JPH0277518A - 溶鋼の真空脱ガス・脱炭処理方法 - Google Patents
溶鋼の真空脱ガス・脱炭処理方法Info
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- JPH0277518A JPH0277518A JP1159347A JP15934789A JPH0277518A JP H0277518 A JPH0277518 A JP H0277518A JP 1159347 A JP1159347 A JP 1159347A JP 15934789 A JP15934789 A JP 15934789A JP H0277518 A JPH0277518 A JP H0277518A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
この発明は、溶鋼の真空脱ガス・脱炭処理方法に関し、
特に真空脱ガス処理中における溶鋼の温度低下を防止し
併せて脱炭反応の効果的な促進するようにした溶鋼の真
空脱ガス・脱炭処理方法に関するものである。 [従来の技術] 溶鋼を真空下において脱炭処理する方法としてはRH脱
ガス法を利用した方法(特開昭52−5614号公報参
照)、とくに高Cr鋼等の脱炭において鋼浴浴面下の比
較的浅い位置に容器側壁より酸素ガスを吹き込む方法(
特開昭51−140815号公報参照)、気体酸素に加
え、固体酸素を脱炭促進剤として添加する方法(特開昭
47−17619号公報参照)、あるいはラバールノズ
ル付ランスにて鋼浴上から上吹きする方法(特開昭55
−125220号公報参照)などが知られている。とこ
ろで上記の技術は何れも脱炭促進には有利であるが、脱
炭処理において最も問題となる溶鋼の温度降下について
は何ら考慮されていなかった。 そのため脱炭処理に当っては、予め転炉等で溶鋼温度を
上げておき、処理時における温度降下を補償する必要が
あるが、転炉等−次精錬鍋炉で溶鋼の温度を上げると、
精錬炉や受M鍋の耐火物が著しく損耗するという問題が
あった。 一方、真空脱ガス処理において溶鋼を昇熱する方法とし
ては、RH−OB法(鉄と鋼、No、11、VOL64
(1978)S635参照)が、まりRH槽内又は取鍋
内+:Aff。 Si等の発熱剤を添加し溶鋼内に酸素ガスを導く方法(
特開昭53−81418号公報、同59−89708号
公報参照)が知れている。 ここに従来、真空脱ガス処理中に溶鋼の温度低下を招く
ことなく脱炭反応を進行させる場合、上記の如き従来技
術を単に組合せた次のような方法がとられていた。 l)まず未脱酸溶鋼を脱炭処理しその後AQ、 Si等
の発熱剤を添加し、酸素を供給することにより昇熱させ
る。 2)予めAl1.3i等の発熱剤を添加し酸素を供給し
て昇熱させ、^Q、 Siを全て燃焼しつくしてから脱
炭処理する。 3)溶鋼中に含有する成分、たとえば高Cr鋼などでは
、酸素の供給により、Crの酸化を生じさせ、その反応
熱で脱炭に必要な温度を補償する(特開昭55−125
220号公報参照)。 [発明が解決しようとする課題] しかしながらこのような方法では以下に示すような問題
があった。すなわち a)I)、2)の方法では、脱炭期と昇熱期にわけられ
るため処理時間が延長し生産性を著しく阻害する。 ! 特に、1)の方法では高炭素鋼を溶製する際は、AQ、
Siを燃焼しつくさねばならぬため著しく時間がかか
る。又、2)の方法も同様にAff、 Siを燃焼しつ
くさねばならないため時間がかかる。 b ) kQ、 Siを燃焼させているので、その結果
溶鋼中にAQtO3およびS+Ot等非金等分金属介在
物し、品質上好ましくない。 c ) AC,Si等、特別な発熱剤を用いているので
コストが高い。 d)鋼中成分、例えばCr等の燃焼熱を利用する方法で
はCr等のロスが大で歩留の劣化は避けられない。 この発明は上述したような従来問題を解消し、溶鋼の脱
ガス処理中、溶鋼の温度低下を伴うことなく、脱炭処理
についてら有利に促進させることができる、新規な方法
を与えることがこの発明の目的である。 [課題を解決するための手段] 上記及び上記以外の目的を達成するために、本発明の第
一の構成によれば、製綱炉で溶製された未脱酸溶鋼もし
くは弱脱酸溶鋼の脱ガス・脱炭処理をRH法又はD)l
法等を用いて行う真空脱ガス方法において、真空脱ガス
処理槽内における溶鋼の浴面から所定距離離隔して上方
位置から酸素ガス又は酸素含有ガスを溶鋼表面に吹付け
、溶鋼の脱炭反応を進行させるとともに、排ガス中の(
CO十C02)の割合が5%以上となり、かつ排ガス中
のCO1/(CO+COり比が約30%以上となる時期
に溶鋼表面近傍で脱ガス処理中に発生するCOガスを燃
焼させ、溶鋼温度の降下量を低減させることを特徴とす
る溶鋼の真空脱ガス・脱炭処理方法が提供される。 また、本発明の第二の構成によれば、製綱炉で溶製され
た未脱酸溶鋼もしくは弱脱酸溶鋼の脱ガス・脱炭処理を
RH法又はDI(法等を用いて行う真空脱ガス方法にお
いて、真空脱ガス処理槽内の真空度カ月Torr以上と
なっている時期に、溶鋼の浴面における到達圧力Pが1
5以上かつ950以下となる圧力で真空脱ガス処理槽内
の溶鋼の浴面上部から酸素ガス又は酸素含有ガスを吹込
み、溶鋼の脱炭反応を進行させるとともに、脱ガス処理
中に発生するCOガスを燃焼させることを特徴とする溶
鋼の真空脱ガス・脱炭処理方法が提供される。 ここでPは下に示す式で定義される 10g1OP= −0,808(LH)07+ 0.0
0191(PV)+ 0.00388(Dt/D、)”
Q+ 2.970LH,脱ガス処理槽内における溶鋼の
静止浴面からの距離[単位m] PV; 逆酸終了時の脱ガス処理槽内の到達真空度[
単位:Torr] D、: 吹込みラバルノズルにおけるスロート径[単
位am] Dt; 吹込みランスチップの出口径[単位am](
ストレートノズルの場合はDI=Dtとなる) Q: 酸素ガス流量[N11’/分コ (酸素含有ガスの場合は酸素含有量に換算した流量) なお、上記した本発明の第−及び第二の構成において、
