JPH03236508A - 廃棄物焼却炉 - Google Patents
廃棄物焼却炉Info
- Publication number
- JPH03236508A JPH03236508A JP3125590A JP3125590A JPH03236508A JP H03236508 A JPH03236508 A JP H03236508A JP 3125590 A JP3125590 A JP 3125590A JP 3125590 A JP3125590 A JP 3125590A JP H03236508 A JPH03236508 A JP H03236508A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion chamber
- primary combustion
- secondary combustion
- primary
- exhaust gas
- Prior art date
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- Pending
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- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は廃棄物焼却炉に係り、さらに詳細には、排ガス
を無煙、無臭とし、しかも焼却灰中の有害物質をも微量
とすることのできる廃棄物焼却炉に関する。
を無煙、無臭とし、しかも焼却灰中の有害物質をも微量
とすることのできる廃棄物焼却炉に関する。
近年、化学技術の発達にともない、ゴムやプラスチック
を用いた製品が数多く市場に出廻っているが、廃棄物と
称されるもののなかにも、これらゴムやプラスチックの
類が混入される機台が多い。
を用いた製品が数多く市場に出廻っているが、廃棄物と
称されるもののなかにも、これらゴムやプラスチックの
類が混入される機台が多い。
また、医療廃棄物の処理分野においては、使用済みの紙
おむつや注射針9点滴ビン等を焼却処理することがおこ
なわれており、血液が付着し肝炎等に感染する恐れのあ
る医療廃棄物の焼却処理は非常に重要である。
おむつや注射針9点滴ビン等を焼却処理することがおこ
なわれており、血液が付着し肝炎等に感染する恐れのあ
る医療廃棄物の焼却処理は非常に重要である。
しかして、前記したごとき廃棄物のうち、ゴムやプラス
チックの類を従来一般の廃棄物焼却炉、すなわち焼却炉
本体内に廃棄物を投入して燃焼させ、炉内で発生した排
ガスを煙突から大気中に放出させるだけという、炉内設
計の単純な焼却炉で焼却すると、排ガス中に多量の煤煙
や有毒ガスが含まれ、公害防止上好ましくない。すなわ
ち、従来実用に供されている廃棄物焼却炉は、一般に、
排ガスの炉内における滞留時間が短いため、燃焼物質が
不完全燃焼の状態で排ガスとともに炉外に放出される難
点がある。
チックの類を従来一般の廃棄物焼却炉、すなわち焼却炉
本体内に廃棄物を投入して燃焼させ、炉内で発生した排
ガスを煙突から大気中に放出させるだけという、炉内設
計の単純な焼却炉で焼却すると、排ガス中に多量の煤煙
や有毒ガスが含まれ、公害防止上好ましくない。すなわ
ち、従来実用に供されている廃棄物焼却炉は、一般に、
排ガスの炉内における滞留時間が短いため、燃焼物質が
不完全燃焼の状態で排ガスとともに炉外に放出される難
点がある。
また、医療廃棄物の処理分野においては、既述のごとく
、使用済みの紙おむつや注射針9点滴ビン等を焼却処理
することがおこなわれているが、従来、これら医療廃棄
物処理分野で使用されている焼却炉も燃焼が不十分であ
り、悪臭が出る等の声があった。
、使用済みの紙おむつや注射針9点滴ビン等を焼却処理
することがおこなわれているが、従来、これら医療廃棄
物処理分野で使用されている焼却炉も燃焼が不十分であ
