた。現在実用
されているツーピース缶にはDI缶、DRD缶(1)r
av++ & Redravn Can)およびDTR
缶(Drawn、 Th1nned &Redrxv
n Can)がある。
を作り、上蓋下蓋を取り付けるスリーピース缶が主体で
あったが、近年製缶技術の向上により、絞り加工により
缶胴と缶底を一体成形し、次いで上蓋を取り付ける所謂
ツーピース缶が多用されるようになってきた。現在実用
されているツーピース缶にはDI缶、DRD缶(1)r
av++ & Redravn Can)およびDTR
缶(Drawn、 Th1nned &Redrxv
n Can)がある。
上記DI缶は、深絞りによってまず浅いカップを成形し
、次いでIroning工程でカップ外径よりも小さい
内径のダイスを数回通過させ、その際ダイスとポンチの
クリアランスを板厚以下とすることにより缶壁厚を減少
させつつ缶高さを増大させる製缶方法で、継ぎ目のない
缶胴と缶底とを一体成形し、その後さらにカップ端に上
蓋を捲締めたものである。
、次いでIroning工程でカップ外径よりも小さい
内径のダイスを数回通過させ、その際ダイスとポンチの
クリアランスを板厚以下とすることにより缶壁厚を減少
させつつ缶高さを増大させる製缶方法で、継ぎ目のない
缶胴と缶底とを一体成形し、その後さらにカップ端に上
蓋を捲締めたものである。
DI缶用鋼板に要求される特性としてはDI加工時の異
方性が小さいこと及び加工エネルギーが小さ(更にD(
加工後のフランジ成形性が優れていることが必要で、か
つ缶体としての耐圧強度が高いことが必要である。
方性が小さいこと及び加工エネルギーが小さ(更にD(
加工後のフランジ成形性が優れていることが必要で、か
つ缶体としての耐圧強度が高いことが必要である。
斯かるDI缶用材料として従来はAlキルド鋼を箱焼鈍
したJIS 3303のT−1,T−2或いはT−2
,5の軟質鋼板が使用されていた。
したJIS 3303のT−1,T−2或いはT−2
,5の軟質鋼板が使用されていた。
箱焼鈍材は一般的にr値が高(DI成形性に優れまた軟
質であるため加工エネルギーも小さいとされてきた。
質であるため加工エネルギーも小さいとされてきた。
[発明が解決しようとする課題]
近年DI缶はコスト低減の必要性から板厚の薄手化が急
務であるが、板厚を薄くすると缶体としての耐圧強度が
低下する。缶体の耐圧強度は(板厚)2×(板強度)で
決まり、薄手化するには素材強度を高める必要がある。
務であるが、板厚を薄くすると缶体としての耐圧強度が
低下する。缶体の耐圧強度は(板厚)2×(板強度)で
決まり、薄手化するには素材強度を高める必要がある。
箱型焼鈍では鋼板が軟質化するため強度増の要求に対し
て対応が難しい。強度増のために溶鋼の状態で合金元素
の添加等も考えられるがコストアップとなり経済的でな
く、また食品衛生上の問題もあるため難しい。
て対応が難しい。強度増のために溶鋼の状態で合金元素
の添加等も考えられるがコストアップとなり経済的でな
く、また食品衛生上の問題もあるため難しい。
又強度を増すとDI加工時の成形エネルギーが高くなり
、工具の摩耗及び加工熱による缶表面の見栄えへの悪影
響等、更にはフランジ成形性が劣化する等の問題がある
。
、工具の摩耗及び加工熱による缶表面の見栄えへの悪影
響等、更にはフランジ成形性が劣化する等の問題がある
。
[発明の目的]
本発明の目的は、DI缶成形荷重が小さく加工後耐圧強
度の大きいDI缶用薄鋼板を得ることである。
度の大きいDI缶用薄鋼板を得ることである。
[課題を解決するための手段]
上記の目的を達成するため本発明者は次の方法によって
、所定の高強度を持たせた鋼板がDI成形荷重が小さく
、加工変形熱による缶表面の見栄えの劣化もなくその後
