JPH0352836Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0352836Y2 JPH0352836Y2 JP12388487U JP12388487U JPH0352836Y2 JP H0352836 Y2 JPH0352836 Y2 JP H0352836Y2 JP 12388487 U JP12388487 U JP 12388487U JP 12388487 U JP12388487 U JP 12388487U JP H0352836 Y2 JPH0352836 Y2 JP H0352836Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boom
- arm
- bucket
- control valve
- work implement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Shovels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はフロントローダ等のローダ装置の作業
具姿勢保持機構に関する。
具姿勢保持機構に関する。
(従来の技術)
例えば作業具としてバケツトを装着したフロン
トローダにおいては、バケツトで土砂をすくつた
後にブームを上昇させると、バケツトの開口部を
上向きにしてバケツトを略持上げ姿勢にしておい
ても、ブームの上昇角度が増加するに従つてバケ
ツトは後下り状になり、すくつた土砂が走行車輌
のボンネツト側に落ちてくる。
トローダにおいては、バケツトで土砂をすくつた
後にブームを上昇させると、バケツトの開口部を
上向きにしてバケツトを略持上げ姿勢にしておい
ても、ブームの上昇角度が増加するに従つてバケ
ツトは後下り状になり、すくつた土砂が走行車輌
のボンネツト側に落ちてくる。
そのため、従来においては、バケツトの持上げ
姿勢を検出するセンサとブームの上昇角度を検出
するセンサとを設けて、ブーム上昇に応じてバケ
ツトの姿勢を電気的に検出して、バケツト用シリ
ンダの制御弁を電磁弁を介して制御し、バケツト
シリンダの作動でバケツト姿勢を土砂がこぼれ落
ちない姿勢に補正するように構成されている。
姿勢を検出するセンサとブームの上昇角度を検出
するセンサとを設けて、ブーム上昇に応じてバケ
ツトの姿勢を電気的に検出して、バケツト用シリ
ンダの制御弁を電磁弁を介して制御し、バケツト
シリンダの作動でバケツト姿勢を土砂がこぼれ落
ちない姿勢に補正するように構成されている。
(考案が解決しようとする問題点)
前記従来技術においては、2個の検出センサ及
び電磁弁等の高価な電気部品を必要とし、且つ信
頼性を向上することが困難であつた。
び電磁弁等の高価な電気部品を必要とし、且つ信
頼性を向上することが困難であつた。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、作業具9を略持上げ姿勢Bにした状
態からのブーム7の上昇動作を、リンク機構によ
つて作業具シリンダ12の制御弁25にフイード
バツクさせ、作業具9の略持上げ姿勢Bを機械的
に保持するように構成することによつて、前記従
来技術の問題点を解決できるようにしたものであ
る。
態からのブーム7の上昇動作を、リンク機構によ
つて作業具シリンダ12の制御弁25にフイード
バツクさせ、作業具9の略持上げ姿勢Bを機械的
に保持するように構成することによつて、前記従
来技術の問題点を解決できるようにしたものであ
る。
即ち、本考案における問題解決手段の具体的構
成は、走行車体3に固定のマスト5に枢軸6を介
してブーム7を枢支してブームシリンダ11で昇
降自在とし、ブーム7の先端に枢軸8を介して作
業具9を枢支して作業具シリンダ12で上下回動
自在とし、両シリンダ11,12を作動させる制
御弁34,35を第1・第2揺動子40,42に
連結し、両揺動子40,42を1本の操作レバー
37で独立及び同時に回動操作可能にしたローダ
装置において、 前記ブーム7の中途部に作業具9の上下動が伝
達される第2アーム22とこの第2アーム22と
相対回動自在で且つ作業具9が略持上げ姿勢Bま
で上向き回動したときに係合可能となる第1アー
ム21とを枢支し、ブーム7の枢軸6に第1アー
ム21とリンク29を介して連結されたベルクラ
ンク28を枢支し、このベルクランク28と作業
具制御弁35用第2揺動子42とをロツドで連動
連結し、作業具9が略持上げ姿勢Bになつた後に
ブーム7の上昇に伴なつて揺動するベルクランク
