JPH04138981A - 車両後輪操舵装置の組立方法 - Google Patents
車両後輪操舵装置の組立方法Info
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- JPH04138981A JPH04138981A JP2260872A JP26087290A JPH04138981A JP H04138981 A JPH04138981 A JP H04138981A JP 2260872 A JP2260872 A JP 2260872A JP 26087290 A JP26087290 A JP 26087290A JP H04138981 A JPH04138981 A JP H04138981A
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Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、後輪を操舵する後輪操舵軸を、機械系統と油
圧系統との2系統で制御する車両後輪操舵装置の組立方
法に関するものである。
圧系統との2系統で制御する車両後輪操舵装置の組立方
法に関するものである。
[従来の技術]
従来より、車両の後輪操舵装置として、例えば特開平1
−273772号公報に記載されるように、後輪を操舵
する後輪操舵軸を変位させる機械系統が、前輪の舵角量
を入力する入力シャフトと、該入力シャフトからの入力
を受け軸方向にストロークする出力ロッド部材と、該出
力ロッド部材に連係されるとともに揺動可能に支承され
、その揺動角度によって入力シャフトの回転による出力
ロッド部材のストローク量を制御するヨークアッセンブ
リとを備え、上記出力ロッド部材と後輪操舵軸と車体側
とに連係された変位伝達手段によって出力ロッド部材の
ストローク量を、後輪操舵軸に伝達するように構成され
る一方、上記後輪操舵軸の変位を補助する油圧系統が、
後輪操舵軸の変位を油圧アシストするパワーステアリン
グ手段と、該パワーステアリング手段を制御する油圧切
換バルブとを備え、上記変位伝達手段が、機械室のケー
シングに装着されたシール部材を挿通した上で上記油圧
切換バルブに連係されており、上記変位伝達手段を介し
て上記機械系統と油圧系統とが接続されるようにしたも
のは知られている。
−273772号公報に記載されるように、後輪を操舵
する後輪操舵軸を変位させる機械系統が、前輪の舵角量
を入力する入力シャフトと、該入力シャフトからの入力
を受け軸方向にストロークする出力ロッド部材と、該出
力ロッド部材に連係されるとともに揺動可能に支承され
、その揺動角度によって入力シャフトの回転による出力
ロッド部材のストローク量を制御するヨークアッセンブ
リとを備え、上記出力ロッド部材と後輪操舵軸と車体側
とに連係された変位伝達手段によって出力ロッド部材の
ストローク量を、後輪操舵軸に伝達するように構成され
る一方、上記後輪操舵軸の変位を補助する油圧系統が、
後輪操舵軸の変位を油圧アシストするパワーステアリン
グ手段と、該パワーステアリング手段を制御する油圧切
換バルブとを備え、上記変位伝達手段が、機械室のケー
シングに装着されたシール部材を挿通した上で上記油圧
切換バルブに連係されており、上記変位伝達手段を介し
て上記機械系統と油圧系統とが接続されるようにしたも
のは知られている。
かかる後輪操舵装置では、機械系統においては入力シャ
フトの回転角度やヨークアッセンブリの揺動角度によっ
て、出力ロッド部材のストローク量したがって後輪操舵
軸の変位量が決定され、油圧系統においては、パワース
テアリング手段によって上記変位量に対応した量だけ後
輪操舵軸が変位するように油圧アシストされる。
フトの回転角度やヨークアッセンブリの揺動角度によっ
て、出力ロッド部材のストローク量したがって後輪操舵
軸の変位量が決定され、油圧系統においては、パワース
テアリング手段によって上記変位量に対応した量だけ後
輪操舵軸が変位するように油圧アシストされる。
したがって、後輪の操舵すなわち後輪操舵軸の制御を精
度よく行うためには、機械系統と油圧系統との制御の間
でずれがないように、後輪操舵軸を変位させる機械系統
の中立(零位相)と、後輪操舵軸の変位を油圧的に補助
する油圧系統の中立(零位相)とが一致するように両系
統を接続する必要がある。
度よく行うためには、機械系統と油圧系統との制御の間
でずれがないように、後輪操舵軸を変位させる機械系統
の中立(零位相)と、後輪操舵軸の変位を油圧的に補助
する油圧系統の中立(零位相)とが一致するように両系
統を接続する必要がある。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、上記機械系統と油圧系統とを接続する変位伝
達手段は、上記油圧切換バルブに連係される際、上記機
械系統を収納する機械室のケーシング及び上記油圧切換
バルブのバルブハウジングを挿通した上て、該バルブ内
のスプールに設けられた支点部に係合される。そして、
上記機械室のケーシングの挿通部分には、シール部材が
装着されている。つまり、上記変位伝達手段部材はこの
シール部材を挿通した上で、その一端が上記バルブスプ
ール側の支点部に係合されるようになっている。
達手段は、上記油圧切換バルブに連係される際、上記機
械系統を収納する機械室のケーシング及び上記油圧切換
バルブのバルブハウジングを挿通した上て、該バルブ内
のスプールに設けられた支点部に係合される。そして、
上記機械室のケーシングの挿通部分には、シール部材が
装着されている。つまり、上記変位伝達手段部材はこの
シール部材を挿通した上で、その一端が上記バルブスプ
ール側の支点部に係合されるようになっている。
該バルブスプール側の支点部は、バルブの作動オイル排
出系統の2次側(背圧側)に設定されており、この背圧
側には、通常であれば3〜4Kg/cが程度の圧力が作
用するだけである。しかしながら、特に寒冷地において
は、冬場、始動初期のオイル粘度が高くなるので上記背
圧が上昇し、極端な場合には20Kg/am”を越える
ことがあり得る。
出系統の2次側(背圧側)に設定されており、この背圧
側には、通常であれば3〜4Kg/cが程度の圧力が作
用するだけである。しかしながら、特に寒冷地において
は、冬場、始動初期のオイル粘度が高くなるので上記背
圧が上昇し、極端な場合には20Kg/am”を越える
ことがあり得る。
一方、上記機械室は内部のギヤや摺動部の潤滑のために
オイルが満たされており、従って、バルブ側と機械室と
の間がシールされていなければ、バルブ側の高い圧力が
機械室側に導かれ、受圧面積の大きい機械室のカバーの
締結固定部などに悪影響を及ぼすことが考えられる。
オイルが満たされており、従って、バルブ側と機械室と
の間がシールされていなければ、バルブ側の高い圧力が
機械室側に導かれ、受圧面積の大きい機械室のカバーの
締結固定部などに悪影響を及ぼすことが考えられる。
すなわち、上記シール部材は、油圧切換バルブ側からの
オイル漏れによる機械室側の過度の昇圧を防止すること
を主目的として設けられたもので、通常、挿通された軸
部材が多少揺動動作を行っても、ある程度の揺動範囲内
