JPH03248121A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JPH03248121A JPH03248121A JP3017403A JP1740391A JPH03248121A JP H03248121 A JPH03248121 A JP H03248121A JP 3017403 A JP3017403 A JP 3017403A JP 1740391 A JP1740391 A JP 1740391A JP H03248121 A JPH03248121 A JP H03248121A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は液晶表示素子に係り、特に優れた時分割駆動特
性を有する電界効果型液晶表示素子に関するものである
。
性を有する電界効果型液晶表示素子に関するものである
。
従来の液晶表示素子のツィステッドネマチックタイプと
言われるものは、2枚の電極基板間に正の誘電異方性を
有するネマチック液晶による90’ねじれたらせん構造
を有し、かつ画電極基板の外側には偏光板をその偏光軸
(あるいは吸収軸)が電極基板に隣接する液晶分子に対
し直交あるいは平行になるように配置するものであった
(%公昭51−13666号公報)。 2枚の電極基板間で液晶分子が90°ねじれたらせん状
構造をなすように配向させるには、例えば電極基板の、
液晶に接する表面を布などで一方向にこする方法、いわ
ゆるラビング法によってなされる。このときのこする方
向、即ちラビング方向が液晶分子の配列方向となる。こ
のようにして配向処理された2枚の電極基板をそれぞれ
のラビング方向が互いにほぼ90度に交差するように間
隙をもたせて対向させ、2枚の電極基板をシール剤によ
り接着し、その間隙に正の誘電異方性をもったネマチッ
ク液晶を封入すると、液晶分子はその電極基板間でほぼ
9O度回転したらせん状構造の分子配列をする。このよ
うにして構成された液晶セルの上下には偏光板が設けら
れるが、その偏光軸あるいは吸収軸はそれぞれの電極基
板に隣接する液晶分子の配列方向とほぼ平行にする。こ
こで、以降の説明に必要な時分割駆動特性を表わす量の
定義について簡単に説明する。 図5は従来の90度ねじれた液晶分子のらせん構造を持
つ液晶表示素子の典型的な電圧−輝度特性を示している
。これは印加電圧に対する反射輝度の相対値をとったも
のであり、輝度の初期値を100%、最終値(印加電圧
が十分大きいときの値)を0%にしている。一般には、
相対輝度が90%となる電圧をしきい値Vth、10%
となる電圧を飽和値V satとして液晶の特性のめや
すにする。しかし、実用上は90%以上あれば画素は十
分間るく液晶は非点灯状態、50%以下であれば画素は
十分暗く、液晶は点灯状態としてよく、以下本明細書に
おいては相対輝度が、90%、50%になる電圧をそれ
ぞれ、しきい値電圧vth、飽和電圧V satとする
。 さらに液晶表示素子の電気光学特性は、見る方向によっ
ても変り、この特性が良好な表示品質が得られる視野を
制限している。 ここで視角角度φの定義を図6によって説明する。図に
おいて、液晶表示素子1の上側電極基板11のラビング
方向を2、下側電極基板12のラビング方向を3とし、
液晶分子のねじれ角を4とする。また液晶表示素子1の
表面に直交座標XY軸をとり、X軸方向を液晶分子のね
じれ角4を2等分する方向に規定し、Z軸をXY面の法
線方向に定め、観察方向5がZ軸となす角を視角角度φ
とする。 なお、この場合簡単のために観察方向5はX7面内にあ
ることとする。また、図6に示されたφを正とし、この
ような方向から見た場合、コントラストが高くなるので
、このような方向を視野方向という。 図5において、角度φ=10度における輝度が90%に
なる電圧をVthl、50%になる電圧をV 5at1
とし、角度φ=40度における輝度が90%になる電圧
をVth2としたとき、立ち上がり時性γ、角度特性Δ
φ及び時分割能mを次式のように定義する。 γ=vSat1/■th1 Δφ=vth2/■th1 m=■Lh2/vSat1 従来の液晶表示素子の時分割駆動特性は、液晶の屈折率
異方性をΔn、上下電極基板間間隙をdとした場合Δn
−dに依存しており、Δn−dが大きい場合(例えば0
.8μm以上)にはアが良く(小さく) Δφが悪い(
