JPH0320221A - 肝疾患治療剤 - Google Patents
肝疾患治療剤Info
- Publication number
- JPH0320221A JPH0320221A JP1154069A JP15406989A JPH0320221A JP H0320221 A JPH0320221 A JP H0320221A JP 1154069 A JP1154069 A JP 1154069A JP 15406989 A JP15406989 A JP 15406989A JP H0320221 A JPH0320221 A JP H0320221A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- therapeutic agent
- hepatopathy
- acetylpyrrole
- liver diseases
- liver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pyrrole Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、肝疾患治療剤に関し、更に詳しくは2−アセ
チルピロールを有効成分とする肝疾患治療剤に関する. 従来の技術 2−アセチルビロールは公知の化合物であり、その物性
がディクショナリー・才プ・才−ガニツク●コンパウン
ズ(Dictionary of Organic c
omp一ounds)(第5版, 1982年)に記載
されている.また、その中枢神経抑制作用がジケーナル
・才プ・メデイシナルケミストリー(Journal
of Mcdicin−al Chemistry)
[第11巻.第1251〜1252ページ(1968年
)]に記載されている.しかしながら、2ーアセチルピ
ロールに肝疾患治療剤としての作用があることは知られ
ていない. 一方、従来の肝疾患の治療薬で2−アセチルピロールに
構造類似のものも知られていない.発明が解決しようと
する課題 本発明の目的は、薬効が高く安全性の高い優れた肝疾患
治療剤を提供することにある.課題を解決するための手
段 本発明者らは、前記目的を達成すべく鋭意努力した結果
、肝疾患治療剤の開発研究の過程で2−アセチルビロー
ルがマウスを用いた急性肝障害モデルにおいて、極めて
良好な治療効果を示すことを見いだし、本発明を完成し
た. すなわち、本発明は2−アセチルピロールを有効成分と
する肝疾患治療剤である. 2−アセチルビロールの腹腔内投与の急性毒性値は、後
記試験例から明らかになるが、LD..値が1000m
g/ kg以上であり、安全性の高い薬物である. また、2−アセチルピロールの投与量は、投与ルート、
投与対象の年齢及び症状などにより適宜選定されるが、
一般成人に対しては1日1〜100mgを1〜3回に分
けて投与する.投与方法は経口又は非経口のいずれでも
よく、その投与剤形としては、錠剤、顆粒剤、カプセル
剤、注射剤、輸液などである.上記各製剤は日本薬局方
製剤総則に従って製造する.各種添加剤としては、賦形
剤(デンプン、乳糖、シヨ糖、マンニトールなどのm類
、結晶セルロース、カルボキシメチルセルロースなどの
セルロース類など)、結合剤(ヒドロキシプロビルセル
ロース、ポリビニルビロリドン、結晶セルロースなど)
、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム、タルク、軽質無
水ケイ酸など)、崩壊剤、安定剤、湿潤剤、界面活性剤
、溶媒などである. 本発明の肝疾患治療剤は、単独で用いても優れた効果が
得られるが、他の肝疾患治療剤と併用して用いることも
できる. 発明の効果 本発明の肝疾患治療剤は既存の肝疾患治療剤に比べ化学
構造を異にする特異的なものであり、毒性が低い.この
ため、多量にかつ連続して投与が可能なので優れた効果
を得ることができる.実施例 以下、試験例及び実施例を示して本発明を更に具体的に
説明する. (試験例1) [四塩化炭素誘発急性肝障害に対する作用](υ被馳動
物 ICR系雄性マウス(7週齢、体重約30g)8匹
を1群として試験に供した.■試料 2−アセチルピロ
ールを5%アラビアゴム溶液に懸濁して各種濃度(30
、1oo及び300ag/kg)の被験薬を調製し、ジ
イソブロビル−1.3−ジチ才−ル−2−イリデンマロ
ネート3o及び100mg/kgを5%アラビアゴム溶
液に懸濁したものを比較薬とし、5%アラビアゴム溶液
のみのものを対照とした. ■これらの試料をそれぞれtog/hg体重の割合で個
別の動物に経口投与した.30分後、オリーブ油で希釈
した四塩化炭素0.03a!!/kgを1 0d /
kg体重の割合で個別の動物に経口投与し肝障害を発生
させた.18時間の放置後、動物の股動静脈を切開して
採血し、3000r. p. mで10分間遠心分離す
ることにより血清を採取して、血清中のアラニンアミノ
トランスフェラーゼ(GPT)及びアスパラギン酸アミ
ノトランスフェラーゼ(GOT)活性を自動分析装置で
測定し、肝障害の指標とした.その結果を第1表に示し
た. 第1表 (注)GPT値及びGOT値は平均値士標準誤差で示第
1表から明らかなように、2−アセチルビロールを30
mg/kg以上腹腔内投−与した群では血清GPT値及
びGOT値の上昇が顕著に抑制され、また、これらの値
は比較薬30又は100mg/kgを腹腔内投与した群
より優れている. (試験例2) [急性毒性試験] ICR系雄性マウス(5週齢、体重約25g)10匹を