28の動きで作業具制御弁35がダンプ動作され
る点にある。
成は、走行車体3に固定のマスト5に枢軸6を介
してブーム7を枢支してブームシリンダ11で昇
降自在とし、ブーム7の先端に枢軸8を介して作
業具9を枢支して作業具シリンダ12で上下回動
自在とし、両シリンダ11,12を作動させる制
御弁34,35を第1・第2揺動子40,42に
連結し、両揺動子40,42を1本の操作レバー
37で独立及び同時に回動操作可能にしたローダ
装置において、 前記ブーム7の中途部に作業具9の上下動が伝
達される第2アーム22とこの第2アーム22と
相対回動自在で且つ作業具9が略持上げ姿勢Bま
で上向き回動したときに係合可能となる第1アー
ム21とを枢支し、ブーム7の枢軸6に第1アー
ム21とリンク29を介して連結されたベルクラ
ンク28を枢支し、このベルクランク28と作業
具制御弁35用第2揺動子42とをロツドで連動
連結し、作業具9が略持上げ姿勢Bになつた後に
ブーム7の上昇に伴なつて揺動するベルクランク
28の動きで作業具制御弁35がダンプ動作され
る点にある。
(作用)
バケツト9で土砂をすくつた後にバケツトシリ
ンダ12を収縮して開口部9aを略水平にして、
バケツト9を略持上げ姿勢Bにし、操作レバー3
7を操作してブームシリンダ11を作動させて、
ブーム7を枢軸6廻りに上昇回動させる。ブーム
7を第1図2点鎖線位置まで上昇すると、ブーム
7が枢軸6を中心として回動するのに対し、リン
ク29は枢軸6から離れたベルクランク28上を
中心30として回動するため、第1アーム21を
第2アーム22側へ回動して係合部25に係合す
る。
ンダ12を収縮して開口部9aを略水平にして、
バケツト9を略持上げ姿勢Bにし、操作レバー3
7を操作してブームシリンダ11を作動させて、
ブーム7を枢軸6廻りに上昇回動させる。ブーム
7を第1図2点鎖線位置まで上昇すると、ブーム
7が枢軸6を中心として回動するのに対し、リン
ク29は枢軸6から離れたベルクランク28上を
中心30として回動するため、第1アーム21を
第2アーム22側へ回動して係合部25に係合す
る。
この状態から更にブーム7を上昇させると、バ
ケツトシリンダ12が不動のとき第2アーム22
はリンク26につつかえて不動であり、そのた
め、第1アーム21及びリンク29はブーム7に
対して不動となり、ベルクランク28が枢軸6を
中心に回動する。ベルクランク28の一端はロツ
ドを介してバケツトシリンダ用制御弁35を作動
する第2揺動子42の一端に連結されており、ベ
ルクランク28の揺動によつて制御弁35を作動
し、バケツトシリンダ12をダンプ側へ作動す
る。バケツト12がダンプ動作して略持上げ姿勢
Bに戻ると、リンク26を介して第2アーム22
が第1アーム21から離れる方向に動き、それに
伴なつて、第1アーム21は第2アーム22の係
合部25が移動した位置まで移動可能となり、制
御弁35には復帰バネが設けられているので、ベ
ルクランク28、リンク29及び第1アーム21
は、移動した係合部25と係合する位置まで移動
する。ブーム7の上昇中は前記動作が繰返され、
バケツト9を所望高さまで持上げた後に、操作レ
バー37を中立位置に戻すと、バケツトシリンダ
用制御弁35も中立状態になり、その状態からダ
ンプ操作が行なわれる。
ケツトシリンダ12が不動のとき第2アーム22
はリンク26につつかえて不動であり、そのた
め、第1アーム21及びリンク29はブーム7に
対して不動となり、ベルクランク28が枢軸6を
中心に回動する。ベルクランク28の一端はロツ
ドを介してバケツトシリンダ用制御弁35を作動
する第2揺動子42の一端に連結されており、ベ
ルクランク28の揺動によつて制御弁35を作動
し、バケツトシリンダ12をダンプ側へ作動す
る。バケツト12がダンプ動作して略持上げ姿勢
Bに戻ると、リンク26を介して第2アーム22
が第1アーム21から離れる方向に動き、それに
伴なつて、第1アーム21は第2アーム22の係
合部25が移動した位置まで移動可能となり、制
御弁35には復帰バネが設けられているので、ベ
ルクランク28、リンク29及び第1アーム21
は、移動した係合部25と係合する位置まで移動
する。ブーム7の上昇中は前記動作が繰返され、
バケツト9を所望高さまで持上げた後に、操作レ
バー37を中立位置に戻すと、バケツトシリンダ
用制御弁35も中立状態になり、その状態からダ
ンプ操作が行なわれる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1〜7図において、1はトラクタ2の前部に
