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JPH04147865A - インクジエット記録装置 - Google Patents

インクジエット記録装置

Info

Publication number
JPH04147865A
JPH04147865A JP27359590A JP27359590A JPH04147865A JP H04147865 A JPH04147865 A JP H04147865A JP 27359590 A JP27359590 A JP 27359590A JP 27359590 A JP27359590 A JP 27359590A JP H04147865 A JPH04147865 A JP H04147865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
cap
ejection
recovery operation
recording head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27359590A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Akiyama
勇治 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP27359590A priority Critical patent/JPH04147865A/ja
Publication of JPH04147865A publication Critical patent/JPH04147865A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録ヘッドのインク吐出口における目詰まり
、インク吐出不良等を防止、回復するための吐出回復処
理を行なうインクジェット記録装置に関する。
〔従来の技術〕
記録情報に基づいて、インクジェット記録ヘッドの複数
のインク吐出口からインク液滴を記録用紙等の被記録媒
体に吐出して記録を行なうインクジェット方式の記録装
置は、動作音の静粛性に優れ、プリンタやファクシミリ
等広範な用途がある。
また、記録ヘッドを複数色のインクに対応して複数個用
いることにより、フルカラー記録も可能となり、カラー
複写機等にも用いられている。
さらに、インクジェット方式の記録装置は高速・高精細
な記録、大画面記録をも可能とする。
第10図は、記録ヘッドのインク吐出口における目詰ま
り、インク吐出不良を防止、回復するための吐出回復処
理を行なうシリアル走査型式のカラーインクジェット記
録装置の要部構成を示す概略斜視図である。
インクーYの色インクを吐出する記録ヘッドIIY。
マゼンタMの色インクを吐出する記録ヘッドIIM。
シアンCの色インクを吐出する記録ヘッドIICおよび
ブラックにの色インクを吐出する記録へラドlIKをキ
ャリッジ12に設置しである。キャリッジ12はガイド
シャフト13に沿って左右に移動する。記録紙14は、
搬送ローラ15.16と不図示のプラテンローうにより
記録ヘッドのインク吐出口面に対して水平に保たれる。
インクーY1マゼンタクの吐出タイミングはエンコーダ
17の読み取り信号に基づいて不図示の制御回路が出力
している。
キャリッジ12のホーム位置に取り付けられたキャップ
部材8は、非通気性、弾性体でできており、記録を行な
わないときに記録ヘッドの吐出口を密閉し、インク溶媒
の蒸発によるインクの粘度上昇および固着あるいはゴミ
付着などでインク吐出口が目詰まりするのを防止する。
また、このキャップ位置で、記録中に記録ヘッドの使用
頻度が低い吐出口の目詰まり防止のための空吐出(予備
吐出ともいう)や、キャップをした状態で不図示のポン
プを用いた吸引動作によってインク回動動作を行ない、
目詰まりした吐出口を回復させたり吐出口内の気泡を取
り除く吐出回復を行なうことができる。
ホルダー18に取り付けられたクリーニングワイパー1
9は、ウレタンゴム等の板状の弾性体からなり、インク
吐出口近傍に固着あるいは付着したインク、ゴミ等の不
純物をインク吐出口面から取り除くために用いられてい
る。このクリーニングワイパー19は、ホルダー18と
ともに不図示の駆動手段で前後に移動することができ、
必要に応じて吐出口面にクリーニングワイパー19を当
て、キャリッジ移動とともにクリーニング動作を行なう
ことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のこの種のインクジェット記録装置
において、キャップが完全に記録ヘッドの吐出口を密閉
する前に装置電源をOFFとしてしまい、長期間放置後
に再度装置を使用する場合には、記録ヘッドの吐出口内
のインクが水分蒸発により粘度の上昇を起こし、インク
吐出が不安定となり印字品位が劣化するという問題があ
った。
なお、装置電源をONにするごとに自動的に吐出口から
のインク吸引等により吐出回復動作が行なわれる装置が
ある。この場合は、装置電源をONとした場合にキャッ
プが記録ヘッドの吐出口を密閉していることを前提に行
なわれているため、キャップ開放によりインクの粘度が
