JPH0296738A - 背面投射型スクリーン及び背面投射型表示装置 - Google Patents
背面投射型スクリーン及び背面投射型表示装置Info
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- JPH0296738A JPH0296738A JP63250376A JP25037688A JPH0296738A JP H0296738 A JPH0296738 A JP H0296738A JP 63250376 A JP63250376 A JP 63250376A JP 25037688 A JP25037688 A JP 25037688A JP H0296738 A JPH0296738 A JP H0296738A
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Landscapes
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野]
本発明は背面投射型スクリーン及びそれを用いた背面投
射型表示装置に関し、特に、投影手段により角度をなし
て投影されて形成された像を、投影手段と反対側の空間
から観察するようにしたビデオプロジェクタ等の投影装
置用として好適な斜入射方式の背面投射型スクリーン及
びそれを用いた背面投射型表示装置に関する。 [従来の技術] 従来、ディスプレイデバイスからの像をスクリーン上に
角度をなして斜めに投影する斜入射方式の背面投射型表
示装置ないしスクリーンは、第6図に示すように構成さ
れている。同図において、31はスクリーン、32は投
影レンズ、33はCRT、34a、34bはミラー、3
5はキャビネットであり、CRT33の管面上に表示さ
れる画(象がレンズ321こよりミラー34a、34b
を介してスクリーン31に入射角θ。で斜めに投射され
る。この様に構成することにより、入射角θ。 二〇つまりスクリーン31に対して垂直に投射する垂直
入射方式のシステムに比べて、キャビネット35の奥行
1を相当小さ(できる。 [発明が解決しようとする課題] しかし、斜入射方式の場合、スクリーン31から第6図
左方の観察者側に出射される投影画像光は水平方向から
角度θ。たけ下側に出てくる為、スクリーン31の正面
から観察する観察者にとって像が暗くなってしまう、そ
こで、画像光を偏向補正してスクリーン31から水平方
向に画像光を出射させるべく、スクリーン3】の内側(
第6図右方)に第7図、第8図の如き片面タイプの偏心
フレネルレンズ41aや両面タイプの偏心フレネルレン
ズ41bを配置ないし重ねて像を明るくしている。 しかし乍ら、こうした従来例でも、キャビネットの奥行
を小さくすることには限界がある。 つまり、奥行をより小さくする為には第6図の入射角θ
。を大き(する必要があるが、上記偏心フレネルレンズ
を用いた従来例ではこの角θ。を大きくすることには限
界がある。入射角θ。を大き(すると、偏心フレネルレ
ンズ41a、41bのパワーを増大しなければならず、
これにより面反射や光束ケラレによる光透過における損
失が大きくなってしまう。 特に、スクリーン31の周辺部(特に第6図の下方部)
での入射角θ、はスクリーン中央部での入射角θ。に比
して大きくなる為、こうした損失も大きくなる。より詳
しく説明すると次のようになる。第7図の如きタイプの
偏心フレネルレンズ41aと第8図の如きタイプの偏心
フレネルレンズ41bを比較すると、前者は片面のプリ
ズム面を特に急勾配にしてパワーを上げなければならな
いので、第9図に示す如くプリズム面42での反射ロス
の点で後者に比して不利になる。 一方、第8図のものは両面のプリズムにパワーを分配で
きるので、より大きな入射角に対応できると言えるが、
反面、入射側にもプリズムないしフレネルレンズ面が来
るので、第1O図に示す如く非有効部ないし非レンズ部
44でのケラレ(光!jA b )や有効部45での反
射ロス(光#il a )があり、第7図のものに比べ
て少し大きな入射角θ。 に対応できるに止まる。 一例として、スクリーン31のサイズが50インチ(1
100100mmX600で、投影レンズ32からスク
リーン31までの投射距離を1゜5mとした場合、θ0
=30度のとき01〜40度となりスクリーン31の下