1群として試験に供した.試験例1に準じて2ーアセチ
ルピロールを含有する試料を調製し、それらを動物に1
回腹腔内投与し、7日間観察してLD..値を求めた. その結果、最高投与量の1000mg/kgでも死亡例
を全く認めなかった.従って、腹腔内投与のLD.値は
1000mg/ kg以上であった.(実施例1) 錠
剤 成分 配合量(mg)2−アセ
チルピロール 50結晶セルロース
242ヒドロキシプロビルセルロース
5300mg 上記処方で第11改正日本薬局方製剤総則13に従い錠
剤を製造した. (実施例2) !’i粒剤 成分 配合量(mg)2−アセ
チルビロール 100バレイショデンプン
’41k (H乳糖
480(実施例3) ドライシロップ剤 成分 2−アセチルピロール 白糖 d−マンニトール ヒドロキシブロビルセルロース 力ルポキシメチノレセルロースナ 配合量(mg) 100 430 430 20 トリウム10 1.000mg 上記処方で第11改正日本薬局方製剤総則l4に従いド
ライシロップ剤を製造した.
チルピロールを有効成分とする肝疾患治療剤に関する. 従来の技術 2−アセチルビロールは公知の化合物であり、その物性
がディクショナリー・才プ・才−ガニツク●コンパウン
ズ(Dictionary of Organic c
omp一ounds)(第5版, 1982年)に記載
されている.また、その中枢神経抑制作用がジケーナル
・才プ・メデイシナルケミストリー(Journal
of Mcdicin−al Chemistry)
[第11巻.第1251〜1252ページ(1968年
)]に記載されている.しかしながら、2ーアセチルピ
ロールに肝疾患治療剤としての作用があることは知られ
ていない. 一方、従来の肝疾患の治療薬で2−アセチルピロールに
構造類似のものも知られていない.発明が解決しようと
する課題 本発明の目的は、薬効が高く安全性の高い優れた肝疾患
治療剤を提供することにある.課題を解決するための手
段 本発明者らは、前記目的を達成すべく鋭意努力した結果
、肝疾患治療剤の開発研究の過程で2−アセチルビロー
ルがマウスを用いた急性肝障害モデルにおいて、極めて
良好な治療効果を示すことを見いだし、本発明を完成し
た. すなわち、本発明は2−アセチルピロールを有効成分と
する肝疾患治療剤である. 2−アセチルビロールの腹腔内投与の急性毒性値は、後
記試験例から明らかになるが、LD..値が1000m
g/ kg以上であり、安全性の高い薬物である. また、2−アセチルピロールの投与量は、投与ルート、
投与対象の年齢及び症状などにより適宜選定されるが、
一般成人に対しては1日1〜100mgを1〜3回に分
けて投与する.投与方法は経口又は非経口のいずれでも
よく、その投与剤形としては、錠剤、顆粒剤、カプセル
剤、注射剤、輸液などである.上記各製剤は日本薬局方
製剤総則に従って製造する.各種添加剤としては、賦形
剤(デンプン、乳糖、シヨ糖、マンニトールなどのm類
、結晶セルロース、カルボキシメチルセルロースなどの
セルロース類など)、結合剤(ヒドロキシプロビルセル
ロース、ポリビニルビロリドン、結晶セルロースなど)
、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム、タルク、軽質無
水ケイ酸など)、崩壊剤、安定剤、湿潤剤、界面活性剤
、溶媒などである. 本発明の肝疾患治療剤は、単独で用いても優れた効果が
得られるが、他の肝疾患治療剤と併用して用いることも
できる. 発明の効果 本発明の肝疾患治療剤は既存の肝疾患治療剤に比べ化学
構造を異にする特異的なものであり、毒性が低い.この
ため、多量にかつ連続して投与が可能なので優れた効果
を得ることができる.実施例 以下、試験例及び実施例を示して本発明を更に具体的に
説明する. (試験例1) [四塩化炭素誘発急性肝障害に対する作用](υ被馳動
物 ICR系雄性マウス(7週齢、体重約30g)8匹
を1群として試験に供した.■試料 2−アセチルピロ
ールを5%アラビアゴム溶液に懸濁して各種濃度(30
、1oo及び300ag/kg)の被験薬を調製し、ジ
イソブロビル−1.3−ジチ才−ル−2−イリデンマロ
ネート3o及び100mg/kgを5%アラビアゴム溶
液に懸濁したものを比較薬とし、5%アラビアゴム溶液
のみのものを対照とした. ■これらの試料をそれぞれtog/hg体重の割合で個
別の動物に経口投与した.30分後、オリーブ油で希釈
した四塩化炭素0.03a!!/kgを1 0d /
kg体重の割合で個別の動物に経口投与し肝障害を発生
させた.18時間の放置後、動物の股動静脈を切開して
採血し、3000r. p. mで10分間遠心分離す
ることにより血清を採取して、血清中のアラニンアミノ
トランスフェラーゼ(GPT)及びアスパラギン酸アミ
ノトランスフェラーゼ(GOT)活性を自動分析装置で
測定し、肝障害の指標とした.その結果を第1表に示し
た. 第1表 (注)GPT値及びGOT値は平均値士標準誤差で示第
1表から明らかなように、2−アセチルビロールを30
mg/kg以上腹腔内投−与した群では血清GPT値及
びGOT値の上昇が顕著に抑制され、また、これらの値
は比較薬30又は100mg/kgを腹腔内投与した群
より優れている. (試験例2) [急性毒性試験] ICR系雄性マウス(5週齢、体重約25g)10匹を
1群として試験に供した.試験例1に準じて2ーアセチ
ルピロールを含有する試料を調製し、それらを動物に1
回腹腔内投与し、7日間観察してLD..値を求めた. その結果、最高投与量の1000mg/kgでも死亡例