小さい)。一方Δn−dが小さい場合(例えば0.8μ
m以下)にはγが悪く(大きく) Δφが良い(大きい
)。しかし、時分割能mで比較した場合には、Δn−d
の小さい方が良い。以上の具体的な例を表1に示す。
言われるものは、2枚の電極基板間に正の誘電異方性を
有するネマチック液晶による90’ねじれたらせん構造
を有し、かつ画電極基板の外側には偏光板をその偏光軸
(あるいは吸収軸)が電極基板に隣接する液晶分子に対
し直交あるいは平行になるように配置するものであった
(%公昭51−13666号公報)。 2枚の電極基板間で液晶分子が90°ねじれたらせん状
構造をなすように配向させるには、例えば電極基板の、
液晶に接する表面を布などで一方向にこする方法、いわ
ゆるラビング法によってなされる。このときのこする方
向、即ちラビング方向が液晶分子の配列方向となる。こ
のようにして配向処理された2枚の電極基板をそれぞれ
のラビング方向が互いにほぼ90度に交差するように間
隙をもたせて対向させ、2枚の電極基板をシール剤によ
り接着し、その間隙に正の誘電異方性をもったネマチッ
ク液晶を封入すると、液晶分子はその電極基板間でほぼ
9O度回転したらせん状構造の分子配列をする。このよ
うにして構成された液晶セルの上下には偏光板が設けら
れるが、その偏光軸あるいは吸収軸はそれぞれの電極基
板に隣接する液晶分子の配列方向とほぼ平行にする。こ
こで、以降の説明に必要な時分割駆動特性を表わす量の
定義について簡単に説明する。 図5は従来の90度ねじれた液晶分子のらせん構造を持
つ液晶表示素子の典型的な電圧−輝度特性を示している
。これは印加電圧に対する反射輝度の相対値をとったも
のであり、輝度の初期値を100%、最終値(印加電圧
が十分大きいときの値)を0%にしている。一般には、
相対輝度が90%となる電圧をしきい値Vth、10%
となる電圧を飽和値V satとして液晶の特性のめや
すにする。しかし、実用上は90%以上あれば画素は十
分間るく液晶は非点灯状態、50%以下であれば画素は
十分暗く、液晶は点灯状態としてよく、以下本明細書に
おいては相対輝度が、90%、50%になる電圧をそれ
ぞれ、しきい値電圧vth、飽和電圧V satとする
。 さらに液晶表示素子の電気光学特性は、見る方向によっ
ても変り、この特性が良好な表示品質が得られる視野を
制限している。 ここで視角角度φの定義を図6によって説明する。図に
おいて、液晶表示素子1の上側電極基板11のラビング
方向を2、下側電極基板12のラビング方向を3とし、
液晶分子のねじれ角を4とする。また液晶表示素子1の
表面に直交座標XY軸をとり、X軸方向を液晶分子のね
じれ角4を2等分する方向に規定し、Z軸をXY面の法
線方向に定め、観察方向5がZ軸となす角を視角角度φ
とする。 なお、この場合簡単のために観察方向5はX7面内にあ
ることとする。また、図6に示されたφを正とし、この
ような方向から見た場合、コントラストが高くなるので
、このような方向を視野方向という。 図5において、角度φ=10度における輝度が90%に
なる電圧をVthl、50%になる電圧をV 5at1
とし、角度φ=40度における輝度が90%になる電圧
をVth2としたとき、立ち上がり時性γ、角度特性Δ
φ及び時分割能mを次式のように定義する。 γ=vSat1/■th1 Δφ=vth2/■th1 m=■Lh2/vSat1 従来の液晶表示素子の時分割駆動特性は、液晶の屈折率
異方性をΔn、上下電極基板間間隙をdとした場合Δn
−dに依存しており、Δn−dが大きい場合(例えば0
.8μm以上)にはアが良く(小さく) Δφが悪い(
小さい)。一方Δn−dが小さい場合(例えば0.8μ
m以下)にはγが悪く(大きく) Δφが良い(大きい
)。しかし、時分割能mで比較した場合には、Δn−d
の小さい方が良い。以上の具体的な例を表1に示す。
【表1】
ここで時分割駆動について、ドツトマトリクスデイスプ
レィを例に取って簡単に説明する。図7に示すように下
側電極基板12にストライプ状のY電極(信号電極)1
3を、上側電極基板11にX電極(走査電極)14を形
成し、文字等の表示は、X、Y両電極の交点部の液晶を
点灯あるいは非点灯にして行う。図にお−Xn、X
X−−Xnと繰 いてn本の走査電極をXl、X2,1,2り返し線順次
走査を繰返して時分割駆動する。ある走査電極が選択さ
れたとき、その電極上のすべての画素に、信号電極13
であるYl、 Y2. ・Ynより、表示す
