JPH038772Y2 - - Google Patents
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- JPH038772Y2 JPH038772Y2 JP1983018553U JP1855383U JPH038772Y2 JP H038772 Y2 JPH038772 Y2 JP H038772Y2 JP 1983018553 U JP1983018553 U JP 1983018553U JP 1855383 U JP1855383 U JP 1855383U JP H038772 Y2 JPH038772 Y2 JP H038772Y2
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- movable body
- case
- magnet
- guide groove
- locking
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Links
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 29
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 3
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Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案は箱体の扉またはふたの開閉装置に関し、
組立てを簡易化し、かつ動作を確実化するもので
ある。
組立てを簡易化し、かつ動作を確実化するもので
ある。
扉またはふたを介して押されることで、可動体
がケース内にロツクされて扉またはふたに閉じた
状態を維持させ、再度押されると、前記ロツクが
解除されて、可動体の一部がケース外に突出して
扉またはふたを開くようにされたプツシユラツチ
機構を有する扉などの開閉装置は、すでに各種の
構造のものが知られている。その一例として、実
公昭53−37999号公報に開示された、金属線製の
作動ピンの一端に形成された折曲部がエンドレス
のみぞ内に挿入されて、金属線で可動体をロツク
するものがあるが、可動体に対するロツクピンの
取付けを、前記折曲部と反対の端部の折曲片をケ
ースの一部の孔に挿入することで行つているか
ら、組立てが比較的面倒であるなどの問題を有し
ている。
がケース内にロツクされて扉またはふたに閉じた
状態を維持させ、再度押されると、前記ロツクが
解除されて、可動体の一部がケース外に突出して
扉またはふたを開くようにされたプツシユラツチ
機構を有する扉などの開閉装置は、すでに各種の
構造のものが知られている。その一例として、実
公昭53−37999号公報に開示された、金属線製の
作動ピンの一端に形成された折曲部がエンドレス
のみぞ内に挿入されて、金属線で可動体をロツク
するものがあるが、可動体に対するロツクピンの
取付けを、前記折曲部と反対の端部の折曲片をケ
ースの一部の孔に挿入することで行つているか
ら、組立てが比較的面倒であるなどの問題を有し
ている。
なお、前記金属線に相当する部材を合成樹脂で
形成して、組立を簡易化したものが実開昭55−
103370号公報に開示されているが、この弾性杆は
ラツチ杆の基端部にそれと一体に形成され、弾性
杆の弾性変形でロツクとそれの解除を行つている
から、ロツク時に弾性杆がその弾力で係止部を通
過し、ロツクができない場合が生じる難点を有し
ている。
形成して、組立を簡易化したものが実開昭55−
103370号公報に開示されているが、この弾性杆は
ラツチ杆の基端部にそれと一体に形成され、弾性
杆の弾性変形でロツクとそれの解除を行つている
から、ロツク時に弾性杆がその弾力で係止部を通
過し、ロツクができない場合が生じる難点を有し
ている。
本案は上記の問題を解決するもので、一端が開
口されたケース2内に、その内外方向にスライド
可能に挿入されかつケース2の外方にばね5で附
勢された可動体3を有し、前記可動体3にはその
両面に相対して磁性金属板6を設け、該磁性金属
板6間には可動体3がケース2内をスライドする
方向と垂直となる方向でかつ前記ケース2の外方
向に向けて係止突部8を設けてなるマグネツト7
で該係止突部8に対応する位置のケース2の内面
に係止凹部9を設けて前記マグネツト7をケース
2に係止してマグネツト7を取り付けてなり、前
記可動体3と相対しかつマグネツト7に取り付け
た係止突部8と反対側のケース2の内面にエンド
