JPH0374071B2 - - Google Patents
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- JPH0374071B2 JPH0374071B2 JP57035528A JP3552882A JPH0374071B2 JP H0374071 B2 JPH0374071 B2 JP H0374071B2 JP 57035528 A JP57035528 A JP 57035528A JP 3552882 A JP3552882 A JP 3552882A JP H0374071 B2 JPH0374071 B2 JP H0374071B2
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/387—Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
- H04N1/393—Enlarging or reducing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
Description
本発明は画素密度変換によつて画像を任意の倍
率に拡大又は縮小する画素密度変換装置、詳しく
は投影法による画素密度変換のための演算を簡単
に行なうように構成した画素密度変換装置に関す
るものである。 さて、フアクシミリや編集機能を有するインテ
リジエントコピア等においては、電気信号を介し
て画像の読込み、記録等が行なわれるが、画像全
体又はその一部を他の所定位置に配置せしめる
時、任意の倍率で前記画像全体又はその一部を拡
大又は縮小、すなわち変倍操作する必要が生ず
る。 また、画像伝送システムにおいて入出力装置間
の走査線密度の相違から、原画像と伝送後の記録
画像の大きさが異なつてしまう場合が生じ、これ
を補正するためにも画素密度変換が必要とされ
る。この変倍操作の具体的方法としては、SPC
法、9分割法等の画素密度変換法が提案されてい
るが、SPC法では縮小画像に「ヌケ」(黒画像の
欠落)が目立ち、9分割法では拡大画像、縮小画
像で、ともに線が太くなる等の問題があつた。 そこで、いわゆる幾何学モード変換に属する画
素密度変換である投影法が提案され、前記二つの
方法に比して良好な画質を得ることが知られてい
る。この投影法は変換画像と原画素の濃度がほゞ
等しく、前記黒画素の増減による図形の成分の連
結、分離等の変化の少ない方法である。しかし、
演算処理が多大で複雑なハードウエア構成を必要
としていた。 本発明は、前記投影法の問題点を解決するため
提案された昭和56年12月4日出願の特許願「画素
密度変換による画像の拡大縮小方法」、いわゆる
高速投影法を実施する際に非常に効率の良い装置
を提案するものである。 従来、画素密度変換するための装置において
は、各原画素から変換画素を演算する関係式すべ
てをハード構成またはメモリに記憶する必要があ
り、メモリ容量が大きくならざるを得なかつた。
また、投影法自体の考え方も新しく具体的実施装
置の開示も未だされてなかつた。 本発明は、少なくとも二走査線分の画像信号を
記憶する記憶手段を有する記憶部と、変換倍率に
基づき原画素平面内での変換後の画素位置を算出
する画素位置演算部と、 該画素位置演算部より算出された変換画素の中
心が位置する領域を判定する領域判定部と、 及び予め前記画素位置演算部に従つて、前記記
憶部より読み出された原画素の画像信号と変換画
素の画像信号の前記領域判定部にて求めた領域に
対応する関係式に基づいて、変換画素の画像信号
を算出する画素判定部とを各々有する画素密度変
換装置において、 前記画素位置演算部は、少なくとも1つの加算
器と、該加算器の出力を記憶するラツチから構成
され、前記加算器の1方の入力には、変換倍率の
逆数が入力され、もう1方には前記ラツチ出力の
小数部が入力され、前記ラツチ出力の整数部の値
に応じて、着目する変換画素の画像信号を決定す
るための原画素群として直前に求めた変換画素の
画像信号に使用した原画素群と同じものを使用す
るが、直前に求めた変換画素の画像信号に使用し
た原画素群に対して前記整数部の値に応じた原画
素分隣の原画素群を使用するようにした装置及び
前記画素位置演算部におけるラツチ出力の整数部
が“0”のとき、着目する変換画素の値を決定す
るための原画素群を直前に求めた変換画素に使用
した原画素群と同じものを使用して、整数部が
“n”のとき、着目する変換画素の値を決定する
ための原画素群を直前に求めた変換画素に使用し
た原画素群に対してn原画素群を使用するように
構成した装置と更に前記領域判定部が、前記画素
位置演算部におけるラツチ出力の小数部の値に基
づいて、前記領域のうち変換画素の位置する象限
を求め、さらに特定の一象限内の二つの領域につ
いての領域判定のための手段を有し、他の象限に
ついては前記画素位置演算部にて算出された小数
部を反転回路によつて前記特定の象限内の二つの
領域に対応させて判定するようにした画素密度変
換装置より構成をされて提供できることとなつ
た。 以下、本発明を具体的に実施例を示して説明す
る。 さて、前記画素密度変換による画像の拡大縮小
方法(以下、単に高速投影法と呼ぶ)に基いて、
横及び縦方向の変換倍率p及びqを1以上とす
る、拡大(等倍含む)の場合についてのみ説明を
行なう。他の両方向を縮小したり、片方向に関し
拡大し、もう一方向に関し縮小するような場合で
あつて、画像信号が2値である場合、においても
本発明装置の変形を行なうのみで達成できる。 第1図は原画素面A,B,C,D,(,,
,、はそれぞれ原画素面A,B,C,Dの中
心を示す)上に変換画素R(は変換画素Rの中
心を示す)を重ねた、すなわち投影した状態を示
している。この第1図での原画素と変換画素との
関係から変換画素中心点が原画素のA,B,
C,Dからなる平面内にある、,,,で
囲む正方形領域内のどこに存在するかによつて変
換後の画素Rの画像信号出力を算出するため該正
方形領域を8分割し、その8分割された領域ごと
に前記変換画素Rの画像信号を前記原画素A,
B,C,Dの画像信号(情報)から算出するため
の関係式(論理式よりなる)を予じめ用意してお
くわけであるが、第2図では前記,,,
で囲む正方形領域を前記の如く8分割した状態の
一例をX,Y座標上に示している。ここで,
,,が、X,Y座標上それぞれ第二象限、
第三象限、第四象限、第一象限に存在するように
座標を定め、前記8分割した乃至で示した分
割領域のうちX=0及びY=0の直線境界を除く
分割領域と,と,と,とを区切
る境界をそれぞれ下記の(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)の式で