脱ガス処理開始時の溶鋼温度、溶鋼中の炭素量と処理終
了時の目標温度、目標とする溶鋼中の炭素量とから脱炭
すべき脱炭量、許容される温度降下量を算出し、それら
に応じて酸素ガス又は酸素含有ガス供給高さ、酸素ガス
又は酸素含有ガス供給量及び酸素ガス又は酸素含有ガス
供給時間を決めることが好ましい。また、COガスを燃
焼させるために酸素ガス又は酸素含有ガスを吹付けるラ
ンスと脱炭を促進するために酸素ガス又は酸素含有ガス
を吹付けるランスを共通の1本のランスとすることも出
来、また要すればCOガスを燃焼させるために酸素ガス
又は酸素含有ガスを吹付けるランスと、脱炭を促進する
ために酸素ガス又は酸素含有ガスを吹付けるランスを個
別に設けることも可能である。なお、前者の場合、好ま
しくは酸素ガス又は酸素含有ガスの吹付は位置が脱ガス
処理槽内における溶鋼の静止浴面から1.6〜4.5m
上方に離隔して配設する。また、後者の場合にはCOガ
スを燃焼させるために酸素ガス又は酸素含有ガスを吹付
ける位置が脱ガス処理槽内における溶鋼の静止浴面から
1.6〜4.5m上方に離隔し、脱炭を促進するために
酸素ガス又は酸素含有ガスを吹付ける位置が脱ガス処理
槽内における溶鋼の静止浴面から1.6m+以下の距離
に離隔して配設することが望ましい。 なお、脱ガス処理槽内の真空度は1〜200Torrの
範囲にコントロールすることが望ましい。 [作 用] 転炉等、製綱炉で溶製された未脱酸溶鋼もしくは弱脱酸
溶鋼を真空脱ガス処理すると、溶鋼中でC+0→CO↑
の如く反応をおこし、COガスが処理槽内に発生する。 この発明はこの発生COガスを処理槽に設置した上吹き
ランス等に上り脱炭反応を阻害しないよう適切な条件下
で酸素ガスあるいは酸素含有ガスを供給する。そして、 CO++0.→CO。 という反応を生じさせ、この際の発生熱を溶鋼に着熱さ
せることにより該溶鋼の温度降下を防止しようとするも
のである。 従って、この発明では例えば従来のR11−OB法の如
きとは異なり、溶鋼内に直接酸素を供給するのではなく
その浴面に酸素を供給する必要がある。 この酸素は、一部は脱炭反応を促進させるものであって
全て脱炭反応に使用されると溶鋼への着熱が困難となる
ので、真空脱ガスの操業条件例えば、ランス高さ、真空
度、酸素流量、ランス形状等をコントロールし、酸素ジ
ェットの場面到達圧力をある適正値にする必要がある。 これに上り脱炭を促進しつつ、場面近傍で溶鋼より発生
するCOガスを燃焼させ効率よく場面に着熱させること
ができる。ここに酸素供給高さとは、処理槽内に吸上げ
られた溶鋼の静止浴面からランス先端部までの高さを意
味する。 まず、この発明において脱ガス処理中に酸素を吹き込む
場合酸素供給高さ、真空度、使用するランスの形状及び
酸素流量等複合的な条件があり、これらの1つが変化す
るとその作用は大きく変化する。そこで、これらの条件
の変化による作用を吹込まれた酸素ジェットの中心軸(
ランスの中心軸)の場面への到達圧力P (Torr)
で判定することとした。ここで、Pは 10g+oP”” 0.808(LH)”+0.00
191(PV)+ 0.00:(88(D?/DI)”
Q+ 2.970で定義される。この酸素ジェットの中
心軸の圧力Pは、種々の出口径とスロート径をもったラ
バルノズルとストレートノズル、及び酸素供給高さ酸素
流量及び真空度を変化させて実測した圧力を、最も相関
係数の高い条件で回帰した式である。これを実操業の結
果を入れて求めたPと[C]=40ppmまでの脱炭速
度定数及び処理開始15分までの溶鋼温度降下量との関
係を図−1に示す。図から脱炭速度定数はPの増加とと
もに増加する。これは場面への到達圧力が高い方が酸素
が溶鋼内部まで供給されるため脱炭に対して有利なため
である。 一方溶鋼温度降下は、Pが大きいと、前述の理由から2
次燃焼が小さくなり、またPが小さいと2次燃焼した熱
が溶鋼に着熱せず高温ガス体として排気にひかれてしま
う。その結果、温度降下としては大きくなり適正なPが
あることかわかる。以上の結果、脱炭と着熱を両方とも
に効果的におこなうためには、脱炭速度の下限0.14
5 (比較例の平均値)から、第1図よりPを15と決
定した。また、Pの上限については、溶鋼への最適着熱
を適用例9を限界としてPを950と決定した。 次に、この発明において、処理槽内の真空度を1〜20
0Torrとしたのは、I Torr未満では発生する
COガスが減少し酸素を供給しても十分な燃焼熱が得ら
れない。一方200Torrを超えると、脱炭反応が十
分に進行せず、そのため発生するCOガスも少なく酸素
を供給しても十分な燃焼熱が得られない。従って酸素吹
錬時の処理槽内の真空度は、1Torr〜200Tor
rとする必要がある。 なおこの発明では、具体的に真空脱ガス処理開始後20
0Torr以下になった時点で酸素吹錬を開始し、その
後脱炭の促進により真空度は徐々に高くなるがI To
rr以下となったところで酸素の供給を停止する。 次に、酸素供給高さであるが、後に詳述するように、酸
素供給高さが1.6n未満では酸素が鋼の脱炭に使用さ
れる比率が高くなり、脱炭には有利であるが、COガス
を燃焼させるための酸素が著しく低下し溶鋼の温度降下
を防止できない。一方酸素供給高さが4.5mを超える
と、COガスの燃焼領域が処理槽の上部となるため溶鋼
への着熱が著しく低下し溶鋼の温度低下を防止できない
。従ってCOガスを効率よく燃焼させ溶鋼へ着熱できる
よう酸素供給高さを1.6〜4.5fflとする必要が
ある。 第2図は、C: 0.056%、Si : 0.02%
、Mn:0.28%、O: 358ppm1温度158
8℃になる溶鋼の脱ガス処理(RH法)中に処理槽内へ
酸素を供給した実験における排ガス中のガス濃度と真空
度の変化状況を調べた結果を示すグラフであり、また第
3図はC: 0.035%、Si : Tr%、Mn
: 0.27%、0 : 411ppms温度1592
