JPH0368100B2 - - Google Patents
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- JPH0368100B2 JPH0368100B2 JP22528084A JP22528084A JPH0368100B2 JP H0368100 B2 JPH0368100 B2 JP H0368100B2 JP 22528084 A JP22528084 A JP 22528084A JP 22528084 A JP22528084 A JP 22528084A JP H0368100 B2 JPH0368100 B2 JP H0368100B2
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Description
本発明は、主としてボイラ、圧力容器用として
使用されるCr−Mo鋼に関し、詳しくは、耐溶接
割れ性、耐エロージヨン性及び耐クリープ特性に
もすぐれる高強度高靭低炭素Cr−Mo鋼板に関す
る。 従来より、1%Cr−0.5%Mo鋼板や1.25%Cr−
0.5%Mo鋼板は、石油精製をはじめとする化学工
業プラントや、発電プラントにおける中・高温圧
力容器鋼板として広く用いられている。しかし、
これらの従来のCr−Mo鋼板は、通常、C含有量
が0.15%程度と高く、且つ、Cr、Mo等の合金成
分を多量に含有しているために、溶接割れ感受性
組織PCMが高く、その溶接施工にあたつては、低
温割れ防止のために、通常、150〜350℃程度での
高温の予熱を必要とし、製造期間の長期化や熱エ
ネルギーの大量消費等、製造コスト上昇の一因と
なつている。 また、他方において、低温割れ感受性を低めて
溶接性を改善するためには、PCMを低減するこ
と、特にC量を下げることが有効であることは既
によく知られている。しかし、C量を低減すれ
ば、強度の低下、耐エロージヨン性の低下、高温
クリープ強度の低下等の問題を生じるため、従
来、低C化Cr−Mo鋼板は実用化されていない。 一方、Bは、従来、焼入れ焼戻しを行なう調質
鋼については広く利用されているが、一般に、焼
ならし鋼乃至焼ならし焼戻し鋼には、従来、殆ど
添加されていないところ、最近に至つて、焼なら
し鋼乃至焼ならし焼戻し鋼にも微量のBを添加す
ることにより、鋼の焼入れ性の増加を図り、強度
を増加させる方法が実用化されるに至つている。
しかし、Cr−Mo鋼に関しては、従来、B添加
は、耐SR脆化特性の付与及び高強度高靭性化、
熱間加工性の改善等の目的に限られており、しか
も、このようなCr−Mo鋼におけるC含有量は、
従来鋼とほぼ同等であつて、約0.11%以上である
ので、大幅な溶接性の改善には至つていない。 本発明者らは、Cr−Mo鋼における溶接性を改
善するために鋭意研究した結果、C量を著しく低
減する一方、適正量のAl添加とN量の低減の下
にBを添加し、Cu及びNiを複合添加することに
より、低C鋼でりながら、約0.11〜0.21%のよう
にC量の多い従来のCr−Mo鋼と比肩し得るすぐ
れた強度、靭性、耐エロージヨン性、耐クリープ
特性を有する新規なCr−Mo鋼を得ることができ
ることを見出して、本発明に至つたものである。 即ち、本発明は、耐溶接割れ性、耐エロージヨ
ン性及び耐クリープ特性にすぐれる高強度高靭性
焼ならし焼戻し型低炭素Cr−Mo鋼板を提供する
ことを目的とする。 本発明によるかるCr−Mo鋼の第1は、重量%
で C 0.03〜0.10%、 Si 0.05〜1.00%、 Mn 0.30〜0.95%、 P 0.020%以下、 S 0.015%以下、 Cu 0.05〜0.50%、 Ni 0.05〜0.50%、 Cr 0.40〜1.75%、 Mo 0.20〜0.75%、 B 0.0003〜0.0020%、 sol Al 0.005〜0.100%、 N 0.005%以下、 残部鉄及び不可避的不純物よりなり、 PCM=C+Si/30+Mn+Cu+Cr/2
0+Ni/60+Mo/15+V/10+5B(%) で定義されるPCMが0.27%以下であり、且つ、そ
の主要組織がベイナイトであることを特徴とす
る。 本発明による第2のCr−Mo鋼は、上記した化
学成分に加えて、 Nb 0.005〜0.07%、及び V 0.005〜0.07% よりなる群から選ばれる少なくとも1種以上を含