装着されたバケツト型フロントローダ(ローダ装
置)であり、走行車体3に左右1対の取付台4が
取付けられ、その上部にマスト5が着脱自在に固
定されており、マスト5の上部に枢軸6を介して
ブーム7が上下動可能に枢支され、ブーム7の先
端に枢軸8を介してバケツト(作業具)9が枢支
されている。
装着されたバケツト型フロントローダ(ローダ装
置)であり、走行車体3に左右1対の取付台4が
取付けられ、その上部にマスト5が着脱自在に固
定されており、マスト5の上部に枢軸6を介して
ブーム7が上下動可能に枢支され、ブーム7の先
端に枢軸8を介してバケツト(作業具)9が枢支
されている。
ブーム7の中途部とマスト5下部との間にはブ
ーム昇降用のブームシリンダ11が設けられ、ま
たバケツト9との間にはバケツト上下回動用のバ
ケツトシリンダ12が設けられている。バケツト
9は背面のブラケツト13の下部がブーム7に連
結され、ブラケツト13の上部とブーム7との間
にはそれらと四節リンク機構14を形成するため
の2本のリンク15,16が連結され2本のリン
ク15,16の連結ピン17にバケツトシリンダ
12のロツドが連結されている。この四節リンク
機構14はバケツト9の最大回動角度をより大き
くするために設けられている。
ーム昇降用のブームシリンダ11が設けられ、ま
たバケツト9との間にはバケツト上下回動用のバ
ケツトシリンダ12が設けられている。バケツト
9は背面のブラケツト13の下部がブーム7に連
結され、ブラケツト13の上部とブーム7との間
にはそれらと四節リンク機構14を形成するため
の2本のリンク15,16が連結され2本のリン
ク15,16の連結ピン17にバケツトシリンダ
12のロツドが連結されている。この四節リンク
機構14はバケツト9の最大回動角度をより大き
くするために設けられている。
前記ブーム7の中途部には扇板18が固定さ
れ、この扇板18にバケツトシリンダ12取付用
の横軸19が設けられており、この横軸19の端
部には2本のアーム21,22が相対回動自在に
支持されている。また、扇板18には表示板23
が固定され、第2アーム22には指針24が設け
られている。
れ、この扇板18にバケツトシリンダ12取付用
の横軸19が設けられており、この横軸19の端
部には2本のアーム21,22が相対回動自在に
支持されている。また、扇板18には表示板23
が固定され、第2アーム22には指針24が設け
られている。
第2アーム22は第1アーム21より内側に位
置し、その側縁に第1アーム21と当接可能な係
合部(当て板)25が形成されている。また、第
2アーム22の先端にはリンク26の一端が連結
され、リンク26の他端はブーム7に枢支された
リンク15に連結されており、リンク26,1
5,16を介してバケツト9の上下回動に応じて
第2アーム22が回動するように構成されてお
り、表示部23のマーク23aはバケツト9の開
口部9aが地面に対して略水平のときに指針24
に対応するもので、トラクタ2の上から見易い位
置に表示されている。
置し、その側縁に第1アーム21と当接可能な係
合部(当て板)25が形成されている。また、第
2アーム22の先端にはリンク26の一端が連結
され、リンク26の他端はブーム7に枢支された
リンク15に連結されており、リンク26,1
5,16を介してバケツト9の上下回動に応じて
第2アーム22が回動するように構成されてお
り、表示部23のマーク23aはバケツト9の開
口部9aが地面に対して略水平のときに指針24
に対応するもので、トラクタ2の上から見易い位
置に表示されている。
前記マスト5上部の枢軸6には側面視L字形の
揺動部材(ベルクランク)28が枢支されてお
り、揺動部材28の一端は第1アーム21の先端
との間にリンク29が連結され、リンク連結用ピ
ン30は枢軸6から離れた上方に位置する。従つ
て、第1図において、第1アーム21の時計方向
の回動は揺動部材28の反時計方向の揺動を生じ
る。
揺動部材(ベルクランク)28が枢支されてお
り、揺動部材28の一端は第1アーム21の先端
との間にリンク29が連結され、リンク連結用ピ
ン30は枢軸6から離れた上方に位置する。従つ
て、第1図において、第1アーム21の時計方向
の回動は揺動部材28の反時計方向の揺動を生じ
る。
前記マスト5の上部背面には制御機構32の取
付板33が取付けられている。第1,4〜7図に
おいて、34はブームシリンダ11を制御するバ
ケツト制御弁、35はバケツトシリンダ12を制
御するバケツト制御弁を夫々示し、これら制御弁
34,35はスプール式の3位置切換弁から成