り、悪臭が出る等の声があった。
本発明の目的は、一般の塵芥廃棄物は勿論のこと、使用
済みのゴムやプラスチック、さらには紙おむつ、注射針
2点滴ビン等の医療廃棄物、その他一般に燃えにくいと
されている産業廃棄物を焼却処理する場合であっても、
燃焼物質を完全燃焼させて排ガスを無煙、無臭とし、し
かも焼却灰中の有害物質をも微量とすることのできる廃
棄物焼却炉を提供ることにある。
済みのゴムやプラスチック、さらには紙おむつ、注射針
2点滴ビン等の医療廃棄物、その他一般に燃えにくいと
されている産業廃棄物を焼却処理する場合であっても、
燃焼物質を完全燃焼させて排ガスを無煙、無臭とし、し
かも焼却灰中の有害物質をも微量とすることのできる廃
棄物焼却炉を提供ることにある。
前記目的は、焼却炉本体内に投入された廃棄物を燃焼さ
せ、炉内で発生した排ガスを煙突から大気中に放出する
構造の廃棄物焼却炉において、前記焼却炉本体内を、廃
棄物を投入して1次燃焼させる1次燃焼室と、1次燃焼
室内で発生した排ガスを送り込む2次燃焼室とで構成し
、かつ前記1次燃焼室と2次燃焼室とを耐熱キャスタで
構成するとともに、1次燃焼室内に臨む1次燃焼バーナ
以外に、2次燃焼室内にも2次燃焼バーナを臨設せしめ
、さらに前記1次燃焼室と2次燃焼室とを構成する耐熱
キャスタ内に、ブロワからの燃焼用空気を1次燃焼室お
よび2次燃焼室内に送り込む空気路を形成することによ
って遠戚される。
せ、炉内で発生した排ガスを煙突から大気中に放出する
構造の廃棄物焼却炉において、前記焼却炉本体内を、廃
棄物を投入して1次燃焼させる1次燃焼室と、1次燃焼
室内で発生した排ガスを送り込む2次燃焼室とで構成し
、かつ前記1次燃焼室と2次燃焼室とを耐熱キャスタで
構成するとともに、1次燃焼室内に臨む1次燃焼バーナ
以外に、2次燃焼室内にも2次燃焼バーナを臨設せしめ
、さらに前記1次燃焼室と2次燃焼室とを構成する耐熱
キャスタ内に、ブロワからの燃焼用空気を1次燃焼室お
よび2次燃焼室内に送り込む空気路を形成することによ
って遠戚される。
以上の構成において、廃棄物を焼却処理するには、前記
廃棄物を1次燃焼室内に投入し、1次燃焼室内に臨む1
次燃焼バーナに着火する。
廃棄物を1次燃焼室内に投入し、1次燃焼室内に臨む1
次燃焼バーナに着火する。
そして、前記のようにして発生した1次燃焼室からの高
温排ガスは、短時間のうちに直接煙突に送られることな
く、炉内に長時間滞留して完全燃焼されるべく、2次燃
焼室内に送られ、この2次燃焼室内において、2次燃焼
バーナからの火焔によってさらに高温に加熱される。一
方、焼却炉本体は、前記1次燃焼室および2次燃焼室共
、蓄熱効果の大きな耐熱キャスタにより構成されており
、この蓄熱効果の大きな耐熱キャスタ内に形成されてい
る空気路を介しブロワからの燃焼用空気が加熱されて1
次燃焼室および2次燃焼室内に噴き出すため、1次燃焼
室内および2次燃焼室内共、その燃焼効率は非常に良好
であり、前記各効果が相剰的に作用する本発明焼却炉を
試作して紙おむつを焼却処理した場合の焼却灰溶出試験
結果および、煙突から大気中に放出れる気流の分析結果
はそれぞれ後記する表(および2のとおり良好であった
。
温排ガスは、短時間のうちに直接煙突に送られることな
く、炉内に長時間滞留して完全燃焼されるべく、2次燃
焼室内に送られ、この2次燃焼室内において、2次燃焼
バーナからの火焔によってさらに高温に加熱される。一
方、焼却炉本体は、前記1次燃焼室および2次燃焼室共
、蓄熱効果の大きな耐熱キャスタにより構成されており
、この蓄熱効果の大きな耐熱キャスタ内に形成されてい
る空気路を介しブロワからの燃焼用空気が加熱されて1
次燃焼室および2次燃焼室内に噴き出すため、1次燃焼
室内および2次燃焼室内共、その燃焼効率は非常に良好
であり、前記各効果が相剰的に作用する本発明焼却炉を
試作して紙おむつを焼却処理した場合の焼却灰溶出試験