極度に上昇した場合には通常の吐出回復動作では吐出口
内のインクが流動しない問題が残されていた。
また、装置電源をOFFにした場合に、パワーオフ時の
シーケンスによりキャップで吐出口が完全に密閉してか
ら電源が切れるものもある。しかし、制御が複雑かつ高
価となり、さらに装置電源スイツチ以外で電源の供給を
切った場合にはシーケンスが動作しないという欠点があ
った。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので
、キャップ開放による放置後でも常に安定したインク吐
出が可能であり、インクの無駄な消費をなくしうるイン
クジェット記録装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の課題を解決するために、本発明のインクジェット
記録装置は、インクを吐出する吐出口を有し、被記録媒
体に対してインクを吐出して記録を行なう記録ヘッドと
、この記録ヘッドの吐出口内に対して開閉して、該吐出
口を被覆するキャップ手段と、前記記録ヘッドの吐出口
内のインクを吸引可能な吐出回復手段と、前記キャップ
手段の開閉状態を検知する検知手段とを備え、電源オン
時、前記検知手段が検知した前記キャップ開閉状態に応
じて、電源オン時に前記吐出回復手段が行なう吐出回復
動作の動作条件を制御することを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、電源オン時の吐出回復動作が電源オン
時のキャップ手段゛の開閉状態に応じて行なわれるので
、記録ヘッドのインク吐出口におけるインクの増粘、固
着による吐出不良がなくなり常に良好な画像記録を行な
うことが可能となる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
(第1実施例) 第1図は本発明の第1実施例における制御系の一構成例
を示すブロック図である。ここで、100は各部を制御
する制御回路であり、後述する処理手段を実行するCP
U90、その処理手順に対応したプログラムその他の固
定データを格納したROM91、演算等作業用のRAM
92、および各種時間を計測するタイマ93を有してい
る。
101は記録媒体をプラテンローラ26によっテ副走査
方向に搬送するだめの搬送部、102はキャリッジ12
を走査駆動するためのキャリッジ駆動回路、103は記
録ヘッド11の電気−熱エネルギー変換素子を駆動する
ためのヘッドドライバ、104は記録ヘッド上に設けた
サーミスタ27からの出力値により記録ヘッドの温度を
検知する温度検知回路、105は記録ヘッド上に設けた
ポジスタ等の保温ヒータ8を制御する加熱回路、106
はポンプ29を駆動するためのポンプ駆動回路、107
はキャップ部材8を移動させて記録へラド11に対し接
合/離脱を行なわせるキャップ駆動回路、108はクリ
ーニングワイパー19を移動させて記録ヘッド11に対
し接触/離脱を行なわせるクリーニングワイパー駆動回
路、109はキャップの開閉状態を検知するキャップ状
態検知回路である。
第2図は本発明の一実施例にかかるインクジェット記録
装置の吐出回復手段の動作条件を制御するシーケンスの
例を示すフローチャートである。
まず、ステップ5101で電源をONにすると、ステッ
プ5102でキャップ8の開閉状態がキャップ状態検知
回路109によって検知される。ステップ5103でキ
ャップ8が開放状態であると判断されると、ステップ5
106でキャップ駆動回路107を駆動してキャップ8
を閉じる。ステップ5107で記録ヘッド上に設けた保
温ヒータ8により記録ヘッドおよび吐出口内のインクが
加熱される。ステップ3108でサーミスタ27を用い
て記録ヘッド温度が検知され、ステップ5iloで記録
ヘッド温度が45℃以上であるか判断する。ステップ5
110で記録ヘッド温度が45℃未満の場合にはステッ
プ5107からステップ5IIOまでの操作が繰り返さ
れる。ステップ5110で記録ヘッドの温度が45℃以
上と判断されるとステップ5illへ進む。
ステップ5103でキャップ8が閉じていると判断され
ると、ステップ5104へ進み記録ヘッドの加温が行な
われる。ステップ5105で記録ヘッド温度を検知し、
ステップ5109で記録ヘッドが30℃以上と判断され
るまでステップ5104からステツブ5109を繰り返
す。ステップ5109で記録ヘッド温度が30℃以上で
あると判別されると、ステップ5illで吐出回復動作
が行なわれる。
ここで吐出回復動作とは、キャップ8を閉じた状態で吸
引ポンプ29に接続した吸引チューブを介して記録ヘッ
ドの吐出口から、粘度が上昇し吐出に悪影響を与えるイ
ンクを吸い出す動作をいう。
ここで、第3図はインクの温度と粘度の関係を示す。同
図から、インクの温度が上昇するとともに粘度が低下す
ることがわかる。
キャップ8が開放状態で放置されていた場合には、イン
ク中の水分蒸発によりインク粘度が通常の場合にくらべ
高くなっているため、吐出回復、動作だけでは記録ヘッ
ドの吐出口内部のインクが流動しに(い。ヘッド温度を
高くしてインクの温度を上昇させてインク粘度を低下さ
せることにより、すみやかに吐出口よりインクを吸引す
ることが可能となる。