り、スプール34a,35aが上下方向となるよ
うに取付板33に固定されている。
付板33が取付けられている。第1,4〜7図に
おいて、34はブームシリンダ11を制御するバ
ケツト制御弁、35はバケツトシリンダ12を制
御するバケツト制御弁を夫々示し、これら制御弁
34,35はスプール式の3位置切換弁から成
り、スプール34a,35aが上下方向となるよ
うに取付板33に固定されている。
36は制御ボツクスで、制御弁34,35の上
方で取付板33に固定されており、1本の操作レ
バー37が支持され且つレバーガイド部38が形
成されている。制御ボツクス36内には平面視コ
字形のブラケツト39が固定され、このブラケツ
ト39に第1揺動子40に固着の左右方向の第1
軸41が枢支され、第1揺動子40のU字形状部
内に第2揺動子42が配置されて前後方向の第2
軸43によつて支持されており、第1軸41と第
2軸43とは軸線が直交している。
方で取付板33に固定されており、1本の操作レ
バー37が支持され且つレバーガイド部38が形
成されている。制御ボツクス36内には平面視コ
字形のブラケツト39が固定され、このブラケツ
ト39に第1揺動子40に固着の左右方向の第1
軸41が枢支され、第1揺動子40のU字形状部
内に第2揺動子42が配置されて前後方向の第2
軸43によつて支持されており、第1軸41と第
2軸43とは軸線が直交している。
前記第2揺動子42に操作レバー37の基部が
固定されており、この第2揺動子42には第1軸
41と同芯状態になり得る2つの軸部44,45
が左右に突設され、第1軸部44は球継手46及
びロツド47を介してバケツト制御弁35のスプ
ール35aに連結され、第2軸部45は球継手4
8及びロツド49を介して前記揺動部材28の後
端に連結されている。前記球継手48及びロツド
49は揺動部材28の揺動を第2揺動子42に連
達する連動手段52を形成している。
固定されており、この第2揺動子42には第1軸
41と同芯状態になり得る2つの軸部44,45
が左右に突設され、第1軸部44は球継手46及
びロツド47を介してバケツト制御弁35のスプ
ール35aに連結され、第2軸部45は球継手4
8及びロツド49を介して前記揺動部材28の後
端に連結されている。前記球継手48及びロツド
49は揺動部材28の揺動を第2揺動子42に連
達する連動手段52を形成している。
第1揺動子40は前方に突出したアーム部40
aを有し、このアーム部40aが継手51及びロ
ツド50を介してブーム制御弁34のスプール3
4aに連結されている。
aを有し、このアーム部40aが継手51及びロ
ツド50を介してブーム制御弁34のスプール3
4aに連結されている。
前記制御機構32は1本操作レバー37を第5
図上下方向に回動操作することにより、第1揺動
子40を第1軸41を中心に揺動して、ブーム制
御弁34のスプール34aを上下押引し、ブーム
シリンダ11を作動してブーム7を昇降動作させ
る。操作レバー37を第5図左右方向に回動操作
すると、第2揺動子42を第2軸43を中心に揺
動して、バケツト制御弁35のスプール35aを
上下押引し、バケツトシリンダ12を作動してバ
ケツト9を上下回動操作させる。また、操作レバ
ー37を斜めに操作すると、両制御弁34,35
が、同時に作動し、ブーム7の昇降とバケツト9
の上下回動とを同時に行なうことができ、操作レ
バー37は両制御弁34,35を独立及び同時操
作可能となつている。
図上下方向に回動操作することにより、第1揺動
子40を第1軸41を中心に揺動して、ブーム制
御弁34のスプール34aを上下押引し、ブーム
シリンダ11を作動してブーム7を昇降動作させ
る。操作レバー37を第5図左右方向に回動操作
すると、第2揺動子42を第2軸43を中心に揺
動して、バケツト制御弁35のスプール35aを
上下押引し、バケツトシリンダ12を作動してバ
ケツト9を上下回動操作させる。また、操作レバ
ー37を斜めに操作すると、両制御弁34,35
が、同時に作動し、ブーム7の昇降とバケツト9
の上下回動とを同時に行なうことができ、操作レ
バー37は両制御弁34,35を独立及び同時操
作可能となつている。
前記操作レバー37を左右に回動した場合、第
2揺動子42の揺動によつてロツド49を介して
揺動部材28も揺動し、リンク29を介して第1
アーム21を揺動することになる。第1アーム2
1は第2アーム22の係合部25に係合していな
いとき、正逆両揺動は自由である。
2揺動子42の揺動によつてロツド49を介して
揺動部材28も揺動し、リンク29を介して第1
アーム21を揺動することになる。第1アーム2