べき信号に従い選択または非選択の表示信号を同時に加
える。このように、走査電極と信号電極に加える電圧パ
ルスの組合せで交点の点灯、非点灯を選択する。この場
合の走査電極Xの数が時分割数に相当する。
レィを例に取って簡単に説明する。図7に示すように下
側電極基板12にストライプ状のY電極(信号電極)1
3を、上側電極基板11にX電極(走査電極)14を形
成し、文字等の表示は、X、Y両電極の交点部の液晶を
点灯あるいは非点灯にして行う。図にお−Xn、X
X−−Xnと繰 いてn本の走査電極をXl、X2,1,2り返し線順次
走査を繰返して時分割駆動する。ある走査電極が選択さ
れたとき、その電極上のすべての画素に、信号電極13
であるYl、 Y2. ・Ynより、表示す
べき信号に従い選択または非選択の表示信号を同時に加
える。このように、走査電極と信号電極に加える電圧パ
ルスの組合せで交点の点灯、非点灯を選択する。この場
合の走査電極Xの数が時分割数に相当する。
従来の液晶表示素子では、表1に例示したような時分割
駆動特性しか得られないために、時分割数32あるいは
64が実用的には限界であった。しかし、近年液晶表示
素子の画質の改善と表示情報量増大に対する要求が厳し
くなっており要求仕様を満足できない状況に到っている
。 本発明の目的は、従来の液晶表示素子と全く異なったセ
ル構造をとることによって、極めて優れた時分割駆動特
性を持ち、時分割数100以上でも良好な画質を持った
液晶表示素子を提供することにある。
駆動特性しか得られないために、時分割数32あるいは
64が実用的には限界であった。しかし、近年液晶表示
素子の画質の改善と表示情報量増大に対する要求が厳し
くなっており要求仕様を満足できない状況に到っている
。 本発明の目的は、従来の液晶表示素子と全く異なったセ
ル構造をとることによって、極めて優れた時分割駆動特
性を持ち、時分割数100以上でも良好な画質を持った
液晶表示素子を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明による液晶表示
素子は、液晶分子のらせん構造のねじれ角を200度か
ら260度の範囲とし、この液晶分子のらせん構造の前
後に一対の偏光板を設け、それら偏光板の吸収軸(ある
いは偏光軸)を電極基板に隣接する液晶分子の配向方向
に対し一定角度ずらせて配設することを特徴とするもの
である。
素子は、液晶分子のらせん構造のねじれ角を200度か
ら260度の範囲とし、この液晶分子のらせん構造の前
後に一対の偏光板を設け、それら偏光板の吸収軸(ある
いは偏光軸)を電極基板に隣接する液晶分子の配向方向
に対し一定角度ずらせて配設することを特徴とするもの
である。
本発明の液晶表示素子においては、液晶分子のらせん構
造のねじれ角を200度から260度の範囲とし、この
液晶分子のらせん構造の前後に配設された偏光板の吸収
軸(あるいは偏光軸)をそれに隣接する液晶分子の配向
方向に対し一定の角度ずらせて配設することにより、印
加電圧−光透過率特性カーブが急峻になり、時分割能が
大幅に向上する。
造のねじれ角を200度から260度の範囲とし、この
液晶分子のらせん構造の前後に配設された偏光板の吸収
軸(あるいは偏光軸)をそれに隣接する液晶分子の配向
方向に対し一定の角度ずらせて配設することにより、印
加電圧−光透過率特性カーブが急峻になり、時分割能が
大幅に向上する。
次に、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は本発明になる液晶表示素子を上側から見た場合の
液晶分子の配列方向(例えばラビング方向) 液晶分子
のねじれ方向、偏光板の吸収軸(あるいは偏光軸)方向
を示している。図2はそれらの関係を示す斜視図である
。図6と構造、機能が同一な部分は同一の符号を付した
。 液晶分子17のねじれ方向10とねじれ角αは、上側電
極基板11のラビング方向6と下側電極基板12のラビ
ング方向7及びネマチック液晶に添加される旋光性物質
の種類と量によって規定される。 ねじれ角αはしきい値近傍の点灯状態が光を散乱する配
向となることから最大値が制限され、260度が上限で
あり、また下限はコントラストによって制限され、20
0度が限界である。 また、上側の偏光板15の吸収軸(あるいは偏光軸)8
と上側電極基板11のラビング方向6とのなす角β1及
び下側の偏光板16の吸収軸(あるいは偏光軸)9と下