結果および、煙突から大気中に放出れる気流の分析結果
はそれぞれ後記する表(および2のとおり良好であった
。
以下5本発明を、図面の一実施例にもとづいて説明する
と、第1図は本発明焼却炉の炉内構造を示す一部縦断正
面図、第2図は第1図に符号6で示す煙突の全体構成を
示す一部切欠正面図、第3図は第1図のA−A断面図、
第4図は第3図のB−B断面図である。
と、第1図は本発明焼却炉の炉内構造を示す一部縦断正
面図、第2図は第1図に符号6で示す煙突の全体構成を
示す一部切欠正面図、第3図は第1図のA−A断面図、
第4図は第3図のB−B断面図である。
本発明焼却炉の炉内構造を示す第1図、第3図および第
4図において、1は焼却炉本体、2は焼却炉本体lのベ
ース、3は廃棄物を投入して1次燃焼させる1次燃焼室
、4は1次燃焼室3内で発生した排ガスを送り込む2次
燃焼室、5は2次燃焼室4に続く煙道、6は煙道5の上
部に延設された煙突を示し、1次燃焼室3と2次燃焼室
4とは、蓄熱効果の大きな耐熱キャスタ7によって構成
されている。8は鋼板製の焼却炉本体ケーシングである
。
4図において、1は焼却炉本体、2は焼却炉本体lのベ
ース、3は廃棄物を投入して1次燃焼させる1次燃焼室
、4は1次燃焼室3内で発生した排ガスを送り込む2次
燃焼室、5は2次燃焼室4に続く煙道、6は煙道5の上
部に延設された煙突を示し、1次燃焼室3と2次燃焼室
4とは、蓄熱効果の大きな耐熱キャスタ7によって構成
されている。8は鋼板製の焼却炉本体ケーシングである
。
9は1次燃焼室3内に設置されたロスドル、10は同じ
く1次燃焼室3内に設けられた廃棄物投入口、1工はロ
スドル9の上方に位置して1次燃焼室3の側壁に設けた
焼却灰取出口、12はロスドル9の下方に位置して1次
燃焼室3の側壁に設けた焼却灰取出口、13は2次燃焼
室4の下方寄り側壁に設けた焼却灰取出口、14は煙道
5の下方寄り側壁に設けた焼却灰取出口で、煙突6の途
中には、排気流量調整用のダンパ(図示せず)が設けら
れている。
く1次燃焼室3内に設けられた廃棄物投入口、1工はロ
スドル9の上方に位置して1次燃焼室3の側壁に設けた
焼却灰取出口、12はロスドル9の下方に位置して1次
燃焼室3の側壁に設けた焼却灰取出口、13は2次燃焼
室4の下方寄り側壁に設けた焼却灰取出口、14は煙道
5の下方寄り側壁に設けた焼却灰取出口で、煙突6の途
中には、排気流量調整用のダンパ(図示せず)が設けら
れている。
15は1次燃焼室3内に臨む1次燃焼バーナを示し、本
発明においては、1次燃焼室3内に臨む前記1次燃焼バ
ーナ15以外に、2次燃焼室4内にも2次燃焼バーナ1
6が臨設されている。
発明においては、1次燃焼室3内に臨む前記1次燃焼バ
ーナ15以外に、2次燃焼室4内にも2次燃焼バーナ1
6が臨設されている。
17は1次燃焼室3および2次燃焼室4内に燃焼用空気
を送り込むブロワで、ブロワ17からの燃焼用空気は、
耐熱用キャスタ7内に埋設された空気管18を介して前
記1次燃焼室3および2次燃焼室4内に送り込まれるも
ので、図示実施例に示すように、ブロワ17を1次燃焼
室3および2次燃焼室4に共用とすることにより、1次
燃焼室3および2次燃焼室4用として個々にブロワを設
置する場合に比べて設備費の低減化をはかることができ
る。
を送り込むブロワで、ブロワ17からの燃焼用空気は、
耐熱用キャスタ7内に埋設された空気管18を介して前
記1次燃焼室3および2次燃焼室4内に送り込まれるも
ので、図示実施例に示すように、ブロワ17を1次燃焼
室3および2次燃焼室4に共用とすることにより、1次
燃焼室3および2次燃焼室4用として個々にブロワを設
置する場合に比べて設備費の低減化をはかることができ
る。
煙突6の全体構成を示す第2図において、当該煙突6の
上端開口部に対向してその上方、および煙突上端寄りの
外周は、ハウジング部材工9によって包囲されている。
上端開口部に対向してその上方、および煙突上端寄りの