有することを特徴とする。 本発明による第3のCr−Mo鋼は、前記した化
学成分に加えて、 Ca 0.0005〜0.0070% を含有することを特徴とする。 また、本発明による第4のCr−Mo鋼は、前記
した化学成分に加えて、上記した範囲でNb及び
Vよりなる群から選ばれる少なくとも1種以上と
Caとを含有することを特徴とする。 以下に本発明について詳細に説明する。 本発明によるCr−Mo鋼において、Bは、オー
ステナイト中に固溶し、結晶粒界に偏析して、フ
エライト変態を抑制するため、鋼の焼入れ性を向
上させる。しかし、他方において、Bは、鋼中の
Nと結合しやすい。従つて、BがBNを生成する
と、鋼中におけるBの有効量が減少し、焼入れ性
を低下させる。従つて、本発明においては、鋼の
焼入れ性を向上させるべく、Bの有効量を確保す
るために、鋼中のN量を低減すると共に、Alに
よつてNを固定する。しかし、Bを過多に添加す
るときは、オーステナイト粒界にB化合物が析出
し、却つて焼入れ性を低下させるので、本発明に
おいては、Bを適正量を添加することが必要であ
る。 しかし、本発明鋼のように、低C鋼において
は、Bの焼入れ性向上効果を利用するだけでは、
強度、靭性ほか目的とする望ましい特性を得るこ
とは困難である。ここにおいて、本発明者らは、
研究を重ねた結果、低C鋼において、Bを適正量
添加して、その焼入性効果を利用すると共に、
Cu及びNiを複合添加することにより、鋼の焼入
れ性を一層向上させると同時に、Bの焼入れ性向
上効果との相乗効果によつて、鋼の主要組織をベ
イナイトとし、かくして、強度を上昇させ得ると
同時に、耐エロージヨン性及び耐クリープ特性を
も従来鋼と同等以上に改善できることを見出した
のである。 次に、本発明によるCr−Mo鋼における化学成
分の限定理由について説明する。 Cは、鋼の強度及び耐エロージヨン性を確保す
るために、本発明鋼においては、003%以上を添
加することが必要であるが、半面、C量の増加と
共に溶接性、靭性が低下するので、添加量の上限
は0.10%とする。 Siは、強度の確保及び耐酸化性の向上のために
有効であり、0.05%以上を含有させるが、しか
し、過多に含有させるときは、焼戻し脆化感受性
を高めるので、含有量の上限は1.00%とする。 Mnは、鋼の強度と延性を高めるのに有効であ
るが、過多に添加すると、溶接性が低下するの
で、添加量は0.30%〜0.95%の範囲とする。 Pは、鋼中に不純物として含有されるが、靭性
及び溶接性を損なうばかりでなく、焼戻し脆化感
受性を高めるため、極力低減することが望まし
い。従つて、本発明においては、Pの含有量は
0.020%以下とする。 Sも鋼中に不純物として含有されるが、鋼の靭
性を著しく損なうので、極力低減することが望ま
しく、含有量は0.015%以下とする。 Cuは、固溶強化及び析出強化に有効な成分で
あり、且つ、耐エロージヨン性の向上にも効果が
ある。かかる効果を有効に発揮させるためには、
少なくとも0.05%を添加する必要がある。一方、
0.50%を越えて過多に添加すると、熱間加工性が
劣化するので、Cuの添加量は0.05〜0.50%の範囲
とする。 Niは、鋼の焼入れ性を増し、また、耐エロー
ジヨン性の向上に効果があり、更に、高温におけ
るオーステナイト粒界へのCuの析出による亀甲
割れを防止するの有効である。かかる効果を有効
に発現させるためには、0.05%以上を添加する必
要があるが、しかし、高価な元素であるので、実
用的な観点からその添加量は0.05〜0.50%の範囲
とする。 Crは、高温における耐食性と強度を確保する
のに有効であるので、少なくとも0.40%を添加す
る。しかし、過度に添加すると溶接性が劣化する
ので、その添加量の上限は1.75%とする。 Moは、鋼の焼入れ性、特にBと共存した場合
の焼ならし時の焼入れ性を高めるのに不可欠な元
素である。また、焼戻し軟化抵抗を高め、高温強
度の向上にも有効であるので、0.20%以上の添加
を必要とするが、高価な元素であるので、その添
加量は0.20〜0.75%の範囲とする。 Bは、前記したように、焼ならし時の焼入れ性
を高め、強度上昇に有効であるので、本発明鋼に
おいては、0.0003%以上を添加することが必要で
