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JPH0312489Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0312489Y2
JPH0312489Y2 JP1985140308U JP14030885U JPH0312489Y2 JP H0312489 Y2 JPH0312489 Y2 JP H0312489Y2 JP 1985140308 U JP1985140308 U JP 1985140308U JP 14030885 U JP14030885 U JP 14030885U JP H0312489 Y2 JPH0312489 Y2 JP H0312489Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
valve body
ball valve
space
sprue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985140308U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6248512U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985140308U priority Critical patent/JPH0312489Y2/ja
Publication of JPS6248512U publication Critical patent/JPS6248512U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0312489Y2 publication Critical patent/JPH0312489Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 この考案は、合成樹脂材料の射出成形機におけ
る金型装置に関するものであり、特に、型彫空間
への樹脂通路内に逆止弁機構を組込んだ金型装置
に係わるものである。
〈従来技術〉 合成樹脂材料の射出成形作業においては、型締
された金型内に所定の圧力で溶融樹脂を射出する
ための射出工程に後続して、金型内でそれが硬化
する間の一定時間だけ所定の圧力を保持するため
の保圧工程を設けることが一般的である。
そして、かかる保圧工程では、ノズル装置を金
型のスプルーブツシユに当接したままにしてお
き、型彫空間からスプルー通路を経ての溶融樹脂
の逆流を、ノズル装置内の樹脂圧によつて阻止す
るものであつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが、近年の傾向として、保圧工程中にノ
ズル装置をスプルーブツシユ、即ち、金型から離
脱させることが要請されている。その理由の1つ
は、熱硬化性樹脂の射出成形にあつては、加熱さ
れている金型からスプルーブツシユを経てノズル
装置に熱が伝達されて、ノズル装置が昇温して、
該ノズル装置内で溶融樹脂が早期に硬化し、目詰
りが生じてしまうので、これを防止するためであ
り、もの一つの理由は、熱可塑性樹脂の射出成形
にあつては、過熱筒の熱が、ノズル装置を経て金
型に伝達されて、加熱筒から熱が流出してしまう
と、熱効率が低下する上に、温度低下を起こして
樹脂の溶融状態が不均一となつて、流動性の乱れ
を招き、成形不良の原因となるので、これを防止
するためである。
かかる観点から、保圧工程中にノズル装置をス
プルーブツシユから離脱させることが要請されて
いるが、従来技術にあつては、ノズル装置が離脱
されてしまうので、金型の型彫空間内の溶融樹脂
がスプルー通路から金型外部に漏洩流出し、圧力
低下を起こして成形品の品質が劣化するという問
題点があつた。さらに、流出した溶融樹脂がスプ
ルーブツシユのノズル当接部近傍に付着し、これ
が硬化するので、次回の射出工程でのノズル当接
時に不都合を来たし、いちいち清掃しなければな
らないという問題点もあつた。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案は、上記従来技術に基づく金型装置の
構造上の制約によるノズル装置離脱時の樹脂流出
等の問題点に鑑み、金型のスプルー通路内に突出
したコアを利用して、ここに逆止弁を組込む構成
とすることにより、保圧工程時にノズル装置を金
型から離脱させても樹脂が流出することのないよ
うにして、前記問題点を解決せんとするものであ
る。
〈作用〉 この考案の構成は、型彫空間内に突設したコア
の、スプルー通路内に突出する先端上に、逆止ボ
ール弁体を載置し、射出工程時には、スプルー通
路を開放し、保圧工程時には、型彫空間内の樹脂
圧によつてボール弁体を押上げて、スプルー通路
を閉塞して樹脂の逆流を阻止するようにするとと
もに、成形品の射出成形と同時に、同一金型内で
逆止ボール弁体をも射出成形するように作用する
ものである。
〈実施例〉 次に、この考案の実施例を図に基づいて説明す
れば以下の通りである。
上型1と下型2間には、成形品用の型彫空間3
が形成されており、上型1のスプルーブツシユ4
のスプルー通路5が該型彫空間3内に連通開口し
ている。下型2に植設されたコア6が型彫空間3
内に穿設されていて、第2図に詳細に示されるよ
うに、その先端6aはスプルー通路5内に臨んで
突出している。そして、該コア6の先端6aに
は、球状の凹み7が形成されていて、該凹み7上
に逆止ボール弁体8が載置されている。一方、ス
プルー通路5には、弁座5aが形成されていて、