レスで可動体5のスライド方向の両端に山型に折
曲された係止部16及び17を有する案内溝15
を設け、該案内溝15と相対しかつ可動体3のス
ライド方向において前記マグネツト7と摺動可能
なようにロツクバー11を設けてなり、該ロツク
バー11は、その一端が前記案内溝15と反対側
の面が前記マグネツト7上に摺動可能となるよう
に重ねられかつ可動体3のスライド方向から直角
方向視で略三角形の係合片13からなり、他端は
先端部に前記案内溝内15に挿入するための係合
ピン14を設けてなるとともに、該係合ピン14
はその先端面が案内溝15の溝底に対面しその先
端面の反対面側が可動体3の相対した辺間に設け
た板ばね製の受板12で前記溝底に向けて支持さ
れてなり、該ロツクバー11の係合片13を可動
体3がスライドする方向と直角方向でかつケース
2の長さ方向の中心線に向けて配した一対の支持
突部10と前記磁性金属板6との間に構成された
凹部内に嵌め込むようにしてなることを要旨とす
る。
口されたケース2内に、その内外方向にスライド
可能に挿入されかつケース2の外方にばね5で附
勢された可動体3を有し、前記可動体3にはその
両面に相対して磁性金属板6を設け、該磁性金属
板6間には可動体3がケース2内をスライドする
方向と垂直となる方向でかつ前記ケース2の外方
向に向けて係止突部8を設けてなるマグネツト7
で該係止突部8に対応する位置のケース2の内面
に係止凹部9を設けて前記マグネツト7をケース
2に係止してマグネツト7を取り付けてなり、前
記可動体3と相対しかつマグネツト7に取り付け
た係止突部8と反対側のケース2の内面にエンド
レスで可動体5のスライド方向の両端に山型に折
曲された係止部16及び17を有する案内溝15
を設け、該案内溝15と相対しかつ可動体3のス
ライド方向において前記マグネツト7と摺動可能
なようにロツクバー11を設けてなり、該ロツク
バー11は、その一端が前記案内溝15と反対側
の面が前記マグネツト7上に摺動可能となるよう
に重ねられかつ可動体3のスライド方向から直角
方向視で略三角形の係合片13からなり、他端は
先端部に前記案内溝内15に挿入するための係合
ピン14を設けてなるとともに、該係合ピン14
はその先端面が案内溝15の溝底に対面しその先
端面の反対面側が可動体3の相対した辺間に設け
た板ばね製の受板12で前記溝底に向けて支持さ
れてなり、該ロツクバー11の係合片13を可動
体3がスライドする方向と直角方向でかつケース
2の長さ方向の中心線に向けて配した一対の支持
突部10と前記磁性金属板6との間に構成された
凹部内に嵌め込むようにしてなることを要旨とす
る。
本案の開閉装置を図面の実施例について説明す
ると、1は開閉装置で、これは一端が開口され、
かつ箱体などに取付け可能にされたケース2と、
その内部に収納されかつその内外方向にスライド
可能にされ、スライド方向に対して直角方向に貫
通した枠状の可動体3およびふた板4とで構成さ
れている。そして、可動体3とふた板4は、合成
樹脂などの非磁性体で形成されている。5は可動
体3をケース2外に付勢するために、ケース2の
側壁と可動体3の一端間に介在させられたばね、
6は可動体3の先端部において、その貫通方向の
両側面に重ねられた磁性金属板で、これらはその
一端の突出部が可動体3の周囲の凹部に係合また
は接着されて、可動体3と同時にスライドするよ
うになつている。
ると、1は開閉装置で、これは一端が開口され、
かつ箱体などに取付け可能にされたケース2と、
その内部に収納されかつその内外方向にスライド
可能にされ、スライド方向に対して直角方向に貫
通した枠状の可動体3およびふた板4とで構成さ
れている。そして、可動体3とふた板4は、合成
樹脂などの非磁性体で形成されている。5は可動
体3をケース2外に付勢するために、ケース2の
側壁と可動体3の一端間に介在させられたばね、
6は可動体3の先端部において、その貫通方向の
両側面に重ねられた磁性金属板で、これらはその
一端の突出部が可動体3の周囲の凹部に係合また
は接着されて、可動体3と同時にスライドするよ
うになつている。
7は磁性金属板6,6間において可動体3内に
はめ込まれたマグネツトで、その奥側端部は金属
板6から突出しており、かつその端部に可動体3
の表面よりも突出させて設けられた係止突部8
が、ケース2の内面に形成された係止凹部9に係
止されて、マグネツト7がケース2に移動下能に
取付けられている。すなわち、可動体3のほぼ全
体がケース2内に挿入された状態では、磁性金属
板6がマグネツト7に大きく重なつているが、可
動体3がケース2外に突出すると、磁性金属板6
