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JPH03214174A - 静電印刷方法及び静電印刷装置 - Google Patents

静電印刷方法及び静電印刷装置

Info

Publication number
JPH03214174A
JPH03214174A JP2009564A JP956490A JPH03214174A JP H03214174 A JPH03214174 A JP H03214174A JP 2009564 A JP2009564 A JP 2009564A JP 956490 A JP956490 A JP 956490A JP H03214174 A JPH03214174 A JP H03214174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner image
intermediate transfer
printing
transfer
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009564A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayoshi Ono
大野 忠義
Hideyuki Nakao
英之 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009564A priority Critical patent/JPH03214174A/ja
Publication of JPH03214174A publication Critical patent/JPH03214174A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、文字・画像などの記録情報に応じてトナー
像担持体に形成されたトナー像を普通紙に転写して印刷
画像を得る静電印刷方法および静電印刷装置に係わり、
特にカラー印刷と単色印刷を選択的に行う静電印刷方法
および静電印刷装置に関する。
(従来の技術) 情報処理・通信ネットワークの高度化に伴い、カラーハ
ードコピーの需要が高まっている。カラーハードコピー
を出力するカラープリンタとしては、フルカラー写真や
印刷物あるいはカラー・コンピュータ・グラフィックス
など、フルカラーハードコピーを主として出力するもの
、単色あるいはカラーハードコピーの両者を随時出力す
るものに大別できる。ノー−トコビー機器の大きな市場
であるビジネス・オフィスではカラー機器の導入期であ
り、従来の単色複写機、単色レーザープリンタなどと同
等以上の記録品質の単色出力に加えて、高品位のカラー
出力が要求されている。カラープリンタの記録方式とし
ては電子写真記録、熱転写記録、インクジェット記録の
各方式があるが、高速記録性、高画質の点で電子写真記
録方式は優れている。
第7図にカラー電子写真方式を用いた従来装置の一例を
示す。この装置は画像信号に応じて単色トナー像を生成
する部分と、単色トナー像を記録紙に転写してフルカラ
ートナー像を形成する部分よりなる。
まず、フルカラー印刷の場合について説明すると、感光
ドラム1の感光層(図示せず)は帯電コロナチャージャ
2により一様に帯電される。
レーザ光走査系3によりレーザ光4はイエロトナー像に
相当する記録信号に応じて感光層を走査・露光し、静電
潜像を形成する。静電潜像はイエロトナーの二成分磁気
ブラシ現像器5によって反転現像され、イエロトナー像
を形成する。
この時、他の現像器の磁気ブラシは感光層から離されて
いる。イエロトナー像は転写スリーブ6に巻き付けられ
た記録紙(図示せず)に、トナー像と逆極性のコロナイ
オンを発生する転写コロナチャージャ7により転写され
る。トナー像が記録紙に転写された後の感光層は、ブレ
ードクリーナ8によって転写残りのトナーが除去された
後、再使用される。
次いで、先と同様のプロセスでマゼンタトナー像に相当
する記録信号に応じてマゼンタトナーの二成分磁気ブラ
シ現像器9によってマゼンタトナー像を形成する。この
マゼンタトナー像を、記録紙に先に転写されているイエ
ロトナー像に重ね合わせて転写する。同様にシアントナ
ー像に相当する記録信号に応じてシアントナーの二成分
磁気ブラシ現像器10によって形成されたシアントナー
像を、記録紙に先に転写されているイエロトナー像、マ
ゼンタトナー像に重ね合わせて転写する。また、必要に
応じて黒トナー像に相当する記録信号に応じて黒トナー
の二成分磁気ブラシ現像器11によって形成された黒ト
ナー像を重ね合わせて転写する。
完成されたカラートナー像が形成された記録紙は、剥離
チャージャ12および記録紙分離爪13によって転写ス
リーブ6から分離され、記録紙上のカラートナー像は、
定着器14により記録紙に定着される。
単色印刷の場合は、一つのトナー像を記録紙に転写後、
記録紙は直ちに剥離され、トナー像は定着される。
この第7図の装置では、記録紙を転写スリーブ6に巻き
付け、固定するために、記録紙の「掴みしろ」が必要と
なり、記録紙の先端および両端に記録の出来ない部分が
生じる。また、「腰の強い」あるいは小さなサイズの記
録紙の場合、転写スリーブ6への記録紙の固定が不十分
になり、色ずれ、トナー落ちなどの画質劣化によって、
使用できる記録紙の範囲が限定されてしまう。
第8図にカラー電子写真方式を用いた従来装置の他の例
を示す。この装置は画像信号に応じて単色トナー像を生
成する部分と、単色トナー像を転写ベルト上に重ね合わ
