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JPH04149269A - 改質ポリエステル組成物 - Google Patents

改質ポリエステル組成物

Info

Publication number
JPH04149269A
JPH04149269A JP27246990A JP27246990A JPH04149269A JP H04149269 A JPH04149269 A JP H04149269A JP 27246990 A JP27246990 A JP 27246990A JP 27246990 A JP27246990 A JP 27246990A JP H04149269 A JPH04149269 A JP H04149269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
acid
modified polyester
polyoxyethylene
salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27246990A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyoshi Suzuki
鈴木 東義
Hiroshi Fujita
寛 藤田
Toshimasa Kuroda
黒田 俊正
Setsuo Yamada
山田 浙雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd, Teijin Ltd filed Critical Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Priority to JP27246990A priority Critical patent/JPH04149269A/ja
Publication of JPH04149269A publication Critical patent/JPH04149269A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、改質ポリエステル組成物、更に詳しくは溶融
成形特に溶融紡糸に適し、高度な制電性と優れたカチオ
ン染料可染性を有する改質ポリエステル組成物に関する
〈従来技術〉 ポリエステルは多くの優れた特性を有しているために繊
維、フィルム、シート等の成形用材料として広く使用さ
れている。しかしながら、ポリエステルは疎水性である
なめ静電気が発生しやすく、例えはポリエステル繊維に
ついて言えば、衣服の脱着時にバチバチという放電現象
や着用中に身体にまつわりつく現象が起こるために人に
不快怒を与えたり、更にはほこりを吸引して衣服の美観
を損ねる等の欠点があり、静電気防止を要求される用途
分野での使用が制限されている。
従来から、二の欠点を解消しようとしてポリエステルに
制電性を付字しようとする試みが数多く行われており、
例えばポリエステルに、これと実質的に非相溶性のポリ
オキシアルキレングリコール ポリオキシアルキレング
リコール・ポリアミドプロ・・Iり共重合体又はボワオ
キシアルキレングJコール・ポリエステルブロック共重
合体を混合する方法、更にこれに有機や無機のイオン性
化合物を配斤する方法か提案されている(例えば、特公
昭44−3i828号公報、特公昭60−11944号
公報、特開昭5F−81)497号公報、特開昭60−
39413号公報)。
−かしなから、かかる方法で具体的に甲いられているポ
リオキシエチレングリクールは水溶性であり耐水性に乏
しいこと、またポリオキシエチレングリクール・ポリア
ミドブロック共重合体、ポリオキシエチレングリコール
・ポリエステルプロ・シタ共重り体およびポリオキシエ
チレングリコール・ポリニスデル・ホ刃アミド共重合体
などは、その1と不溶性が高くなるつれてその親水性か
低下していくために、かかる方法で耐水性と静電性とに
同時(こ優れるポリエステル成形物を得ることは困難で
ちつな 本発明名は、そこで、この親水性と水不溶性という二律
背反的な傾向に着目し、かかる二律背反的な性質を合せ
持つ新規なホ゛リオキシエチレン系ポリエーテルを用い
ることによって、上記問題点を解決しようと試みた。そ
して、このような研究構想のもとに数多くの化合物につ
いて試験を繰返しな結果、ポリオキシエチレングリクー
ルの両末端に特定の高級オレフィンオキサイドの特定量
をブロック共重合したポリオキシエチレン系ポリエーテ
ルによれば優れた水不溶性と同時に、驚くへきことに、
より改善された親水性が呈されることを知った、即ち、
該ポリオキシエチレン系ポリニーデルは水不溶性である
