JPH034158B2 - - Google Patents
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- JPH034158B2 JPH034158B2 JP24942083A JP24942083A JPH034158B2 JP H034158 B2 JPH034158 B2 JP H034158B2 JP 24942083 A JP24942083 A JP 24942083A JP 24942083 A JP24942083 A JP 24942083A JP H034158 B2 JPH034158 B2 JP H034158B2
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- frequency
- pulse
- color signal
- signal
- low frequency
- Prior art date
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/79—Processing of colour television signals in connection with recording
- H04N9/80—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
- H04N9/82—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
- H04N9/83—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、回転ヘツド形VTRなどで磁気テー
プに記録された低域変換色信号を再生する際に、
隣接トラツクからのクロストーク除去方法として
用いられる、低域変換色信号の位相を隣り合うト
ラツク(以下Aトラツク、Bトラツクという)で
反対方向に1H毎に90゜シフトするPS処理を行なう
方法(以下PS方式という)、またAトラツクに対
しBトラツクの位相を1H毎に反転させるPI処理
を行なう方法(以下PI方式という)で記録され
た低域変換色信号を2つの色差信号に分離する色
信号処理装置に関するものである。
プに記録された低域変換色信号を再生する際に、
隣接トラツクからのクロストーク除去方法として
用いられる、低域変換色信号の位相を隣り合うト
ラツク(以下Aトラツク、Bトラツクという)で
反対方向に1H毎に90゜シフトするPS処理を行なう
方法(以下PS方式という)、またAトラツクに対
しBトラツクの位相を1H毎に反転させるPI処理
を行なう方法(以下PI方式という)で記録され
た低域変換色信号を2つの色差信号に分離する色
信号処理装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点
従来の回転ヘツド形VTRにおいて、カラー映
像信号の記録再生を行なう場合、FM変調された
変調輝度信号と、低域搬送周波数fecのものに変
換された低域変換色信号とを混合して磁気テープ
に記録するようにしている。この場合、隣接する
トラツクの間にガードバンドを介在させない高密
度記録を行なうため、変調輝度信号に関しては、
傾斜アジマス記録を行ない、低域変換色信号に関
しては、隣り合うトラツク間で周波数インターリ
ーブの関係が成立するようにPS方式またはPI方
式が採用されている。上記したようにPS処理ま
たはPI処理が行なわれた低域変換色信号は、再
生時にシフトまたは反転された位相をもとに戻
し、さらにもとの高い搬送周波数fsc(NTSC方式
では3.58MHz)の周波数変換する事が必要であ
り、その方法としては、第1に、回路的にPS処
理またはPI処理が行なわれた低域搬送周波数c
の信号を作成し、前記低域搬送周波数cの信号と
周波数scの基準信号とを乗算回路にて乗算し、
周波数sc+cなる信号を作成し、さらにこの周
波数so+cの信号と低域変換色信号とを乗算回
路で乗算することにより、搬送周波数がsc+c
−c=scの搬送色信号を得る方法があるが、第
2の方法として、低域変換色信号は変調軸がPS
またはPI処理された直角二相平衡変調波と考え