1は第2アーム22の係合部25に係合していな
いとき、正逆両揺動は自由である。
尚、実施例では、バケツト制御弁35はスプー
ル35aを下向きに押動したときにバケツト9を
上向回動、即ちすくい動作させ、上向きに引上げ
たときにバケツトをダンプ動作させるように設定
されている。
ル35aを下向きに押動したときにバケツト9を
上向回動、即ちすくい動作させ、上向きに引上げ
たときにバケツトをダンプ動作させるように設定
されている。
バケツト9は第1図実線で示す接地すくい姿勢
Aからすくい動作及びダンプ動作が可能であり、
土砂をすくつた後は、土砂が落下しないように開
口部9aが上向きになるまですくい動作をする。
バケツト9は接地位置では開口部9aが若干後向
きになるまで上向き回動可能であるが、土砂を持
上げる際には開口部9aが略水平になる姿勢、即
ち略持上げ姿勢Bに設定される。この略持上げ姿
勢Bはリンク15,26及び第2アーム22を介
して指針24がアーク32aを指すことによつて
目視される。
Aからすくい動作及びダンプ動作が可能であり、
土砂をすくつた後は、土砂が落下しないように開
口部9aが上向きになるまですくい動作をする。
バケツト9は接地位置では開口部9aが若干後向
きになるまで上向き回動可能であるが、土砂を持
上げる際には開口部9aが略水平になる姿勢、即
ち略持上げ姿勢Bに設定される。この略持上げ姿
勢Bはリンク15,26及び第2アーム22を介
して指針24がアーク32aを指すことによつて
目視される。
前記バケツト9は接地位置で略持上げ姿勢Bに
しても、係合部25は第1アーム21と係合して
いなく、その状態からブーム7を上昇させて第1
図2点鎖線で示す位置までバケツト9を持上げる
と、横軸19が枢軸6を中心に上向き回動するた
め、横軸19からピン30までの距離が縮まり、
相対的に第1アーム21が横軸19を中心に第1
図反時計方向に回動し、これによつて第1アーム
21は第2アーム22の係合部25と当接する。
第1アーム21はバケツトシリンダ12を作動し
ない限り不動であるため、ブーム7が更に上昇し
て第1図点線で示す上昇姿勢Cへ移行する間に、
横軸19からピン30までの距離が更に縮まるこ
とになる。しかし第1アーム21は係合部25に
当接しているために不動になつたままであり、そ
のため相対的に揺動部材28が第1図反時計方向
に揺動され、ロツド49及び球継手48を介して
第2揺動子42を揺動することになり、これによ
つてスプール35aを引上げてバケツト制御弁3
5をダンプ動作させる。
しても、係合部25は第1アーム21と係合して
いなく、その状態からブーム7を上昇させて第1
図2点鎖線で示す位置までバケツト9を持上げる
と、横軸19が枢軸6を中心に上向き回動するた
め、横軸19からピン30までの距離が縮まり、
相対的に第1アーム21が横軸19を中心に第1
図反時計方向に回動し、これによつて第1アーム
21は第2アーム22の係合部25と当接する。
第1アーム21はバケツトシリンダ12を作動し
ない限り不動であるため、ブーム7が更に上昇し
て第1図点線で示す上昇姿勢Cへ移行する間に、
横軸19からピン30までの距離が更に縮まるこ
とになる。しかし第1アーム21は係合部25に
当接しているために不動になつたままであり、そ
のため相対的に揺動部材28が第1図反時計方向
に揺動され、ロツド49及び球継手48を介して
第2揺動子42を揺動することになり、これによ
つてスプール35aを引上げてバケツト制御弁3
5をダンプ動作させる。
このダンプ動作はブーム7上昇中連続的に行な
われ、バケツト9がダンプ動作をするので、第2
アーム22は第1図反時計方向に回動し、ブーム
7の上昇を停止すると、第1アーム21は係合部
25に係合したままであるが、揺動部材28はバ
ケツト制御弁35を中立位置にする姿勢であり、
またその姿勢は、スプール35aの中立位置復帰
バネによつて保持される。
われ、バケツト9がダンプ動作をするので、第2
アーム22は第1図反時計方向に回動し、ブーム
7の上昇を停止すると、第1アーム21は係合部
25に係合したままであるが、揺動部材28はバ
ケツト制御弁35を中立位置にする姿勢であり、
またその姿勢は、スプール35aの中立位置復帰
バネによつて保持される。
ブーム7を上昇姿勢Cにした状態からのバケツ
ト9のダンプ動作は、操作レバー37でスプール
35aを引上げることによつて行なわれ、その際
第1アーム21も回動するが係合部25と離れる
方向に回動する。
ト9のダンプ動作は、操作レバー37でスプール
35aを引上げることによつて行なわれ、その際
