JPH0352607Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0352607Y2 JPH0352607Y2 JP1983194439U JP19443983U JPH0352607Y2 JP H0352607 Y2 JPH0352607 Y2 JP H0352607Y2 JP 1983194439 U JP1983194439 U JP 1983194439U JP 19443983 U JP19443983 U JP 19443983U JP H0352607 Y2 JPH0352607 Y2 JP H0352607Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- steering
- amount
- control shaft
- potentiometer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は自動車用の電動式パワーステアリン
グ装置に関するものである。
グ装置に関するものである。
(従来の技術)
最近電動式パワーステアリング装置が種々提案
されるに至つており、例えば米国特許第3983953
号、特開昭58−133957号公報、特開昭58−53562
号公報、実開昭55−171670号公報等に開示されて
いる。
されるに至つており、例えば米国特許第3983953
号、特開昭58−133957号公報、特開昭58−53562
号公報、実開昭55−171670号公報等に開示されて
いる。
このうちに本考案に最も関連する電動式パワー
ステアリング装置が特開昭58−133957号公報に開
示されている。
ステアリング装置が特開昭58−133957号公報に開
示されている。
この電動式パワーステアリング装置はステアリ
ングシヤフトを軸方向に2分割し、この間に弾性
材を介装させることにより、第1、第2シヤフト
間にねじれを許容する。第1シヤフトはステアリ
ングハンドルに連携されており、本考案のコント
ロールシヤフトに相当する。また第2シヤフトは
転舵機構に連携されており、本考案の転舵軸に相
当する。そして弾性材は本考案のトーシヨンバー
スプリングに相当する。
ングシヤフトを軸方向に2分割し、この間に弾性
材を介装させることにより、第1、第2シヤフト
間にねじれを許容する。第1シヤフトはステアリ
ングハンドルに連携されており、本考案のコント
ロールシヤフトに相当する。また第2シヤフトは
転舵機構に連携されており、本考案の転舵軸に相
当する。そして弾性材は本考案のトーシヨンバー
スプリングに相当する。
ステアリングハンドルによる操舵力を検出する
ために、特開昭58−133957号公報の技術ではコン
トロールシヤフトと転舵軸間の相対回転量を検出
する。このためにこの技術では転舵軸に対して軸
方向に変位可能で回転不能に取付けられ、一方コ
ントロールシヤフトに対して螺旋状のカム溝によ
つて連結されたスリーブ(本考案のカムリングに
相当する)を用いる。このスリーブないしカムリ
ングは両シヤフト間の相対回転量に比例して軸方
向に変位するために、その位置を検出することに
よつて操舵力が検出される。
ために、特開昭58−133957号公報の技術ではコン
トロールシヤフトと転舵軸間の相対回転量を検出
する。このためにこの技術では転舵軸に対して軸
方向に変位可能で回転不能に取付けられ、一方コ
ントロールシヤフトに対して螺旋状のカム溝によ
つて連結されたスリーブ(本考案のカムリングに
相当する)を用いる。このスリーブないしカムリ
ングは両シヤフト間の相対回転量に比例して軸方
向に変位するために、その位置を検出することに
よつて操舵力が検出される。
(考案が解決しようとする課題)
この方式によると、スリーブないしカムリング
の位置を直接検出して操舵力を検出するために、
変位量検出センサの感度が充分に高い必要があ
り、特別のセンサ、この場合電磁コイル式のセン
サを用いなければならない。
の位置を直接検出して操舵力を検出するために、
変位量検出センサの感度が充分に高い必要があ
り、特別のセンサ、この場合電磁コイル式のセン
サを用いなければならない。
通常のポテンシオメータ等によると、検出感度
が低くなり電動モータの制御が細かく実施でき
ず、操作性に問題を生じる。
が低くなり電動モータの制御が細かく実施でき
ず、操作性に問題を生じる。
そこで本考案では、通常感度の通常のポテンシ
オメータを用いながら、電動モータの制御精度が
向上されるようにするものである。
オメータを用いながら、電動モータの制御精度が
向上されるようにするものである。
(課題を解決するための手段)
上記課題はステアリングハンドルに連携され、