ある。しかし、0.0020%を越えて過剰に添加する
ときは、焼ならし時にB化合物を生成し、焼入れ
性を低下させると同時に靭性の劣化を伴う。従つ
て、添加量の上限は0.0020%とする。 sol Alは、前記したように、Nを固定し、ま
た、組織を微細化する作用があるが、その含有量
が0.005%よりも少ないときは、上記の効果が期
待できず、一方、含有量が0.10%を越えると、鋼
塊表面割れの原因となることから、その含有量は
0.005〜0.10%の範囲とする。 Nは、その含有量が0.005%を越えるときは、
BNを生成しやすくなり、その結果、焼入れ性に
有効なB量が減少し、鋼板の焼入れ性が低下する
ので、含有量は0.005%以下とする。 前記PCMは、よく知られているように、溶接時
の低温割れ感受性を示す指標であり、溶接施工時
の予熱温度をより低くするためには、この値を極
力低く抑える必要がある。予熱温度を約100℃に
しても割れを生じないようにするため、本発明
Cr−Mo鋼においては、PCMを0.27%以下とする。
更に、予熱温度を約50℃以下とするためには、
PCMを0.23%以下とすることが好ましい。 本発明によれば、第2の発明によるCr−Mo鋼
は、前記した元素に加えて、Nb、V及びCaより
なる群から選ばれる少なくとも1種以上の元素を
含有する。 Nb、Vは共に、結晶粒を微細化して強度を向
上させるのに有効であるが、それぞれ0.005%未
満ではその効果が期待できず、一方、それぞれ
0.07%を越えるときは、靭性及び溶接性を劣化さ
せるのみならず、経済性の点からも好ましくな
い。従つて、その添加量は、それぞれ0.005〜
0.07%の範囲とする。 Caは靭性を改善し、溶接継手、ボンド部の靭
性を向上させ、更に、板厚方向の特性を改善す
る。かかる効果を有効に発揮させるには、少なく
とも0.0005%を添加することが必要である。しか
し、0.0070%を越えて過多に添加するときは、非
金属介在物の量が増して、延性を低下させる。従
つて、本発明鋼においては、その添加量を0.0005
〜0.0070%の範囲とする。 上記Nb、V及びCaは必要に応じて適当に組み
合わせて使用されるが、Vを添加する場合も、
PCMを0.27%以下に抑える必要がある。 本発明によるCr−Mo鋼を製造するには、常法
に従い、本発明による化学成分を有する鋼片を熱
間圧延し引続いて熱処理を行なえばよい。しかし
ながら、かかる方法による製造においても、操作
的にBの焼入れ性向上効果を最大限に発揮させる
ことが望ましい。即ち、NをAlで固定する場合、
厚板の製品圧延時、鋼片の加熱温度が1150℃を越
えると、AlNの固溶が促進され、固溶Nが増加
する。このとき、オーステナイト粒界にBNを析
出するので、次に実施する焼ならし処理時におけ
るBの焼入れ性向上効果が完全に発揮されない。
従つて、Bの焼入れ性向上効果を最大限に活用す
るためには、鋼片の加熱温度を1200℃以下とする
ことが望ましい。 また、焼ならし時に加速冷却を実施することに
より、本発明鋼の特性は大きく改善される。 実施例 第1表に示す化学組成を有する本発明による
Cr−Mo鋼1(Hv=176)及び従来鋼Cr−Mo鋼2
(Hv=178)、及び比較鋼3(Hv=136)のそれぞ
れの耐エロージヨン性を第1図に示す。従来鋼は
C量が高く、比較鋼は本発明鋼においてCu及び
Niを除いた化学成分
使用されるCr−Mo鋼に関し、詳しくは、耐溶接
割れ性、耐エロージヨン性及び耐クリープ特性に
もすぐれる高強度高靭低炭素Cr−Mo鋼板に関す
る。 従来より、1%Cr−0.5%Mo鋼板や1.25%Cr−
0.5%Mo鋼板は、石油精製をはじめとする化学工
業プラントや、発電プラントにおける中・高温圧
力容器鋼板として広く用いられている。しかし、
これらの従来のCr−Mo鋼板は、通常、C含有量
が0.15%程度と高く、且つ、Cr、Mo等の合金成
分を多量に含有しているために、溶接割れ感受性
組織PCMが高く、その溶接施工にあたつては、低
温割れ防止のために、通常、150〜350℃程度での
高温の予熱を必要とし、製造期間の長期化や熱エ
ネルギーの大量消費等、製造コスト上昇の一因と
なつている。 また、他方において、低温割れ感受性を低めて
溶接性を改善するためには、PCMを低減するこ
と、特にC量を下げることが有効であることは既