せて転写することによりカラートナー像を形成する部分
と、そのカラートナー像を記録紙に転写してフルカラー
トナー像を形成する部分とからなる。
フルカラー印刷の場合について説明する。感光ベルト2
0の感光層(図示せず)は、帯電コロナチャージャ21
により一様に帯電される。
レーザ光走査系22によりレーザ光23はイエロトナー
像に相当する記録信号に応じて感光層を走査・露光し、
静電潜像を形成する。静電潜像はイエロトナーの二成分
磁気ブラシ現像器24によって反転現像され、イエロト
ナー像を形成する。この時、他の現像器の磁気ブラシは
感光層から離されている。イエロトナー像は転写ベルト
25に転写される。トナー像が転写ベルト25に転写さ
れた後の感光層は、ブレードクリーナ26によって転写
残りのトナーが除去された後、再使用される。
次に、先と同様のプロセスでマゼンタトナー像に相当す
る記録信号に応じてマゼンタトナーの二成分磁気ブラシ
現像器27によってマゼンタトナー像を形成し、そのマ
ゼンタトナー像を転写ベルト25に先に転写されている
イエロトナー像に重ね合わせて転写する。同様にシアン
トナー像に相当する記録信号に応じてシアントナーの二
成分磁気ブラシ現像器28によって形成されたシアント
ナー像を転写ベルト25に先に転写されているイエロト
ナー像、マゼンタトナー像に重ね合わせて転写する。ま
た、必要に応じて黒トナー像に相当する記録信号に応じ
て黒トナーの二成分磁気ブラシ現像器旦によって形成さ
れた黒トナー像を重ね合わせて転写する。完成されたカ
ラートナー像は記録紙30に転写され、定着器31によ
り定着される。カラートナー像が転写された転写ベルト
25は、プレードクリーナ32によって転写残りのトナ
ーが除去された後、再使用される。
単色印刷の場合にもフルカラー印刷の場合と同様に、一
つのトナー像を転写ベルト25に転写し、さらに記録紙
に転写した後、トナー像は定着される。
この第8図の装置では、記録紙を転写ベルト25に固定
することがないので、第7図の従来装置におけるような
問題点は生じない。しかしながら、エツジのシャープな
画像が要求される文字画像を記録することの多い単色印
刷においても、トナー像の転写を感光ベルト20の感光
層から転写ベルト25への転写と、転写ベルト25から
記録紙への転写の二回行う必要があるため、エツジのシ
ャープな文字画像が得られにくくなってしまう。
また、トナー像を中間転写体より記録紙に転写するプロ
セスにおいて、転写手段としてコロナチャージャ転写器
を用い、記録紙に直接コロナイオンを作用させた従来装
置では、高湿環境においてコロナイオンのリークにより
転写効率が著しく低下し、画像品質が劣化するという問
題があった。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、第1の従来装置では記録紙を転写スリ
ーブに巻き付けて固定するために、記録紙の「掴みしろ
」が必要であり、記録紙の先端や両端に記録の出来ない
部分が生じるばかりでなく、「腰の強い」あるいは小さ
なサイズの記録紙の場合には、転写スリーブへの固定が
不十分になり、色ずれ、トナー落ちなどの画質劣化が生
じるため、使用できる記録紙の範囲が限定されるという
問題がある。
第2の従来装置では、記録紙を転写ベルトに固定するこ
とがないので、第1の従来装置で見られたような問題は
ないが、エツジのシャープな画像が要求される文字画像
を記録することの多い単色印刷でもトナー像の転写工程
が二回必要であるために、エツジのシャープな文字画像
を得にくいという問題がある。
また、コロナチャージャ転写器を用いてトナー像を中間
転写体より記録紙に転写する構成にすると、記録紙に直
接コロナイオンが作用するため、高湿環境においてコロ
ナイオンのリークにより転写効率が著しく低下し、画像
品質が劣化するという問題がある。
この発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、その
目的は記録体を中間転写体に固定する必要がなく、また
カラー印刷では高品位な画像が得られ、単色印刷におい
てはエツジのシャープな文字画像が得られる静電印刷方
法および静電印刷装置を提供するにある。
この発明の他の目的は、一つの転写手段によりトナー像
を中間転写体と記録紙のいずれへも転写できる静電印刷
装置を提供するにある。
二の発明のさらに別の目的は、コロナチャージャ転写器
を用いた場合でも記録体にコロナイオンが直接作用しな
いようにして転写効率を高くし、高品質の画像が得られ
る静電印刷装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は上記の課題を達成するため、カラー印刷にお
いてはトナー像担持体上に順次形成した異なる色の単色
トナー像を中間転写体に順次転写して重ね合わせること
により中間転写体上にカラートナー像を形成した後、こ
のカラートナー像を記録体に転写してカラー印刷物を得
、単色印刷においてはトナー像担持体上の単色トチ−像
を記録体に転写して単色印刷物を得る。
このような方法に基づいてカラー印刷と単色印刷とを選
択的に行うこの発明の静電印刷装置は、一つの態様によ
れば静電潜像を現像して得られたトナー像を担持するト
ナー像担持体と、トナー像担持体にその一部を対向させ
た中間転写体と、トナー像担持体上のトナー像を記録体
に直接転写する第1の転写手段と、トナー像担持体上の
トナー像を中間転写体に転写する第2の転写手段と、中
間転写体上のトナー像を記録体に転写する第3の転写手
段とにより構成される。