同ステアリングハンドルの操作に従動して回転す
るコントロールシヤフトと、操舵輪の方向を転舵
する転舵機構に連携され、回転することによつて
操舵輪の方向を転舵する転舵軸と、該コントロー
ルシヤフトと該転舵軸間に介装されて両者間の回
転力の差に応じてねじれ変形するトーシヨンバー
スプリングと、該転舵軸に回転伝達可能に連携さ
れた電動モータと、該コントロールシヤフトと該
転舵軸間にわたつて設けられ、そのうちの一方に
対して軸方向に変位可能で回動不能に取付けら
れ、他方に対して螺旋状のカム溝を介して連結さ
れており、該コントロールシヤフトと該転舵軸間
の相対回転の方向と量に依存して前記軸方向に変
位するカムリングと、該カムリングの軸方向変位
量を増幅して一端に伝えるトルクセンサアーム
と、該トルクセンサアームの前記一端の変位量を
検出するポテンシオメータと、該ポテンシオメー
タからの信号を入力して該電動モータの回転方向
と出力を制御するモータコントローラを有する電
動式パワーステアリング装置によつて解決され
る。
同ステアリングハンドルの操作に従動して回転す
るコントロールシヤフトと、操舵輪の方向を転舵
する転舵機構に連携され、回転することによつて
操舵輪の方向を転舵する転舵軸と、該コントロー
ルシヤフトと該転舵軸間に介装されて両者間の回
転力の差に応じてねじれ変形するトーシヨンバー
スプリングと、該転舵軸に回転伝達可能に連携さ
れた電動モータと、該コントロールシヤフトと該
転舵軸間にわたつて設けられ、そのうちの一方に
対して軸方向に変位可能で回動不能に取付けら
れ、他方に対して螺旋状のカム溝を介して連結さ
れており、該コントロールシヤフトと該転舵軸間
の相対回転の方向と量に依存して前記軸方向に変
位するカムリングと、該カムリングの軸方向変位
量を増幅して一端に伝えるトルクセンサアーム
と、該トルクセンサアームの前記一端の変位量を
検出するポテンシオメータと、該ポテンシオメー
タからの信号を入力して該電動モータの回転方向
と出力を制御するモータコントローラを有する電
動式パワーステアリング装置によつて解決され
る。
(作用)
さて上記構造の電動式パワーステアリング装置
によると、ステアリングハンドルの操舵力、すな
わちコントロールシヤフトに働く回転力と転舵軸
に作用する回転力の差に応じてトーシヨンバース
プリングがねじれ変形することになり、このねじ
れ変形のねじれ方向とねじれ量に対応してカムリ
ングが軸方向に変位する。そしてこの軸方向の変
位量はトルクセンサアームによつて増幅され、ポ
テンシオメータでは増幅された状態でコントロー
ルシヤフトと転舵軸間のねじれ量が検出される。
このためポテンシオメータは通常感度のものを用
いることができ、通常のポテンシオメータを用い
ても電動モータの制御精度を充分に細かくとるこ
とができる。
によると、ステアリングハンドルの操舵力、すな
わちコントロールシヤフトに働く回転力と転舵軸
に作用する回転力の差に応じてトーシヨンバース
プリングがねじれ変形することになり、このねじ
れ変形のねじれ方向とねじれ量に対応してカムリ
ングが軸方向に変位する。そしてこの軸方向の変
位量はトルクセンサアームによつて増幅され、ポ
テンシオメータでは増幅された状態でコントロー
ルシヤフトと転舵軸間のねじれ量が検出される。
このためポテンシオメータは通常感度のものを用
いることができ、通常のポテンシオメータを用い
ても電動モータの制御精度を充分に細かくとるこ
とができる。
(実施例の説明)
以下実施例を示す第1図及び第2図に基いてこ
の考案を説明する。ラツクピニオン式操向装置1
のコントロールシヤフト6の上端部はステアリン
グメインシヤフト42を介してステアリングハン
ドル39に連結されている。コントロールシヤフ
ト6は円筒状でその下端部にはピニオン2の円筒
状のシヤフト部2aが同軸に内挿されている。コ
ントロールシヤフト6の内径とピニオン2のシヤ
フト部2aの内径とは同じ寸法になつている。こ
のシヤフト部2a及びコントロールシヤフト6内
に丸棒状のトーシヨンバースプリング7が挿入さ
れ、その上、下両端は大径となつていてピン8,
9によりそれぞれピニオン2のシヤフト部2a及
びコントロールシヤフト6に結合されている。ピ
ニオン2はアンギユラベアリング10,11によ
りラツクハウジング12に回転可能に支持されて
いる。このピニオン2には周知のようにラツクが
噛み合い、ピニオン2が回転するとラツクが往復
動して操舵輪の方向が転舵される。すなわちピニ
オンは転舵機構に連結されているのである。アン
ギユラベアリング10はプレロード調整用ナツト
13により予圧され、予圧調整後ロツクナツト1
4により固定される。又コントロールシヤフト6
はラジアルボールベアリング15及びローラベア
