JPH0333526Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0333526Y2 JPH0333526Y2 JP1984101418U JP10141884U JPH0333526Y2 JP H0333526 Y2 JPH0333526 Y2 JP H0333526Y2 JP 1984101418 U JP1984101418 U JP 1984101418U JP 10141884 U JP10141884 U JP 10141884U JP H0333526 Y2 JPH0333526 Y2 JP H0333526Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rear gate
- door panel
- cover
- vehicle body
- gate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この考案はバツクドアの開閉操作性を向上する
と共に、組付時の作業性向上と軽量化とを図つ
た、自動車のバツクドア取付装置に関するもので
ある。
と共に、組付時の作業性向上と軽量化とを図つ
た、自動車のバツクドア取付装置に関するもので
ある。
「従来の技術」
自動車には、運転室後部の車体の上部を車体と
は別体の樹脂製カバーで覆つたものがある。この
種の自動車は運転室後部の車体を荷室に、あるい
は乗員席に使用し、必要に応じてカバーは取外せ
るようになつているが、雨と埃の多い我が国での
使用においては、カバーを取付けたままにしてお
くことが多く。このためカバー後部のドアパネル
を車体後部のリヤゲートと一体にしておくのが都
合がよい。
は別体の樹脂製カバーで覆つたものがある。この
種の自動車は運転室後部の車体を荷室に、あるい
は乗員席に使用し、必要に応じてカバーは取外せ
るようになつているが、雨と埃の多い我が国での
使用においては、カバーを取付けたままにしてお
くことが多く。このためカバー後部のドアパネル
を車体後部のリヤゲートと一体にしておくのが都
合がよい。
「考案が解決しようとする問題点」
上述のような型式の自動車では、車体後部は路
面に対して垂直の形状になつているが、カバーの
後部形状は上部が下部に対して若干前方に傾斜し
た形状とすることがデザイン上、その他の理由に
より普通であるので、前述のように車体側のリヤ
ゲートにカバー側のドアパネルを取付けてバツク
ドアを形成した場合、ドアパネル側にもヒンジを
設けると、このヒンジの軸線はリヤゲートのヒン
ジの軸線と同一線上に設けなければならないこと
から、カバー側のヒンジが後方に大きく突出する
ことになる。この点を解決するためにカバーのド
アパネルは上部のヒンジで枢着し、リヤゲートの
横開きに対してドアパネルは上下開きにすること
も考えられるが、このようにするとリヤゲートと
ドアパネルとの隙間から雨水等が浸入するおそれ
がある。
面に対して垂直の形状になつているが、カバーの
後部形状は上部が下部に対して若干前方に傾斜し
た形状とすることがデザイン上、その他の理由に
より普通であるので、前述のように車体側のリヤ
ゲートにカバー側のドアパネルを取付けてバツク
ドアを形成した場合、ドアパネル側にもヒンジを
設けると、このヒンジの軸線はリヤゲートのヒン
ジの軸線と同一線上に設けなければならないこと
から、カバー側のヒンジが後方に大きく突出する
ことになる。この点を解決するためにカバーのド
アパネルは上部のヒンジで枢着し、リヤゲートの
横開きに対してドアパネルは上下開きにすること
も考えられるが、このようにするとリヤゲートと
ドアパネルとの隙間から雨水等が浸入するおそれ
がある。
この考案はこれらの問題を解決し、車体後部の
リヤゲート上に着脱可能に取付けたドアパネルに
はヒンジを設けずに、ドアパネルをリヤゲートと
共に水平に回動するようにした自動車のバツクド
ア取付装置を提供することを目的とするものであ
る。
リヤゲート上に着脱可能に取付けたドアパネルに
はヒンジを設けずに、ドアパネルをリヤゲートと
共に水平に回動するようにした自動車のバツクド
ア取付装置を提供することを目的とするものであ
る。
「問題点を解決するための手段」
この考案の自動車のバツクドア取付装置は、運
転室後部の車体の上部を車体とは別体の樹脂製カ
バーで覆つた自動車において、水平の上縁を有し
前記車体の後部にヒンジにより取付けられ水平に
回動して前記車体の後面を開閉する金属板製のリ
ヤゲートと、該リヤゲートの前記水平の上縁から
該リヤゲートの後面上部にわたつて取付けられた
板状のシールゴムと、下部に該シールゴムを介在
させて前記リヤゲートの上部を挾み前記リヤゲー
トの上部にボルトで結合される二股状部と該二股
状部の内部に形成され前記シールゴムの上面に当
接するリブとを有し前記リヤゲートと共に水平に
回動して前記カバーの後面を開閉する樹脂製のド
アパネルと、を備えたことを特徴とするものであ
る。
転室後部の車体の上部を車体とは別体の樹脂製カ
バーで覆つた自動車において、水平の上縁を有し
前記車体の後部にヒンジにより取付けられ水平に
回動して前記車体の後面を開閉する金属板製のリ
ヤゲートと、該リヤゲートの前記水平の上縁から
該リヤゲートの後面上部にわたつて取付けられた
板状のシールゴムと、下部に該シールゴムを介在
させて前記リヤゲートの上部を挾み前記リヤゲー
トの上部にボルトで結合される二股状部と該二股
状部の内部に形成され前記シールゴムの上面に当
接するリブとを有し前記リヤゲートと共に水平に
回動して前記カバーの後面を開閉する樹脂製のド