にもかかわらず、水溶性の平均分子12万のポリオキシ
エチレングリコールよりも高い吸湿性を示し、例えば温
度20℃、相対湿度86%において後者の平衡吸湿率が
20%であるのに対し、前者のそれは60%と約3倍も
大きい。
かかる特殊なポリオキシエチレン系ポリエーテルを配合
したポリエステル組成物は、初期性能および耐久性に共
に著しく優れた制電性、吸汗性および防汚性を呈するこ
とを知り先に提案しな。かかる組成物からなる成形品は
、約20℃未満の低温Fや相対湿度40%未満の低湿度
下においても優れた制電性とその耐久性を呈する点でも
きわたった特長を有する。
Lかしながら、かかるポリオキシエチレン系ポリエーテ
ルをカチオン染料可染性ポリエステルに適用して制電性
、カチオン染料可染型ポリエステル組成物を得んとして
、カチオン染料可染性ポリエステルとして一般に広く工
業的に採用されているう一金属スルホイソフタル酸化合
物をカチオン町染化刑として共重合したポリエステルに
上記ポリオキシエチレン系ポリエーテルを配合した場合
には、意外にもカチオン染料可染性が損なわれるように
なることか゛判明した。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、上述したことから明らかなように、高
庇な制電性と優れたカチオン染料可染性を合わせ有する
ポリエステル組成物を提供することにある。
〈発明の構成〉 本発明者は上記した問題点に鑑み、鋭意検討した結果、
上記した問題点が、カチオン染料可染化剤として5−金
属スルホイソフタル酸化合物に代えて5−ホスホニウム
スルホイソフタル酸化合物を使用することによって解消
され、本発明の目的が達成できることを見出した。本発
明はかかる知見に基づいて更に重ねて検討した結果完成
したものである。
即ち、本発明は、 (a)下記一般式(1) [式中、Aは芳香族基又は脂肪族基、Xlはエステル形
成性官能基、X2はXlと同−又は異なるエステル形成
性官能基又は水素原子、R1゜R2,R3及び艮はアル
キル基及びアリール基より選ばれた同−又は異なる基、
nは正の整数を示す。] で表わされるスルホン酸ホスホニウム塩を0.1〜10
モル%共重合ぜしめた改質ポリエステル100重量部に (b)下記(i)および(i i)を同時に満足する水
不溶性ポリオキシエチレン系ポリエーテル0.2〜30
重量部および (C)有機金属塩0.05〜10重量部を配合してなる
改質ポリエステル組成物。
(i)  下記一般式(n)で表わされる非ランダム共
重合型ポリオキシエチレン系ポリエーテルであること。
Z  −f  (CH2C)←[20)*+R” ○+
−R2]  k−(II  )1式中、Zは1〜6の活
性水素を有する分子量300以干゛の有機化合物残基、
R1は炭素原子数6以上の未置換または置換アルキレン
基、R2は水素原子、炭素原子数1−〜40の一価の炭
化水素基又は炭素原子数2〜40の一価のアシル基、k
は1〜6の整数、ρはkXρが70以上となる整数、m
は1以上の整数を表わす。] fii)平均分子量が5000〜16000であること
本発明でいうポリエステルは、テレフタル酸を主なる酸
成分とし、少なくとも1種のグリコール、好ましくはエ
チレングツコール、トリメチレングリコール、テトラメ
チレングリコールから選ばれる少なくとも1種のアルキ
レングリコールをグリコール成分とするポリエステルを
主たる対象とする。
また、テレフタル酸成分の一部を他の二官能性カルボン
酸成分で置換えたポリエステルであってもよく、及び、
/又はグリコール成分の一部を主成分以外の上記グリコ
ールもしくは他のりオール成分で置換えたポリエステル
であってもよい。
ここで使用されるテレフタル酸以外の二官能性カルボン
酸としては、例えばイソフタル酸、ナフタリンジカルボ
ン酸、ジフェニルジカルボン酸。
ジフェノキシエタンジカルボン酸、β−ヒドロキシエト
キシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、アジピン酸、セバ
シン酸、1.4−シクロヘキサンジカルボン酸の如き芳
香族、脂肪族、脂環族の二官能性カルボン酸を挙げるこ
とができる。
また5上記グリコール以外のジオール化合物としては、
例えばシクロヘキサン−1,4−ジメタツール、ネオペ
ンチルグリコール、ビスフェノール4へ、ビスフェノー
ルSの如き脂肪族、指環族、芳香族のジオール化合物及
びポリオキシアルキレングリコール等を挙げることがで
きる。
史に、ポリエステルが実舅的に線状である範囲でトリメ
リット酸、ピロメリット酸の如きポリカルボン酸、グリ
セリン、トリメチロールプロパン。
ぺ〉タエリスリトールの如きポリオールを使用すること
ができる。
