JPH0320193Y2 - - Google Patents
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- JPH0320193Y2 JPH0320193Y2 JP1981155964U JP15596481U JPH0320193Y2 JP H0320193 Y2 JPH0320193 Y2 JP H0320193Y2 JP 1981155964 U JP1981155964 U JP 1981155964U JP 15596481 U JP15596481 U JP 15596481U JP H0320193 Y2 JPH0320193 Y2 JP H0320193Y2
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- JP
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- brake
- pedal
- pedals
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 25
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- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 5
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 5
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Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は例えばタバコ栽培畝或いは茶栽培畝な
どを跨いだ状態でその畝に沿つて走行移動させ、
播種及び苗植及び収穫などの高架形農作業などを
行う農作業車の走行制動装置に関する。
どを跨いだ状態でその畝に沿つて走行移動させ、
播種及び苗植及び収穫などの高架形農作業などを
行う農作業車の走行制動装置に関する。
「従来の技術」
従来、実開昭53−160137号公報に示す如く、左
右ブレーキペダルを設けると共に、制動によつて
走行変速を中立に戻す技術があつた。
右ブレーキペダルを設けると共に、制動によつて
走行変速を中立に戻す技術があつた。
「考案が解決しようとする問題点」
しかし乍ら、前記従来技術は、駐車ブレーキレ
バーによつて制動したときだけ走行変速が中立に
戻るものであつたから、左右ブレーキペダルを踏
んで制動した場合、次発進で急激に発進し易いと
共に、走行負荷が急激に変化し易い等の安全上及
び機能上の問題があつた。
バーによつて制動したときだけ走行変速が中立に
戻るものであつたから、左右ブレーキペダルを踏
んで制動した場合、次発進で急激に発進し易いと
共に、走行負荷が急激に変化し易い等の安全上及
び機能上の問題があつた。
また、実開昭52−96032号公報に示す如く、左
右ブレーキペダルの同時操作により走行クラツチ
を切作動させる技術もあつたが、各ペダルの連結
部材を利用してクラツチを切つていたので、連結
部材が外れているときは各ペダルを同時操作して
もクラツチが切作動するものではないと共に、走
行クラツチが切れても走行変速が維持されている
から、走行クラツチの入により急発進し易い等の
機能上及び安全上の問題があつた。
右ブレーキペダルの同時操作により走行クラツチ
を切作動させる技術もあつたが、各ペダルの連結
部材を利用してクラツチを切つていたので、連結
部材が外れているときは各ペダルを同時操作して
もクラツチが切作動するものではないと共に、走
行クラツチが切れても走行変速が維持されている
から、走行クラツチの入により急発進し易い等の
機能上及び安全上の問題があつた。
「問題点を解決するための手段」
然るに、本考案は、走行変速レバーを中立位置
に復動させる中立復帰手段と、左ブレーキペダル
及び右ブレーキペダルの各踏込み操作と連動させ
る制動検出手段を備えると共に、左右ブレーキペ
ダルの両方を踏込んだときに制動検出手段と連動
して中立復帰手段を作動させる連係手段を設けた
ことを特徴とするものである。
に復動させる中立復帰手段と、左ブレーキペダル
及び右ブレーキペダルの各踏込み操作と連動させ
る制動検出手段を備えると共に、左右ブレーキペ
ダルの両方を踏込んだときに制動検出手段と連動
して中立復帰手段を作動させる連係手段を設けた
ことを特徴とするものである。
「作用」
従つて、左右ブレーキペダルの各踏込み操作と
連動させる制動検出手段を設けるから、従来のよ
うに各ペダルを特別に連結させる必要がなく、従
来の連結部材を不要にして各ペダル連結忘れなど
の誤操作をなくし得ると共に、各ペダルの両方の
