JPH1163440A - ゴミ類焼却炉 - Google Patents
ゴミ類焼却炉Info
- Publication number
- JPH1163440A JPH1163440A JP21785797A JP21785797A JPH1163440A JP H1163440 A JPH1163440 A JP H1163440A JP 21785797 A JP21785797 A JP 21785797A JP 21785797 A JP21785797 A JP 21785797A JP H1163440 A JPH1163440 A JP H1163440A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion chamber
- diffuser
- refuse
- incinerator
- primary combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴミ類を1000℃〜1300℃の高温で焼
却して完全燃焼させるようにする。 【解決手段】 焼却炉内の1次燃焼室4の後方部に散気
管14を設置する。該散気管14の周側面に多数のフィ
ン16,16…を突設すると共に、該フィン16,16
…間に該1次燃焼室4に投入されるゴミ類3に向って圧
力空気が噴射供給されるように散気孔17,17…を開
穿する。又、該散気管14に焼却炉1の外側に設置され
たブロワー11から圧力空気を送給し、1次燃焼室4内
の高温で加熱されている前記フィン16,16…を有す
る散気管14にて高温に熱交換された前記圧力空気を前
記ゴミ類3に噴射供給して完全燃焼させる。
却して完全燃焼させるようにする。 【解決手段】 焼却炉内の1次燃焼室4の後方部に散気
管14を設置する。該散気管14の周側面に多数のフィ
ン16,16…を突設すると共に、該フィン16,16
…間に該1次燃焼室4に投入されるゴミ類3に向って圧
力空気が噴射供給されるように散気孔17,17…を開
穿する。又、該散気管14に焼却炉1の外側に設置され
たブロワー11から圧力空気を送給し、1次燃焼室4内
の高温で加熱されている前記フィン16,16…を有す
る散気管14にて高温に熱交換された前記圧力空気を前
記ゴミ類3に噴射供給して完全燃焼させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はゴミ類焼却炉に関
するものであり、特に、焼却炉内の燃焼温度を高めて燃
焼効率を向上させるようにしたゴミ類焼却炉に関するも
のである。
するものであり、特に、焼却炉内の燃焼温度を高めて燃
焼効率を向上させるようにしたゴミ類焼却炉に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の此種ゴミ類焼却炉は、ゴミ類投入
口より投入されたゴミ類が燃焼室に設けられたロストル
上に堆積され、そして、該ロストルの下面より空気を供
給して該ロストル上のゴミ類を燃焼させている。
口より投入されたゴミ類が燃焼室に設けられたロストル
上に堆積され、そして、該ロストルの下面より空気を供
給して該ロストル上のゴミ類を燃焼させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記一般のゴミ類焼却
炉は、燃焼室内のロストル上に堆積されたゴミ類に着火
せしめ、該ロストルの下面より空気を供給して焼却して
いるのであるから、該燃焼室内の上限温度は殆ど600
℃以下である。然るときは、焼却せられるゴミ類中には
不完全燃焼ガスが生じるものがあり、この不完全燃焼ガ
ス分にはダイオキシンや悪臭等の公害物質が分解されず
に含有している。
炉は、燃焼室内のロストル上に堆積されたゴミ類に着火
せしめ、該ロストルの下面より空気を供給して焼却して
いるのであるから、該燃焼室内の上限温度は殆ど600
℃以下である。然るときは、焼却せられるゴミ類中には
不完全燃焼ガスが生じるものがあり、この不完全燃焼ガ
ス分にはダイオキシンや悪臭等の公害物質が分解されず
に含有している。
【0004】そこで、焼却炉の燃焼室内の温度を約10
00℃〜1300℃の高温に維持して該燃焼室に投入せ
られたゴミ類を完全燃焼させて、前記ダイオキシン等の
公害物質の発生を防止し、可及的に有害ガスが大気中に