かかるポリエステルは任意の方法によって合成される。
例えばポリエチレンテレフタレートについて説明すれば
、通常テレフタル酸とエチレングツコールとを直接エス
テル化反応させるか、テレフタル酸ジメチルの如きテレ
フタル酸の低級アルキルエステルとエチレングリコール
とをエステル交換反応させるか又はテレフタル酸とエチ
レンオキサイドとを反応させるかしてテレフタル酸のグ
リコールエステル及び7/又はその低重合体を生成させ
る第一段階の反応と1.第一段階の反応生成物を減圧上
加熱して所望の重合度になるまで重縮合反応させる第二
段階の反応によって製造される。
本発明において共重合成分として使用されるスルホン酸
ホスホニウム塩は、下記一般式(I)て表わされる。式
中、Aは芳香族基又は脂肪族基を示し、なかでも芳香族
基が好ましい。Xlはエステル形成性官能基を示し、具
体例とじて−C H −OR +Cルヂ。
H 0モCR2)、−千0 (CR2H「+a OJ(。
CfOモCH2)下−7]”−d(、) I−(〈但し
、R′は低級アルキル基またはフェニル基、a及びdは
1以上の整数、bは2以上の整数である)等を挙げるこ
とができる。X2はXlと同一もしくは異なるエステル
形成性官能基又は水素原子を示し、なかでもエステル形
成性官能基であることが好ましい。R+、 R2,Ra
及び川はアルキル基及び′アリール基よりなる群かち遷
ばれた同−又は異なる基を示す。nは正の整数である。
かかるスルホン酸ホスホニウム塩は、−4に対応するス
ルホン酸とホスフィン類との反応、又は対応するスルホ
ン酸金属塩とホスホニウムハライド類との反応により容
易に合成できる。
上記スルホン酸ホスホニウム塩の好ましい具体例として
は、3,5− ジカルボキシベンゼンスルホン酸テトラ
ブチルホスポ―ウム塩、3.5−ジカルボキシベンゼン
スルホン酸エチルトリブチルホスホニウム塩、3,5−
ジカルボキシベンゼンスルホ〉酸ベンジルトリブチルホ
スホニウム塩、3.5シカルホキシベ〉ゼンスルホン酸
フェニルトリブチルホスホニウム塩、3.5−シカlレ
ボキシベシセ゛ンスルホン酸テトラフェニルホスホニウ
ム塩、35−ジカルボキシベンゼンスルホン酸ブチルト
リフェニルホスホニウム塩、3.5−ジカルボキシベン
ゼシスルホン酸ヘンジルトリフェニルポスホニウム塩、
3,5−ジカルポメトキシベンゼンスルホン酸テト・ラ
ブチルホスホニウム塩、3,5−ジカルボメトキシベン
ゼンスルホン酸エチルトリブチルホスホニウム塩、3,
5−ジカルボメトキシペンゼンスルホ〉・酸ヘンジlレ
トリブチlレホスホニウム塩。
3.5−−ジカルホメトキシベンゼンスルホン酸フェニ
ルトリブチルホスホニウム塩、3.5−ジカルポメトキ
シベンゼンスルホン酸テトラフェニルホスホニウム塩、
3.5−ジカルボメトキシベンゼンスルホ>酸エチルト
リフェニルホスホニウム塩、35−ジカルホ′メトキシ
ベンゼンスIレホン酸ブチルトリフェニルポスホニウム
塩、3,5−ジカルボメトキシベンゼンスルホン酸ヘン
シルトリフェニルホスホニウム塩、3−カルボキシベン
ゼンスルホン酸テトラブチルホスホニウム塩、3−カル
ボキシベンゼンスルホン酸テトラフェニルホスホニウム
塩、3−カルホ゛メトキシベンゼンスルホン酸テ1−・
ラブチルホスホニウム塩、3−カルボメトキシベンゼン
スルホン酸テトラフェニルホスホニウム塩+]5−ジ(
β−ヒドロキシエトキシ力ルボニlし)ベンゼンスフレ
ホン酸テトラブチルホスホニウム塩、3,5−ジ(β−
ヒドロキシエトキシカルボニル)へンゼンスルホン酸デ
トラフェニルホスホニウノ\塩13−(β−ヒト0キシ
エトキシカルボニル)ベン七゛ン7スlレホン酸テトラ
ブチルホス示ニウム塩、 3−<β−ヒトロキシエトキ
シ力lレボニル)ヘンゼンスルホン酸テトラフェニルホ
スホニウム塩14−ヒドロキシエトキシベンゼンスルホ
〉酸テト・ラブチルホスホニウム塩、2.6−ジカルポ
キシナフタレンー4−スルホン酸テトラブチルホスホニ
ウム塩1α−テトラブチルホスホニウムスルホコハク酸
等を挙げることができる。上記スルホン酸ホスホニウム
塩は1種のみを単独で用いても、2種以上併用してもよ
い。
上記スルホン酸ホスホニウム塩をポリエステルに共重合
するには、前述したポリエステルの合成が完了する以前
の任意の段階で、好ましくは第2段階の反応の初期以前
の任意の段階で添加すればよい。スルホン酸ホスホニウ
ム塩をポリエステルに共重合させる割合は、ポリエステ
ルを構成する二官能性カルボン酸成分(スルホン酸塩を
除く)に対して0.1〜10モル%の範囲であり、0.
5〜5モル%の範囲が好ましい。共重合割合が0.1モ
ル%より少ないと、得られる改質ポリエステル繊維のカ
チオン染料に対する染色性が不十分になり、10モル?
