JPH0381042A - Ni↓3A1基金属間化合物の恒温塑性加工方法 - Google Patents
Ni↓3A1基金属間化合物の恒温塑性加工方法Info
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- JPH0381042A JPH0381042A JP21771389A JP21771389A JPH0381042A JP H0381042 A JPH0381042 A JP H0381042A JP 21771389 A JP21771389 A JP 21771389A JP 21771389 A JP21771389 A JP 21771389A JP H0381042 A JPH0381042 A JP H0381042A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、Ni5Al基金属間化合物の恒温塑性加工方
法に関し、詳細には、Ni、AI基金属間化合物からな
る素材を、均一な@細等軸晶を有し且つ品質特性に優れ
た中間素材または製品に底形するための恒温塑性加工方
法に関するものである。
法に関し、詳細には、Ni、AI基金属間化合物からな
る素材を、均一な@細等軸晶を有し且つ品質特性に優れ
た中間素材または製品に底形するための恒温塑性加工方
法に関するものである。
Niff^l基金属間化合物は、Bの微量添加によって
延性が改善され(特開昭55−58346号公報参照)
、冷間加工が可能となっているが、高温での延性はほと
んどゼロであり、熱間加工は非常に困難である。そして
、この問題を解決するために、Bの微量添加に加えて、
Fe、 Cr、 Iff等を添加したNi基合金(特開
昭62−93333号公報)等が研究開発されているが
、現在のところ未だ充分なものとは言えない、このため
、N15AI基金属間化合物からなる微細等軸晶を有す
る中間素材または製品は、従来通り、常温での延性能を
生かして冷間加工を行い、その後の熱処理によって再結
晶させる方法によるか、あるいは微粉末をHIP等によ
り焼結する粉末冶金法によるかして製造されているが、
前者の方法は、熱処理によって再結晶させても、全て微
細等軸晶にならず未再結晶領域が残る混粒になったり、
または部分的に再結晶後の粒成長の度合いが異なるため
に粒径に差が生じたりして、均一な微細等軸晶が得にく
い問題がある。一方、後者の方法は、均一な微細等軸晶
を得ることは可能であるが、HIP等の処理前に十分脱
気を行っても微粉末の表面に吸着されていたガス成分等
によって生成した介在物が結晶粒界に存在することは避
けられず、その後の品質特性に悪影響を及ぼす問題があ
る。
延性が改善され(特開昭55−58346号公報参照)
、冷間加工が可能となっているが、高温での延性はほと
んどゼロであり、熱間加工は非常に困難である。そして
、この問題を解決するために、Bの微量添加に加えて、
Fe、 Cr、 Iff等を添加したNi基合金(特開
昭62−93333号公報)等が研究開発されているが
、現在のところ未だ充分なものとは言えない、このため
、N15AI基金属間化合物からなる微細等軸晶を有す
る中間素材または製品は、従来通り、常温での延性能を
生かして冷間加工を行い、その後の熱処理によって再結
晶させる方法によるか、あるいは微粉末をHIP等によ
り焼結する粉末冶金法によるかして製造されているが、
前者の方法は、熱処理によって再結晶させても、全て微
細等軸晶にならず未再結晶領域が残る混粒になったり、
または部分的に再結晶後の粒成長の度合いが異なるため
に粒径に差が生じたりして、均一な微細等軸晶が得にく
い問題がある。一方、後者の方法は、均一な微細等軸晶
を得ることは可能であるが、HIP等の処理前に十分脱
気を行っても微粉末の表面に吸着されていたガス成分等
によって生成した介在物が結晶粒界に存在することは避
けられず、その後の品質特性に悪影響を及ぼす問題があ
る。
そこで、本発明者等は、上記問題を解決すべく鋭意研究
を重ね、先に、均一な微細等軸晶を有し且つ結晶粒界に
介在物が存在しない品質特性に優れた中間素材または製
品を得るためのNi3Al基金属間化合物の恒温鍛造方
法として、Ni3^l基金属間化合物からなる粉末の焼
結体を、温度1000〜1350’C,歪速度1〜lX
l0−’/秒、加工率50%以上で恒温鍛造する技術を
開発し、特願平1−167764号として出願した。
を重ね、先に、均一な微細等軸晶を有し且つ結晶粒界に