放出されないようにするために解決せらるべき技術的課
題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決するこ
とを目的とする。
00℃〜1300℃の高温に維持して該燃焼室に投入せ
られたゴミ類を完全燃焼させて、前記ダイオキシン等の
公害物質の発生を防止し、可及的に有害ガスが大気中に
放出されないようにするために解決せらるべき技術的課
題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案せられたものであり、炉体の前面にゴミ
類投入口を有し、該ゴミ類投入口より投入されたゴミ類
は1次燃焼室にて燃焼され、燃焼ガスは煙突より大気中
に放出されるように構成された焼却炉に於て、前記1次
燃焼室の後部に散気管を立設し、該散気管には多数の超
耐熱鋼から成るフィンが配設され、且つ、該フィンの間
に散気孔が前記1次燃焼室側に向って開穿されると共
に、該散気管の底面より炉外側に配設されたブロワーか
らの圧力空気を送給し、前記散気孔から燃焼ガス流中に
該圧力空気を噴射できるように構成されたゴミ類焼却
炉、及び上記一次燃焼室の天井部であって、且つ、前記
散気管の上部に燃料油供給用のノズルを設けた請求項1
記載のゴミ類焼却炉を提供するものである。
するために提案せられたものであり、炉体の前面にゴミ
類投入口を有し、該ゴミ類投入口より投入されたゴミ類
は1次燃焼室にて燃焼され、燃焼ガスは煙突より大気中
に放出されるように構成された焼却炉に於て、前記1次
燃焼室の後部に散気管を立設し、該散気管には多数の超
耐熱鋼から成るフィンが配設され、且つ、該フィンの間
に散気孔が前記1次燃焼室側に向って開穿されると共
に、該散気管の底面より炉外側に配設されたブロワーか
らの圧力空気を送給し、前記散気孔から燃焼ガス流中に
該圧力空気を噴射できるように構成されたゴミ類焼却
炉、及び上記一次燃焼室の天井部であって、且つ、前記
散気管の上部に燃料油供給用のノズルを設けた請求項1
記載のゴミ類焼却炉を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1及び図2に従って詳述する。図に於て1は焼却炉であ
り、2は該焼却炉1の前面中央部に設けられたゴミ類投
入口である。該ゴミ類投入口2から焼却炉1内に投入さ
れるゴミ類3は該焼却炉1内の前側に形成されている1
次燃焼室4内の床面上に投入されて堆積するように構成
されている。該1次燃焼室4に続いて下面開口の隔壁5
を介して2次燃焼室6が設けられており、続いて上面開
口の隔壁7を介して集塵室を兼ねた3次燃焼室8が設け
られている。之等1次燃焼室4、2次燃焼室6並びに3
次燃焼室8は溶鉱炉等に使われている超高熱耐火材が用
いられて構築されるので、之等各燃焼室を構成する各内
壁面は約1000℃〜1300℃の高温にも耐え、真赤
に加熱された状態を維持し、極めて耐火性に優れてい
る。
1及び図2に従って詳述する。図に於て1は焼却炉であ
り、2は該焼却炉1の前面中央部に設けられたゴミ類投
入口である。該ゴミ類投入口2から焼却炉1内に投入さ
れるゴミ類3は該焼却炉1内の前側に形成されている1
次燃焼室4内の床面上に投入されて堆積するように構成
されている。該1次燃焼室4に続いて下面開口の隔壁5
を介して2次燃焼室6が設けられており、続いて上面開
口の隔壁7を介して集塵室を兼ねた3次燃焼室8が設け
られている。之等1次燃焼室4、2次燃焼室6並びに3
次燃焼室8は溶鉱炉等に使われている超高熱耐火材が用
いられて構築されるので、之等各燃焼室を構成する各内
壁面は約1000℃〜1300℃の高温にも耐え、真赤
に加熱された状態を維持し、極めて耐火性に優れてい
る。
【0007】又、該焼却炉1の上部であって、前記2次
燃焼室6の直上部位には煙突9が下面を閉塞した状態で
立設されており、更に、前記3次燃焼室8の天上部には
前記煙突9に連通する煙突分管10が設けられ、該煙突
分管10の途中に焼却炉1の外側に取付けられているブ
ロワー11の圧力空気を前記煙突9側に向って送給する
ための圧力空気送給管12が取付けられ、該圧力空気送
給管12を介して圧力空気を該煙突分管10内に送給す
ることにより、該煙突分管10の下部が負圧状態となる
ように構成されている。又、該3次燃焼室8は集塵室も