端部での上記損失が無視できな(なる、言い換えれば、
入射角00230度前後ないしそれ以上では、上記の従
来の方法では良好な投影画像を観察できなくなる。 更には、第8図の両面タイプ偏心フレネルレンズ41b
に於ける非レンズ部での光束ケラレは。 輝度低下のみならず、両フレネルレンズ面上の微小プリ
ズム群の繰り返し周期構造間で起こるモアレ現象や多重
像発生の問題も引き起こす。 従って、本発明は、薄型化を可能にする斜入射方式にお
いて、水平方向に投影画像光を出射させるようにしつつ
1画像の全面に亘る明るさとモアレや多重像の防止をも
達成した背面投射型スクリーン及びそれを用いた背面投
射型表示装置を得ることを目的とする。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成する為に、本発明の背面投射型スクリー
ンにおいては、対向配置されて複数枚のシートが設けら
れ、これらのシートのうち少なくとも2枚のシートには
、夫々、多数の同心円プリズムが、その中心をスクリー
ンの中心から偏心させた状態で形成されている。 また、上記目的を達成するために、本発明の背面投射型
表示装置において、上記の如く構成された背面投射型ス
クリーンとディスプレイデバイスが設けられ、このスク
リーンに、背面側から角度をなして像を投影するように
ディスプレイデバイスが配置されている。 [作用] 上記の如(構成された背面投射型スクリーンでは、複数
のプリズム形成面によってパワーが分散されるので、ス
クリーン面に対する入射角が大きい光束に大しても各プ
リズム形成面では入射角を比較的小さく抑えることが可
能となり、各面での光量ロスが少なくなる。これと共に
、これらのプリズム形成面は偏心フレネルレンズ面とな
っているので、投影画像光を水平方向に良好に出射させ
ることができる。 [実施例] 第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示しlは背面投
射型スクリーン、2は投影レンズ。 3はCRT、4a%4bは反射ミラー、5はキャビネッ
ト、6は遮光板である。第1図のスクリーンlの拡大側
面が第2図に示され、第3図には第1図の上方から見た
スクリーン1の様子が示されている。 第1図において、CRT3は、図面垂直方向に赤、緑、
青専用のものが並置(インライン3管式)されており、
レンズ2も同様に各CRT3の前面に各1個配置されて
いる。CRT3に表示された画像はレンズ2を介して投
射され、ミラー4a、4bでの反射を経てスクリーンl
に入射角θ0(中心部代表値)で斜め右上方向から投射
される、本実施例では、CRT3としてはフインチの投
射用高輝度CRTを用い、レンズ2は口径1.20φ、
F1、2のものを用いている。レンズ2の前面からスク
リーン1までの投射距離は1.5mで、スクリーンサイ
ズはアスペクト比16:9の対角線長50インチであり
、このとき入射角θ0を30度に設定して奥行L::4
5cmとなっている、第2図、第3図に示す如く、スク
リーン1は3枚構成となっており、画像光の入射側すな
わち背面側から、偏心フレネルレンズ11、偏心フレネ
ルレンズ12、ダブルレンチキュラーシート13の順に
配置されている。偏心フレネルレンズ】】12は、多数
の同心円プリズムが、その中心を第1図のスクリーン1
の上方に偏心させた状態で形成されている。更に、両フ
レネルレンズl】、■2共に、プリズム形成面11.
a、12aを画像光の出射側すなわち観察面側に向け、
その平面11b、12bを背面側に向けている。 ダブルレンチキュラーシート13はブラックストライプ
13aを有しており、これにより左右の視野角が広がり
CRT3のインライン配置によるカラーシフト及び外光
の映り込み等が防止され、より良好な画像及び視野特性
が得られる。 以上の構成により、第2図に示す如(入射角(θ0)3
0度という大角度の斜入射に対しても、2枚の偏心フレ
ネルレンズ11.12により画像光は、水平方向に、比
較的徐々に無理なく少ない光量ロスで偏向補正される。 特に、スクリーン1の最下部の左右端では入射角θ2が
中央部のそれ(θ0)よりもかなり大きくなり、前述の
条件では45度程にも達する。このような周辺部入射画
像光に対しても、2枚構成の偏心フレネルレンズ11.