西より多くなるとカチオン染色性は最早著−い向上を示
さず、かえってポリエステルの物性が低下し、本発明の
目的を達成し難くなる。
本発明の改質ポリエステル組成物にあっては、上記の改
質ポリエステルに対して水不溶性のポリオキシエチレン
系ポリエーテルを配合する。本発明でいう水不溶性とは
、純水100 g中に試料5gをいれて100℃で60
分間加熱処理した後、室温まで放冷し、次いで遠心分離
処理して得た透明上澄液を蒸発乾固して得た固形分の重
量が10重量%以下であることをいう。
かかるポリオキシエチレン系ポリエーテルは、下記一般
式<I[)で表わされる、ポリオキシエチレンブロック
を主鎖成分とし、該ポリオキシエチレン分子鎖末端を1
又は2以上の特定のオキシアルキレン単位で封鎖した非
ランダム共重合型のポリオキシエチレン系ポリエーテル
である。
Z −干−−+ C,R2CR20)−r−+RI O
+m  R2]  k  、、、  ([)上記式中、
Zは1〜6個の活性水素を有する分子量300以下の有
機化合物の残基であり、メタノール プロパツール ブ
タノール、フェノールエチレングリコール、ビスフェノ
ールA、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチロール
プロパン トリエタノールアミン、ジグリセリン。
ペンタエリスリトール、ソルビトール等のしドロキシル
基含有化合物の残基およびエチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン等の1級および
2級アミン類の残基等を挙げることができ、なかでもヒ
ドロキシル基含有化合物が好ましい。R1は炭素原子数
6以上の未置換アルキレン基または置換アルキレン基で
あり、なかでも炭素原子数6〜50の1換アルキレン基
が好ましく、その中でも炭素原子数6〜50のアルキル
エチレン基がより好ましい。かかるR1の好ましい具体
例としては、シクロヘキシレン基、フェニルエチレン基
、ヘキシルエチレン基、メチル−ペンチルエチレン基、
ヘプチルエチレン基、メチル−ヘキシルエチレン基等を
あげることができる。また、R1は上記2種以上の混合
であってもよい。
R2は水素原子、炭素原子数1〜40の一価の炭化水素
基または炭素原子数2〜40の一価のアシル基であり、
該炭化水素基としてはアルギル基、アルゲニル基、シク
ロアルキル基、アリール基、アルキルアリール基または
ヒドロキシアルキル基が好ましい。また該アシル基とし
てはアルカノイル基。
アルゲノイル基、シクロアルキルカルボニル基。
アリールカlレボニlし基またはアルキルアリールカル
ボニル基が好ましい。kはZの元になる有機化合物が有
する活性水素原子数に対応する1〜6の整数である。g
はkX、Qが70以上となる整数であることが必要であ
り、分子間または分子内で同一であっても異なってもよ
い。kXρの値が70未満であるときには最終的に得ら
れる改質ポリエステル組成物成形品の制電性の初期性能
および熱水耐久性、洗濯耐久性が共に不充分となる。ま
た、1()、テρの値が大きくなるに従って制電性およ
びその耐久性が向上するが、この値が300を越えると
最早著しい制電性およびその耐久性の向上は認められ難
くなり、かえって該ポリオキシエチレン系ポリエーテル
の水不溶化が困難になる傾向があるのて、ρとしてはk
Xρの値が300以下となる整数であるのが好ましい。
kXJl)のより好ましい範囲は80〜200の範囲で
ある。mは1以上の整数であり、分子間または分子内で
同一であっても異なっていてもよいがZに結合したに個
の分枝内でmはすべて1以上の整数である必要がある 
rrlが0である分枝が存在するときには、最終的に得
られるポリエステル組成物成形品の制電耐久性が不充分
になる。かかるポリオキシエチレ〉系ポリエーテルを構
成するCH2CH2O単位およびRIO単位の配列は、
C,H2CH20単位からなるポリオキシエチレンブロ
ックが主鎖を構成し、該ポリオキシエチレン分子鎖末端
にR10単位か1単位でまたは2単位以上のブロックを
形成して局在化する配列をとる必要がある。かかる特定
の構造を取る二とによってはしめて、少量のR10単位
の導入で該ポリオキシエチレン系ポリエーテルの高度な
水不溶化と高度な吸湿性向上を可能にする二とができ、
高度な制電性およびその耐久性の達成が可能になる5に
H2CH20単位とRI O4位とがランダムに配列し
ている場合は、本発明の目的は達成されない7上記した
水不溶性ポリオキシエチレン系ポリニーデルの分子量は
5000〜16000の範囲である0分子量か5000
未溝のときは、前記RIO単位をいくら増やしても該ポ
リオキシエチレン系ポリエーテルの熱!に、熱アルカリ
、洗濯水等への脱落を防止するのは困難てあり、最終的
に得られるポリエステル組成物成形品の制電性およびそ
の耐久性か共に不充分となる。
分子量が16000を越えると該ポリオキシエチレン系
ホ゛リエーテルの改質ポリエステル中での溶融混和性が