アパネルと、を備えたことを特徴とするものであ
る。
「作用」
上述のような構成とすれば、リヤゲートと、こ
のリヤゲートに取付けられたドアパネルとが一体
となつてバツクドアを形成することになるから、
ドアパネルの部分にヒンジを設けなくても済むこ
とになり、操作性や耐水性が向上することにな
る。
のリヤゲートに取付けられたドアパネルとが一体
となつてバツクドアを形成することになるから、
ドアパネルの部分にヒンジを設けなくても済むこ
とになり、操作性や耐水性が向上することにな
る。
「実施例」
次に、この考案の一実施例を図について説明す
ると、第1図において1は自動車であつて、運転
室2の後部の車体3の上部を、車体3とは別体の
樹脂製のカバー4で覆つたものである。車体3の
後部にはヒンジ5によつて水平面内で開閉するよ
うにリヤゲート6が設けられている。そしてこの
リヤゲート6の上部には、カバー4の後部を開閉
するようにドアパネル7が設けられており、後述
の構造によつてリヤゲート6に取付けられてい
る。8はスペアタイヤで、リヤゲート6から後方
に突出させた図示しないボルトにより取付けられ
ているものである。
ると、第1図において1は自動車であつて、運転
室2の後部の車体3の上部を、車体3とは別体の
樹脂製のカバー4で覆つたものである。車体3の
後部にはヒンジ5によつて水平面内で開閉するよ
うにリヤゲート6が設けられている。そしてこの
リヤゲート6の上部には、カバー4の後部を開閉
するようにドアパネル7が設けられており、後述
の構造によつてリヤゲート6に取付けられてい
る。8はスペアタイヤで、リヤゲート6から後方
に突出させた図示しないボルトにより取付けられ
ているものである。
第2図は第1図の−線に沿つた断面を示す
ものであり、第3図はドアパネル7を車内側から
見たものである。ドアパネル7は樹脂でできてお
り、その下部は、前後に別れた二股状にして二股
状部9が形成されている。
ものであり、第3図はドアパネル7を車内側から
見たものである。ドアパネル7は樹脂でできてお
り、その下部は、前後に別れた二股状にして二股
状部9が形成されている。
リヤゲート6は、第2図に示すように、金属板
製のインナパネル10とアウタパネル11との上
部を折曲げて結合した水平の上縁を有しており、
リヤゲート6の水平の上面からリヤゲート6の後
面上部にわたつて、板状のシールゴム16が取付
けられている。
製のインナパネル10とアウタパネル11との上
部を折曲げて結合した水平の上縁を有しており、
リヤゲート6の水平の上面からリヤゲート6の後
面上部にわたつて、板状のシールゴム16が取付
けられている。
前述したドアパネル7の二股状部9はシールゴ
ム16を介在させてリヤゲート6の上部を挾み、
ボルト12,13とナツト14,15でリヤゲー
ト6の上部に結合されている。ナツト14,15
は、インナパネル10、アウタパネル11の内面
に溶接で固定しておくとよい。
ム16を介在させてリヤゲート6の上部を挾み、
ボルト12,13とナツト14,15でリヤゲー
ト6の上部に結合されている。ナツト14,15
は、インナパネル10、アウタパネル11の内面
に溶接で固定しておくとよい。
このようにドアパネル7をリヤゲート6に結合
すると、アウタパネル11の後面上部と二股状部
9の後側との間にシールゴム16の垂直部分が挾
持され、さらにドアパネル7のリブ17がシール
ゴム16の上面に当接するようになつている。リ
ブ17は二股状部9の内部上方に前後方向に形成
されていて、第3図に示すように適当間隔で複数
個設けられている。
すると、アウタパネル11の後面上部と二股状部
9の後側との間にシールゴム16の垂直部分が挾
持され、さらにドアパネル7のリブ17がシール
ゴム16の上面に当接するようになつている。リ
ブ17は二股状部9の内部上方に前後方向に形成
されていて、第3図に示すように適当間隔で複数
個設けられている。
第2図に示すようにドアパネル7にはウエザス
トリツプ18を介してバツクドアガラス19が取
付けられている。ドアパネル7の上部は、第4図
に示すようにカバー4にウエザストリツプ20を
介して接している。この構造はドアパネル7の側
部においても同様になつている。
トリツプ18を介してバツクドアガラス19が取
付けられている。ドアパネル7の上部は、第4図
に示すようにカバー4にウエザストリツプ20を
介して接している。この構造はドアパネル7の側
部においても同様になつている。
このように構成されたバツクドア取付装置は、
ドアパネル7がリヤゲート6と一体になつてバツ
クドアを形成しているので、ドアパネル7とカバ
ー4との間にはヒンジを設ける必要がない。そし
てドアパネル7は樹脂製で軽量であるので、リヤ
ゲート6およびこのリヤゲート6を車体3に支持
したヒンジ5に負担を掛けることはない。またボ
ルト12,13を弛めて抜くことにより、ドアパ
ネル7をリヤゲート6の上部から外すことができ
る。
ドアパネル7がリヤゲート6と一体になつてバツ
クドアを形成しているので、ドアパネル7とカバ
ー4との間にはヒンジを設ける必要がない。そし
てドアパネル7は樹脂製で軽量であるので、リヤ
ゲート6およびこのリヤゲート6を車体3に支持
したヒンジ5に負担を掛けることはない。またボ
ルト12,13を弛めて抜くことにより、ドアパ
ネル7をリヤゲート6の上部から外すことができ
る。
「考案の効果」
この考案は以上説明したように、リヤゲート6
の上部にドアパネル7をボルト12,13で結合
したので、ドアパネル7の取付取外しが簡単であ
り、結合状態では振動等によつてドアパネル7が
