JPH04169542A - ビストリフルオロメチルビフェニルの製造法 - Google Patents
ビストリフルオロメチルビフェニルの製造法Info
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- JPH04169542A JPH04169542A JP2294892A JP29489290A JPH04169542A JP H04169542 A JPH04169542 A JP H04169542A JP 2294892 A JP2294892 A JP 2294892A JP 29489290 A JP29489290 A JP 29489290A JP H04169542 A JPH04169542 A JP H04169542A
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- methylpyrrolidone
- bistrifluoromethylbiphenyl
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- zinc
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はポリイミド樹脂等の重縮合樹脂モノマーとして
有用な2,2゛−ビストリフルオロメチル−4゜4”−
ジアミノビフェニルの原料としての2,2゛−ビストリ
フルオロメチルビフェニル等のビストリフルオロメチル
ビフェニルの製造法に関する。
有用な2,2゛−ビストリフルオロメチル−4゜4”−
ジアミノビフェニルの原料としての2,2゛−ビストリ
フルオロメチルビフェニル等のビストリフルオロメチル
ビフェニルの製造法に関する。
[従来の技術]
ビストリフルオロメチルビフェニルの合成法としては、
ヨードベンゾトリフルオリドを活性銅の存在下ニ二量化
する方法(J、Chem、Soc、 、 1954.1
071)、あるいはハロゲノベンゾトリフルオリドにN
ap/ t−Am0Na /N1(OAc)z /2+
2’−ビピリジンを4/2/1/2の比率で反応させ二
重化する方法(J、Org、Chem、 、 54.4
840.1989)が知られている。
ヨードベンゾトリフルオリドを活性銅の存在下ニ二量化
する方法(J、Chem、Soc、 、 1954.1
071)、あるいはハロゲノベンゾトリフルオリドにN
ap/ t−Am0Na /N1(OAc)z /2+
2’−ビピリジンを4/2/1/2の比率で反応させ二
重化する方法(J、Org、Chem、 、 54.4
840.1989)が知られている。
前者の方法は基質に対して等モル以上の活性鋼を必要と
し、活性銅の大量1111は排水の環境問題あるいは空
気との接触により活性が低下する等、操作上の難点があ
り、また原料とするヨード化合物はペンゾトリフルオリ
ドから多段階の反応を要して得られる高価な化合物であ
り、工業的に実施するための方法とは言い難い。
し、活性銅の大量1111は排水の環境問題あるいは空
気との接触により活性が低下する等、操作上の難点があ
り、また原料とするヨード化合物はペンゾトリフルオリ
ドから多段階の反応を要して得られる高価な化合物であ
り、工業的に実施するための方法とは言い難い。
後者の方法はブロム、ヨード化合物のみならずクロル化
合物にも適用できるものであるが、多量の反応試剤の使
用が必要であり、工業的製法とは言い難い。
合物にも適用できるものであるが、多量の反応試剤の使
用が必要であり、工業的製法とは言い難い。
一方、J、Org、Chem、、51.2627(19
86) (米国特許第4263466号明細書)には
ニッケル触媒によるクロルベンゼン誘導体の二重化反応
が記載されているが、2−クロルベンゾトリフルオリド
を含め含フ・7素化合物への適用例は記載されていない
。
86) (米国特許第4263466号明細書)には
ニッケル触媒によるクロルベンゼン誘導体の二重化反応
が記載されているが、2−クロルベンゾトリフルオリド
を含め含フ・7素化合物への適用例は記載されていない
。
ニッケル触媒反応の公知の反応条件は、例えばTetr
ahedron Lett、、47.4089(197
7)では、ブロモベンゼン5mmoL DMF 20m
l、亜鉛末5B原子、[Ni (PPh) 2 C12
コ 0.25mmol、トリフェニルホスフィン210
1を50℃で20時間反応させるもので89%の単離収
率でビフェニルを得ており、J、Org、Chem、、