℃になる溶鋼を酸素を供給せずに脱ガス処理した場合の
同様の調査結果を示すグラフである。 第2図より、処理槽内へ酸素を供給した場合にることか
わかった。また真空度が200Torrを超えるとCO
ガスの発生がないためその燃焼はゼロであり、さらに処
理時間の経過とともにCO+CO,濃度が減少し真空度
I Torrで5%となる。これは第3図において示し
たC(L濃度とほぼ同じであり、酸素供給による溶鋼へ
の着熱はほとんどないことが明らかである。従って脱ガ
ス処理中、処理槽内は真空度をl Torrから200
Torrの間において酸素を供給するのが最も効率が良
いことがわかる。 次に第4図は酸素供給高さと2次燃焼率(処理開始2分
〜8分の平均)および処理開始から15分までの溶鋼温
度の降下状況を示すグラフである。 第4図において、2次燃焼率は酸素供給高さに伴なって
増大することが明らかに示されるが、−方、溶鋼の温度
降下は2次燃焼率が30%未満では、酸素供給をしない
場合と比べて大差なく、2次燃焼率が約30%以上とな
る場合にかなり減少していることがわかる。従って溶鋼
の温度降下を減少させる効果を充分に与えるためには、
約30%以上の2次燃焼率が必要である。 酸素供給高さについてみてみると、第4図より、酸素供
給高さが1.6m未満では、2次燃焼率が酸素を供給し
ない場合とほぼ等しい。即ち酸素供給高さが1.6m未
満では酸素が鋼の脱炭に使用される比率が高くなり、脱
炭には有利であるが、COガスを燃焼させるための酸素
が著しく低下し溶鋼の温度降下を防止できない。一方酸
素供給高さが4.5fflを超える場合、2次燃焼率は
高いが、COガスの燃焼領域が処理槽の上部となるため
溶鋼への着熱が著しく低下し溶鋼の温度降下を防止でき
ない。従ってCOガスを効率よく燃焼させ溶鋼へ着熱で
きるように酸素供給高さを1.6〜4.51とする必要
がある。 さらにこの発明において、処理槽内の真空度を1〜20
0Torrとしたのは、I Torr未満では発生する
COガスが減少し酸素を供給しても十分な燃焼熱が得ら
れない。一方200Torrを超えると、脱炭反応が十
分に進行せず、そのため発生するCOガスも少なく酸素
を供給しても十分な燃焼熱が得られない。従って酸素吹
錬時の処理槽内の真空度は、1Torr 〜200To
rrとする必要がある。 なおこの発明では、具体的に真空脱ガス処理開始後20
0Torr以下になった時点で酸素吹錬を開始し、その
後脱炭の促進により真空度は徐々に高くなるがI To
rr以下となったところで酸素の供給を停止する。 なおRH方式では設備によってもまた処理中の浴面の変
動によっても多少異なるが、その静止浴面は一般的には
処理槽内底面から250〜500ffim <らいであ
り、とくにRH方式を適用する場合酸素供給高さの設定
に当たっては上記のことを考慮すれはよい。 また、脱ガス処理においては、処理終了時に目標とする
温度、溶鋼中炭素量に適確に到達することが肝要である
。本発明においては、脱ガス処理開始時の溶鋼温度、溶
鋼中の炭素量と処理終了時の目標温度、目標とする溶鋼
中の炭素1とから脱炭すべき脱炭量、許容される温度降
下量を算出し、それらに応じて酸素ガス又は酸素含有ガ
ス供給高さ、酸素ガス又は酸素含有ガス供給量及び酸素
ガス又は酸素含有ガス供給時間を決定して、目標温度、
炭素量に適確に到達させることを可能にしている。即ち
、■式によりΔCだけ脱炭するのに必要な酸素mを計算
し、■式により2次燃焼に必要な酸素を算出する。ここ
で0式中の2次燃焼率おり、酸素供給高さり、)1.、
によって決定される。 ■、■式より必要な酸素量Qotは0式で表わされる。 一方、温度降下防止能■は、0式で表現できる。ここで
0式中の送酸速度potは0式で表現できる。許容され
る温度降下量をΔTとした場合、必要送酸時間towは
0式を表わされることがわかった。0〜0式を満たすよ
うに標準酸素供給高さり。 H,s、送酸速度Faxを選択することで、必要送酸時
間t。、を決定することができ、目標とする温度、溶鋼
中炭素量に適確に到達することが可能となる。 11.2 QO2−1′=−ΔCx−−Δ0 12 ■ ΔO”L”ΔC+Wt(ΔC〉0) Q、、−Q。t−r+ Qot−十Q’
■Q−θ+(L、H,s−θ、)′3
■tot” (ΔT+dtRecO)i) /ζ
■但し、 ΔC:目標とする脱炭量(Kg) 八O:ΔCだけ脱炭される間の溶鋼中含有酸素の減少量
(Nm’) Qot−t:ΔCだけ脱炭するのに必要な上吹き酸素量
(N@” ) Wl:上吹き送酸によりΔCだけ脱炭される間のΔCと
鋼中酸素減少量の比例関係を表わす比例定数(0〜20
00) i、:処理中に脱炭反応お上び脱炭反応以外の要因で減
少する溶鋼中酸素量のうち、ΔCに比例しない1を表わ
す定数(0〜loom’)QotJL:ΔCだけ脱炭す
る間に2次燃焼に使われる上吹き酸素ff1(Nm3) Q′:排ガス中に排出される上吹き酸素ff1(Nlf
iりθ2.θt:排ガス中に排出される上吹き酸素量に
対するランス高さの影響を表わす比例定数θ、:排ガス
中に排出される上吹き酸素量に対するランス高さの影響
を表わすべき乗数り、11.s:酸素供給高さ a、b:酸素供給高さに伴って変化する2次燃焼率の比
例定数(−10−10) C酸素供給高さに伴って変化する2次燃焼率の定数値(
θ〜1) X:酸素供給高さと2次燃焼率の関数関係を表わすべき
乗数(O〜10) Qo、:必要な酸素供給量(Nm3) p:昇熱能に対する酸素供給高さの影響を表わす定数(
0,1〜10.0) q:昇熱能に対する酸素供給高さの影響を表わすべき乗
数(O,OS〜10.0) ζ:′a度降下防止能(’C/ll1in)Pot :
送酸速度の平均値 ξ:送酸速度と酸素供給高さで決まる温度降下防止能の
比例定数(0,1〜20) tow :必要な送酸時間(醜1n) t++:ea準リムド処理時間(層in)
特に真空脱ガス処理中における溶鋼の温度低下を防止し
併せて脱炭反応の効果的な促進するようにした溶鋼の真