従って、電源08時にキャップ8が開放状態の時は、閉
状態のときよりもインクの温度を上昇させているので、
インクの吸引が容易に行なわれるため、吐出回復を完全
に行なうことができる。
吐出回復動作後はステップ5112でキャップ8を開放
し、記録待機状態となる。ステップ5113でキャップ
8の開放状態における非記録時間を測定するため、カウ
ンタを0にリセットし、ステップSl 14で1走査分
のデータを受信したかを判断する。
本実施例に用いる記録ヘッドは、1インチあたり360
ドツト(360dpi)の密度で記録を行なうことがで
き、64ケの吐出口をもっている。従って、64ラスタ
分の画像データを受信すると走査記録が行なわれる。ス
テップ5114で64ラスタ分の画像データを受信する
と、ステップ5115で1走査分の画像記録を行なう。
ステップ5114で64ラスタ分の画像データが受信さ
れていないと判別されると、ステップ5116でカウン
タに1が加えられる。ステップ5117でカウンタの値
が5未満の場合はステップ5114に戻るが、カウンタ
の値が5以上の場合はステップ5118でキャップ8が
閉じられ、ステップ5119で1走査記録分のデータを
受信するのを待つ。一方、ステップSl 19で1走査
記録分のデータを受信すると、ステップ5120でキャ
ップを開放し画像記録を行なう。
なお、ここでは、上記ステップ8114〜8116が1
秒に1口実行されるように制御しているため、カウンタ
の値が5、つまり5秒間非記録状態が続くと、ステップ
Sl 18でキャップ8が閉じられる。
(第2実施例) 次に、本発明の第2実施例について説明する。
本実施例は、電源08時のキャップ開閉状態に応じて記
録ヘッドの保温温度とともに吐出回復動作内容を変えた
ものである。
第4図は、本実施例におけるインクジェット記録装置の
吐出回復処理の動作条件を制御するシーケンスの例を示
すフローチャートである。
まず、ステップ5201で電源をONにするとステップ
5202でキャップ8の開閉状態が検知される。
ステップ5203でキャップが開放状態であると判断さ
れるとステップ5210でキャップ8が閉じられ、ステ
ップ5211で記録ヘッド上に設けた保温ヒータ28に
より記録ヘッドおよび吐出口内のインクが加熱される。
ステップ5212で記録ヘッド温度が検知され、ステッ
プ5213で記録ヘッド温度が45℃以上であるか判断
する。
ステップ5213で記録ヘッド温度が45℃未満の場合
には、ステップ5211から5213までの操作が繰り
返される。ステップ5213で記録ヘッド温度が45℃
以上の場合には、ステップ5214で後で述べる吐出回
復動作■を行なう。
ステップ5203でキャップ8が閉じていると判断され
ると、ステップ5204で記録ヘッド上に設けた保温ヒ
ータ28により記録ヘッドおよび吐出口内のインクが加
熱される。ステップ5205で記録ヘッド温度が検知さ
れ、ステップ8206で記録ヘッド温度が30℃以上で
あるか判断する。ステップ5206で記録ヘッド温度が
30℃未満の場合には、ステップ5204から5206
までの操作が繰返される。
ステップ5206で記録ヘッド温度が30℃以上の場合
には、ステップ5207で後述する吐出回復動作■を行
なう。
吐出回復動作後はステップ8208でキャップ8を開放
し、記録待機状態となる。
ステップ5209とステップ5215〜5221は先の
実施例における第2図のステップ5113〜5120と
同様な動作なため説明は省略する。
ここで、第5図に本実施例で使用する吸引ポンプの構成
図を示す。
同図において、1はシールド用のOリング、2はピスト
ン、3はポンプ外壁、4は押し下げられたピストンをも
どすバネ、5は吸引口、6は排出口、7は吸引チューブ
、8はキャップ、9は廃液チューブ、10は弁である。
不図示の駆動回路によりピストン2を矢印A方向に押し
下げることにより、記録ヘッドの吐出口から密着したキ
ャップ8を介してインクを吸引することができる。
第6図は吸引ポンプによりキャップ内に発生する圧力を
示す図である。
■は第4図のステップ5207における吐出回復動作■
を行なった場合の圧力変化であり、■は同様にステップ
5214における吐出回復動作■を行なった場合の圧力
変化である。吐出回復動作■では吸引時300 m m
 Hgの負圧であるのに対して、吐出回復動作■では6
00mmHgの負圧で、より強力にインクの吸引が行な
われる。
上記吐出回復動作の■と■で、第5図の吸引ポンプのピ
ストン2を押し下げるストローク量を変えることで吸引
時の発生負圧量を変化させることが可能である。
キャップが開放状態で放置されていた場合、水分蒸発に
より粘度上昇を起こしたインクに対して加温により粘度
を低下させ、さらに強力な吸引により吐出回復動作■を
行なうことで、確実に吐出に悪影響を与えるインクを吸
い出すことができる。
また吸引ポンプのピストン2を押し下げて保持する時間
を長くして、第7図に示すように負圧発生時間を長くし
たり、ピストン2を押し下げる回数を増加し、第8図に
示すように負圧発生回数を増加させることでも上記と同
様な効果がある。
(第3実施例) 次に、本発明の第3実施例について説明する。
本実施例は、電源ON時のキャップ開閉状態に加え、開
放状態での保持時間に応じて、記録ヘッドの保温温度と