によく知られている。しかし、C量を低減すれ
ば、強度の低下、耐エロージヨン性の低下、高温
クリープ強度の低下等の問題を生じるため、従
来、低C化Cr−Mo鋼板は実用化されていない。 一方、Bは、従来、焼入れ焼戻しを行なう調質
鋼については広く利用されているが、一般に、焼
ならし鋼乃至焼ならし焼戻し鋼には、従来、殆ど
添加されていないところ、最近に至つて、焼なら
し鋼乃至焼ならし焼戻し鋼にも微量のBを添加す
ることにより、鋼の焼入れ性の増加を図り、強度
を増加させる方法が実用化されるに至つている。
しかし、Cr−Mo鋼に関しては、従来、B添加
は、耐SR脆化特性の付与及び高強度高靭性化、
熱間加工性の改善等の目的に限られており、しか
も、このようなCr−Mo鋼におけるC含有量は、
従来鋼とほぼ同等であつて、約0.11%以上である
ので、大幅な溶接性の改善には至つていない。 本発明者らは、Cr−Mo鋼における溶接性を改
善するために鋭意研究した結果、C量を著しく低
減する一方、適正量のAl添加とN量の低減の下
にBを添加し、Cu及びNiを複合添加することに
より、低C鋼でりながら、約0.11〜0.21%のよう
にC量の多い従来のCr−Mo鋼と比肩し得るすぐ
れた強度、靭性、耐エロージヨン性、耐クリープ
特性を有する新規なCr−Mo鋼を得ることができ
ることを見出して、本発明に至つたものである。 即ち、本発明は、耐溶接割れ性、耐エロージヨ
ン性及び耐クリープ特性にすぐれる高強度高靭性
焼ならし焼戻し型低炭素Cr−Mo鋼板を提供する
ことを目的とする。 本発明によるかるCr−Mo鋼の第1は、重量%
で C 0.03〜0.10%、 Si 0.05〜1.00%、 Mn 0.30〜0.95%、 P 0.020%以下、 S 0.015%以下、 Cu 0.05〜0.50%、 Ni 0.05〜0.50%、 Cr 0.40〜1.75%、 Mo 0.20〜0.75%、 B 0.0003〜0.0020%、 sol Al 0.005〜0.100%、 N 0.005%以下、 残部鉄及び不可避的不純物よりなり、 PCM=C+Si/30+Mn+Cu+Cr/2
0+Ni/60+Mo/15+V/10+5B(%) で定義されるPCMが0.27%以下であり、且つ、そ
の主要組織がベイナイトであることを特徴とす
る。 本発明による第2のCr−Mo鋼は、上記した化
学成分に加えて、 Nb 0.005〜0.07%、及び V 0.005〜0.07% よりなる群から選ばれる少なくとも1種以上を含
有することを特徴とする。 本発明による第3のCr−Mo鋼は、前記した化
学成分に加えて、 Ca 0.0005〜0.0070% を含有することを特徴とする。 また、本発明による第4のCr−Mo鋼は、前記
した化学成分に加えて、上記した範囲でNb及び
Vよりなる群から選ばれる少なくとも1種以上と
Caとを含有することを特徴とする。 以下に本発明について詳細に説明する。 本発明によるCr−Mo鋼において、Bは、オー
ステナイト中に固溶し、結晶粒界に偏析して、フ
エライト変態を抑制するため、鋼の焼入れ性を向
上させる。しかし、他方において、Bは、鋼中の
Nと結合しやすい。従つて、BがBNを生成する
と、鋼中におけるBの有効量が減少し、焼入れ性
を低下させる。従つて、本発明においては、鋼の
焼入れ性を向上させるべく、Bの有効量を確保す
るために、鋼中のN量を低減すると共に、Alに
よつてNを固定する。しかし、Bを過多に添加す
るときは、オーステナイト粒界にB化合物が析出
し、却つて焼入れ性を低下させるので、本発明に
おいては、Bを適正量を添加することが必要であ
る。 しかし、本発明鋼のように、低C鋼において
は、Bの焼入れ性向上効果を利用するだけでは、
強度、靭性ほか目的とする望ましい特性を得るこ
とは困難である。ここにおいて、本発明者らは、
研究を重ねた結果、低C鋼において、Bを適正量
添加して、その焼入性効果を利用すると共に、
Cu及びNiを複合添加することにより、鋼の焼入
れ性を一層向上させると同時に、Bの焼入れ性向
上効果との相乗効果によつて、鋼の主要組織をベ
イナイトとし、かくして、強度を上昇させ得ると
同時に、耐エロージヨン性及び耐クリープ特性を
も従来鋼と同等以上に改善できることを見出した
のである。 次に、本発明によるCr−Mo鋼における化学成