リング16によりアツパハウジング17に回転可
能に支持されている。アツパハウジング17とラ
ツクハウジング12とはボルト32により結合さ
れている。ローラベアリング16の上方には異物
侵入防止用のオイルシール18とダストカバー1
9とが配設されている。ダストカバー19はコン
トロールシヤフト6に取りつけられている。
の考案を説明する。ラツクピニオン式操向装置1
のコントロールシヤフト6の上端部はステアリン
グメインシヤフト42を介してステアリングハン
ドル39に連結されている。コントロールシヤフ
ト6は円筒状でその下端部にはピニオン2の円筒
状のシヤフト部2aが同軸に内挿されている。コ
ントロールシヤフト6の内径とピニオン2のシヤ
フト部2aの内径とは同じ寸法になつている。こ
のシヤフト部2a及びコントロールシヤフト6内
に丸棒状のトーシヨンバースプリング7が挿入さ
れ、その上、下両端は大径となつていてピン8,
9によりそれぞれピニオン2のシヤフト部2a及
びコントロールシヤフト6に結合されている。ピ
ニオン2はアンギユラベアリング10,11によ
りラツクハウジング12に回転可能に支持されて
いる。このピニオン2には周知のようにラツクが
噛み合い、ピニオン2が回転するとラツクが往復
動して操舵輪の方向が転舵される。すなわちピニ
オンは転舵機構に連結されているのである。アン
ギユラベアリング10はプレロード調整用ナツト
13により予圧され、予圧調整後ロツクナツト1
4により固定される。又コントロールシヤフト6
はラジアルボールベアリング15及びローラベア
リング16によりアツパハウジング17に回転可
能に支持されている。アツパハウジング17とラ
ツクハウジング12とはボルト32により結合さ
れている。ローラベアリング16の上方には異物
侵入防止用のオイルシール18とダストカバー1
9とが配設されている。ダストカバー19はコン
トロールシヤフト6に取りつけられている。
コントロールシヤフト6には入力トルクのセン
サ機構として断面U字型のカムリング20がコン
トロールシヤフト6に対し軸方向に摺動可能にか
つ回動不可能に嵌め込まれている。すなわちコン
トロールシヤフト6には軸方向に長孔6aが形成
され、この長孔6aにカムリング20に固定した
回転止めピン21が摺動自在に挿入されている。
さらに回転止めピン21の反対側ではピニオン2
のシヤフト部2aにピン22が取りつけられ、ピ
ン22はカムリング20の底部に設けた図示しな
い斜め方向の溝に挿入されている。この結果ステ
アリングハンドル39の回転操作によりトーシヨ
ンバースプリング7を介してコントロールシヤフ
ト6とピニオン2のシヤフト部2aとの間に相対
角変位が起るとカムリング20はコントロールシ
ヤフト6の軸方向に相対角変位の方向と量とに対
応して移動する。
サ機構として断面U字型のカムリング20がコン
トロールシヤフト6に対し軸方向に摺動可能にか
つ回動不可能に嵌め込まれている。すなわちコン
トロールシヤフト6には軸方向に長孔6aが形成
され、この長孔6aにカムリング20に固定した
回転止めピン21が摺動自在に挿入されている。
さらに回転止めピン21の反対側ではピニオン2
のシヤフト部2aにピン22が取りつけられ、ピ
ン22はカムリング20の底部に設けた図示しな
い斜め方向の溝に挿入されている。この結果ステ
アリングハンドル39の回転操作によりトーシヨ
ンバースプリング7を介してコントロールシヤフ
ト6とピニオン2のシヤフト部2aとの間に相対
角変位が起るとカムリング20はコントロールシ
ヤフト6の軸方向に相対角変位の方向と量とに対
応して移動する。
カムリング20の溝にはカムリング20の軸方
向の動きを増幅するトルクセンサアーム23の一
端が挿入され、同アーム23はアツパハウジング
17にピン26で回動可能に支持されている。ト
ルクセンサアーム23のピン26より一端までの
長さは他端までの長さより短いので一端側の動き
は他端側で拡大される。すなわちトルクセンサア
ーム23の第2図右端はコントロールシヤフト6
とピニオン2間の相対回転に起因して生じるトー
シヨンバースプリング7のねじれ方向とねじれ量
に依存して大きく上下方向に変位するのである。
トルクセンサアーム23の他端にはポテンシオメ
ータ24の一端が取りつけられ、トルクセンサア
ーム23の変位量を検出する。同ポテンシオメー
タ24は微調整ロツクナツト25によりアツパハ
ウジング17に固定されている。
向の動きを増幅するトルクセンサアーム23の一
端が挿入され、同アーム23はアツパハウジング
17にピン26で回動可能に支持されている。ト
ルクセンサアーム23のピン26より一端までの
長さは他端までの長さより短いので一端側の動き
は他端側で拡大される。すなわちトルクセンサア