のフランジ成形も良好であることを見出した。
、所定の高強度を持たせた鋼板がDI成形荷重が小さく
、加工変形熱による缶表面の見栄えの劣化もなくその後
のフランジ成形も良好であることを見出した。
即ち本発明により、0.006%≦C<O,O2%(重
量%、以下同様)、Si≦0.03%、Mn≦0.5%
、P≦0.03%、S≦0.03%、0.02%≦So
1.AI≦0.08%、N≦0.015%を含有し残部
はFeおよび不可避的不純物よりなる鋼に対しAr3点
以上の仕上げ温度で熱間圧延を施し、500〜700℃
で捲取り、次いで酸洗、一次冷間圧延後、連続焼鈍工程
で630℃以上オーステナイト化温度以下に均熱して再
結晶焼鈍を施し、次いで圧下率20%未満の二次冷間圧
延を施すことを特徴とするDI缶用鋼板の製造方法 が提供される。
量%、以下同様)、Si≦0.03%、Mn≦0.5%
、P≦0.03%、S≦0.03%、0.02%≦So
1.AI≦0.08%、N≦0.015%を含有し残部
はFeおよび不可避的不純物よりなる鋼に対しAr3点
以上の仕上げ温度で熱間圧延を施し、500〜700℃
で捲取り、次いで酸洗、一次冷間圧延後、連続焼鈍工程
で630℃以上オーステナイト化温度以下に均熱して再
結晶焼鈍を施し、次いで圧下率20%未満の二次冷間圧
延を施すことを特徴とするDI缶用鋼板の製造方法 が提供される。
以下に本発明の詳細な説明する。
鋼成分
Cは本発明の主要な限定成分の一つであり、C含有量が
多すぎるとランクフォードr値が低下し、絞り加工時の
缶高さが低減して望ましくなく、又カーバイドが高温焼
鈍時に凝集して粗大化し、DI加工後のフランジ成形時
の割れにつながるために上限を0,02%(未満)とし
た。又C量が低減されると絞り性の指標となるランクフ
ォードr値は大きくなり、DI加工性は向上するが、低
過ぎると連続焼鈍時に結晶粒が粗大化するためにその下
限を0.006%とする必要がある。
多すぎるとランクフォードr値が低下し、絞り加工時の
缶高さが低減して望ましくなく、又カーバイドが高温焼
鈍時に凝集して粗大化し、DI加工後のフランジ成形時
の割れにつながるために上限を0,02%(未満)とし
た。又C量が低減されると絞り性の指標となるランクフ
ォードr値は大きくなり、DI加工性は向上するが、低
過ぎると連続焼鈍時に結晶粒が粗大化するためにその下
限を0.006%とする必要がある。
Siは鋼を硬化させ加工性を低下させるので少ない程望
ましいが製鋼時A1で脱酸するために不可避的に流入し
てくるものであるからその上限を0.03%とした。
ましいが製鋼時A1で脱酸するために不可避的に流入し
てくるものであるからその上限を0.03%とした。
Mnは不可避的に流入するSによる赤熱脆性を防止する
ために必要であるが、多く含有するとCと同様硬質化し
、加工性を低減させるのでその上限を0,5%とした。
ために必要であるが、多く含有するとCと同様硬質化し
、加工性を低減させるのでその上限を0,5%とした。
Pは不可避的に流入する成分であるが、含有率が多すぎ
ると鋼を硬質化し加工性を劣化させ缶用材として耐食性
を劣化させるのでその上限を0゜03%とした。
ると鋼を硬質化し加工性を劣化させ缶用材として耐食性
を劣化させるのでその上限を0゜03%とした。
Sは、前述したように熱延中において赤熱脆性を生じる
不純物成分であり、極力少ないことが望ましいが、鉄鉱
石等からの混入を完全に防止することができないため上
限を0.03%とした。
不純物成分であり、極力少ないことが望ましいが、鉄鉱
石等からの混入を完全に防止することができないため上
限を0.03%とした。
A1は製鋼に際し脱酸剤として鋼浴に添加され、スラグ
として除かれるが、添加量が少ないと安定した脱酸効果