分の限定理由について説明する。 Cは、鋼の強度及び耐エロージヨン性を確保す
るために、本発明鋼においては、003%以上を添
加することが必要であるが、半面、C量の増加と
共に溶接性、靭性が低下するので、添加量の上限
は0.10%とする。 Siは、強度の確保及び耐酸化性の向上のために
有効であり、0.05%以上を含有させるが、しか
し、過多に含有させるときは、焼戻し脆化感受性
を高めるので、含有量の上限は1.00%とする。 Mnは、鋼の強度と延性を高めるのに有効であ
るが、過多に添加すると、溶接性が低下するの
で、添加量は0.30%〜0.95%の範囲とする。 Pは、鋼中に不純物として含有されるが、靭性
及び溶接性を損なうばかりでなく、焼戻し脆化感
受性を高めるため、極力低減することが望まし
い。従つて、本発明においては、Pの含有量は
0.020%以下とする。 Sも鋼中に不純物として含有されるが、鋼の靭
性を著しく損なうので、極力低減することが望ま
しく、含有量は0.015%以下とする。 Cuは、固溶強化及び析出強化に有効な成分で
あり、且つ、耐エロージヨン性の向上にも効果が
ある。かかる効果を有効に発揮させるためには、
少なくとも0.05%を添加する必要がある。一方、
0.50%を越えて過多に添加すると、熱間加工性が
劣化するので、Cuの添加量は0.05〜0.50%の範囲
とする。 Niは、鋼の焼入れ性を増し、また、耐エロー
ジヨン性の向上に効果があり、更に、高温におけ
るオーステナイト粒界へのCuの析出による亀甲
割れを防止するの有効である。かかる効果を有効
に発現させるためには、0.05%以上を添加する必
要があるが、しかし、高価な元素であるので、実
用的な観点からその添加量は0.05〜0.50%の範囲
とする。 Crは、高温における耐食性と強度を確保する
のに有効であるので、少なくとも0.40%を添加す
る。しかし、過度に添加すると溶接性が劣化する
ので、その添加量の上限は1.75%とする。 Moは、鋼の焼入れ性、特にBと共存した場合
の焼ならし時の焼入れ性を高めるのに不可欠な元
素である。また、焼戻し軟化抵抗を高め、高温強
度の向上にも有効であるので、0.20%以上の添加
を必要とするが、高価な元素であるので、その添
加量は0.20〜0.75%の範囲とする。 Bは、前記したように、焼ならし時の焼入れ性
を高め、強度上昇に有効であるので、本発明鋼に
おいては、0.0003%以上を添加することが必要で
ある。しかし、0.0020%を越えて過剰に添加する
ときは、焼ならし時にB化合物を生成し、焼入れ
性を低下させると同時に靭性の劣化を伴う。従つ
て、添加量の上限は0.0020%とする。 sol Alは、前記したように、Nを固定し、ま
た、組織を微細化する作用があるが、その含有量
が0.005%よりも少ないときは、上記の効果が期
待できず、一方、含有量が0.10%を越えると、鋼
塊表面割れの原因となることから、その含有量は
0.005〜0.10%の範囲とする。 Nは、その含有量が0.005%を越えるときは、
BNを生成しやすくなり、その結果、焼入れ性に
有効なB量が減少し、鋼板の焼入れ性が低下する
ので、含有量は0.005%以下とする。 前記PCMは、よく知られているように、溶接時
の低温割れ感受性を示す指標であり、溶接施工時
の予熱温度をより低くするためには、この値を極
力低く抑える必要がある。予熱温度を約100℃に
しても割れを生じないようにするため、本発明
Cr−Mo鋼においては、PCMを0.27%以下とする。
更に、予熱温度を約50℃以下とするためには、
PCMを0.23%以下とすることが好ましい。 本発明によれば、第2の発明によるCr−Mo鋼
は、前記した元素に加えて、Nb、V及びCaより
なる群から選ばれる少なくとも1種以上の元素を
含有する。 Nb、Vは共に、結晶粒を微細化して強度を向
上させるのに有効であるが、それぞれ0.005%未
満ではその効果が期待できず、一方、それぞれ
0.07%を越えるときは、靭性及び溶接性を劣化さ
せるのみならず、経済性の点からも好ましくな
い。従つて、その添加量は、それぞれ0.005〜
0.07%の範囲とする。 Caは靭性を改善し、溶接継手、ボンド部の靭
性を向上させ、更に、板厚方向の特性を改善す
る。かかる効果を有効に発揮させるには、少なく
とも0.0005%を添加することが必要である。しか