第1アーム21も回動するが係合部25と離れる
方向に回動する。
尚、本考案は前記実施例に限定されることなく
種々変形することができる。例えば、バケツト9
を接地した状態で略持上げ姿勢にしたときに、係
合部25と第1アーム21とが係合して、ブーム
7を最下位置から上昇させると同時に、バケツト
9がダンプ動作をして略持上げ姿勢Bを保持する
ようにしたり、係合部25を第1アーム21に設
けて第2アーム22と係合するようにしたり、四
節リンク機構14を設けずに、バケツトシリンダ
12及びリンク26をブラケツト13に直接連結
したり、バケツト9の代りにフオーク又はバツク
ホー用バケツトを装着したりすることができる。
種々変形することができる。例えば、バケツト9
を接地した状態で略持上げ姿勢にしたときに、係
合部25と第1アーム21とが係合して、ブーム
7を最下位置から上昇させると同時に、バケツト
9がダンプ動作をして略持上げ姿勢Bを保持する
ようにしたり、係合部25を第1アーム21に設
けて第2アーム22と係合するようにしたり、四
節リンク機構14を設けずに、バケツトシリンダ
12及びリンク26をブラケツト13に直接連結
したり、バケツト9の代りにフオーク又はバツク
ホー用バケツトを装着したりすることができる。
また、バケツト制御弁35をスプール35aを
押下げたときにダンプ動作をし、スプール35a
を引上げたときにすくい動作をするように設定す
ると、揺動部材28をロツド47又はスプール3
5aに直接連結し、ロツド47等を第2揺動子4
2に連動連結するための連動手段52とすること
ができる。
押下げたときにダンプ動作をし、スプール35a
を引上げたときにすくい動作をするように設定す
ると、揺動部材28をロツド47又はスプール3
5aに直接連結し、ロツド47等を第2揺動子4
2に連動連結するための連動手段52とすること
ができる。
(考案の効果)
以上詳述した本考案によれば、ブーム7の中途
部に作業具9の上下動が伝達される第2アーム2
2とこの第2アーム22と相対回動自在で且つ作
業具9が略持上げ姿勢Bまで上向き回動したとき
に係合可能となる第1アーム21とを枢支し、ブ
ーム7の枢軸6に第1アーム21とリンク29を
介して連結されたベルクランク28を枢支し、こ
のベルクランク28と作業具制御弁35用第2揺
動子42とをロツドで連動連結しているので、ブ
ーム7の上昇に伴なつて、第1アーム21が第2
アーム22との係合で不動となり、リンク29を
介してベルクランク28が揺動され、これによつ
て作業具制御弁35が作動されて、作業具9の略
持上げ姿勢Bを保持することができ、作業具9の
姿勢保持を電気的手段を使わずに機械的に構成す
ることが可能となり、コストダウンと信頼性を向
上することができる。またベルクランク28と第
2揺動子42とをロツドで連結しているので、地
面に対する作業具9の動きを正確に作業具制御弁
35にフイードバツクすることができ、高精度の
姿勢保持ができる。
部に作業具9の上下動が伝達される第2アーム2
2とこの第2アーム22と相対回動自在で且つ作
業具9が略持上げ姿勢Bまで上向き回動したとき
に係合可能となる第1アーム21とを枢支し、ブ
ーム7の枢軸6に第1アーム21とリンク29を
介して連結されたベルクランク28を枢支し、こ
のベルクランク28と作業具制御弁35用第2揺
動子42とをロツドで連動連結しているので、ブ
ーム7の上昇に伴なつて、第1アーム21が第2
アーム22との係合で不動となり、リンク29を
介してベルクランク28が揺動され、これによつ
て作業具制御弁35が作動されて、作業具9の略
持上げ姿勢Bを保持することができ、作業具9の
姿勢保持を電気的手段を使わずに機械的に構成す
ることが可能となり、コストダウンと信頼性を向
上することができる。またベルクランク28と第
2揺動子42とをロツドで連結しているので、地
面に対する作業具9の動きを正確に作業具制御弁
35にフイードバツクすることができ、高精度の
姿勢保持ができる。
図面は本考案の実施例を示しており、第1図は
全体構成及び動作を示す側面図、第2,3図はブ
ーム中途部の拡大側面図と斜視図、第4図は制御
機構の拡大斜視図、第5図は制御機構の断面平面
図、第6図は第5図の−線断面図、第7図は
第5図の−線断面図である。 1……フロントローダ(ローダ装置)、3……
走行車体、4……取付台、5……マスト、6……
枢軸、7……ブーム、8……枢軸、9……バケツ
ト(作業具)、11……ブームシリンダ、12…
…バケツトシリンダ、19……横軸、21……第
1アーム、22……第2アーム、25……係合