また、他の態様によればトナー像担持体に前面の一部を
対向させた中間転写体の背面に、トナー像担持体上のト
ナー像を中間転写体に転写する動作と、中間転写体上の
トナー像をトナー担持体と中間転写体との間に挿入され
た記録体に転写する動作、およびトナー像担持体上のト
ナー像を記録体に直接転写する動作を選択的に行う一つ
の転写手段が設けられる。
この共通の転写手段が例えばコロナチャージャ転写器の
場合、極性の異なる第1および第2の電源と、これらを
選択的に切り替えるため切り替え手段が用意され、トナ
ー像担持体上のトナー像を中間転写体、またはトナー像
担持体と中間転写体の間に挿入された記録体へ転写する
場合には転写手段に第1の電源を接続し、中間転写体上
のトナー像を記録体へ転写する場合には転写手段に第2
の電源を接続する構成とする。
(作用) この発明による静電印刷方法および装置においては、単
色印刷ではカラー印刷時よりも少ないステップ数の記録
プロセスで記録物が得られる。具体的にはトナー転写プ
ロセスが単色印刷時は一回、フルカラー印刷時は二回と
なる。従って、特に単色印刷において特に重要な文字画
像のエツジのシャープネスが向上する。
また、単色印刷の場合は記録体にトナー像の転写が直接
なされ、カラー印刷の場合でも各色のトナー像が中間転
写体上で重ね合わせられてから記録体に転写されるため
、記録体を中間転写体に固定する必要がない。従って、
記録紙の端部の記録出来ない部分が少なくなり、また転
写スリーブへの固定不十分による色ずれやトナー落ちな
どの画質劣化を考慮する必要がなく、使用できる記録紙
の自由度が高い。
さらに、トナー像担持体と中間転写体の間に記録体を挿
入し、中間転写体の背面に設けられた一つの転写手段に
よりトナー像をトナー像担持体あるいは中間転写体より
記録体に、またはトナー像をトナー像担持体より中間転
写体に転写する構成にすると、転写手段にコロナチャー
ジャ転写器を用いても、記録紙とコロナチャージャ転写
器の間に中間転写体があるために、記録紙に直接コロナ
イオンが作用しない。これにより転写効率が高くなり、
高品質の画像が得られる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図に本発明に従う静電記録装置の第1の実施例であ
るレーザプリンタの構成を示す。この静電記録装置は、
トナー像を記録紙に転写する転写ステーションの構成が
カラー印刷と単色印刷とで異なっている。トナー像担持
体である有機感光体を感光層(図示せず)とする感光ド
ラム40の周囲に、コロナチャージャ帯電器41と、黒
トナーの二成分磁気ブラシ現像器42と、イエロトナー
、マゼンタトナーおよびシアントナーの二成分磁気ブラ
シ現像器43゜44および45と、第1の転写手段とし
てのコロナチャージャ転写器46と、クリーナ47が感
光ドラム40の回転方向に沿って設けられている。レー
ザ光走査系48は、レーザ光49によって感光ドラム4
0を走査露光するだめのものである。
感光ドラム40に隣接して、ポリエステルフィルムをス
リーブ状に懸架した中間転写体としての転写ドラム50
が設置されている。この転写ドラム50の周長は、A3
サイズの縦の長さより少し長く設定されている。そして
、転写ドラム50の内(Illに第2の転写手段として
のコロナチャージャ転写器51と、一対のコロナチャー
ジャ除電器52が配置され、転写ドラム50の外側にフ
ァープランクリーナ53と、導電性弾性ローラを備えた
第3の転写手段としてのローラ転写器54が配置されて
いる。定着器55はこの例では、一対のヒートローラに
よって構成される。
記録体保持手段であるカセット56および66には、記
録体としての表面平滑性の良いフルカラー印刷用の記録
紙である専用紙57および単色印刷用の記録紙である普
通紙67がそれぞれ保持されている。
まず、カラー印刷時の記録動作について説明する。まず
、感光ドラム40の感光層がコロナチャージャ帯電器4
1によりマイナス600vに一様に帯電される。次いで
、画像情報源(図示せず)より供給されるイエロー画像
情報に応じて変調されたレーザ光49は、レーザ光走査
系48により感光ドラム40の回転により移送される一
様に帯電された感光層を走査露光して、露光部の表面電
位をマイナス150■に低下させ、イエロー像の静電潜
像を形成する。この静電潜像はマイナス極性のイエロト
ナーの二成分磁気ブラシ現像器43によって反転現像さ
れ、イエロトナー像を形成する。この時、他の現像器の
磁気ブラシは感光層から離されている。感光ドラム40
の感光層に形成されたイエロトナー像は、コロナチャー
ジャ転写器51と対向する位置で転写ドラム50に転写
される。すなわち、コロナチャージャ転写器51から発
生するプラス極性のコロナイオンは転写ドラム50のポ
リエステルフィルムのコロナチャージャ転写器51に対
向する側に蓄積し、このコロナイオンによって生じる静
電力により、トナー像が感光層よりポリエステルフィル
ムに転写される。この時、クリーナ53のファーブラシ
とローラ転写器54のローラは、転写されたトナー像を
掻き落とさないように転写ドラム50のポリエステルフ
ィルムから完成されたカラートナー像が記録紙に転写さ
れるまで、あるいは各色トナー像が転写されるまで離さ
れている。トナー像が転写された後の感光層は、クリ−
す47によって転写残りのトナーが除去された後、再使
用される。
続いて、先と同様のプロセスにより、マゼンタトナー像
に相当する記録信号に応じて、マゼンタトナーの二成分
磁気ブラシ現像器44によりマゼンタトナー像が形成さ