られるため、低域変換色信号を一旦2つの色差信
号に復調し、復調後さらに基準周波数scの搬送
波で直角二相平衡変調を行なうことにより、所定
の搬送周波数scの搬送色信号を得る事も可能で
ある。
像信号の記録再生を行なう場合、FM変調された
変調輝度信号と、低域搬送周波数fecのものに変
換された低域変換色信号とを混合して磁気テープ
に記録するようにしている。この場合、隣接する
トラツクの間にガードバンドを介在させない高密
度記録を行なうため、変調輝度信号に関しては、
傾斜アジマス記録を行ない、低域変換色信号に関
しては、隣り合うトラツク間で周波数インターリ
ーブの関係が成立するようにPS方式またはPI方
式が採用されている。上記したようにPS処理ま
たはPI処理が行なわれた低域変換色信号は、再
生時にシフトまたは反転された位相をもとに戻
し、さらにもとの高い搬送周波数fsc(NTSC方式
では3.58MHz)の周波数変換する事が必要であ
り、その方法としては、第1に、回路的にPS処
理またはPI処理が行なわれた低域搬送周波数c
の信号を作成し、前記低域搬送周波数cの信号と
周波数scの基準信号とを乗算回路にて乗算し、
周波数sc+cなる信号を作成し、さらにこの周
波数so+cの信号と低域変換色信号とを乗算回
路で乗算することにより、搬送周波数がsc+c
−c=scの搬送色信号を得る方法があるが、第
2の方法として、低域変換色信号は変調軸がPS
またはPI処理された直角二相平衡変調波と考え
られるため、低域変換色信号を一旦2つの色差信
号に復調し、復調後さらに基準周波数scの搬送
波で直角二相平衡変調を行なうことにより、所定
の搬送周波数scの搬送色信号を得る事も可能で
ある。
上記第1の方法は従来最も一般的なものである
が、乗算回路が2つ必要で、さらにそれに付随し
て乗算により発生する上側波帯または下側波帯を
除去するためのバンドパスフイルタがおのおのの
乗算回路について必要で、回路規模が大きくなる
という欠点を有し、第2の方法においては、低域
変換色信号を直接復帰する際に、PS方式・PI方
式に従つた復調軸を作成する回路及び復調軸を基
準に低域変換色信号を復調する回路が新たに必要
である。
が、乗算回路が2つ必要で、さらにそれに付随し
て乗算により発生する上側波帯または下側波帯を
除去するためのバンドパスフイルタがおのおのの
乗算回路について必要で、回路規模が大きくなる
という欠点を有し、第2の方法においては、低域
変換色信号を直接復帰する際に、PS方式・PI方
式に従つた復調軸を作成する回路及び復調軸を基
準に低域変換色信号を復調する回路が新たに必要
である。
発明の目的
本発明は上記従来の欠点を解消するもので、低
域変換色信号の再生方法として上記第2の方法を
採用する場合に、比較的簡単なデジタル回路によ
り低域変換色信号の復調軸を作成し、さらにデジ
タル的に低域変換色信号を復調する事が可能でか
つ安価な色信号処理装置を提供することを目的と
する。
域変換色信号の再生方法として上記第2の方法を
採用する場合に、比較的簡単なデジタル回路によ
り低域変換色信号の復調軸を作成し、さらにデジ
タル的に低域変換色信号を復調する事が可能でか
つ安価な色信号処理装置を提供することを目的と
する。
発明の構成
上記目的を達成するため、本発明の色信号処理
装置は、位相シフトまたは位相反転の処理が行な
われ低域変換色信号を低域搬送周波数の4倍の周
波数をもつクロツクでサンプルホールドおよびア
ナログ・デジタル変換する変換手段と、前記クロ
ツクから水平同期パルスおよびフイールド判別信
号をもとに低域変換バーストと同周波数でかつ位
相同期した符号反転パルスおよびこの符号反転パ
ルスの2倍の周波数を有する色差信号分離パルス
を作成するパルス作成手段と、前記符号反転パル
スにより前記変換手段からのデジタル出力のDC
値成分のコードを中心に+/−の符号反転を行な
う手段と、この符号反転を行なつたデジタル出力
を前記色差信号分離パルスにより1データ毎に分
離し2系統のデジタルデータを得る処理手段とを
備え、前記低域変換色信号から2つの色差信号デ
ータを得る構成としたものである。
装置は、位相シフトまたは位相反転の処理が行な
われ低域変換色信号を低域搬送周波数の4倍の周
波数をもつクロツクでサンプルホールドおよびア