兼ねており、従って、該3次燃焼室8の下部に塵灰取出
し口13が設けられ、塵灰の取出し時に於てのみ開口せ
られる。
燃焼室6の直上部位には煙突9が下面を閉塞した状態で
立設されており、更に、前記3次燃焼室8の天上部には
前記煙突9に連通する煙突分管10が設けられ、該煙突
分管10の途中に焼却炉1の外側に取付けられているブ
ロワー11の圧力空気を前記煙突9側に向って送給する
ための圧力空気送給管12が取付けられ、該圧力空気送
給管12を介して圧力空気を該煙突分管10内に送給す
ることにより、該煙突分管10の下部が負圧状態となる
ように構成されている。又、該3次燃焼室8は集塵室も
兼ねており、従って、該3次燃焼室8の下部に塵灰取出
し口13が設けられ、塵灰の取出し時に於てのみ開口せ
られる。
【0008】一方、前記2次燃焼室6内で燃焼された燃
焼ガス又は塵灰分は前記3次燃焼室8の高温の壁面によ
り、伝導・輻射して自動的に完全燃焼され、そして、燃
焼ガスは前記負圧により煙突9内に吸引されて大気中に
効率良く放出されることになる。
焼ガス又は塵灰分は前記3次燃焼室8の高温の壁面によ
り、伝導・輻射して自動的に完全燃焼され、そして、燃
焼ガスは前記負圧により煙突9内に吸引されて大気中に
効率良く放出されることになる。
【0009】一方、該1次燃焼室4の後方部位の床面上
に散気管14が立設されており、従って、該散気管14
は燃焼ガス流中に立設されることになり、且つ、該散気
管14も耐熱性に優れ焼却炉1内の高温に耐え、優れた
耐火性を有することは当然であるが、該散気管14の底
面には前記ブロワー11からの圧力空気を送給するため
の送気管15が連結され、更に、該散気管14の周側面
には複数のフィン16,16…が水平方向へ突設されて
いる。而して、該フィン16は超耐熱鋼から成り、炉内
温度が1000℃〜1300℃に上昇しても該温度に耐
え、且つ、焼却炉1内側面が真赤に加熱されると同様に
該フィン16も真赤に加熱され、そして、該加熱された
状態を維持できるように構成されている。又、該フィン
16は上段から下段に及んで順次大径に形成され、そし
て、該フィン16,16…間に散気孔17,17…が開
穿されており、該散気孔17,17…は前記1次燃焼室
4内に投入されたゴミ類3に向って前記ブロワー11か
らの圧力空気を噴射できるように該散気管14の前側面
に多数開穿されており、且つ、該圧力空気の一部は前記
2次燃焼室側に向っても噴射されるように該散気管14
の背面側にも開穿されている。
に散気管14が立設されており、従って、該散気管14
は燃焼ガス流中に立設されることになり、且つ、該散気
管14も耐熱性に優れ焼却炉1内の高温に耐え、優れた
耐火性を有することは当然であるが、該散気管14の底
面には前記ブロワー11からの圧力空気を送給するため
の送気管15が連結され、更に、該散気管14の周側面
には複数のフィン16,16…が水平方向へ突設されて
いる。而して、該フィン16は超耐熱鋼から成り、炉内
温度が1000℃〜1300℃に上昇しても該温度に耐
え、且つ、焼却炉1内側面が真赤に加熱されると同様に
該フィン16も真赤に加熱され、そして、該加熱された
状態を維持できるように構成されている。又、該フィン
16は上段から下段に及んで順次大径に形成され、そし
て、該フィン16,16…間に散気孔17,17…が開
穿されており、該散気孔17,17…は前記1次燃焼室
4内に投入されたゴミ類3に向って前記ブロワー11か
らの圧力空気を噴射できるように該散気管14の前側面
に多数開穿されており、且つ、該圧力空気の一部は前記
2次燃焼室側に向っても噴射されるように該散気管14
の背面側にも開穿されている。
【0010】又、焼却炉1の外側面に燃料油を送給する
ためのポンプ18が設置せられ、該ポンプ18から送ら
れる燃料油は燃料油送給パイプ19を介して焼却炉1の
天井に内側に向って突設されているノズル20から前記
散気管14のフィン16,16…に滴下されるように形
成されている。而も、該フィン16,16…は上段から
下段に及んで順次大径に形成されているので滴下される
燃料油は何れかのフィン16上に接触して飛散し、そし
て、直ちに気化して高温下で燃焼し前記ゴミ類を高温で
燃焼させるのである。
ためのポンプ18が設置せられ、該ポンプ18から送ら