れる。マゼンタトナー像も先のイエロトナー像と同様に
、転写ドラム50に先に転写されているイエロトナー像
に重ね合わせて転写する。シアントナー像も同様にシア
ントナー像に相当する記録信号に応じて、シアントナー
の二成分磁気ブラシ現像器45によって形成され、転写
ドラム50に先に転写されているイエロトナー像、マゼ
ンタトナー像に重ね合わせて転写される。また、必要に
応じて黒トナー像に相当する記録信号に応じて黒トナー
の二成分磁気ブラシ現像器42によって形成された黒ト
ナー像を重ね合わせて転写する。この装置では黒トナー
像は最後に形成され、転写される。
トナー像の重ね合わせ回数に応じて転写電極である転写
ドラム50のポリエステルフィルム裏面と、転写される
トナー像との距離が広くなるので、コロナチャージャ5
1のコロナイオン発生電圧は順次より高く設定する必要
がある。
転写ドラム50にカラートナー像が完成した後、カセッ
ト56より表面平滑性の良いフルカラー印刷専用紙57
がローラ転写器54からなる転写ステーションに搬送さ
れる。そして転写ドラム50上のカラートナー像は、ロ
ーラ転写器54により専用紙57に転写される。
次に、第2図を用いて第1図におけるローラ転写器54
の構造および転写動作を説明する。
ローラ転写器54は、転写ローラ58と転写電圧を供給
する電源59からなる。転写ローラ58は可撓性の抵抗
層60.導電層61、変形可能な弾性層62、金属シャ
フト63よりなる。
金属シャフト63と導電層61とは、弾性層62の一部
を導電化することにより導通がとられている。転写ドラ
ム50の回転に従って、カラートナー像64はトナー転
写部(B−C区間)に運ばれ、このトナー転写部でカラ
ートナー像64は記録紙(専用紙)57に圧接される。
金属シャフト63にはトナーと逆極性の転写電圧(プラ
ス1.5kV )が電源59より供給され、同じ電位が
導電層61、抵抗層60に印加される。
抵抗層60と、接地された導電性バックローラ65の間
に作用する静電気力により、カラートナー像64は記録
専用紙57に転写される。トナー転写部ではトナー像の
重ね合わせ回数により部分的にトナー層の厚みが異なる
カラートナー像においても、転写ローラ58の弾性層6
2の弾力的な変形により転写圧力もほぼ一定に保たれる
。この結果、ローラ転写器で生じがちなトナー像の「中
抜け」(トナー像の中央部のトナーが逆転写する現像)
による画像劣化が生じない。
この様な転写器として特願昭83−104080号があ
る。この転写器では抵抗層60と導電性バックローラ6
5の間に作用する静電界によりトナーを転写するので、
記録紙の吸湿性の影響を受けることがない。従って、高
温多湿(35℃−80%R,)1.)環境でも、常温・
常湿(20℃−60%R5H,)環境と変わらない転写
効率が得られる。記録紙57に転写されたカラートナー
像64は定着器55で定着され、排紙される。カラート
ナー像が転写されたポリエステルフィルムは正負両極性
のコロナイオンを発生する一対のコロナチャージャ除電
器52により表面の電荷を除電され、転写残りのトナー
をファーブラシクリーナ53で除去され再使用される。
次に、単色印刷時の記録動作について説明する。感光ド
ラム40の感光層は、コロナチャージャ帯電器41によ
り例えばマイナス600vに一様に帯電される。レーザ
光49は画像情報源(図示せず)より供給される単色画
像情報に応じて変調され、レーザ光走査系48により感
光ドラム40の回転により移送される一様に帯電された
感光層を走査露光する。これにより露光部の表面電位を
マイナス150vに低下させ、単色像の静電潜像を形成
する。静電潜像はマイナス極性の単色トナーの二成分磁
気ブラシ現像器42によって反転現像され、単色トナー
像を形成する。この時、他の現像器43〜45の磁気ブ
ラシは感光層から離されている。
この静電印刷装置では、単色用の現像器42が感光ドラ
ム40の回転方向に対して各現像器の最初に配置されて
いるが、単色現像器を感光ドラム40の回転方向に各現
像器の最後に配置すれば、他の現像器の磁気ブラシは感
光層に接触していても良い。単色トナー像の先端がコロ
ナチャージャ転写器46の転写ステーションに到達する
前に、タイミングを制御することによって、カセット6
6より記録紙(普通紙)67がコロナチャージャ転写器
46の転写ステーションに給紙される。単色トナー像は
コロナチャージャ転写器46と対向する位置で、記録紙
67に転写される。コロナ発生電圧として直流電圧プラ
ス8kVが印加されたコロナチャージャ転写器46から
発生するプラスのコロナイオンは、記録紙67のコロナ
チャージャ転写器46に対向する側に蓄積し、このコロ
ナイオンによって生じる静電力により、感光層上のトナ
ー像が記録紙(普通紙)67に転写される。転写後の記
録紙67は、定着器55まで搬送されることにより単色
トナー像が定着された後、排紙される。
以上の説明から明らかなように、本実施例の静電印刷装
置ではカラー印刷の場合、記録紙57を転写ドラム50
に固定する必要がないため、記録の出来ない部分が端部
に生ぜず、また色ずれやトナー落ちなどの画質劣化を考
慮する必要がなく、湿度環境に安全な再現性の良いフル
カラー印刷ができる。この場合、記録紙57は専用紙で
あるが、「腰の強い」ものやサイズの小さなものでもよ
く、使用可能な記録紙の範囲は広い。
また、単色印刷の場合には、トナー像を感光ドラムより
普通紙に直接転写するために、カラー印刷時と同様の効
果に加え、特に文字画像についてエツジのシャープな画
像を記録できるという利点がある。