部、28……ベルクランク、32……制御機構、
34……ブーム制御弁、35……バケツト制御
弁、37……操作レバー、40……第1揺動子、
42……第2揺動子、48……球継手、49……
ロツド、52……連動手段、B……持上げ姿勢。
全体構成及び動作を示す側面図、第2,3図はブ
ーム中途部の拡大側面図と斜視図、第4図は制御
機構の拡大斜視図、第5図は制御機構の断面平面
図、第6図は第5図の−線断面図、第7図は
第5図の−線断面図である。 1……フロントローダ(ローダ装置)、3……
走行車体、4……取付台、5……マスト、6……
枢軸、7……ブーム、8……枢軸、9……バケツ
ト(作業具)、11……ブームシリンダ、12…
…バケツトシリンダ、19……横軸、21……第
1アーム、22……第2アーム、25……係合
部、28……ベルクランク、32……制御機構、
34……ブーム制御弁、35……バケツト制御
弁、37……操作レバー、40……第1揺動子、
42……第2揺動子、48……球継手、49……
ロツド、52……連動手段、B……持上げ姿勢。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 走行車体3に固定のマスト5に枢軸6を介して
ブーム7を枢支してブームシリンダ11で昇降自
在とし、ブーム7の先端に枢軸8を介して作業具
9を枢支して作業具シリンダ12で上下回動自在
とし、両シリンダ11,12を作動させる制御弁
34,35を第1・第2揺動子40,42に連結
し、両揺動子40,42を1本の操作レバー37
で独立及び同時に回動操作可能にしたローダ装置
において、 前記ブーム7の中途部に作業具9の上下動が伝
達される第2アーム22とこの第2アーム22と
相対回動自在で且つ作業具9が略持上げ姿勢Bま
で上向き回動したときに係合可能となる第1アー
ム21とを枢支し、ブーム7の枢軸6に第1アー
ム21とリンク29を介して連結されたベルクラ
ンク28を枢支し、このベルクランク28と作業
具制御弁35用第2揺動子42とをロツドで連動
連結し、作業具9が略持上げ姿勢Bになつた後に
ブーム7の上昇に伴なつて揺動するベルクランク
28の動きで作業具制御弁35がダンプ動作され
ることを特徴とするローダ装置の作業具姿勢保持
機構。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12388487U JPH0352836Y2 (ja) | 1987-08-12 | 1987-08-12 | |
CA000573634A CA1298813C (en) | 1987-08-12 | 1988-08-02 | Apparatus for controlling posture of work implement of loader |
US07/230,997 US4825568A (en) | 1987-08-12 | 1988-08-11 | Apparatus for controlling posture of work implement of loader |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12388487U JPH0352836Y2 (ja) | 1987-08-12 | 1987-08-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6428449U JPS6428449U (ja) | 1989-02-20 |
JPH0352836Y2 true JPH0352836Y2 (ja) | 1991-11-18 |
Family
ID=31373141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12388487U Expired JPH0352836Y2 (ja) | 1987-08-12 | 1987-08-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0352836Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-08-12 JP JP12388487U patent/JPH0352836Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6428449U (ja) | 1989-02-20 |
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