51.2627(1986)ではクロルベンゼン20I
l1mo1、DMAC15m7、亜鉛30.6mg原子
、塩化ニッケル1 mmoL、 )リフェニルホスフ
ィン7゜5 Mmolを50〜80℃で反応させるもの
で90分で反応は完結し、99%のガスクロ収率でビフ
ェニルを得ている。
ahedron Lett、、47.4089(197
7)では、ブロモベンゼン5mmoL DMF 20m
l、亜鉛末5B原子、[Ni (PPh) 2 C12
コ 0.25mmol、トリフェニルホスフィン210
1を50℃で20時間反応させるもので89%の単離収
率でビフェニルを得ており、J、Org、Chem、、
51.2627(1986)ではクロルベンゼン20I
l1mo1、DMAC15m7、亜鉛30.6mg原子
、塩化ニッケル1 mmoL、 )リフェニルホスフ
ィン7゜5 Mmolを50〜80℃で反応させるもの
で90分で反応は完結し、99%のガスクロ収率でビフ
ェニルを得ている。
同様の反応条件下で2−クロルベンゾトリフルオリドを
二重化したところ[N1(PPh)z C1z ]を用
いる条件では反応は殆ど進行せず塩化ニッケルを用いる
条件では3時間で原料は消失し、2,2゛−ビストリフ
ルオロメチルビフェニルを生成するものの、このほかに
ビフェニルが5.3%も生成し両者は沸点が近接してい
るため蒸留によって精製することは困難であり、また混
合物のままニトロ化してジニトロ化合物として再結晶に
よる精製においても除去することは困難であった。
二重化したところ[N1(PPh)z C1z ]を用
いる条件では反応は殆ど進行せず塩化ニッケルを用いる
条件では3時間で原料は消失し、2,2゛−ビストリフ
ルオロメチルビフェニルを生成するものの、このほかに
ビフェニルが5.3%も生成し両者は沸点が近接してい
るため蒸留によって精製することは困難であり、また混
合物のままニトロ化してジニトロ化合物として再結晶に
よる精製においても除去することは困難であった。
前記のJ、Org、Chem、、51.2627(19
86)には電子供与性置換基を有する基質、例えば4−
クロロアニソール等を用いた場合、配位子として使用す
るトリアリールホスフィン由来の非対称ビフェニルの生
成が記載されており、その生成は反応温度を高くすると
増加しトルアリールホスフィンを多量に用いると減少す
ること、およびビピリジンの添加は著しく副反応を抑制
することが記載されている。
86)には電子供与性置換基を有する基質、例えば4−
クロロアニソール等を用いた場合、配位子として使用す
るトリアリールホスフィン由来の非対称ビフェニルの生
成が記載されており、その生成は反応温度を高くすると
増加しトルアリールホスフィンを多量に用いると減少す
ること、およびビピリジンの添加は著しく副反応を抑制
することが記載されている。
しかしながら本発明が対象とするトリフルオロメチル基
という電子吸引性置換基を有する化合物を使用するに際
してトリアリールホスフィンからビアリールが数%の高
濃度で副生ずることはこれまで知られていなかった。
という電子吸引性置換基を有する化合物を使用するに際
してトリアリールホスフィンからビアリールが数%の高
濃度で副生ずることはこれまで知られていなかった。
ニッケル触媒反応は通常反応収率向上のために配位子と
してのトリアリールホスフィンをニッケルに対して8〜
10倍量使用するものであり、反応系中では少なくとも
2〜3分子のトリアリールホスフィンが配位したゼロ価
ニッケルが活性種として存在していると考えられている
(J、Amer、Chem。
してのトリアリールホスフィンをニッケルに対して8〜
10倍量使用するものであり、反応系中では少なくとも
2〜3分子のトリアリールホスフィンが配位したゼロ価
ニッケルが活性種として存在していると考えられている
(J、Amer、Chem。
Soc、 、94.2669(1972))。
[問題点を解決するための具体的手段]本発明者らは、
ビアリール生成の抑制方法について検討した結果、ニッ
ケルおよびニッケルに対して従来考えられていたトリア
リールホスフィンの必要量よりもはるかに少ない量を用
いれば2,2゜−ビストリフルオロメチル−4,4′−
ジアミノビフェニルの原料として毒性の高いベンジジン
およびその類縁物質生成の原因となるビアリールの生成
を実質的に無視し得る高純度な2,2゛−ビストリフル
オロメチルビフェニルを満足すべき収率で製造できるこ
とを見いだした。
ビアリール生成の抑制方法について検討した結果、ニッ