であれば、漏洩に対してそのシール機能を保障し得る、
所謂、揺動シールが用いられており、一方、該シールに
挿通される上記変位伝達手段の揺動範囲は、揺動シール
の保障範囲を越えることがないように設計されている。
オイル漏れによる機械室側の過度の昇圧を防止すること
を主目的として設けられたもので、通常、挿通された軸
部材が多少揺動動作を行っても、ある程度の揺動範囲内
であれば、漏洩に対してそのシール機能を保障し得る、
所謂、揺動シールが用いられており、一方、該シールに
挿通される上記変位伝達手段の揺動範囲は、揺動シール
の保障範囲を越えることがないように設計されている。
しかしながら、変位伝達手段が上記シール部材に対して
当初から大きく偏心した状態で組み付けられた場合には
、後輪操舵装置の作動中において、上記変位伝達手段の
揺動位置がシール部材の保障範囲を規定するシール部材
のストッパ部に当接し、変位伝達手段が本来の範囲で揺
動できない結果、該変位伝達手段に連係された各部材(
出力ロッド部材、後輪操舵軸及びバルブスプール等)の
左右のストロークにアンバランスが生じることが考えら
れる。また、組付時の偏心が極端な場合には、始動初期
にバルブ1次側で所定の圧力が得られない場合も生じ得
る。
当初から大きく偏心した状態で組み付けられた場合には
、後輪操舵装置の作動中において、上記変位伝達手段の
揺動位置がシール部材の保障範囲を規定するシール部材
のストッパ部に当接し、変位伝達手段が本来の範囲で揺
動できない結果、該変位伝達手段に連係された各部材(
出力ロッド部材、後輪操舵軸及びバルブスプール等)の
左右のストロークにアンバランスが生じることが考えら
れる。また、組付時の偏心が極端な場合には、始動初期
にバルブ1次側で所定の圧力が得られない場合も生じ得
る。
従って、上記後輪操舵装置を組み立てる際には、機械系
統と油圧系統との制御の間でずれがないように、後輪操
舵軸を変位させる機械系統の中立と、後輪操舵軸の変位
を油圧的に補助する油圧系統の中立とが一致するように
両系統を接続するとともに、変位伝達手段の上記シール
部材への挿通部分が、上記シール部材のセンタ位置にセ
ットされた状態で組み立てる必要がある。
統と油圧系統との制御の間でずれがないように、後輪操
舵軸を変位させる機械系統の中立と、後輪操舵軸の変位
を油圧的に補助する油圧系統の中立とが一致するように
両系統を接続するとともに、変位伝達手段の上記シール
部材への挿通部分が、上記シール部材のセンタ位置にセ
ットされた状態で組み立てる必要がある。
本発明は、上記車両後輪操舵装置において、後輪操舵軸
を変位させる機械系統と後輪操舵軸の変位を補助する油
圧系統との間で、後輪操舵軸の制御にずれがなく、かつ
、変位伝達手段の上記シール部材への挿通部分が、常に
該シール部材の保障範囲内に維持されるように組み付け
ることができる車両後輪操舵装置の組立方法を提供する
ことを目的とする。
を変位させる機械系統と後輪操舵軸の変位を補助する油
圧系統との間で、後輪操舵軸の制御にずれがなく、かつ
、変位伝達手段の上記シール部材への挿通部分が、常に
該シール部材の保障範囲内に維持されるように組み付け
ることができる車両後輪操舵装置の組立方法を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段]
このため、この発明は、後輪を操舵する後輪操舵軸を変
位させる機械系統が、前輪の舵角量を人力する入力シャ
フトと、該入力シャフトからの入力を受け軸方向にスト
ロークする出力ロッド部材と、該出力ロッド部材に連係
されるとともに揺動可能に支承され、その揺動角度によ
って入力シャフトの回転による出力ロッド部材のストロ
ーク量を制御するヨークアッセンブリとを備え、上記出
力ロッド部材と後輪操舵軸と車体側とに連係された変位
伝達手段によって出力ロッド部材のストローク量を、後
輪操舵軸に伝達するように構成される一方、上記後輪操
舵軸の変位を補助する油圧系統が、後輪操舵軸の変位を
油圧アシストするパワーステアリング手段と、該パワー
ステアリング手段を制御する油圧切換バルブとを備え、
上記変位伝達手段が、機械室のケーシングに装着された
シール部材を挿通した上で上記油圧切換バルブに連係さ
れており、上記変位伝達手段を介して上記機械系統と油
圧系統とが接続される車両後輪操舵装置の組立方法にお
いて、上記変位伝達手段の上記シール部材への挿通部分
を該シール部材のセンタ位置にセットした状態で、変位
伝達手段の出力ロッド部材側の支点を中立位置に調整す
るとともに、該変位伝達手段の後輪操舵軸側の支点を中
立位置にセットした後、上記変位伝達手段の車体側支持
部を、上記シール部材と変位伝達手段とのセンタリング
状態が維持されるように組み付け、その後に、上記油圧
切換バルブの組付を行うようにしたものである。
位させる機械系統が、前輪の舵角量を人力する入力シャ
フトと、該入力シャフトからの入力を受け軸方向にスト
ロークする出力ロッド部材と、該出力ロッド部材に連係
されるとともに揺動可能に支承され、その揺動角度によ
って入力シャフトの回転による出力ロッド部材のストロ
ーク量を制御するヨークアッセンブリとを備え、上記出
力ロッド部材と後輪操舵軸と車体側とに連係された変位
伝達手段によって出力ロッド部材のストローク量を、後
輪操舵軸に伝達するように構成される一方、上記後輪操
舵軸の変位を補助する油圧系統が、後輪操舵軸の変位を
油圧アシストするパワーステアリング手段と、該パワー
ステアリング手段を制御する油圧切換バルブとを備え、
上記変位伝達手段が、機械室のケーシングに装着された
シール部材を挿通した上で上記油圧切換バルブに連係さ
れており、上記変位伝達手段を介して上記機械系統と油
圧系統とが接続される車両後輪操舵装置の組立方法にお
いて、上記変位伝達手段の上記シール部材への挿通部分
を該シール部材のセンタ位置にセットした状態で、変位
伝達手段の出力ロッド部材側の支点を中立位置に調整す
るとともに、該変位伝達手段の後輪操舵軸側の支点を中
立位置にセットした後、上記変位伝達手段の車体側支持
部を、上記シール部材と変位伝達手段とのセンタリング
状態が維持されるように組み付け、その後に、上記油圧
切換バルブの組付を行うようにしたものである。
[発明の効果]
この発明によれば、上記変位伝達手段の上記シール部材
への挿通部分を該シール部材のセンタ位置にセットした
状態で、変位伝達手段の出力ロッド部材側の支点を中立
位置に調整するとともに、該変位伝達手段の後輪操舵軸
側の支点を中立位置にセットした後、上記変位伝達手段
の車体側支持部を、上記シール部材と変位伝達手段との
センタリング状態が維持されるように組み付け、その後
に、上記油圧切換バルブの組付を行うようにしたので、
上記機械系統の中立と油圧系統の中立とが一致するよう
に両系統を接続することができ、かつ、上記変位伝達手
段の上記シール部材への挿通部分が該ソール部材のセン
タ位置にセットされた状態で組み立てることかできる。
への挿通部分を該シール部材のセンタ位置にセットした
状態で、変位伝達手段の出力ロッド部材側の支点を中立
位置に調整するとともに、該変位伝達手段の後輪操舵軸
側の支点を中立位置にセットした後、上記変位伝達手段
の車体側支持部を、上記シール部材と変位伝達手段との