がないので(Sol、AIとして)0.02%以上必要
である。一方AI成分が多すぎるとAINとして析出し
、連続焼鈍時の結晶成長を抑制するのでその上限を規制
しくSol、AIとして)0.08%とした。
として除かれるが、添加量が少ないと安定した脱酸効果
がないので(Sol、AIとして)0.02%以上必要
である。一方AI成分が多すぎるとAINとして析出し
、連続焼鈍時の結晶成長を抑制するのでその上限を規制
しくSol、AIとして)0.08%とした。
Nは製鋼・鋳造時、空気と接して混入して来るものとフ
ェロ窒化物として添加するものがあるが、AINとして
析出して結晶成長を抑制しない範囲で多いほど、高強度
材を得る場合に望ましい。従って、フェロ窒化物として
投入する歩留りを考慮してその上限を0.015%とし
た。
ェロ窒化物として添加するものがあるが、AINとして
析出して結晶成長を抑制しない範囲で多いほど、高強度
材を得る場合に望ましい。従って、フェロ窒化物として
投入する歩留りを考慮してその上限を0.015%とし
た。
製造条件
熱間圧延について、熱間圧延工程におけるスラブ加熱温
度は本発明において特定するものではないか、熱間圧延
仕上げ温度の安定的確保の見地から1050℃以上が望
ましい。熱間仕上げ圧延温度をAr3点より低くすると
、板厚精度の確保が難しく、熱延鋼帯の結晶組織が混粒
化するとともに粗大化し、その後の冷延、焼鈍工程にお
いて形状制御が難しくなると同時に、絞り加工時の異方
性の原因になるため熱間圧延仕上げ温度はAr3点以上
とした。
度は本発明において特定するものではないか、熱間圧延
仕上げ温度の安定的確保の見地から1050℃以上が望
ましい。熱間仕上げ圧延温度をAr3点より低くすると
、板厚精度の確保が難しく、熱延鋼帯の結晶組織が混粒
化するとともに粗大化し、その後の冷延、焼鈍工程にお
いて形状制御が難しくなると同時に、絞り加工時の異方
性の原因になるため熱間圧延仕上げ温度はAr3点以上
とした。
又捲取り温度は700℃を超えると酸洗のスケール落ち
が悪くなるため700℃以下とした。
が悪くなるため700℃以下とした。
一次冷間圧延は、酸洗後の熱延鋼板の厚みを薄くし、表
面を美麗に仕上げるだけでなく、本発明では連続焼鈍後
の二次冷間圧延圧下率(以下二次冷延率という。)との
関係で、所定強度、加工性を持たせるために85〜95
%の圧下率範囲で行う。
面を美麗に仕上げるだけでなく、本発明では連続焼鈍後
の二次冷間圧延圧下率(以下二次冷延率という。)との
関係で、所定強度、加工性を持たせるために85〜95
%の圧下率範囲で行う。
その後の連続焼鈍は、上記一次冷間圧延によって加工硬
化した鋼板を再結晶させることにより軟化させる工程で
ある。この場合再結晶と良好に行うためには、焼鈍均熱
温度が特に重要である。−般に焼鈍温度は高い程DI加
工荷重は小さくなり成形性は良好となるが(第2図参照
)、一方あまり高温で行うと、前述したように(5頁中
段参照)カーバイドの粗大化を招きDI加加工上止しく
ない。
化した鋼板を再結晶させることにより軟化させる工程で
ある。この場合再結晶と良好に行うためには、焼鈍均熱
温度が特に重要である。−般に焼鈍温度は高い程DI加
工荷重は小さくなり成形性は良好となるが(第2図参照
)、一方あまり高温で行うと、前述したように(5頁中
段参照)カーバイドの粗大化を招きDI加加工上止しく
ない。
従って均熱下限温度は再結晶を生ずる温度を安定確保す
るための630℃とする。一方上限はカーバイドの粗大
化を招かない上限であるオーステナイト化温度とする。
るための630℃とする。一方上限はカーバイドの粗大
化を招かない上限であるオーステナイト化温度とする。
