JPH024245Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH024245Y2 JPH024245Y2 JP1981173522U JP17352281U JPH024245Y2 JP H024245 Y2 JPH024245 Y2 JP H024245Y2 JP 1981173522 U JP1981173522 U JP 1981173522U JP 17352281 U JP17352281 U JP 17352281U JP H024245 Y2 JPH024245 Y2 JP H024245Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- extrusion hole
- hole
- metal plate
- extrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 claims description 23
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910001335 Galvanized steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000008397 galvanized steel Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は金属板の押出孔の改良に関するもので
ある。
ある。
更に詳説すると、本考案は金属板、特に板金部
品をプレス加工して得られる押出孔(バーリング
孔ともいう)において、該押出孔に捩じ込まれる
タツピンネジ或は該押出孔に刻設される雌ネジに
捩じ込まれる雄ネジとの螺合固定強度を強固にす
るための押出孔の形状の改良に関するものであ
る。
品をプレス加工して得られる押出孔(バーリング
孔ともいう)において、該押出孔に捩じ込まれる
タツピンネジ或は該押出孔に刻設される雌ネジに
捩じ込まれる雄ネジとの螺合固定強度を強固にす
るための押出孔の形状の改良に関するものであ
る。
従来、第1図に示すように薄板厚の金属板1の
プレス部品では押出孔2のネジ溝とナベ頭ビス3
のネジ溝との係合を多く取つてネジ締め強度を上
げるためにバーリング孔加工2をしている。一
方、ビス3の首下不完全ネジ部3aの寸法Aは
JISで規定されているようにネジ山の2山以内と
なつていた、たとえばM3型のピツチ0.5mmのビス
ではAが1mm以内と言うことになる。故に厚さ1
mm以上の座金等の部材をはさんでビス止めする時
にはAは無視できるが、第1図のように何もはさ
まず、あるいは1mm以下の薄い部材をはさんでビ
ス止めしたい時にAが無視できなくなる。すなわ
ち、ビス3の首下不完全ネジ部3aに対応する押
出孔2のネジ山2aは潰れてしまつてネジの螺合
に役立たなくなり、こうして押出孔2のネジ山が
少なくなると、ビス3の捩じ込み回転力を強くし
た場合、押出孔2の突出部4の内壁に設けられた
ネジ山全部が潰れやすくなり、所謂バカネジとな
り、ネジ締付作用がなくなつてしまう。
プレス部品では押出孔2のネジ溝とナベ頭ビス3
のネジ溝との係合を多く取つてネジ締め強度を上
げるためにバーリング孔加工2をしている。一
方、ビス3の首下不完全ネジ部3aの寸法Aは
JISで規定されているようにネジ山の2山以内と
なつていた、たとえばM3型のピツチ0.5mmのビス
ではAが1mm以内と言うことになる。故に厚さ1
mm以上の座金等の部材をはさんでビス止めする時
にはAは無視できるが、第1図のように何もはさ
まず、あるいは1mm以下の薄い部材をはさんでビ
ス止めしたい時にAが無視できなくなる。すなわ
ち、ビス3の首下不完全ネジ部3aに対応する押
出孔2のネジ山2aは潰れてしまつてネジの螺合
に役立たなくなり、こうして押出孔2のネジ山が
少なくなると、ビス3の捩じ込み回転力を強くし
た場合、押出孔2の突出部4の内壁に設けられた
ネジ山全部が潰れやすくなり、所謂バカネジとな
り、ネジ締付作用がなくなつてしまう。
本考案は斯る問題を解決できる押出孔を提供せ
んとするものである。次に本考案について第2図
と共に説明する。すなわち、本考案は薄い板厚
(例えば0.8mmの亜鉛鋼板)の金属板1の押出孔部
2に該押出孔の中心に向つて傾斜する直線傾斜状
の面取り内側面5と該内側面に対向する所定長の
直線傾斜状外側面5′を設け、傾斜状内側面5の
深さBをビス3の首下不完全ネジ部3aの寸法A
よりも大きくして、ビス3のネジ山との螺合固定
強度を強固にしている。尚、破線で示した図はサ
ラ頭のビス6を示し、余り固定強度を必要とせ
ず、且つネジ頭を低くしたい場合に使用するのに
都合がよい。この時にはh1はh1>h2となる。また
上述のビスの代りにタツピンネジを使用する場合
には、押出孔2の内壁にネジ溝を刻設する必要は
ない。
んとするものである。次に本考案について第2図
と共に説明する。すなわち、本考案は薄い板厚
(例えば0.8mmの亜鉛鋼板)の金属板1の押出孔部
2に該押出孔の中心に向つて傾斜する直線傾斜状
の面取り内側面5と該内側面に対向する所定長の
直線傾斜状外側面5′を設け、傾斜状内側面5の
深さBをビス3の首下不完全ネジ部3aの寸法A
よりも大きくして、ビス3のネジ山との螺合固定
強度を強固にしている。尚、破線で示した図はサ
ラ頭のビス6を示し、余り固定強度を必要とせ
ず、且つネジ頭を低くしたい場合に使用するのに
都合がよい。この時にはh1はh1>h2となる。また
上述のビスの代りにタツピンネジを使用する場合
には、押出孔2の内壁にネジ溝を刻設する必要は
ない。
尚、ビス3の首下不完全ネジ部の長さが短かい
場合には直線傾斜状の面取り内側面5を設けるだ
けでよく、必ずしも直線傾斜状の外側面5′を設
けなくてもよい。また、第2図図示の加工をする
には、先ず図示の如く面取り状に絞つた後、通常
のバーリング加工をしたり、逆にバーリング加工
した後、面取り状に絞つてもよい。更にまた同時
にこれら二つの加工を施してもよい。
場合には直線傾斜状の面取り内側面5を設けるだ
けでよく、必ずしも直線傾斜状の外側面5′を設
けなくてもよい。また、第2図図示の加工をする
には、先ず図示の如く面取り状に絞つた後、通常
のバーリング加工をしたり、逆にバーリング加工
した後、面取り状に絞つてもよい。更にまた同時
にこれら二つの加工を施してもよい。
このように本考案の押出孔によればビスやタツ
ピンネジの首下不完全ネジ部による押出孔内壁の
ネジ溝潰れがなくなるので、螺合締付強度を強く
保つことができる。
ピンネジの首下不完全ネジ部による押出孔内壁の
ネジ溝潰れがなくなるので、螺合締付強度を強く
保つことができる。
第1図は従来の金属板の押出孔の形状を示す断
面図、第2図は本考案の金属板の押出孔の形状を
示す断面図である。 1……金属板、2……押出孔、3……ナベ頭ビ
ス、3a……首下不完全ネジ部、4……突出部、
5,5′……直線傾斜状の面取り内側面および直
線傾斜状外側面。
面図、第2図は本考案の金属板の押出孔の形状を
示す断面図である。 1……金属板、2……押出孔、3……ナベ頭ビ
ス、3a……首下不完全ネジ部、4……突出部、
5,5′……直線傾斜状の面取り内側面および直
線傾斜状外側面。
Claims (1)
- 金属板の押出孔において、該押出孔部に該押出
孔の中心に向つて傾斜する直線傾斜状の面取り内
側面を設けると共に該内側面に連接して複数個の
ネジ山の刻設される突出部を設け、前記直線傾斜
状の面取り内側面の深さ及び径を前記押出孔に捩
じ込まれるタツピンネジ或は前記押出孔の内壁面
に刻設されたネジ孔に捩じ込まれる雄ネジの首下
不完全ネジ部の寸法より大きくして、該タツピン
ネジ或は該雄ネジと押出孔との螺合固定強度を強
固にしてなる金属板の押出孔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17352281U JPS5876330U (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 金属板の押出孔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17352281U JPS5876330U (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 金属板の押出孔 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5876330U JPS5876330U (ja) | 1983-05-23 |
JPH024245Y2 true JPH024245Y2 (ja) | 1990-01-31 |
Family
ID=29965388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17352281U Granted JPS5876330U (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 金属板の押出孔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5876330U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007326455A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Takata Corp | シートベルト位置調節装置およびこれを備えたシートベルト装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5409230B2 (ja) * | 2009-09-18 | 2014-02-05 | パナソニック株式会社 | 照明器具 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS455314Y1 (ja) * | 1965-04-24 | 1970-03-13 | ||
JPS50775U (ja) * | 1973-05-01 | 1975-01-07 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58169741U (ja) * | 1982-05-06 | 1983-11-12 | 株式会社川崎製作所 | カ−ラジオ用極薄板シヤシ−における取付けねじ穴の改良 |
-
1981
- 1981-11-20 JP JP17352281U patent/JPS5876330U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS455314Y1 (ja) * | 1965-04-24 | 1970-03-13 | ||
JPS50775U (ja) * | 1973-05-01 | 1975-01-07 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007326455A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Takata Corp | シートベルト位置調節装置およびこれを備えたシートベルト装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5876330U (ja) | 1983-05-23 |
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