12により少ない光量ロスで進行方向の偏向補正が行な
われる。 この様子がt144図に示される。45度の入射角θ2
の入射光束が、パワー分散された2枚のフレネルレンズ
11.12のプリズム形成面11a、+2aで、左程入
射角が大きくなることなく無理な(屈折偏向されている
。従って、各面での反射ロスが少な(て入射光が導かれ
る。 更に、フレネルレンズ11.12の平面1tb12bが
入射側となっているので、第4図に示、す如く非レンズ
部11c、12cでの光束ケラレが殆ど無くなっている
。その結果、非レンズ部のケラレに起因する2つ以上の
プリズム群の繰り返し周期構造間でのモアレ現象や多重
像発生も有効に防止される。 こうして、スクリーン周辺部、特に下部での輝度低下や
モアレや多重像の無い全面に亘って明るい良好な画像が
観察される。 ところで、斜入射方式の場合には、投射画像の台形歪や
フォーカス不適正等の問題があるが、これらを補正する
為に、CRT面上での逆台形表示による歪補正やCRT
のレンズに対するアオリ補正等の適切な処置を行なって
おく。 また、上記実施例ではCRT3を用いているが、 LC
(液晶)、PDP、EL (エレクトロルミネセンス)
等のディスプレイデバイスを用いてもよい。 更に、上記実施例で採用したミラー配置、レンズ・CR
T配置等の光学的レイアウトは薄型化には非常に有効な
ものであるが、このレイアウトに限定されない。 第5図(a)はスクリーン1の他の実施例を示す。ここ
ではレンチキュラーシートの替わりに拡散層14aを有
する拡散板14が用いられている、拡散板14を用いる
ことにより、上記実施例と比較してカラーシフトは若干
悪化させるものの解像性が向上させられる。このように
、観察側に最も近いスクリーン構成シートについては、
目的とする画像特性に応じて適宜選択できる。 第5図(b)はスクリーン1の更に他の実施例を示す、
ここでは偏心フレネルレンズ15.1617を3枚用い
ている。この様に入射側に偏心フレネルレンズ15.1
6.17を重ねて用いることにより、より大きな入射角
θの斜入射に対応できる。この場合θ0=45度(中央
部代表値)程度までの斜入射が可能となり、更なる薄型
化が図れる。ただ、透過率は偏心フレネルレンズの枚数
が増えるに従い低下するので、薄型化の為にパワー分散
用の偏心フレネルレンズをふやすといっても実用的には
2〜3枚程度が適当である。 以上の実施例に右いて、偏心フレネルレンズの平面側を
光束入射側にしてケラレを少なくしているが、これは本
発明にとって必ずしも必須ではない6本発明の要点は、
偏心フレネルレンズを複数枚含んで背面投射型スクリー
ンが構成されるところにある。 [発明の効果J 以上の構成により1本発明においては、斜入射画像光を
無理なく効率よく屈折偏向して水平方向に導き、観察側
に出射できるので、画像全面に亘って明るい画像が観察
できる。
射型表示装置に関し、特に、投影手段により角度をなし
て投影されて形成された像を、投影手段と反対側の空間
から観察するようにしたビデオプロジェクタ等の投影装
置用として好適な斜入射方式の背面投射型スクリーン及
びそれを用いた背面投射型表示装置に関する。 [従来の技術] 従来、ディスプレイデバイスからの像をスクリーン上に
角度をなして斜めに投影する斜入射方式の背面投射型表
示装置ないしスクリーンは、第6図に示すように構成さ
れている。同図において、31はスクリーン、32は投
影レンズ、33はCRT、34a、34bはミラー、3
5はキャビネットであり、CRT33の管面上に表示さ
れる画(象がレンズ321こよりミラー34a、34b
を介してスクリーン31に入射角θ。で斜めに投射され
る。この様に構成することにより、入射角θ。 二〇つまりスクリーン31に対して垂直に投射する垂直
入射方式のシステムに比べて、キャビネット35の奥行
1を相当小さ(できる。 [発明が解決しようとする課題] しかし、斜入射方式の場合、スクリーン31から第6図
左方の観察者側に出射される投影画像光は水平方向から
角度θ。たけ下側に出てくる為、スクリーン31の正面
から観察する観察者にとって像が暗くなってしまう、そ
こで、画像光を偏向補正してスクリーン31から水平方
向に画像光を出射させるべく、スクリーン3】の内側(
第6図右方)に第7図、第8図の如き片面タイプの偏心
フレネルレンズ41aや両面タイプの偏心フレネルレン
ズ41bを配置ないし重ねて像を明るくしている。 しかし乍ら、こうした従来例でも、キャビネットの奥行
を小さくすることには限界がある。 つまり、奥行をより小さくする為には第6図の入射角θ
。を大き(する必要があるが、上記偏心フレネルレンズ
を用いた従来例ではこの角θ。を大きくすることには限
界がある。入射角θ。を大き(すると、偏心フレネルレ