ケルおよびニッケルに対して従来考えられていたトリア
リールホスフィンの必要量よりもはるかに少ない量を用
いれば2,2゜−ビストリフルオロメチル−4,4′−
ジアミノビフェニルの原料として毒性の高いベンジジン
およびその類縁物質生成の原因となるビアリールの生成
を実質的に無視し得る高純度な2,2゛−ビストリフル
オロメチルビフェニルを満足すべき収率で製造できるこ
とを見いだした。
一方、さらに本発明者らは溶媒についての検討を行い、
上記した反応はアミド系溶媒を使用することにより反応
が進行するが、DMFあるいは0MAc溶媒では急激な
発熱のため反応制御が容易でなく、多量の結晶が析出す
るため反応液の抜出しや固液分離の濾過性等が悪い等の
難点があり、収率的にも還元生成物であるペンゾトリフ
ルオリドが5〜10%副生じ易い等の問題があることが
わかった。析出結晶を分析したところこの白色結晶は反
応により生成する塩化亜鉛の溶媒付加体であることが判
明した。
上記した反応はアミド系溶媒を使用することにより反応
が進行するが、DMFあるいは0MAc溶媒では急激な
発熱のため反応制御が容易でなく、多量の結晶が析出す
るため反応液の抜出しや固液分離の濾過性等が悪い等の
難点があり、収率的にも還元生成物であるペンゾトリフ
ルオリドが5〜10%副生じ易い等の問題があることが
わかった。析出結晶を分析したところこの白色結晶は反
応により生成する塩化亜鉛の溶媒付加体であることが判
明した。
しかし同じアミド系溶媒の中でもN−メチルピロリドン
を使用した場合、発熱が穏やかで制御が容易であり、ま
たこの溶媒は塩化亜鉛と結晶性付加体を生成せず、しか
も還元生成物の副生も著しく低減されることがわかり、
これらの結果から本発明に到達したものである。
を使用した場合、発熱が穏やかで制御が容易であり、ま
たこの溶媒は塩化亜鉛と結晶性付加体を生成せず、しか
も還元生成物の副生も著しく低減されることがわかり、
これらの結果から本発明に到達したものである。
すなわち本発明は、クロルベンゾトリフルオリドを触媒
量のニッケル塩、前記ニッケル塩に対し等モル以下のト
リアリールホスフィンおよび亜鉛を用いて二重化する方
法において、溶媒としてN−メチルピロリドンをクロル
ベンゾトリフルオリドの2倍モル量以下用いることを特
徴とするビストリフルオロメチルビフェニルの製造法で
ある。
量のニッケル塩、前記ニッケル塩に対し等モル以下のト
リアリールホスフィンおよび亜鉛を用いて二重化する方
法において、溶媒としてN−メチルピロリドンをクロル
ベンゾトリフルオリドの2倍モル量以下用いることを特
徴とするビストリフルオロメチルビフェニルの製造法で
ある。
本発明において、N−メチルピロリドンの使用量は、原
料のクロルベンゾトリフルオリドに対して2倍モル量以
下の量を用いる必要がある。
料のクロルベンゾトリフルオリドに対して2倍モル量以
下の量を用いる必要がある。
N−メチルピロリドンの使用量が2倍モル量より多い場
合、反応の進行速度が遅くなり、またフラッシュ蒸留に
より単離する際に過剰のN−メチルピロリドンが留出し
て好ましくない。しかし、N−メチルピロリドンの量が
0.5倍量以下と少なすぎても溶液の粘度が高くなるた
め攪拌をうまく行うことができない。
合、反応の進行速度が遅くなり、またフラッシュ蒸留に
より単離する際に過剰のN−メチルピロリドンが留出し
て好ましくない。しかし、N−メチルピロリドンの量が
0.5倍量以下と少なすぎても溶液の粘度が高くなるた
め攪拌をうまく行うことができない。
本反応において使用しうるニッケル塩とは塩化ニッケル
、臭化ニッケル、酢酸ニッケル、二ソケルアセチルアセ
トナート、ジクロルビス(トリフェニルホスフィン)ニ
ッケル(I[)であり、特に塩化ニッケルが好ましく、
その使用量はクロル化合物に対して1〜10モル%であ
り、より好ましくは3〜7モル%である。トリアリール
ホスフィンとしてはトリフェニルホスフィンあるいはト
リトリルホスフィンが好ましく、その使用量はニッケル
に対して当モル量以下が好ましい。
、臭化ニッケル、酢酸ニッケル、二ソケルアセチルアセ
トナート、ジクロルビス(トリフェニルホスフィン)ニ
ッケル(I[)であり、特に塩化ニッケルが好ましく、
その使用量はクロル化合物に対して1〜10モル%であ
り、より好ましくは3〜7モル%である。トリアリール
ホスフィンとしてはトリフェニルホスフィンあるいはト
リトリルホスフィンが好ましく、その使用量はニッケル
に対して当モル量以下が好ましい。