介在物が存在しない品質特性に優れた中間素材または製
品を得るためのNi3Al基金属間化合物の恒温鍛造方
法として、Ni3^l基金属間化合物からなる粉末の焼
結体を、温度1000〜1350’C,歪速度1〜lX
l0−’/秒、加工率50%以上で恒温鍛造する技術を
開発し、特願平1−167764号として出願した。
この開発された技術によれば、HIP等により得られた
焼結体を、動的再結晶によって結晶粒径をより微細なも
のにし得ると同時に、結晶粒界に存在する介在物を破壊
して拡散消滅し得、以て均一な微細等軸晶を有し且つ結
晶粒界に介在物が存在しない品質特性に優れたNi5A
l基金属間化合物の中間素材または製品を得ることがで
きた。
焼結体を、動的再結晶によって結晶粒径をより微細なも
のにし得ると同時に、結晶粒界に存在する介在物を破壊
して拡散消滅し得、以て均一な微細等軸晶を有し且つ結
晶粒界に介在物が存在しない品質特性に優れたNi5A
l基金属間化合物の中間素材または製品を得ることがで
きた。
しかしながら、その後の研究において、上記した先願の
加T温度と歪速度の条件であっても、鍛造加工中に割れ
を生じたり、あるいは得られた成形品に粒界三重点にボ
イド(以下粒界割れと言う)が発生しているものが見出
された。
加T温度と歪速度の条件であっても、鍛造加工中に割れ
を生じたり、あるいは得られた成形品に粒界三重点にボ
イド(以下粒界割れと言う)が発生しているものが見出
された。
そこで、本発明者等は、加工割れや粒界割れの無いN1
zAI基金属間化合物からなる成形品を得べく、さらに
研究を重ね、本発明を威すに至ったものである。
zAI基金属間化合物からなる成形品を得べく、さらに
研究を重ね、本発明を威すに至ったものである。
ci題を解決するための手段〕
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、そ
の要旨は、Ni5Al基金属間化合物からなる素材を動
的再結晶の起こる加工温度、歪速度の下で恒温塑性加工
するに際し、加工時に素材に作用する静水圧応力がその
素材の変形応力の−0,2倍以下の埴内で、且つ前記加
工温度と歪速度とによって決まるZパラメーターが3X
10”以上になる加工温度と歪速度とで塑性加工するN
i5A1基金属間化合物の恒温塑性加工方法である。
の要旨は、Ni5Al基金属間化合物からなる素材を動
的再結晶の起こる加工温度、歪速度の下で恒温塑性加工
するに際し、加工時に素材に作用する静水圧応力がその
素材の変形応力の−0,2倍以下の埴内で、且つ前記加
工温度と歪速度とによって決まるZパラメーターが3X
10”以上になる加工温度と歪速度とで塑性加工するN
i5A1基金属間化合物の恒温塑性加工方法である。
(作 用〕
N1Jl基金属間化合物からなる素材に対する動的再結
晶の起こる加工温度および歪速度としては、先願に述べ
たように、加工温度は、1000〜1350°Cが好ま
しく、この範囲であれば安定した加工と同時に熱処理が
十分に与えられるので、恒温塑性加工後の組織は、均一
な微細再結晶となる。また歪速度は、l〜1xlO−’
/秒が好ましく、この範囲であれば歪速度の早すぎによ
る表面割れの心配、あるいは加工時間が長くかかること
による生産性の弊害や結晶粒径の成長を心配する必要が
ない。
晶の起こる加工温度および歪速度としては、先願に述べ
たように、加工温度は、1000〜1350°Cが好ま
しく、この範囲であれば安定した加工と同時に熱処理が
十分に与えられるので、恒温塑性加工後の組織は、均一
な微細再結晶となる。また歪速度は、l〜1xlO−’
/秒が好ましく、この範囲であれば歪速度の早すぎによ
る表面割れの心配、あるいは加工時間が長くかかること
による生産性の弊害や結晶粒径の成長を心配する必要が
ない。
一方、上記加工温度および歪速度の条件の下で恒温塑性
加工しても、前述したように、塑性加工中に割れを生じ
たり、あるいは得られた成形品に粒界割れのあるものが
見出された。そこで、これらの欠陥の無い、且つ微細等
軸晶組織を有するNi3Al基金属間化合物を得るため
の方法を種々検討した結果、塑性加工時に素材内部に作
用する静水圧応力成分の大きさによって、塑性加工中に
割れが生じるかどうか判断できるという知見を得、また
、加工に伴う動的再結晶によって得られる粒径と加工条
件、および、粒径と粒界に発生する微細欠陥との関係も
分かるようになった。
加工しても、前述したように、塑性加工中に割れを生じ