側電極基板12のラビング方向7とのなす角β2はコン
トラスト、明るさ及び色等を考慮すると、それぞれ20
度から70度の範囲に設定することが好ましく、さらに
30度から60度の範囲に設定することがより好ましい
。 また、本発明になる液晶表示素子は顕著なΔn−dn−
性を示し、コントラスト、明るさ1色の点から0.8μ
m≦Δn−d≦1.2μmの条件を満足すると良好な結
果を示し、0.9μm≦Δn−d≦1.1μmの条件を
満足すると殊に良好な結果を示す。ここでΔnの値につ
いては一般に波長依存性があり、短波長側で大きく、長
波長側で小さくなる傾向がある。本明細書で使用してい
るΔnの値は、He−Neレーザ光(波長6328A)
を使用し、25℃で測定したものであるから、他の波長
で測定した場合には本明細書におけるΔn−dの値は若
干変化する。 ここで本発明になる液晶表示素子の具体的な一実施例に
ついて、その構造と測定結果を説明する。 図3はその構造、即ち電極基板のラビング方向、液晶分
子のらせん構造のねじれ方向及び角度、偏光板の偏光軸
(あるいは吸収軸)の関係を示し、液晶表示素子を上側
から見た図である。 使用した液晶はビフェニール系液晶とエステルシクロヘ
キサン(ECH)系液晶を主成分とするネマチック液晶
で、旋光性物質としてメルク社の
液晶分子の配列方向(例えばラビング方向) 液晶分子
のねじれ方向、偏光板の吸収軸(あるいは偏光軸)方向
を示している。図2はそれらの関係を示す斜視図である
。図6と構造、機能が同一な部分は同一の符号を付した
。 液晶分子17のねじれ方向10とねじれ角αは、上側電
極基板11のラビング方向6と下側電極基板12のラビ
ング方向7及びネマチック液晶に添加される旋光性物質
の種類と量によって規定される。 ねじれ角αはしきい値近傍の点灯状態が光を散乱する配
向となることから最大値が制限され、260度が上限で
あり、また下限はコントラストによって制限され、20
0度が限界である。 また、上側の偏光板15の吸収軸(あるいは偏光軸)8
と上側電極基板11のラビング方向6とのなす角β1及
び下側の偏光板16の吸収軸(あるいは偏光軸)9と下
側電極基板12のラビング方向7とのなす角β2はコン
トラスト、明るさ及び色等を考慮すると、それぞれ20
度から70度の範囲に設定することが好ましく、さらに
30度から60度の範囲に設定することがより好ましい
。 また、本発明になる液晶表示素子は顕著なΔn−dn−
性を示し、コントラスト、明るさ1色の点から0.8μ
m≦Δn−d≦1.2μmの条件を満足すると良好な結
果を示し、0.9μm≦Δn−d≦1.1μmの条件を
満足すると殊に良好な結果を示す。ここでΔnの値につ
いては一般に波長依存性があり、短波長側で大きく、長
波長側で小さくなる傾向がある。本明細書で使用してい
るΔnの値は、He−Neレーザ光(波長6328A)
を使用し、25℃で測定したものであるから、他の波長
で測定した場合には本明細書におけるΔn−dの値は若
干変化する。 ここで本発明になる液晶表示素子の具体的な一実施例に
ついて、その構造と測定結果を説明する。 図3はその構造、即ち電極基板のラビング方向、液晶分
子のらせん構造のねじれ方向及び角度、偏光板の偏光軸
(あるいは吸収軸)の関係を示し、液晶表示素子を上側
から見た図である。 使用した液晶はビフェニール系液晶とエステルシクロヘ
キサン(ECH)系液晶を主成分とするネマチック液晶
で、旋光性物質としてメルク社の
【化1】
CR。
・・・・ (化1)
を0.7重量%添加したものである−0この混合液晶の
Δnは0.123である。 図3において、上側及び下側電極基板のラビング方向6
.7は220度の角度で交差し、旋光性物質5811に
よって、ねじれ方向は10.ねじれ角αは220度とな
る。 上側の偏光板の吸収軸8と下側の偏光板の吸収軸9が、
ラビング方向6,7となす角β1.β2はいずれも45
度である。 次に以上のようなセル構造で、液晶層の厚さdを変えて
、Δn−dを変化させた液晶セルを作り、色及び明るさ
を観察した。その結果を表2に示す。 この結果からΔn−dが1μm近傍で明るさ及び色とも
に表示素子として問題のないレベルであることが分かっ
た。Δn−dの更に詳細な検討から、図3の関係がある
場合はΔn−dが0.7μmから1.2μmの範囲にお
いては実用上問題ないことが分かった。