空脱ガス・脱炭処理方法に関するものである。 [従来の技術] 溶鋼を真空下において脱炭処理する方法としてはRH脱
ガス法を利用した方法(特開昭52−5614号公報参
照)、とくに高Cr鋼等の脱炭において鋼浴浴面下の比
較的浅い位置に容器側壁より酸素ガスを吹き込む方法(
特開昭51−140815号公報参照)、気体酸素に加
え、固体酸素を脱炭促進剤として添加する方法(特開昭
47−17619号公報参照)、あるいはラバールノズ
ル付ランスにて鋼浴上から上吹きする方法(特開昭55
−125220号公報参照)などが知られている。とこ
ろで上記の技術は何れも脱炭促進には有利であるが、脱
炭処理において最も問題となる溶鋼の温度降下について
は何ら考慮されていなかった。 そのため脱炭処理に当っては、予め転炉等で溶鋼温度を
上げておき、処理時における温度降下を補償する必要が
あるが、転炉等−次精錬鍋炉で溶鋼の温度を上げると、
精錬炉や受M鍋の耐火物が著しく損耗するという問題が
あった。 一方、真空脱ガス処理において溶鋼を昇熱する方法とし
ては、RH−OB法(鉄と鋼、No、11、VOL64
(1978)S635参照)が、まりRH槽内又は取鍋
内+:Aff。 Si等の発熱剤を添加し溶鋼内に酸素ガスを導く方法(
特開昭53−81418号公報、同59−89708号
公報参照)が知れている。 ここに従来、真空脱ガス処理中に溶鋼の温度低下を招く
ことなく脱炭反応を進行させる場合、上記の如き従来技
術を単に組合せた次のような方法がとられていた。 l)まず未脱酸溶鋼を脱炭処理しその後AQ、 Si等
の発熱剤を添加し、酸素を供給することにより昇熱させ
る。 2)予めAl1.3i等の発熱剤を添加し酸素を供給し
て昇熱させ、^Q、 Siを全て燃焼しつくしてから脱
炭処理する。 3)溶鋼中に含有する成分、たとえば高Cr鋼などでは
、酸素の供給により、Crの酸化を生じさせ、その反応
熱で脱炭に必要な温度を補償する(特開昭55−125
220号公報参照)。 [発明が解決しようとする課題] しかしながらこのような方法では以下に示すような問題
があった。すなわち a)I)、2)の方法では、脱炭期と昇熱期にわけられ
るため処理時間が延長し生産性を著しく阻害する。 ! 特に、1)の方法では高炭素鋼を溶製する際は、AQ、
Siを燃焼しつくさねばならぬため著しく時間がかか
る。又、2)の方法も同様にAff、 Siを燃焼しつ
くさねばならないため時間がかかる。 b ) kQ、 Siを燃焼させているので、その結果
溶鋼中にAQtO3およびS+Ot等非金等分金属介在
物し、品質上好ましくない。 c ) AC,Si等、特別な発熱剤を用いているので
コストが高い。 d)鋼中成分、例えばCr等の燃焼熱を利用する方法で
はCr等のロスが大で歩留の劣化は避けられない。 この発明は上述したような従来問題を解消し、溶鋼の脱
ガス処理中、溶鋼の温度低下を伴うことなく、脱炭処理
についてら有利に促進させることができる、新規な方法
を与えることがこの発明の目的である。 [課題を解決するための手段] 上記及び上記以外の目的を達成するために、本発明の第
一の構成によれば、製綱炉で溶製された未脱酸溶鋼もし
くは弱脱酸溶鋼の脱ガス・脱炭処理をRH法又はD)l
法等を用いて行う真空脱ガス方法において、真空脱ガス
処理槽内における溶鋼の浴面から所定距離離隔して上方
位置から酸素ガス又は酸素含有ガスを溶鋼表面に吹付け
、溶鋼の脱炭反応を進行させるとともに、排ガス中の(
CO十C02)の割合が5%以上となり、かつ排ガス中
のCO1/(CO+COり比が約30%以上となる時期
に溶鋼表面近傍で脱ガス処理中に発生するCOガスを燃
焼させ、溶鋼温度の降下量を低減させることを特徴とす
る溶鋼の真空脱ガス・脱炭処理方法が提供される。 また、本発明の第二の構成によれば、製綱炉で溶製され
た未脱酸溶鋼もしくは弱脱酸溶鋼の脱ガス・脱炭処理を
RH法又はDI(法等を用いて行う真空脱ガス方法にお
いて、真空脱ガス処理槽内の真空度カ月Torr以上と
なっている時期に、溶鋼の浴面における到達圧力Pが1
5以上かつ950以下となる圧力で真空脱ガス処理槽内
の溶鋼の浴面上部から酸素ガス又は酸素含有ガスを吹込
み、溶鋼の脱炭反応を進行させるとともに、脱ガス処理
中に発生するCOガスを燃焼させることを特徴とする溶
鋼の真空脱ガス・脱炭処理方法が提供される。 ここでPは下に示す式で定義される 10g1OP= −0,808(LH)07+ 0.0
0191(PV)+ 0.00388(Dt/D、)”
Q+ 2.970LH,脱ガス処理槽内における溶鋼の
静止浴面からの距離[単位m] PV; 逆酸終了時の脱ガス処理槽内の到達真空度[
単位:Torr] D、: 吹込みラバルノズルにおけるスロート径[単
位am] Dt; 吹込みランスチップの出口径[単位am](
ストレートノズルの場合はDI=Dtとなる) Q: 酸素ガス流量[N11’/分コ (酸素含有ガスの場合は酸素含有量に換算した流量) なお、上記した本発明の第−及び第二の構成において、
脱ガス処理開始時の溶鋼温度、溶鋼中の炭素量と処理終
了時の目標温度、目標とする溶鋼中の炭素量とから脱炭
すべき脱炭量、許容される温度降下量を算出し、それら
に応じて酸素ガス又は酸素含有ガス供給高さ、酸素ガス
又は酸素含有ガス供給量及び酸素ガス又は酸素含有ガス
供給時間を決めることが好ましい。また、COガスを燃
焼させるために酸素ガス又は酸素含有ガスを吹付けるラ
ンスと脱炭を促進するために酸素ガス又は酸素含有ガス
を吹付けるランスを共通の1本のランスとすることも出
来、また要すればCOガスを燃焼させるために酸素ガス
又は酸素含有ガスを吹付けるランスと、脱炭を促進する
ために酸素ガス又は酸素含有ガスを吹付けるランスを個
別に設けることも可能である。なお、前者の場合、好ま
しくは酸素ガス又は酸素含有ガスの吹付は位置が脱ガス
処理槽内における溶鋼の静止浴面から1.6〜4.5m
上方に離隔して配設する。また、後者の場合にはCOガ
スを燃焼させるために酸素ガス又は酸素含有ガスを吹付