センタリング状態が維持されるように組み付け、その後
に、上記油圧切換バルブの組付を行うようにしたので、
上記機械系統の中立と油圧系統の中立とが一致するよう
に両系統を接続することができ、かつ、上記変位伝達手
段の上記シール部材への挿通部分が該ソール部材のセン
タ位置にセットされた状態で組み立てることかできる。
この結果、上記変位伝達手段のシール部材への挿通部分
は、組立初期及び装置作動中においても、該シール部材
の漏洩に対する保障範囲内に維持され、機械室内の過度
の昇圧、始動時におけるバルブ側の圧力不足、及び変位
伝達手段に連係された各部材の装置作動中におけるスト
ロークの左右のアンバランス等の不具合の発生を確実に
防止することができる。
は、組立初期及び装置作動中においても、該シール部材
の漏洩に対する保障範囲内に維持され、機械室内の過度
の昇圧、始動時におけるバルブ側の圧力不足、及び変位
伝達手段に連係された各部材の装置作動中におけるスト
ロークの左右のアンバランス等の不具合の発生を確実に
防止することができる。
[実施例]
以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に説明する。
本発明の前提となる車両後輪操舵装置1は、第1図に概
略構成を示すように、転舵比可変手段llと、パワース
テアリング手段12と、後輪操舵軸13と、変位伝達手
段!4と、油圧アシスト手段としての油圧切換バルブ1
5とを備えてなり、後輪操舵装置Iは、所定の転舵比特
性にしたがってすなわち前輪操舵角に応じて後輪(図示
せず)を転舵すると共に転舵比を車速に応じて変化させ
るように構成されている。
略構成を示すように、転舵比可変手段llと、パワース
テアリング手段12と、後輪操舵軸13と、変位伝達手
段!4と、油圧アシスト手段としての油圧切換バルブ1
5とを備えてなり、後輪操舵装置Iは、所定の転舵比特
性にしたがってすなわち前輪操舵角に応じて後輪(図示
せず)を転舵すると共に転舵比を車速に応じて変化させ
るように構成されている。
上記後輪操舵軸13は、車幅方向に延設され両端部が左
右1対のタイロッド及びナックルアームを介して左右1
対の後輪に連結され、該後輪操舵軸13の車幅方向のス
トローク変位により後輪が操舵されるようになっている
。
右1対のタイロッド及びナックルアームを介して左右1
対の後輪に連結され、該後輪操舵軸13の車幅方向のス
トローク変位により後輪が操舵されるようになっている
。
上記後輪操舵軸13の車幅方向のストローク変位は、上
記転舵比可変手段Ifとパワーステアリング手段I2と
によって行われる。
記転舵比可変手段Ifとパワーステアリング手段I2と
によって行われる。
上記転舵比可変手段11は、後輪を操舵する際の転舵比
を変化させるものであり、前輪の舵角量に応じて車幅方
向にストローク変位量しめられる出力ロッド部材16を
有する。
を変化させるものであり、前輪の舵角量に応じて車幅方
向にストローク変位量しめられる出力ロッド部材16を
有する。
上記前輪の舵角量に対する出力ロッド部材16の変位量
の比(転舵比に対応)は、後述するように、ステッピン
グモータ17が揺動駆動するヨークアッセンブリ18の
揺動角度に応じて変化するように構成されている。該ス
テッピングモータ17の回転量は、車速センサ(図示せ
ず)から出力される車速信号に基づき適宜制御され、か
つそのステッピングモータ17の実際の回転量は転舵比
センサ(図示せず)によって検出され、その検出信号に
よってフィードバック制御される。
の比(転舵比に対応)は、後述するように、ステッピン
グモータ17が揺動駆動するヨークアッセンブリ18の
揺動角度に応じて変化するように構成されている。該ス
テッピングモータ17の回転量は、車速センサ(図示せ
ず)から出力される車速信号に基づき適宜制御され、か
つそのステッピングモータ17の実際の回転量は転舵比
センサ(図示せず)によって検出され、その検出信号に
よってフィードバック制御される。
上記転舵比可変手段11における出力ロッド部材16の
ストローク変位量に応じて、油圧切換バルブ15を切換
制御して、該油圧切換バルブ15によって、油圧を利用
して操舵力を発生させるパワーステアリング手段12を
制御し、後輪操舵軸I3の変位したがって後輪の操舵が
油圧アシストされる。
ストローク変位量に応じて、油圧切換バルブ15を切換
制御して、該油圧切換バルブ15によって、油圧を利用
して操舵力を発生させるパワーステアリング手段12を
制御し、後輪操舵軸I3の変位したがって後輪の操舵が
油圧アシストされる。
上記転舵比可変手段11は、上記出力ロッド部材16、
ステッピングモータ17及びヨークアッセンブリ18(
揺動軸部材22、振子アーム23、揺動ギヤ31)のほ
かに、ベベルギヤ21及び連結ロッド24とを備えてな
り、これらの部材1617.18,21.24は、第2
図乃至第7図に詳細に示すように、ケーシング25に収
容されている。
ステッピングモータ17及びヨークアッセンブリ18(
揺動軸部材22、振子アーム23、揺動ギヤ31)のほ
かに、ベベルギヤ21及び連結ロッド24とを備えてな
り、これらの部材1617.18,21.24は、第2
図乃至第7図に詳細に示すように、ケーシング25に収
容されている。
上記転舵比可変手段11の出力ロッド部材16は、その
軸線方向に摺動可能にケーシング25に支持されており
、該軸線方向にストローク変位することによって、後述
するように、変位伝達手段14を介して後輪操舵軸13
をその軸方向(車幅方向)に変位せしめ、これにより該
後輪操舵mi3の両端部に連係された後輪を操舵するよ
うになっている。
軸線方向に摺動可能にケーシング25に支持されており
、該軸線方向にストローク変位することによって、後述
するように、変位伝達手段14を介して後輪操舵軸13
をその軸方向(車幅方向)に変位せしめ、これにより該
後輪操舵mi3の両端部に連係された後輪を操舵するよ
うになっている。
上記ベベルギヤ21は、出力ロッド部材16のレバー2
8より出力ロッド部材16側に、出力ロッド部材16と
共にかつ出力ロッド部材】6と同軸の軸線回りに回転可
能に、出力ロッド部材16に筒状の支持部材52を介し
て支持されている。ベベルギヤ21と噛合し前輪の舵角
量を入力する入力シャフト26の後端部のビニオン27
が、ハンドル操舵により回転するのに伴って上記軸線回
りに回転するようになっている。
8より出力ロッド部材16側に、出力ロッド部材16と
共にかつ出力ロッド部材】6と同軸の軸線回りに回転可
能に、出力ロッド部材16に筒状の支持部材52を介し
て支持されている。ベベルギヤ21と噛合し前輪の舵角
量を入力する入力シャフト26の後端部のビニオン27
が、ハンドル操舵により回転するのに伴って上記軸線回
りに回転するようになっている。
上記揺動軸部材22は、出力ロッド部材I6と同軸とな
る位置を取り得る軸線を有し、揺動ギヤ31に固設され
ている。この揺動ギヤ31は、ステッピングモータ17
の駆動により回転するウオーム32と噛合して、揺動軸
部材22の軸線g1と交差する紙面に垂直な揺動軸31
a(第4図参照〕の軸線回りに回動し、これにより揺動
軸部材22をも同時に回動せしめるようになっている。