ーム23の第2図右端はコントロールシヤフト6
とピニオン2間の相対回転に起因して生じるトー
シヨンバースプリング7のねじれ方向とねじれ量
に依存して大きく上下方向に変位するのである。
トルクセンサアーム23の他端にはポテンシオメ
ータ24の一端が取りつけられ、トルクセンサア
ーム23の変位量を検出する。同ポテンシオメー
タ24は微調整ロツクナツト25によりアツパハ
ウジング17に固定されている。
アツパハウジング17にはアジヤストナツト2
7が取りつけられ、これにボールベアリング28
及びニードルベアリング29を介して駆動歯車4
の軸部4aが回転可能に支持されている。アジヤ
ストナツト27は駆動歯車4のプレロードを調整
した後ロツクナツト30によりアツパハウジング
17により固定される。31はアジヤストナツト
27のベアリング28を保護するためアツパハウ
ジング17に設けたダストカバーである。
7が取りつけられ、これにボールベアリング28
及びニードルベアリング29を介して駆動歯車4
の軸部4aが回転可能に支持されている。アジヤ
ストナツト27は駆動歯車4のプレロードを調整
した後ロツクナツト30によりアツパハウジング
17により固定される。31はアジヤストナツト
27のベアリング28を保護するためアツパハウ
ジング17に設けたダストカバーである。
駆動歯車4の歯車4bはピニオン2のシヤフト
部2aに取りつけた従動歯車5と噛み合つてい
る。駆動歯車4はフレキシブルカツプリング33
を介して電動機3に連結されている。
部2aに取りつけた従動歯車5と噛み合つてい
る。駆動歯車4はフレキシブルカツプリング33
を介して電動機3に連結されている。
ラツクハウジング12にはラツクチユーブ34
が固定され、このラツクチユーブ34にはモータ
ブラケツト35が固着されている。一方電動機3
はモータステー36に取りつけられ、モータステ
ー36はボルト37、ナツト38によりモータブ
ラケツト35に取りつけられている。
が固定され、このラツクチユーブ34にはモータ
ブラケツト35が固着されている。一方電動機3
はモータステー36に取りつけられ、モータステ
ー36はボルト37、ナツト38によりモータブ
ラケツト35に取りつけられている。
ポテンシオメータ24は制御回路40に電気的
に接続され、制御回路40は又バツテリ41と電
動機3とに電気的に接続されている。ポテンシオ
メータ24からはステアリングハンドル39の回
転方向及びステアリングトルクに対応する電気信
号が制御回路40に出力され、制御回路40は前
記信号に基いて電動機3の回転方向及び出力を設
定して電動機3に発信する。なお、電動機3とし
ては直流サーボモータ又はパルスモータが適して
いる。
に接続され、制御回路40は又バツテリ41と電
動機3とに電気的に接続されている。ポテンシオ
メータ24からはステアリングハンドル39の回
転方向及びステアリングトルクに対応する電気信
号が制御回路40に出力され、制御回路40は前
記信号に基いて電動機3の回転方向及び出力を設
定して電動機3に発信する。なお、電動機3とし
ては直流サーボモータ又はパルスモータが適して
いる。
上記の構成において、ステアリングハンドル3
9を回転操作するとステアリングトルクによりト
ーシヨンバースプリング7が捩れ、コントロール
シヤフト6とピニオン2のシヤフト部2aとの間
に相対角変位が生じる。この相対角変位の方向及
び変位量はカムリング20の軸方向の変位方向及
び変位量としてポテンシオメータ24に検知され
る。すなわちポテンシオメータ24によりステア
リングハンドル39の回転方向とステアリングト
ルクとが検知される。ポテンシオメータ24から
この2つの信号が制御回路40に送られる。制御
回路40はこの信号に応じた方向と強さを持つ電
流を電動機3に送つて電動機3を回転させ、さら
に駆動軸33、駆動歯車4、及び従動歯車5を介
してピニオン2を回転させる。ピニオン2の回転
方向はステアリングトルクを減少させる方向、す
なわちコントロールシヤフト6とピニオン2との
相対角変位を減少させる方向である。ポテンシオ
メータ24はステアリングトルクが設定値以上の
場合に信号を発するように設定されているのでス
テアリングトルクが設定値未満の場合は電動機3
は作動しない。
9を回転操作するとステアリングトルクによりト
ーシヨンバースプリング7が捩れ、コントロール
シヤフト6とピニオン2のシヤフト部2aとの間
に相対角変位が生じる。この相対角変位の方向及
び変位量はカムリング20の軸方向の変位方向及
び変位量としてポテンシオメータ24に検知され
る。すなわちポテンシオメータ24によりステア
リングハンドル39の回転方向とステアリングト
ルクとが検知される。ポテンシオメータ24から