がマグネツト7から分離し、それらの重なり部分
は小さくまたはなくなる。前記可動体3と相対し
かつマグネツト7に取り付けた係止突部8と反対
側のケース2の内面にエンドレスで可動体5のス
ライド方向の両端に山型に折曲された係止部16
及び17を有する案内溝15を設け、該案内溝1
5と相対しかつ可動体3のスライド方向において
前記マグネツト7と摺動可能なようにロツクバー
11を設けてなり、該ロツクバー11は、その一
端が前記案内溝15と反対側の面が前記マグネツ
ト7上に摺動可能となるように重ねられかつ可動
体3のスライド方向から直角方向視で略三角形の
係合片13からなり、他端は先端部に前記案内溝
内15に挿入するための係合ピン14を設けてな
るとともに、該係合ピン14はこの先端面が案内
溝15の溝底に対面しその先端面の反対面側が可
動体3の相対した辺間に設けた板ばね製の受板1
2で前記溝底に向けて支持されてなり、該ロツク
バー11の係合片13を可動体3がスライドする
方向と直角方向でかつケース2の長さ方向の中心
線に向けて配した一対の支持突部10と前記磁性
金属板6との間に構成された凹部内に嵌め込んで
取り付けてある。
はめ込まれたマグネツトで、その奥側端部は金属
板6から突出しており、かつその端部に可動体3
の表面よりも突出させて設けられた係止突部8
が、ケース2の内面に形成された係止凹部9に係
止されて、マグネツト7がケース2に移動下能に
取付けられている。すなわち、可動体3のほぼ全
体がケース2内に挿入された状態では、磁性金属
板6がマグネツト7に大きく重なつているが、可
動体3がケース2外に突出すると、磁性金属板6
がマグネツト7から分離し、それらの重なり部分
は小さくまたはなくなる。前記可動体3と相対し
かつマグネツト7に取り付けた係止突部8と反対
側のケース2の内面にエンドレスで可動体5のス
ライド方向の両端に山型に折曲された係止部16
及び17を有する案内溝15を設け、該案内溝1
5と相対しかつ可動体3のスライド方向において
前記マグネツト7と摺動可能なようにロツクバー
11を設けてなり、該ロツクバー11は、その一
端が前記案内溝15と反対側の面が前記マグネツ
ト7上に摺動可能となるように重ねられかつ可動
体3のスライド方向から直角方向視で略三角形の
係合片13からなり、他端は先端部に前記案内溝
内15に挿入するための係合ピン14を設けてな
るとともに、該係合ピン14はこの先端面が案内
溝15の溝底に対面しその先端面の反対面側が可
動体3の相対した辺間に設けた板ばね製の受板1
2で前記溝底に向けて支持されてなり、該ロツク
バー11の係合片13を可動体3がスライドする
方向と直角方向でかつケース2の長さ方向の中心
線に向けて配した一対の支持突部10と前記磁性
金属板6との間に構成された凹部内に嵌め込んで
取り付けてある。
15はふた板4の可動体3と相対する面に形成
されたエンドレスで、可動体3のスライド方向に
長く、かつそのスライド長さと同程度の長さに形
成された案内溝で、これはそのケース2の奥側と
口部側の端部に、ケース2の口部側に突出する山
型の係止部16,17を有し、その内部に係合ピ
ン14が挿入されている。そして、案内溝15
は、その深さが、その内部で移動する係合ピン1
4の移動方向において、係止部16,17の各々
の部分とその各前段で、係止部16,17の方が
深くなつて、それらの境界部に段差が形成され
て、係合ピン14の移動方向が一定方向に規制さ
れている。図中、Aが浅部、Bが深部である。1
8は扉の内面に固着された鉄材からなる被吸着
板、19は箱体、20は扉である。
されたエンドレスで、可動体3のスライド方向に
長く、かつそのスライド長さと同程度の長さに形
成された案内溝で、これはそのケース2の奥側と
口部側の端部に、ケース2の口部側に突出する山
型の係止部16,17を有し、その内部に係合ピ
ン14が挿入されている。そして、案内溝15
は、その深さが、その内部で移動する係合ピン1
4の移動方向において、係止部16,17の各々
の部分とその各前段で、係止部16,17の方が
深くなつて、それらの境界部に段差が形成され
て、係合ピン14の移動方向が一定方向に規制さ
れている。図中、Aが浅部、Bが深部である。1
8は扉の内面に固着された鉄材からなる被吸着
板、19は箱体、20は扉である。
この実施例では、扉を開くと同時に、磁性金属
板6から被吸着板18を自然に分離させるため
に、マグネツト7をその係止突部8でケース2に
固定している。ロツクバー11の係合片13は、
支持突部10と金属板6で形成された凹部内には
め込まれているが、金属板6に代えて可動体3の