を全く認めなかった.従って、腹腔内投与のLD.値は
1000mg/ kg以上であった.(実施例1) 錠
剤 成分 配合量(mg)2−アセ
チルピロール 50結晶セルロース
242ヒドロキシプロビルセルロース
5300mg 上記処方で第11改正日本薬局方製剤総則13に従い錠
剤を製造した. (実施例2) !’i粒剤 成分 配合量(mg)2−アセ
チルビロール 100バレイショデンプン
’41k (H乳糖
480(実施例3) ドライシロップ剤 成分 2−アセチルピロール 白糖 d−マンニトール ヒドロキシブロビルセルロース 力ルポキシメチノレセルロースナ 配合量(mg) 100 430 430 20 トリウム10 1.000mg 上記処方で第11改正日本薬局方製剤総則l4に従いド
ライシロップ剤を製造した.
Claims (1)
- (1)2−アセチルピロールを有効成分とする肝疾患治
療剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1154069A JPH0320221A (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 肝疾患治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1154069A JPH0320221A (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 肝疾患治療剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0320221A true JPH0320221A (ja) | 1991-01-29 |
Family
ID=15576214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1154069A Pending JPH0320221A (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 肝疾患治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0320221A (ja) |
-
1989
- 1989-06-16 JP JP1154069A patent/JPH0320221A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2223771C2 (ru) | Лечение диабета ii типа с использованием хрома/биотина | |
JPS58134031A (ja) | 多発性硬化症処置におけるジヒドロシクロスポリンd | |
USRE39480E1 (en) | Chromium/biotin treatment of type II diabetes | |
EP0629400B1 (en) | Idebenone compositions for treating Alzheimer's disease | |
LONGCOPE et al. | The use of BAL (British anti-Lewisite) in the treatment of the injurious effects of arsenic, mercury and other metallic poisons | |
JPS625913A (ja) | ジヒドロピリジン含有製剤 | |
JPH0352815A (ja) | 血管内血液凝固症候群の治療剤 | |
JP3982889B2 (ja) | イブプロフェン含有医薬製剤 | |
US5434142A (en) | Method of treatment for muscular dystrophy | |
JPH03170475A (ja) | 抑うつ症治療剤 | |
DK165966B (da) | Forbedret piroxicamholdigt anti-inflammatorisk praeparat | |
JPH0320221A (ja) | 肝疾患治療剤 | |
JP3253878B2 (ja) | 鉄キレート化用製剤、その製剤の製法及び地中海貧血症の治療法 | |
JP4021505B2 (ja) | 糖尿病治療薬及び機能性食品 | |
Kuruvilla et al. | Arsenic poisoning in childhood an unusual case report with special notes on therapy with penicillamine | |
JPS62132822A (ja) | 肝炎治療剤 | |
JPS61236725A (ja) | 脳浮腫抑制剤 | |
JP2816499B2 (ja) | 糖尿病治療剤 | |
JPH02215715A (ja) | 肝疾患治療剤 | |
JPH0283321A (ja) | 膵臓疾患治療剤 | |
Hara | Darvon poisoning: case report of a three year old Negro male and review of the literature | |
KR950005869B1 (ko) | 위염 치료제 | |
JPH0616561A (ja) | 抗レトロウイルス剤 | |
JPS6360926A (ja) | 感冒薬 | |
JPS6345371B2 (ja) |