ともに吐出回復動作内容を変えたものである。
第9図は本実施例におけるインクジェット記録装置の吐
出回復処理の動作条件を制御するシーケンスの例を示す
フローチャートである。
まず、ステップ5301で電源をONにするとステップ
5302でキャップの開閉状態が検知される。
ステップ5303でキャップ8が閉じていると判断され
ると、ステップ5304で記録ヘッド上に設けた保温ヒ
ータ28により記録ヘッドおよび吐出口内のインクが加
熱される。ステップ5305で記録ヘッド温度が検知さ
れ、ステップ8306で記録ヘッド温度が30℃以上で
あるか判断する。ステップ5308で記録ヘッド温度が
30℃未満の場合には、ステップ5304から5306
までの操作が繰返される。
ステップ5306で記録ヘッド温度が30℃以上の場合
には、ステップ5307で吐出回復動作■を行ない、ス
テップ3318でキャップ8を開放し、記録待機状態と
なる。
一方、ステップ5303でキャップ8が開放状態である
と判断されると、ステップ8308でキャップ8が閉じ
られ、ステップ5309で装置に内蔵されたタイマ93
の値を読込む。このタイマ93は装置の電源をOFFに
すると動作を開始し、電源ONと同時に停止する。タイ
マの電源は充電タイプの電池であり、本体装置電源がO
N状態のときに充電される。
ステップ5310でタイマ動作時間が24時間未満の場
合には、ステップ5311で記録ヘッド上に設けた保温
ヒータ28により記録ヘッドおよび吐出口内のインクが
加熱される。ステップ5312で記録ヘッド温度が検知
され、ステップ5313で記録ヘッド温度が45℃以上
であるか判別する。ステップ5313で記録ヘッド温度
が45℃未満の場合には、ステップ5311から531
3までの操作が繰返される。
ステップ5313で記録ヘッド温度が45℃以上の場合
には、ステップ5307で吐出回復動作■を行ないステ
ップ5318へ進む。
ステップ531Oでタイマ動作時間が24時間以上の場
合には、ステップ5314で記録ヘッドおよび吐出口内
のインクが加熱され、ステップ5315で記録ヘッド温
度を検知し、ステップ5316で記録ヘッド温度が45
℃未満の場合にはステップ5314から5316が繰返
される。
ステップ5316で記録ヘッド温度が45℃以上の場合
には、ステップ5317で吐出回復動作■を行ないステ
ップ5318へ進む。
以下、ステップ8319〜5326は先の実施例におけ
る第2図のステップSl 13〜5120および第4図
のステップ5209、ステップ5215〜221と同様
な動作であるため説明は省略する。
吐出回復動作は先の実施例で説明したように、インク吸
引圧力やインク吸引保持時間および吐出回復動作回数を
変えることによりステップ5307で行なう吐出回復動
作■よりもステップ5317で行なう吐出回復動作■の
方がより強力に吐出口よりインクを吸引することができ
る。
この実施例では、電源ON時のキャップ開閉状態に加え
てキャップ8の開放状態での保持時間に応じて吐出回復
動作内容を変更しているので、より適切な吐出回復処理
を行なうことが可能となる。
本発明は、特にインクジェット記録方式の中でもキャノ
ン(株)の提唱するバブルジェット方式の記録ヘッド、
記録装置において、優れた効果をもたらすものである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行なうものが
好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニ
ュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデ
マンド型の場合には、液体(インク)が保持されている
シートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に
、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上
昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加することに
よって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記
録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこの駆動
信号に一対一対応し液体(インク)内の気泡を形成でき
るので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用
開口を介して液体(インク)を吐出させて、少な(とも
一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とする
と、即時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に
応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より
好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米国特
許第4463359号明細書、同第4345262号明