踏込み操作により、連係手段を介して制動検出手
段と中立復帰手段を連動させるから、各ペダルを
略同時に踏むだけで走行変速を中立に復帰させ
得、各ペダルを踏んで停止させても、次発進で急
激に発進するのを防止し得、また走行負荷が急激
に変化するのを防止し得、従来に比べて走行及び
制動機能の向上並びに安全性及び取扱い操作性の
向上などを容易に図り得るものである。
連動させる制動検出手段を設けるから、従来のよ
うに各ペダルを特別に連結させる必要がなく、従
来の連結部材を不要にして各ペダル連結忘れなど
の誤操作をなくし得ると共に、各ペダルの両方の
踏込み操作により、連係手段を介して制動検出手
段と中立復帰手段を連動させるから、各ペダルを
略同時に踏むだけで走行変速を中立に復帰させ
得、各ペダルを踏んで停止させても、次発進で急
激に発進するのを防止し得、また走行負荷が急激
に変化するのを防止し得、従来に比べて走行及び
制動機能の向上並びに安全性及び取扱い操作性の
向上などを容易に図り得るものである。
「実施例」
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳述
する。第1図は高架形農作業車の全体右側面図、
第2図は同全体平面図であり、同図中1,2は前
後車体フレーム、3は前記後車体フレーム2に後
端側を固定する胴部車体フレーム3の前端側を前
車体フレーム1に揺動自在に取付連結する回動支
点ピン、5,5ほ前車体フレーム1の両端にUボ
ルト6,6を介し摺動着脱可能に取付ける前車軸
フレーム、7,7は前車軸フレーム5,5に水平
回転自在に支持される前車軸ケース、8,8は前
車軸ケース7,7の下端部に軸架させる前走行輪
である前輪、9a,9bは前車軸ケース7,7の
上端部に減速ギヤケース10,10を介して取付
ける左右の前輪駆動用油圧モータ、11,11は
後車体フレーム2の両端にボルト12,12……
及び固定取付板13,13を介し摺動着脱可能に
取付ける後車軸ケース、14,14は後車軸ケー
ス11,11の下端部に軸架させる後走行輪であ
る後輪、15a,15bは後車軸ケース11,1
1の上端部に減速ギヤケース10,10を介して
取付ける左右の後輪駆動用油圧モータ、16は左
側胴部車体フレーム3の前後輪8,14略中央に
エンジン17を搭載するエンジン部、18は右側
胴部車体フレーム3の前後輪8,14略中央に運
転フレーム19を固定させ運転席20及びハンド
ル21などを装備する運転操作部、22は前記運
転席20の下方に装備する作業油タンク、23は
胴部車体フレーム3の前部中央に搭載する左列及
び右列の油圧モータ9a,15a,9b,15b
作動のためのタンデム式の2つの油圧ポンプ24
a,24bを内蔵する油圧ポンプユニツト、25
は前記エンジン17に駆動連結し前方の出力軸を
油圧ポンプユニツト23の入力軸に連結させる
PTOミツシヨンケース、26は前記ミツシヨン
ケース25の後方のPTO出力軸27に着脱且つ
方向自在に連結させるPTO後部取出用PTOハウ
ジング、28は前記油圧ポンプユニツト23に連
結して走行変速操作を行う走行変速レバー、29
は前記PTOミツシヨンケース25に設けるPTO
変速レバー、30は後車体フレーム2の略中央に
設け且つリフトアーム31を有する油圧昇降機、
23はロアーリンク23及びトツプリンク34を
介して機体後方に牽引させ且つロータリ35を具
備するロータリ耕耘作業機であり、タバコ栽培畝
或いは茶栽培畝などを跨いで機体を走行させる共
に、前記作業機32により耕耘作業を行うように
構成している。
する。第1図は高架形農作業車の全体右側面図、
第2図は同全体平面図であり、同図中1,2は前
後車体フレーム、3は前記後車体フレーム2に後
端側を固定する胴部車体フレーム3の前端側を前
車体フレーム1に揺動自在に取付連結する回動支
点ピン、5,5ほ前車体フレーム1の両端にUボ
ルト6,6を介し摺動着脱可能に取付ける前車軸
フレーム、7,7は前車軸フレーム5,5に水平
回転自在に支持される前車軸ケース、8,8は前
車軸ケース7,7の下端部に軸架させる前走行輪
である前輪、9a,9bは前車軸ケース7,7の
上端部に減速ギヤケース10,10を介して取付
ける左右の前輪駆動用油圧モータ、11,11は
後車体フレーム2の両端にボルト12,12……
及び固定取付板13,13を介し摺動着脱可能に
取付ける後車軸ケース、14,14は後車軸ケー
ス11,11の下端部に軸架させる後走行輪であ
る後輪、15a,15bは後車軸ケース11,1
1の上端部に減速ギヤケース10,10を介して
取付ける左右の後輪駆動用油圧モータ、16は左
側胴部車体フレーム3の前後輪8,14略中央に
エンジン17を搭載するエンジン部、18は右側
胴部車体フレーム3の前後輪8,14略中央に運
