JPH0353547Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0353547Y2 JPH0353547Y2 JP19750187U JP19750187U JPH0353547Y2 JP H0353547 Y2 JPH0353547 Y2 JP H0353547Y2 JP 19750187 U JP19750187 U JP 19750187U JP 19750187 U JP19750187 U JP 19750187U JP H0353547 Y2 JPH0353547 Y2 JP H0353547Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- fitting
- waterproof cover
- cover
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、箱等の本体内部に水が入らないよう
に防水カバーで密閉する場合の、シール構造に関
するものである。
に防水カバーで密閉する場合の、シール構造に関
するものである。
第3図に従来例を示すが、同図において1は本
体で、この例においては自動車のワイヤハーネス
の配線等に使用されるジヤンクシヨンボツクスが
例示されている。ジヤンクシヨンボツクスは自動
車の電装品等の配線を合理的に行うために使用さ
れるもので、回路を集中接続するためのバスバー
回路や、リレー、ヒユーズ、サーキツトブレーカ
等の関連部品を組み込んだものであり、水分が浸
入しないように密閉されていなければならないも
のである。2は防水カバーで、この防水カバー2
には本体1が嵌入する嵌合部2aが形成されてお
り、その内部にはゴム等で成形されたパツキン5
が嵌め込まれる。6はロツク用の金具で板バネと
なつており、カバー2のロツク用段部7に係止し
てバネの力によつて本体1とカバー2を圧接して
密閉している。
体で、この例においては自動車のワイヤハーネス
の配線等に使用されるジヤンクシヨンボツクスが
例示されている。ジヤンクシヨンボツクスは自動
車の電装品等の配線を合理的に行うために使用さ
れるもので、回路を集中接続するためのバスバー
回路や、リレー、ヒユーズ、サーキツトブレーカ
等の関連部品を組み込んだものであり、水分が浸
入しないように密閉されていなければならないも
のである。2は防水カバーで、この防水カバー2
には本体1が嵌入する嵌合部2aが形成されてお
り、その内部にはゴム等で成形されたパツキン5
が嵌め込まれる。6はロツク用の金具で板バネと
なつており、カバー2のロツク用段部7に係止し
てバネの力によつて本体1とカバー2を圧接して
密閉している。
第4図は嵌合部の要部断面図で、本体1の側壁
に設けられた突起部4がカバー2の嵌合部2aに
形成された段部2bに当接し、嵌合面1aがパツ
キン5に圧接する強さが所望の大きさになるよう
に加減している。
に設けられた突起部4がカバー2の嵌合部2aに
形成された段部2bに当接し、嵌合面1aがパツ
キン5に圧接する強さが所望の大きさになるよう
に加減している。
このような従来技術においては、パツキン5が
別体のものとして形成され、嵌合部2aの溝内に
組み付けられるのであるが、軟質のものであるた
め、組み付け作業がやり難い。又、パツキン5
は、カバー2を開閉するときに嵌合部2aから外
れ易く、これを防止するために接着剤によつて嵌
合部2aに接着されている。従つて、接着剤と接
着作業が余分に必要になるという欠点がある。更
に、ロツク用の金具6やそれを係止するロツク用
段部7も必要になり、コストアツプとなる欠点を
も有している。
別体のものとして形成され、嵌合部2aの溝内に
組み付けられるのであるが、軟質のものであるた
め、組み付け作業がやり難い。又、パツキン5
は、カバー2を開閉するときに嵌合部2aから外
れ易く、これを防止するために接着剤によつて嵌
合部2aに接着されている。従つて、接着剤と接
着作業が余分に必要になるという欠点がある。更
に、ロツク用の金具6やそれを係止するロツク用
段部7も必要になり、コストアツプとなる欠点を
も有している。
本考案は上記の従来技術の欠点の解消を図つた
もので、パツキンを組み付ける作業が不要で、コ
ストダウンを図れる防水カバーのシール構造を提
供することを目的としている。
もので、パツキンを組み付ける作業が不要で、コ
ストダウンを図れる防水カバーのシール構造を提
供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本考案は、本体と
防水カバーの接続部を密閉するシール構造におい
て、本体側壁の嵌合面近傍に嵌合方向と交叉する
方向に突起部を突設し、防水カバーに熱可塑性エ
ラストマーにより形成されたシール部を一体的に