さらに、本実施例ではカラー印刷と単色印刷で自動的に
各々に適した記録紙57.67 (専用紙および普通紙
)が供給されるので、常に高品位の画像の印刷が可能で
ある。
次に、第3図を参照してこの発明による静電印刷装置の
第2の実施例を説明する。この実施例は記録紙がトナー
担持体と中間転写体の間に供給される構成となっている
点が第1図の実施例と異なっている。トナー像担持体で
ある感光ドラム40、コロナチャージャ帯電器41およ
び黒トナーの二成分磁気ブラシ現像器42は、第1図と
同様である。イエロトナー、マゼンタトナーおよびシア
ントナーの現像器としては−成分非接触現像器70.7
1および72が用いられている。また、本実施例では第
1図の実施例における第1.第2および第3の転写手段
であるコロナチャージャ転写器46.51およびローラ
転写器54に代えて、共通の転写手段としてコロナチャ
ージャ転写器73が用いられている。感光ドラム40の
周囲には、さらにブレードクリーナ74と、除電ランプ
75が設けられている。レーザ光走査系76は、レーザ
光77を感光ドラム40に照射して走査露光を行う。
そして、中間転写体としてのポリエステルフィルムから
なる転写ベルト78が感光ドラム40に前面の一部を対
向させて設けられ、この転写ベルト78の背面に上記の
コロナチャージャ転写器73が配置されている。転写ベ
ルト78の周長は、A3サイズの縦の長さより少し長く
なっている。コロナチャージャ転写器73は感光ドラム
40上のトナー像を記録紙84上に直接転写する動作と
、感光ドラム40上のトナー像を転写ベルト78上に転
写する動作と、転写ベルト78上のトナー像を記録紙8
4上に転写する動作を選択的に行うものであり、そのた
めに第1および第2の電源であるプラス及びマイナスの
高圧電源79A、79Bが切り替え手段としてのスイッ
チ80を介して接続される。
81は転写ベルトクリーナ、82は一対のヒートローラ
からなる定着器である。
まず、カラー印刷時の記録動作について説明する。感光
ドラム±旦の感光層はコロナチャージャ帯電器41によ
りマイナス600vに一様に帯電される。画像情報源(
図示せず)より供給されるイエロー画像情報に応じて変
調されるレーザ光77は、レーザ光走査系76により感
光ドラム40の回転により移送される一様帯電後の感光
層を走査露光して、露光部の表面電位をマイナス150
Vに低下させ、イエロー像の静電潜像を形成する。静電
潜像はマイナス極性のイエロトナーの一成分非接触現像
器70によって反転現像され、イエロトナー像を形成す
る。この時、黒トナーの現像器72の磁気ブラシは感光
層から離されている。イエロトナー像はコロナチャージ
ャ転写器73と対向する位置で、転写ベルト78に転写
される。コロナチャージャ転写器73はスイッチ80を
介して、第1の電源であるプラスの高圧電源79Aに接
続される。これによりコロナチャージャ転写器73から
発生するプラスのコロナイオンは、転写ベルト78のポ
リエステルフィルムのコロナチャージャ転写器73に対
向する側に蓄積し、このコロナイオンによって生じる静
電力により、感光層上のトナー像はポリエステルフィル
ムに転写される。
この時、クリーナ81のブレードは転写されたトナー像
を掻き落とさないように、転写ベルト78のポリニステ
リフィルムから完成されたカラートナー像が記録紙に転
写されるまで、あるいは各色トナー像が転写されるまで
離されている。トナー像が転写ベルト78に転写された
後の感光層は、クリーナ74によって転写残りのトナー
が除去された後、再使用される。
引き続き、先と同様のプロセスでマゼンタトナー像に相
当する記録信号に応じて、マゼンタトナーの一成分非接
触現像器71によってマゼンタトナー像が形成される。
マゼンタトナー像も先のイエロトナー像と同様に、転写
ベルト78に先に転写されているイエロトナー像に重ね
合わせて転写される。シアントナー像も先と同様にシア
ントナー像に相当する記録信号に応じて、シアントナー
の一成分非接触現像器72によって形成され、シアント
ナー像を転写ベルト78に先に転写されているイエロト
ナー像、マゼンタトナー像に重ね合わせて転写される。
また、必要に応じて黒トナー像に相当する記録信号に応
じて黒トナーの二成分磁気ブラシ現像器42によって形
成された黒トナー像が重ね合わせて転写される。トナー
像の重ね合わせ回数に応じて、転写電極である転写ベル
ト78のポリエステルフィルム裏面と、転写されるトナ
ー像との距離が広くなるので、コロナチャージャ転写器
73のコロナイオン発生電圧は、順次より高く設定する
必要がある。
転写ベルト78にカラートナー像が完成した後、カセッ
ト83より記録紙84がコロナチャージャ転写器73と
感光ドラム40の間に搬送される。この時、コロナチャ
ージャ転写器73はスイッチ80により第2の電源であ
るマイナスの高圧電源79Bに接続される。転写ベルト
78に形成されたカラートナー像は、コロナチャージャ
転写器73から発生するマイナスコロナイオンによって
発生する静電力により、記録紙84に転写される。記録
紙84に転写されたカラートナー像は定着器82で定着
され、排紙される。記録紙84にカラートナー像が転写
された後のポリエステルフィルムは、転写残りのトナー
がクリーナ81で除去されたのち後、再使用される。
次に、単色印刷時の記録動作について説明する。感光ド
ラム40の感光層は、コロナチャージャ帯電器41によ
りマイナスaoovに一様に帯電される。画像情報源(
図示せず)より供給される単色画像情報に応じて変調さ
れるレーザ光77は、レーザ光走査系76により感光ド