し、0.0070%を越えて過多に添加するときは、非
金属介在物の量が増して、延性を低下させる。従
つて、本発明鋼においては、その添加量を0.0005
〜0.0070%の範囲とする。 上記Nb、V及びCaは必要に応じて適当に組み
合わせて使用されるが、Vを添加する場合も、
PCMを0.27%以下に抑える必要がある。 本発明によるCr−Mo鋼を製造するには、常法
に従い、本発明による化学成分を有する鋼片を熱
間圧延し引続いて熱処理を行なえばよい。しかし
ながら、かかる方法による製造においても、操作
的にBの焼入れ性向上効果を最大限に発揮させる
ことが望ましい。即ち、NをAlで固定する場合、
厚板の製品圧延時、鋼片の加熱温度が1150℃を越
えると、AlNの固溶が促進され、固溶Nが増加
する。このとき、オーステナイト粒界にBNを析
出するので、次に実施する焼ならし処理時におけ
るBの焼入れ性向上効果が完全に発揮されない。
従つて、Bの焼入れ性向上効果を最大限に活用す
るためには、鋼片の加熱温度を1200℃以下とする
ことが望ましい。 また、焼ならし時に加速冷却を実施することに
より、本発明鋼の特性は大きく改善される。 実施例 第1表に示す化学組成を有する本発明による
Cr−Mo鋼1(Hv=176)及び従来鋼Cr−Mo鋼2
(Hv=178)、及び比較鋼3(Hv=136)のそれぞ
れの耐エロージヨン性を第1図に示す。従来鋼は
C量が高く、比較鋼は本発明鋼においてCu及び
Niを除いた化学成分
【表】
【表】
【表】
【表】
組成を有する。
耐エロージヨン性は、それぞれ表面を研摩した
直径10mmの試験片の中心部に高圧で150℃の水を
粒側5m/秒で500時間衝突させた後、試験片の
腐食減重量を測定して、評価した。 比較鋼は、従来鋼と比較して耐エロージヨン性
は低下しているが、Cu及びNiを複合添加した本
発明鋼は、従来鋼よりすぐれた鋼エロージヨン性
を有している。これは、Cu及びNiの複合添加に
よつて、鋼の耐食性自体が向上していること、ま
た、焼入れ性向上により全体の硬度が上昇してい
ること、並びに低C化により、炭化物の析出が少
なく、結晶粒界及び粒内の強度差が小さいため
に、局部的な腐食が起こり難くなつていることに
よる。 第2図に本発明によるCr−Mo鋼1及び従来の
Cr−Mo鋼の高温クリープ破断強度を示す。横軸
〔P〕はLarson−Millerパラメータを示し、Tは
試験温度(K)、tは破断時間(h)である。本
発明鋼の破断強度は、従来鋼のそれと比較して同
等以上である。これは、本発明鋼によれば、クリ
ープ温度域において、ボイド発生の核となる結晶
粒界上の炭化物の析出が少ないうえに、粒界と粒
内の強度差が小さいため、粒界に歪の集中が起こ
り難いことによるものである。 次に、第1表に示す化学成分を有する本発明鋼
A〜G及び比較鋼H〜Kからなる鋼板の熱処理条
件、その機械的特性及び溶接性をそれぞれ示す。 本発明鋼は、比較鋼に比べてC量を大幅に低減
しているために、PCMが0.27%以下であつて、比
較鋼より低い。そのために、本発明鋼の斜めY形
溶接割れ試験におけるルート割れ防止予熱温度
は、比較鋼の場合、100℃以上であるのに対して、
本発明鋼によれば100℃以下である。また、同時
に、本発明鋼の0℃における吸収エネルギーvEo
は、比較鋼が10.0Kgf・m以下であるのに対し
て、本発明鋼によれば、10.0Kgf・m以上であ
る。更に、破面遷移温度vTrsも、比較鋼は0℃
以上であるが、本発明鋼によれば0℃以下であ
る。このように、本発明鋼は、耐溶接割れ性、耐
エロージヨン性及び耐クリープ特性にすぐれ且
つ、高強度高靭性を有している。
直径10mmの試験片の中心部に高圧で150℃の水を
粒側5m/秒で500時間衝突させた後、試験片の
腐食減重量を測定して、評価した。 比較鋼は、従来鋼と比較して耐エロージヨン性
は低下しているが、Cu及びNiを複合添加した本
発明鋼は、従来鋼よりすぐれた鋼エロージヨン性
を有している。これは、Cu及びNiの複合添加に
よつて、鋼の耐食性自体が向上していること、ま
た、焼入れ性向上により全体の硬度が上昇してい
ること、並びに低C化により、炭化物の析出が少
なく、結晶粒界及び粒内の強度差が小さいため
に、局部的な腐食が起こり難くなつていることに