設け、該シール部に凹部を形成し、該凹部に上記
突起部が嵌入することにより本体の嵌合面が防水
カバーの上記シール部に圧接する構成としてい
る。
防水カバーの接続部を密閉するシール構造におい
て、本体側壁の嵌合面近傍に嵌合方向と交叉する
方向に突起部を突設し、防水カバーに熱可塑性エ
ラストマーにより形成されたシール部を一体的に
設け、該シール部に凹部を形成し、該凹部に上記
突起部が嵌入することにより本体の嵌合面が防水
カバーの上記シール部に圧接する構成としてい
る。
第1図は、本考案の1実施例で、本考案による
防水カバーのシール構造をジヤンクシヨンボツク
スに実施したものである。同図において1は本体
としてのジヤンクシヨンボツクス、2は本体1に
嵌合する防水カバーで、これらはポリプロピレン
等の硬質樹脂で形成されている。この防水カバー
2のシール部3は後述する熱可塑性エラストマー
により形成されており、本体1と防水カバー2が
嵌合する接続部を密閉する部分である。4は本体
1の側壁の嵌合面1aの近傍に嵌合方向と交叉す
る方向、即ち本考案の実施例においては嵌合方向
とほぼ直交する方向に突設され、本体1の周囲に
設けられた鍔状の突起部4である。
防水カバーのシール構造をジヤンクシヨンボツク
スに実施したものである。同図において1は本体
としてのジヤンクシヨンボツクス、2は本体1に
嵌合する防水カバーで、これらはポリプロピレン
等の硬質樹脂で形成されている。この防水カバー
2のシール部3は後述する熱可塑性エラストマー
により形成されており、本体1と防水カバー2が
嵌合する接続部を密閉する部分である。4は本体
1の側壁の嵌合面1aの近傍に嵌合方向と交叉す
る方向、即ち本考案の実施例においては嵌合方向
とほぼ直交する方向に突設され、本体1の周囲に
設けられた鍔状の突起部4である。
第2図は本体1とカバー2の接続部の断面を表
した図で、カバー2のシール部3は前述したよう
に熱可塑性エラストマーにより形成されている。
ここで熱可塑性エラストマーとは弾性プラスチツ
クのことで、ゴム状の弾性と熱可塑性を兼備する
プラスチツク、例えば、低密度ポリエチレン、軟
質塩化ビニールプラスチツク等をいう。シール部
3は熱可塑性エラストマーの柔軟な弾性によつて
本体1の嵌合面1aと圧接して接続部を密閉す
る。このシール部3をゴムで形成するとすれば、
ゴムは所望の弾性を得るために硫黄を加える加硫
工程が必要になる。しかし、熱可塑性エラストマ
ーではその必要がなく工程簡略化により生産性が
向上する。
した図で、カバー2のシール部3は前述したよう
に熱可塑性エラストマーにより形成されている。
ここで熱可塑性エラストマーとは弾性プラスチツ
クのことで、ゴム状の弾性と熱可塑性を兼備する
プラスチツク、例えば、低密度ポリエチレン、軟
質塩化ビニールプラスチツク等をいう。シール部
3は熱可塑性エラストマーの柔軟な弾性によつて
本体1の嵌合面1aと圧接して接続部を密閉す
る。このシール部3をゴムで形成するとすれば、
ゴムは所望の弾性を得るために硫黄を加える加硫
工程が必要になる。しかし、熱可塑性エラストマ
ーではその必要がなく工程簡略化により生産性が
向上する。
蓋体2にシール部3を形成するには、シール部
3が形成される位置に、蓋体2を挟み込むように
してシール部3の金型を固定し、熱可塑性エラス
トマーを射出成形等の手段によつて金型内に充填
し、シール部3を蓋体2と一体化して形成する。
蓋体2のシール部3との接合面には溝2b等を形
成しておけば一体化が強固になる。このように形
成することによつて、従来必要であつたパツキン
を取りつける作業が不要になる。
3が形成される位置に、蓋体2を挟み込むように
してシール部3の金型を固定し、熱可塑性エラス
トマーを射出成形等の手段によつて金型内に充填
し、シール部3を蓋体2と一体化して形成する。
蓋体2のシール部3との接合面には溝2b等を形
成しておけば一体化が強固になる。このように形
成することによつて、従来必要であつたパツキン
を取りつける作業が不要になる。
第2図aは本体1とカバー2が嵌合する前の状
態である。カバー2のシール部3には本体の側壁
1が嵌入する溝3a及び突起部4が嵌入する凹部
3bが形成されている。そして、同図において本
体嵌合面1aから突起部4の下面までの距離H
は、溝の底面3cから凹部3bの下面までの距離
hより若干大きくなつている。
態である。カバー2のシール部3には本体の側壁
1が嵌入する溝3a及び突起部4が嵌入する凹部
3bが形成されている。そして、同図において本
体嵌合面1aから突起部4の下面までの距離H
は、溝の底面3cから凹部3bの下面までの距離
hより若干大きくなつている。
第2図bは嵌合時を示すが、溝3aに本体側壁
1が嵌入し、凹部3bに突起部4が嵌入したとき
上述のようにH>hの関係があるから、シール部
3はその差だけ伸びて引つ張り力が発生し、この