逆止ボール弁体8が、該コア6の先端6aと該弁
座5aとの間に遊動自在に配置されて、上昇時に
該弁座5aに当接するものである。
一方、上下型1,2間には、前記成形品用型彫
空間3に対してランナー通路9を通じて連通する
ボール弁体成形用型彫空間10が形成されてい
る。
尚、第1図中、11はノズル装置であつて、ス
プルーブツシユ4に対して当接、離脱する。12
はエジエクターピンでエジエクタープレート13
に植設されていて、型彫空間3内に出没自在であ
り、14はエジエクターロツドである。
上記構成において、射出工程にあつては、第2
図Aに示すよに、溶融樹脂は逆止ボール弁体8を
コア6の先端6aの凹に7に押下げて、成形品用
型彫空間3内に流入するものであり、保圧工程に
あつては、第2図Bに示すように、型彫空間3内
の樹脂圧によつてボール弁体8は押上げられて、
弁座5aに当接し、これにより、スプルー通路5
を閉塞し、樹脂が該スプルー通路5を経て金型1
外に漏洩流出するのを阻止するものである。
そして、上記射出工程時には、成形品用型彫空
間3からランナー通路9を経てボール弁体成形用
型彫空間10にも溶融樹脂が流入して、ここで、
逆止ボール弁体8が形成されて、次回以降の射出
成形作業用のものとして用意される。
成形作業に際して、かかる、ボール弁体8は、
成形品に付随成形されるスプルー内に封じ込めら
れて一体的に成形され、成形品からスプルーを除
去する際に該スプルーとともに廃棄されてしまう
が、今回以前の射出成形作業時に型彫空間3内で
の成形品の成形作業と同時並行作業で型彫空間1
0内に成形される逆止ボール弁体8のうちの1個
が回収されて、これが、型開き後に、コア6先端
の凹み内に載置されて、次回の射出成形作業用の
逆止ボール弁体8として備えられる。
〈効果〉 上記のようにこの考案によれば、成形品用型彫
空間へのスプルー通路内に逆止ボール弁体を組込
んだことにより、保圧工程時には、型彫空間内の
樹脂圧によつてスプルー通路を閉塞し、樹脂の漏
洩流出を阻止することができるので、近年要請さ
れているところの、保圧工程時のノズル装置の金
型からの離脱が可能になるという優れた効果を奏
すものである。
その上、型彫空間を経てスプルー通路内に突出
するコアを利用して、その先端上に逆止ボール弁
体を載置するものであるから、従来の金型装置に
僅かな改造を施すのみでよいという実益がある。
さらには、成形品用型彫空間に連通するボール
弁体成形用型彫空間を形成したことにより、成形
品を成形する際に、ボール弁体を同時に成形し、
これを次回以降の射出成形作業用の逆止ボール弁
体とすることができるので、使い捨てボール弁体
を成形品の成形時にいとも簡単に、しかも確実に
補充できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示すものであり、第1
図は断面図、第2図A,Bは作動説明図である。 1……上型、2……下型、3……成形品用型彫
空間、5……スプルー通路、5a……弁座、6…
…コア、6a……コア先端、8……逆止ボール弁
体、10……ボール弁体成形用型彫空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下型1,2間に形成された成形品用の型彫空
    間3内にコア6を突設して成る射出成形機の金型
    装置において、スプルー通路5内に突出するコア
    6の先端6a上に逆止ボーール弁体8を載置し、
    該先端6aと該スプルー通路5内の弁座5aとの
    間に該逆止ボール弁体8を遊動自在に配置すると
    ともに、上下型1,2間には、該型彫空間3に連
    通して逆止ボール弁体成形用の型彫空間10を形
    成したことを特徴とする射出成形機の金型装置。
JP1985140308U 1985-09-13 1985-09-13 Expired JPH0312489Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985140308U JPH0312489Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985140308U JPH0312489Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6248512U JPS6248512U (ja) 1987-03-25
JPH0312489Y2 true JPH0312489Y2 (ja) 1991-03-25

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ID=31047036

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JP1985140308U Expired JPH0312489Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH085099B2 (ja) * 1992-05-19 1996-01-24 株式会社リコー 射出成形品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5948822U (ja) * 1982-09-22 1984-03-31 株式会社名機製作所 ホツトランナ−逆流防止弁

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JPS6248512U (ja) 1987-03-25

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