示
す曲線で決めている。 (1/2−px)(1/2+qy)=1/2 ……(イ) (1/2−px)(1/2−qy)=1/2 ……(ロ) (1/2+px)(1/2−qy)=1/2 ……(ハ) (1/2+px)(1/2+qy)=1/2 ……(ニ) また、前記高速投影法によれば、変換画素Rの
中心点が、例えば分割領域に位置した場合変
換画素Rの画像信号IRは IR=IA・(IB+IC+ID)+IB・IC・ID という関係式で与えられることになつている。 (ただし・は論理積を、+は論理和を意味して
いる。)同様に8つの分割領域それぞれについて
第1表の如く関係式が示されている。
率に拡大又は縮小する画素密度変換装置、詳しく
は投影法による画素密度変換のための演算を簡単
に行なうように構成した画素密度変換装置に関す
るものである。 さて、フアクシミリや編集機能を有するインテ
リジエントコピア等においては、電気信号を介し
て画像の読込み、記録等が行なわれるが、画像全
体又はその一部を他の所定位置に配置せしめる
時、任意の倍率で前記画像全体又はその一部を拡
大又は縮小、すなわち変倍操作する必要が生ず
る。 また、画像伝送システムにおいて入出力装置間
の走査線密度の相違から、原画像と伝送後の記録
画像の大きさが異なつてしまう場合が生じ、これ
を補正するためにも画素密度変換が必要とされ
る。この変倍操作の具体的方法としては、SPC
法、9分割法等の画素密度変換法が提案されてい
るが、SPC法では縮小画像に「ヌケ」(黒画像の
欠落)が目立ち、9分割法では拡大画像、縮小画
像で、ともに線が太くなる等の問題があつた。 そこで、いわゆる幾何学モード変換に属する画
素密度変換である投影法が提案され、前記二つの
方法に比して良好な画質を得ることが知られてい
る。この投影法は変換画像と原画素の濃度がほゞ
等しく、前記黒画素の増減による図形の成分の連
結、分離等の変化の少ない方法である。しかし、
演算処理が多大で複雑なハードウエア構成を必要
としていた。 本発明は、前記投影法の問題点を解決するため
提案された昭和56年12月4日出願の特許願「画素
密度変換による画像の拡大縮小方法」、いわゆる
高速投影法を実施する際に非常に効率の良い装置
を提案するものである。 従来、画素密度変換するための装置において
は、各原画素から変換画素を演算する関係式すべ
てをハード構成またはメモリに記憶する必要があ
り、メモリ容量が大きくならざるを得なかつた。
また、投影法自体の考え方も新しく具体的実施装
置の開示も未だされてなかつた。 本発明は、少なくとも二走査線分の画像信号を
記憶する記憶手段を有する記憶部と、変換倍率に
基づき原画素平面内での変換後の画素位置を算出
する画素位置演算部と、 該画素位置演算部より算出された変換画素の中
心が位置する領域を判定する領域判定部と、 及び予め前記画素位置演算部に従つて、前記記
憶部より読み出された原画素の画像信号と変換画
素の画像信号の前記領域判定部にて求めた領域に
対応する関係式に基づいて、変換画素の画像信号
を算出する画素判定部とを各々有する画素密度変
換装置において、 前記画素位置演算部は、少なくとも1つの加算
器と、該加算器の出力を記憶するラツチから構成
され、前記加算器の1方の入力には、変換倍率の
逆数が入力され、もう1方には前記ラツチ出力の
小数部が入力され、前記ラツチ出力の整数部の値
に応じて、着目する変換画素の画像信号を決定す
るための原画素群として直前に求めた変換画素の
画像信号に使用した原画素群と同じものを使用す
るが、直前に求めた変換画素の画像信号に使用し
た原画素群に対して前記整数部の値に応じた原画
素分隣の原画素群を使用するようにした装置及び
前記画素位置演算部におけるラツチ出力の整数部
が“0”のとき、着目する変換画素の値を決定す
るための原画素群を直前に求めた変換画素に使用
した原画素群と同じものを使用して、整数部が
“n”のとき、着目する変換画素の値を決定する
ための原画素群を直前に求めた変換画素に使用し
た原画素群に対してn原画素群を使用するように
構成した装置と更に前記領域判定部が、前記画素
位置演算部におけるラツチ出力の小数部の値に基
づいて、前記領域のうち変換画素の位置する象限
を求め、さらに特定の一象限内の二つの領域につ
いての領域判定のための手段を有し、他の象限に
ついては前記画素位置演算部にて算出された小数
部を反転回路によつて前記特定の象限内の二つの
領域に対応させて判定するようにした画素密度変
換装置より構成をされて提供できることとなつ
た。 以下、本発明を具体的に実施例を示して説明す
る。 さて、前記画素密度変換による画像の拡大縮小
方法(以下、単に高速投影法と呼ぶ)に基いて、
横及び縦方向の変換倍率p及びqを1以上とす
る、拡大(等倍含む)の場合についてのみ説明を
行なう。他の両方向を縮小したり、片方向に関し
拡大し、もう一方向に関し縮小するような場合で
あつて、画像信号が2値である場合、においても
本発明装置の変形を行なうのみで達成できる。 第1図は原画素面A,B,C,D,(,,
,、はそれぞれ原画素面A,B,C,Dの中
心を示す)上に変換画素R(は変換画素Rの中
心を示す)を重ねた、すなわち投影した状態を示
している。この第1図での原画素と変換画素との
関係から変換画素中心点が原画素のA,B,
C,Dからなる平面内にある、,,,で
囲む正方形領域内のどこに存在するかによつて変
換後の画素Rの画像信号出力を算出するため該正
方形領域を8分割し、その8分割された領域ごと
に前記変換画素Rの画像信号を前記原画素A,
B,C,Dの画像信号(情報)から算出するため
の関係式(論理式よりなる)を予じめ用意してお
くわけであるが、第2図では前記,,,
で囲む正方形領域を前記の如く8分割した状態の
一例をX,Y座標上に示している。ここで,
,,が、X,Y座標上それぞれ第二象限、
第三象限、第四象限、第一象限に存在するように
座標を定め、前記8分割した乃至で示した分
割領域のうちX=0及びY=0の直線境界を除く
分割領域と,と,と,とを区切
る境界をそれぞれ下記の(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)の式で
示
す曲線で決めている。 (1/2−px)(1/2+qy)=1/2 ……(イ) (1/2−px)(1/2−qy)=1/2 ……(ロ) (1/2+px)(1/2−qy)=1/2 ……(ハ) (1/2+px)(1/2+qy)=1/2 ……(ニ) また、前記高速投影法によれば、変換画素Rの
中心点が、例えば分割領域に位置した場合変