たり、あるいは得られた成形品に粒界割れのあるものが
見出された。そこで、これらの欠陥の無い、且つ微細等
軸晶組織を有するNi3Al基金属間化合物を得るため
の方法を種々検討した結果、塑性加工時に素材内部に作
用する静水圧応力成分の大きさによって、塑性加工中に
割れが生じるかどうか判断できるという知見を得、また
、加工に伴う動的再結晶によって得られる粒径と加工条
件、および、粒径と粒界に発生する微細欠陥との関係も
分かるようになった。
詳細に述べると、直径と高さの比が1 : 1.5であ
るHIP処理された焼結体を摩擦条件μ・0.1の条件
下で恒温鍛造加工した場合の素材内部に作用する静水圧
応力を有限要素法によって計算した(第1図参照)、そ
の計算結果と、実際に恒温鍛造加工を行ったもののマク
ロ&IItsとを比較することによって、割れが発生し
易い部位の予測が立つことが知見され、例えば第1図に
おいて、静水圧応力が変形抵抗の−0,2倍を超える張
出し部(a)や、上下端面の中心部(C)では割れが発
生したものが見受けられ、割れが発生し易く、一方、動
的再結晶によって微細化され、且つ静水圧応力が変形抵
抗の−0,2倍以下である中心部(b)では割れは見受
けられなかった。従って、静水圧応力が変形抵抗の0.
2倍以下となる素材形状、摩擦条件等の条件で恒温塑性
加工すれば、動的再結晶によって微細等軸晶M織が得ら
れる。
るHIP処理された焼結体を摩擦条件μ・0.1の条件
下で恒温鍛造加工した場合の素材内部に作用する静水圧
応力を有限要素法によって計算した(第1図参照)、そ
の計算結果と、実際に恒温鍛造加工を行ったもののマク
ロ&IItsとを比較することによって、割れが発生し
易い部位の予測が立つことが知見され、例えば第1図に
おいて、静水圧応力が変形抵抗の−0,2倍を超える張
出し部(a)や、上下端面の中心部(C)では割れが発
生したものが見受けられ、割れが発生し易く、一方、動
的再結晶によって微細化され、且つ静水圧応力が変形抵
抗の−0,2倍以下である中心部(b)では割れは見受
けられなかった。従って、静水圧応力が変形抵抗の0.
2倍以下となる素材形状、摩擦条件等の条件で恒温塑性
加工すれば、動的再結晶によって微細等軸晶M織が得ら
れる。
静水圧応力を変形抵抗の一〇、N3以下とするための具
体的な手法としては、例えば摩擦条件の工夫の点からは
、潤滑剤を選択し、g擦係数を低下させる等がある。
体的な手法としては、例えば摩擦条件の工夫の点からは
、潤滑剤を選択し、g擦係数を低下させる等がある。
また、恒温塑性加工としては、前述した恒温鍛造加工の
他に、恒温での静水圧押出し加工や、素材の側面を拘束
して行う側圧付加押出し加工等が適用し得る。
他に、恒温での静水圧押出し加工や、素材の側面を拘束
して行う側圧付加押出し加工等が適用し得る。
また、動的再結晶によって良好な組織となっている部分
について詳細に検討した結果、動的再結晶粒径Dp(μ
l11)は、加工温度と歪速度とによって決まるZパラ
メーターによって、下記式のように表すことができ、初
期粒径に影響されないことが知見された。また、Zパラ
メーターが3X10”以下になると、動的再結晶粒径が
粗大になり、粒界に微細欠陥が発生することも分かった
。
について詳細に検討した結果、動的再結晶粒径Dp(μ
l11)は、加工温度と歪速度とによって決まるZパラ
メーターによって、下記式のように表すことができ、初
期粒径に影響されないことが知見された。また、Zパラ
メーターが3X10”以下になると、動的再結晶粒径が
粗大になり、粒界に微細欠陥が発生することも分かった
。
Dp = 3.6X 103XZ−’・2′但し、Z
= e x exp(4X10’/RHT)ε:歪速度
(sec −’) T:加工温度(K) R:気体定数 従って、恒温塑性加工において所望の動的再結晶粒径D
p(μm)を有するN!J+基金属間化合物の成形具を
得るためには、上記式において、Zパラメーターが3X
10”を超える範囲の歪速度と加工温度で恒温塑性加工
することにより得られる。
= e x exp(4X10’/RHT)ε:歪速度
(sec −’) T:加工温度(K) R:気体定数 従って、恒温塑性加工において所望の動的再結晶粒径D
p(μm)を有するN!J+基金属間化合物の成形具を
得るためには、上記式において、Zパラメーターが3X
10”を超える範囲の歪速度と加工温度で恒温塑性加工
することにより得られる。
尚、恒温塑性加工する場合の加工率は、均一な微細等軸
晶が確実に得られる50%以上で行うことが好ましい。