転フレーム19を固定させ運転席20及びハンド
ル21などを装備する運転操作部、22は前記運
転席20の下方に装備する作業油タンク、23は
胴部車体フレーム3の前部中央に搭載する左列及
び右列の油圧モータ9a,15a,9b,15b
作動のためのタンデム式の2つの油圧ポンプ24
a,24bを内蔵する油圧ポンプユニツト、25
は前記エンジン17に駆動連結し前方の出力軸を
油圧ポンプユニツト23の入力軸に連結させる
PTOミツシヨンケース、26は前記ミツシヨン
ケース25の後方のPTO出力軸27に着脱且つ
方向自在に連結させるPTO後部取出用PTOハウ
ジング、28は前記油圧ポンプユニツト23に連
結して走行変速操作を行う走行変速レバー、29
は前記PTOミツシヨンケース25に設けるPTO
変速レバー、30は後車体フレーム2の略中央に
設け且つリフトアーム31を有する油圧昇降機、
23はロアーリンク23及びトツプリンク34を
介して機体後方に牽引させ且つロータリ35を具
備するロータリ耕耘作業機であり、タバコ栽培畝
或いは茶栽培畝などを跨いで機体を走行させる共
に、前記作業機32により耕耘作業を行うように
構成している。
第3図乃至第5図に示す如く、上記運転フレー
ム19下面にブラケツト36,36を介してペダ
ル軸37を架設し、左右の後輪14,14を制動
する左右のブレーキペダル38,39基端と、エ
ンジン17の出力を継続制御する主クラツチペダ
ル40基端とを前記ペダル軸37に支承させると
共に、前記ブレーキペダル38,39基端のリン
ク41にブレーキワイヤ42及びペダル起立保持
バネ43を連結させる。前記の左ブレーキペダル
38に連合板44の一端を支承させ、その結合板
44の他端を右ブレーキペダル39に着脱自在に
係合させ、左右ブレーキペダル38,39を一体
的に連動させて或いは夫々独立的に操作可能に設
けると共に、駐車ブレーキレバー45を一体形成
した係合リンク46を左ブレーキペダル38近傍
にブラケツト47を介して支承させ、前記係合リ
ンク46に係止させる係合アーム48を左ブレー
キペダル38に固着させ、前記結合板56によつ
て連結した左右のブレーキペダル38,39を、
前記係合リンク46及び係合アーム48の係止に
よつて制動位置に保持するように形成する。
ム19下面にブラケツト36,36を介してペダ
ル軸37を架設し、左右の後輪14,14を制動
する左右のブレーキペダル38,39基端と、エ
ンジン17の出力を継続制御する主クラツチペダ
ル40基端とを前記ペダル軸37に支承させると
共に、前記ブレーキペダル38,39基端のリン
ク41にブレーキワイヤ42及びペダル起立保持
バネ43を連結させる。前記の左ブレーキペダル
38に連合板44の一端を支承させ、その結合板
44の他端を右ブレーキペダル39に着脱自在に
係合させ、左右ブレーキペダル38,39を一体
的に連動させて或いは夫々独立的に操作可能に設
けると共に、駐車ブレーキレバー45を一体形成
した係合リンク46を左ブレーキペダル38近傍
にブラケツト47を介して支承させ、前記係合リ
ンク46に係止させる係合アーム48を左ブレー
キペダル38に固着させ、前記結合板56によつ
て連結した左右のブレーキペダル38,39を、
前記係合リンク46及び係合アーム48の係止に
よつて制動位置に保持するように形成する。
また、前記ブレーキペダル38,39前方の運
転フレーム19にブラケツト49及び支軸50を
介して左右制動検出リンク51を前後に揺動自在
に取付け、前記リンク51上端に支点軸52を介
してスイングプレート53の中間を回転自在に支
承させると共に、左右の制動検出アーム54,5
5基端を前記プレート53の両端に固着し、前記
の各アーム54,55先端部を左右のブレーキペ
ダル38,39当接位置に延設させ、ブレーキペ
ダル38,39の足踏み操作によつてブレーキペ
ダル38,39が各制動検出アーム54,55に
当接し、一方のペダル38或いは39操作によつ
て前記スイングプレート53を支点軸52を中心
に揺動回転させ、また両方のペダル38,39の
同時操作によつてスイングプレート53を介して
左右制動検出リンク51を支軸50を中心に前後
に揺動回転させるように形成する。
転フレーム19にブラケツト49及び支軸50を
介して左右制動検出リンク51を前後に揺動自在
に取付け、前記リンク51上端に支点軸52を介
してスイングプレート53の中間を回転自在に支
承させると共に、左右の制動検出アーム54,5
5基端を前記プレート53の両端に固着し、前記
の各アーム54,55先端部を左右のブレーキペ
ダル38,39当接位置に延設させ、ブレーキペ
ダル38,39の足踏み操作によつてブレーキペ
ダル38,39が各制動検出アーム54,55に
当接し、一方のペダル38或いは39操作によつ