る位置を取り得る軸線を有し、揺動ギヤ31に固設され
ている。この揺動ギヤ31は、ステッピングモータ17
の駆動により回転するウオーム32と噛合して、揺動軸
部材22の軸線g1と交差する紙面に垂直な揺動軸31
a(第4図参照〕の軸線回りに回動し、これにより揺動
軸部材22をも同時に回動せしめるようになっている。
なお、ウオーム32のN132aはカップリング54を
介してステッピングモータ17のモータ軸17aに結合
されている(第6図参照)。
介してステッピングモータ17のモータ軸17aに結合
されている(第6図参照)。
上記振子アーム23は、揺動輪部材22の軸線Q1回り
に揺動可能に該揺動軸部材22に連結されており、該振
子アーム23の軸線Q2が、揺動軸部材22の回動軸線
と揺動軸部材22の軸線Qlとの交点を通るように、揺
動軸部材22への連結位置か定められている。
に揺動可能に該揺動軸部材22に連結されており、該振
子アーム23の軸線Q2が、揺動軸部材22の回動軸線
と揺動軸部材22の軸線Qlとの交点を通るように、揺
動軸部材22への連結位置か定められている。
上記連結ロッド24は、後輪操舵軸13と同様に、出力
ロッド部材16の軸線Q3と平行な軸線を有しており、
上記出力ロッド部材16、ベベルギヤ21及び振子アー
ム23に連結され、出力ロッド部材16とヨークアッセ
ンブリ18とを連係している。出力ロッド部材16への
連結は、出力ロツド部材16の端部に固設されたレバー
28に連結ロッド24の中間部を分割結合することによ
ってなされ、ベベルギヤ21への連結は、該ベベルギヤ
21が取付けられる支持部材52の延長部52aに形成
された挿通孔に連結ロッド24の一端部を挿通させるこ
とによってなされ、振子アーム23への連結は、連結ロ
ッド22の他端部に全方向回転可能に設けられたボール
ジヨイント部材33の挿通孔に振子アーム23を挿通さ
せることによってなされる。
ロッド部材16の軸線Q3と平行な軸線を有しており、
上記出力ロッド部材16、ベベルギヤ21及び振子アー
ム23に連結され、出力ロッド部材16とヨークアッセ
ンブリ18とを連係している。出力ロッド部材16への
連結は、出力ロツド部材16の端部に固設されたレバー
28に連結ロッド24の中間部を分割結合することによ
ってなされ、ベベルギヤ21への連結は、該ベベルギヤ
21が取付けられる支持部材52の延長部52aに形成
された挿通孔に連結ロッド24の一端部を挿通させるこ
とによってなされ、振子アーム23への連結は、連結ロ
ッド22の他端部に全方向回転可能に設けられたボール
ジヨイント部材33の挿通孔に振子アーム23を挿通さ
せることによってなされる。
したがって、連結ロッド24は、出力ロッド部材16に
対しては固定されているが、ベベルギヤ21に対して軸
線e4の方向に摺動可能であり、振子アーム23に対し
て軸線Q2の方向に摺動可能である。なお、振子アーム
23の軸線122は、揺動軸部材22の回動により軸線
e3の直交方向に対して傾き、この傾いた方向に振子ア
ーム23が摺動することとなるが、この場合においても
軸線C2と軸線a4との挟角変化が吸収されるので、振
子アーム23から連結ロッド24へ伝達される力のうち
出力ロッド部材16の軸線a3の直交方向の成分は上記
連結点において吸収され、該直交方向の相対移動が可能
となる。
対しては固定されているが、ベベルギヤ21に対して軸
線e4の方向に摺動可能であり、振子アーム23に対し
て軸線Q2の方向に摺動可能である。なお、振子アーム
23の軸線122は、揺動軸部材22の回動により軸線
e3の直交方向に対して傾き、この傾いた方向に振子ア
ーム23が摺動することとなるが、この場合においても
軸線C2と軸線a4との挟角変化が吸収されるので、振
子アーム23から連結ロッド24へ伝達される力のうち
出力ロッド部材16の軸線a3の直交方向の成分は上記
連結点において吸収され、該直交方向の相対移動が可能
となる。
このように、転舵比可変手段11における振子アーム2
3(ヨークアッセンブリ18)と連結ロッド24との連
結が、両者を軸線ρ3の直交方向に相対移動可能となる
ようにしてなlているので、振子アーム23が回動した
ときの該振子アーム23と連結ロッド24と連結点の軌
跡は、軸線123を中心とする所定半径の円筒の外周面
上の円軌跡または楕円軌跡となる。
3(ヨークアッセンブリ18)と連結ロッド24との連
結が、両者を軸線ρ3の直交方向に相対移動可能となる
ようにしてなlているので、振子アーム23が回動した
ときの該振子アーム23と連結ロッド24と連結点の軌
跡は、軸線123を中心とする所定半径の円筒の外周面
上の円軌跡または楕円軌跡となる。
以上のように、上記振子アーム23と連結ロッド24の
連結を、出力ロッド部材16の軸線123に直交する方
向に相対移動可能となるように行うことにより、連結ロ
ッド24の軸線a4と出力ロッド部材16の軸線a3と
のなす角度を一定にすることができ、これにより出力ロ
ッド部材16の変位に左右偏差が生ずるのを防止するこ
とができる。
連結を、出力ロッド部材16の軸線123に直交する方
向に相対移動可能となるように行うことにより、連結ロ
ッド24の軸線a4と出力ロッド部材16の軸線a3と
のなす角度を一定にすることができ、これにより出力ロ
ッド部材16の変位に左右偏差が生ずるのを防止するこ
とができる。
また、上記出力ロッド部材I6は、一端部が連結ロッド
24にレバー28を介して連結される出力ロッド36の
他端部が、軸線a3の方向に変位可能に筒状のロッドガ
イド35内に嵌合せしめられてなり、上記ロッドガイド
35と出力ロッド36との端部がケーシング25に支持
されている。
24にレバー28を介して連結される出力ロッド36の
他端部が、軸線a3の方向に変位可能に筒状のロッドガ
イド35内に嵌合せしめられてなり、上記ロッドガイド
35と出力ロッド36との端部がケーシング25に支持
されている。
上記ロッドガイド35は、変位伝達手段14の係合端部
Aと係合する係合部35aを有する第1筒部材35bと
、該第1筒部材35bに螺合した第2筒部材35cとを
有し、出力ロッド36との間にバネ37が介装されてい
る。
Aと係合する係合部35aを有する第1筒部材35bと
、該第1筒部材35bに螺合した第2筒部材35cとを
有し、出力ロッド36との間にバネ37が介装されてい
る。
したがって、連結ロッド24によって出力ロッド36に
軸線g3の方向の変位が伝達された場合、通常は出力ロ
ッド36からバネ37を介してロッドガイド35に伝達
され、このロッドガイド35から係合部35aに係合さ
れた変位伝達手段14の係合端部Aに伝達される。しか
しながら、変位伝達手段14の係合端部Aの動きが規制
され、それによって出力ロッド36の変位時にバネ37
のバネ力以上の負荷がロッドガイド35に作用した場合
には、該出力ロッド36の変位はこのバ、ネ37の収縮
によって吸収され、ロッドガイド35には伝達されない
。
軸線g3の方向の変位が伝達された場合、通常は出力ロ
ッド36からバネ37を介してロッドガイド35に伝達
され、このロッドガイド35から係合部35aに係合さ
れた変位伝達手段14の係合端部Aに伝達される。しか
しながら、変位伝達手段14の係合端部Aの動きが規制
され、それによって出力ロッド36の変位時にバネ37
のバネ力以上の負荷がロッドガイド35に作用した場合
には、該出力ロッド36の変位はこのバ、ネ37の収縮
によって吸収され、ロッドガイド35には伝達されない
。
また、上記油圧切換バルブI5は、バルブハウジング4
1と該バルブハウジング41内に該バルブハウジング4
1に対して上記出力ロッド部材16の軸線σ3と平行な
軸線125方向に変位可能に収容されたバルブスプール
42とからなる。バルブスプール42は以下に詳述する
変位伝達手段14を介して出力ロッド部材16及び後輪
操舵軸13によって変位せしめられる。このバルブスプ
ール42の変位によってパワーステアリング手段12へ
の油圧の供給が制御される。
1と該バルブハウジング41内に該バルブハウジング4
1に対して上記出力ロッド部材16の軸線σ3と平行な
軸線125方向に変位可能に収容されたバルブスプール
42とからなる。バルブスプール42は以下に詳述する
変位伝達手段14を介して出力ロッド部材16及び後輪
操舵軸13によって変位せしめられる。このバルブスプ
ール42の変位によってパワーステアリング手段12へ
の油圧の供給が制御される。
また、この後輪操舵軸13にはセンタリングバネ45が
設けられており、油圧切換バルブ15やパワーステアリ
ング手段12における油圧が消失した場合やこの後輪操
舵装置lの機械系統に破損や故障が生じ、それによって
上記油圧系統をドレン開放してパワーステアリング手段
12のシリンダにおける油圧を消失させた場合に、この
センタリングバネ45によって後輪操舵軸13を中立位
置つまり後輪が操舵されず直進状態にある位置に位置決
めし、いわゆるフェイルセーフを図るように構成されて
いる。
設けられており、油圧切換バルブ15やパワーステアリ
ング手段12における油圧が消失した場合やこの後輪操
舵装置lの機械系統に破損や故障が生じ、それによって
上記油圧系統をドレン開放してパワーステアリング手段
12のシリンダにおける油圧を消失させた場合に、この
センタリングバネ45によって後輪操舵軸13を中立位
置つまり後輪が操舵されず直進状態にある位置に位置決
めし、いわゆるフェイルセーフを図るように構成されて
いる。
上記パワーステアリング手段12のシリンダは、油圧力
によって後輪操舵軸13を車幅方向に変位させるもので
あり、ピストン46が直接後輪操舵軸13に固設され、
このピストン46の左右に左右の油室44.43が形成
されている。
によって後輪操舵軸13を車幅方向に変位させるもので
あり、ピストン46が直接後輪操舵軸13に固設され、
このピストン46の左右に左右の油室44.43が形成
されている。
上記変位伝達手段I4は、出力ロッド部材16(ロッド
ガイド35)のほかに、バルブスプール42と後輪操舵
軸13と車体(支持サポート38)とに係合し、上記出
力ロッド部材16の変位によって上記バルブスプール4
2を所定の方向に変位させる方向に作動せしめられると
共に、該バルブスプール42の変位により生じる上記後
輪操舵軸I3の変位によって上記バルブスプール42を
上記と反対の方向に変位させる方向に作動せしめられる
ように構成されてなるものである。
ガイド35)のほかに、バルブスプール42と後輪操舵
軸13と車体(支持サポート38)とに係合し、上記出
力ロッド部材16の変位によって上記バルブスプール4
2を所定の方向に変位させる方向に作動せしめられると
共に、該バルブスプール42の変位により生じる上記後
輪操舵軸I3の変位によって上記バルブスプール42を
上記と反対の方向に変位させる方向に作動せしめられる
ように構成されてなるものである。
具体的には、変位伝達手段14は、縦レバーと横レバー
とからなる十字レバー14aを有し、縦レバーの一端部
である係合端部Aが出力ロッド部材I6のロッドガイド
35に、他端部である係合端部Bが後輪操舵軸13に、
また、横レバーの一端部である係合端部Cが車体に対し
て固定される支持サポート38に、他端である係合端部
りが上記バルブスプール42にそれぞれ係合されている
。
とからなる十字レバー14aを有し、縦レバーの一端部
である係合端部Aが出力ロッド部材I6のロッドガイド
35に、他端部である係合端部Bが後輪操舵軸13に、
また、横レバーの一端部である係合端部Cが車体に対し
て固定される支持サポート38に、他端である係合端部
りが上記バルブスプール42にそれぞれ係合されている
。
上記係合端部りは、上記バルブスプール42に連係され
る際、上記機械系統を収納する機械室のケーシング25
及び上記油圧切換バルブ15のバルブハウジング41を
挿通した上で、バルブスプール42の背圧側の端部近傍
に設けられた支点部に係合される。そして、上記機械室
のケーシング25の十字レバー14aの挿通部分には、
後で詳しく説明するシール部材56(第1図及び第5図
参照)が装着されている。
る際、上記機械系統を収納する機械室のケーシング25
及び上記油圧切換バルブ15のバルブハウジング41を
挿通した上で、バルブスプール42の背圧側の端部近傍
に設けられた支点部に係合される。そして、上記機械室
のケーシング25の十字レバー14aの挿通部分には、
後で詳しく説明するシール部材56(第1図及び第5図
参照)が装着されている。
上記係合端部A、B、Dはそれぞれ出力ロッド部材16
のロッドガイド35、後輪操舵軸13及びバルブスプー
ル42に対して軸線方向に移動不可能に、その他の方向
には移動可能にかつ回転可能に係合せしめられ、係合端
部Cはボールジヨイント(図示せず)によって回転は可
能にかつ移動は不可能に係合されている。
のロッドガイド35、後輪操舵軸13及びバルブスプー
ル42に対して軸線方向に移動不可能に、その他の方向
には移動可能にかつ回転可能に係合せしめられ、係合端
部Cはボールジヨイント(図示せず)によって回転は可
能にかつ移動は不可能に係合されている。
したがって、バルブスプール42及び後輪操舵軸13が
共に中立位置にある状態から出力ロッド部材16が右方
向に変位したとすると、十字レバー14aの係合端部A
は出力ロッド部材I6と共に右方向に変位し、係合端部
Aの変位時に後輪操舵軸13にはタイヤ反力やセンタリ
ングバネ45による反力が作用しているので、この係合
端部Bは軸方向に不動であり、かっ係合端部Cも支持サ
ポート38(車体)に取付固定されて不動であるので、
この十字レバー14aは係合端部Bと係合端部Cとを結
ぶ直線を中心として傾き、つまり十字レバー14aはバ
ルブスプール42を所定方向である右方向に変位させる
方向に作動せしめられ、係合端部りによってバルブスプ
ール42を右方向に変位させる。
共に中立位置にある状態から出力ロッド部材16が右方
向に変位したとすると、十字レバー14aの係合端部A
は出力ロッド部材I6と共に右方向に変位し、係合端部
Aの変位時に後輪操舵軸13にはタイヤ反力やセンタリ
ングバネ45による反力が作用しているので、この係合
端部Bは軸方向に不動であり、かっ係合端部Cも支持サ
ポート38(車体)に取付固定されて不動であるので、
この十字レバー14aは係合端部Bと係合端部Cとを結
ぶ直線を中心として傾き、つまり十字レバー14aはバ
ルブスプール42を所定方向である右方向に変位させる
方向に作動せしめられ、係合端部りによってバルブスプ
ール42を右方向に変位させる。
このようにしてバルブスプール42が中立位置から右方
向に変位すると、右油室43の油圧は増大し、左油室4
4の油圧は減少し、パワーステアリング手段12には後
輪操舵軸13を左方向に押す油圧力を生じる。この後輪
操舵軸13を左方向に押す油圧力は上記バルブスプール
42の右方向変位の増大に応じて増大して、バランス位
置となる。
向に変位すると、右油室43の油圧は増大し、左油室4
4の油圧は減少し、パワーステアリング手段12には後
輪操舵軸13を左方向に押す油圧力を生じる。この後輪
操舵軸13を左方向に押す油圧力は上記バルブスプール
42の右方向変位の増大に応じて増大して、バランス位
置となる。
そして、上記バルブスプール42が中立位置からバラン
ス位置まで所定量右方向に変位せしめられると、それに
よって生じるパワーステアリング手段12の上記油圧力
が後輪操舵軸13に作用する外力(センタリングバネ力
やタイヤ反力など)とバランスして釣り合う。
ス位置まで所定量右方向に変位せしめられると、それに
よって生じるパワーステアリング手段12の上記油圧力
が後輪操舵軸13に作用する外力(センタリングバネ力
やタイヤ反力など)とバランスして釣り合う。
その状態からバルブスプール42がさらに右方向に変位
せしめられると、それによって上記パワーステアリング
手段12に生じる油圧力は上記後輪操舵軸13に作用す
る外力よりも大きくなり、後輪操舵軸13は該油圧力に
よって左方向に変位せしめられる。
せしめられると、それによって上記パワーステアリング
手段12に生じる油圧力は上記後輪操舵軸13に作用す
る外力よりも大きくなり、後輪操舵軸13は該油圧力に
よって左方向に変位せしめられる。
そして、後輪操舵軸13が左方向に変位せしめられると
、十字レバー14aの係合端部Bはこの後輪操舵軸13
と共に左方向に変位せしめられ、そのとき出力ロッド部
材16にはハンドル操舵力や前輪のタイヤ反力などが作
用しているので、係合端部Aは不動であり、また係合端
部Cも不動であるので、この十字レバー14aは係合端
部Aと係合端部Cとを結ぶ直線を中心として傾き、バラ
ンス位置に戻ったら後輪操舵軸13の変位が停止する。
、十字レバー14aの係合端部Bはこの後輪操舵軸13
と共に左方向に変位せしめられ、そのとき出力ロッド部
材16にはハンドル操舵力や前輪のタイヤ反力などが作
用しているので、係合端部Aは不動であり、また係合端
部Cも不動であるので、この十字レバー14aは係合端
部Aと係合端部Cとを結ぶ直線を中心として傾き、バラ
ンス位置に戻ったら後輪操舵軸13の変位が停止する。
この状態からさらに出力ロッド部材16が右方向へ変位
してバルブスプール42が右方向へ変位すると上記と同
様にして後輪操舵軸13が左方向へ変位し、バルブスプ
ール42がバランス位置に戻ったところで停止し、この
作動を繰り返すことにより出力ロッド部材16の変位量
に対応した量だけ後輪操舵軸13が変位し、その変位量
に応じて後輪が操舵される。
してバルブスプール42が右方向へ変位すると上記と同
様にして後輪操舵軸13が左方向へ変位し、バルブスプ
ール42がバランス位置に戻ったところで停止し、この
作動を繰り返すことにより出力ロッド部材16の変位量
に対応した量だけ後輪操舵軸13が変位し、その変位量
に応じて後輪が操舵される。
上記出力ロッド部材16が左方向に変位した場合には十
字レバー14a、バルブスプール42及び後輪操舵軸1
3の動きが上記の場合と逆になるだけであり、作動原理
は同様であるので説明は省略する。なお、このバルブス
プールの動きは、前述した先行技術(特開平1−273
772号公報)のものと基本的に同一である。
字レバー14a、バルブスプール42及び後輪操舵軸1
3の動きが上記の場合と逆になるだけであり、作動原理
は同様であるので説明は省略する。なお、このバルブス
プールの動きは、前述した先行技術(特開平1−273
772号公報)のものと基本的に同一である。
上記転舵比可変手段11による転舵比の変更制御は種々
の要因に基づいて行うことができ、またその変更制御パ
ターンも種々のものが考えられる。
の要因に基づいて行うことができ、またその変更制御パ
ターンも種々のものが考えられる。
本実施例では車速に基づき、低速領域においては後輪を
ハンドル操舵及び前輪に対して逆位相に転舵させて旋回
性の向上を図り、高速領域では同位相に転舵させて走行
安定性の向上を図るように制御される。なお、この場合
、バンドル操舵と前輪操舵とは常に同位相である。
ハンドル操舵及び前輪に対して逆位相に転舵させて旋回
性の向上を図り、高速領域では同位相に転舵させて走行
安定性の向上を図るように制御される。なお、この場合
、バンドル操舵と前輪操舵とは常に同位相である。
ところで、上記機械室のケーシング25の十字レバー1
4aを挿通させる部分には、該レバー14aが所定の範
囲内で揺動した場合でも、機械室側と油圧切換バルブ1
5との間を油密にシールすることができるように、挿通
された軸部材が多少の揺動動作を行っても、ある程度の
範囲内であれば漏洩に対してそのシール機能を保障し得
る、所謂、揺動シール56が配設されている。
4aを挿通させる部分には、該レバー14aが所定の範
囲内で揺動した場合でも、機械室側と油圧切換バルブ1
5との間を油密にシールすることができるように、挿通
された軸部材が多少の揺動動作を行っても、ある程度の
範囲内であれば漏洩に対してそのシール機能を保障し得
る、所謂、揺動シール56が配設されている。
該揺動シール56は、第7図に詳しく示すように、例え
ばゴム製のりツブシール部57aとガイドシール部57
bとを有するとともに、その内部に例えばプレス鋼板製
の芯材58a、58bが配設されて成り、上記リップシ
ール部57aの背面側には、例えばコイル状部材を円環
状に結んで形成された補強リング部材59が装着されて
おり、上記ケーシング25に設けられた座ぐり穴25h
に対して、バルブ15側から圧入して装着されるように
なっている。
ばゴム製のりツブシール部57aとガイドシール部57
bとを有するとともに、その内部に例えばプレス鋼板製
の芯材58a、58bが配設されて成り、上記リップシ
ール部57aの背面側には、例えばコイル状部材を円環
状に結んで形成された補強リング部材59が装着されて
おり、上記ケーシング25に設けられた座ぐり穴25h
に対して、バルブ15側から圧入して装着されるように
なっている。
そして、上記揺動シール56に十字し7<−14aが挿
通された際には、上記リップシール部57aがしp<−
14aの外周部を押圧してシールする。
通された際には、上記リップシール部57aがしp<−
14aの外周部を押圧してシールする。
このとき、リップシール57a及び上記リング部材59
の弾性により、上記十字レバー14aに強い外力が作用
しなければ、該レバー14aの挿通部分を自己のセンタ
に位置させることができる。
の弾性により、上記十字レバー14aに強い外力が作用
しなければ、該レバー14aの挿通部分を自己のセンタ
に位置させることができる。
すなわち、上記揺動シール56は、自己センタリング機
能を有している。
能を有している。
また、上記芯材58aの内周部は、外径dの軸部材(十
字レバー14a)の揺動動作に対するストッパ部を構成
しており、上記揺動シール56は、芯材58aの内径D
sの範囲内での十字レバー14aの揺動動作に対して、
そのシール機能を保障し得るように設計されており、ま
た、十字レバー14aの揺動範囲はこの保障範囲内に十
分大るように設定されている。従って、組立初期状態に
おいて、上記十字レバー14aの挿通部分が揺動シール
56のセンタ位置にセットされるように組み立てること
により、装置lの作動中においても、十字レバー14a
の揺動範囲が上記保障範囲を外れることはない。
字レバー14a)の揺動動作に対するストッパ部を構成
しており、上記揺動シール56は、芯材58aの内径D
sの範囲内での十字レバー14aの揺動動作に対して、
そのシール機能を保障し得るように設計されており、ま
た、十字レバー14aの揺動範囲はこの保障範囲内に十
分大るように設定されている。従って、組立初期状態に
おいて、上記十字レバー14aの挿通部分が揺動シール
56のセンタ位置にセットされるように組み立てること
により、装置lの作動中においても、十字レバー14a
の揺動範囲が上記保障範囲を外れることはない。
以下、上記後輪操舵装置lにおいて、機械系統の中立と
油圧系統の中立とが一致するように、かつ、上記十字レ
バー14aが上記揺動シール56のセンタ位置にセット
された状態で組み立てる組立方法について説明する。
油圧系統の中立とが一致するように、かつ、上記十字レ
バー14aが上記揺動シール56のセンタ位置にセット
された状態で組み立てる組立方法について説明する。
まず、揺動シール56を機械室のケーシング25に装着
し、十字レバー14aの係合端部り側を上記揺動シール
56に挿通させた後、出力ロッド部材16及びヨークア
ッセンブリ18等の内部部品を組み付ける。そして、十
字レバー14aの係合端部Aを上記出力ロッド部材16
のロッドガイド35に係合させた状態で、所定の調整方
法により、ヨークアッセンブリ18の角度位置(つまり
揺動ギヤ31の角度位置)、及び入力シャフト26の角
度位置をそれぞれ中立位置に調整する。このとき、十字
レバー14aの挿通部分を揺動シール56のセンタ位置
に維持しながら上記各中立位置の調整を行う。この結果
、十字レバー14aの4つの支点A乃至りのうち2点A
及びDが定まる。
し、十字レバー14aの係合端部り側を上記揺動シール
56に挿通させた後、出力ロッド部材16及びヨークア
ッセンブリ18等の内部部品を組み付ける。そして、十
字レバー14aの係合端部Aを上記出力ロッド部材16
のロッドガイド35に係合させた状態で、所定の調整方
法により、ヨークアッセンブリ18の角度位置(つまり
揺動ギヤ31の角度位置)、及び入力シャフト26の角
度位置をそれぞれ中立位置に調整する。このとき、十字
レバー14aの挿通部分を揺動シール56のセンタ位置
に維持しながら上記各中立位置の調整を行う。この結果
、十字レバー14aの4つの支点A乃至りのうち2点A
及びDが定まる。
そして、この状態で、十字レバー14aの係合端部Bと
係合する後輪操舵軸13を組み付けることにより、該後
輪操舵軸13の中立位置が決定される。尚、この場合も
、十字レバー14aの挿通部分を揺動シール56のセン
タ位置に維持しながら上記組付作業を行う。この時点で
、十字レバー14aの3つの支点A、B及びDの位置が
定まり、従って最後の1点Cである支持サポート38の
位置も決途される。
係合する後輪操舵軸13を組み付けることにより、該後
輪操舵軸13の中立位置が決定される。尚、この場合も
、十字レバー14aの挿通部分を揺動シール56のセン
タ位置に維持しながら上記組付作業を行う。この時点で
、十字レバー14aの3つの支点A、B及びDの位置が
定まり、従って最後の1点Cである支持サポート38の
位置も決途される。
この後、上記支持サポート38を、十字レバ14aの係
合端部Cに係合させた上で、車体に対して固定する。こ
の場合にも、十字レバー14aの挿通部分を揺動シール
56のセンタ位置に維持しながら上記組付作業を行う。
合端部Cに係合させた上で、車体に対して固定する。こ
の場合にも、十字レバー14aの挿通部分を揺動シール
56のセンタ位置に維持しながら上記組付作業を行う。
このとき、支持サポート38を上記係合端部Cに係合さ
せる際に、多少のこじれが伴う場合があるが、この場合
には、係合させた後に支持サポート38を手離して一旦
フリーにし、上記揺動シール56の自己センタリング機
能により、支持サポート38を揺動シール56のセンタ
位置に対応する位置に戻し、その後に車体に対して上記
支持サポート38を固定するようにすればよい。尚、支
持サポート38のボルト挿通穴は長穴状に形成されてお
り(第2図参照)、この長穴38hの範囲内でスライド
調整しながら車体に対して締結固定することができるよ
うになっている。
せる際に、多少のこじれが伴う場合があるが、この場合
には、係合させた後に支持サポート38を手離して一旦
フリーにし、上記揺動シール56の自己センタリング機
能により、支持サポート38を揺動シール56のセンタ
位置に対応する位置に戻し、その後に車体に対して上記
支持サポート38を固定するようにすればよい。尚、支
持サポート38のボルト挿通穴は長穴状に形成されてお
り(第2図参照)、この長穴38hの範囲内でスライド
調整しながら車体に対して締結固定することができるよ
うになっている。
上記のようにして機械系の中立調整と十字レバ14aの
3つの支点A、B及びCの固定作業を終えた後、油圧切
換バルブ15の組付を行う。この場合、十字レバー14
aの4つの支点のうち3点A、B及びCが固定されてい
るので、残りの1点Cの位置は定まっており、従って、
この係合端部Cにバルブスプール42を係合させること
により、十字レバー14aの揺動シール56に対するセ
ンタリング状態を維持したままで、油圧切換バルブ15
の組付作業を行うことができる。尚、該油圧切換バルブ
15のバルブハウジング41のボルト挿通穴は、長大状
もしくはボルト径に比してかなり大きく形成されており
、上記のように十字レバ14aを固定した状態で該バル
ブ15の組付を行っても、その中立状態を損なうことな
く、かつ、十字レバー14aの揺動シール56に対する
センタリング状態を維持したままで、その組付位置を調
整することができるようになっている。
3つの支点A、B及びCの固定作業を終えた後、油圧切
換バルブ15の組付を行う。この場合、十字レバー14
aの4つの支点のうち3点A、B及びCが固定されてい
るので、残りの1点Cの位置は定まっており、従って、
この係合端部Cにバルブスプール42を係合させること
により、十字レバー14aの揺動シール56に対するセ
ンタリング状態を維持したままで、油圧切換バルブ15
の組付作業を行うことができる。尚、該油圧切換バルブ
15のバルブハウジング41のボルト挿通穴は、長大状
もしくはボルト径に比してかなり大きく形成されており
、上記のように十字レバ14aを固定した状態で該バル
ブ15の組付を行っても、その中立状態を損なうことな
く、かつ、十字レバー14aの揺動シール56に対する
センタリング状態を維持したままで、その組付位置を調
整することができるようになっている。
以上、説明したように、本実施例によれば、上記十字レ
バー14aの揺動シール56への挿通部分を該シール5
6のセンタ位置にセットした状態で、十字レバー14a
の出力ロッド部材16側の係合端部(支点)Aを中立位
置に調整するとともに、該レバー14aの後輪操舵軸1
3側の支点Bを中立位置にセットした後、上記レバー1
4aの車体側支持部である支持サポート38を、上記揺
動シール56と十字レバー14aとのセンタリング状態
が維持されるように組み付け、その後に、上記油圧切換
バルブ15の組付を行うようにしたので、上記機械系統
の中立と油圧系統の中立とが一致するように両系統を接
続することができ、かつ、上記十字レバー14aの揺動
シール56への挿通部分が該シール56のセンタ位置に
セットされた状態で組み立てることができる。
バー14aの揺動シール56への挿通部分を該シール5
6のセンタ位置にセットした状態で、十字レバー14a
の出力ロッド部材16側の係合端部(支点)Aを中立位
置に調整するとともに、該レバー14aの後輪操舵軸1
3側の支点Bを中立位置にセットした後、上記レバー1
4aの車体側支持部である支持サポート38を、上記揺
動シール56と十字レバー14aとのセンタリング状態
が維持されるように組み付け、その後に、上記油圧切換
バルブ15の組付を行うようにしたので、上記機械系統
の中立と油圧系統の中立とが一致するように両系統を接
続することができ、かつ、上記十字レバー14aの揺動
シール56への挿通部分が該シール56のセンタ位置に
セットされた状態で組み立てることができる。
この結果、上記十字レバー14aの揺動シール56への
挿通部分は、組立初期及び装置lの作動中においても、
該揺動シール56の漏洩に対する保障範囲内に維持され
、機械室内の過度の昇圧、始動時におけるバルブ15側
の圧力不足、及び十字レバー14aに連係された各部材
の装置作動中におけるストロークの左右のアンバランス
等の不具合の発生を確実に防止することができるのであ
る。
挿通部分は、組立初期及び装置lの作動中においても、
該揺動シール56の漏洩に対する保障範囲内に維持され
、機械室内の過度の昇圧、始動時におけるバルブ15側
の圧力不足、及び十字レバー14aに連係された各部材
の装置作動中におけるストロークの左右のアンバランス
等の不具合の発生を確実に防止することができるのであ
る。
図面は本発明の実施例を示し、第1図は車両の後輪操舵
装置の概略構成図、第2図は転舵比可変手段の断面図、
第3図は第2図の■−■線における断面図、第4図は第
2図のIV−IV線における断面図、第5図は第2図の
V−V線における断面図、第6図は第2図におけるVl
−VI線における断面図、第7図は揺動シールの縦断面
説明図である。 1・・・・・・後輪操舵装置 13・・・・・・後輪操舵軸 12・・・・・・パワーステアリング手段14・・・・
・・レバーアッセンブリ(変位伝達手段)14a・・・
・・・十字レバー 15・・・・・・油圧切換バルブ 16・・・・・・出力ロッド部材 18・・・・・・ヨークアッセンブリ 25・・・・・・ケーシング 26・・・・・・入力シャフト 56・・・・・・揺動シール 第3図
装置の概略構成図、第2図は転舵比可変手段の断面図、
第3図は第2図の■−■線における断面図、第4図は第
2図のIV−IV線における断面図、第5図は第2図の
V−V線における断面図、第6図は第2図におけるVl
−VI線における断面図、第7図は揺動シールの縦断面
説明図である。 1・・・・・・後輪操舵装置 13・・・・・・後輪操舵軸 12・・・・・・パワーステアリング手段14・・・・
・・レバーアッセンブリ(変位伝達手段)14a・・・
・・・十字レバー 15・・・・・・油圧切換バルブ 16・・・・・・出力ロッド部材 18・・・・・・ヨークアッセンブリ 25・・・・・・ケーシング 26・・・・・・入力シャフト 56・・・・・・揺動シール 第3図
Claims (1)
- (1)後輪を操舵する後輪操舵軸を変位させる機械系統
が、前輪の舵角量を入力する入力シャフトと、該入力シ
ャフトからの入力を受け軸方向にストロークする出力ロ
ッド部材と、該出力ロッド部材に連係されるとともに揺
動可能に支承され、その揺動角度によって入力シャフト
の回転による出力ロッド部材のストローク量を制御する
ヨークアッセンブリとを備え、上記出力ロッド部材と後
輪操舵軸と車体側とに連係された変位伝達手段によって
出力ロッド部材のストローク量を、後輪操舵軸に伝達す
るように構成される一方、 上記後輪操舵軸の変位を補助する油圧系統が、後輪操舵
軸の変位を油圧アシストするパワーステアリング手段と
、該パワーステアリング手段を制御する油圧切換バルブ
とを備え、上記変位伝達手段が、機械室のケーシングに
装着されたシール部材を挿通した上で上記油圧切換バル
ブに連係されており、上記変位伝達手段を介して上記機
械系統と油圧系統とが接続される車両後輪操舵装置の組
立方法であって、 上記変位伝達手段の上記シール部材への挿通部分を該シ
ール部材のセンタ位置にセットした状態で、変位伝達手
段の出力ロッド部材側の支点を中立位置に調整するとと
もに、該変位伝達手段の後輪操舵軸側の支点を中立位置
にセットした後、上記変位伝達手段の車体側支持部を、
上記シール部材と変位伝達手段とのセンタリング状態が
維持されるように組み付け、その後に、上記油圧切換バ
ルブの組付を行うことを特徴とする車両後輪操舵装置の
組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2260872A JPH04138981A (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 車両後輪操舵装置の組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2260872A JPH04138981A (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 車両後輪操舵装置の組立方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04138981A true JPH04138981A (ja) | 1992-05-13 |
Family
ID=17353924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2260872A Pending JPH04138981A (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 車両後輪操舵装置の組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04138981A (ja) |
-
1990
- 1990-09-29 JP JP2260872A patent/JPH04138981A/ja active Pending
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