その後の二次冷間圧延は、焼鈍で軟化した鋼板の機械的
特性の向上、最終板厚調整、板形状制御、表面粗度改良
等を目的とした重要な工程である。
特性の向上、最終板厚調整、板形状制御、表面粗度改良
等を目的とした重要な工程である。
本発明においては特に鋼成分との関係および焼鈍温度と
の関係において、又要求される製品の機械的強度及び製
品板厚によって二次冷間圧延圧下率が決定される。
の関係において、又要求される製品の機械的強度及び製
品板厚によって二次冷間圧延圧下率が決定される。
すなわち、二次冷延率を2%未満にすると、01缶加工
後の缶耐圧強度が十分でなく、一方20%を越えるとD
I缶成形時しごき荷重が増加し、本発明の目的が達成で
きない。よって二次冷延率は2%〜20%とする。
後の缶耐圧強度が十分でなく、一方20%を越えるとD
I缶成形時しごき荷重が増加し、本発明の目的が達成で
きない。よって二次冷延率は2%〜20%とする。
以下に実施例を用いて本発明を更に詳細に説明する。
[実施例コ
第1表に示す成分のものについて本発明を実施した結果
を第2表及び第3表に示す。
を第2表及び第3表に示す。
第1図は、製品硬度HR30T61を目標としたC量と
A、 I値(^ging Index )との関係を
示すグラフである。
A、 I値(^ging Index )との関係を
示すグラフである。
第1表(成分表)
第2表(DII形荷重)
第3表(時効硬化性)
第1図において0でプロットした曲線(実線)は二次冷
延圧下率が5.5%の場合であり、・でプロットした曲
線(鎖線)は二次冷延圧下率が6゜5%の場合である。
延圧下率が5.5%の場合であり、・でプロットした曲
線(鎖線)は二次冷延圧下率が6゜5%の場合である。
第1図の結果より、二次冷延圧下率を変えても極低炭素
の領域では、C=0.01%付近においてA、T値のピ
ークが見られることが明らかである。
の領域では、C=0.01%付近においてA、T値のピ
ークが見られることが明らかである。
第2図はDI製缶速度、e3rdLごき荷重との関係を
示すグラフである。ここでは製缶のしごき荷重を3 r
dLごき時の値で代表させ比較した。
示すグラフである。ここでは製缶のしごき荷重を3 r
dLごき時の値で代表させ比較した。
3rdLごき荷重は同じテンパーで比較するとC=0.
01%、800℃焼鈍材が最も低く、次いでC=0.0
1%、700℃焼鈍材及びC−0゜05%、700℃焼
鈍材の順に高くなっている。
01%、800℃焼鈍材が最も低く、次いでC=0.0
1%、700℃焼鈍材及びC−0゜05%、700℃焼
鈍材の順に高くなっている。
従ってC=0.05%材は、いずれの製缶速度において
もしごき荷重か高く、本発明材に比較し劣っている。ま
た、C=O,−01%で固定し、焼鈍温度を700℃と
800°Cの2レベルを採ると、800℃処理材が優れ
た結果であった。
もしごき荷重か高く、本発明材に比較し劣っている。ま
た、C=O,−01%で固定し、焼鈍温度を700℃と
800°Cの2レベルを採ると、800℃処理材が優れ
た結果であった。
第3図はDI成形による缶壁硬度変化を示すグラフであ
って、DI成形における成形性の目安として加工硬化の
程度を加工の前後で比較したものである。第3図におい
て、異なる成分、焼鈍条件で製造した鋼板を同一条件で
DI加工したところ、テンパーT−4CA、T−5CA
の材料の加工硬化は、何れのテンパーの場合もC=0.
05%。
って、DI成形における成形性の目安として加工硬化の
程度を加工の前後で比較したものである。第3図におい
て、異なる成分、焼鈍条件で製造した鋼板を同一条件で
DI加工したところ、テンパーT−4CA、T−5CA
の材料の加工硬化は、何れのテンパーの場合もC=0.