この2つの信号が制御回路40に送られる。制御
回路40はこの信号に応じた方向と強さを持つ電
流を電動機3に送つて電動機3を回転させ、さら
に駆動軸33、駆動歯車4、及び従動歯車5を介
してピニオン2を回転させる。ピニオン2の回転
方向はステアリングトルクを減少させる方向、す
なわちコントロールシヤフト6とピニオン2との
相対角変位を減少させる方向である。ポテンシオ
メータ24はステアリングトルクが設定値以上の
場合に信号を発するように設定されているのでス
テアリングトルクが設定値未満の場合は電動機3
は作動しない。
以上に説明したように、コントロールシヤフト
6はステアリングハンドル39に連携され、同ス
テアリングハンドル39の操作に従動して回転す
る。またピニオン2は、周知のラツクピニオン結
合により操舵輪の方向を転舵する転舵機構に連携
され、ピニオン2が回転すると操舵輪の方向が転
舵される。すなわちピニオン2は転舵軸としての
機能を営むものである。そしてトーシヨンバース
プリング7はコントロールシヤフト6と転舵軸2
間に介装されており、両者間の回転力の差、すな
わちステアリングハンドル39の操作力に応じて
ねじれ変形するように用いられる。
6はステアリングハンドル39に連携され、同ス
テアリングハンドル39の操作に従動して回転す
る。またピニオン2は、周知のラツクピニオン結
合により操舵輪の方向を転舵する転舵機構に連携
され、ピニオン2が回転すると操舵輪の方向が転
舵される。すなわちピニオン2は転舵軸としての
機能を営むものである。そしてトーシヨンバース
プリング7はコントロールシヤフト6と転舵軸2
間に介装されており、両者間の回転力の差、すな
わちステアリングハンドル39の操作力に応じて
ねじれ変形するように用いられる。
そしてこのトーシヨンバースプリング7のねじ
れ方向とねじれ量に応じてトルクセンサアーム2
3の第2図右端がポテンシオメータ24に対して
増幅されて大きく変位する。この変位量はポテン
シオメータ24によつて検出される。このポテン
シオメータ24の信号は制御回路40に入力され
て、制御回路40はこの信号に基づいて電動モー
タ3に流す電流の方向と電流量を制御し、これに
よつて電動モータ3の回転方向と出力が制御され
るのである。
れ方向とねじれ量に応じてトルクセンサアーム2
3の第2図右端がポテンシオメータ24に対して
増幅されて大きく変位する。この変位量はポテン
シオメータ24によつて検出される。このポテン
シオメータ24の信号は制御回路40に入力され
て、制御回路40はこの信号に基づいて電動モー
タ3に流す電流の方向と電流量を制御し、これに
よつて電動モータ3の回転方向と出力が制御され
るのである。
(考案の効果)
さて本考案の電動式パワーステアリング装置に
よると、コントロールシヤフトと転舵軸間の相対
回転量が大きく増幅された状態でトルクセンサア
ームの一端に伝達され、ポテンシオメータはこの
大きな変位量からコントロールシヤフトと転舵軸
間の相対回転量を検出する。このため通常感度の
通常のポテンシオメータで相対回転量を精度よく
検出することができ、モータの制御精度も向上さ
れる。このようにして良好な操作性が実現される
のである。
よると、コントロールシヤフトと転舵軸間の相対
回転量が大きく増幅された状態でトルクセンサア
ームの一端に伝達され、ポテンシオメータはこの
大きな変位量からコントロールシヤフトと転舵軸
間の相対回転量を検出する。このため通常感度の
通常のポテンシオメータで相対回転量を精度よく
検出することができ、モータの制御精度も向上さ
れる。このようにして良好な操作性が実現される
のである。
第1図はこの考案の一実施例の斜視図を示し、
第2図は第1図の要部の縦断正面図を示す。 1……ラツクピニオン式操向装置、2……ピニ
オン、3……電動機、6……コントロールシヤフ
ト、7……トーシヨンバースプリング、20……
カムリング、21……回転止めボルト、22……
ピン、23……トルクセンサアーム、24……ポ
テンシオメータ、39……ステアリングハンド
ル、40……制御回路。
第2図は第1図の要部の縦断正面図を示す。 1……ラツクピニオン式操向装置、2……ピニ
オン、3……電動機、6……コントロールシヤフ
ト、7……トーシヨンバースプリング、20……
カムリング、21……回転止めボルト、22……
ピン、23……トルクセンサアーム、24……ポ
テンシオメータ、39……ステアリングハンド
ル、40……制御回路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ステアリングハンドルに連携され、同ステアリ
ングハンドルの操作に従動して回転するコントロ
ールシヤフトと、 操舵輪の方向を転舵する転舵機構に連携され、