一部を使用することも可能である。そして、板ば
ね製の受板12は、案内溝15の深さに差があ
り、係合ピン14がその軸線方向に移動すること
を可能にするためであるから、受板12も案内溝
15の構成によつて任意になしうる。
板6から被吸着板18を自然に分離させるため
に、マグネツト7をその係止突部8でケース2に
固定している。ロツクバー11の係合片13は、
支持突部10と金属板6で形成された凹部内には
め込まれているが、金属板6に代えて可動体3の
一部を使用することも可能である。そして、板ば
ね製の受板12は、案内溝15の深さに差があ
り、係合ピン14がその軸線方向に移動すること
を可能にするためであるから、受板12も案内溝
15の構成によつて任意になしうる。
この開閉装置は、第7図に示すように、開閉装
置1を箱体の口部内側に、ケース2の口部側を箱
体の外に向けて固着し、被吸着板18を扉の内面
において可動体3と相対する位置に固着する。そ
して、扉を閉じ、かつそれを介して可動体3をケ
ース2内に十分に挿入したのち解放すると、マグ
ネツト7に磁性金属板6が重なることで、被吸着
板18と磁性金属板6を介してマグネツト7の磁
力で扉が固定され、一方、ロツクバー11の係合
ピン14が、第3図のように案内溝15の係止部
16に係止して、可動体3がケース2内にロツク
されることで扉は閉じた状態を維持する。
置1を箱体の口部内側に、ケース2の口部側を箱
体の外に向けて固着し、被吸着板18を扉の内面
において可動体3と相対する位置に固着する。そ
して、扉を閉じ、かつそれを介して可動体3をケ
ース2内に十分に挿入したのち解放すると、マグ
ネツト7に磁性金属板6が重なることで、被吸着
板18と磁性金属板6を介してマグネツト7の磁
力で扉が固定され、一方、ロツクバー11の係合
ピン14が、第3図のように案内溝15の係止部
16に係止して、可動体3がケース2内にロツク
されることで扉は閉じた状態を維持する。
扉を開くとき、すなわち、可動体3のロツクの
解除は、扉を押したのちに解放すると、可動体3
のロツクが解除され、それが第4図のようにケー
ス2外に突出して扉を箱体からやや分離する、と
同時に、磁性金属板6とマグネツト7との重なり
部分がかなり小さくなつて、磁性金属板6の磁力
が弱くなり、金属板6から扉は分離する。このよ
うに、開きかつ金属板6から解放された扉を人手
で開くものである。
解除は、扉を押したのちに解放すると、可動体3
のロツクが解除され、それが第4図のようにケー
ス2外に突出して扉を箱体からやや分離する、と
同時に、磁性金属板6とマグネツト7との重なり
部分がかなり小さくなつて、磁性金属板6の磁力
が弱くなり、金属板6から扉は分離する。このよ
うに、開きかつ金属板6から解放された扉を人手
で開くものである。
可動体3のロツクと解放は、ロツクバー11の
係合ピン14が案内溝15内を移動することで行
なわれる。第5図で破線で示したように、係合ピ
ン14が係止部16に係止されて、ロツクされた
可動体3を解除するときは、扉を介して可動体3
をケース2内に押入すると、係合ピン14が矢印
のように案内溝15に沿つて後退しロツクが解除
されて停止する。ここで扉を解放すると、係合ピ
ン14が前進し、それが係止部17で支承されて
停止する。すなわち、作動体3が突出して扉を開
く。
係合ピン14が案内溝15内を移動することで行
なわれる。第5図で破線で示したように、係合ピ
ン14が係止部16に係止されて、ロツクされた
可動体3を解除するときは、扉を介して可動体3
をケース2内に押入すると、係合ピン14が矢印
のように案内溝15に沿つて後退しロツクが解除
されて停止する。ここで扉を解放すると、係合ピ
ン14が前進し、それが係止部17で支承されて
停止する。すなわち、作動体3が突出して扉を開
く。
扉を閉じるとき、すなわち、作動体3をロツク
するときは、扉を介して作動体3を十分に押入し
たのち扉を解放する。すると、係合ピン14が案
内溝15の底部の段差のために、案内溝15の中
央方向に前進して係止部16に係止され、作動体
3がロツクされる。
するときは、扉を介して作動体3を十分に押入し
たのち扉を解放する。すると、係合ピン14が案
内溝15の底部の段差のために、案内溝15の中
央方向に前進して係止部16に係止され、作動体
3がロツクされる。
このように、ロツクバー11はエンドレスの案
内溝15内を一定方向に移動するもので、ロツク
時とそれの解放時には、ロツクバー11は、可動
体3の巾方向に揺動する。そして、ロツクの解放
時には問題は生じないが、ロツク時には、係止部
16に係合ピン14を確実に停止させることが必