05%。
700℃材>C=0.01%、700℃材>C=0.0
1%、800℃材の順に加工硬化量が大きい事が判明し
た。
1%、800℃材の順に加工硬化量が大きい事が判明し
た。
従ってここでも本発明実施例(C=0.01%)が比較
例(C=0.05%)に比して優れている。
例(C=0.05%)に比して優れている。
以上DI缶用素材として比較すると成形性に優れる点で
第2図、第3図の結果よりC=0. 01%材が良く、
成形後の時効効果に優れる点でも第1図の結果より本発
明実施例(C=0.01%材)が良いことが判る。
第2図、第3図の結果よりC=0. 01%材が良く、
成形後の時効効果に優れる点でも第1図の結果より本発
明実施例(C=0.01%材)が良いことが判る。
[発明の効果コ
本発明により、DI缶成形性に優れ、従って加工エネル
ギーが少くてすみ、かつ缶体加工後の耐圧強度が大きい
のでその分だけ板厚を薄くする事の可能なりI缶用薄鋼
板を得ることができる。
ギーが少くてすみ、かつ缶体加工後の耐圧強度が大きい
のでその分だけ板厚を薄くする事の可能なりI缶用薄鋼
板を得ることができる。
第1図はC量とA、 I値の関係を示すグラフ、第2
図はC量、焼鈍温度のDI製缶速度と3rdしごき荷重
の関係を示すグラフ、第3図はDI成形前後における缶
壁の加工硬化を示すグラフである。
図はC量、焼鈍温度のDI製缶速度と3rdしごき荷重
の関係を示すグラフ、第3図はDI成形前後における缶
壁の加工硬化を示すグラフである。
Claims (1)
- 0.006%≦C<0.02%(重量%、以下同様)、
Si≦0.03%、Mn≦0.5%、P≦0.03%、
S≦0.03%、0.02≦Sol.Al≦0.08%
、N≦0.015%を含有し残部はFeおよび不可避的
不純物よりなる鋼に対しAr_3点以上の仕上げ温度で
熱間圧延を施し、500〜700℃で捲取り、次いで酸
洗、一次冷間圧延後、連続焼鈍工程で630℃以上オー
ステナイト化温度以下に均熱して再結晶焼鈍を施し、次
いで圧下率20%未満の二次冷間圧延を施すことを特徴
とするDI缶用鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2059672A JP2816358B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | Di缶用鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2059672A JP2816358B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | Di缶用鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04176817A true JPH04176817A (ja) | 1992-06-24 |
JP2816358B2 JP2816358B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=13119918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2059672A Expired - Fee Related JP2816358B2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | Di缶用鋼板の製造方法 |
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JP (1) | JP2816358B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0764725A1 (fr) * | 1995-09-21 | 1997-03-26 | Sollac S.A. | Procédé de fabrication d'une bande métallique pour emballages et emballages métalliques obtenus par ce procédé |
DE102008062443A1 (de) | 2007-12-14 | 2009-11-19 | Mikado Trading Co., Ltd. | Warmpressvorrichtung und Warmpressverfahren für dünne plattenförmige Werkstücke |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6169928A (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-10 | Kawasaki Steel Corp | 連続焼鈍によるしごき加工用鋼板の製造方法 |
JPS63286522A (ja) * | 1986-12-02 | 1988-11-24 | Nippon Steel Corp | Di缶用鋼板の製造法 |
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-
1990
- 1990-03-09 JP JP2059672A patent/JP2816358B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6169928A (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-10 | Kawasaki Steel Corp | 連続焼鈍によるしごき加工用鋼板の製造方法 |
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JPH01184229A (ja) * | 1988-01-18 | 1989-07-21 | Nippon Steel Corp | 伸びフランジ成形性の優れたdi缶用鋼板の製造法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0764725A1 (fr) * | 1995-09-21 | 1997-03-26 | Sollac S.A. | Procédé de fabrication d'une bande métallique pour emballages et emballages métalliques obtenus par ce procédé |
FR2739105A1 (fr) * | 1995-09-21 | 1997-03-28 | Lorraine Laminage | Procede de fabrication d'une bande metallique pour emballages et emballages metalliques obtenus par ce procede |
DE102008062443A1 (de) | 2007-12-14 | 2009-11-19 | Mikado Trading Co., Ltd. | Warmpressvorrichtung und Warmpressverfahren für dünne plattenförmige Werkstücke |
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Publication number | Publication date |
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JP2816358B2 (ja) | 1998-10-27 |
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