急激に悪化し1、分散性か不良化するので、溶融成形が
困難になるはかりでなく、制電性や機械的強度等の成形
品物性か不良となるので事実上実施不可能な領域になる
。更に、分子量か入きくなることにより、低温・低湿度
条件下での制電性も不良となる、これは該ポリオキシエ
チレン系ボ〕エーテルの改舅ポリエステルマトリックス
中での熱運動か小さくなるので、特に低温でイオン伝導
による制電性能が低下するためと推定される。
なかても該ポリオキシエチレン系ポリエーテルの好まし
い分子量範囲は5500〜1.4000である。
かかる非ランダム共重合型のポリオキシエチレン系ポリ
エーテルは、活性水素化合物にエチレンオキサイドを反
応させる第11段反応、次いでその生成物に炭素原子数
6以上のオレフィンオキサイドを反応させる第2段反応
および必要に応じてその生成物のヒドロキシル末端基を
炭化水素基もしくはアシル基で封鎖する第3段反応とに
より合成することができる。かかるオレフィンオキサイ
ドとしてはなかでもノネンオキサイド、シクロへキセン
オキサイド、炭素原子数12〜40のα−オレフィンオ
キサイドが特に好ましい。
上記のポリオキシエチレン系ポリエーテルの特に好まし
い具体例を第1表に示す。
第1表で示した化合物におけるR2のH以外の具体例と
してはR2=  CH3,C6R5、CH2C6H9+
  Cl2H25,Cx5Hsr、  Cx5H35゜
Cx5H3CO、Cx7H33CO、Cs□Hi5CO
−等が好ましい。かかるポリオキシエチレン系ポリエー
テルは、1種のみ単独で使用しても2種以上を併用して
もよい。
かかる水不溶性のポリオキシエチレン系ポリエーテルの
配合量は前記改質ポリエステル100重量部に対して0
.2〜30重量部の範囲である。好ましくは0.3〜1
0重量部の範囲であり、なかでも0.5〜5重量部の範
囲が特に好ましい。0.2重量部より少ないときは親水
性が不足して充分な制電性を呈することができない。ま
た、30重量部より多くしても最早制電性の一層の向上
効果は認められず、かえって得られる組成物の機械的性
質、耐熱性。
耐光性が損なわれるようになる。
本発明の改質ポリエステル組成物においては、上記した
水不溶性ポリオキシエチレン系ポリエーテルに併用して
有機金属塩が配合される。ここでいう有機金属塩とは、
ドデシルベンゼンスルホン酸、トリデシルベンゼンスル
ホン酸、ノニルベンゼンスルホン酸、ジブチルナフタレ
ンスルホン酸。
ヘキサデシルスルホン酸、ドデシルスルポン酸などのス
ルホン酸とナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカ
リ金属とがら形成されるスルホン酸のアルカリ金属塩、
ジステアリルリン酸ナトリウムなどのリン酸エステルの
アルカリ金属塩、その他の有機カルボン酸のアルカリ金
属塩などがある。
更に、スルホン酸金属塩として下記一般式で表わされる
ものも好ましく例示することができる。
R’  0  (R’  O)  、  <CH2) 
 t、  SO3M[式中、R1′は一価の炭化水素基
、R′は炭素原子数2〜4のアルキレン基、aは1〜1
00の整数、bは2〜4の整数、MはNa、 K、 L
i等のアルカリ金属塩。] かかる有機金属塩のなかでも、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム、平均の炭素原子数が14であるアルキ
ルスルホン酸ナトリウム混合物、C12)1250 (
CH2CH2O) 3 CH2CH2SO3Na。
C,,6H330(CH2CH2O) 2.cHzcH
zcHzsO3Na等のスルホン酸の金属塩が特に好ま
しい。
上記有機金属塩は1種でも、2種以上併用してもよい。
その配合量は、改質ポリエステル100重量部に対して
0.05〜10重量部の範囲が適当である。
0.05重量部未満では制電性が不充分となり、10重
量部を越えると最終的に得られる組成物成形品の機械的
性質を損なうようになる。なかでも0.1〜7重量部の
範囲が好ましい。
前記水不溶性のポリオキシエチレン系ポリエーテルおよ
び有機金属塩を配合するには、任意の方法が採用され、
また両者は同時にまたは任意の順序で改質ポリエステル
に配合することができる。
即ち、改質ポリエステルの成形が終了するまでの任意の
段階、例えば改質ポリエステルの重縮合反応開始前2重
縮合反応途中1重縮合反応終了時であってまた溶融状態
にある時点、粉粒状態、成形段階等において、両者を予
め溶融混合してから添加しても、2回以上に分割添加し
ても、両者を予め別々に改質または未改質ポリエステル
に配合した後、成形前等において混合してもよい。更に
、重縮合反応中期以前に添加するときは、グリコール等
の溶媒に溶解または分散させて添加してもよい。
なお、本発明の改質ポリエステル組成物には、ヒンダー
ドフェノール系、サルファイド系、ホスファイト系等の
抗酸化剤および/′またはベンゾフェノン系、ベンゾト