ナログ・デジタル変換する変換手段と、前記クロ
ツクから水平同期パルスおよびフイールド判別信
号をもとに低域変換バーストと同周波数でかつ位
相同期した符号反転パルスおよびこの符号反転パ
ルスの2倍の周波数を有する色差信号分離パルス
を作成するパルス作成手段と、前記符号反転パル
スにより前記変換手段からのデジタル出力のDC
値成分のコードを中心に+/−の符号反転を行な
う手段と、この符号反転を行なつたデジタル出力
を前記色差信号分離パルスにより1データ毎に分
離し2系統のデジタルデータを得る処理手段とを
備え、前記低域変換色信号から2つの色差信号デ
ータを得る構成としたものである。
実施例の説明
以下、本発明の一実施例について、図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第1図は本発明の一実施例におけるPS処理が
行なわれた低域変換色信号を2つの色差信号デー
タに分離する色信号処理装置の回路ブロツク図、
第2図は第1図の回路に供給される低域変換色信
号のベクトル図、第3図は第1図の回路における
各部信号波形図である。
行なわれた低域変換色信号を2つの色差信号デー
タに分離する色信号処理装置の回路ブロツク図、
第2図は第1図の回路に供給される低域変換色信
号のベクトル図、第3図は第1図の回路における
各部信号波形図である。
第1図において、1は低域変換色信号qが入力
される入力端子、2は低域変換搬送周波数の4倍
のクロツクbが入力される入力端子、3はAトラ
ツクとBトラツクとで論理値H,Lが反転するフ
イールド判別信号iが入力される端子、4は水平
同期パルスhが入力される端子である。まず入力
端子1から入力された低域変換色信号qは、A/
D変換器5により入力端子2から入力されたクロ
ツクbのタイミングでアナログ・デジタル変換さ
れる。低域変換色信号qは第2図に示すように色
差信号のR−Y成分oとB−Y成分pがベクトル
的に90゜の位相をもつており、クロツクbは例え
ば水平同期パルスhおよび低域変換バーストから
PLL回路によつて作成し、定常状態で第3図の
タイミングに示すようにAD変換出力データcが
色差信号成分p,o,−p−oの繰り返しデータ
になるようなクロツクとしている。次に変換され
たAD変換出力データcは、符号反転回路6によ
り、符号反転パルスfのタイミングによりデータ
が−p,−oの部分のみ符号反転が行なわれ、
AD変換データkはp,oの繰り返しデータとな
る。符号反転パルスfは、クロツクbと分周器9
で4分周したものからシフトレジスタ10により
1クロツクづつずらした4相のパルスを作成し、
これをデータセレクタ13により1H毎に切換え
て出力する事により得られる。符号反転パルスf
の切換えは、水平同期パルスhの立ち下がりでフ
イールド判別信号iをフリツプフロツプ11でラ
ツチした信号jを作成し、水平同期パルスhをカ
ウントするアツプダウンカウンタ12のアツプダ
ウン動作を前記信号jで切換え、このアツプダウ
ンカウンタ12の出力QA,QBにより行なう。上
記回路構成により、符号反転パルスfはフイール
ド判別信号iが論理値Hの場合に1H毎に位相が
クロツクbの1クロツク分進み、フイールド判別
信号iが論理値Lの場合は1H毎に1クロツク分
遅れることになり、サンプリング復調軸にそつた
符号反転が行なわれる。例えば、AD変換出力デ
ータCのDC成分のコードを8ビツトのデジタル
データ“10000000”とすれば、符号反転は出力デ
ータCのすべての反転出力=“01111111”の1
の補数+1=“10000000”で行なわれる。また、
前記DC成分のコードが“10000000”と
“01111111”の中間に位置すれば単にデータを反
転することで可能である。さらに詳細な具体例の
説明を加えればデータの符号反転とは例えばデジ
タルデータの最大値、Cが8ビツトの場合
“11111111”を反転して“00000000”の最小値に
することを意味しており、前記DC成分が
“10000000”と“10000000”の中間に位置しない
場合は前述の1の補数の場合のようにデジタルデ
ータを反転した後、前記DC成分のデジタル値に
対応する補数を加算することにより符号反転を行
なう。さらに符号反転パルスfは、フリツプフロ