換画素Rの画像信号IRは IR=IA・(IB+IC+ID)+IB・IC・ID という関係式で与えられることになつている。 (ただし・は論理積を、+は論理和を意味して
いる。)同様に8つの分割領域それぞれについて
第1表の如く関係式が示されている。
【表】
すなわち高速投影法においては、第1表に掲げ
た関係式を予め記憶手段に蓄積しておき、変換画
素Rがどこに位置するかによつて対応する変換画
素の画像信号IRと原画素画像信号(IA,IB,IC,
ID)との関係式に基づいて、変換画素の画像信号
IRを得る。 さて、本発明装置を実施した一例を第3図に示
す。 ここで原画素が幅方向W個、縦方向L個の画素
で行列で構成されているとし、変換後の画像を
Wout×Loutの画素行列で構成するように変換す
る場合、主走査方向(X方向)、副走査方向(Y
方向)の変換倍率はそれぞれp=Wout/W、q
=Lout/Lとなる。 さて、本装置の入力バツフア部31内の記憶部
311を三つのRAM(ランダムアクセスメモリ)
311A,311B,311Cで構成するととも
に、各RAMを選択するための信号及び該RAM
に順次画像信号を入力し記憶するためのアドレス
設定のための主走査及び副走査方向の画素計数の
ための入力カウンタ312、入力行カウンタ31
4及び最終的に記憶内容を画素判定部32へ前記
RAMの内容を適宜出力するために設けた該入力
バツフア部31の最終段を構成するデータマルチ
プレクサ315へ順次出力するタイミングを与え
る読出カウンタ313とを有している。 ここで、入力カウンタ312及び読出カウンタ
313はスタート時Wをセツトし、入力行カウン
タ314にはLをセツトするとともに、変換後の
画素のスタート時における主走査方向及び副走査
方向へのカウント値をそれぞれ出力カウンタ33
1及び出力行カウンタ332にWout,Loutとセ
ツトしておく。 また前記入・出力カウンタ類へのクロツク信号
の出力、その他タイミング信号を出力するタイミ
ング生成回路330からアドレスマルチプレクサ
315へのセレクト信号(S1,S0)を(“0”,
“0”)に設定し、本発明の画素密度変換装置が外
部装置へ被変換画像の信号を出力をしてもよい旨
のレデイ信号(ロウアクテイブ)を“0”とし入
力イネーブル端子の出力は“1”にセツトしてお
く。 さらに、画素位置演算部34に設けられたラツ
チA、341及びラツチB、342は、X加算器
343、Y加算器344からの座標位置出力を入
力する前に一亘クリアされそれらの領域判定部3
5への出力信号を(0,0)としておく。 以下、被変換画像入力に対し変換画像出力を算
出する本発明の第3図の回路の動作について説明
する。 ここで、入力カウンタ312からの出力は
WAO−11としてアドレスマルチプレクサ31
6へ書込み信号として入力されるとともにタイミ
ング生成回路330へ1ライン分終了信号として
入力される。また、読出カウンタ313からの出
力はRAO−11としてアドレスマルチプレクサ
316へ入力されている。記憶手段たるRAMA,
311A,RAMB,311B,RAMC,311
Cに対してアドレスマルチプレクサ316からア
ドレス指定のための信号入力AO−11、及び書
込みすべきRAMを選択指定するためと書込みタ
イミングのための信号入力へ、それぞれ信号が
出力されている。例えばタイミング生成回路33
0より書込ストローブ信号がアドレスマルチプレ
クサ316を介して指定されたRAMへ入力さ
れるようになつている。 また、各RAMへは、入力データがDI端子へ入
力されるとともに各RAMのDO端子からデータ
マルチプレクサ315へ信号出力されているよう
になつている。 さて、初期状態においてS1,S0は“0”,“0”
となつており、RAMAはデータ書込を、RAMB
及びRAMCは読出しをするようになつており、
各RAMの他の状態は第1表の如く指定されてい
る。
た関係式を予め記憶手段に蓄積しておき、変換画
素Rがどこに位置するかによつて対応する変換画
素の画像信号IRと原画素画像信号(IA,IB,IC,
ID)との関係式に基づいて、変換画素の画像信号
IRを得る。 さて、本発明装置を実施した一例を第3図に示
す。 ここで原画素が幅方向W個、縦方向L個の画素
で行列で構成されているとし、変換後の画像を
Wout×Loutの画素行列で構成するように変換す
る場合、主走査方向(X方向)、副走査方向(Y
方向)の変換倍率はそれぞれp=Wout/W、q
=Lout/Lとなる。 さて、本装置の入力バツフア部31内の記憶部
311を三つのRAM(ランダムアクセスメモリ)
311A,311B,311Cで構成するととも
に、各RAMを選択するための信号及び該RAM
に順次画像信号を入力し記憶するためのアドレス
設定のための主走査及び副走査方向の画素計数の
ための入力カウンタ312、入力行カウンタ31
4及び最終的に記憶内容を画素判定部32へ前記
RAMの内容を適宜出力するために設けた該入力
バツフア部31の最終段を構成するデータマルチ
プレクサ315へ順次出力するタイミングを与え
る読出カウンタ313とを有している。 ここで、入力カウンタ312及び読出カウンタ
313はスタート時Wをセツトし、入力行カウン
タ314にはLをセツトするとともに、変換後の
画素のスタート時における主走査方向及び副走査
方向へのカウント値をそれぞれ出力カウンタ33
1及び出力行カウンタ332にWout,Loutとセ
ツトしておく。 また前記入・出力カウンタ類へのクロツク信号
の出力、その他タイミング信号を出力するタイミ
ング生成回路330からアドレスマルチプレクサ
315へのセレクト信号(S1,S0)を(“0”,
“0”)に設定し、本発明の画素密度変換装置が外
部装置へ被変換画像の信号を出力をしてもよい旨
のレデイ信号(ロウアクテイブ)を“0”とし入
力イネーブル端子の出力は“1”にセツトしてお
く。 さらに、画素位置演算部34に設けられたラツ
チA、341及びラツチB、342は、X加算器
343、Y加算器344からの座標位置出力を入
力する前に一亘クリアされそれらの領域判定部3
5への出力信号を(0,0)としておく。 以下、被変換画像入力に対し変換画像出力を算
出する本発明の第3図の回路の動作について説明
する。 ここで、入力カウンタ312からの出力は
WAO−11としてアドレスマルチプレクサ31
6へ書込み信号として入力されるとともにタイミ
ング生成回路330へ1ライン分終了信号として
入力される。また、読出カウンタ313からの出
力はRAO−11としてアドレスマルチプレクサ
316へ入力されている。記憶手段たるRAMA,
311A,RAMB,311B,RAMC,311
Cに対してアドレスマルチプレクサ316からア
ドレス指定のための信号入力AO−11、及び書