れる燃料油は燃料油送給パイプ19を介して焼却炉1の
天井に内側に向って突設されているノズル20から前記
散気管14のフィン16,16…に滴下されるように形
成されている。而も、該フィン16,16…は上段から
下段に及んで順次大径に形成されているので滴下される
燃料油は何れかのフィン16上に接触して飛散し、そし
て、直ちに気化して高温下で燃焼し前記ゴミ類を高温で
燃焼させるのである。
【0011】又、前記2次燃焼室6の下部には空気導入
窓21が設けられており、且つ、該空気導入窓21は2
次燃焼室6内へ空気を調整自在に送入して前記1次燃焼
室4内の燃焼ガス中の不完全燃焼ガス分を該2次燃焼室
6内に於て再び燃焼させるとき、前記散気管14からの
高熱の圧力空気の噴射と相俟って燃焼効率を向上させる
ように構成されている。
窓21が設けられており、且つ、該空気導入窓21は2
次燃焼室6内へ空気を調整自在に送入して前記1次燃焼
室4内の燃焼ガス中の不完全燃焼ガス分を該2次燃焼室
6内に於て再び燃焼させるとき、前記散気管14からの
高熱の圧力空気の噴射と相俟って燃焼効率を向上させる
ように構成されている。
【0012】尚、図中符号22は灰取出口である。本発
明の一実施の形態は上述せる如き構成に係るから、焼却
炉1の前記1次燃焼室4内へゴミ類3を投入し、そし
て、之を焼却するとき、先ず、ダンボール等の火種に着
火し、之を前記1次燃焼室4内に投入する。然るとき
は、ダンボールの燃焼熱によって前記散気管14に設け
たフィン16,16…が加熱される。そこで、前記ノズ
ル20から燃料油を該フィン16,16…上に滴下せし
むれば、該燃料油は直ちに飛散気化し、そして燃焼し、
前記ゴミ類3に着火して該ゴミ類3を燃焼させると同時
に、該フィン16,16…を更に加熱する。一方、前記
ブロワー11から圧力空気が送気されるので、該圧力空
気は加熱された前記散気管14内を通過し、前記散気孔
17,17…から前記ゴミ類3に向って噴射される。更
に、該圧力空気は前記フィン16,16…に接触し乍ら
噴射されるので、該圧力空気は直ちに加熱されて高温と
なる。斯くの如く、高温となった圧力空気を前記ゴミ類
3に噴射し乍ら該ゴミ類3を燃焼させるので、該ゴミ類
3は約1000℃〜1300℃の高温で燃焼させること
が可能となり、依って、該1次燃焼室4内に於て該ゴミ
類3は殆ど完全燃焼されると共に、ダイオキシン或いは
悪臭等の公害物質は分解され、そして、燃焼ガスは図2
の矢印に示すように2次燃焼室6内に進む。ここで、前
記燃焼ガス中に不完全燃焼ガス分が含有されておれば、
該2次燃焼室6の内壁面も前述せる如く、真赤に加熱さ
れて前記高温を維持しているので、該2次燃焼室6内に
流入した不完全燃焼ガスは該2次燃焼室6内に於て殆ど
完全に燃焼される。而して、前記散気管14の後方にも
散気孔17,17…を開穿することにより、該散気孔1
7,17…から該2次燃焼室6内に高温の圧力空気が供
給されるので、該2次燃焼室6内に於ける前記完全燃焼
を更に助成することになる。
明の一実施の形態は上述せる如き構成に係るから、焼却
炉1の前記1次燃焼室4内へゴミ類3を投入し、そし
て、之を焼却するとき、先ず、ダンボール等の火種に着
火し、之を前記1次燃焼室4内に投入する。然るとき
は、ダンボールの燃焼熱によって前記散気管14に設け
たフィン16,16…が加熱される。そこで、前記ノズ
ル20から燃料油を該フィン16,16…上に滴下せし
むれば、該燃料油は直ちに飛散気化し、そして燃焼し、
前記ゴミ類3に着火して該ゴミ類3を燃焼させると同時
に、該フィン16,16…を更に加熱する。一方、前記
ブロワー11から圧力空気が送気されるので、該圧力空
気は加熱された前記散気管14内を通過し、前記散気孔
17,17…から前記ゴミ類3に向って噴射される。更
に、該圧力空気は前記フィン16,16…に接触し乍ら
噴射されるので、該圧力空気は直ちに加熱されて高温と
なる。斯くの如く、高温となった圧力空気を前記ゴミ類
3に噴射し乍ら該ゴミ類3を燃焼させるので、該ゴミ類
3は約1000℃〜1300℃の高温で燃焼させること
が可能となり、依って、該1次燃焼室4内に於て該ゴミ
類3は殆ど完全燃焼されると共に、ダイオキシン或いは
悪臭等の公害物質は分解され、そして、燃焼ガスは図2
の矢印に示すように2次燃焼室6内に進む。ここで、前