ラム40の回転により移送される一様帯電後の感光層を
走査露光して、露光部の表面電位をマイナス150Vに
低下させ、単色像の静電潜像を形成する。静電潜像はマ
イナス極性の単色トナーの二成分磁気ブラシ現像器42
によって反転現像され、単色トナー像を形成する。単色
トナー像の先端がコロナチャージャ転写器73の転写ス
テーションに到達する前にタイミングを制御することに
より、カセット83より記録紙84がコロナチャージャ
転写器73の転写ステーションに給紙される。コロナチ
ャージャ転写器73は、スイッチ80によりプラスの高
圧電源79Aに接続される。従って、コロナチャージャ
転写器73から発生するプラスのコロナイオンは、転写
ベルト78のポリエステルフィルムのコロナチャージャ
転写器73に対向する側に蓄積し、このコロナイオンに
よって生じる静電力により単色トナー像は感光層より記
録紙84に転写される。記録紙84に転写された単色ト
ナー像は定着器82で定着され、排紙される。単色トナ
ー像が記録紙84に転写された後の感光ドラム40は、
転写残りのトナーがクリーナ74で除去された後、再使
用される。また、転写ベルト78はトナーと直接接触し
ないが、紙粉などの除去のためクリーナ81で清掃され
る。
本実施例の静電印刷装置では、カラー印刷の場合には記
録の出来ない部分が生ぜず、再現性の良いフルカラー記
録ができ、単色印刷ではトナー像を直接感光ドラム4o
より記録紙84に転写するので、エツジのシャープな画
像が記録できる。また、感光ドラム4oがら転写ベルト
78へのトナー像の転写、転写ベルト78がら記録紙8
4へのトナー像の転写、および感光ドラム±旦から記録
紙84への転写を一つの転写器73を用いて行うので、
装置構成が簡単になるのと同時に、装置の信頼性も向上
する。
次に、第4図を参照してこの発明になる静電印刷装置の
第3の実施例を説明する。この実施例では記録紙がトナ
ー担持体と中間転写体の間に供給される構成となってお
り、また転写手段としてローラ転写装置を備えている。
この実施例の静電印刷装置は、中間転写体および転写手
段が第3図に示した静電印刷装置と異なっているか、他
の部分は同じなので、その部分については第3図と同番
号で示し、説明を省略する。
中間転写体としては、ポリエステルフィルムにアルミニ
ュウムの薄膜を設けた転写ベルト85が用いられる。こ
の転写ベルト85の周長は、A3サイズの縦の長さより
少し長くなっている。また、転写手段として導電層を表
面に有する弾性ローラを備えたローラ転写器86が用い
られる。第1の電源であるプラスの高圧電源87および
第2の電源であるマイナスの高圧電源、89はローラ転
写器86と電源87および88を切り替えて接続するス
イッチである。
まず、カラー印刷の記録動作について説明する。第3図
の装置と同様にイエロトナー像を最初に感光ドラム40
に形成する。トナー像形成動作については第3図の装置
と同様なので説明を省略する。感光ドラム40に形成さ
れたイエロトナー像はローラ転写器86と対向する位置
で転写ベルト85に転写される。
この転写動作を第5図を用いて説明する。ローラ転写器
86に備わる転写ローラ90は、導電層91、変形可能
な弾性層であるスポンジ層92、金属シャフト93より
なる。金属シャフト93と導電層91とは、スポンジ層
92の一部を導電化(図示せず)することにより、導通
がとられている。導電性のスポンジ層を用いる場合には
導電層は設けなくても良い。転写ベルト85は厚み25
0μmのポリエステルフィルムからなる誘電体層94と
その上に設けられた厚さ2μmのアルミ薄膜からなる導
電層95からなっており、導電層95が転写ローラ90
の導電層91に接するように配置されている。感光ドラ
ム40の回転に従って、イエロトナー像96はトナー転
写領域に運ばれる。トナー転写領域でイエロトナー像9
6は転写ベルト85の誘電体層94に圧接される。金属
シャフト93にはスイッチ89により接続された電源8
7よりトナーと逆極性の転写電圧プラス1.5kVが供
給され、同電位が導電層91および導電層91に接して
いる転写ベルト85の導電層95に印加される。イエロ
トナー像96は導電層95と接地された感光ドラム40
の導電層(図示せず)の間に作用する静電気力により転
写ベルト78の誘電体層94に転写される。導電層95
への給電は、感光ドラム40から転写ベルト85への一
連のトナー転写が終了するまで続けられることにより、
転写されたトナー像は導電層95とトナーの間に作用す
る静電気力により転写ベルト85に保持される。また、
クリーナ81のブレードは一連のトナー転写が終了する
まで離間させられている。トナー転写終了後の感光ドラ
ム40の再使用動作は第3図の静電印刷装置と同様なの
で、説明を省略する。
マゼンタトナー像、シアントナー像および黒トナー像に
ついても同様に形成され、順次転写ベルト85上で重ね
合わされることにより、カラートナー像が形成される。
転写電圧は固定でも良いが、必要に応じてトナー像の重
ね合わせに従って増加させても良い。トナー像の重ね合
わせるに従い、転写ベルト85上のカラートナー像はト
ナー層が厚くなり、かつ部分的にトナー層の厚みも異な
り、ローラ転写では先に述べた「中抜け」によるトナー
像劣化が生じやすいが、十分な弾性を有する転写ローラ
90を用いることにより、先に述べた記録紙への転写と
同様にトナー像の「中抜け」は生じない。転写ベルト8
5にカラートナー像が完成した後、カセット83より記
録紙84がローラ転写器86の転写ローラ90と感光ド
ラム40の間に搬送される。カラートナー像の記録紙8