晶が確実に得られる50%以上で行うことが好ましい。
次に、本発明に係わるN1zAI基金属間化合物素材に
ついて説明する。
ついて説明する。
Ni5A1基金属間化合物素材は、Ni、AI基金属間
化合物のアトマイズ粉をHIP等の粉末冶金法によって
焼結体としたもの、あるいは鋳造材等が使用可能である
。
化合物のアトマイズ粉をHIP等の粉末冶金法によって
焼結体としたもの、あるいは鋳造材等が使用可能である
。
しかしながら、通常の鋳造法により得られた鋳造材の鋳
造組織は、粒径が粗大になり易く、それに伴い、加工が
中々困難であり、また加工中割れが発生するため、凝固
速度を速くしたりすることによって、粒径が細かくなる
ように制御した方が好ましい、この点、わ)末冶金法に
よる素材の粒径は、30〜100//II程度と比較的
細かい粒径のものが得られるため、好適に使用し得る。
造組織は、粒径が粗大になり易く、それに伴い、加工が
中々困難であり、また加工中割れが発生するため、凝固
速度を速くしたりすることによって、粒径が細かくなる
ように制御した方が好ましい、この点、わ)末冶金法に
よる素材の粒径は、30〜100//II程度と比較的
細かい粒径のものが得られるため、好適に使用し得る。
さらに、化学成分の点であるが、本発明に係わる素材は
、先の従来技術に示された、■やFe、 Cr114等
の目的による添加を許容する。即ち、延性改善のためF
eを12wL%まで、強度向上のためllfを20w
1%までかZrを411t%まで、耐酸化性向上のため
Crを25wt%まで添加する場合がある。また、常温
近傍での延性改善のため、あるいは粒径の微細化のため
に、Bを3st%まで添加してもよい。
、先の従来技術に示された、■やFe、 Cr114等
の目的による添加を許容する。即ち、延性改善のためF
eを12wL%まで、強度向上のためllfを20w
1%までかZrを411t%まで、耐酸化性向上のため
Crを25wt%まで添加する場合がある。また、常温
近傍での延性改善のため、あるいは粒径の微細化のため
に、Bを3st%まで添加してもよい。
本発明において、最終製品は、本発明の恒温塑性加工後
、超塑性加工や冷間加工を行い、タービンブレード、エ
ンジン、ディスク等の機械部品の如き精密および複雑な
形状の製品に仕上げられるものであり、このような後工
程を考慮するならば、先のB添加により、冷間加工性を
向上させることは、特に好ましい。
、超塑性加工や冷間加工を行い、タービンブレード、エ
ンジン、ディスク等の機械部品の如き精密および複雑な
形状の製品に仕上げられるものであり、このような後工
程を考慮するならば、先のB添加により、冷間加工性を
向上させることは、特に好ましい。
以下、本発明の実施例について説明する。
高周波誘導溶解によって溶製したインゴットをArガス
アトマイズ法により、成分組成がAl:12.0O−1
%、 B:0.046wt%、 Ni:残からなる
Ni3Al、l金属間化合物の粉末とした後、この粉末
を1200°C×11000at X211rの条件の
下でHI P処理を施し焼結体とした。得られた焼結体
の平均粒径は約4011−で、この焼結体から直径8叩
×高さ12mmの円柱材を切り出し、この円柱材を静水
圧応力が変形抵抗の−0,2倍以下となる条件で、且つ
下表に示す加工温度と歪速度で、加工率50%の恒温鍛
造を施し、恒温鍛造後の成形具の粒界割れを調査した。
アトマイズ法により、成分組成がAl:12.0O−1
%、 B:0.046wt%、 Ni:残からなる
Ni3Al、l金属間化合物の粉末とした後、この粉末
を1200°C×11000at X211rの条件の
下でHI P処理を施し焼結体とした。得られた焼結体
の平均粒径は約4011−で、この焼結体から直径8叩
×高さ12mmの円柱材を切り出し、この円柱材を静水
圧応力が変形抵抗の−0,2倍以下となる条件で、且つ
下表に示す加工温度と歪速度で、加工率50%の恒温鍛
造を施し、恒温鍛造後の成形具の粒界割れを調査した。
その調査結果を併せて下表に示す。また、上記加工温度
と歪速度とを元に、前記動的再結晶粒径(Dp)とZパ
ラメーターとの式から動的再結晶粒径(Dp)とZパラ
メーターとを計算した。このil算結果も併せて下表に
示す。
と歪速度とを元に、前記動的再結晶粒径(Dp)とZパ
ラメーターとの式から動的再結晶粒径(Dp)とZパラ
メーターとを計算した。このil算結果も併せて下表に
示す。
また、理解し易くするために下表を、動的再結晶粒径(