よる。 第2図に本発明によるCr−Mo鋼1及び従来の
Cr−Mo鋼の高温クリープ破断強度を示す。横軸
〔P〕はLarson−Millerパラメータを示し、Tは
試験温度(K)、tは破断時間(h)である。本
発明鋼の破断強度は、従来鋼のそれと比較して同
等以上である。これは、本発明鋼によれば、クリ
ープ温度域において、ボイド発生の核となる結晶
粒界上の炭化物の析出が少ないうえに、粒界と粒
内の強度差が小さいため、粒界に歪の集中が起こ
り難いことによるものである。 次に、第1表に示す化学成分を有する本発明鋼
A〜G及び比較鋼H〜Kからなる鋼板の熱処理条
件、その機械的特性及び溶接性をそれぞれ示す。 本発明鋼は、比較鋼に比べてC量を大幅に低減
しているために、PCMが0.27%以下であつて、比
較鋼より低い。そのために、本発明鋼の斜めY形
溶接割れ試験におけるルート割れ防止予熱温度
は、比較鋼の場合、100℃以上であるのに対して、
本発明鋼によれば100℃以下である。また、同時
に、本発明鋼の0℃における吸収エネルギーvEo
は、比較鋼が10.0Kgf・m以下であるのに対し
て、本発明鋼によれば、10.0Kgf・m以上であ
る。更に、破面遷移温度vTrsも、比較鋼は0℃
以上であるが、本発明鋼によれば0℃以下であ
る。このように、本発明鋼は、耐溶接割れ性、耐
エロージヨン性及び耐クリープ特性にすぐれ且
つ、高強度高靭性を有している。
第1図は本発明鋼、比較鋼及び従来鋼の耐エロ
ージヨン性を示すグラフ、第2図は本発明鋼及び
従来鋼のクリープ破断強度を示すグラフである。
ージヨン性を示すグラフ、第2図は本発明鋼及び
従来鋼のクリープ破断強度を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量%で C 0.03〜0.10%、 Si 0.05〜1.00%、 Mn 0.30〜0.95%、 P 0.020%以下、 S 0.015%以下、 Cu 0.05〜0.50%、 Ni 0.05〜0.50%、 Cr 0.40〜1.75%、 Mo 0.20〜0.75%、 B 0.0003〜0.0020%、 sol Al 0.005〜0.100%、 N 0.005%以下、 残部鉄及び不可避的不純物よりなり、 PCM=C+Si/30+Mn+Cu+Cr/2
0+Ni/60+Mo/15+V/10+5B(%) で定義されるPCMが0.27%以下であり、且つ、そ
の主要組織がベイナイトであることを特徴とする
耐溶接割れ性、耐エロージヨン性及び耐クリープ
特性にすぐれる高強度高靱性焼ならし焼戻し型低
炭素Cr−Mo鋼板。 2 重量%で (a) C 0.03〜0.10%、 Si 0.05〜1.00%、 Mn 0.30〜0.95%、 P 0.020%以下、 S 0.015%以下、 Cu 0.05〜0.50%、 Ni 0.05〜0.50%、 Cr 0.40〜1.75%、 Mo 0.20〜0.75%、 B 0.0003〜0.0020%、 sol Al 0.005〜0.100%、 N 0.005%以下、 (b) Nb 0.005〜0.07%、及び V 0.005〜0.07% よりなる群から選ばれる少なくとも1種以上、
残部鉄及び不可避的不純物よりなり、 PCM=C+Si/30+Mn+Cu+Cr/2
0+Ni/60+Mo/15+V/10+5B(%) で定義されるPCMが0.27%以下であり、且つ、そ
の主要組織がベイナイトであることを特徴とする
耐溶性割れ性、耐エロージヨン性及び耐クリープ
特性にすぐれる高強度高靱性焼ならし焼戻し型低
炭素Cr−Mo鋼板。 3 重量%で (a) C 0.03〜0.10%、 Si 0.05〜1.00%、 Mn 0.30〜0.95%、 P 0.020%以下、 S 0.015%以下、 Cu 0.05〜0.50%、 Ni 0.05〜0.50%、 Cr 0.40〜1.75%、 Mo 0.20〜0.75%、 B 0.0003〜0.0020%、 sol Al 0.005〜0.100%、 N 0.005%以下、 (b) Ca 0.005〜0.0070% 残部鉄及び不可避的不純物よりなり、 PCM=C+Si/30+Mn+Cu+Cr/2
0+Ni/60+Mo/15+V/10+5B(%) で定義されるPCMが0.27%以下であり、且つ、そ
の主要組織がベイナイトであることを特徴とする
耐溶接割れ性、耐エロージヨン性及び耐クリープ