リヤゲート6から外れてしまうことがない。また
ドアパネル7の下部は二股状部9でリヤゲート6
の上部を挾むようにしたので、ドアパネル7をリ
ヤゲート6の上部に取付ける際の位置決めが容易
で安定して保持することが可能であり、リブ17
によつて二股状部9の剛性を確保することができ
る。
の上部にドアパネル7をボルト12,13で結合
したので、ドアパネル7の取付取外しが簡単であ
り、結合状態では振動等によつてドアパネル7が
リヤゲート6から外れてしまうことがない。また
ドアパネル7の下部は二股状部9でリヤゲート6
の上部を挾むようにしたので、ドアパネル7をリ
ヤゲート6の上部に取付ける際の位置決めが容易
で安定して保持することが可能であり、リブ17
によつて二股状部9の剛性を確保することができ
る。
またドアパネル7は樹脂製で軽量であるため、
ドアパネルにヒンジを設けなくても金属板製のリ
ヤゲート6を支持しているヒンジ5によつて、回
転時の強度を保持することが可能である。
ドアパネルにヒンジを設けなくても金属板製のリ
ヤゲート6を支持しているヒンジ5によつて、回
転時の強度を保持することが可能である。
さらにリヤゲート6の水平の上縁からリヤゲー
ト6の後面上部にわたつて取付けられた板状のシ
ールゴム16によつて、リヤゲート6とドアパネ
ル7との間の水密性を向上させることができる。
ト6の後面上部にわたつて取付けられた板状のシ
ールゴム16によつて、リヤゲート6とドアパネ
ル7との間の水密性を向上させることができる。
第1図はこの考案を施した自動車の斜視図、第
2図は第1図の−線に沿う部分の拡大断面
図、第3図は第1図のドアパネルを車内側から見
た拡大斜視図、第4図は第1図の−線に沿う
部分の拡大断面図である。 1……自動車、2……運転室、3……車体、4
……カバー、5……ヒンジ、6……リヤゲート、
7……ドアパネル、9……二股状部、12,13
……ボルト、16……シールゴム、17……リ
ブ。
2図は第1図の−線に沿う部分の拡大断面
図、第3図は第1図のドアパネルを車内側から見
た拡大斜視図、第4図は第1図の−線に沿う
部分の拡大断面図である。 1……自動車、2……運転室、3……車体、4
……カバー、5……ヒンジ、6……リヤゲート、
7……ドアパネル、9……二股状部、12,13
……ボルト、16……シールゴム、17……リ
ブ。
Claims (1)
- 運転室後部の車体の上部を車体とは別体の樹脂
製カバーで覆つた自動車において、水平の上縁を
有し前記車体の後部にヒンジにより取付けられ水
平に回動して前記車体の後面を開閉する金属板製
のリヤゲートと、該リヤゲートの前記水平の上縁
から該リヤゲートの後面上部にわたつて取付けら
れた板状のシールゴムと、下部に該シールゴムを
介在させて前記リヤゲートの上部を挾み前記リヤ
ゲートの上部にボルトで結合される二股状部と該
二股状部の内部に形成され前記シールゴムの上面
に当接するリブとを有し前記リヤゲートと共に水
平に回動して前記カバーの後面を開閉する樹脂製
のドアパネルと、を備えたことを特徴とする自動
車のバツクドア取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984101418U JPS6116923U (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 自動車のバツクドア取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984101418U JPS6116923U (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 自動車のバツクドア取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6116923U JPS6116923U (ja) | 1986-01-31 |
JPH0333526Y2 true JPH0333526Y2 (ja) | 1991-07-16 |
Family
ID=30660858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984101418U Granted JPS6116923U (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 自動車のバツクドア取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6116923U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH082426Y2 (ja) * | 1988-01-28 | 1996-01-29 | 三菱重工業株式会社 | ピストンの燃焼室 |
JP3011271B2 (ja) * | 1988-05-13 | 2000-02-21 | スズキ株式会社 | 自動車のバックドア取付構造 |
CN105848941A (zh) * | 2013-12-27 | 2016-08-10 | 本田技研工业株式会社 | 车辆 |
-
1984
- 1984-07-06 JP JP1984101418U patent/JPS6116923U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6116923U (ja) | 1986-01-31 |
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