細書に記載されているようなものが適している。尚、上
記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43
13124号明細書に記載されている条件を採用すると
、さらに優れた記録を行なうことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ
構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱作用部が
屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許
第4558333号明細書、米国特許第4459600
号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。
加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリッ
トを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭
59年第123670号公報や熱エネルギーの圧力波を
吸収する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開
昭59年第138461号公報に基づいた構成としても
本発明は有効である。
さらに、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとして
は、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘ
ッドの組み合わせによって、その長さを満たす構成や一
体的に形成された一個の記録ヘッドとしての構成のいず
れでも良いが、本発明は、上述した効果を一層有効に発
揮することができる。
加えて、装置本体に装着されることで、装置本体との電
気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる
交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘ
ッド自体に一体的に設けられたカートリッジタイプに記
録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
又、本発明の記録装置の構成として設けられる、記録ヘ
ッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので好ましいも
のである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対
してのキャビング手段、クリーニング手段、加圧或は吸
引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或はこ
れらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐
出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定した記録
を行なうために有効である。
さらに、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色
のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に
構成するか複数個の組み合わせによってでもよいが、異
なる色の複色カラー又は、混色によるフルカラーの少な
くとも一つを備えた装置にも本発明は極めて有効である
以上説明した本発明実施例においては、インクを液体と
して説明しているが、室温やそれ以下で固化するインク
であって、室温で軟化もしくは液体或は、上述のインク
ジェットではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行なってインクの粘性を安定吐出範囲に
あるように温度制御するものが一般的であるから、使用
記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば良い
。加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの
固形状態から液体状態への態度化のエネルギーとして使
用せしめることで防止するか又は、インクの蒸発防止を
目的として放置状態で固化するインクを用いるかして、
いずれにしても熱エネルギーの記録信号に応じた付与に
よってインクが液化してインク液状として吐出するもの
や記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの
等のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質
のインク使用も本発明には適用可能である。このような
場合インクは、特開昭54−56847号公報あるいは
特開昭60−71260号公報に記載されるような、多
孔質シート凹部又は貫通孔い液状又は固形物として保持
された状態で、電気熱変換体に対して対向するような形
態としても良い。本発明においては、上述した各インク