ンズ41a、41bのパワーを増大しなければならず、
これにより面反射や光束ケラレによる光透過における損
失が大きくなってしまう。 特に、スクリーン31の周辺部(特に第6図の下方部)
での入射角θ、はスクリーン中央部での入射角θ。に比
して大きくなる為、こうした損失も大きくなる。より詳
しく説明すると次のようになる。第7図の如きタイプの
偏心フレネルレンズ41aと第8図の如きタイプの偏心
フレネルレンズ41bを比較すると、前者は片面のプリ
ズム面を特に急勾配にしてパワーを上げなければならな
いので、第9図に示す如くプリズム面42での反射ロス
の点で後者に比して不利になる。 一方、第8図のものは両面のプリズムにパワーを分配で
きるので、より大きな入射角に対応できると言えるが、
反面、入射側にもプリズムないしフレネルレンズ面が来
るので、第1O図に示す如く非有効部ないし非レンズ部
44でのケラレ(光!jA b )や有効部45での反
射ロス(光#il a )があり、第7図のものに比べ
て少し大きな入射角θ。 に対応できるに止まる。 一例として、スクリーン31のサイズが50インチ(1
100100mmX600で、投影レンズ32からスク
リーン31までの投射距離を1゜5mとした場合、θ0
=30度のとき01〜40度となりスクリーン31の下
端部での上記損失が無視できな(なる、言い換えれば、
入射角00230度前後ないしそれ以上では、上記の従
来の方法では良好な投影画像を観察できなくなる。 更には、第8図の両面タイプ偏心フレネルレンズ41b
に於ける非レンズ部での光束ケラレは。 輝度低下のみならず、両フレネルレンズ面上の微小プリ
ズム群の繰り返し周期構造間で起こるモアレ現象や多重
像発生の問題も引き起こす。 従って、本発明は、薄型化を可能にする斜入射方式にお
いて、水平方向に投影画像光を出射させるようにしつつ
1画像の全面に亘る明るさとモアレや多重像の防止をも
達成した背面投射型スクリーン及びそれを用いた背面投
射型表示装置を得ることを目的とする。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成する為に、本発明の背面投射型スクリー
ンにおいては、対向配置されて複数枚のシートが設けら
れ、これらのシートのうち少なくとも2枚のシートには
、夫々、多数の同心円プリズムが、その中心をスクリー
ンの中心から偏心させた状態で形成されている。 また、上記目的を達成するために、本発明の背面投射型
表示装置において、上記の如く構成された背面投射型ス
クリーンとディスプレイデバイスが設けられ、このスク
リーンに、背面側から角度をなして像を投影するように
ディスプレイデバイスが配置されている。 [作用] 上記の如(構成された背面投射型スクリーンでは、複数
のプリズム形成面によってパワーが分散されるので、ス
クリーン面に対する入射角が大きい光束に大しても各プ
リズム形成面では入射角を比較的小さく抑えることが可
能となり、各面での光量ロスが少なくなる。これと共に
、これらのプリズム形成面は偏心フレネルレンズ面とな
っているので、投影画像光を水平方向に良好に出射させ
ることができる。 [実施例] 第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示しlは背面投
射型スクリーン、2は投影レンズ。 3はCRT、4a%4bは反射ミラー、5はキャビネッ
ト、6は遮光板である。第1図のスクリーンlの拡大側
面が第2図に示され、第3図には第1図の上方から見た
スクリーン1の様子が示されている。 第1図において、CRT3は、図面垂直方向に赤、緑、
青専用のものが並置(インライン3管式)されており、
レンズ2も同様に各CRT3の前面に各1個配置されて
いる。CRT3に表示された画像はレンズ2を介して投
射され、ミラー4a、4bでの反射を経てスクリーンl
に入射角θ0(中心部代表値)で斜め右上方向から投射
される、本実施例では、CRT3としてはフインチの投
射用高輝度CRTを用い、レンズ2は口径1.20φ、
F1、2のものを用いている。レンズ2の前面からスク
リーン1までの投射距離は1.5mで、スクリーンサイ
ズはアスペクト比16:9の対角線長50インチであり
、このとき入射角θ0を30度に設定して奥行L::4
5cmとなっている、第2図、第3図に示す如く、スク
リーン1は3枚構成となっており、画像光の入射側すな
わち背面側から、偏心フレネルレンズ11、偏心フレネ
ルレンズ12、ダブルレンチキュラーシート13の順に
配置されている。偏心フレネルレンズ】】12は、多数
の同心円プリズムが、その中心を第1図のスクリーン1
の上方に偏心させた状態で形成されている。更に、両フ
レネルレンズl】、■2共に、プリズム形成面11.