ツプ14によりクロツクbの1クロツク分遅延さ
れた信号と排他的論理和回路15により排他的論
理和が作成される。フリツプフロツプ16により
排他的論理和回路15の出力をラツチして2つの
色差信号データd1,d2のO次ホールドおよび色差
信号分離パルスg1,g2としている。符号反転回路
6を通過したAD変換データkは、前記色差信号
分離パルスg1,g2をもとにラチ回路7a,7bで
それぞれラツチされ、2つの色差信号データd1,
d2に分離される。この色差信号データd1,d2はタ
イミング的に他方の色差信号データをもつ部分が
あるため、最終的にフリツプフロツプ8a,8b
でさらにラツチをかけ、使用可能な色差信号成分
pまたはoに分離された色差信号データe1,e2と
している。
される入力端子、2は低域変換搬送周波数の4倍
のクロツクbが入力される入力端子、3はAトラ
ツクとBトラツクとで論理値H,Lが反転するフ
イールド判別信号iが入力される端子、4は水平
同期パルスhが入力される端子である。まず入力
端子1から入力された低域変換色信号qは、A/
D変換器5により入力端子2から入力されたクロ
ツクbのタイミングでアナログ・デジタル変換さ
れる。低域変換色信号qは第2図に示すように色
差信号のR−Y成分oとB−Y成分pがベクトル
的に90゜の位相をもつており、クロツクbは例え
ば水平同期パルスhおよび低域変換バーストから
PLL回路によつて作成し、定常状態で第3図の
タイミングに示すようにAD変換出力データcが
色差信号成分p,o,−p−oの繰り返しデータ
になるようなクロツクとしている。次に変換され
たAD変換出力データcは、符号反転回路6によ
り、符号反転パルスfのタイミングによりデータ
が−p,−oの部分のみ符号反転が行なわれ、
AD変換データkはp,oの繰り返しデータとな
る。符号反転パルスfは、クロツクbと分周器9
で4分周したものからシフトレジスタ10により
1クロツクづつずらした4相のパルスを作成し、
これをデータセレクタ13により1H毎に切換え
て出力する事により得られる。符号反転パルスf
の切換えは、水平同期パルスhの立ち下がりでフ
イールド判別信号iをフリツプフロツプ11でラ
ツチした信号jを作成し、水平同期パルスhをカ
ウントするアツプダウンカウンタ12のアツプダ
ウン動作を前記信号jで切換え、このアツプダウ
ンカウンタ12の出力QA,QBにより行なう。上
記回路構成により、符号反転パルスfはフイール
ド判別信号iが論理値Hの場合に1H毎に位相が
クロツクbの1クロツク分進み、フイールド判別
信号iが論理値Lの場合は1H毎に1クロツク分
遅れることになり、サンプリング復調軸にそつた
符号反転が行なわれる。例えば、AD変換出力デ
ータCのDC成分のコードを8ビツトのデジタル
データ“10000000”とすれば、符号反転は出力デ
ータCのすべての反転出力=“01111111”の1
の補数+1=“10000000”で行なわれる。また、
前記DC成分のコードが“10000000”と
“01111111”の中間に位置すれば単にデータを反
転することで可能である。さらに詳細な具体例の
説明を加えればデータの符号反転とは例えばデジ
タルデータの最大値、Cが8ビツトの場合
“11111111”を反転して“00000000”の最小値に
することを意味しており、前記DC成分が
“10000000”と“10000000”の中間に位置しない
場合は前述の1の補数の場合のようにデジタルデ
ータを反転した後、前記DC成分のデジタル値に
対応する補数を加算することにより符号反転を行
なう。さらに符号反転パルスfは、フリツプフロ
ツプ14によりクロツクbの1クロツク分遅延さ
れた信号と排他的論理和回路15により排他的論
理和が作成される。フリツプフロツプ16により
排他的論理和回路15の出力をラツチして2つの
色差信号データd1,d2のO次ホールドおよび色差
信号分離パルスg1,g2としている。符号反転回路
6を通過したAD変換データkは、前記色差信号
分離パルスg1,g2をもとにラチ回路7a,7bで
それぞれラツチされ、2つの色差信号データd1,
d2に分離される。この色差信号データd1,d2はタ
イミング的に他方の色差信号データをもつ部分が
あるため、最終的にフリツプフロツプ8a,8b