金属還元剤としては亜鉛、マグネシウム、アルミニウム
、マンガン等を例示でき、特に亜鉛が好ましい。その使
用量はクロル化合物に対して0゜5〜5倍当量の範囲で
あり、好ましくは0.8〜1.2倍当量である。この範
囲より少ないとビアリールの生成が認められ、多いとス
ラリー濃度が高くなり、攪拌が困難となる。
、マンガン等を例示でき、特に亜鉛が好ましい。その使
用量はクロル化合物に対して0゜5〜5倍当量の範囲で
あり、好ましくは0.8〜1.2倍当量である。この範
囲より少ないとビアリールの生成が認められ、多いとス
ラリー濃度が高くなり、攪拌が困難となる。
反応温度は60〜100℃の範囲が好ましく、より好ま
しくは70〜90℃である。これより低くても高くても
反応の進行は遅く、実際的ではない。
しくは70〜90℃である。これより低くても高くても
反応の進行は遅く、実際的ではない。
反応液の後処理方法として水添加による二相分離は未反
応亜鉛による界面の分離不良、無視できない量のビスト
リフルオロメチルビフェニルの水層への溶解が認められ
好ましくない。フラッシュ蒸留による単離を検討したと
ころ意外にもN−メチルピロリドン(沸点202℃)よ
り高沸点である反応生成物(2、2’−ビストリフルオ
ロメチルビフェニル、沸点236℃)が先に留出し、し
かも90%以上の純度で容易に得られることを見出した
ものである。これは前述のN−メチルピロリドンは塩化
亜鉛とは結晶性付加体を生成しないが、おおよそ150
℃以下では安定な錯体を形成しているので沸点が高くな
るためと考えられる。このことにより蒸留残渣は固形物
ではなく未反応亜鉛を含むスラIJ−であるため、蒸留
収率が高く、残渣の抜出しが容易である。
応亜鉛による界面の分離不良、無視できない量のビスト
リフルオロメチルビフェニルの水層への溶解が認められ
好ましくない。フラッシュ蒸留による単離を検討したと
ころ意外にもN−メチルピロリドン(沸点202℃)よ
り高沸点である反応生成物(2、2’−ビストリフルオ
ロメチルビフェニル、沸点236℃)が先に留出し、し
かも90%以上の純度で容易に得られることを見出した
ものである。これは前述のN−メチルピロリドンは塩化
亜鉛とは結晶性付加体を生成しないが、おおよそ150
℃以下では安定な錯体を形成しているので沸点が高くな
るためと考えられる。このことにより蒸留残渣は固形物
ではなく未反応亜鉛を含むスラIJ−であるため、蒸留
収率が高く、残渣の抜出しが容易である。
この残渣に炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、重炭酸カリウム、炭酸カルシウム等のアルカリ
金属、アルカリ土類金属の炭酸塩、重炭酸塩を添加して
複分解し炭酸亜鉛とすることにより形成されたN−メチ
ルピロリドンとの錯体を分解し、析出する無機物を濾別
することにより容易にN−メチルピロリドンを回収する
ことができる。
リウム、重炭酸カリウム、炭酸カルシウム等のアルカリ
金属、アルカリ土類金属の炭酸塩、重炭酸塩を添加して
複分解し炭酸亜鉛とすることにより形成されたN−メチ
ルピロリドンとの錯体を分解し、析出する無機物を濾別
することにより容易にN−メチルピロリドンを回収する
ことができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1
温度針、還留塔、窒素導入口、滴下ロートを備えた10
1三ツロフラスコに、無水塩化ニッケルを129.6g
(1,0mol)、トリフェニルホスフィン131.2
g (0,5mol)、亜鉛末1046.4g (16
mol) 、N−メチルピロリドン1500ad (1
553g 、 15.7mol)を仕込み系内を窒素置
換した。加熱昇温して内温が50℃に達してから、0−
クロロベンゾトリフルオリド2888 g(16mol
)を滴下し始め、滴下中の内温を70℃付近に調整した
。全量滴下後反応温度を80〜90℃に調整しながら9
時間反応させた。
1三ツロフラスコに、無水塩化ニッケルを129.6g
(1,0mol)、トリフェニルホスフィン131.2
g (0,5mol)、亜鉛末1046.4g (16
mol) 、N−メチルピロリドン1500ad (1
553g 、 15.7mol)を仕込み系内を窒素置
換した。加熱昇温して内温が50℃に達してから、0−
クロロベンゾトリフルオリド2888 g(16mol
)を滴下し始め、滴下中の内温を70℃付近に調整した
。全量滴下後反応温度を80〜90℃に調整しながら9
時間反応させた。