込みすべきRAMを選択指定するためと書込みタ
イミングのための信号入力へ、それぞれ信号が
出力されている。例えばタイミング生成回路33
0より書込ストローブ信号がアドレスマルチプレ
クサ316を介して指定されたRAMへ入力さ
れるようになつている。 また、各RAMへは、入力データがDI端子へ入
力されるとともに各RAMのDO端子からデータ
マルチプレクサ315へ信号出力されているよう
になつている。 さて、初期状態においてS1,S0は“0”,“0”
となつており、RAMAはデータ書込を、RAMB
及びRAMCは読出しをするようになつており、
各RAMの他の状態は第1表の如く指定されてい
る。
【表】
(S1,S0)が(1,1)の時は禁止されてい
る。 さて、入力データは1画素ずつ入力ストローブ
に同期して各RAMへ入力されるが、1画素毎に
WCLK信号によつて入力カウンタ312は1ず
つ減少していくので1ライン分(W画素)の情報
はRAMAのW番地から1番地までに記憶される。
また1画素入力された時点でレデイ信号は“1”
(High)となつている。入力カウンタ312が0
となると、1ライン入力終了信号が発生され、タ
イミング生成回路はこれを検知して入力カウンタ
312をWにプリセツトするとともに入力行カウ
ンタ314から1を減ずる。これと同時に(S1,
S0)を(0,1)とする。従つて入力カウンタ3
12の出方及びタイミング生成回路330からの
書込ストローブ信号がRAMB,311Bに接続
されることとなる。 この後、レデイ信号は“0”(Low)になり、
2行目のW画素の入力が可能となる。1行目の入
力と同様なタイミングで入力データはRAMB,
311Bに入力され記憶される。 さて、2行目の入力データが入力されると
(S1,S0)が(1,0)となり、入力カウンタ3
12の出力WAO−11及び書込ストローブ信号
がRAMC,311Cに接続される。この後レデ
イ信号が“0”になり、3行目の入力データが入
力可能となると同時にRAMA,311A及び
RAMB,311Bに記憶されている。1行目と
2行目の情報を用いて画素密度変換処理を行な
う。 まず(S1,S0)が(1,0)のとき読出カウン
タ313の出力はRAMA,311A及び
RAMB,311Bに接続されており、それぞれ
の出力端DOからは各データ出力信号のDA,DB
として、それぞれ第1行目、第2行目の第1列目
の画素情報が出力されている。該DA,DB信号
はデータマルチプレクサ315を介してそれぞれ
D1,D2信号として出力されている。 ここで、タイミング生成回路330からのシフ
トクロツクによつて前記D1,D2をフリツプフロ
ツプF/F1,F/F2にラツチすると同時に
RCLK信号を出力して読出カウンタ313内の値
から1を減じ、2列目の画素データをRAMA,
311A及びRAMB,311Bから出力させる。 この後、さらにシフトクロツクをフリツプフロ
ツプF/F1〜F/F4に出力して1列目の画素
データをフリツプフロツプF/F3,F/F4に
転送しラツチさせるとともにフリツプフロツプ
F/F1,F/F2には2列目の画素データをラ
ツチさせる。この際読出カウンタ313は1を減
ずる。これで最初の4点の画素データが揃つたわ
けで、順次画素判定部32へ入力されることとな
る。 ここで記憶部311の各RAMからの出力DA,
DB及びDCとデータマルチプレクサ315の出力
D1及びD2との関係は第2表の如くである。
る。 さて、入力データは1画素ずつ入力ストローブ
に同期して各RAMへ入力されるが、1画素毎に
WCLK信号によつて入力カウンタ312は1ず
つ減少していくので1ライン分(W画素)の情報
はRAMAのW番地から1番地までに記憶される。
また1画素入力された時点でレデイ信号は“1”
(High)となつている。入力カウンタ312が0
となると、1ライン入力終了信号が発生され、タ
イミング生成回路はこれを検知して入力カウンタ
312をWにプリセツトするとともに入力行カウ
ンタ314から1を減ずる。これと同時に(S1,
S0)を(0,1)とする。従つて入力カウンタ3
12の出方及びタイミング生成回路330からの
書込ストローブ信号がRAMB,311Bに接続
されることとなる。 この後、レデイ信号は“0”(Low)になり、
2行目のW画素の入力が可能となる。1行目の入
力と同様なタイミングで入力データはRAMB,
311Bに入力され記憶される。 さて、2行目の入力データが入力されると
(S1,S0)が(1,0)となり、入力カウンタ3
12の出力WAO−11及び書込ストローブ信号
がRAMC,311Cに接続される。この後レデ
イ信号が“0”になり、3行目の入力データが入
力可能となると同時にRAMA,311A及び
RAMB,311Bに記憶されている。1行目と
2行目の情報を用いて画素密度変換処理を行な
う。 まず(S1,S0)が(1,0)のとき読出カウン
タ313の出力はRAMA,311A及び
RAMB,311Bに接続されており、それぞれ
の出力端DOからは各データ出力信号のDA,DB
として、それぞれ第1行目、第2行目の第1列目
の画素情報が出力されている。該DA,DB信号
はデータマルチプレクサ315を介してそれぞれ
D1,D2信号として出力されている。 ここで、タイミング生成回路330からのシフ
トクロツクによつて前記D1,D2をフリツプフロ
ツプF/F1,F/F2にラツチすると同時に
RCLK信号を出力して読出カウンタ313内の値
から1を減じ、2列目の画素データをRAMA,
311A及びRAMB,311Bから出力させる。 この後、さらにシフトクロツクをフリツプフロ
ツプF/F1〜F/F4に出力して1列目の画素
データをフリツプフロツプF/F3,F/F4に
転送しラツチさせるとともにフリツプフロツプ
F/F1,F/F2には2列目の画素データをラ
ツチさせる。この際読出カウンタ313は1を減
ずる。これで最初の4点の画素データが揃つたわ
けで、順次画素判定部32へ入力されることとな
る。 ここで記憶部311の各RAMからの出力DA,
DB及びDCとデータマルチプレクサ315の出力
D1及びD2との関係は第2表の如くである。
【表】
(S1,S0)は初期状態の(0,0)から順次
(0,1)(1,0)(0,0)(0,1)……この
ように繰返されて出力される。 本実施例では、アドレスマルチプレクサ316
及びデータマルチプレクサ315として第4図に
示す回路を用いた。 さて、2発目のシフトクロツクが出力される
と、画素位置演算部34内のラツチA,341及
びラツチB,342の出力は0のまゝなので、そ
の小数部も、ともに0である。従つて領域判定部
35では画素位置演算部34からのX decimal