外周は、ハウジング部材工9によって包囲されている。
また、前記ハウジング部材工9の底部を閉塞するハウジ
ング底壁19aは傾斜しており、その傾斜下底に灰出管
2oが接続されている。さらに、ハウジング部材19の
側壁19bには、排気口21が設けられており、この排
気口21にメツシュ部材22が張設されている。一方、
前記ハウジング部材19の傾斜底壁19aの上方に位置
して、当該ハウジング部材19の側壁19b内に給水管
23が臨設されている。24はハウジング側壁19bに
形成した前記排気口21の外周に間隔を存して付設され
たカバ一部材を示している。
ング底壁19aは傾斜しており、その傾斜下底に灰出管
2oが接続されている。さらに、ハウジング部材19の
側壁19bには、排気口21が設けられており、この排
気口21にメツシュ部材22が張設されている。一方、
前記ハウジング部材19の傾斜底壁19aの上方に位置
して、当該ハウジング部材19の側壁19b内に給水管
23が臨設されている。24はハウジング側壁19bに
形成した前記排気口21の外周に間隔を存して付設され
たカバ一部材を示している。
以上の構成において、廃棄物を焼却処理するには、前記
廃棄物を1次燃焼室3内に投入し、1次燃焼室3内に臨
む1次燃焼バーナ15に着火する。
廃棄物を1次燃焼室3内に投入し、1次燃焼室3内に臨
む1次燃焼バーナ15に着火する。
そして、前記のようにして発生した1次燃焼室3からの
高温排ガスは、短時間のうちに直接煙突6に送られるこ
となく、炉内に長時間滞留して完全燃焼されるべく、2
次燃焼室4内に送られ、この2次燃焼室4内において、
2次燃焼バーナ16からの火焔によってさらに高温に加
熱される。
高温排ガスは、短時間のうちに直接煙突6に送られるこ
となく、炉内に長時間滞留して完全燃焼されるべく、2
次燃焼室4内に送られ、この2次燃焼室4内において、
2次燃焼バーナ16からの火焔によってさらに高温に加
熱される。
方、焼却炉本体1は、前記1次燃焼室3および2次燃焼
室4共、蓄熱効果の大きな耐熱キャスタ7により構成さ
れており、この蓄熱効果の大きな耐熱キャスタ7内に埋
設されている空気管18を介しブロワ17からの燃焼用
空気が加熱されて1次燃焼室3の周壁から旋回流となっ
て噴き出し、また2次燃焼室4内にも加熱された燃焼用
空気が噴き出すため、1次燃焼室3内および2次燃焼室
4内共、その燃焼効率は非常に良好であり、前記各効果
が相剰的に作用する焼却炉を試作して紙おむつ焼却処理
した場合の焼却灰溶出試験結果および、煙突6から大気
中に放出される気流の分析結果は、それぞれ下記する表
1および2のとおり良好であった。
室4共、蓄熱効果の大きな耐熱キャスタ7により構成さ
れており、この蓄熱効果の大きな耐熱キャスタ7内に埋
設されている空気管18を介しブロワ17からの燃焼用
空気が加熱されて1次燃焼室3の周壁から旋回流となっ
て噴き出し、また2次燃焼室4内にも加熱された燃焼用
空気が噴き出すため、1次燃焼室3内および2次燃焼室
4内共、その燃焼効率は非常に良好であり、前記各効果
が相剰的に作用する焼却炉を試作して紙おむつ焼却処理
した場合の焼却灰溶出試験結果および、煙突6から大気
中に放出される気流の分析結果は、それぞれ下記する表
1および2のとおり良好であった。
表 1
表 2
また、前記実施例において、煙突6内を上昇してきた排
ガスは、単純に雨よけを設けた程度の煙突上端開口部か
ら大気中に放出されることなく、第2図に示すように、
煙突6の上端開口部に対向してその上方、および煙突上
端寄りの外周を包囲しているハウジング部材19の天板
19cに衝突し、流れ方向を変えて、ハウジング側壁1
9bに設けた排気口21からメツシュ部材22を通過し
て大気中に放出される。
ガスは、単純に雨よけを設けた程度の煙突上端開口部か
ら大気中に放出されることなく、第2図に示すように、
煙突6の上端開口部に対向してその上方、および煙突上