還留塔、滴下ロートを外して蒸留装置を組込み直接減圧
下にフラッシュ蒸留した。減圧度2〜3smog留出温
度40〜79℃での留分2242.9gを得、ガスクロ
マトグラフ分析により2.2“−ビストリフルオロメチ
ルビフェニル95.1%、ビフェニル0.05%、N−
メチルピロリドン4.5%であり、これより収率を求め
ると91.9%に相当する。蒸留残渣に水80〇−を加
え冷却下に炭酸カルシウム850gを添加攪拌し、固形
分を濾過してN−メチルピロリドン1132gを回収し
た。
下にフラッシュ蒸留した。減圧度2〜3smog留出温
度40〜79℃での留分2242.9gを得、ガスクロ
マトグラフ分析により2.2“−ビストリフルオロメチ
ルビフェニル95.1%、ビフェニル0.05%、N−
メチルピロリドン4.5%であり、これより収率を求め
ると91.9%に相当する。蒸留残渣に水80〇−を加
え冷却下に炭酸カルシウム850gを添加攪拌し、固形
分を濾過してN−メチルピロリドン1132gを回収し
た。
比較例1
反応に使用した化合物として、無水塩化ニッケル64.
8g(0,5mol) 、)リフェニルホスフィン65
.6g (0,25mol) 、亜鉛末523.2g
(8mo 1)、N−メチルピロリドン2000a/
(2071g、20.9mol)およびO−クロロペン
ゾトリフルオリド1444g (8mol)を使用した
他は、実施例1と同様の条件で反応を行い、反応後の蒸
留処理も同様に行った。
8g(0,5mol) 、)リフェニルホスフィン65
.6g (0,25mol) 、亜鉛末523.2g
(8mo 1)、N−メチルピロリドン2000a/
(2071g、20.9mol)およびO−クロロペン
ゾトリフルオリド1444g (8mol)を使用した
他は、実施例1と同様の条件で反応を行い、反応後の蒸
留処理も同様に行った。
留分のガスクロマトグラフ分析により0−クロルベンゾ
トリフルオリド39,2%、2,2゛−ビストリフルオ
ロメチルビフェニル11.7%、ビフェニル0.1%、
N−メチルピロリドン48.9%であり、これより収率
を求めると25.7%に相当し、はとんど反応が進行し
ていないことがわかった。
トリフルオリド39,2%、2,2゛−ビストリフルオ
ロメチルビフェニル11.7%、ビフェニル0.1%、
N−メチルピロリドン48.9%であり、これより収率
を求めると25.7%に相当し、はとんど反応が進行し
ていないことがわかった。
比較例2
温度針、還留塔、窒素導入口、セプタムを備えた3βの
四ツロフラスコに、無水塩化ニッケルを8.1g(1/
16mol) 、トリフェニルホスフィン98.4g(
3/8mol)、亜鉛末65.4 g (1mol)、
DMAc750−を仕込み系内を窒素置換した後、攪拌
しなから0−クロロペンゾトリフルオリド180.5g
(1mol)を注射器により導入し80℃にまで昇温
した。
四ツロフラスコに、無水塩化ニッケルを8.1g(1/
16mol) 、トリフェニルホスフィン98.4g(
3/8mol)、亜鉛末65.4 g (1mol)、
DMAc750−を仕込み系内を窒素置換した後、攪拌
しなから0−クロロペンゾトリフルオリド180.5g
(1mol)を注射器により導入し80℃にまで昇温
した。
7時間反応させた後、固形物を熱時濾過し、20iのD
MAcで固形物を洗浄した後、濾液を減圧蒸留した。
3mmHg減圧度の第1留分として50℃まで、第2
留分として50〜104℃、第3留分として104〜1
06℃を採集した。
MAcで固形物を洗浄した後、濾液を減圧蒸留した。
3mmHg減圧度の第1留分として50℃まで、第2
留分として50〜104℃、第3留分として104〜1
06℃を採集した。
第3留分をガスクロマトグラフ分析したところ、2.2
−ビストリフルオロメチルビフェニル94.5%、ビフ
ェニル5.3%となり、分離の難しい副生物のビフェニ
ルがかなり生成していることがわかった。
−ビストリフルオロメチルビフェニル94.5%、ビフ
ェニル5.3%となり、分離の難しい副生物のビフェニ
ルがかなり生成していることがわかった。
[発明の効果コ
本発明によれば、ポリイミドの原料等として有用な2.
2′−ビストリフルオロメチルビフェニルを容易にかつ
純度よく得ることができるものである。
2′−ビストリフルオロメチルビフェニルを容易にかつ
純度よく得ることができるものである。
Claims (3)
- (1)クロルベンゾトリフルオリドを触媒量のニッケル
塩、前記ニッケル塩に対し等モル以下のトリアリールホ