記燃焼ガス中に不完全燃焼ガス分が含有されておれば、
該2次燃焼室6の内壁面も前述せる如く、真赤に加熱さ
れて前記高温を維持しているので、該2次燃焼室6内に
流入した不完全燃焼ガスは該2次燃焼室6内に於て殆ど
完全に燃焼される。而して、前記散気管14の後方にも
散気孔17,17…を開穿することにより、該散気孔1
7,17…から該2次燃焼室6内に高温の圧力空気が供
給されるので、該2次燃焼室6内に於ける前記完全燃焼
を更に助成することになる。
【0013】更に又、同図の矢印に示す如く、2次燃焼
室6内における燃焼ガス中にも不完全燃焼ガス分が含有
しているとしても、3次燃焼室8内も前記2次燃焼室6
と同様に高温に加熱されているので該3次燃焼室8内に
流入した不完全燃焼ガス分はここで完全に燃焼される。
依って、前述せる如く、不完全燃焼ガス中に含有させる
有毒物質を完全に除去し、灰分が少なく煙及び悪臭の放
出も殆どなくなり、環境保全に寄与することになるので
ある。
室6内における燃焼ガス中にも不完全燃焼ガス分が含有
しているとしても、3次燃焼室8内も前記2次燃焼室6
と同様に高温に加熱されているので該3次燃焼室8内に
流入した不完全燃焼ガス分はここで完全に燃焼される。
依って、前述せる如く、不完全燃焼ガス中に含有させる
有毒物質を完全に除去し、灰分が少なく煙及び悪臭の放
出も殆どなくなり、環境保全に寄与することになるので
ある。
【0014】尚、本発明は、例えば前記ゴミ類3に代
え、ケミカル廃液を焼却することも可能であり、該ケミ
カル廃液を前述せる如く高温で焼却することにより、前
記ゴミ類の焼却と同様に完全燃焼させて有毒物質の放出
を防止できる等、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
え、ケミカル廃液を焼却することも可能であり、該ケミ
カル廃液を前述せる如く高温で焼却することにより、前
記ゴミ類の焼却と同様に完全燃焼させて有毒物質の放出
を防止できる等、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態にて詳述せる
如く、1次燃焼室内に投入されたゴミ類には、該1次燃
焼室の後方部に設置された、フィンを有し、且つ、高温
に加熱された散気管を通過する高温の圧力空気が噴射供
給されるので、該ゴミ類は1000℃〜1300℃の高
温にて燃焼されることになる。
如く、1次燃焼室内に投入されたゴミ類には、該1次燃
焼室の後方部に設置された、フィンを有し、且つ、高温
に加熱された散気管を通過する高温の圧力空気が噴射供
給されるので、該ゴミ類は1000℃〜1300℃の高
温にて燃焼されることになる。
【0016】一方、ノズルから滴下する燃料油も該高温
のフィンに当り、飛散して直ちに気化し、完全燃焼して
散気管を含み燃焼室内を更に高温に維持して前記ゴミ類
の完全燃焼を助成する。依って、燃焼ガス中には殆ど不
完全燃焼ガス分がなくなり、該不完全燃焼ガス中に含有
する有毒物質も高温により分解除去されることになる。
勿論、1次燃焼室内に於て不完全燃焼ガス分が残存して
いても、2次燃焼室又は3次燃焼室に於て之等不完全燃
焼ガス分は高温で完全燃焼され、該完全燃焼ガスは前記
煙突より大気中に放出されることになる。斯くして、本
発明は、ダイオキシン等の発生を防ぎ病原菌を死滅さ
せ、環境を汚染する有毒ガスの放出を防止して環境衛生
に寄与する等、正に著大なる効果を奏する発明である。
のフィンに当り、飛散して直ちに気化し、完全燃焼して
散気管を含み燃焼室内を更に高温に維持して前記ゴミ類
の完全燃焼を助成する。依って、燃焼ガス中には殆ど不
完全燃焼ガス分がなくなり、該不完全燃焼ガス中に含有
する有毒物質も高温により分解除去されることになる。
勿論、1次燃焼室内に於て不完全燃焼ガス分が残存して
いても、2次燃焼室又は3次燃焼室に於て之等不完全燃
焼ガス分は高温で完全燃焼され、該完全燃焼ガスは前記
煙突より大気中に放出されることになる。斯くして、本
発明は、ダイオキシン等の発生を防ぎ病原菌を死滅さ
せ、環境を汚染する有毒ガスの放出を防止して環境衛生
に寄与する等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図1】本発明の一実施の形態を示し、その正面図。
【図2】図1の要部を断面した側面図。