信号及びY decimal信号に基いて、各入力の小
数部が(0,0)である時、判定領域を〔0,
0,1〕と判定するようになつている。 前述の如く高速投影法による原画素面(原画素
中心の4点からなる正方形領域)内の8つの分割
領域は3ビツトで表現可能である。 前記2発目のシフトクロツクと同時にタイミン
グ生成回路330からラツチAクロツクを出力
し、領域符号の3ビツト〔0,0,1〕をラツチ
C,351にラツチする。これにより1列目の変
換画素の位置する領域とこの画素を囲む原画素面
内の4画素のデータが画素判定部32の入力IA,
IB,IC,IDに同時に入力される。これに基いて即
座に画素判定部32から変換画素データが出力さ
れ、出力ストローブがタイミング生成回路330
から出力され出力カウンタ331の値は1減ず
る。 ところで画素位置演算部34での動作はその
後、ラツチAクロツクの出力によりそれまで0で
あつたラツチA,341に1/pが出力される。
(X加算器343、Y加算器344は初期状態で
はともにA+B出力は0であつた。)この1/pの
整数部の値に応じて、第2の変換処理が異なる。 ) 1/pの整数部が0のとき このとき第2の変換画素はまだ原画素の1列
目と2列目の間に位置することになるのでシフ
トクロツク、RCLK信号は出力せず(つまり原
画素データIA,IB,IC及びIDは変化せず)、ラツ
チAクロツクのみ出力し、第2の変換画素の判
定を行なう。 ) 1/pの整数部が1のとき このとき、第2の変換画素は原画の2列目と
3列目の間に位置することになる。そこで、原
画の方も1ビツトシフトし、ラツチAクロツク
も出力する。そして第2の変換画素を判定す
る。 ) 1/p整数部が2以上(=n)のとき このとき、第2の変換画素は原画の3列目以
降に存在することになる。 そこで、原画の方を(n−1)ビツトシフト
したのち、更に1ビツトシフトするのと同時に
ラツチAクロツクを出力して第2の変換画素を
判定する。 さて、加算器343は、ラツチAの出力の小数
部分と1/pを加算する回路なので、その演算結果
の整数部は隣の変換画素までには原画を何画素分
シフトしなければならないかを示している。それ
で第3列目以降の変換画素についても、上記のア
ルゴリスムで変換していく。変換画素を1画素出
力する毎に出力カウンタでカウントダウンしてい
くので、出力カウンタが0となるとき、Wout画
素だけ出力したことになる。そこで、1ライン出
力終了信号を出力する。 タイミング生成回路330は3行目の1ライン
入力終了信号と1ライン出力終了信号の両方が入
力されると、ラツチBクロツクを出力してラツチ
Bに1/qをラツチさせると同時に、出力行カウン
タを1減少させる。この1/qの整数部が0,1,
2の3通りで処理が異なる。 ) 1/qの整数部が0のとき 変換画像の2行目は、原画の1行目と2行目
の間にあることを示す。従つて、(S1,S0)は
変更せずレデイ信号もHighのまゝ2行目の画
素密度変換を行なう。2行目の画素密度変換が
終了するとすぐラツチBクロツクを出力する。 ) 1/qの整数部が1のとき 変換画像の2行目は原画の2行目と3行目の
間にある。従つて(S1,S0)を(0,0)にし
て、RAMB,RAMC中の2行目、3行目の画
素情報を読出せるようにしておいてレデイ信号
をLowにし、4行目の画素情報をRAMAに入
力するとともに画素密度変換処理を行なう。 ) 1/qの整数部が2以上(=m)の時 変換画像の2行目は原画の3行目以降にあ
る。従つて(S1,S0)を(0,0)→(0,
1)→(1,0)→(0,0)→……と変化さ
せながらそれぞれ1行ずつ計(m−1)行入力
する。そしてその次にレデイ信号をLowにす
るとき、1行入力すると同時に2行目の変換を
行なう。 このような方法で、画素密度変換を行なつてい
くうちに入力行カウンタが0となると、もう入力
すべき情報はないのであるが、出力が終了するま
では入力イネーブルをLowにし、あたかも0が
入力されているかのようにRAMに書込みを続け
る。(ただしレデイ信号はHighのまゝ)また出力
行カウンタが0となると出力終了信号をタイミン
グ生成回路330に出力する。タイミング生成回
路330では入力終了信号、出力終了信号がとも
に入力された時点ですべての処理を終了する。 領域判定部35についてさらに詳細に述べる
と、画素位置演算部34からの出力X
decimal,Y decimal(小数部)が下記の如く、 Xdecimal=Xd1・(1/2)+Xd2・(1/2)2+……
+Xdk・(1/2)k Ydecimal=Yd1・(1/2)+Yd2・(1/2)2+……
+Ydk・(1/2)k とkビツトで表現されるが、ここでkの値は座標
の精度、つまり拡大率・縮小率の精度を表わしk
が大きい程、精度は高くなるが、該領域判定のた
めの分割領域カーブを記憶するメモリの数もそれ
につれて増加することになる。 そこで本発明者らは拡大・縮小の精度は高く保
ちメモリ容量を増加させないため、前記分割領域
(第2図に示す)がx軸、y軸にそれぞれ線対称
であることを利用して、次のように回路構成をし
た。第5図aはk=6で倍率がp=q=0.8であ
る場合における領域判定部35内の記憶手段35
2に蓄えられた分割領域カーブである。 〜は領域番号を意味し、X,Y座標軸に付
された6ビツトの2進数は座標を示しており、Y
軸の座標の値は左端のビツトがMSBでX軸の座
標の値は上端のビツトがMSBである。 さて論理投影法では(Xd1,Yd1)=(0,0),
(1,0),(0,1),(1,1)の4つの領域は
先に述べた如く、それら4領域を分ける線に関し
て対称な形になつているので、例えば領域,
,にある点はそれと対称な領域上の点に投
影し、それが,のいずれにあるかで8通りの
領域について点がどの領域にあるかを判定するこ
とができる。 第5図aとで(Xdecimal,Ydecimal)=
(101100,000111)という点の上の対称な点は
(010011,000111)である。従つてこの点がに
属することが判かれば、(Xd1,Yd1)=(1,0)
を用いてに属することが判かる。 実際には例えば第5図bに示すような回路構成
によつて達成される。この回路の中で、メモリ3
52A内のデータは例えばに相当するアドレス
には“0”を、に相当するアドレスには“1”
を入れておけばよい。 例えばX加算器343、Y加算器344の出力
の小数部分が(101100,000111)で、の領域す
なわち、(Xd1,Yd1)=(1,0)であれば、Xd2
〜Xd6の信号線Exclusive ORゲートによつて反
転されメモリ352Aの入力A4〜A0に入力さ
れ、またYd1は0であるのでYd2〜Yd6はその