Dp)とZパラメーターとの関係において整理し第2図
に示す。
Dp)とZパラメーターとの関係において整理し第2図
に示す。
上表および第2図から明らかなように、本発明法により
恒温鍛造した咀1. 2. 5. 6.10.1114
、15は、加工中の割れおよび粒界割れが無く、均一な
微細等軸晶からなる成形品が得られた。
恒温鍛造した咀1. 2. 5. 6.10.1114
、15は、加工中の割れおよび粒界割れが無く、均一な
微細等軸晶からなる成形品が得られた。
これに対し、比較例であるNL13. 4. 7. 8
. 9、12.13.16は、粒界割れが発生し、また
Nα8などは、第3図に示すように、加工中に割れが発
生した。
. 9、12.13.16は、粒界割れが発生し、また
Nα8などは、第3図に示すように、加工中に割れが発
生した。
そして、このような結果となった理由は、Zパラメータ
ーが小さいほど、動的再結晶粒(Dp)が粗大になるた
め、それに伴い、加工中割れや粒界割れが発生し易くな
るためと考えられる。特に加工中割れは、恒温鍛造時、
円柱材の静水圧応力が変形抵抗の−0,2倍以下となる
条件で加工したにもかかわらず第3図に示すように、張
出し部で認められた。これは、Ni5Al基金属間化合
物の高温変形では、粒界割れと動的再結晶とが競合して
おり、どちらが優先するかは、負荷方向が大きく関与し
ていることを示していると考えられる。即ち、圧縮応力
成分の大きい中心部では、機械的に粒界割れが起こりに
くい状況にあるので、動的再結晶が促進されて微細な組
織となり、その結果、その後も粒界に欠陥が生じにくく
なる。一方、引張り応力成分の大きい張出し部では、動
的再結晶が起こるために必要な塑性歪みが与えられる前
に、粒界割れが発生し、前記のような微細化による延性
の付加もほとんど無いために、大きな割れにまで進行す
るものと考えられる。
ーが小さいほど、動的再結晶粒(Dp)が粗大になるた
め、それに伴い、加工中割れや粒界割れが発生し易くな
るためと考えられる。特に加工中割れは、恒温鍛造時、
円柱材の静水圧応力が変形抵抗の−0,2倍以下となる
条件で加工したにもかかわらず第3図に示すように、張
出し部で認められた。これは、Ni5Al基金属間化合
物の高温変形では、粒界割れと動的再結晶とが競合して
おり、どちらが優先するかは、負荷方向が大きく関与し
ていることを示していると考えられる。即ち、圧縮応力
成分の大きい中心部では、機械的に粒界割れが起こりに
くい状況にあるので、動的再結晶が促進されて微細な組
織となり、その結果、その後も粒界に欠陥が生じにくく
なる。一方、引張り応力成分の大きい張出し部では、動
的再結晶が起こるために必要な塑性歪みが与えられる前
に、粒界割れが発生し、前記のような微細化による延性
の付加もほとんど無いために、大きな割れにまで進行す
るものと考えられる。
上述したように、本発明に係わるNi5A1基金属間化
合物の恒温塑性加工方法によれば、NjJ1基金属間化
合物粉末の素材を元にして、加工割れや粒界割れの無い
、均一な微細等軸晶を有する品質特性に優れたNi3A
l基金属間化合物の中間素材または製品を得ることがで
きる。
合物の恒温塑性加工方法によれば、NjJ1基金属間化
合物粉末の素材を元にして、加工割れや粒界割れの無い
、均一な微細等軸晶を有する品質特性に優れたNi3A
l基金属間化合物の中間素材または製品を得ることがで
きる。
第1図は、直径と高さの比が1 : 1.5の素材に作
用する静水圧応力を有限要素法によって計算した結果の
解析図、第2図は、加工後に得られる動的再結晶粒径と
、加工条件によって決定されるZパラメーターとの関係
を示した図、割れの発生領域を説明するための図、第3
図は、恒温鍛造後の成形品のマクロ組織を示す図面代用
写真である。
用する静水圧応力を有限要素法によって計算した結果の
解析図、第2図は、加工後に得られる動的再結晶粒径と
、加工条件によって決定されるZパラメーターとの関係
を示した図、割れの発生領域を説明するための図、第3
図は、恒温鍛造後の成形品のマクロ組織を示す図面代用
写真である。
Claims (1)
- Ni_3Al基金属間化合物からなる素材を動的再結晶
の起こる加工温度、歪速度の下で恒温塑性加工するに際
し、加工時に素材に作用する静水圧応力がその素材の変
形応力の−0.2倍以下の値内で、且つ前記加工温度と
歪速度とによって決まるZパラメーターが3×10^1
^2以上になる加工温度と歪速度とで塑性加工すること