【符号の説明】 1 焼却炉 2 ゴミ類投入口 3 ゴミ類 4 1次燃焼室 6 2次燃焼室 11 ブロワー 12 圧力空気送給管 14 散気管 15 送気管 16 フィン 17 散気孔 18 ホンプ 19 燃料油送給パイプ 20 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23G 5/44 ZAB F23G 5/44 ZABD
Claims (2)
- 【請求項1】 炉体の前面にゴミ類投入口を有し、該ゴ
ミ類投入口より投入されたゴミ類は1次燃焼室にて燃焼
され、燃焼ガスは煙突より大気中に放出されるように構
成された焼却炉に於て、前記1次燃焼室の後部に散気管
を立設し、該散気管には多数の超耐熱鋼から成るフィン
が配設され、且つ、該フィンの間に散気孔が前記1次燃
焼室側に向って開穿されると共に、該散気管の底面より
炉外側に配設されたブロワーからの圧力空気を送給し、
前記散気孔から燃焼ガス流中に該圧力空気を噴射できる
ように構成されたことを特徴とするゴミ類焼却炉。 - 【請求項2】 上記一次燃焼室の天井部であって、且
つ、前記散気管の上部に燃料油供給用のノズルを設けた
ことを特徴とする請求項1記載のゴミ類焼却炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21785797A JPH1163440A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | ゴミ類焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21785797A JPH1163440A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | ゴミ類焼却炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1163440A true JPH1163440A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16710861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21785797A Pending JPH1163440A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | ゴミ類焼却炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1163440A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014142156A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Kazunobu Sanada | ゴミ類焼却炉 |
CN108561886A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-09-21 | 许义保 | 一种卧式生活垃圾焚烧炉 |
CN109404921A (zh) * | 2018-12-05 | 2019-03-01 | 张泽长 | 一种减少剧毒二噁英排放的环保垃圾焚烧炉 |
-
1997
- 1997-08-12 JP JP21785797A patent/JPH1163440A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014142156A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Kazunobu Sanada | ゴミ類焼却炉 |
CN108561886A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-09-21 | 许义保 | 一种卧式生活垃圾焚烧炉 |
CN109404921A (zh) * | 2018-12-05 | 2019-03-01 | 张泽长 | 一种减少剧毒二噁英排放的环保垃圾焚烧炉 |
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