4への転写に先立ち、ローラ転写器86はスイッチ89
により第2の電源であるマイナス電源88に接続される
。各色トナー像によって形成されたマイナス極性のカラ
ートナー像は、転写ベルト85の導電層95に印加され
るマイナス1.5kVの直流電圧によって生じる静電気
力により、記録紙84に一括転写される。記録紙84に
転写されたカラートナー像は、定着器82で定着され、
排紙される。カラートナー像が記録紙84へ転写された
後の転写ベルト85は、転写残りのトナーがクリーナ8
1で除去され、再使用される。
次に、単色印刷時の記録動作について説明する。単色ト
ナー像の形成動作については、第3図の装置と同様なの
で説明を省略する。単色トナー像の先端がローラ転写器
86の転写ステーションに到達する前にタイミングを制
御することによって、カセット83より記録紙84がロ
ーラ転写器86の転写ローラ90と感光ドラム40との
間に搬送される。これに先立って、あるいは同時に転写
ローラ90はスイッチ89によりプラス電源87に接続
され、転写ベルト85の導電層95にプラス1.5kV
の直流電圧が印加される。これにより生じる静電気力に
よって、単色トナー像は記録紙84に転写され、さらに
定着器82で定着される。その後、記録紙84は排紙さ
れる。単色トナー像が記録紙84に転写された後の感光
ドラム40は、転写残りのトナーがクリーナ74で除去
された後、再使用される。また、転写ベルト85はトナ
ーと直接接触しないが、紙粉などの除去のためにクリー
ナ81で清掃される。
本実施例の静電印刷装置は、第3図に示した静電印刷装
置と同様にカラー印刷の場合には、記録の出来ない部分
が生ぜず、再現性の良いフルカラー記録ができ、単色印
刷ではトナー像を直接感光ドラムより記録紙に転写する
ので、エツジのシャープな画像が記録できる。また、感
光ドラム40から転写ベルト85への転写、転写ベルト
85から記録紙84への転写、感光ドラム40から記録
紙84への転写を一つの転写器86で行うので、装置構
成が簡単になるのと同時に、装置の信頼性も向上する。
さらに転写器84としてローラ転写器を用いているので
、カラー印刷、単色のいずれにおいても、周囲環境の変
化にかかわらず印字品質に優れた印刷を行うことができ
る。
第6図にこの発明による静電印刷装置の第4の実施例の
構成を示す。第6図中、第4図の装置の構成要素と同じ
ものは同番号で示す。この静電印刷装置は第4図に示し
た装置と比べて給紙装置が異なっており、記録紙として
カラー印刷専用紙97を収納したカセット98と、普通
紙99を収納したカセット100を備えている。
記録動作については第4図における装置と異なる部分の
み説明し、他の部分については説明を省略する。カラー
印刷の場合、装置の印刷動作を制御するCPU (図示
せず)よりのカラー印刷信号あるいはオペレータのカラ
ー印刷選択によるセット信号によりカセット98が選択
されることにより、専用紙97が搬送路101を介して
給紙され、カラー印刷物を得る。単色印刷の場合には、
先と同様にCPU制御あるいはオペレータの選択により
カセット100が選択されることにより、普通紙99が
搬送路102を介して給紙され、単色印刷物を得る。
この実施例の装置では、先の実施例と同様の効果が得ら
れるほか、印刷条件に応じてそれぞれに適した記録紙が
自動的に選択、給紙されるので、常に目的に即した印刷
を行うことができるという利点を有する。
なお、この発明による静電印刷装置の具体的構成は先に
示した実施例に限定されることなく、発明の主旨を逸脱
しない範囲で種々の変形が可能とであることは勿論であ
る。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、以下の効果が
得られる。
(1)文字画像の印刷の多い単色印刷では、トナー像転
写プロセスが一回で済むため、エツジシャープネスに優
れた活字並みの文字印刷ができる。
(2)カラー印刷時には各色のトナー像が中間転写体上
で重ね合わせられてから記録体に転写されるため、記録
紙の端部の記録出来ない部分が少なくなり、各色の色重
ね精度が良く、色再現の安定性に優れた印刷が可能とな
る。また、転写スリーブへの固定が必要であるため、使
用できる記録紙の範囲が広がる。
(3)印刷頻度の高い単色印刷において中間転写体を使
用しないので、実質的に中間転写体あるいは装置の長寿
命化が実現される。
(4)トナー像の異なる二つの転写条件(感光ドラムあ
るいは中間転写体から記録紙、および感光ドラムから中
間転写体)に対しても、一つの転写器で対応できるので
、装置構成の簡単化、保守が容易になる。
(5)記録紙と転写器の間に中間転写体を設ければ、コ
ロナチャージャ転写器を用いた場合でも、記録紙に直接
コロナイオンが作用することがなくなるため、転写効率
が向上し、高品質の画像が得られる。
(6)導電層を有する中間転写体を用いることにより、
トナー像の重ね合わせの間にあっては中間転写体とトナ
ー像の間に静電気力を作用させ、重ね合わされたトナー
像の中間転写体における保持を確実に行うことにより、
トナー像の乱れを解消し、高品位の画質を得ることがで
きる。
(7)各印刷条件に応じてそれに適した記録紙が自動的
に選択、給紙する構成とすれば、常に目的に即した印刷
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例に係る静電印刷装置の
概略構成を示す図、第2図は第1図中のローラ転写器の
概略構成と転写動作を説明するための図、第3図はこの