を特徴とするNi_3Al基金属間化合物の恒温塑性加
工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21771389A JPH0381042A (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | Ni↓3A1基金属間化合物の恒温塑性加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21771389A JPH0381042A (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | Ni↓3A1基金属間化合物の恒温塑性加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0381042A true JPH0381042A (ja) | 1991-04-05 |
Family
ID=16708571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21771389A Pending JPH0381042A (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | Ni↓3A1基金属間化合物の恒温塑性加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0381042A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5451416A (en) * | 1992-10-30 | 1995-09-19 | Johnston; Robert W. | Nondigestible fat compositions containing cocrystallized blend of polyol polyester hardstock and crystal modifier as a passive oil loss control agent |
US6261628B1 (en) | 1992-10-30 | 2001-07-17 | The Procter & Gamble Company | Nondigestible fat compositions containing solid polyglycerol ester particles for passive oil loss control |
JP2013541661A (ja) * | 2010-08-10 | 2013-11-14 | ロンネル カンパニー インク | 双極子摩擦電気インジェクタ・ノズル |
-
1989
- 1989-08-23 JP JP21771389A patent/JPH0381042A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5451416A (en) * | 1992-10-30 | 1995-09-19 | Johnston; Robert W. | Nondigestible fat compositions containing cocrystallized blend of polyol polyester hardstock and crystal modifier as a passive oil loss control agent |
US6261628B1 (en) | 1992-10-30 | 2001-07-17 | The Procter & Gamble Company | Nondigestible fat compositions containing solid polyglycerol ester particles for passive oil loss control |
JP2013541661A (ja) * | 2010-08-10 | 2013-11-14 | ロンネル カンパニー インク | 双極子摩擦電気インジェクタ・ノズル |
US9574494B2 (en) | 2010-08-10 | 2017-02-21 | Ronnell Company, Inc. | Dipole triboelectric injector nozzle |
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