て前記スイングプレート53を支点軸52を中心
に揺動回転させ、また両方のペダル38,39の
同時操作によつてスイングプレート53を介して
左右制動検出リンク51を支軸50を中心に前後
に揺動回転させるように形成する。
第4図、第6図乃至第9図に示す如く、上記胴
部車体フレーム3にブラケツト56を介して軸受
57を固定させ、前記軸受57に支点軸58を支
承すると共に、支点軸58の軸芯方向に揺動自在
に変速レバー28基端を支点軸58にピン59を
介して連結させ、また上記油圧ポンプ24a,2
4bの吐出量制御用の斜板角調節軸60,61に
調節板62,63を連結させ、前記支点軸58に
一体連結する変速リンク64を前記調節板62,
63に変速ロツド65,66を介して連動連結す
る。また、走行変速レバー28の中間を遊嵌挿通
させるガイド溝67をレバーガイド板68に開設
し、前記レバー28中間の偏平部28aを係入さ
せる複数のノツチ69……と、レバー中立復帰バ
ネ70力によつて前記レバー28を中立保持する
中立位置係止段部71とを、前記ガイド溝67の
一側内縁に形成すると共に、前記支点軸58に一
端部を遊転軸支させるバネ座72と変速レバー2
8との間にガイドピン73を介して係止保持バネ
74を取付け、その係止保持バネ74力によつて
変速レバー28の偏平部28aをノツチ69に係
合させて前記レバー28を任意位置に保持するよ
うに形成する。
部車体フレーム3にブラケツト56を介して軸受
57を固定させ、前記軸受57に支点軸58を支
承すると共に、支点軸58の軸芯方向に揺動自在
に変速レバー28基端を支点軸58にピン59を
介して連結させ、また上記油圧ポンプ24a,2
4bの吐出量制御用の斜板角調節軸60,61に
調節板62,63を連結させ、前記支点軸58に
一体連結する変速リンク64を前記調節板62,
63に変速ロツド65,66を介して連動連結す
る。また、走行変速レバー28の中間を遊嵌挿通
させるガイド溝67をレバーガイド板68に開設
し、前記レバー28中間の偏平部28aを係入さ
せる複数のノツチ69……と、レバー中立復帰バ
ネ70力によつて前記レバー28を中立保持する
中立位置係止段部71とを、前記ガイド溝67の
一側内縁に形成すると共に、前記支点軸58に一
端部を遊転軸支させるバネ座72と変速レバー2
8との間にガイドピン73を介して係止保持バネ
74を取付け、その係止保持バネ74力によつて
変速レバー28の偏平部28aをノツチ69に係
合させて前記レバー28を任意位置に保持するよ
うに形成する。
さらに走行変速レバー28の内側の胴部車体フ
レーム3上面に支軸75を介して中立復帰アーム
76を水平回転自在に取付け、前記アーム76を
上記左右制動検出リンク51に中立復帰ワイヤ7
7を介して連動連結させ、左右ブレーキペダル3
8,39によるリンク51動作と連動して前記ア
ーム76を変速レバー28に当接させ、バネ74
に抗して変速レバー28をノツチ69から離脱さ
せ、バネ70によつて変速レバー28を係止段部
71に復帰当接させ、左右ブレーキペダル38,
39を同時に制動操作したときにのみこれと連動
して自動的に変速レバー28を中立位置に戻すよ
うに形成する。
レーム3上面に支軸75を介して中立復帰アーム
76を水平回転自在に取付け、前記アーム76を
上記左右制動検出リンク51に中立復帰ワイヤ7
7を介して連動連結させ、左右ブレーキペダル3
8,39によるリンク51動作と連動して前記ア
ーム76を変速レバー28に当接させ、バネ74
に抗して変速レバー28をノツチ69から離脱さ
せ、バネ70によつて変速レバー28を係止段部
71に復帰当接させ、左右ブレーキペダル38,
39を同時に制動操作したときにのみこれと連動
して自動的に変速レバー28を中立位置に戻すよ
うに形成する。
そして、前記の構成並びに図面から明らかなよ
うに、走行変速レバー28を中立位置に復動させ
る中立復帰手段である中立復帰アーム76と、左
ブレーキペダル38及び右ブレーキペダル39の
各踏込み操作と連動させる制動検出手段である制
動検出アーム54,55を備えると共に、左右ブ
レーキペダル38,39の両方を踏込んだときに
制動検出アーム54,55と連動して中立復帰ア
ーム76を作動させる連係手段である左右制動検
出リンク51を設けいる。
うに、走行変速レバー28を中立位置に復動させ
る中立復帰手段である中立復帰アーム76と、左
ブレーキペダル38及び右ブレーキペダル39の
各踏込み操作と連動させる制動検出手段である制
動検出アーム54,55を備えると共に、左右ブ
レーキペダル38,39の両方を踏込んだときに
制動検出アーム54,55と連動して中立復帰ア
ーム76を作動させる連係手段である左右制動検
出リンク51を設けいる。
第10図に示す如く、上記ブレーキペダル3