a、12aを画像光の出射側すなわち観察面側に向け、
その平面11b、12bを背面側に向けている。 ダブルレンチキュラーシート13はブラックストライプ
13aを有しており、これにより左右の視野角が広がり
CRT3のインライン配置によるカラーシフト及び外光
の映り込み等が防止され、より良好な画像及び視野特性
が得られる。 以上の構成により、第2図に示す如(入射角(θ0)3
0度という大角度の斜入射に対しても、2枚の偏心フレ
ネルレンズ11.12により画像光は、水平方向に、比
較的徐々に無理なく少ない光量ロスで偏向補正される。 特に、スクリーン1の最下部の左右端では入射角θ2が
中央部のそれ(θ0)よりもかなり大きくなり、前述の
条件では45度程にも達する。このような周辺部入射画
像光に対しても、2枚構成の偏心フレネルレンズ11.
12により少ない光量ロスで進行方向の偏向補正が行な
われる。 この様子がt144図に示される。45度の入射角θ2
の入射光束が、パワー分散された2枚のフレネルレンズ
11.12のプリズム形成面11a、+2aで、左程入
射角が大きくなることなく無理な(屈折偏向されている
。従って、各面での反射ロスが少な(て入射光が導かれ
る。 更に、フレネルレンズ11.12の平面1tb12bが
入射側となっているので、第4図に示、す如く非レンズ
部11c、12cでの光束ケラレが殆ど無くなっている
。その結果、非レンズ部のケラレに起因する2つ以上の
プリズム群の繰り返し周期構造間でのモアレ現象や多重
像発生も有効に防止される。 こうして、スクリーン周辺部、特に下部での輝度低下や
モアレや多重像の無い全面に亘って明るい良好な画像が
観察される。 ところで、斜入射方式の場合には、投射画像の台形歪や
フォーカス不適正等の問題があるが、これらを補正する
為に、CRT面上での逆台形表示による歪補正やCRT
のレンズに対するアオリ補正等の適切な処置を行なって
おく。 また、上記実施例ではCRT3を用いているが、 LC
(液晶)、PDP、EL (エレクトロルミネセンス)
等のディスプレイデバイスを用いてもよい。 更に、上記実施例で採用したミラー配置、レンズ・CR
T配置等の光学的レイアウトは薄型化には非常に有効な
ものであるが、このレイアウトに限定されない。 第5図(a)はスクリーン1の他の実施例を示す。ここ
ではレンチキュラーシートの替わりに拡散層14aを有
する拡散板14が用いられている、拡散板14を用いる
ことにより、上記実施例と比較してカラーシフトは若干
悪化させるものの解像性が向上させられる。このように
、観察側に最も近いスクリーン構成シートについては、
目的とする画像特性に応じて適宜選択できる。 第5図(b)はスクリーン1の更に他の実施例を示す、
ここでは偏心フレネルレンズ15.1617を3枚用い
ている。この様に入射側に偏心フレネルレンズ15.1
6.17を重ねて用いることにより、より大きな入射角
θの斜入射に対応できる。この場合θ0=45度(中央
部代表値)程度までの斜入射が可能となり、更なる薄型
化が図れる。ただ、透過率は偏心フレネルレンズの枚数
が増えるに従い低下するので、薄型化の為にパワー分散
用の偏心フレネルレンズをふやすといっても実用的には
2〜3枚程度が適当である。 以上の実施例に右いて、偏心フレネルレンズの平面側を
光束入射側にしてケラレを少なくしているが、これは本
発明にとって必ずしも必須ではない6本発明の要点は、
偏心フレネルレンズを複数枚含んで背面投射型スクリー
ンが構成されるところにある。 [発明の効果J 以上の構成により1本発明においては、斜入射画像光を
無理なく効率よく屈折偏向して水平方向に導き、観察側
に出射できるので、画像全面に亘って明るい画像が観察
できる。
第1図は本発明の斜入射方式背面投射型表示装置の実施
例を示す図、第2図は本発明の背面投射型スクリーンの
実施例の部分拡大図、第3図は第2図のスクリーンの上
面図、第4図は本発明のスクリーンにおける入射光の光
路を示す図、第5図(a)、(b)は本発明のスクリー