リアゾール系等の紫外線吸収剤を配合してもよく、こう
することは好ましいことである。その他、必要に応じて
難燃剤、蛍光増白剤、艷消剤9着色剤、その他の添加剤
等を配合してもよい。
本発明のポリエステル組成物から繊維を製造する場合に
は、任意の製糸条件を何等の支障なく採用することがで
きる。例えば500〜2500m /分の速度で溶融紡
糸し、延伸、熱処理する方法、1500〜5000m/
分の速度で溶融紡糸し、延伸と仮撚加工とを同時にまた
は続いて行う方法、5000m/分以上の高速で溶融紡
糸し、用途によっては延伸工程を省略する方法、などに
おいて任意の製糸条件を採用することができる。また得
られた繊維、またはこの繊維から製造された織編物を1
00℃以上の温度で熱処理することが好ましく、これに
よって構造の安定化と組成物中に含有されているポリオ
キシエチレン系ポリエーテル、有機金属塩および必要に
応じて含有されている各種添加剤の表面近傍への移行を
助長することができる。更に必要に応じて弛緩熱処理な
ども併用することができる。
また、本発明の組成物は、フィルムやシートの製造にも
使用することができる。また、この成形工程において任
意の成形条件を何等の支障なく採用することができる。
例えば製膜後一方向のみに張力を作用させて異方性膜を
製造する方法、同時に、または、任意の順序で膜を二方
向に延伸する方法、および膜を2段以上の多段延伸する
方法、などを任意の条件で採用することができる。また
フィル11.シート等を100℃以上の温度で熱処理す
ることは、上述の理由から好ましいことである。
更に、本発明の組成物をマスターバッチとして用いるこ
ともできる。このマスターバッチを、通常のポリエステ
ルで希釈し、この混合物を溶融成形し、繊維、フィルム
、シート等の最終成形品とすることもできる。
本発明の組成物は、特に、制電性のカチオン染料可染型
ポリエステル繊維を形成するのに有用なものである。
すなわち、本発明の組成物から成形される繊維は、中空
部を有しない中実繊維であってもよく、中空部を有する
中空繊維であってもよく、また繊維の横断面における外
形や中空部の形状は円形であってもよく異形であっても
よい。更に、本発明の組成物を芯成分とし、通常のポリ
エステルを鞘成分とする芯鞘型複合繊維であっても、ま
た本発明の組成物を鞘成分とし、通常のポリエステルを
芯成分とする芯鞘型複合繊維であってもよく、あるいは
上記組成物からなる層と、通常のポリエステルとをサイ
ド・パイ・サイド型に2層以上の多層複合繊維としたも
のであってもよい。
なお、本発明の改質ポリエステル組成物成形品には、必
要に応じて適宜の親水化後加工等を施してもよい。この
親水化後前Tとしては、例えばこのポリエステル繊維を
、テレフタル酸および/またはイソフタル酸もしくはそ
れらの低級アルキルエステルと、低級アルキレングリコ
ール、およびポリアルキレングリコールとからなるポリ
エステルポリエーテルブロック共重合体の水性分散液で
処理する方法、または、アクリル酸、メタクリル酸等の
親水性モノマーをグラフト重合し、その後これをナトリ
ウム塩化する方法が好ましく採用できる。
〈発明の効果〉 本発明の改質ポリエステル組成物から得られた繊維等の
成形品は、カチオン染料によって染色可能であるためカ
チオン染料特有の鮮明色が得られると共に、低温・低湿
度条件下でも充分な制電性を有しており、しかもかかる
優れたカチオン染料可染性と高度な制電性が、仮撚加工
や強撚加工等の如き加工処理、染色処理、アルカリ減量
処理。
樹脂コーティング処理等の耐熱性や耐加水分解性を要す
る苛酷な後加工処理、更には苛酷に縁返される洗濯処理
によって失われることがないという実用上極めて有用な
効果が奏される。
従って、本発明の改質ポリエステル組成物から得られる
繊維は、鮮明色が要求されるスポーツ衣料用途において
優れた発色性と高度な制電性が得られるので特に有用で
ある。また、レギュラーポリエステル繊維との混繊糸に
なしなり、あるいはレギュラーポリエステル糸と交織や
交編して織編物になして、カチオン染料および分散染料
で染色することにより霜降り効果や異色染め効果等の高
級な染色効果を表現しようとする用途分野において、高
度な制電性を付与することが可能となるので非常に有用
である。
また、本発明の組成物からなるフィルムは低湿度条件下
でも静電気が発生しないので、その製膜工程やスリッテ
ィング工程において、フィルム同士のまつわりつきゃロ
ールへの巻き付きなどが起こらず、また放電スパークの
心配がないなど安全面でも好ましい。上記フィルムはカ
チオン染料で鮮明な各種色相に染色されカラー鋼板や金
銀糸用に有用に使用できる。かかる製品は帯電による塵
埃付着が起こらないので、長期にその美麗な色彩を保持
できる。
〈実施例〉 本発明をさらに具体的に説明するなめに5以下実施例を
あげて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。なお、実施例および比較例中の部およ