ける位置が脱ガス処理槽内における溶鋼の静止浴面から
1.6〜4.5m上方に離隔し、脱炭を促進するために
酸素ガス又は酸素含有ガスを吹付ける位置が脱ガス処理
槽内における溶鋼の静止浴面から1.6m+以下の距離
に離隔して配設することが望ましい。 なお、脱ガス処理槽内の真空度は1〜200Torrの
範囲にコントロールすることが望ましい。 [作 用] 転炉等、製綱炉で溶製された未脱酸溶鋼もしくは弱脱酸
溶鋼を真空脱ガス処理すると、溶鋼中でC+0→CO↑
の如く反応をおこし、COガスが処理槽内に発生する。 この発明はこの発生COガスを処理槽に設置した上吹き
ランス等に上り脱炭反応を阻害しないよう適切な条件下
で酸素ガスあるいは酸素含有ガスを供給する。そして、 CO++0.→CO。 という反応を生じさせ、この際の発生熱を溶鋼に着熱さ
せることにより該溶鋼の温度降下を防止しようとするも
のである。 従って、この発明では例えば従来のR11−OB法の如
きとは異なり、溶鋼内に直接酸素を供給するのではなく
その浴面に酸素を供給する必要がある。 この酸素は、一部は脱炭反応を促進させるものであって
全て脱炭反応に使用されると溶鋼への着熱が困難となる
ので、真空脱ガスの操業条件例えば、ランス高さ、真空
度、酸素流量、ランス形状等をコントロールし、酸素ジ
ェットの場面到達圧力をある適正値にする必要がある。 これに上り脱炭を促進しつつ、場面近傍で溶鋼より発生
するCOガスを燃焼させ効率よく場面に着熱させること
ができる。ここに酸素供給高さとは、処理槽内に吸上げ
られた溶鋼の静止浴面からランス先端部までの高さを意
味する。 まず、この発明において脱ガス処理中に酸素を吹き込む
場合酸素供給高さ、真空度、使用するランスの形状及び
酸素流量等複合的な条件があり、これらの1つが変化す
るとその作用は大きく変化する。そこで、これらの条件
の変化による作用を吹込まれた酸素ジェットの中心軸(
ランスの中心軸)の場面への到達圧力P (Torr)
で判定することとした。ここで、Pは 10g+oP”” 0.808(LH)”+0.00
191(PV)+ 0.00:(88(D?/DI)”
Q+ 2.970で定義される。この酸素ジェットの中
心軸の圧力Pは、種々の出口径とスロート径をもったラ
バルノズルとストレートノズル、及び酸素供給高さ酸素
流量及び真空度を変化させて実測した圧力を、最も相関
係数の高い条件で回帰した式である。これを実操業の結
果を入れて求めたPと[C]=40ppmまでの脱炭速
度定数及び処理開始15分までの溶鋼温度降下量との関
係を図−1に示す。図から脱炭速度定数はPの増加とと
もに増加する。これは場面への到達圧力が高い方が酸素
が溶鋼内部まで供給されるため脱炭に対して有利なため
である。 一方溶鋼温度降下は、Pが大きいと、前述の理由から2
次燃焼が小さくなり、またPが小さいと2次燃焼した熱
が溶鋼に着熱せず高温ガス体として排気にひかれてしま
う。その結果、温度降下としては大きくなり適正なPが
あることかわかる。以上の結果、脱炭と着熱を両方とも
に効果的におこなうためには、脱炭速度の下限0.14
5 (比較例の平均値)から、第1図よりPを15と決
定した。また、Pの上限については、溶鋼への最適着熱
を適用例9を限界としてPを950と決定した。 次に、この発明において、処理槽内の真空度を1〜20
0Torrとしたのは、I Torr未満では発生する
COガスが減少し酸素を供給しても十分な燃焼熱が得ら
れない。一方200Torrを超えると、脱炭反応が十
分に進行せず、そのため発生するCOガスも少なく酸素
を供給しても十分な燃焼熱が得られない。従って酸素吹
錬時の処理槽内の真空度は、1Torr〜200Tor
rとする必要がある。 なおこの発明では、具体的に真空脱ガス処理開始後20
0Torr以下になった時点で酸素吹錬を開始し、その
後脱炭の促進により真空度は徐々に高くなるがI To
rr以下となったところで酸素の供給を停止する。 次に、酸素供給高さであるが、後に詳述するように、酸
素供給高さが1.6n未満では酸素が鋼の脱炭に使用さ
れる比率が高くなり、脱炭には有利であるが、COガス
を燃焼させるための酸素が著しく低下し溶鋼の温度降下
を防止できない。一方酸素供給高さが4.5mを超える
と、COガスの燃焼領域が処理槽の上部となるため溶鋼
への着熱が著しく低下し溶鋼の温度低下を防止できない
。従ってCOガスを効率よく燃焼させ溶鋼へ着熱できる
よう酸素供給高さを1.6〜4.5fflとする必要が
ある。 第2図は、C: 0.056%、Si : 0.02%
、Mn:0.28%、O: 358ppm1温度158
8℃になる溶鋼の脱ガス処理(RH法)中に処理槽内へ
酸素を供給した実験における排ガス中のガス濃度と真空
度の変化状況を調べた結果を示すグラフであり、また第
3図はC: 0.035%、Si : Tr%、Mn
: 0.27%、0 : 411ppms温度1592
℃になる溶鋼を酸素を供給せずに脱ガス処理した場合の
同様の調査結果を示すグラフである。 第2図より、処理槽内へ酸素を供給した場合にることか
わかった。また真空度が200Torrを超えるとCO
ガスの発生がないためその燃焼はゼロであり、さらに処
理時間の経過とともにCO+CO,濃度が減少し真空度
I Torrで5%となる。これは第3図において示し
たC(L濃度とほぼ同じであり、酸素供給による溶鋼へ
の着熱はほとんどないことが明らかである。従って脱ガ
ス処理中、処理槽内は真空度をl Torrから200
Torrの間において酸素を供給するのが最も効率が良
いことがわかる。 次に第4図は酸素供給高さと2次燃焼率(処理開始2分
〜8分の平均)および処理開始から15分までの溶鋼温
度の降下状況を示すグラフである。 第4図において、2次燃焼率は酸素供給高さに伴なって
増大することが明らかに示されるが、−方、溶鋼の温度
降下は2次燃焼率が30%未満では、酸素供給をしない
場合と比べて大差なく、2次燃焼率が約30%以上とな
る場合にかなり減少していることがわかる。従って溶鋼
の温度降下を減少させる効果を充分に与えるためには、
約30%以上の2次燃焼率が必要である。 酸素供給高さについてみてみると、第4図より、酸素供
給高さが1.6m未満では、2次燃焼率が酸素を供給し
ない場合とほぼ等しい。即ち酸素供給高さが1.6m未
満では酸素が鋼の脱炭に使用される比率が高くなり、脱
炭には有利であるが、COガスを燃焼させるための酸素
が著しく低下し溶鋼の温度降下を防止できない。一方酸
素供給高さが4.5fflを超える場合、2次燃焼率は
高いが、COガスの燃焼領域が処理槽の上部となるため
溶鋼への着熱が著しく低下し溶鋼の温度降下を防止でき
ない。従ってCOガスを効率よく燃焼させ溶鋼へ着熱で
きるように酸素供給高さを1.6〜4.51とする必要
がある。 さらにこの発明において、処理槽内の真空度を1〜20
0Torrとしたのは、I Torr未満では発生する
COガスが減少し酸素を供給しても十分な燃焼熱が得ら
れない。一方200Torrを超えると、脱炭反応が十
分に進行せず、そのため発生するCOガスも少なく酸素
を供給しても十分な燃焼熱が得られない。従って酸素吹
錬時の処理槽内の真空度は、1Torr 〜200To
rrとする必要がある。 なおこの発明では、具体的に真空脱ガス処理開始後20
0Torr以下になった時点で酸素吹錬を開始し、その
後脱炭の促進により真空度は徐々に高くなるがI To
rr以下となったところで酸素の供給を停止する。 なおRH方式では設備によってもまた処理中の浴面の変
動によっても多少異なるが、その静止浴面は一般的には
処理槽内底面から250〜500ffim <らいであ
り、とくにRH方式を適用する場合酸素供給高さの設定
に当たっては上記のことを考慮すれはよい。 また、脱ガス処理においては、処理終了時に目標とする
温度、溶鋼中炭素量に適確に到達することが肝要である
。本発明においては、脱ガス処理開始時の溶鋼温度、溶
鋼中の炭素量と処理終了時の目標温度、目標とする溶鋼
中の炭素1とから脱炭すべき脱炭量、許容される温度降
下量を算出し、それらに応じて酸素ガス又は酸素含有ガ
ス供給高さ、酸素ガス又は酸素含有ガス供給量及び酸素
ガス又は酸素含有ガス供給時間を決定して、目標温度、
炭素量に適確に到達させることを可能にしている。即ち
、■式によりΔCだけ脱炭するのに必要な酸素mを計算
し、■式により2次燃焼に必要な酸素を算出する。ここ
で0式中の2次燃焼率おり、酸素供給高さり、)1.、
によって決定される。 ■、■式より必要な酸素量Qotは0式で表わされる。 一方、温度降下防止能■は、0式で表現できる。ここで
0式中の送酸速度potは0式で表現できる。許容され
る温度降下量をΔTとした場合、必要送酸時間towは
0式を表わされることがわかった。0〜0式を満たすよ
うに標準酸素供給高さり。 H,s、送酸速度Faxを選択することで、必要送酸時
間t。、を決定することができ、目標とする温度、溶鋼
中炭素量に適確に到達することが可能となる。 11.2 QO2−1′=−ΔCx−−Δ0 12 ■ ΔO”L”ΔC+Wt(ΔC〉0) Q、、−Q。t−r+ Qot−十Q’
■Q−θ+(L、H,s−θ、)′3
■tot” (ΔT+dtRecO)i) /ζ
■但し、 ΔC:目標とする脱炭量(Kg) 八O:ΔCだけ脱炭される間の溶鋼中含有酸素の減少量
(Nm’) Qot−t:ΔCだけ脱炭するのに必要な上吹き酸素量
(N@” ) Wl:上吹き送酸によりΔCだけ脱炭される間のΔCと
鋼中酸素減少量の比例関係を表わす比例定数(0〜20
00) i、:処理中に脱炭反応お上び脱炭反応以外の要因で減
少する溶鋼中酸素量のうち、ΔCに比例しない1を表わ
す定数(0〜loom’)QotJL:ΔCだけ脱炭す
る間に2次燃焼に使われる上吹き酸素ff1(Nm3) Q′:排ガス中に排出される上吹き酸素ff1(Nlf
iりθ2.θt:排ガス中に排出される上吹き酸素量に
対するランス高さの影響を表わす比例定数θ、:排ガス
中に排出される上吹き酸素量に対するランス高さの影響
を表わすべき乗数り、11.s:酸素供給高さ a、b:酸素供給高さに伴って変化する2次燃焼率の比
例定数(−10−10) C酸素供給高さに伴って変化する2次燃焼率の定数値(
θ〜1) X:酸素供給高さと2次燃焼率の関数関係を表わすべき
乗数(O〜10) Qo、:必要な酸素供給量(Nm3) p:昇熱能に対する酸素供給高さの影響を表わす定数(
0,1〜10.0) q:昇熱能に対する酸素供給高さの影響を表わすべき乗
数(O,OS〜10.0) ζ:′a度降下防止能(’C/ll1in)Pot :
送酸速度の平均値 ξ:送酸速度と酸素供給高さで決まる温度降下防止能の
比例定数(0,1〜20) tow :必要な送酸時間(醜1n) t++:ea準リムド処理時間(層in)
〔0〕δ:処
理直前の溶鋼中フリー酸素濃度(ppm) d:リムド処理中の温度降下速度(℃/n+1n)e:
リムド処理前の溶鋼中フリー酸素濃度が温度変化に与え
る効果の度合を示す定数(θ〜2)ΔT:温度降下量(
’C) 第5図にRH式真空脱ガス処理装置の模式を示し、図中
1は取鍋、2は転炉等の製錬炉で溶製された未脱酸溶鋼
もしくは弱脱酸溶鋼3は真空排気系にダクト4を介して
接続されるRH式脱ガス槽、5ば脱ガス槽3内に酸素を
吹き込むランスそして6は溶w42を脱ガス槽3内に吸
上げる役目を果す不活性ガス等の供給羽口であり、この
発明では脱ガス処理中に発生するCOガスはランス5よ
り吹き込まれる酸素にて燃焼され、溶112の温度降下
を伴うことなしに脱ガス・脱炭反応が進行することとな
る。 なお、上掲第6図ではランス5を脱ガス槽3の上方より
挿入する形式として示したが、酸素供給高さが上述した
如き条件を満足するものであれば、脱ガス槽3の側面よ
り挿入し、溶鋼浴面へ向けて酸素を吹き込めるような羽
口あるいはランスを設けてもよい。 またこの発明では第6図に示すようにCOガスを燃焼さ
せる専用のランス5aと、脱炭を促進させる専用のラン
ス5bを個別に設けることもできる。この場合ランス5
aは溶鋼浴面に、ランス5bは溶鋼浴面より1.6〜4
.5−上方位置に配設することが肝要である。 [実 施 例] 実施例1 230Ton底吹き転炉で溶製したC : 0.02〜
0.05%になる溶鋼を上掲第4図に示す上吹きランス
を有する23OTon用RH式還流脱ガス装置を用い表
−Iに示す条件下に脱ガス・脱炭処理し、処理中の溶鋼
温度降下状況等について調査した。その結果を表−1に
併せて示す。 この発明に従って処理したとくにヒートNo、 1〜9
では発生COガスの2次燃焼により、処理中における溶
鋼の温度降下量(八T)は平均25.3℃と非常に小さ
いのに対し従来法では平均40.8℃と、その差は15
.5℃であり、この発明が有効であることが確かめられ
た。 なお、ヒートNo、10.11.12については酸素供
給高さを、最も効率の良い着熱が実現できるり、S〜4
.5mの位置に設定しない場合であるが、従来法によっ
て処理したヒートNo、13と比べ溶鋼の温度降下量(
ΔT)が小さいことが明らかである。 実施例−2 第6図に示すような2本のランスを設置した230To
n用RH還流脱ガス装置を用い表−2に示す条件にて溶
鋼の脱ガス・脱炭処理を行い処理中における溶鋼温度の
降下量、脱炭速度について調査した。 なお脱炭専用ランスは酸素供給高さを0.81こ、2次
燃焼用ランスは2.0〜3.0−の範囲に設置し、供給
酸素量はそれぞれ2ONm’/分(Total 4ON
m’/分)とした。その結果を表−2に併せて示す。 表−2より、この発明によれば脱炭速度も速く処理中に
おける温度降下も十分防止できることが確認できた。 なおこの発明においては、RH式の真空処理を例として
述べたがDH式真空処理を適用することもできる。 [発明の効果] この発明は以下の効果をもたらし、大幅なコストダウン
を実現できる。 l)温度降下防止のみならず、酸素供給高さの変更によ
り、脱炭速度も制御可能であり、状況に応じて処理時間
の短縮、Cの低下が可能である。 2)転炉等−次精錬炉での出鋼温度を必要以上に高める
必要がなく、出鋼Cの増大を可能とするためスラグの酸
化度が低減し、精錬炉、受鋼鍋の耐火物損耗が減少する
。
理直前の溶鋼中フリー酸素濃度(ppm) d:リムド処理中の温度降下速度(℃/n+1n)e:
リムド処理前の溶鋼中フリー酸素濃度が温度変化に与え
る効果の度合を示す定数(θ〜2)ΔT:温度降下量(
’C) 第5図にRH式真空脱ガス処理装置の模式を示し、図中
1は取鍋、2は転炉等の製錬炉で溶製された未脱酸溶鋼
もしくは弱脱酸溶鋼3は真空排気系にダクト4を介して
接続されるRH式脱ガス槽、5ば脱ガス槽3内に酸素を
吹き込むランスそして6は溶w42を脱ガス槽3内に吸
上げる役目を果す不活性ガス等の供給羽口であり、この
発明では脱ガス処理中に発生するCOガスはランス5よ
り吹き込まれる酸素にて燃焼され、溶112の温度降下
を伴うことなしに脱ガス・脱炭反応が進行することとな
る。 なお、上掲第6図ではランス5を脱ガス槽3の上方より
挿入する形式として示したが、酸素供給高さが上述した
如き条件を満足するものであれば、脱ガス槽3の側面よ
り挿入し、溶鋼浴面へ向けて酸素を吹き込めるような羽
口あるいはランスを設けてもよい。 またこの発明では第6図に示すようにCOガスを燃焼さ
せる専用のランス5aと、脱炭を促進させる専用のラン
ス5bを個別に設けることもできる。この場合ランス5
aは溶鋼浴面に、ランス5bは溶鋼浴面より1.6〜4
.5−上方位置に配設することが肝要である。 [実 施 例] 実施例1 230Ton底吹き転炉で溶製したC : 0.02〜
0.05%になる溶鋼を上掲第4図に示す上吹きランス
を有する23OTon用RH式還流脱ガス装置を用い表
−Iに示す条件下に脱ガス・脱炭処理し、処理中の溶鋼
温度降下状況等について調査した。その結果を表−1に
併せて示す。 この発明に従って処理したとくにヒートNo、 1〜9
では発生COガスの2次燃焼により、処理中における溶
鋼の温度降下量(八T)は平均25.3℃と非常に小さ
いのに対し従来法では平均40.8℃と、その差は15
.5℃であり、この発明が有効であることが確かめられ
た。 なお、ヒートNo、10.11.12については酸素供
給高さを、最も効率の良い着熱が実現できるり、S〜4
.5mの位置に設定しない場合であるが、従来法によっ
て処理したヒートNo、13と比べ溶鋼の温度降下量(
ΔT)が小さいことが明らかである。 実施例−2 第6図に示すような2本のランスを設置した230To
n用RH還流脱ガス装置を用い表−2に示す条件にて溶
鋼の脱ガス・脱炭処理を行い処理中における溶鋼温度の
降下量、脱炭速度について調査した。 なお脱炭専用ランスは酸素供給高さを0.81こ、2次
燃焼用ランスは2.0〜3.0−の範囲に設置し、供給
酸素量はそれぞれ2ONm’/分(Total 4ON
m’/分)とした。その結果を表−2に併せて示す。 表−2より、この発明によれば脱炭速度も速く処理中に
おける温度降下も十分防止できることが確認できた。 なおこの発明においては、RH式の真空処理を例として
述べたがDH式真空処理を適用することもできる。 [発明の効果] この発明は以下の効果をもたらし、大幅なコストダウン
を実現できる。 l)温度降下防止のみならず、酸素供給高さの変更によ
り、脱炭速度も制御可能であり、状況に応じて処理時間
の短縮、Cの低下が可能である。 2)転炉等−次精錬炉での出鋼温度を必要以上に高める
必要がなく、出鋼Cの増大を可能とするためスラグの酸
化度が低減し、精錬炉、受鋼鍋の耐火物損耗が減少する
。
第1図は到達圧力Pと、[C]−40ppmまでの脱炭
速度定数及び溶鋼の温度降下の関係を示すグラフ、 第2図は酸素供給時における排ガス中のガス濃度と真空
度の関係グラフ、 第3図は脱ガス処理中のガス濃度の変化を示すグラフ、 第4図は酸素供給高さと、溶鋼の温度降下および2次燃
焼率の影響を示すグラフ、 第5図、第6図は、RH還流脱ガス装置の模式図である
。 l・・・取鍋 2・・・溶鋼3・・・脱ガ
ス槽 4・・・ダクト5・・・ランス
6・・・羽口(外1名) 表−1(1731 ■p=1.7.q=0.9 衷−1(2/3) T 第2図 ; 第5図
速度定数及び溶鋼の温度降下の関係を示すグラフ、 第2図は酸素供給時における排ガス中のガス濃度と真空
度の関係グラフ、 第3図は脱ガス処理中のガス濃度の変化を示すグラフ、 第4図は酸素供給高さと、溶鋼の温度降下および2次燃
焼率の影響を示すグラフ、 第5図、第6図は、RH還流脱ガス装置の模式図である
。 l・・・取鍋 2・・・溶鋼3・・・脱ガ
ス槽 4・・・ダクト5・・・ランス
6・・・羽口(外1名) 表−1(1731 ■p=1.7.q=0.9 衷−1(2/3) T 第2図 ; 第5図
Claims (8)
- (1)製綱炉で溶製された未脱酸溶鋼もしくは弱脱酸溶
鋼の脱ガス・脱炭処理をRH法又はDH法等を用いて行
う真空脱ガス方法において、真空脱ガス処理槽内におけ
る溶鋼の浴面から所定距離離隔して上方位置から酸素ガ
ス又は酸素含有ガスを溶鋼表面に吹付け、溶鋼の脱炭反
応を進行させるとともに、排ガス中の(CO+CO_2
)の割合が5%以上となり、かつ排ガス中のCO_2/
(CO+CO_2)比が約30%以上となる時期に溶鋼
表面近傍で脱ガス処理中に発生するCOガスを燃焼させ
、溶鋼温度の降下量を低減させることを特徴とする溶鋼
の真空脱ガス・脱炭処理方法。 - (2)製綱炉で溶製された未脱酸溶鋼もしくは弱脱酸溶
鋼の脱ガス・脱炭処理をRH法又はDH法等を用いて行
う真空脱ガス方法において、真空脱ガス処理槽内の真空
度が1Torr以上となっている時期に、溶鋼の浴面に
おける到達圧力Pが15以上かつ950以下となる圧力
で真空脱ガス処理槽内の溶鋼の浴面上部から酸素ガス又
は酸素含有ガスを吹込み、溶鋼の脱炭反応を進行させる
とともに、脱ガス処理中に発生するCOガスを燃焼させ
ることを特徴とする溶鋼の真空脱ガス・脱炭処理方法。 ここでPは下に示す式で定義される log_1_0P=−0.808(LH)^0^.^7
+0.00191(PV)+0.00388(D_2/
D_1)^2Q+2.970LH;脱ガス処理槽内にお
ける溶鋼の静止浴面からの距離[単位m] PV;逆酸終了時の脱ガス処理槽内の到達真空度[単位
:Torr] D_1;吹込みラバルノズルにおけるスロート径[単位
mm] D_2;吹込みランスチップの出口径[単位mm](ス
トレートノズルの場合はD_1=D_2となる) Q;酸素ガス流量[Nm^3/分] (酸素含有ガスの場合は酸素含有量に換算した流量) - (3)脱ガス処理開始時の溶鋼温度、溶鋼中の炭素量と
処理終了時の目標温度、目標とする溶鋼中の炭素量とか
ら脱炭すべき脱炭量、許容される温度降下量を算出し、
それらに応じて酸素ガス又は酸素含有ガス供給高さ、酸
素ガス又は酸素含有ガス供給量及び酸素ガス又は酸素含
有ガス供給時間を決めることを特徴とする請求項第1項
又は第2項記載の方法。 - (4)COガスを燃焼させるために酸素ガス又は酸素含
有ガスを吹付けるランスと脱炭を促進するために酸素ガ
ス又は酸素含有ガスを吹付けるランスを共通の1本のラ
ンスとすることを特徴とする請求項第1項乃至第3項の
いずれかに記載の方法。 - (5)COガスを燃焼させるために酸素ガス又は酸素含
有ガスを吹付けるランスと、脱炭を促進するために酸素
ガス又は酸素含有ガスを吹付けるランスを個別に設ける
ことを特徴とする請求項第1項乃至第3項のいずれかに
記載の方法。 - (6)脱ガス処理槽内の真空度を1〜200Torrの
範囲にコントロールする請求項第1項乃至第5項のいず
れかに記載の方法。 - (7)酸素ガス又は酸素含有ガスの吹付け位置が脱ガス
処理槽内における溶鋼の静止浴面から1.6〜4.5m
上方に離隔する請求項第1項乃至第4項及び第6項のい
ずれかに記載の方法。 - (8)COガスを燃焼させるために酸素ガス又は酸素含
有ガスを吹付ける位置が脱ガス処理槽内における溶鋼の
静止浴面から1.6〜4.5m上方に離隔し、脱炭を促
進するために酸素ガス又は酸素含有ガスを吹付ける位置
が脱ガス処理槽内における溶鋼の静止浴面から1.6m
以下の距離に離隔する請求項第1項乃至第3項、第5項
及び第6項のいずれかに記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15117588 | 1988-06-21 | ||
JP63-151175 | 1988-06-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0277518A true JPH0277518A (ja) | 1990-03-16 |
JP2667007B2 JP2667007B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=15512946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1159347A Expired - Lifetime JP2667007B2 (ja) | 1988-06-21 | 1989-06-21 | 溶鋼の真空脱ガス・脱炭処理方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4979983A (ja) |
EP (1) | EP0347884B1 (ja) |
JP (1) | JP2667007B2 (ja) |
AU (1) | AU622678B2 (ja) |
BR (1) | BR8903188A (ja) |
CA (1) | CA1337846C (ja) |
DE (1) | DE68906311T2 (ja) |
ES (1) | ES2040414T3 (ja) |
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