ンの他の実施例を示す図、第6図は従来の斜入射方式背
面投射型表示装置を示す図、第7図、第8図は従来の偏
心フレネルレンズの概略図、第9図、第10図は第7図
と第8図の偏心フレネルレンズの性能を説明する図であ
る。 1・・・・背面投射型スクリーン、2・・・・投影レン
ズ、3−−・・CRT、4a、4b・・・・反射ミラー
、11.12.15.16.17・・・・偏心フレネル
レンズ、13・・・・ダブルレンチキュラーシート、1
4・・・・拡散板 図面の浄書(内容に変更なし)
例を示す図、第2図は本発明の背面投射型スクリーンの
実施例の部分拡大図、第3図は第2図のスクリーンの上
面図、第4図は本発明のスクリーンにおける入射光の光
路を示す図、第5図(a)、(b)は本発明のスクリー
ンの他の実施例を示す図、第6図は従来の斜入射方式背
面投射型表示装置を示す図、第7図、第8図は従来の偏
心フレネルレンズの概略図、第9図、第10図は第7図
と第8図の偏心フレネルレンズの性能を説明する図であ
る。 1・・・・背面投射型スクリーン、2・・・・投影レン
ズ、3−−・・CRT、4a、4b・・・・反射ミラー
、11.12.15.16.17・・・・偏心フレネル
レンズ、13・・・・ダブルレンチキュラーシート、1
4・・・・拡散板 図面の浄書(内容に変更なし)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、背面側から角度をなして像を投影して観察するため
の背面投射型スクリーンに於いて、対向配置された複数
枚のシートから構成され、該シートのうち、少なくとも
2枚のシートには、夫々、多数の同心円プリズムが、そ
の中心を前記スクリーンの中心から偏心させた状態で形
成されている背面投射型スクリーン。 2、前記少なくとも2枚のシートの観察側に多数の同心
円プリズムが形成され、それらの背面側が平面となつて
いる請求項1記載の背面投射型スクリーン。 3、最も観察側に近いシートの少なくとも片面を光拡散
機能を有する面となした請求項1又は2記載の背面投射
型スクリーン。 4、請求項1、2又は3記載の背面投射型スクリーンと
ディスプレイデバイスとを有し、該スクリーンに背面側
から角度をなして像を投影するように該ディスプレイデ
バイスが配置されている背面投射型表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63250376A JPH0296738A (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 背面投射型スクリーン及び背面投射型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63250376A JPH0296738A (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 背面投射型スクリーン及び背面投射型表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0296738A true JPH0296738A (ja) | 1990-04-09 |
Family
ID=17206996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63250376A Pending JPH0296738A (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 背面投射型スクリーン及び背面投射型表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0296738A (ja) |
-
1988
- 1988-10-04 JP JP63250376A patent/JPH0296738A/ja active Pending
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