まゝの状態で入力A9〜A5に伝えられる。そこ
でアドレス(0011110011)対応するデータは
“1”すなわちの領域内に相当しているので出
力D0からf=1の出力が行なわれる。 Xd1,Yd1,fを一組にして考え、〔Xd1,
Yd1,f〕=〔1,0,1〕はに相当することが
判かる。 この領域判定部35からの判定符号の出力は
〔Xd1,Yd1,f〕の形でラツチC351を介し
画素判定部32へ送られる。 ここで更に、領域判定回路に要す記憶手段のメ
モリ容量を減らす方法として、分割領域を設定す
るX,Y座標においてX座標に対してととの
境界線のY座標をメモリに入れておき実際のY座
標と前記境界線のY座標との大小関係で、前記
かの領域を判定することができ、その概略回路
構成を第5図cに示す。ととの境界線をXの
関数として記憶したメモリ352Bと該メモリ3
52Bの出力と判定すべき点のY座標の値とを比
較器353で比較し、判定出力fを出すようにな
つている。 以上領域判定部の前記3つの構成例をそれぞれ
について必要な記憶手段のメモリ容量は(精度k
=6として) Γ第1の構成(分割領域各点の判定データを記憶
したもの)では、26×2×3=4096×3ビツト、 Γ第2の構成(分割領域の対称性を利用した第5
図b)では2(6-1)×2×1=1024ビツト、 Γ第3の構成(分割領域の境界線を記憶する第5
図c)では26-1×(6−1)=32×5=160ビツ
ト となる。 第3の構成でメモリ352B(第5図c)内の
データの一例を第3表に示す。
(0,1)(1,0)(0,0)(0,1)……この
ように繰返されて出力される。 本実施例では、アドレスマルチプレクサ316
及びデータマルチプレクサ315として第4図に
示す回路を用いた。 さて、2発目のシフトクロツクが出力される
と、画素位置演算部34内のラツチA,341及
びラツチB,342の出力は0のまゝなので、そ
の小数部も、ともに0である。従つて領域判定部
35では画素位置演算部34からのX decimal
信号及びY decimal信号に基いて、各入力の小
数部が(0,0)である時、判定領域を〔0,
0,1〕と判定するようになつている。 前述の如く高速投影法による原画素面(原画素
中心の4点からなる正方形領域)内の8つの分割
領域は3ビツトで表現可能である。 前記2発目のシフトクロツクと同時にタイミン
グ生成回路330からラツチAクロツクを出力
し、領域符号の3ビツト〔0,0,1〕をラツチ
C,351にラツチする。これにより1列目の変
換画素の位置する領域とこの画素を囲む原画素面
内の4画素のデータが画素判定部32の入力IA,
IB,IC,IDに同時に入力される。これに基いて即
座に画素判定部32から変換画素データが出力さ
れ、出力ストローブがタイミング生成回路330
から出力され出力カウンタ331の値は1減ず
る。 ところで画素位置演算部34での動作はその
後、ラツチAクロツクの出力によりそれまで0で
あつたラツチA,341に1/pが出力される。
(X加算器343、Y加算器344は初期状態で
はともにA+B出力は0であつた。)この1/pの
整数部の値に応じて、第2の変換処理が異なる。 ) 1/pの整数部が0のとき このとき第2の変換画素はまだ原画素の1列
目と2列目の間に位置することになるのでシフ
トクロツク、RCLK信号は出力せず(つまり原
画素データIA,IB,IC及びIDは変化せず)、ラツ
チAクロツクのみ出力し、第2の変換画素の判
定を行なう。 ) 1/pの整数部が1のとき このとき、第2の変換画素は原画の2列目と
3列目の間に位置することになる。そこで、原
画の方も1ビツトシフトし、ラツチAクロツク
も出力する。そして第2の変換画素を判定す
る。 ) 1/p整数部が2以上(=n)のとき このとき、第2の変換画素は原画の3列目以
降に存在することになる。 そこで、原画の方を(n−1)ビツトシフト
したのち、更に1ビツトシフトするのと同時に
ラツチAクロツクを出力して第2の変換画素を
判定する。 さて、加算器343は、ラツチAの出力の小数
部分と1/pを加算する回路なので、その演算結果
の整数部は隣の変換画素までには原画を何画素分
シフトしなければならないかを示している。それ
で第3列目以降の変換画素についても、上記のア
ルゴリスムで変換していく。変換画素を1画素出
力する毎に出力カウンタでカウントダウンしてい
くので、出力カウンタが0となるとき、Wout画
素だけ出力したことになる。そこで、1ライン出
力終了信号を出力する。 タイミング生成回路330は3行目の1ライン
入力終了信号と1ライン出力終了信号の両方が入
力されると、ラツチBクロツクを出力してラツチ
Bに1/qをラツチさせると同時に、出力行カウン
タを1減少させる。この1/qの整数部が0,1,
2の3通りで処理が異なる。 ) 1/qの整数部が0のとき 変換画像の2行目は、原画の1行目と2行目
の間にあることを示す。従つて、(S1,S0)は
変更せずレデイ信号もHighのまゝ2行目の画
素密度変換を行なう。2行目の画素密度変換が
終了するとすぐラツチBクロツクを出力する。 ) 1/qの整数部が1のとき 変換画像の2行目は原画の2行目と3行目の
間にある。従つて(S1,S0)を(0,0)にし
て、RAMB,RAMC中の2行目、3行目の画
素情報を読出せるようにしておいてレデイ信号
をLowにし、4行目の画素情報をRAMAに入
力するとともに画素密度変換処理を行なう。 ) 1/qの整数部が2以上(=m)の時 変換画像の2行目は原画の3行目以降にあ
る。従つて(S1,S0)を(0,0)→(0,
1)→(1,0)→(0,0)→……と変化さ
せながらそれぞれ1行ずつ計(m−1)行入力
する。そしてその次にレデイ信号をLowにす
るとき、1行入力すると同時に2行目の変換を
行なう。 このような方法で、画素密度変換を行なつてい
くうちに入力行カウンタが0となると、もう入力
すべき情報はないのであるが、出力が終了するま
では入力イネーブルをLowにし、あたかも0が
入力されているかのようにRAMに書込みを続け
る。(ただしレデイ信号はHighのまゝ)また出力
行カウンタが0となると出力終了信号をタイミン
グ生成回路330に出力する。タイミング生成回
路330では入力終了信号、出力終了信号がとも
に入力された時点ですべての処理を終了する。 領域判定部35についてさらに詳細に述べる
と、画素位置演算部34からの出力X
decimal,Y decimal(小数部)が下記の如く、 Xdecimal=Xd1・(1/2)+Xd2・(1/2)2+……
+Xdk・(1/2)k Ydecimal=Yd1・(1/2)+Yd2・(1/2)2+……
+Ydk・(1/2)k とkビツトで表現されるが、ここでkの値は座標