要である。本案は、ロツクバー11の一端に形成
された3角形の係合片13が、磁性金属板6と支
持突部10,10で構成した凹部内にはめ込まれ
ている。したがつて、ロツクバー11の、係止部
16から離れる方向へのスイングは、係合片13
と支持突部10との透間で行なわれ、合成樹脂製
または金属線製のロツクバー11の弾性変形はほ
とんど生じないから、ロツクのためにロツクバー
11が係止部16の位置に復帰するときのロツク
バー11の反力は極めて小さく、係合ピン14を
係止部16に停止させて確実に可動体3をロツク
することが可能である。すなわち、ロツクバー1
1の端部が固定されている場合に、それの弾性変
形に伴なう反力で係合ピン14が係止部16を通
過してロツクができない場合が生じることの問題
を解決できる。
内溝15内を一定方向に移動するもので、ロツク
時とそれの解放時には、ロツクバー11は、可動
体3の巾方向に揺動する。そして、ロツクの解放
時には問題は生じないが、ロツク時には、係止部
16に係合ピン14を確実に停止させることが必
要である。本案は、ロツクバー11の一端に形成
された3角形の係合片13が、磁性金属板6と支
持突部10,10で構成した凹部内にはめ込まれ
ている。したがつて、ロツクバー11の、係止部
16から離れる方向へのスイングは、係合片13
と支持突部10との透間で行なわれ、合成樹脂製
または金属線製のロツクバー11の弾性変形はほ
とんど生じないから、ロツクのためにロツクバー
11が係止部16の位置に復帰するときのロツク
バー11の反力は極めて小さく、係合ピン14を
係止部16に停止させて確実に可動体3をロツク
することが可能である。すなわち、ロツクバー1
1の端部が固定されている場合に、それの弾性変
形に伴なう反力で係合ピン14が係止部16を通
過してロツクができない場合が生じることの問題
を解決できる。
組立においても、ロツクバー11は、その係合
片13を、可動体3のふた板4と相対する面に形
成された凹部にはめ込んで可動体3に重ねるのみ
でよいから、容易にかつ能率的に行いうる。
片13を、可動体3のふた板4と相対する面に形
成された凹部にはめ込んで可動体3に重ねるのみ
でよいから、容易にかつ能率的に行いうる。
また、マグネツト7をケース2に係止して取り
付けてなることにより扉20を開くときには可動
体3から被吸着体18がマグネツト7の磁界から
いち早く遠ざかることによつて扉20の確実な開
放を達成せしめ、一方、扉20を閉じるときには
逆にマグネツト7の磁界に被吸着体18に近ずく
につれて吸引力を増していき係合ピン14が係止
部16で係止せられた段階で扉20の確実な係止
が可能となる効果を有する。
付けてなることにより扉20を開くときには可動
体3から被吸着体18がマグネツト7の磁界から
いち早く遠ざかることによつて扉20の確実な開
放を達成せしめ、一方、扉20を閉じるときには
逆にマグネツト7の磁界に被吸着体18に近ずく
につれて吸引力を増していき係合ピン14が係止
部16で係止せられた段階で扉20の確実な係止
が可能となる効果を有する。
図面は本案の実施例を示し、第1図は正面図、
第2図はふた板を除いた平面図、第3図はロツク
時の断面図、第4図はロツクが解除されたときの
断面図、第5図はふた板の底面図、第6図は使用
状態の側面図である。 1……開閉装置、2……ケース、3……作動
体、4……ふた板、5……ばね、6……磁性金属
板、7……マグネツト、8……係止突部、9……
係止凹部、10……支持突部、11……ロツクバ
ー、12……受板、13……係合片、14……係
合ピン、15……案内溝、16,17……係止
部。
第2図はふた板を除いた平面図、第3図はロツク
時の断面図、第4図はロツクが解除されたときの
断面図、第5図はふた板の底面図、第6図は使用
状態の側面図である。 1……開閉装置、2……ケース、3……作動
体、4……ふた板、5……ばね、6……磁性金属
板、7……マグネツト、8……係止突部、9……
係止凹部、10……支持突部、11……ロツクバ
ー、12……受板、13……係合片、14……係
合ピン、15……案内溝、16,17……係止
部。
Claims (1)
- 一端が開口されたケース2内に、その内外方向
にスライド可能に挿入されかつケース2の外方に
ばね5で附勢された可動体3を有し、前記可動体
3にはその両面に相対して磁性金属板6を設け、
該磁性金属板6間には可動体3がケース2内をス
ライドする方向と垂直となる方向でかつ前記ケー
ス2の外方向に向けて係止突部8を設けてなるマ
グネツト7で該係止突部8に対応する位置のケー
ス2の内面に係止凹部9を設けて前記マグネツト