び%はそれぞれ重量部および重量%を示す。また、得ら
れたポリエステル繊維の摩擦帯電圧および染色布の視怒
染色性は以下の方法で測定しな。
(1)摩擦帯電圧 i)装置および材料 回転ドラム式摩擦帯電圧測定装置くロータリースタティ
ックテスター)、オシロスコープ、摩擦布二木綿ブロー
ド30/−精練漂白無糊仕上げ jj)試験片の調整 巻き込み式:3.8(1)\’30CO1金わく式:4
,0σ\8.0α それぞれ縦長に3枚採取する、さらに、摩擦布の木綿ブ
ロード(30′−)を2.5cmX14、0cm縦長に
3枚採取する、 1ii)試験の操作 ■調湿:40=29δRHまなは30=2°oR1(0
デシケータ中に一昼夜以上放置する、 ■測定室の雰囲気: 40−296R)] (20±2
°(:)、3072°oR11<10= 2°C〉■試
料:重ね枚数1枚 ■ドラム回転数: 700r、 p、 m(4I帯電平
衡時間:1分間 ■接圧荷重:600g 試験片を1枚表にしてロータリースタティックテスター
の回転ドラムに取付け、さらに下部の両端のクリップに
摩擦布1枚を試験片と接触する位置で平衡に取付け、6
00gの荷重をかける。記録計(5(2) 分)1回転
ドラム、オシロスコープの順に操作し、帯電平衡に達し
た時、摩擦帯電圧<V>および極値く士、−)を読み、
3枚の平均値で表わす(整数値10位まで)。
なお、制電効果と摩擦帯電圧との関係は、摩擦帯電圧が
1500V以下であれば制電効果は良好であることを示
す。
(2)染色布の祝勝染色性 染色布のL°値、a°値、b°値をミノルタ色彩色差計
CR−200<ミノルタカメラ販売@)を用いて測定し
た。
実施例1〜3 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコール6
0部、酢酸マンガン4水塩0,03部〈テレフタル酸ジ
メチルに対して0.024モル%〉、整色剤として酢酸
コバルト4水塩0.009部くテレフタル酸ジメチルに
対して0.007モル%)、テレフタル酸ジメチルに対
して1.5モル%の量の3.5−ジカルボキシベンゼン
スルホン酸デトラーn−ブチルホスホニウム塩およびテ
レフタル酸ジメチルに対して0.050モル%のテトラ
エチルアンモニウムハイドロオギサイドをエステル交換
缶に仕込み、窒素ガス雰囲気13時間かけて140℃か
ら220まで昇温して生成するメタ、ノールを系外へ留
去しながらエステル交換反応させる。続いて得られた生
成物に、安定剤として正リン酸の56%水溶液0,03
部(テレフタル酸ジメチルに対して0.033モル%)
を添加し、同時に過剰のエチレングリコールの昇温追出
しを開始した。10分後重縮合触媒として二酸化アンチ
モン0.04部くテレフタル酸に対して0、027モル
%)を添加した。内湯が240℃に達した時点でエチレ
ングリコールの追出しを終了し、反応生成物を重合缶に
移し5た。
次いで昇温しなから内温か260℃に到達するまで常圧
反応させた後、1時間かけて760mmftgから1−
mmHgまで減圧し、同時に1時間30分かけて内湯を
280℃まで昇温しな。減圧開始2時間後に下記化学式 HOモCHCH20+−1−(−C坊C班Oチ。
C)  H2J+1 モCH2CHO+、H C,H2J+1 〈但し、jは18〜28の整数で平均21、ρは平均値
として約115 、mは平均値として3である)で表わ
される、平均分子量7106の水不溶性ポリオキシエチ
レ〉′系ポリエーテルの第2表記載の量を溶融状態で、
およびドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの第2表
記載量を50%のエチレングリコール溶液にして、減圧
下に添加した。引続き攪拌下lmmHg以下の減圧下で
更に1時間重合した時点で抗酸化剤としてサイアノック
ス1790 <アメリカン・サイアナミツド社製)0,
1部およびマークAO−4128<アデカ・アーガス化
学社製)0,3部を減圧■添加し、その後更に20分間
重合させて、極限粘度0.630〜0.650.軟化点
254〜256°Cのポリマー組成物を得た。
このポリマー組成物を280′Cで溶融し、直径0.3
mgn、長さ0.6n+mの紡糸孔を24個設けた紡糸
口金を用いて紡出し、ゴデツトローラーを介して150
0m/分の速度で一旦巻き取った。次いで紡出糸の延伸
後の伸度が35%になるような延伸倍率で、予熱温度8
0℃の加熱ローラーと130℃のプレートヒーターを用
いて延伸熱処理して75デニール/24フイラメントの
延伸糸を得た。
得られた延伸糸をメリヤス編地となし、常法により精練
、プリセット<180℃×45秒)した後、Cathi
lon Blue CD−PRLH/Cathilon
 Blue CD−FBLH(保土谷化学■製) =1
/1 、2%owfで芒硝3g/fJ、酢酸0.3g/
fJを含む染浴中にて120°Cで60分間染色後、常
法にしたがってソーピングおよびファイナルセットク1