8,39の上ペダルアーム78と下ペダルアーム
79とを伸縮自在に嵌挿連結させ、後輪14を制
動するのに必要なブレーキワイヤ42の引張り力
よりも若干大きな力で各アーム78,79を伸張
保持するペダル保持バネ80を前記アーム78に
内挿させ、ブレーキペダル38,39の必要以上
の足踏み力を前記バネ80によつて吸収させ、ブ
レーキワイヤ42を連結するブレーキ機構(図示
省略)に過大の操作力が付加されるのを防ぐよう
に形成するものである。
8,39の上ペダルアーム78と下ペダルアーム
79とを伸縮自在に嵌挿連結させ、後輪14を制
動するのに必要なブレーキワイヤ42の引張り力
よりも若干大きな力で各アーム78,79を伸張
保持するペダル保持バネ80を前記アーム78に
内挿させ、ブレーキペダル38,39の必要以上
の足踏み力を前記バネ80によつて吸収させ、ブ
レーキワイヤ42を連結するブレーキ機構(図示
省略)に過大の操作力が付加されるのを防ぐよう
に形成するものである。
本考案は上記の如く構成しており、農作業途中
などにおいて、右ブレーキペダル39から結合板
44を離脱させ、ハンドル21の操向方向の左又
は右のブレーキペダル38或いは39のみを足踏
み操作し、左側又は右側のいずれか一方の後輪1
4を制動して左右に旋回させるもので、この時、
第8図のように踏込んだペダル39にこの側の制
動検出アーム55が当接し、支点軸52を中心に
スイングプレート53を揺動させ、左右制動検出
リンク51を静止維持する。
などにおいて、右ブレーキペダル39から結合板
44を離脱させ、ハンドル21の操向方向の左又
は右のブレーキペダル38或いは39のみを足踏
み操作し、左側又は右側のいずれか一方の後輪1
4を制動して左右に旋回させるもので、この時、
第8図のように踏込んだペダル39にこの側の制
動検出アーム55が当接し、支点軸52を中心に
スイングプレート53を揺動させ、左右制動検出
リンク51を静止維持する。
また路上走行などにおいて、結合板44によつ
て差のブレーキペダル38,39を一体連結さ
せ、前記の両ペダル38,39を踏込んで左右の
後輪14,14を同時に制動すると、第9図のよ
うに両方のペダル38,39の同時操作によつて
支軸50を中心に左右制動検出リンク51を傾倒
させ、ワイヤ77を介して前記リンク51と連動
する中立復帰アーム76を走行変速レバー28に
当接させ、該レバー28の偏平部28aをレバー
ガイド溝67のノツチ69からバネ74に抗して
離脱させ、変速レバー28をバネ70によつて中
立位置に自動的に復帰させるものである。
て差のブレーキペダル38,39を一体連結さ
せ、前記の両ペダル38,39を踏込んで左右の
後輪14,14を同時に制動すると、第9図のよ
うに両方のペダル38,39の同時操作によつて
支軸50を中心に左右制動検出リンク51を傾倒
させ、ワイヤ77を介して前記リンク51と連動
する中立復帰アーム76を走行変速レバー28に
当接させ、該レバー28の偏平部28aをレバー
ガイド溝67のノツチ69からバネ74に抗して
離脱させ、変速レバー28をバネ70によつて中
立位置に自動的に復帰させるものである。
「考案の効果」
以上実施例から明らかなように本考案は、走行
変速レバー28を中立位置に復動させる中立復帰
手段76と、左ブレーキペダル38及び右ブレー
キペダル39の各踏込み操作と連動させる制動検
出手段54,55を備えると共に、左右ブレーキ
ペダル38,39の両方を踏込んだときに制動検
出手段54,55と連動して中立復帰手段76を
作動させる連係手段51を設けたもので、左右ブ
レーキペダル38,39の各踏込み操作と連動さ
せる制動検出手段54,55を設けるから、従来
のように各ペダル38,39を特別に連結させる
必要がなく、従来の連結部材を不要にして各ペダ
ル38,39連結忘れなどの誤操作をなくすこと
ができると共に、各ペダル38,39の両方の踏
込み操作により、連係手段51を介して制動検出
手段54,55と中立復帰手段76を連動させる
から、各ペダル38,39を略同時に踏むだけで
走行変速を中立に復帰させることができ、各ペダ
ル38,39を踏んで停止させても、次発進で急
激に発進するのを防止でき、また走行負荷が急激
に変化するのを防止でき、従来に比べて走行及び
制動機能の向上並びに安全性及び取扱い操作性の
向上などを容易に図ることができるものである。
変速レバー28を中立位置に復動させる中立復帰
手段76と、左ブレーキペダル38及び右ブレー
キペダル39の各踏込み操作と連動させる制動検
出手段54,55を備えると共に、左右ブレーキ
ペダル38,39の両方を踏込んだときに制動検
出手段54,55と連動して中立復帰手段76を
作動させる連係手段51を設けたもので、左右ブ
レーキペダル38,39の各踏込み操作と連動さ