端寄りの外周を包囲しているハウジング部材19の天板
19cに衝突し、流れ方向を変えて、ハウジング側壁1
9bに設けた排気口21からメツシュ部材22を通過し
て大気中に放出される。
一方、前記ハウジング天板19cに衝突した比較的大き
な浮遊塵、たとえば紙片が燃えてすす状となった黒色の
軽い浮遊塵は、最終的には、ハウジング部材19の底部
を閉塞する傾斜状のハウジング底壁19a上に落下し、
ハウジング側壁19b内に臨設された給水管23、さら
に詳しくは、傾斜状ハウジング底壁19aの上方に位置
して、ハウジング側壁19b内に臨設された給水管23
から適宜給水される水によって、ハウジング底壁19a
の傾斜下底に接続されている販出管20側に強制的に送
り込まれるものであって、販出管20の出口部から取り
出された前記浮遊塵の集りは、地上部において適宜処理
すればよく、このように、本実施例によれば、焼却炉本
体1内で焼却処理した排ガス中の浮遊塵を大気中に放出
して周囲環境を汚すことなく、しかもハウジング部材1
9内に捕集された前記浮遊塵は、当該ハウジング部材1
9内に臨む給水管23からの水によって、販出管20を
経て強制的に地上部に送られるため、前記ハウジング部
材19内を定期的にメンテナンスする煩雑さもない。
な浮遊塵、たとえば紙片が燃えてすす状となった黒色の
軽い浮遊塵は、最終的には、ハウジング部材19の底部
を閉塞する傾斜状のハウジング底壁19a上に落下し、
ハウジング側壁19b内に臨設された給水管23、さら
に詳しくは、傾斜状ハウジング底壁19aの上方に位置
して、ハウジング側壁19b内に臨設された給水管23
から適宜給水される水によって、ハウジング底壁19a
の傾斜下底に接続されている販出管20側に強制的に送
り込まれるものであって、販出管20の出口部から取り
出された前記浮遊塵の集りは、地上部において適宜処理
すればよく、このように、本実施例によれば、焼却炉本
体1内で焼却処理した排ガス中の浮遊塵を大気中に放出
して周囲環境を汚すことなく、しかもハウジング部材1
9内に捕集された前記浮遊塵は、当該ハウジング部材1
9内に臨む給水管23からの水によって、販出管20を
経て強制的に地上部に送られるため、前記ハウジング部
材19内を定期的にメンテナンスする煩雑さもない。
なお、図示実施例に示すように、ハウジング側壁19b
に形成した排気口21の外周に間隔を存してカバ一部材
24を付設するようにすれば、排気口21からハウジン
グ部材19外に放出された排ガス流は、前記カバ一部材
24に衝突した後周囲に分散して当該カバ一部材24の
上・下端から大気中に放出されるものであって、このと
き、排気口21からの排ガス流がカバ一部材24に衝突
したときの衝撃による戻り風圧は、排気口21に張設さ
れているメツシュ部材22にも影響して、当該メツシュ
部材22に付着している粉塵を強制的に落下させるよう
に作用し、メツシュ部材22の目詰りを効果的に防止す
ることができる。
に形成した排気口21の外周に間隔を存してカバ一部材
24を付設するようにすれば、排気口21からハウジン
グ部材19外に放出された排ガス流は、前記カバ一部材
24に衝突した後周囲に分散して当該カバ一部材24の
上・下端から大気中に放出されるものであって、このと
き、排気口21からの排ガス流がカバ一部材24に衝突
したときの衝撃による戻り風圧は、排気口21に張設さ
れているメツシュ部材22にも影響して、当該メツシュ
部材22に付着している粉塵を強制的に落下させるよう
に作用し、メツシュ部材22の目詰りを効果的に防止す
ることができる。
本発明は以上のごときであり、図示実施例の説明からも
明らかなように、本発明によれば、一般の塵芥廃棄物は
勿論のこと、使用済みのゴムやプラスチック、さらには
紙おむつ、注射針9点滴ビン等の医療廃棄物、その他一
般に燃えにくいとされている産業廃棄物を焼却処理する