の精度、つまり拡大率・縮小率の精度を表わしk
が大きい程、精度は高くなるが、該領域判定のた
めの分割領域カーブを記憶するメモリの数もそれ
につれて増加することになる。 そこで本発明者らは拡大・縮小の精度は高く保
ちメモリ容量を増加させないため、前記分割領域
(第2図に示す)がx軸、y軸にそれぞれ線対称
であることを利用して、次のように回路構成をし
た。第5図aはk=6で倍率がp=q=0.8であ
る場合における領域判定部35内の記憶手段35
2に蓄えられた分割領域カーブである。 〜は領域番号を意味し、X,Y座標軸に付
された6ビツトの2進数は座標を示しており、Y
軸の座標の値は左端のビツトがMSBでX軸の座
標の値は上端のビツトがMSBである。 さて論理投影法では(Xd1,Yd1)=(0,0),
(1,0),(0,1),(1,1)の4つの領域は
先に述べた如く、それら4領域を分ける線に関し
て対称な形になつているので、例えば領域,
,にある点はそれと対称な領域上の点に投
影し、それが,のいずれにあるかで8通りの
領域について点がどの領域にあるかを判定するこ
とができる。 第5図aとで(Xdecimal,Ydecimal)=
(101100,000111)という点の上の対称な点は
(010011,000111)である。従つてこの点がに
属することが判かれば、(Xd1,Yd1)=(1,0)
を用いてに属することが判かる。 実際には例えば第5図bに示すような回路構成
によつて達成される。この回路の中で、メモリ3
52A内のデータは例えばに相当するアドレス
には“0”を、に相当するアドレスには“1”
を入れておけばよい。 例えばX加算器343、Y加算器344の出力
の小数部分が(101100,000111)で、の領域す
なわち、(Xd1,Yd1)=(1,0)であれば、Xd2
〜Xd6の信号線Exclusive ORゲートによつて反
転されメモリ352Aの入力A4〜A0に入力さ
れ、またYd1は0であるのでYd2〜Yd6はその
まゝの状態で入力A9〜A5に伝えられる。そこ
でアドレス(0011110011)対応するデータは
“1”すなわちの領域内に相当しているので出
力D0からf=1の出力が行なわれる。 Xd1,Yd1,fを一組にして考え、〔Xd1,
Yd1,f〕=〔1,0,1〕はに相当することが
判かる。 この領域判定部35からの判定符号の出力は
〔Xd1,Yd1,f〕の形でラツチC351を介し
画素判定部32へ送られる。 ここで更に、領域判定回路に要す記憶手段のメ
モリ容量を減らす方法として、分割領域を設定す
るX,Y座標においてX座標に対してととの
境界線のY座標をメモリに入れておき実際のY座
標と前記境界線のY座標との大小関係で、前記
かの領域を判定することができ、その概略回路
構成を第5図cに示す。ととの境界線をXの
関数として記憶したメモリ352Bと該メモリ3
52Bの出力と判定すべき点のY座標の値とを比
較器353で比較し、判定出力fを出すようにな
つている。 以上領域判定部の前記3つの構成例をそれぞれ
について必要な記憶手段のメモリ容量は(精度k
=6として) Γ第1の構成(分割領域各点の判定データを記憶
したもの)では、26×2×3=4096×3ビツト、 Γ第2の構成(分割領域の対称性を利用した第5
図b)では2(6-1)×2×1=1024ビツト、 Γ第3の構成(分割領域の境界線を記憶する第5
図c)では26-1×(6−1)=32×5=160ビツ
ト となる。 第3の構成でメモリ352B(第5図c)内の
データの一例を第3表に示す。
【表】
【表】
さて、領域判定部からの〔Xd1,Yd1,f〕と
いう3ビツトのデータと、入力バツフア部から4
つのフリツプフロツプ回路を経た4ビツトのデー
タが画素判定部に入力されるわけである。具体的
にこの画素判定部では、第1表に示した変換画素
の値IRを求めるためのもので、入分バツフア部か
らのIA,IB,IC,ID入力を領域判定部からの3ビ
ツトデータに対応して予め定められたIA,IB,IC,
IDとIRとの関係式に算入してIR出力を得る。第4
表に画素判定部での論理式を示す。
いう3ビツトのデータと、入力バツフア部から4
つのフリツプフロツプ回路を経た4ビツトのデー
タが画素判定部に入力されるわけである。具体的
にこの画素判定部では、第1表に示した変換画素
の値IRを求めるためのもので、入分バツフア部か
らのIA,IB,IC,ID入力を領域判定部からの3ビ
ツトデータに対応して予め定められたIA,IB,IC,
IDとIRとの関係式に算入してIR出力を得る。第4
表に画素判定部での論理式を示す。
【表】
【表】
この第5表に示す関係式を達成する画像判定部
の回路構成の一例を第6図に示す。321は3入
力8出力のデコーダである。 以上説明したことによつて画素密度変換とりわ
け高速投影法によつて画像の拡大・縮小をするの
に非常に効率がよく、且つメモリ容量の少ない装
置を提供できることとなつた。勿論、装置の具体
的構成においては前記実施例に基いた種々の変形
例が容易に実施できるものである。
の回路構成の一例を第6図に示す。321は3入
力8出力のデコーダである。 以上説明したことによつて画素密度変換とりわ
け高速投影法によつて画像の拡大・縮小をするの
に非常に効率がよく、且つメモリ容量の少ない装
置を提供できることとなつた。勿論、装置の具体
的構成においては前記実施例に基いた種々の変形
例が容易に実施できるものである。
第1図は投影法を説明するために用いる原画素
平面内での変換画素の位置関係を示した図で、第
2図は投影法で用いる原画素平面に形成された領
域の分割状態を示した図である。第3図は本発明
の実施構成例であり、第4図は第3図中アドレス
及びデータマルチプレクサの構成の一例である。
第5図aは領域判定部内の記憶手段にメモリされ
た領域分割データの状態を示し、第5図b及び第
5図cは領域判定部記憶手段周辺回路の構成例を
示している。第6図は画素判定部の回路構成例の
一つである。 31……入力バツフア部、311……記憶部、
311A,311B,311C……RAM、31
2……入力カウンタ、313……読出カウンタ、
314……入力行カウンタ、315……データマ
ルチプレクサ、316……アドレスマルチプレク
サ、32……画素判定部、330……タイミング
生成回路、34……画素位置演算部、341,3
42,351……ラツチ、343,344……加
算器、35……領域判定部。
平面内での変換画素の位置関係を示した図で、第
2図は投影法で用いる原画素平面に形成された領
域の分割状態を示した図である。第3図は本発明
の実施構成例であり、第4図は第3図中アドレス
及びデータマルチプレクサの構成の一例である。