せる制動検出手段54,55を設けるから、従来
のように各ペダル38,39を特別に連結させる
必要がなく、従来の連結部材を不要にして各ペダ
ル38,39連結忘れなどの誤操作をなくすこと
ができると共に、各ペダル38,39の両方の踏
込み操作により、連係手段51を介して制動検出
手段54,55と中立復帰手段76を連動させる
から、各ペダル38,39を略同時に踏むだけで
走行変速を中立に復帰させることができ、各ペダ
ル38,39を踏んで停止させても、次発進で急
激に発進するのを防止でき、また走行負荷が急激
に変化するのを防止でき、従来に比べて走行及び
制動機能の向上並びに安全性及び取扱い操作性の
向上などを容易に図ることができるものである。
第1図は本考案の一実施例を示す高架形農作業
車の側面図、第2図は同平面図、第3図は運転操
作部の側面図、第4図は要部の正面図、第5図は
同側面図、第6図は同作動系統図、第7図は同部
分平面図、第8図及び第9図は同作動説明図、第
10図はブレーキペダルの断面図である。 28……走行変速レバー、38……左ブレーキ
ペダル、39……右ブレーキペダル、51……制
動検出リンク(連係手段)、54,55……制動
検出アーム(制動検出手段)、76……中立復帰
アーム(中立復帰手段)。
車の側面図、第2図は同平面図、第3図は運転操
作部の側面図、第4図は要部の正面図、第5図は
同側面図、第6図は同作動系統図、第7図は同部
分平面図、第8図及び第9図は同作動説明図、第
10図はブレーキペダルの断面図である。 28……走行変速レバー、38……左ブレーキ
ペダル、39……右ブレーキペダル、51……制
動検出リンク(連係手段)、54,55……制動
検出アーム(制動検出手段)、76……中立復帰
アーム(中立復帰手段)。
Claims (1)
- 走行変速レバー28を中立位置に復動させる中
立復帰手段76と、左ブレーキペダル38及び右
ブレーキペダル39の各踏込み操作と連動させる
制動検出手段54,55を備えると共に、左右ブ
レーキペダル38,39の両方を踏込んだときに
制動検出手段54,55と連動して中立復帰手段
76を作動させる連係手段51を設けたことを特
徴とする農作業車の走行制動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981155964U JPS5859624U (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | 農作業車の走行制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981155964U JPS5859624U (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | 農作業車の走行制動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5859624U JPS5859624U (ja) | 1983-04-22 |
JPH0320193Y2 true JPH0320193Y2 (ja) | 1991-04-30 |
Family
ID=29948524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981155964U Granted JPS5859624U (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | 農作業車の走行制動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5859624U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0716513Y2 (ja) * | 1988-06-03 | 1995-04-19 | 株式会社神崎高級工機製作所 | 車軸駆動装置の操作機構 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5296032U (ja) * | 1976-01-17 | 1977-07-18 | ||
JPS53160137U (ja) * | 1977-05-21 | 1978-12-15 |
-
1981
- 1981-10-19 JP JP1981155964U patent/JPS5859624U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5859624U (ja) | 1983-04-22 |
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