7をケース2に係止してマグネツト7を取り付け
てなり、前記可動体3と相対しかつマグネツト7
に取り付けた係止突部8と反対側のケース2の内
面にエンドレスで可動体5のスライド方向の両端
に山型に折曲された係止部16及び17を有する
案内溝15を設け、該案内溝15と相対しかつ可
動体3のスライド方向において前記マグネツト7
と摺動可能なようにロツクバー11を設けてな
り、該ロツクバー11は、その一端が前記案内溝
15と反対側の面が前記マグネツト7上に摺動可
能となるように重ねられかつ可動体3のスライド
方向から直角方向視で略三角形の係合片13から
なり、他端は先端部に前記案内溝内15に挿入す
るための係合ピン14を設けてなるとともに、該
係合ピン14はその先端面が案内溝15の溝底に
対面しその先端面の反対面側が可動体3の相対し
た辺間に設けた板ばね製の受板12で前記溝底に
向けて支持されてなり、該ロツクバー11の係合
片13を可動体3がスライドする方向と直角方向
でかつケース2の長さ方向の中心線に向けて配し
た一対の支持突部10と前記磁性金属板6との間
に構成された凹部内に嵌め込むようにしてなるこ
とを特徴とする扉などの開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1855383U JPS59124279U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 扉などの開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1855383U JPS59124279U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 扉などの開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59124279U JPS59124279U (ja) | 1984-08-21 |
JPH038772Y2 true JPH038772Y2 (ja) | 1991-03-05 |
Family
ID=30149748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1855383U Granted JPS59124279U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 扉などの開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59124279U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS615969U (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-14 | 敏郎 竹島 | マグネツトキヤツチ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5337999A (en) * | 1976-09-19 | 1978-04-07 | Nippon Steel Corp | Method of cutting hard and soft material laminated panel |
JPS5613799B2 (ja) * | 1974-01-24 | 1981-03-31 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6229754Y2 (ja) * | 1979-07-11 | 1987-07-30 |
-
1983
- 1983-02-09 JP JP1855383U patent/JPS59124279U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5613799B2 (ja) * | 1974-01-24 | 1981-03-31 | ||
JPS5337999A (en) * | 1976-09-19 | 1978-04-07 | Nippon Steel Corp | Method of cutting hard and soft material laminated panel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59124279U (ja) | 1984-08-21 |
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