に対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行
するものである。
さらに加えて、本発明インクジェット記録装置の形態と
しては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末
として用いられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を採るものであってもよい。
第11図は本発明の記録装置をワードプロセッサ、パー
ソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複写装置とし
ての機能を有する情報処理装置に適用した場合の概略構
成を示すブロック図である。
図中、201は装置全体の制御を行なう制御部で、マイ
クロプロセッサ等のCPUや各種I10ポートを備え、
各部に制御信号やデータ信号等を出力したり、各部より
の制御信号やデータ信号を入力して制御を行なっている
。2はデイスプレィ部で、この表示画面には各種メニュ
ーや文書情報およびイメージリーダ207で読み取った
イメージデータ等が表示される。203はデイスプレィ
部202上に設けられた透明な感圧式のタッチパネルで
、指等によりその表面を押圧することにより、デイスプ
レィ部202上での項目入力や座標位置入力等を行なう
ことができる。
204はFM (Frequency  Modula
tion)音源部で、音楽エディタ等で作成された音楽
情報をメモリ部210や外部記憶装置212にデジタル
データとして記憶しておき、それらメモリ等から読み出
してFM変調を行なうものである。FM音源部204か
らの電気信号はスピーカ部205により可聴音に変換さ
れる。プリンタ部206はワードプロセッサ、パーソナ
ルコンピュータ、ファクシミリ装置、複写装置の出力端
末として、本発明記憶装置が適用されたものである。
207は原稿データを光電的に読取って入力するイメー
ジリーダ部で、原稿の搬送経路途中に設けられており、
ファクシミリ原稿や複写原稿の他各種原稿の読取りを行
なう。208はイメージリーダ部や207で読取った原
稿データのファクシミリ送信や、送られてきたファクシ
ミリ信号を受信して復号するファクシミリ(FAX)を
送受信部であり、外部とのインターフェース機能を有す
る。209は通常の電話機能や留守番電話機能等の各種
電話機能を有する電話部である。
210はシステムプログラムやマネージャプログラムお
よびその他のアプリケーションプログラム等や文字フォ
ントおよび辞書等を記憶するROMや、外部記憶波[2
12からロードされたアプリケーションプログラムや文
書情報さらにはビデオRAM等を含むメモリ部である。
211は文書情報や各種コマンド等を入力するキーボー
ド部である。
フロッピィディスクやハードディスク等を記憶媒体とす
る外部記憶装置で、この外部記憶装置212には文書情
報や音楽或は音声情報、ユーザのアプリケーションプロ
グラム等が格納される。
第12図は第11図に示す情報処理装置の外観図である
図中、301は液晶等を利用したフラットパネルデイス
プレィで、各種メニューや図形情報および文書情報等を
表示する。このデイスプレィ301上にはタッチパネル
203が設置されており、このタッチパネル203の表
面を指等で押圧することにより座標入力や項目指定入力
を行なうことができる。302は装置が電話器として機
能するときに使用されるハンドセットである。キーボー
ド303は本体と脱着可能にコードを介して接続されて
おり、各種文書情報や各種データ入力を行なうことがで
きる。又、このキーボード303には各種機能キー30
4等が設けられている。305は外部記憶装置212へ
のフロッピーディスクの挿入口である。
306はイメージリーダ部207で読取られる原稿を載
置する用紙載置部で、読取られた原稿は装置後部より排
出される。又ファクシミリ受信等においては、インクジ
ェットプリンタ307より記録される。
なお、上記でデイスプレィ部202はCRTでもよいが
、強誘電性液晶を利用した液晶デイスプレィ等のフラッ
トパネルが望ましい。小型、薄型化に加え軽量化が図れ
るからである。
上記情報処理装置をパーソナルコンピュータやワードプ
ロセッサとして機能する場合、キーボード部211から
入力された各種情報が制御部201により所定のプログ
ラムに従って処理され、プリンタ部206に画像として
出力される。
ファクシミリ装置の受信機として機能する場合、通信回
線を介してFAX送受信部208から入力したファクシ
ミリ情報が制御部201により所定のプログラムに従っ
て受信処理され、プリンタ部206に受信画像として出
力される。
又、複写装置として機能する場合、イメージリーダ部2
07によって原稿を読取り、読取られた原稿データが制
御部201を介してプリンタ部206に複写画像として
出力される。なお、ファクシミリ装置の送信機として機
能する場合、イメージリーダ部207によって読取られ
た原稿データは、制御部201により所定のプログラム
に従って送信処理された後、FAX送受信部208を介
して通信回線に送信される。
なお、上述した情報処理装置は第13図に示すようにイ
ンクジェットプリンタを本体に内蔵した一体型としても