60℃X60秒〉して鮮明な青色布を得な。この青色布
の視怒染色性は第2表の通りであった。
また、この布帛を用いて洗濯0回((LOと称する)お
よび洗濯30回繰り返しくLi2と称する)後の摩擦帯
電圧を測定し、第2表の結果を得た。
なお、洗濯は下記の方法によった。
(洗i!処理) 家庭用洗濯機を用い、新酵素サブ(花王製)2g ℃溶
液を30ρ (浴比1.:30)入れ、試料を入れて4
0’Cて10分間自自動巻き水流にて洗濯する。
その後脱水し、40℃の温水30fl  (浴比1:3
0>で5分間湯洗、脱水し、次いでオーバーフロー水洗
を10分間行い、脱水した。上記洗濯を1回処理とし、
これを必要な回数繰り返した。
実施例4 実施例]でカチオン染料可染化剤として使用した3、5
−ジカルボメトキシベンゼンスルホン酸テトラ−rl−
ブチルホスホニウム塩に代えて、テレフタル酸ジメチル
に対して2.5モル%の量の3.5ジカルボキシベンゼ
ンスルホン酸テトラフエニルホスホニウム塩を使用し、
この添加時期をエステル交換反応終了後圧リン酸添加前
にする以外は実施例1と同様に行った。結果は第2表に
示した通りであった。
実施例5 実施例1において使用したポリオキシエチレン系ポリエ
ーテルに代えて下記化学式 %式% く但し、jは10〜12の整数で平均11、ρは平均値
として約180 、 mは平均値として10である)で
表わされる、平均分子111898の水不溶性ポリオキ
シエチレン系ポリエーテルを使用する以外は実施例1と
同様に行った。結果は第2表に示した通りであった。
実施例6 実施例1において有機金属塩として使用したドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムに代えて、下記化学式 %式% で表わされるスルホン酸金属塩0.8部を溶融状態で添
加する以外は実施例1と同様に行った。結果は第2表に
示す通りである。
比較例 実施例1においてカチオン染料可染化剤として使用した
3、5−ジカルボメトキシベンゼンスルホン酸テトラ−
n−ブチルホスホニウム塩およびジエチレングリコール
形成抑制剤として使用したテトラエチルアンモニウムハ
イドロオキサイドに代えて、テレフタル酸ジメチルに対
して2.5モル%の量の3.5−ジカルボメトキシベン
ゼンスルホン酸ナトリウム塩およびテレフタル酸ジメチ
ルに対して0.160モル%の量の酢酸ナトリウム3水
塩を使用する以外は実施例1と同様に行った。結果を第
2表に示す通り、くすんで白茶けた青色布しか得られな
かった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) [式中、Aは芳香族基又は脂肪族基、X_1はエステル
    形成性官能基、X_2はX_1と同一又は異なるエステ
    ル形成性官能基又は水素原子、R_1、R_2、R_3
    及びR_4はアルキル基及びアリール基より選ばれた同
    一又は異なる基、nは正の整数を示す。] で表わされるスルホン酸ホスホニウム塩を0.1〜10
    モル%共重合せしめた改質ポリエステル100重量部に (b)下記(i)および(ii)を同時に満足する水不
    溶性ポリオキシエチレン系ポリエーテル0.2〜30重
    量部および (c)有機金属塩0.05〜10重量部 を配合してなる改質ポリエステル組成物。 (i)下記一般式(II)で表わされる非ランダム共重合
    型ポリオキシエチレン系ポリエーテルであること。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(II) [式中、Zは1〜6の活性水素を有する分子量300以
    下の有機化合物残基、R^1は炭素原子数6以上の未置
    換または置換アルキレン基、R^2は水素原子、炭素原
    子数1〜40の一価の炭化水素基又は炭素原子数2〜4
    0の一価のアシル基、kは1〜6の整数、lはk×lが
    70以上となる整数、mは1以上の整数を表わす。] (ii)平均分子量が5000〜16000であること
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0625397A (ja) * 1992-07-07 1994-02-01 Polyplastics Co ポリエステル樹脂又はその組成物の製造方法
JPWO2009088008A1 (ja) * 2008-01-08 2011-05-26 帝人ファイバー株式会社 常圧カチオン可染性ポリエステル及び繊維

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JPH0625397A (ja) * 1992-07-07 1994-02-01 Polyplastics Co ポリエステル樹脂又はその組成物の製造方法
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