場合であっても、燃焼物質を完全燃焼させて排ガスを無
煙、無臭とし、しかも焼却灰中の有害物質をも微量とす
ることのできる廃棄物焼却炉を提供することができる。
明らかなように、本発明によれば、一般の塵芥廃棄物は
勿論のこと、使用済みのゴムやプラスチック、さらには
紙おむつ、注射針9点滴ビン等の医療廃棄物、その他一
般に燃えにくいとされている産業廃棄物を焼却処理する
場合であっても、燃焼物質を完全燃焼させて排ガスを無
煙、無臭とし、しかも焼却灰中の有害物質をも微量とす
ることのできる廃棄物焼却炉を提供することができる。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は本発明焼却炉
の炉内構造を示す一部縦断正面図、第2図は第1図に符
号6で示す煙突の全体構成を示す一部切欠正面図、第3
図は第1図のA−A断面図、第4図は第3図のB−B断
面図である。
の炉内構造を示す一部縦断正面図、第2図は第1図に符
号6で示す煙突の全体構成を示す一部切欠正面図、第3
図は第1図のA−A断面図、第4図は第3図のB−B断
面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、焼却炉本体内に投入された廃棄物を燃焼させ、炉内
で発生した排ガスを煙突から大気中に放出する構造の廃
棄物焼却炉において、 前記焼却炉本体内を、廃棄物を投入して1次燃焼させる
1次燃焼室と、1次燃焼室内で発生した排ガスを送り込
む2次燃焼室とで構成し、かつ前記1次燃焼室と2次燃
焼室とを耐熱キャスタで構成するとともに、1次燃焼室
内に臨む1次燃焼バーナ以外に、2次燃焼室内にも2次
燃焼バーナを臨設せしめ、さらに前記1次燃焼室と2次
燃焼室とを構成する耐熱キャスタ内に、ブロワからの燃
焼用空気を1次燃焼室および2次燃焼室内に送り込む空
気路を形成したことを特徴とする廃棄物焼却炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3125590A JPH03236508A (ja) | 1990-02-10 | 1990-02-10 | 廃棄物焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3125590A JPH03236508A (ja) | 1990-02-10 | 1990-02-10 | 廃棄物焼却炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03236508A true JPH03236508A (ja) | 1991-10-22 |
Family
ID=12326249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3125590A Pending JPH03236508A (ja) | 1990-02-10 | 1990-02-10 | 廃棄物焼却炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03236508A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05332522A (ja) * | 1992-05-29 | 1993-12-14 | Toshimitsu Ukai | 含塩廃棄食品の焼却方法 |
-
1990
- 1990-02-10 JP JP3125590A patent/JPH03236508A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05332522A (ja) * | 1992-05-29 | 1993-12-14 | Toshimitsu Ukai | 含塩廃棄食品の焼却方法 |
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