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JPH0357349Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0357349Y2
JPH0357349Y2 JP1987104933U JP10493387U JPH0357349Y2 JP H0357349 Y2 JPH0357349 Y2 JP H0357349Y2 JP 1987104933 U JP1987104933 U JP 1987104933U JP 10493387 U JP10493387 U JP 10493387U JP H0357349 Y2 JPH0357349 Y2 JP H0357349Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
guide pin
welding
diameter part
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987104933U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6410378U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987104933U priority Critical patent/JPH0357349Y2/ja
Publication of JPS6410378U publication Critical patent/JPS6410378U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0357349Y2 publication Critical patent/JPH0357349Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Resistance Welding (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、薄い金属板にナツトを溶接して他部
材をねじで連結できるようにするための、ナツト
溶接治具に関するものであり、自動車の車体のよ
うに薄い板材を用いる構造物にナツトを溶接する
のに適する。
(従来の技術) ナツト溶接治具において、一方の電極からガイ
ドピンを進退自在かつ弾力的に突出させ、該ピン
によつて板材とナツトを案内して溶接するように
したものは、例えば実開昭58−175879、同59−
175490等によつて知られている。また、板材に円
筒状部材を溶接する円筒溶接治具において、一方
の電極にこれら部材を案内する絶縁性のガイドピ
ンを固定したものは、実開昭56−29683により知
られている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記の従来技術のうち、前者のナツトと板材を
溶接するナツト溶接治具では、ガイドピンの絶縁
性について配慮がなされておらず、このためガイ
ドピンとナツトのねじ山の接触部位において通電
して、ねじ山が溶解し損傷するおそれがある。
また、後者の円筒溶接治具においては、ガイド
ピンと電極の間に絶縁体を介在させて固定した
り、又はこのように固定したガイドピンの上下に
更に絶縁カラーを取付けたりするため、構造が複
雑で高価になることが想定されると共に、このガ
イドピンは、電極に固定されたものであるから、
進退自在であることを要するナツトガイドピンに
この技術を転用することはむずかしい。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記の問題点に係る事項を解決した
もので、その手段は、一方の電極の端面に開口す
る保持穴の内部に、ガイドピンを先端が突出した
状態で進退自在かつ外向きに加圧状態で挿入し、
板材の穴とナツトのねじ穴をこのガイドピンに嵌
めて板材とナツトを重ね、他方の電極によつて両
部材を加圧しながら通電するナツト溶接治具にお
いて、ガイドピンを絶縁性セラミツク製として、
ナツトに嵌合する小径部と板材の穴に嵌合する大
径部を段設し、ガイドピンの背面と保持穴の底面
の間にOリングを介在させたことを特徴とする。
(作用) 前記の手段を備えるから、板材及びナツトは、
ガイドピンの大径部と小径部に案内されて同心に
位置決めされる。両電極を近接させると、ナツト
は、ガイドピンと共にOリングを圧縮しながら移
動して板材に圧接し抵抗溶接される。ナツトガイ
ドピンは絶縁性セラミツクであるため、溶接電流
はナツトのねじ山を通つて流れることはなく、ね
じ山は損傷しない。
(実施例) 以下図面によつて本考案の実施例を説明する。
第1図は溶接前、第2図は溶接後の状態を示し、
1は電極ホルダ、2は該ホルダ1内に嵌合された
一方の電極で、この電極2は周溝3と押ねじ4で
電極ホルダ1に固定され、中心を貫いて段5a付
きの保持穴5が設けられている。
ナツトガイドピン6は、先端から小径部7、大
径部8、フランジ9が階段状に設けられ、小径部
7は溶接すべきナツト10のねじ穴面を案内し、
大径部8は板材11の穴を案内する。フランジ9
の背面と保持穴5の底面12との間には適数のO
リング13が介装され、その弾力によつてこのナ
ツトガイドピン6を上向きに加圧し、フランジ9
を段5aに圧接している。
ナツト10には、第3図a,bに示すように3
個の溶接突起14と、ねじ穴のまわりに板材より
薄いリング状突起15が突設されている。
第1図に仮想線で示すように、板材11をガイ
ドピン6の大径部8で位置決めし、ナツト10を
小径部7で位置決めして重ね、他方の電極16を
下降させながら通電すると、ナツト10の溶接突
起14は溶解してプロジエクシヨン溶接が行なわ
れ、第2図のようにナツト10の下面は板材11
に密接すると共にリング状突起15が板材の穴に
嵌入し、第4図に示す製品が得られる。
この溶接作業時に、電流は、電極2,16間に
おいてナツト10と板材11に流れるが、ガイド
ピン6は、絶縁性のセラミツクで作られたもので
あるから、ナツト10のねじ山とガイドピン6の
間に電流が流れることはなく、ねじ山が溶けたり
変形したりするおそれはない。また、このガイド
ピン6は、耐熱性を有するので、溶接熱で加熱さ
れても損傷することはない。
前記の溶接においては、ナツト10に溶接突起
14を設けてプロジエクシヨン溶接をしている
が、この溶接突起のないナツトを用いて普通の抵
抗溶接にしてもよい。
(考案の効果) 以上のように、本考案のガイドピンは、板材と
ナツトを大径部と小径部によつて別々に案内する
ため正確な位置決めができ、かつ絶縁性であるた
めねじ山を加熱してこれに損傷を与えることはな
いから、高品質の製品を得ることができる。そし
てセラミツク製であるため耐熱性があり、溶接熱
が伝達されて加熱されても損傷せず耐久性があ
る。また、Oリングによつて弾力を加えるように
しているので、ゴムの球体やブロツク又はコイル
ばねを用いるものに比べ安価で入手し易い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の溶接開始前の縦断面
図、第2図は溶接終了時の縦断面図、第3図a,
bはナツトの底面図及び側面図、第4図は製品の
断面図である。 2,16……電極、5……保持穴、6……ガイ
ドピン、7……小径部、8……大径部、13……
Oリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の電極の端面に開口する保持穴の内部に、
    ガイドピンを先端が突出した状態で進退自在かつ
    外向きに加圧状態で挿入し、板材の穴とナツトの
    ねじ穴をこのガイドピンに嵌めて板材とナツトを
    重ね、他方の電極によつて両部材を加圧しながら
    通電するナツト溶接治具において、ガイドピンを
    絶縁性セラミツク製として、ナツトに嵌合する小
    径部と板材の穴に嵌合する大径部を段設し、ガイ
    ドピンの背面と保持穴の底面の間にOリングを介
    在させたことを特徴とするナツト溶接治具。
JP1987104933U 1987-07-08 1987-07-08 Expired JPH0357349Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987104933U JPH0357349Y2 (ja) 1987-07-08 1987-07-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987104933U JPH0357349Y2 (ja) 1987-07-08 1987-07-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6410378U JPS6410378U (ja) 1989-01-19
JPH0357349Y2 true JPH0357349Y2 (ja) 1991-12-26

Family

ID=31337097

Family Applications (1)

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JP1987104933U Expired JPH0357349Y2 (ja) 1987-07-08 1987-07-08

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0332054U (ja) * 1989-08-04 1991-03-28

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61255770A (ja) * 1985-05-07 1986-11-13 Yoshitaka Aoyama スポツト溶接装置

Family Cites Families (1)

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JPS5381630U (ja) * 1976-12-10 1978-07-06

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JPS61255770A (ja) * 1985-05-07 1986-11-13 Yoshitaka Aoyama スポツト溶接装置

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JPS6410378U (ja) 1989-01-19

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