でさらにラツチをかけ、使用可能な色差信号成分
pまたはoに分離された色差信号データe1,e2と
している。
第3図の各部の波形において、上記色信号処理
回路のある時点の低域変換バーストの期間のタイ
ミング(1H目)と次の水平期間におけるバース
ト期間のタイミング(2H目)とを示しているが、
低域変換色信号qの低域搬送周波数cは水平同期
周波数Hの1/2の整数倍に定められており、低域
変換色信号qは1H目と2H目とでPS処理により
90゜位相がシフトしており、低域変換バーストr
の位相も同様にシフトしている。また、2つの色
差信号データe1,e2は低域搬送周波数fcの2倍の
2fcで得られるため、一つの色差信号データに関
しては水平同期パルスhを基準にすると1H目と
2H目とでサンプリング点が180゜位相シフトし、
データが不連続とする。このため本実施例の回路
では、サンプリング点の中間データとして、前の
サンプリングの点のデータを補間するO次のホー
ルドフイルタで補間を行ない、各色差信号データ
とも連続でかつ1H当りのデータの出力タイミン
グがそろつたものとし、後の処理を行ないやすく
している。
回路のある時点の低域変換バーストの期間のタイ
ミング(1H目)と次の水平期間におけるバース
ト期間のタイミング(2H目)とを示しているが、
低域変換色信号qの低域搬送周波数cは水平同期
周波数Hの1/2の整数倍に定められており、低域
変換色信号qは1H目と2H目とでPS処理により
90゜位相がシフトしており、低域変換バーストr
の位相も同様にシフトしている。また、2つの色
差信号データe1,e2は低域搬送周波数fcの2倍の
2fcで得られるため、一つの色差信号データに関
しては水平同期パルスhを基準にすると1H目と
2H目とでサンプリング点が180゜位相シフトし、
データが不連続とする。このため本実施例の回路
では、サンプリング点の中間データとして、前の
サンプリングの点のデータを補間するO次のホー
ルドフイルタで補間を行ない、各色差信号データ
とも連続でかつ1H当りのデータの出力タイミン
グがそろつたものとし、後の処理を行ないやすく
している。
上記説明では、PS処理が行なわれた低域変換
色信号qを2つの色差信号データe1,e2に分離す
る場合について述べたが、PI処理が行なわれた
低域変換色信号を扱う場合には、例えば第4図に
示すように、第1図のシフトレジスタ10をクロ
ツクbの4分周波とその反転出力との2つのパル
スを出力するインバータ17に置き換え、アツプ
ダウンカウンタ12をフリツプフロツプ18一個
の分周器に置き換え、さらにフリツプフロツプ1
1の出力信号jが論理値Lのとき水平同期パルス
hの分周波を作成するフリツプフロツプ18のク
ロツク入力に入る水平同期パルスhを禁止する論
理積回路19を付加し、フイールド判別信号iに
より符号反転パルスfを1H毎に反転させたり、
そのまま連続に出力する様に動作させることによ
り、PS処理の場合と同様な色差信号データe1,
e2が得られる。なお20はデータセレクタであ
る。またPI処理においては低域搬送周波数が水
平同期周波数Hの1/4の奇数倍に定められており、
PS処理の場合と同様に、水平同期パルスhを基
準にすると1H目と2H目とでサンプリング点が
180゜位相シフトし、サンプリングが不連続となる
ため、O次ホールドでサンプリング点の中間のデ
ータの補間を行ない、色差信号データの標本化周
波数sが低域搬送周波数cの4倍で連続でありか
つHの整数倍のデータに変換している。また以上
はNTSC方式の搬送色信号PS、PI方式で記録再
生した場合のように、1H相関のある低域変換色
信号の場合について述べたが、PAL方式のよう
に2H相関のある場合、上記説明から明らかなよ
うに、サンプリング点の中間のデータを補間後の
各色差信号データの標本化周波数は、低域搬送周
波数の4倍でかつH/2の奇数倍になり、2H当
りのデータの出力タイミングがそろえられる。
色信号qを2つの色差信号データe1,e2に分離す
る場合について述べたが、PI処理が行なわれた
低域変換色信号を扱う場合には、例えば第4図に
示すように、第1図のシフトレジスタ10をクロ
ツクbの4分周波とその反転出力との2つのパル
スを出力するインバータ17に置き換え、アツプ