特性にすぐれる高強度高靱性焼ならし焼戻し型低
炭素Cr−Mo鋼板。 4 重量%で (a) C 0.03〜0.10% Si 0.05〜1.00%、 Mn 0.30〜0.95%、 P 0.020%以下、 S 0.015%以下、 Cu 0.05〜0.50%、 Ni 0.05〜0.50%、 Cr 0.40〜1.75%、 Mo 0.20〜0.75%、 B 0.0003〜0.0020%、 sol Al 0.005〜0.100%、 N 0.005%以下、 (b) Nb 0.005〜0.07%、及び V 0.005〜0.07% よりなる群から選ばれる少なくとも1種以上、 (c) Ca 0.0005〜0.0070% 残部鉄及び不可避的不純物よりなり、 PCM=C+Si/30+Mn+Cu+Cr/2
0+Ni/60+Mo/15+V/10+5B(%) で定義されるPCMが0.27%以下であり、且つ、そ
の主要組織がベイナイトであることを特徴とする
耐溶性割れ性、耐エロージヨン性及び耐クリープ
特性にすぐれる高強度高靱性焼ならし焼戻し型低
炭素Cr−Mo鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22528084A JPS61104056A (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | 耐溶接割れ性、耐エロ−ジヨン性及び耐クリ−プ特性にすぐれる高強度高靭性低炭素Cr−Mo鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22528084A JPS61104056A (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | 耐溶接割れ性、耐エロ−ジヨン性及び耐クリ−プ特性にすぐれる高強度高靭性低炭素Cr−Mo鋼板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61104056A JPS61104056A (ja) | 1986-05-22 |
JPH0368100B2 true JPH0368100B2 (ja) | 1991-10-25 |
Family
ID=16826855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22528084A Granted JPS61104056A (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | 耐溶接割れ性、耐エロ−ジヨン性及び耐クリ−プ特性にすぐれる高強度高靭性低炭素Cr−Mo鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61104056A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61186453A (ja) * | 1985-02-13 | 1986-08-20 | Kobe Steel Ltd | すぐれた耐溶接割れ性、耐エロ−ジヨン性及び耐クリ−プ特性を有する高強度高靭性焼ならし型低炭素ボイラ・圧力容器用鋼板 |
JPS62146247A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-06-30 | Kobe Steel Ltd | 多層容器用Cr−Mo鋼板 |
JPH0635618B2 (ja) * | 1988-06-14 | 1994-05-11 | 新日本製鐵株式会社 | 溶接後熱処理が不要な圧力容器用鋼の製造方法 |
JPH0739608B2 (ja) * | 1989-03-28 | 1995-05-01 | 住友金属工業株式会社 | 高温での弾性率低下の少ない鉄骨建築用鋼材の製造方法 |
-
1984
- 1984-10-25 JP JP22528084A patent/JPS61104056A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61104056A (ja) | 1986-05-22 |
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