Δnは0.123である。 図3において、上側及び下側電極基板のラビング方向6
.7は220度の角度で交差し、旋光性物質5811に
よって、ねじれ方向は10.ねじれ角αは220度とな
る。 上側の偏光板の吸収軸8と下側の偏光板の吸収軸9が、
ラビング方向6,7となす角β1.β2はいずれも45
度である。 次に以上のようなセル構造で、液晶層の厚さdを変えて
、Δn−dを変化させた液晶セルを作り、色及び明るさ
を観察した。その結果を表2に示す。 この結果からΔn−dが1μm近傍で明るさ及び色とも
に表示素子として問題のないレベルであることが分かっ
た。Δn−dの更に詳細な検討から、図3の関係がある
場合はΔn−dが0.7μmから1.2μmの範囲にお
いては実用上問題ないことが分かった。
【表2】
次にΔn−d=0.98μmの液晶セルの時分割駆動特
性を測定した結果を表3に示す。表1に示した従来の液
晶表示素子に比較して、ア、Δφ1mいずれもが著しく
改良されていることが分かる。
性を測定した結果を表3に示す。表1に示した従来の液
晶表示素子に比較して、ア、Δφ1mいずれもが著しく
改良されていることが分かる。
【表3】
図3では偏光板の軸として吸収軸を使ったが、偏光軸を
使用してもほとんど同様の結果が得られた。また実施例
ではビフェニール系とECH系の混合液晶を使用したが
、他の種類の正の誘電異方性を持つネマチック液晶でも
同様の効果が得られることは言うまでもない。特にフェ
ニルシクロヘキサン(PCH)系の混合液晶を用いると
応答特性の点で有利である。なお、以上の例では、らせ
ん構造のねじれ方向を反時計回りとして説明したが、図
4に示す如く時計回りのねじれ方向の場合も全く同じ作
用効果が得られることは勿論である。偏光板の偏光軸あ
るいは吸収軸を、隣接する電極基板の液晶分子配列方向
から所定の角度ずらせる方向は、液晶のらせん構造のね
じれ方向あるいはその反対方向のいずれでも同等の作用
効果が得られる。 また旋光性物質についてもラビング方向とねじれ方向と
の関係を図19図3及び図4の如く保てば種類を限定す
るものではないことは言うまでもない。
使用してもほとんど同様の結果が得られた。また実施例
ではビフェニール系とECH系の混合液晶を使用したが
、他の種類の正の誘電異方性を持つネマチック液晶でも
同様の効果が得られることは言うまでもない。特にフェ
ニルシクロヘキサン(PCH)系の混合液晶を用いると
応答特性の点で有利である。なお、以上の例では、らせ
ん構造のねじれ方向を反時計回りとして説明したが、図
4に示す如く時計回りのねじれ方向の場合も全く同じ作
用効果が得られることは勿論である。偏光板の偏光軸あ
るいは吸収軸を、隣接する電極基板の液晶分子配列方向
から所定の角度ずらせる方向は、液晶のらせん構造のね
じれ方向あるいはその反対方向のいずれでも同等の作用
効果が得られる。 また旋光性物質についてもラビング方向とねじれ方向と
の関係を図19図3及び図4の如く保てば種類を限定す
るものではないことは言うまでもない。
以上説明したように本発明によれば、従来全く不可能で
あった高時分割駆動特性および高品質の表示特性を持つ
液晶表示素子が得られる。
あった高時分割駆動特性および高品質の表示特性を持つ
液晶表示素子が得られる。
【図1】
本発明になる液晶表示素子の液晶分子の配列方向、液晶
分子のねじれ方向及び偏光板の軸の方向の関係を示した
説明図である。
分子のねじれ方向及び偏光板の軸の方向の関係を示した
説明図である。
【図2】
本発明になる液晶表示素子の液晶分子の配列方向、液晶
分子のねじれ方向及び偏光板の軸の方向の関係を示す斜
視図である。
分子のねじれ方向及び偏光板の軸の方向の関係を示す斜
視図である。
【図3】
本発明の第1の実施例の液晶表示素子の液晶分子の配列
方向、液晶分子のねじれ方向及び偏光板の軸の方向の関
係を示した説明図である。
方向、液晶分子のねじれ方向及び偏光板の軸の方向の関
係を示した説明図である。
【図4】
本発明の第2の実施例における液晶分子−の配列方向、
液晶分子のねじれ方向及び偏光板の軸の方向の関係を示
した説明図である。
液晶分子のねじれ方向及び偏光板の軸の方向の関係を示
した説明図である。
【図5】
時分割駆動特性の定義に用いられる液晶表示素子の電圧
輝度特性を示す説明図である。
輝度特性を示す説明図である。
【図6】
時分割駆動特性の測定方向を定義する説明図である。
【図7】
時分割駆動を説明する図である。