ダウンカウンタ12をフリツプフロツプ18一個
の分周器に置き換え、さらにフリツプフロツプ1
1の出力信号jが論理値Lのとき水平同期パルス
hの分周波を作成するフリツプフロツプ18のク
ロツク入力に入る水平同期パルスhを禁止する論
理積回路19を付加し、フイールド判別信号iに
より符号反転パルスfを1H毎に反転させたり、
そのまま連続に出力する様に動作させることによ
り、PS処理の場合と同様な色差信号データe1,
e2が得られる。なお20はデータセレクタであ
る。またPI処理においては低域搬送周波数が水
平同期周波数Hの1/4の奇数倍に定められており、
PS処理の場合と同様に、水平同期パルスhを基
準にすると1H目と2H目とでサンプリング点が
180゜位相シフトし、サンプリングが不連続となる
ため、O次ホールドでサンプリング点の中間のデ
ータの補間を行ない、色差信号データの標本化周
波数sが低域搬送周波数cの4倍で連続でありか
つHの整数倍のデータに変換している。また以上
はNTSC方式の搬送色信号PS、PI方式で記録再
生した場合のように、1H相関のある低域変換色
信号の場合について述べたが、PAL方式のよう
に2H相関のある場合、上記説明から明らかなよ
うに、サンプリング点の中間のデータを補間後の
各色差信号データの標本化周波数は、低域搬送周
波数の4倍でかつH/2の奇数倍になり、2H当
りのデータの出力タイミングがそろえられる。
上記のような構成の色信号処理回路を使用して
搬送周波数scの搬送色信号を得るには、D/A
コンバータで2つの色差信号データをアナログ値
に変換した後に直角二相平衡変調する方法、また
は、得られた色差信号データをデジタルカラーエ
ンコーダにより搬送色信号データに変換後、D/
A変換し搬送色信号を得る方法が挙げられるが、
色差信号データをD/A変換したアナログ信号ま
たは得られた搬送色信号のクロストーク成分は本
来の信号に対して水平同期周波数の1/2ずれてい
るため、くし形フイルターにより除去でき、PS
処理、PI処理による効果は失なわれない。
搬送周波数scの搬送色信号を得るには、D/A
コンバータで2つの色差信号データをアナログ値
に変換した後に直角二相平衡変調する方法、また
は、得られた色差信号データをデジタルカラーエ
ンコーダにより搬送色信号データに変換後、D/
A変換し搬送色信号を得る方法が挙げられるが、
色差信号データをD/A変換したアナログ信号ま
たは得られた搬送色信号のクロストーク成分は本
来の信号に対して水平同期周波数の1/2ずれてい
るため、くし形フイルターにより除去でき、PS
処理、PI処理による効果は失なわれない。
発明の効果
以上説明したように本発明によれば、A/D変
換器によるサンプリング手段と、簡単な構成のデ
ジタル回路により、PS処理またはPI処理で不連
続となつた低域変換色信号をPS処理、PU処理の
ストローク除去効果を失なわないように連続なデ
ジタルの色差信号にできるので、後の信号処理を
簡単にすることができ、さらにアナログ的な周波
数変換を使用しないので、色信号処理のデジタル
化を容易にでき、回路の集積化、低価格化が可能
である。
換器によるサンプリング手段と、簡単な構成のデ
ジタル回路により、PS処理またはPI処理で不連
続となつた低域変換色信号をPS処理、PU処理の
ストローク除去効果を失なわないように連続なデ
ジタルの色差信号にできるので、後の信号処理を
簡単にすることができ、さらにアナログ的な周波
数変換を使用しないので、色信号処理のデジタル
化を容易にでき、回路の集積化、低価格化が可能
である。
第1図は本発明の一実施例における色信号処理
装置の回路ブロツク図、第2図は低域変換色信号
のベクトル図、第3図は第1図に示す回路の各部
信号波形図、第4図は本発明の別の実施例におけ
る色信号処理装置の回路ブロツク図である。 5…A/D変換器、6…符号反転回路、7a,
7b…ラツチ回路、8a,8b,11,14,1
6,18…フリツプフロツプ、9…分周器、10
…シフトレジスタ、12…アツプダウンカウン
タ、13,20…データセレクタ、15…排他的
論理和回路、17…インバータ、19…論理積回
路。
装置の回路ブロツク図、第2図は低域変換色信号
のベクトル図、第3図は第1図に示す回路の各部