回転することによつて操舵輪の方向を転舵する転
舵軸と、 該コントロールシヤフトと該転舵軸間に介装さ
れて両者間の回転力の差に応じてねじれ変形する
トーシヨンバースプリングと、 該転舵軸に回転伝達可能に連携された電動モー
タと、 該コントロールシヤフトと該転舵軸間にわたつ
て設けられ、そのうちの一方に対して軸方向に変
位可能で回動不能に取付けられ、他方に対して螺
旋状のカム溝を介して連結されており、該コント
ロールシヤフトと該転舵軸間の相対回転の方向と
量に依存して前記軸方向に変位するカムリング
と、 該カムリングの軸方向変位量を増幅して一端に
伝えるトルクセンサアームと、 該トルクセンサアームの前記一端の変位量を検
出するポテンシオメータと、 該ポテンシオメータからの信号を入力して該電
動モータの回転方向と出力を制御するモータコン
トローラ を有する電動式パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19443983U JPS60100263U (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 電動式パワ−ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19443983U JPS60100263U (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 電動式パワ−ステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60100263U JPS60100263U (ja) | 1985-07-08 |
JPH0352607Y2 true JPH0352607Y2 (ja) | 1991-11-14 |
Family
ID=30417926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19443983U Granted JPS60100263U (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 電動式パワ−ステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60100263U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006131061A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-05-25 | Keeper Co Ltd | ステアリングギヤボックス用ダストカバー |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4380234B2 (ja) * | 2003-06-19 | 2009-12-09 | Nok株式会社 | パワーステアリング用密封装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3983953A (en) * | 1971-07-28 | 1976-10-05 | Gemmer-France | Servo mechanism |
JPS5853562A (ja) * | 1981-09-25 | 1983-03-30 | Toyo Umpanki Co Ltd | 電気式パワ−・ステアリング装置 |
JPS58133957A (ja) * | 1981-10-07 | 1983-08-09 | Hitachi Ltd | 電動式パワステアリング装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6139647Y2 (ja) * | 1979-05-29 | 1986-11-13 |
-
1983
- 1983-12-15 JP JP19443983U patent/JPS60100263U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006131061A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-05-25 | Keeper Co Ltd | ステアリングギヤボックス用ダストカバー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60100263U (ja) | 1985-07-08 |
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