1 ・液晶表示素子、2,6・ ・上側電極基板のラ
ビング方向、3.7・・下側電極基板のラビング方向、
4,10・ ・液晶分子のねじれ方向、8・・上側偏光
板の吸収軸あるいは偏光軸方向、9・ ・下側偏光板の
吸収軸あるいは偏光軸方向、17・ ・液晶分子。
ビング方向、3.7・・下側電極基板のラビング方向、
4,10・ ・液晶分子のねじれ方向、8・・上側偏光
板の吸収軸あるいは偏光軸方向、9・ ・下側偏光板の
吸収軸あるいは偏光軸方向、17・ ・液晶分子。
【書類名】
図面
【図1】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
Claims (1)
- 【請求項1】 正の誘電異方性を有し、旋光性物質が添加されたフェニ
ルシクロヘキサン系混合ネマチック液晶が、液晶層の厚
みd(μm)と液晶の屈折率異方性Δnの積Δn・dが
0.7μmから1.2μmの範囲内にあってラビング配
向処理された面を対向させて配置された上下一対の電極
基板間に挟持され、その厚さ方向に200度から260
度の範囲内のねじれたらせん構造を形成し、かつこのら
せん構造を挟んで設けられた一対の偏光板の偏光軸ある
いは吸収軸を、隣接する電極基板の液晶分子配列方向と
20度から70度の範囲内の角度ずらせることを特徴と
する液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3017403A JPH03248121A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3017403A JPH03248121A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 液晶表示素子 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60050454A Division JPS61210324A (ja) | 1985-03-15 | 1985-03-15 | 液晶表示素子 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7173217A Division JPH0850271A (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03248121A true JPH03248121A (ja) | 1991-11-06 |
Family
ID=11943029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3017403A Pending JPH03248121A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03248121A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0131216A2 (de) * | 1983-07-12 | 1985-01-16 | BBC Brown Boveri AG | Flüssigkristallanzeige |
JPS62220578A (ja) * | 1986-03-24 | 1987-09-28 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 液晶組成物およびマルチカラ−液晶表示素子 |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP3017403A patent/JPH03248121A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0131216A2 (de) * | 1983-07-12 | 1985-01-16 | BBC Brown Boveri AG | Flüssigkristallanzeige |
JPS62220578A (ja) * | 1986-03-24 | 1987-09-28 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 液晶組成物およびマルチカラ−液晶表示素子 |
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