スフィンおよび亜鉛を用いて二重化する方法において、
溶媒としてN−メチルピロリドンをクロルベンゾトリフ
ルオリドの2倍モル量以下用いることを特徴とするビス
トリフルオロメチルビフェニルの製造法。 - (2)請求項(1)で得られる反応液を減圧下に蒸留単
離することを特徴とするビストリフルオロメチルビフェ
ニルの製造法。 - (3)請求項(2)の蒸留操作により得られる蒸留残差
に含有される塩化亜鉛をアルカリ金属、アルカリ土類金
属の炭酸塩、重炭酸塩により複分解し炭酸塩として濾別
してN−メチルピロリドンを回収することを特徴とする
ビストリフルオロメチルビフェニルの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2294892A JPH075488B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | ビストリフルオロメチルビフェニルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2294892A JPH075488B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | ビストリフルオロメチルビフェニルの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04169542A true JPH04169542A (ja) | 1992-06-17 |
JPH075488B2 JPH075488B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=17813602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2294892A Expired - Fee Related JPH075488B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | ビストリフルオロメチルビフェニルの製造法 |
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JP (1) | JPH075488B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0665153A (ja) * | 1992-04-28 | 1994-03-08 | Ihara Chem Ind Co Ltd | 非対称ビアリール誘導体の製造方法 |
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-
1990
- 1990-10-31 JP JP2294892A patent/JPH075488B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0665153A (ja) * | 1992-04-28 | 1994-03-08 | Ihara Chem Ind Co Ltd | 非対称ビアリール誘導体の製造方法 |
EP1955990A1 (en) * | 2005-11-04 | 2008-08-13 | Toray Fine Chemicals Co., Ltd. | Process for production of biphenyl derivatives |
US7893306B2 (en) | 2005-11-04 | 2011-02-22 | Toray Fine Chemicals Co., Ltd. | Process for production of biphenyl derivatives |
EP1955990B1 (en) * | 2005-11-04 | 2012-08-22 | Toray Fine Chemicals Co., Ltd. | Process for production of biphenyl derivatives |
KR20210111588A (ko) | 2020-03-03 | 2021-09-13 | 조혜수 | 비스(트리플로로메틸)비페닐 화합물의 제조 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH075488B2 (ja) | 1995-01-25 |
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