発明の第2の実施例に係る静電印刷装置の概略構成を示
す図、第4図はこの発明の第3の実施例に係る静電印刷
装置の概略構成を示す図、第5図は第4図中のローラ転
写器および中間転写体の概略構成と転写動作を説明する
ための図、第6図はこの発明の第4の実施例に係る静電
印刷装置の概略構成を示す図、第7図および第8図は従
来の静電印刷装置の概略構成を示す図である。 40・・・感光ドラム(トナー像担持体)、42゜4B
、44,45.70,71..72・・・現像器、46
・・・コロナチャージャ転写器(第1の転写手段)、5
1・・・コロナチャージャ転写器(第2の転写手段)、
50・・・転写ドラム(中間転写体)、54・・・ロー
ラ転写器(第3の転写手段)、57・・・カラー印刷専
用紙(記録体)67・・・普通紙(記録体)、73・・
・コロナチャージャ転写器(転写手段) 78・・・転
写ベルト(中間転写体) 、79A、79B・・・第1
および第2の電源、80・・・スイッチ(切り替え手段
)、84・・・記録紙(記録体) 85・・・転写ベル
ト(中間転写体)、86・・・ローラ転写器(転写手段
)、87゜88・・・第1および第2の電源、89・・
・スイッチ(切り替え手段)、90・・・感光ドラム(
トナー像担持体)、97・・・カラー印刷専用紙(記録
体)99・・・普通紙(記録体) 、98,100・・
・カセット(保持体) 、101,102・・・搬送路
(第1および第2の搬送手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)カラー印刷と単色印刷とを選択的に行う静電印刷
    方法において、 カラー印刷時にはトナー像担持体上に順次形成した異な
    る色の単色トナー像を中間転写体に順次転写して重ね合
    わせることにより中間転写体上にカラートナー像を形成
    し、このカラートナー像を記録体に転写してカラー印刷
    物を得、単色印刷時にはトナー像担持体上の単色トナー
    像を記録体に直接転写して単色印刷物を得ることを特徴
    とする静電印刷方法。(2)カラー印刷と単色印刷とを
    選択的に行う静電印刷装置において、 静電潜像を現像して得られたトナー像を担持するトナー
    像担持体と、 トナー像担持体にその一部を対向させた中間転写体と、 トナー像担持体上のトナー像を記録体に直接転写する第
    1の転写手段と、 トナー像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する第
    2の転写手段と、 中間転写体上のトナー像を記録体に転写する第3の転写
    手段と を備えたことを特徴とする静電印刷装置。 (3)カラー印刷と単色印刷とを選択的に行う静電印刷
    装置において、 静電潜像を現像して得られたトナー像を担持するトナー
    像担持体と、 トナー像担持体に前面の一部を対向させた中間転写体と
    、 中間転写体の背面に設けられ、トナー像担持体上のトナ
    ー像を中間転写体に転写する動作と、中間転写体上のト
    ナー像をトナー担持体と中間転写体との間に挿入された
    記録体に転写する動作、およびトナー像担持体上のトナ
    ー像を記録体に直接転写する動作を選択的に行う転写手
    段と を備えたことを特徴とする静電印刷装置。 (4)カラー印刷と単色印刷とを選択的に行う静電印刷
    装置において、 静電潜像を現像して得られたトナー像を担持するトナー
    像担持体と、 トナー像担持体に前面の一部を対向させた中間転写体と
    、 中間転写体の背面に設けられ、トナー像担持体上のトナ
    ー像を中間転写体に転写する動作と、中間転写体上のト
    ナー像をトナー担持体と中間転写体との間に挿入された
    記録体に転写する動作、およびトナー像担持体上のトナ
    ー像を記録体に直接転写する動作を選択的に行う転写手
    段と、 極性の異なる第1および第2の電源と、 トナー像担持体上のトナー像を中間転写体、またはトナ
    ー像担持体と中間転写体の間に挿入された記録体へ転写
    する場合には転写手段に第1の電源を接続し、中間転写
    体上のトナー像を記録体へ転写する場合には転写手段に
    第2の電源を接続する切り替え手段と を備えたことを特徴とする静電印刷装置。 (5)記録特性の異なる記録体をそれぞれ保持する第1
    および第2の保持体と、これら第1および第2の保持体
    に保持された記録体をカラー印刷時および単色印刷時に
    それぞれ搬送する第1および第2の搬送手段とを更に備
    えることを特徴とする請求項2、3または4記載の静電
    印刷装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7228088B2 (en) 2005-01-21 2007-06-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Color image forming apparatus and color image forming method
US7274900B2 (en) 2004-09-20 2007-09-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Color image forming apparatus and image forming method

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