力で本体嵌合面1aが溝の底部3cに圧接して本
体1を水密に密閉する。従つて、本考案では第3
図の従来例で使用していたロツクの用金具6やロ
ツク用段部7は不要となり、コストダウンが図れ
る。
1が嵌入し、凹部3bに突起部4が嵌入したとき
上述のようにH>hの関係があるから、シール部
3はその差だけ伸びて引つ張り力が発生し、この
力で本体嵌合面1aが溝の底部3cに圧接して本
体1を水密に密閉する。従つて、本考案では第3
図の従来例で使用していたロツクの用金具6やロ
ツク用段部7は不要となり、コストダウンが図れ
る。
なお、突起部4は本考案の実施例では鍔状で本
体1の周囲全体に設けられているが、断続的に形
成する構成としてもよい。
体1の周囲全体に設けられているが、断続的に形
成する構成としてもよい。
以上説明したように本考案によれば、蓋体と一
体化して熱可塑性エラストマーによるシール部を
形成したので、シール用パツキンの取りつけ作業
や接着作業が不要となり、作業能率が向上する。
又、接着剤及びロツク用の金具やロツク用段部も
不要となり、コストダウンが可能となる。更に、
シール部の外れもなくなり、品質が向上する等々
の優れた効果を奏する。
体化して熱可塑性エラストマーによるシール部を
形成したので、シール用パツキンの取りつけ作業
や接着作業が不要となり、作業能率が向上する。
又、接着剤及びロツク用の金具やロツク用段部も
不要となり、コストダウンが可能となる。更に、
シール部の外れもなくなり、品質が向上する等々
の優れた効果を奏する。
第1図は本考案の1実施例を示す分解斜視図、
第2図は本考案の要部の図で、aは嵌合前を示す
断面図、bは嵌合時を示す断面図、第3図は従来
例を示す分解斜視図、第4図は従来例の要部断面
図である。 1……本体、1a……嵌合面、2……防水カバ
ー、3……シール部、3bは凹部、4……突起
部。
第2図は本考案の要部の図で、aは嵌合前を示す
断面図、bは嵌合時を示す断面図、第3図は従来
例を示す分解斜視図、第4図は従来例の要部断面
図である。 1……本体、1a……嵌合面、2……防水カバ
ー、3……シール部、3bは凹部、4……突起
部。
Claims (1)
- 本体と防水カバーの接続部を密閉するシール構
造において、本体側壁の嵌合面近傍に嵌合方向と
交叉する方向に突起部を突設し、防水カバーに熱
可塑性エラストマーにより形成されたシール部を
一体的に設け、該シール部に凹部を形成し、該凹
部に上記突起部が嵌入することにより本体の嵌合
面が防水カバーの上記シール部に圧接することを
特徴とする防水カバーのシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19750187U JPH0353547Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19750187U JPH0353547Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01105323U JPH01105323U (ja) | 1989-07-17 |
JPH0353547Y2 true JPH0353547Y2 (ja) | 1991-11-22 |
Family
ID=31488048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19750187U Expired JPH0353547Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0353547Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5740565B2 (ja) * | 2010-07-30 | 2015-06-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明器具用の防水装置 |
JP7073747B2 (ja) * | 2018-01-30 | 2022-05-24 | 株式会社デンソーウェーブ | 外部端末装置 |
JP7339225B2 (ja) * | 2020-10-12 | 2023-09-05 | 矢崎総業株式会社 | 樹脂構造体、及び、ワイヤハーネス |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP19750187U patent/JPH0353547Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01105323U (ja) | 1989-07-17 |
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