よく、この場合は、よりポータプル性を高めることが可
能となる。同図において、第12図と同一機能を有する
部分には、対応する符合を付す。
以上説明した多機能型情報処理装置に本発明の記録装置
を適用することによって、高品位の記録画像を高速かつ
低騒音で得ることができるため、上記情報処理装置の機
能をさらに向上させることが可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、電源ON時にキャ
ップ開閉状態を検知し、さらには電源ON時にキャップ
が開放状態であった場合に開放時間を検知することによ
り、電源ON時のキャップ開閉状態およびキャップが開
放状態であった場合の開放時間に応じて、電源ON時に
行なう吐出回復動作の動作条件を、例えば記録ヘッドお
よびインクの保温温度、インク吸引圧力、インク吸引時
間、動作回数により制御することで、記録ヘッドのイン
ク吐出口におけるインクの粘度上昇や固着による吐出不
良がなくなり常に良好な画像記録が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のインクジェット記録装置に係る実施例
における制御系の一構成例を示すブロック図、 第2図は本発明の第1実施例の吐出回復処理シーケンス
を示すフローチャート、 第3図はインクの温度と粘度の関係を示す図、第4図は
本発明の第2の実施例の吐出回復処理シーケンスを示す
フローチャート、 第5図は本発明の実施例で使用する吸引ポンプの構成図
、 第6図、第7図、第8図は吸引ポンプによりキャップ内
に発生する圧力を示す図、 第9図は本発明の第3実施例の吐出回復処理シーケンス
を示すフローチャート、 第10図はシリアル走査型式のカラーインクジェット記
録装置の要部構成を示す概略斜視図、第11図は本発明
を情報処理装置に適用した場合の概略構成を示すブロッ
ク図、 第12図および第13図は、夫々第11図に示す情報処
理装置の外観図である。 8・・・キャップ 11・・・記録ヘッド 27・・・サーミスタ 28・・・保温ヒータ 29・・・ポンプ 90・・・CPU 91・・・ROM 92・・・RAM 93・・・タイマ 100・・・制御回路 103・・・ヘッドドライバ 104・・・ヘッド温度検知回路 105・・・ヘッド加熱回路 106・・・ポンプ駆動回路 107・・・キャップ駆動回路 109・・・キャップ状態検知回路 インク1崖(0C) 眼 引 昨闇 販 ぢ1 咋 間 吸51  時間

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インクを吐出する吐出口を有し、被記録媒体に対
    してインクを吐出して記録を行なう記録ヘッドと、 この記録ヘッドの吐出口に対して開閉して、該吐出口を
    被覆するキャップ手段と、 前記記録ヘッドの吐出口内のインクを吸引可能な吐出回
    復手段と、 前記キャップ手段の開閉状態を検知する検知手段とを備
    え、 電源オン時に前記検知手段が検知した前記キャップ開閉
    状態に応じて、電源オン時に前記吐出回復手段が行なう
    吐出回復動作の動作条件を制御することを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  2. (2)前記キャップ手段が開放状態にある開放時間を検
    知するタイマ手段を有し、 電源オン時に前記キャップ手段が開放状態であった場合
    に前記タイマ手段が検知したキャップ開放時間に応じて
    、電源オン時に前記吐出回復手段が行なう吐出回復動作
    の動作条件を制御することを特徴とする請求項(1)記
    載のインクジェット記録装置。
  3. (3)前記吐出回復動作の制御条件は、前記記録ヘッド
    およびインクの保温温度であることを特徴とする請求項
    (1)記載のインクジェット記録装置。
  4. (4)前記吐出回復動作の制御条件は、インク吸引圧力
    であることを特徴とする請求項(1)記載のインクジェ
    ット記録装置。
  5. (5)前記吐出回復動作の制御条件は、インク吸引時間
    であることを特徴とする請求項(1)記載のインクジェ
    ット記録装置。
  6. (6)前記吐出回復動作の制御条件は、吐出回復動作回
    数であることを特徴とする請求項(1)記載のインクジ
    ェット記録装置。
  7. (7)前記記録ヘッドは、インクを吐出する複数の吐出
    口と、対応する吐出口毎に設けられ、インクに熱による
    状態変化を生起させ該状態変化に基づいてインクを前記
    吐出口から吐出させて飛翔的液滴を形成する熱エネルギ
    ー発生手段とを有したことを特徴とする請求項(1)記
    載のインクジェット記録装置。
JP27359590A 1990-10-11 1990-10-11 インクジエット記録装置 Pending JPH04147865A (ja)

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Cited By (4)

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