第5図aは領域判定部内の記憶手段にメモリされ
た領域分割データの状態を示し、第5図b及び第
5図cは領域判定部記憶手段周辺回路の構成例を
示している。第6図は画素判定部の回路構成例の
一つである。 31……入力バツフア部、311……記憶部、
311A,311B,311C……RAM、31
2……入力カウンタ、313……読出カウンタ、
314……入力行カウンタ、315……データマ
ルチプレクサ、316……アドレスマルチプレク
サ、32……画素判定部、330……タイミング
生成回路、34……画素位置演算部、341,3
42,351……ラツチ、343,344……加
算器、35……領域判定部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも二走査線分の画像信号を記憶する
記憶手段を有する記憶部と、変換倍率に基づき原
画素平面内での変換後の画素位置を算出する画素
位置演算部と、 該画素位置演算部により算出された変換画素の
中心が位置する領域を判定する領域判定部と、 及び予め前記画素位置演算部に従つて、前記記
憶部より読み出された原画素の画像信号と変換画
素の画像信号の前記領域判定部にて求めた領域に
対応する関係式に基づいて、変換画素の画像信号
を算出する画素判定部とを各々有する画素密度変
換装置において、 前記画素位置演算部は、少なくとも1つの加算
器と、該加算器の出力を記憶するラツチから構成
され、前記加算器の1方の入力には、変換倍率の
逆数が入力され、もう1方には前記ラツチ出力の
小数部が入力され、前記ラツチ出力の整数部の値
に応じて、着目する変換画素の画像信号を決定す
るための原画素群として直前に求めた変換画素の
画像信号に使用した原画素群と同じものを使用す
るか、直前に求めた変換画素の画像信号に使用し
た原画素群に対して前記整数部の値に応じた原画
素分隣の原画素群を使用するようにしたことを特
徴とする画素密度変換装置。 2 前記画素位置演算部におけるラツチ出力の整
数部が“0”のとき、着目する変換画素の値を決
定するための原画素群を直前に求めた変換画素に
使用した原画素群と同じものを使用して、整数部
が“n”のとき、着目する変換画素の値を決定す
るための原画素群を直前に求めた変換画素に使用
した原画素群に対してn原画素分隣の原画素群を
使用するように構成したことを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の画素密度変換装置。 3 前記領域判定部が、前記画素位置演算部にお
けるラツチ出力の小数部の値に基づいて、前記領
域のうち変換画素の位置する象限を求め、さらに
特定の一象限内の二つの領域についての領域判定
のための手段を有し、他の象限については前記画
素位置演算部にて算出された小数部を反転回路に
よつて前記特定の象限内の二つの領域に対応させ
て判定するようになした特許請求の範囲第1項記
載の画素密度変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57035528A JPS58151771A (ja) | 1982-03-05 | 1982-03-05 | 画素密度変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57035528A JPS58151771A (ja) | 1982-03-05 | 1982-03-05 | 画素密度変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58151771A JPS58151771A (ja) | 1983-09-09 |
JPH0374071B2 true JPH0374071B2 (ja) | 1991-11-25 |
Family
ID=12444233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57035528A Granted JPS58151771A (ja) | 1982-03-05 | 1982-03-05 | 画素密度変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58151771A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5276533A (en) * | 1982-10-08 | 1994-01-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing system |
JPS6451765A (en) * | 1987-08-24 | 1989-02-28 | Dainippon Printing Co Ltd | Picture element density converting method |
US5148295A (en) * | 1988-11-30 | 1992-09-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Information processing apparatus |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55158771A (en) * | 1979-05-28 | 1980-12-10 | Nec Corp | Data interpolating system |
JPS5690375A (en) * | 1979-12-24 | 1981-07-22 | Toshiba Corp | Picture expanding-contracting device |
-
1982
- 1982-03-05 JP JP57035528A patent/JPS58151771A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55158771A (en) * | 1979-05-28 | 1980-12-10 | Nec Corp | Data interpolating system |
JPS5690375A (en) * | 1979-12-24 | 1981-07-22 | Toshiba Corp | Picture expanding-contracting device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58151771A (ja) | 1983-09-09 |
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