信号波形図、第4図は本発明の別の実施例におけ
る色信号処理装置の回路ブロツク図である。 5…A/D変換器、6…符号反転回路、7a,
7b…ラツチ回路、8a,8b,11,14,1
6,18…フリツプフロツプ、9…分周器、10
…シフトレジスタ、12…アツプダウンカウン
タ、13,20…データセレクタ、15…排他的
論理和回路、17…インバータ、19…論理積回
路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 位相シフトまたは位相反転の処理が行なわれ
た低域変換色信号を低域搬送周波数の4倍の周波
数をもつクロツクでサンプルホールドおよびアナ
ログ・デジタル変換する変換手段と、前記クロツ
クから水平同期パルスおよびフイールド判別信号
をもとに低域変換バーストと同周波数でかつ位相
同期した符号反転パルスおよびこの符号反転パル
スの2倍の周波数を有する色差信号分離パルスを
作成するパルス作成手段と、前記符号反転パルス
により前記変換手段からのデジタル出力のDC値
成分のコードを中心に+/−の符号反転を行なう
手段と、この符号反転を行なつたデジタル出力を
前記色差信号分離パルスにより1データ毎に分離
し2系統のデジタルデータを得る処理手段とを備
え、前記低域変換色信号から2つの色差信号デー
タを得る構成とした色信号処理装置。 2 低域変換色信号は位相シフトの処理が行なわ
れており、パルス作成手段は、低域搬送周波数の
4倍の周波数をもつクロツクから前記低域搬送周
波数と周波数の4相のパルスを作成し、この4相
のパルスを1水平期間毎に順次切換えて符号反転
パルスを得る構成とした特許請求の範囲第1項記
載の色信号処理装置。 3 低域変換色信号は位相反転の処理が行なわれ
ており、パルス作成手段は、低域搬送周波数の4
倍の周波数をもつクロツクから前記低域搬送周波
数と同周波数のパルスとこのパルスを反転したパ
ルスとの2つのパルスを作成し、この2つのパル
スからなるクロツクを1H毎に切換えて符号反転
パルスを得る構成とした特許請求の範囲第1項記
載の色信号データ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24942083A JPS60136493A (ja) | 1983-12-24 | 1983-12-24 | 色信号処理装置 |
KR1019840006876A KR900004990B1 (ko) | 1983-11-01 | 1984-11-01 | 색신호 재생방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24942083A JPS60136493A (ja) | 1983-12-24 | 1983-12-24 | 色信号処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60136493A JPS60136493A (ja) | 1985-07-19 |
JPH034158B2 true JPH034158B2 (ja) | 1991-01-22 |
Family
ID=17192705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24942083A Granted JPS60136493A (ja) | 1983-11-01 | 1983-12-24 | 色信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60136493A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6286996A (ja) * | 1985-10-14 | 1987-04-21 | Hitachi Ltd | 磁気記録再生装置 |
-
1983
- 1983-12-24 JP JP24942083A patent/JPS60136493A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60136493A (ja) | 1985-07-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |