JPH0239607B2 - Nainenkikannodobensochi - Google Patents
NainenkikannodobensochiInfo
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- JPH0239607B2 JPH0239607B2 JP18525184A JP18525184A JPH0239607B2 JP H0239607 B2 JPH0239607 B2 JP H0239607B2 JP 18525184 A JP18525184 A JP 18525184A JP 18525184 A JP18525184 A JP 18525184A JP H0239607 B2 JPH0239607 B2 JP H0239607B2
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- JP
- Japan
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- valve
- oil
- cam
- plunger
- changing mechanism
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- Expired - Lifetime
Links
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 5
- 230000009471 action Effects 0.000 claims description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 51
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/20—Adjusting or compensating clearance
- F01L1/22—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically
- F01L1/24—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically
- F01L1/2411—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically by means of a hydraulic adjusting device located between the valve stem and rocker arm
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/26—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
- F01L1/267—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder with means for varying the timing or the lift of the valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
A 発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明は、閉弁方向に付勢された吸気弁あるい
は排気弁に対応した複数のカムフオロアを揺動駆
動すべく、機関の回転に同期して回転駆動される
カムシヤフトにはカムが一体化され、各カムフオ
ロアには、それらのカムフオロアを連結する状態
とその連結を解除する状態とを切換可能な弁作動
変更機構が設けられる内燃機関の動弁装置に関す
る。
は排気弁に対応した複数のカムフオロアを揺動駆
動すべく、機関の回転に同期して回転駆動される
カムシヤフトにはカムが一体化され、各カムフオ
ロアには、それらのカムフオロアを連結する状態
とその連結を解除する状態とを切換可能な弁作動
変更機構が設けられる内燃機関の動弁装置に関す
る。
(2) 従来の技術
かかる動弁装置は、本出願人により既に提案
(特願昭58−100505号)(特開昭59−226216号公
報)されているものであり、機関の低速運転時に
は弁作動変更機構によりカムフオロアとしてのロ
ツカアームの連結を解除して一部の吸気弁あるい
は排気弁のみを開閉作動させ、機関の高速運転時
には弁作動変更機構によりロツカアームを連結し
て全吸気弁あるいは全排気弁ともとに開閉作動さ
せるようにしており、ロツカアームの吸気弁ある
いは排気弁との当接部にはタペツトねじを進退自
在に螺合している。
(特願昭58−100505号)(特開昭59−226216号公
報)されているものであり、機関の低速運転時に
は弁作動変更機構によりカムフオロアとしてのロ
ツカアームの連結を解除して一部の吸気弁あるい
は排気弁のみを開閉作動させ、機関の高速運転時
には弁作動変更機構によりロツカアームを連結し
て全吸気弁あるいは全排気弁ともとに開閉作動さ
せるようにしており、ロツカアームの吸気弁ある
いは排気弁との当接部にはタペツトねじを進退自
在に螺合している。
(3) 発明が解決しようとする課題
上記従来の動弁装置では、吸気弁あるいは排気
弁が閉弁している状態では、両ロツカアームのタ
ペツトねじと、両吸気弁あるいは両排気弁との間
には間〓が生じる可能性があり、両ロツカアーム
の揺動作動に応じてタペツトねじが吸気弁あるい
は排気弁に当接する。このため、タペツトねじの
吸気弁あるいは排気弁への当接時の打撃音が生じ
るとともに、常時適確な作動を維持するために
は、タペツトねじの摩耗などに応じてタペツトね
じの螺合量調整を行う必要があつた。また、両ロ
ツカアームのピストンによる連結は、両ロツカア
ームが閉弁状態にあるときに行われるが、その閉
弁状態にあるときに各ロツカアームの位置が不安
定となり、弁作動変更機構の作動が円滑に行われ
なくなる可能性がある。
弁が閉弁している状態では、両ロツカアームのタ
ペツトねじと、両吸気弁あるいは両排気弁との間
には間〓が生じる可能性があり、両ロツカアーム
の揺動作動に応じてタペツトねじが吸気弁あるい
は排気弁に当接する。このため、タペツトねじの
吸気弁あるいは排気弁への当接時の打撃音が生じ
るとともに、常時適確な作動を維持するために
は、タペツトねじの摩耗などに応じてタペツトね
じの螺合量調整を行う必要があつた。また、両ロ
ツカアームのピストンによる連結は、両ロツカア
ームが閉弁状態にあるときに行われるが、その閉
弁状態にあるときに各ロツカアームの位置が不安
定となり、弁作動変更機構の作動が円滑に行われ
なくなる可能性がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであ
り、カムフオロアを吸気弁あるいは排気弁に常時
弾発的に当接させることにより、調節操作を不要
として常に的確かつ静粛な動弁作動を実現し得る
ようにするとともに、弁作動変更機構の確実な連
結作動を可能とした内燃機関の動弁装置を提供す
ることを日的とする。
り、カムフオロアを吸気弁あるいは排気弁に常時
弾発的に当接させることにより、調節操作を不要
として常に的確かつ静粛な動弁作動を実現し得る
ようにするとともに、弁作動変更機構の確実な連
結作動を可能とした内燃機関の動弁装置を提供す
ることを日的とする。
B 発明の構成
(1) 課題を解決するための手段
本発明によれば、カムフオロアの吸気弁あるい
は排気弁との当接部には、吸気弁あるいは排気弁
に当接すべくばね付勢されながら当接部に摺動可
能に嵌合されるプランジヤと、該プランジヤの背
部に臨んで形成される油圧室と、給油源の常時連
通する油溜室と、前記油圧室および油溜室間に介
設されるチエツクバルブとを備えるオイルタペツ
トがそれぞれ設けられる。
は排気弁との当接部には、吸気弁あるいは排気弁
に当接すべくばね付勢されながら当接部に摺動可
能に嵌合されるプランジヤと、該プランジヤの背
部に臨んで形成される油圧室と、給油源の常時連
通する油溜室と、前記油圧室および油溜室間に介
設されるチエツクバルブとを備えるオイルタペツ
トがそれぞれ設けられる。
(2) 作用
上記構成によれば、各カムフオロアは、それら
の当接部に設けられたオイルタペツトの働きによ
り、吸気弁あるいは排気弁に常時弾発的に当接
し、各カムフオロアはカムシヤフト側に付勢され
る。これにより、的確かつ静粛な動弁制御が達成
されるとともに、弁作動変更機構の確実な連結作
動が可能となる。
の当接部に設けられたオイルタペツトの働きによ
り、吸気弁あるいは排気弁に常時弾発的に当接
し、各カムフオロアはカムシヤフト側に付勢され
る。これにより、的確かつ静粛な動弁制御が達成
されるとともに、弁作動変更機構の確実な連結作
動が可能となる。
(3) 実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、先ず第1図および第2図において、機
関本体1に設けられた一対の吸気弁V1,V2
は、機関の回転に同期して1/2の回転比で駆動
されるカムシヤフト2に一体的に設けられたカム
Cと、カムシヤフト2と平行な軸線まわりに揺動
自在なカムフオロアとしての第1および第2ロツ
カアーム3,4と、両ロツカアーム3,4に設け
られた弁作動変更機構5との働きにより、両吸気
弁V1,V2が開閉作動する状態と、一方の吸気
弁V1のみが開閉作動する状態とを切換えて、開
閉作動される。また機関本体1には、図示しない
一対の排気弁が備えられており、これらの排気弁
も前述の吸気弁V1,V2と同様に開閉作動され
る。
明すると、先ず第1図および第2図において、機
関本体1に設けられた一対の吸気弁V1,V2
は、機関の回転に同期して1/2の回転比で駆動
されるカムシヤフト2に一体的に設けられたカム
Cと、カムシヤフト2と平行な軸線まわりに揺動
自在なカムフオロアとしての第1および第2ロツ
カアーム3,4と、両ロツカアーム3,4に設け
られた弁作動変更機構5との働きにより、両吸気
弁V1,V2が開閉作動する状態と、一方の吸気
弁V1のみが開閉作動する状態とを切換えて、開
閉作動される。また機関本体1には、図示しない
一対の排気弁が備えられており、これらの排気弁
も前述の吸気弁V1,V2と同様に開閉作動され
る。
カムシヤフト2は機関本体1の上方で回転自在
に配設されており、カムCは一方の吸気弁V1に
対応する位置でカムシヤフト2に一体的に設けら
れる。また他方の吸気弁V2に対応する位置でカ
ムシヤフト2には同心円状の隆起部6が一体的に
設けられており、この隆起部6の半径はカムCに
おけるベース円7の半径と同一に設定される。さ
らに第1ロツカアーム3の中央上部にはカムCに
摺接するカムスリツパ8が一体的に設けられ、第
2ロツカアーム4の中央上部には隆起部6に摺接
し得るスリツパ9が一体的に設けられる。
に配設されており、カムCは一方の吸気弁V1に
対応する位置でカムシヤフト2に一体的に設けら
れる。また他方の吸気弁V2に対応する位置でカ
ムシヤフト2には同心円状の隆起部6が一体的に
設けられており、この隆起部6の半径はカムCに
おけるベース円7の半径と同一に設定される。さ
らに第1ロツカアーム3の中央上部にはカムCに
摺接するカムスリツパ8が一体的に設けられ、第
2ロツカアーム4の中央上部には隆起部6に摺接
し得るスリツパ9が一体的に設けられる。
各ロツカアーム3,4の基部は、カムシヤフト
2と平行に機関本体1に固定されたロツカシヤフ
ト10に相互に摺接して揺動自在に枢支される。
2と平行に機関本体1に固定されたロツカシヤフ
ト10に相互に摺接して揺動自在に枢支される。
各ロツカアーム3,4の端部には吸気弁V1,
V2の上端に当接するための当接部11,12が
それぞれ設けられており、それらの当接部11,
12にはオイルタペツトT1,T2がそれぞれ設
けられる。これらのオイルタペツトT1,T2は
基本的に同一の構造を有しており、以下、一方の
オイルタペツトT2についてのみ、その構造を詳
述する。
V2の上端に当接するための当接部11,12が
それぞれ設けられており、それらの当接部11,
12にはオイルタペツトT1,T2がそれぞれ設
けられる。これらのオイルタペツトT1,T2は
基本的に同一の構造を有しており、以下、一方の
オイルタペツトT2についてのみ、その構造を詳
述する。
オイルタペツトT2は、吸気弁V2に当接する
方向にばね13で付勢されて当接部12に摺動可
能に嵌合されるプランジヤ14と、該プランジヤ
14の背部に臨んで形成される油圧室15と、図
示しない給油源に常時連通する油溜室16と、前
記油圧室15および油溜室16間に介設されるチ
エツクバルブ17とを備える。
方向にばね13で付勢されて当接部12に摺動可
能に嵌合されるプランジヤ14と、該プランジヤ
14の背部に臨んで形成される油圧室15と、図
示しない給油源に常時連通する油溜室16と、前
記油圧室15および油溜室16間に介設されるチ
エツクバルブ17とを備える。
当接部12には、吸気弁V2側に開放した有底
穴18が穿設されており、この有底穴18には、
閉塞端に球状頭部19を備える有底円筒状プラン
ジヤ14がその球状頭部19を吸気弁V2側にし
て摺合される。有底穴18の開放端内面にはリン
グ20が嵌着されており、プランジヤ14の有底
穴18からの脱落は前記リング20によつて阻止
される。
穴18が穿設されており、この有底穴18には、
閉塞端に球状頭部19を備える有底円筒状プラン
ジヤ14がその球状頭部19を吸気弁V2側にし
て摺合される。有底穴18の開放端内面にはリン
グ20が嵌着されており、プランジヤ14の有底
穴18からの脱落は前記リング20によつて阻止
される。
またプランジヤ14内には、油溜室16を画成
する円筒部材21が摺合されており、この円筒部
材21の一端とプランジヤ14との間には、プラ
ンジヤ14の背部に臨む油圧室15が画成され
る。油圧室15内には、ばね13で円筒部材21
に押付けられたバルブケージ22が収容されてお
り、このバルブケージ22内の球状チエツクバル
ブ17が浮動状に収容される。また円筒部材21
の一端には、油溜室15に連通する弁孔23が、
前記チエツクバルブ17により油圧室15との連
連状態を遮断されるようにして穿設される。
する円筒部材21が摺合されており、この円筒部
材21の一端とプランジヤ14との間には、プラ
ンジヤ14の背部に臨む油圧室15が画成され
る。油圧室15内には、ばね13で円筒部材21
に押付けられたバルブケージ22が収容されてお
り、このバルブケージ22内の球状チエツクバル
ブ17が浮動状に収容される。また円筒部材21
の一端には、油溜室15に連通する弁孔23が、
前記チエツクバルブ17により油圧室15との連
連状態を遮断されるようにして穿設される。
円筒部材21の外面には油溜室16に連通する
環状溝24が設けられ、プランジヤ14の外面に
は、円筒部材21とプランジヤ14との相対移動
に拘わらず、前記環状溝24に連通する環状溝2
5が設けられる。また円筒部材21の他端はばね
13のばね力により、有底穴18の閉塞端に当接
すべく付勢されているが、この円筒部材21の他
端には油溜室16に連通する透孔26が穿設され
る。さらに、有底穴18、プランジヤ14および
円筒部材21によつて環状室27が画成され、第
2ロツカアーム4には、環状室27内の加、減圧
によりプランジヤ14の移動が阻害されることを
防止するために、環状室27内を外部に開放する
開放孔28が穿設される。
環状溝24が設けられ、プランジヤ14の外面に
は、円筒部材21とプランジヤ14との相対移動
に拘わらず、前記環状溝24に連通する環状溝2
5が設けられる。また円筒部材21の他端はばね
13のばね力により、有底穴18の閉塞端に当接
すべく付勢されているが、この円筒部材21の他
端には油溜室16に連通する透孔26が穿設され
る。さらに、有底穴18、プランジヤ14および
円筒部材21によつて環状室27が画成され、第
2ロツカアーム4には、環状室27内の加、減圧
によりプランジヤ14の移動が阻害されることを
防止するために、環状室27内を外部に開放する
開放孔28が穿設される。
ロツカシヤフト10内には、図示しない給油源
に連通する給油路29が設けられており、ロツカ
シヤフト10の側壁には該給油路29に連通する
連通孔30が穿設される。さらに第2ロツカアー
ム4には、第2ロツカアーム4の揺動状態に拘わ
らず、連通孔30を介して給油路29に連通する
油路31が穿設される。この給油路29は、プラ
ンジヤ14の移動位置に拘わらず、プランジヤ1
4の環状溝25に常時連通する。したがつてオイ
ルタペツトT2の油溜室16は給油源に常時連通
している。
に連通する給油路29が設けられており、ロツカ
シヤフト10の側壁には該給油路29に連通する
連通孔30が穿設される。さらに第2ロツカアー
ム4には、第2ロツカアーム4の揺動状態に拘わ
らず、連通孔30を介して給油路29に連通する
油路31が穿設される。この給油路29は、プラ
ンジヤ14の移動位置に拘わらず、プランジヤ1
4の環状溝25に常時連通する。したがつてオイ
ルタペツトT2の油溜室16は給油源に常時連通
している。
油路31の途中には絞り32が設けられる。す
なわち、プランジヤ14の環状溝25に臨む部分
で油路31には絞り32が設けられ、この絞り3
2は給油源からの給油速度を制限する機能を果た
す。また、第2ロツカアーム4における当接部1
2の上部には、透孔26に連通する絞り33が穿
設されており、この絞り33は油溜室16からの
排油速度を制限する機能を果たす。これらの絞り
32,33の働きにより、油溜室16内の油圧は
給油源からの供給油圧が弁作動変更機構5の作動
のために変化しても、急激に変化することはな
い。
なわち、プランジヤ14の環状溝25に臨む部分
で油路31には絞り32が設けられ、この絞り3
2は給油源からの給油速度を制限する機能を果た
す。また、第2ロツカアーム4における当接部1
2の上部には、透孔26に連通する絞り33が穿
設されており、この絞り33は油溜室16からの
排油速度を制限する機能を果たす。これらの絞り
32,33の働きにより、油溜室16内の油圧は
給油源からの供給油圧が弁作動変更機構5の作動
のために変化しても、急激に変化することはな
い。
一方、両吸気弁V1,V2の上部には鍔部3
4,35が設けられており、これらの鍔部34,
35と機関本体1との間には、吸気弁V1,V2
を囲繞する弁ばねS1,S2が介装されており、
弁ばねS1,S2により各吸気弁V1,V2は閉
弁方向すなわち上方に向けて付勢されている。
4,35が設けられており、これらの鍔部34,
35と機関本体1との間には、吸気弁V1,V2
を囲繞する弁ばねS1,S2が介装されており、
弁ばねS1,S2により各吸気弁V1,V2は閉
弁方向すなわち上方に向けて付勢されている。
第3図において、第1および第2ロツカアーム
3,4は、相互に摺接されており、それらの相対
角変位を可能とする状態と、両ロツカアーム3,
4を一体的に連結する状態とを切換可能な弁作動
変更機構5が両ロツカアーム3,4に設けられ
る。
3,4は、相互に摺接されており、それらの相対
角変位を可能とする状態と、両ロツカアーム3,
4を一体的に連結する状態とを切換可能な弁作動
変更機構5が両ロツカアーム3,4に設けられ
る。
弁作動変更機構5は、両ロツカアーム3,4を
連結する位置と、その連結状態を解除する位置と
の間で、ロツカシヤフト10と平行な軸線に沿つ
て移動可能なピストン51と、そのピストン51
の移動を規制するスリツパ52と、ピストン51
を連結解除位置側に移動させるべくストツパ52
を付勢するばね53とを備える。
連結する位置と、その連結状態を解除する位置と
の間で、ロツカシヤフト10と平行な軸線に沿つ
て移動可能なピストン51と、そのピストン51
の移動を規制するスリツパ52と、ピストン51
を連結解除位置側に移動させるべくストツパ52
を付勢するばね53とを備える。
第1ロツカアーム3には、第2ロツカアーム4
側に向けて開放するとともにロツカシヤフト10
と平行な第1ガイド穴54が穿設されており、こ
ろ第1ガイド穴54の底部には段部55を介して
小径部56が設けられる。第1ガイド穴54には
ピストン51が摺合され、これりよりピストン5
1と第1ガイド穴54の底面との間に油圧室57
が画成される。また第1ロツカアーム3には油圧
室57に連通する油路58が穿設され、この油路
58は、ロツカシヤフト10の側壁に穿設された
透孔59を介して、ロツカシヤフト10内の給油
路29に常時連通する。
側に向けて開放するとともにロツカシヤフト10
と平行な第1ガイド穴54が穿設されており、こ
ろ第1ガイド穴54の底部には段部55を介して
小径部56が設けられる。第1ガイド穴54には
ピストン51が摺合され、これりよりピストン5
1と第1ガイド穴54の底面との間に油圧室57
が画成される。また第1ロツカアーム3には油圧
室57に連通する油路58が穿設され、この油路
58は、ロツカシヤフト10の側壁に穿設された
透孔59を介して、ロツカシヤフト10内の給油
路29に常時連通する。
ピストン51の軸方向長さは、その一端が段部
55に当接したときに、その他端が第1ロツカア
ーム3の第2ロツカアーム4側に臨む側面から突
出しないように設定される。
55に当接したときに、その他端が第1ロツカア
ーム3の第2ロツカアーム4側に臨む側面から突
出しないように設定される。
第2ロツカアーム4には、第1ロツカアーム3
の第1ガイド穴54に対応して、第1ガイド穴5
4と同径の第2ガイド穴60が第1ロツカアーム
3側に向けて開放して穿設され、この第2ガイド
穴60に円板状のストツパ52が摺合される。第
2ガイド穴60の底部面には規制段部61を介し
て小径部62が設けられる。また第2ガイド穴6
0の底部と外側面との間にわたつて、第2ロツカ
アーム4には第2ガイド穴60と同心でかつ小径
の挿通孔63が穿設されており、ストツパ52に
一体的かつ同心に設けられた小径の案内棒64が
挿通孔63に挿通される。さらに、スリツパ52
と第2ガイド穴60の底面との間には、案内棒6
4を囲繞するコイル状のばね53が介装される。
の第1ガイド穴54に対応して、第1ガイド穴5
4と同径の第2ガイド穴60が第1ロツカアーム
3側に向けて開放して穿設され、この第2ガイド
穴60に円板状のストツパ52が摺合される。第
2ガイド穴60の底部面には規制段部61を介し
て小径部62が設けられる。また第2ガイド穴6
0の底部と外側面との間にわたつて、第2ロツカ
アーム4には第2ガイド穴60と同心でかつ小径
の挿通孔63が穿設されており、ストツパ52に
一体的かつ同心に設けられた小径の案内棒64が
挿通孔63に挿通される。さらに、スリツパ52
と第2ガイド穴60の底面との間には、案内棒6
4を囲繞するコイル状のばね53が介装される。
このような弁作動変更機構5において、第1お
よび第2ガイド穴54,60は、第1ロツカアー
ム3のカムスリツパ8がカムCのベース円7に摺
接し、かつ第2ロツカアーム4のスリツパ9が隆
起部6に摺接しているときに、同心となるように
定められている。
よび第2ガイド穴54,60は、第1ロツカアー
ム3のカムスリツパ8がカムCのベース円7に摺
接し、かつ第2ロツカアーム4のスリツパ9が隆
起部6に摺接しているときに、同心となるように
定められている。
次にこの実施例の作用について説明すると、機
関の低速運転時には、弁作動変更機構5の油圧室
57には比較的低圧の作動油が供給される。これ
により、ストツパ52はばね53によつて第1ロ
ツカアーム3側に押され、ピストン51は段部5
5に当接する。この状態で、ピストン51および
ストツパ52の当接面は、第1および第2ロツカ
アーム3,4の摺接面に対応する位置になる。し
たがつて、第1および第2ロツカアーム3,4は
相互に摺接するとともに、ピストン51およびス
トツパ52を摺接させて相対角変位可能な状態に
ある。
関の低速運転時には、弁作動変更機構5の油圧室
57には比較的低圧の作動油が供給される。これ
により、ストツパ52はばね53によつて第1ロ
ツカアーム3側に押され、ピストン51は段部5
5に当接する。この状態で、ピストン51および
ストツパ52の当接面は、第1および第2ロツカ
アーム3,4の摺接面に対応する位置になる。し
たがつて、第1および第2ロツカアーム3,4は
相互に摺接するとともに、ピストン51およびス
トツパ52を摺接させて相対角変位可能な状態に
ある。
このような弁作動変更機構5の連結解除状態に
おいて、カムシヤフト2の回転動作により、第1
ロツカアーム3はカムCによつて揺動作動し、一
方の吸気弁V1がカムCの形状に応じたタイミン
グおよびリフト量で開閉作動する。一方、第2ロ
ツカアーム4は、そのスリツパ9が隆起部6に摺
接した状態にあり、他方の吸気弁V2は閉弁した
ままである。
おいて、カムシヤフト2の回転動作により、第1
ロツカアーム3はカムCによつて揺動作動し、一
方の吸気弁V1がカムCの形状に応じたタイミン
グおよびリフト量で開閉作動する。一方、第2ロ
ツカアーム4は、そのスリツパ9が隆起部6に摺
接した状態にあり、他方の吸気弁V2は閉弁した
ままである。
機関の高速運転に際しては、弁作動変更機構5
の油圧室57に比較的高圧の作動油が供給され
る。これによりピストン51はストツパ52が規
制段部61に当接するまでばね53を縮小しなが
ら第2ガイド穴60内に移動し、ピストン51に
より第1および第2ロツカアーム3,4が連結さ
れる。
の油圧室57に比較的高圧の作動油が供給され
る。これによりピストン51はストツパ52が規
制段部61に当接するまでばね53を縮小しなが
ら第2ガイド穴60内に移動し、ピストン51に
より第1および第2ロツカアーム3,4が連結さ
れる。
このように、第1および第2ロツカアーム3,
4が一体的に連結された状態では、カムCの回転
に応じて第1および第2ロツカアーム3,4がと
もに揺動し、両吸気弁V1,V2がともに開閉作
動せしめられる。
4が一体的に連結された状態では、カムCの回転
に応じて第1および第2ロツカアーム3,4がと
もに揺動し、両吸気弁V1,V2がともに開閉作
動せしめられる。
このような弁作動変更機構5の連結作動時にお
いて、両吸気弁V1,V2が閉弁状態にあるとき
には、オイルタペツトT1,T2の働きにより、
第1ロツカアーム3はカムスリツパ8がカムCの
ベース円7に摺接する方向、また第2ロツカアー
ム4はスリツパ9が隆起部6に摺接する方向にそ
れぞれ付勢されている。したがつて第1および第
2ガイド穴54,60の軸線が一致しているの
で、ピストン51の移動が円滑に行われ、弁作動
変更機構5の確実な連結作動が行われる。
いて、両吸気弁V1,V2が閉弁状態にあるとき
には、オイルタペツトT1,T2の働きにより、
第1ロツカアーム3はカムスリツパ8がカムCの
ベース円7に摺接する方向、また第2ロツカアー
ム4はスリツパ9が隆起部6に摺接する方向にそ
れぞれ付勢されている。したがつて第1および第
2ガイド穴54,60の軸線が一致しているの
で、ピストン51の移動が円滑に行われ、弁作動
変更機構5の確実な連結作動が行われる。
また、給油源からの給油圧が前述のように変化
しても、オイルタペツトT1,T2の油溜室16
の油圧は絞り32,33の働きによつて急激に変
化することはない。これにより、オイルタペツト
T1,T2の異常作動が防止され、各吸気弁V
1,V2の異常挙動の誘発が防止される。
しても、オイルタペツトT1,T2の油溜室16
の油圧は絞り32,33の働きによつて急激に変
化することはない。これにより、オイルタペツト
T1,T2の異常作動が防止され、各吸気弁V
1,V2の異常挙動の誘発が防止される。
さらに、各オイルタペツトT1,T2のプラン
ジヤ14は吸気弁V1,V2に常時弾発的に当接
するので、動弁作動が確実かつ静粛となる。
ジヤ14は吸気弁V1,V2に常時弾発的に当接
するので、動弁作動が確実かつ静粛となる。
以上の説明では、吸気弁V1,V2に関連する
部分についてのみ述べたが、一対の排気弁につい
ても吸気弁V1,V2と同様に作動されるもので
ある。
部分についてのみ述べたが、一対の排気弁につい
ても吸気弁V1,V2と同様に作動されるもので
ある。
C 発明の効果
以上のように本発明によれば、カムフオロアの
吸気弁あるいは排気弁との当接部には、吸気弁あ
るいは排気弁に当接すべくばね付勢されながら当
接部に摺動可能に嵌合されるプランジヤと、該プ
ランジヤの背部に臨んで形成される油圧室と、給
油源に常時連通する油溜室と、前記油圧室および
油溜室間に介装されるチエツクバルブとを備える
オイルタペツトがそれぞれ設けられるので、各カ
ムフオロアを吸気弁あるいは排気弁に常時弾発的
に当接させて的確かつ静粛な作動を実現すること
ができるとともに、弁作動変更機構の円滑な連結
作動を可能にすることができる。
吸気弁あるいは排気弁との当接部には、吸気弁あ
るいは排気弁に当接すべくばね付勢されながら当
接部に摺動可能に嵌合されるプランジヤと、該プ
ランジヤの背部に臨んで形成される油圧室と、給
油源に常時連通する油溜室と、前記油圧室および
油溜室間に介装されるチエツクバルブとを備える
オイルタペツトがそれぞれ設けられるので、各カ
ムフオロアを吸気弁あるいは排気弁に常時弾発的
に当接させて的確かつ静粛な作動を実現すること
ができるとともに、弁作動変更機構の円滑な連結
作動を可能にすることができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は平面図、第2図は第1図の−線拡大断面
図、第3図は第2図の−線に沿つて第1図と
同一縮尺で示した断面図である。 2……カムシヤフト、3,4……カムフオロア
としてのロツカアーム、5……弁作動変更機構、
11,12……当接部、14……プランジヤ、1
5……油圧室、16……油溜室、17……チエツ
クバルブ、32,33……絞り、51……ピスト
ン、C……カム、T1,T2……オイルタペツ
ト、V1,V2……吸気弁。
は平面図、第2図は第1図の−線拡大断面
図、第3図は第2図の−線に沿つて第1図と
同一縮尺で示した断面図である。 2……カムシヤフト、3,4……カムフオロア
としてのロツカアーム、5……弁作動変更機構、
11,12……当接部、14……プランジヤ、1
5……油圧室、16……油溜室、17……チエツ
クバルブ、32,33……絞り、51……ピスト
ン、C……カム、T1,T2……オイルタペツ
ト、V1,V2……吸気弁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 閉弁方向に付勢された吸気弁あるいは排気弁
に対応した複数のカムフオロアを揺動駆動すべ
く、機関の回転に同期して回転駆動されるカムシ
ヤフトにはカムが一体化され、各カムフオロアに
は、それらのカムフオロアを連結する状態とその
連結を解除する状態とを切換可能な弁作動変更機
構が設けられる内燃機関の動弁装置において、前
記カムフオロアの吸気弁あるいは排気弁との当接
部には、吸気弁あるいは排気弁に当接すべくばね
付勢されながら当接部に摺動可能に嵌合されるプ
ランジヤと、該プランジヤの背部に臨んで形成さ
れる油圧室と、給油源に常時連通する油溜室と、
前記油圧室および油溜室間に介設されるチエツク
バルブとを備えるオイルタペツトがそれぞれ設け
られることを特徴とする内燃機関の動弁装置。 2 前記弁作動変更機構は、油圧の作用により各
カムフオロアを連結する位置とその連結を解除す
る位置との間で移動可能なピストンを備え、給油
源および油溜室間には絞りが介装されることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の内燃機関の
動弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18525184A JPH0239607B2 (ja) | 1984-09-04 | 1984-09-04 | Nainenkikannodobensochi |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18525184A JPH0239607B2 (ja) | 1984-09-04 | 1984-09-04 | Nainenkikannodobensochi |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6181510A JPS6181510A (ja) | 1986-04-25 |
JPH0239607B2 true JPH0239607B2 (ja) | 1990-09-06 |
Family
ID=16167537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18525184A Expired - Lifetime JPH0239607B2 (ja) | 1984-09-04 | 1984-09-04 | Nainenkikannodobensochi |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0239607B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63106308A (ja) * | 1986-10-23 | 1988-05-11 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の弁作動時期切換装置 |
US4905639A (en) * | 1986-10-23 | 1990-03-06 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Valve operating apparatus for an internal combustion engine |
US4793296A (en) * | 1987-01-30 | 1988-12-27 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Valve operating mechanism for internal combustion engine |
JPS6419131A (en) * | 1987-07-13 | 1989-01-23 | Honda Motor Co Ltd | Moving valve control device for internal combustion engine |
JPH07116925B2 (ja) * | 1987-07-31 | 1995-12-18 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の動弁装置 |
US11846211B2 (en) | 2019-07-18 | 2023-12-19 | Eaton Intelligent Power Limited | HLA arrangement using cold formed plunger and manufacturing simplifications |
-
1984
- 1984-09-04 JP JP18525184A patent/JPH0239607B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6181510A (ja) | 1986-04-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |