JPH02301608A - 自動変速機を備えた車輌の内燃エンジンのバルブタイミング制御方法 - Google Patents
自動変速機を備えた車輌の内燃エンジンのバルブタイミング制御方法Info
- Publication number
- JPH02301608A JPH02301608A JP12398989A JP12398989A JPH02301608A JP H02301608 A JPH02301608 A JP H02301608A JP 12398989 A JP12398989 A JP 12398989A JP 12398989 A JP12398989 A JP 12398989A JP H02301608 A JPH02301608 A JP H02301608A
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- Japan
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- speed
- valve
- valve timing
- engine
- low
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本f@明は内燃エンジンのバルブタイミング制御方法に
関し、特に該内燃エンジンを備えた車両に搭載された自
動変速機のキックダウンによる変速時におけるバルブタ
イミング制御方法に関する。
関し、特に該内燃エンジンを備えた車両に搭載された自
動変速機のキックダウンによる変速時におけるバルブタ
イミング制御方法に関する。
(従来技術及びその問題点)
一般に自動変速機を備えた車輌に搭載される内燃エンジ
ンにおいて、該自動変速機の変速時の変速衝撃を緩和す
るために、変速時のエンジン出力トルクを減少させるこ
とは公知である。更に、自動変速機の変速時にエンジン
出力トルクの減少量を決定する方法も従来幾くつか提案
されている。
ンにおいて、該自動変速機の変速時の変速衝撃を緩和す
るために、変速時のエンジン出力トルクを減少させるこ
とは公知である。更に、自動変速機の変速時にエンジン
出力トルクの減少量を決定する方法も従来幾くつか提案
されている。
しかし、これらの提案方法に依れば、種々のパラメータ
によりエンジンの運転状態を検出し、該検出した運転状
態に応じて複雑な処理によりエンジン出力トルクの減少
量を決定するものである。
によりエンジンの運転状態を検出し、該検出した運転状
態に応じて複雑な処理によりエンジン出力トルクの減少
量を決定するものである。
−力、吸気弁と排気弁の少なくとも一方のバルブタイミ
ングを内燃エンジンの低回転領域では該低回転領域で比
較的より大きいエンジン出力トルクが得られる低速バル
ブタイミングと、高回転領域では該高回転領域で比較的
より大きいエンジン出力トルクが得られる高速バルブタ
イミングとに切換自在とし、エンジンの全回転範囲に亘
り十分なエンジン出力トルクを確保するようにした内燃
エンジンが従来知られている(例えば特公昭49−33
289号)。
ングを内燃エンジンの低回転領域では該低回転領域で比
較的より大きいエンジン出力トルクが得られる低速バル
ブタイミングと、高回転領域では該高回転領域で比較的
より大きいエンジン出力トルクが得られる高速バルブタ
イミングとに切換自在とし、エンジンの全回転範囲に亘
り十分なエンジン出力トルクを確保するようにした内燃
エンジンが従来知られている(例えば特公昭49−33
289号)。
しかし、自動変速機を備えた車輌に搭載された内燃エン
ジンに上記バルブタイミング制御を適用した場合、アク
セルペダルを踏込んでエンジンを低回転領域から高回転
領域に加速するキックダウン時には前記バルブタイミン
グが高速バルブタイミングに切り換えられてエンジン出
力トルクが大きい状態が維持されるので変速衝撃が大き
いと云う不具合がある。
ジンに上記バルブタイミング制御を適用した場合、アク
セルペダルを踏込んでエンジンを低回転領域から高回転
領域に加速するキックダウン時には前記バルブタイミン
グが高速バルブタイミングに切り換えられてエンジン出
力トルクが大きい状態が維持されるので変速衝撃が大き
いと云う不具合がある。
(発明の効果)
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、自動変速機
のキックダウン変速時の変速衝撃を減少させ、円滑な運
転性を得ることができる自動変速機を備えた車輌の内燃
エンジンのバルブタイミング制御方法を提1tすること
を目的とするものである。
のキックダウン変速時の変速衝撃を減少させ、円滑な運
転性を得ることができる自動変速機を備えた車輌の内燃
エンジンのバルブタイミング制御方法を提1tすること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため本発明では、吸気弁と排気弁の
少なくとも一方の弁作動状態を内燃エンジンの低回転領
域に適した低速バルブタイミングと高回転領域に適した
高速バルブタイミングとに切換可能な弁作動機摺を有し
、自動変速機を備えた車輌に搭載される内燃エンジンの
バルブタイミング制御方法において、アクセルペダルの
踏込みにより前記エンジンの低回転領域から高回転領域
にわたって前記自動変速機が変速するときはn;i記バ
ルブタイミングの切換えを禁止しバルブタイミングを前
記低速バルブタイミングに保持することを特徴とするも
のである。
少なくとも一方の弁作動状態を内燃エンジンの低回転領
域に適した低速バルブタイミングと高回転領域に適した
高速バルブタイミングとに切換可能な弁作動機摺を有し
、自動変速機を備えた車輌に搭載される内燃エンジンの
バルブタイミング制御方法において、アクセルペダルの
踏込みにより前記エンジンの低回転領域から高回転領域
にわたって前記自動変速機が変速するときはn;i記バ
ルブタイミングの切換えを禁止しバルブタイミングを前
記低速バルブタイミングに保持することを特徴とするも
のである。
尚、本明細書でいうバルブタイミングの切換えとは、バ
ルブの開閉期間とバルブリフト量の両方あるいは一方を
切換えることをいう。
ルブの開閉期間とバルブリフト量の両方あるいは一方を
切換えることをいう。
(作用)
内燃エンジンが低速バルブタイミングに設定されている
状態でアクセルペダルの踏込みにより自動変速機が高速
段から低速段に変速されたとき、低速バルブタイミング
から高速バルブタイミングへの切換えが行われず、バル
ブタイミングは低速バルブタイミングに保持される。従
ってエンジンの出力トルクは減少されるので変速衝撃が
抑制される。
状態でアクセルペダルの踏込みにより自動変速機が高速
段から低速段に変速されたとき、低速バルブタイミング
から高速バルブタイミングへの切換えが行われず、バル
ブタイミングは低速バルブタイミングに保持される。従
ってエンジンの出力トルクは減少されるので変速衝撃が
抑制される。
(実施例)
以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図は本発明の制御方法が適用される制御装置の全体
の構成図であり、同図中1は各シリンダに吸気弁と排気
弁とを各1対に設けたD Otl G直列4気筒エンジ
ンである。
の構成図であり、同図中1は各シリンダに吸気弁と排気
弁とを各1対に設けたD Otl G直列4気筒エンジ
ンである。
エンジンlの吸気管2の途中にはスロットルボディ3が
設けられ、その内部にはスロットル弁3′が配されてい
る。スロットル弁3′にはスロットル弁開度(θTl+
)センサ4が連結されており、当該スロットル弁3′の
開度に応じた電気信号を出力して電子コントロールユニ
ット(以下rEcUJという)5に供給する。
設けられ、その内部にはスロットル弁3′が配されてい
る。スロットル弁3′にはスロットル弁開度(θTl+
)センサ4が連結されており、当該スロットル弁3′の
開度に応じた電気信号を出力して電子コントロールユニ
ット(以下rEcUJという)5に供給する。
燃料噴射弁6はエンジンlとスロットル弁3′との間且
っ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側に各気筒毎
に設けられており、各噴射弁は図示しない燃料ポンプに
接続されていると共にECU3に電気的に接続されて当
該ECU3がらの信号により燃料噴射の開弁時間が制御
される。
っ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側に各気筒毎
に設けられており、各噴射弁は図示しない燃料ポンプに
接続されていると共にECU3に電気的に接続されて当
該ECU3がらの信号により燃料噴射の開弁時間が制御
される。
エンジンlの各気筒毎に設けられた点火プラグ22は駆
動回路21を介してECU3に接続されており、ECt
J5により点火プラグ22の点火時期Oigが制御され
る。
動回路21を介してECU3に接続されており、ECt
J5により点火プラグ22の点火時期Oigが制御され
る。
また、ECU3の出力側には、後述するバルブタイミン
グ切換制御を行なうための電磁弁23が接続されており
、該電磁弁23の開閉作動がECU3により制御される
。
グ切換制御を行なうための電磁弁23が接続されており
、該電磁弁23の開閉作動がECU3により制御される
。
一方、スロットル弁3′の直ぐ下流には管7を介して吸
気管内絶対圧(Pa^)センサ8が設けられており、こ
の絶対圧センサ8により電気信号に変換された絶対圧信
号は前記ECU3に供給される。また、その下流には吸
気温(T^)センサ9が取付けられており、吸気温T^
を検出して対応する電気信号を出力してECU3に供給
する。
気管内絶対圧(Pa^)センサ8が設けられており、こ
の絶対圧センサ8により電気信号に変換された絶対圧信
号は前記ECU3に供給される。また、その下流には吸
気温(T^)センサ9が取付けられており、吸気温T^
を検出して対応する電気信号を出力してECU3に供給
する。
エンジンlの本体に装着されたエンジン水温(Tw)セ
ンサ10はサーミスタ等から成り、エンジン水温(冷却
水温)Twを検出して対応する温度信号を出力してEC
U3に供給する。エンジン回転数(Ne)センサ11及
び気筒判別(CYL)センサ12はエンジンlのカム軸
周囲又はクランク軸周囲に取付けられている。エンジン
回転数センサ11はエンジンlのクランク軸の180度
回転毎に所定のクランク角度位置でパルス(以下rTD
C信号パルス」という)を出力し、気筒判別センサ12
は特定の気筒の所定のクランク角度位置で信号パルスを
出力するものであり、これらの各信号パルスはECU3
に供給される。
ンサ10はサーミスタ等から成り、エンジン水温(冷却
水温)Twを検出して対応する温度信号を出力してEC
U3に供給する。エンジン回転数(Ne)センサ11及
び気筒判別(CYL)センサ12はエンジンlのカム軸
周囲又はクランク軸周囲に取付けられている。エンジン
回転数センサ11はエンジンlのクランク軸の180度
回転毎に所定のクランク角度位置でパルス(以下rTD
C信号パルス」という)を出力し、気筒判別センサ12
は特定の気筒の所定のクランク角度位置で信号パルスを
出力するものであり、これらの各信号パルスはECU3
に供給される。
三元触媒14はエンジンlの排気管13に配置されてお
り、排気ガス中のHC,Co、NOx等の成分の浄化を
行う。排気ガス濃度検出器としての02センサ15は排
気管13の三元触媒14の上流側に装着されており、排
気ガス中の酸素濃度を検出してその検出値に応じた信号
を出力しECU3に供給する。
り、排気ガス中のHC,Co、NOx等の成分の浄化を
行う。排気ガス濃度検出器としての02センサ15は排
気管13の三元触媒14の上流側に装着されており、排
気ガス中の酸素濃度を検出してその検出値に応じた信号
を出力しECU3に供給する。
また、エンジンlの出力軸には後述する自動変速機19
が接続されている。
が接続されている。
ECU3には更に車速センサ16、自動変速機のシフト
位置を検出するギヤ位置センサ17及び後述するエンジ
ンlの給油路(第2図(b)の48)内の油圧を検出す
る油圧センサ18が接続されており、これらのセンサの
検出信号がECU3に供給される。
位置を検出するギヤ位置センサ17及び後述するエンジ
ンlの給油路(第2図(b)の48)内の油圧を検出す
る油圧センサ18が接続されており、これらのセンサの
検出信号がECU3に供給される。
ECU3は各種センサからの入力信号波形を整形し、電
圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジ
タル信号値に変換する等の機能を有する入ノJ回路5a
、中央演算処理回路(以下rcPUJという)5b、C
PU5bで実行される各種演算プログラム及び演算結果
等を記憶する記憶手段5c、前記燃料噴射弁6、駆動回
路21及び電磁弁23に駆動信号を供給する出力回路5
d等から構成される。
圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジ
タル信号値に変換する等の機能を有する入ノJ回路5a
、中央演算処理回路(以下rcPUJという)5b、C
PU5bで実行される各種演算プログラム及び演算結果
等を記憶する記憶手段5c、前記燃料噴射弁6、駆動回
路21及び電磁弁23に駆動信号を供給する出力回路5
d等から構成される。
CPU5bは上述の各種エンジンパラメータ信号に基づ
いて、排気ガス中の酸素濃度に応じたフィードバック制
御運転領域やオープンループ制御運転領域等の種々のエ
ンジン運転状態を判別するとともに、エンジン運転状態
に応じ、次式(1)に基づき、前記TDC信号パルスに
同期する燃料噴射弁6の燃料噴射時間101丁を演算す
る。
いて、排気ガス中の酸素濃度に応じたフィードバック制
御運転領域やオープンループ制御運転領域等の種々のエ
ンジン運転状態を判別するとともに、エンジン運転状態
に応じ、次式(1)に基づき、前記TDC信号パルスに
同期する燃料噴射弁6の燃料噴射時間101丁を演算す
る。
TOLIT=Ti XK1+に2−(1)ここに、Ti
は基本燃料量、具体的にはエンジン回転数Neと吸気管
内絶対圧Ps^とに応じて決定される基本燃料噴射時間
であり、このTi値を決定するためのTiマツプとして
は、低速バルブタイミング用(TiLマツプ)と高速バ
ルブタイミング用(Tinマツプ)の2つのマツプが記
憶手段5cに記憶されている。
は基本燃料量、具体的にはエンジン回転数Neと吸気管
内絶対圧Ps^とに応じて決定される基本燃料噴射時間
であり、このTi値を決定するためのTiマツプとして
は、低速バルブタイミング用(TiLマツプ)と高速バ
ルブタイミング用(Tinマツプ)の2つのマツプが記
憶手段5cに記憶されている。
K1及びに2は夫々各種エンジンパラメータ信号に応じ
て演算される他の補正係数及び補正変数であり、エンジ
ン運転状態に応じた燃費特性、エンジン加速特性等の緒
特性の最適化が図られるような所定値に決定される。
て演算される他の補正係数及び補正変数であり、エンジ
ン運転状態に応じた燃費特性、エンジン加速特性等の緒
特性の最適化が図られるような所定値に決定される。
CPU5bは、更にエンジン回転数Neと吸気管内絶対
圧Pa^とに応じて点火時期θigを決定する。この点
火時期決定用のθigマツプとして前記Tiマツプと同
様に、低速バルブタイミング用(θigLマツプ)と高
速バルブタイミング用(θignマツプ)の2つのマツ
プが記憶手段5Cに同様に記憶されている。
圧Pa^とに応じて点火時期θigを決定する。この点
火時期決定用のθigマツプとして前記Tiマツプと同
様に、低速バルブタイミング用(θigLマツプ)と高
速バルブタイミング用(θignマツプ)の2つのマツ
プが記憶手段5Cに同様に記憶されている。
CPU5bは更に後述する第6図に示す手法により、バ
ルブタイミングの切換指示信号を出力して電磁弁23の
開閉制御を行なう。
ルブタイミングの切換指示信号を出力して電磁弁23の
開閉制御を行なう。
CPU5bは上述のようにして算出、決定した結果に基
づいて、燃料噴射弁6.駆動回路21、および電磁弁2
3を駆動する信号を、出力回路5dを介して出力する。
づいて、燃料噴射弁6.駆動回路21、および電磁弁2
3を駆動する信号を、出力回路5dを介して出力する。
第2図は、エンジン1の各気筒の吸気弁40を駆動する
吸気弁側動弁装置30を示すが、排気弁側にも基本的に
これと同じ構成の動弁装置が設けられている。この動弁
装置30は、エンジンlのクランク軸(図示せず)から
I/2の速度比で回転駆動されるカムシャフト31と、
各気筒にそれぞれ対応してカムシャフト31に設けられ
る高速用カム34及び低速用カム32.33と、カムシ
ャフト31と平行にして固定配置されるロツカシャフト
35と、各気筒にそれぞれ対応してロッカシャフト35
に枢支される第1w!、動ロッカアーム36、第2駆動
ロツカアーム37及び自由ロッカアーム38と、各気筒
に対応した各ロッカアーム36゜37.38間にそれぞ
れ設けられる連結切換機構39とを備える。
吸気弁側動弁装置30を示すが、排気弁側にも基本的に
これと同じ構成の動弁装置が設けられている。この動弁
装置30は、エンジンlのクランク軸(図示せず)から
I/2の速度比で回転駆動されるカムシャフト31と、
各気筒にそれぞれ対応してカムシャフト31に設けられ
る高速用カム34及び低速用カム32.33と、カムシ
ャフト31と平行にして固定配置されるロツカシャフト
35と、各気筒にそれぞれ対応してロッカシャフト35
に枢支される第1w!、動ロッカアーム36、第2駆動
ロツカアーム37及び自由ロッカアーム38と、各気筒
に対応した各ロッカアーム36゜37.38間にそれぞ
れ設けられる連結切換機構39とを備える。
第2図(b)において、連結切換機構39は、第1駆動
ロツカアーム36及び自由ロッカアーム38間を連結可
能な第1切換ビン41と、自由ロッカアーム38及び第
2駆動ロッカアーム37間を連結可能な第2切換ビン4
2と、第1及び第2切換ビン41.42の移動を規制す
る規制ビン43と、各ビン41〜43を連結解除側に付
勢する戻しばね44とを備える。
ロツカアーム36及び自由ロッカアーム38間を連結可
能な第1切換ビン41と、自由ロッカアーム38及び第
2駆動ロッカアーム37間を連結可能な第2切換ビン4
2と、第1及び第2切換ビン41.42の移動を規制す
る規制ビン43と、各ビン41〜43を連結解除側に付
勢する戻しばね44とを備える。
第1駆動ロツカアーム36には、自由ロッカアーム38
側に開放した有底の第1ガイド穴45がロッカシャフト
35と平行にt殺されており、この第1ガイド穴45に
第1切換ビン41が摺動可能に嵌合され、第1切換ビン
41の一端と第1ガイド穴45の閉塞端との間に油圧室
46が画成される。しかも第1駆動ロツカアーム36に
は油圧室46に連通する通路47が穿設され、ロッカシ
ャフト35には給油路48が設けられ、給油路48は第
1駆動ロツカアーム36の揺動状態に拘らず通路47を
介して油圧室46に常時連通する。
側に開放した有底の第1ガイド穴45がロッカシャフト
35と平行にt殺されており、この第1ガイド穴45に
第1切換ビン41が摺動可能に嵌合され、第1切換ビン
41の一端と第1ガイド穴45の閉塞端との間に油圧室
46が画成される。しかも第1駆動ロツカアーム36に
は油圧室46に連通する通路47が穿設され、ロッカシ
ャフト35には給油路48が設けられ、給油路48は第
1駆動ロツカアーム36の揺動状態に拘らず通路47を
介して油圧室46に常時連通する。
自由ロッカアーム38には、第1ガイド穴45に対応す
るガイド孔49がロッカシャフト35と平行にして両側
面間にわたって穿設されており、第1切換ビン41の他
端に一端が当接される第2切換ビン42がガイド孔49
に摺動可能に嵌合される。
るガイド孔49がロッカシャフト35と平行にして両側
面間にわたって穿設されており、第1切換ビン41の他
端に一端が当接される第2切換ビン42がガイド孔49
に摺動可能に嵌合される。
第2駆動ロツカアーム37には、前記ガイド孔49に対
応する有底の第2ガイド穴50が自由ロッカアーム38
側に開放してロッカシャフト35と平行に穿設されてお
り、第2切換ビン42の他端に当接する円盤状の規制ビ
ン43が第2ガイド穴50に摺動可能に嵌合される。し
かも第2ガイド穴50の閉塞端には案内筒51が嵌合さ
れており、この案内筒51内に摺動可能に嵌合する軸部
52が規制ビン42に同軸にかつ一体に突設される。ま
た戻しばね44は案内筒5■及び規制ビン43間に嵌押
されており、この戻しばね44により各ビン41,42
.43が油圧室46側に付勢される。
応する有底の第2ガイド穴50が自由ロッカアーム38
側に開放してロッカシャフト35と平行に穿設されてお
り、第2切換ビン42の他端に当接する円盤状の規制ビ
ン43が第2ガイド穴50に摺動可能に嵌合される。し
かも第2ガイド穴50の閉塞端には案内筒51が嵌合さ
れており、この案内筒51内に摺動可能に嵌合する軸部
52が規制ビン42に同軸にかつ一体に突設される。ま
た戻しばね44は案内筒5■及び規制ビン43間に嵌押
されており、この戻しばね44により各ビン41,42
.43が油圧室46側に付勢される。
かかる連結切換機構39では、油圧室46の油圧が高く
なることにより、第1切換ビン41がガイド孔49に嵌
合するとともに第2切換ビン42が第2ガイド穴50に
嵌合して、各ロッカアーム36.38.37が連結され
る。また油圧室46の油圧が低くなると戻しばね44の
ばね力により第1切換ビン41の第2切換ビン42との
当接面が第1駆動ロツカアーム36及び自由ロッカアー
ム38間に対応する位置まで戻り、第2切換ビン42の
規制ビン43との当接面が自由ロッカアーム38及び第
2駆動ロッカアーム37間に対応する位置まで戻るので
各ロッカアーム36.38.37の連結状態が解除され
る。
なることにより、第1切換ビン41がガイド孔49に嵌
合するとともに第2切換ビン42が第2ガイド穴50に
嵌合して、各ロッカアーム36.38.37が連結され
る。また油圧室46の油圧が低くなると戻しばね44の
ばね力により第1切換ビン41の第2切換ビン42との
当接面が第1駆動ロツカアーム36及び自由ロッカアー
ム38間に対応する位置まで戻り、第2切換ビン42の
規制ビン43との当接面が自由ロッカアーム38及び第
2駆動ロッカアーム37間に対応する位置まで戻るので
各ロッカアーム36.38.37の連結状態が解除され
る。
前記ロッカシャフト35内の給油路48は、切換弁24
を介してオイルポンプ25に接続されており、該切換弁
24の切換動作により給油路48内の油圧、従って前記
連結切換機構39の油圧室46内の油圧が高低に切換え
られる。この切換弁24は前記電磁弁23に接続されて
おり、該切換弁24の切換動作は、ECU3により電磁
弁23を介して制御される。
を介してオイルポンプ25に接続されており、該切換弁
24の切換動作により給油路48内の油圧、従って前記
連結切換機構39の油圧室46内の油圧が高低に切換え
られる。この切換弁24は前記電磁弁23に接続されて
おり、該切換弁24の切換動作は、ECU3により電磁
弁23を介して制御される。
上述のように構成されたエンジンlの吸気側動弁装置i
30は以下のように作動する。尚、IF気側動弁装置も
同様に作動する。
30は以下のように作動する。尚、IF気側動弁装置も
同様に作動する。
ECU3から電磁弁23に対して開弁指令信号が出力さ
れると、該電磁弁23が開弁作動し、切換弁24が開弁
作動して給油路48の油圧が上昇する。その結果、連結
切換ta構39が作動して各ロッカアーム36,38.
37が連結状態となり、高速用カム34によって、各ロ
ッカアーム36゜38.37が一体に作動し、一対の吸
気弁40が、開弁期間とリフト量を比較的大きくした高
速バルブタイミングで開閉作動する。
れると、該電磁弁23が開弁作動し、切換弁24が開弁
作動して給油路48の油圧が上昇する。その結果、連結
切換ta構39が作動して各ロッカアーム36,38.
37が連結状態となり、高速用カム34によって、各ロ
ッカアーム36゜38.37が一体に作動し、一対の吸
気弁40が、開弁期間とリフト量を比較的大きくした高
速バルブタイミングで開閉作動する。
一方、ECU3から電磁弁23に対して閉弁指令信号が
出力されると、電磁弁23、切換弁24が閉弁作動し、
給油路48の油圧が低下する。その結果、連結切換機構
39が上記と逆に作動して、各ロッカアーム36,38
.37の連結状態が解除され、低速用カム32.33に
よって夫々対応するロッカアーム36.37が作動し、
一対の吸気弁40が、開弁期間とリフト量を比較的小さ
くした低速バルブタイミングで作動する。
出力されると、電磁弁23、切換弁24が閉弁作動し、
給油路48の油圧が低下する。その結果、連結切換機構
39が上記と逆に作動して、各ロッカアーム36,38
.37の連結状態が解除され、低速用カム32.33に
よって夫々対応するロッカアーム36.37が作動し、
一対の吸気弁40が、開弁期間とリフト量を比較的小さ
くした低速バルブタイミングで作動する。
第3図は第1図の自動変速機の構成を示し、エンジン1
の出力は、そのクランク軸71から流体伝動装置として
のトルクコンバータT、補助変速機M、差動装置Dfを
順次経て、車輌の左右の駆動車輪w、w’に伝達され、
これらを駆動する。
の出力は、そのクランク軸71から流体伝動装置として
のトルクコンバータT、補助変速機M、差動装置Dfを
順次経て、車輌の左右の駆動車輪w、w’に伝達され、
これらを駆動する。
2トルクコンバータTは、クランク軸71に連結したポ
ンプ翼車72と、補助変速機Mの入力軸75に連結した
タービン翼車73と、入力軸75上に相対回転自在に支
承されたステータ軸74aに一方向クラッチ78を介し
て連結したステータ翼車74とにより構成される。
ンプ翼車72と、補助変速機Mの入力軸75に連結した
タービン翼車73と、入力軸75上に相対回転自在に支
承されたステータ軸74aに一方向クラッチ78を介し
て連結したステータ翼車74とにより構成される。
変速機Mの相互に平行な入・出力軸75.76間には、
第1速歯車列Gl、第3速歯車列G3、第4速歯車列G
4、および後進歯車列Grが並列に設けられる。更に出
力軸76にはアイドル軸77が並行に設けられ、該軸上
に第2速歯車列G2が設けられている。
第1速歯車列Gl、第3速歯車列G3、第4速歯車列G
4、および後進歯車列Grが並列に設けられる。更に出
力軸76にはアイドル軸77が並行に設けられ、該軸上
に第2速歯車列G2が設けられている。
第1速歯車列G1は、第1速クラツチC1を介して入力
軸75に連結される駆動歯車87と、該歯車87に噛合
し出力軸76に一方向りラッチG。
軸75に連結される駆動歯車87と、該歯車87に噛合
し出力軸76に一方向りラッチG。
を介して連結可能な波動歯車88とから成る。第2速歯
車列G2は、アイドル軸77に第2速クラツチC2を介
して連結可能な波動歯車89と、出力軸76に固設され
上記歯車89と噛合する駆動歯車90とから成る。第3
速歯車列G3は、入力軸75に固設した駆動歯車91と
、出力軸76に第3速クラツチC3を介して連結され上
記歯車91と噛合可能な波動歯車92とから成る。また
第4速歯車列G 4 i組節4速クラッチC4を介して
入力軸75に連結された駆動歯車93と、切換クラッチ
C8を介して出力軸76に連結され上記歯車93に噛合
する波動歯車94とから成る。さらに後進歯車列Grは
、第4速歯車列G4の駆動歯車93と一体的に設けられ
た駆動歯車95と、出力軸76に前記切換クラッチC8
を介して連結される波動歯車97と両歯車95.97に
噛合するアイドル歯車96とから成る。前記切換クラッ
チC8は、波動歯車94.97の中間に設けられ、該ク
ラッチCsのセレクタスリーブSを図で左方の011進
位置または右方の後進位置にシフトすることにより、波
動歯車94.97を出力軸76に選択的に連結すること
ができる。一方向クラッチCOは、エンジンlからの駆
動トルクのみを伝達し、反対方向のトルクは伝達しない
。
車列G2は、アイドル軸77に第2速クラツチC2を介
して連結可能な波動歯車89と、出力軸76に固設され
上記歯車89と噛合する駆動歯車90とから成る。第3
速歯車列G3は、入力軸75に固設した駆動歯車91と
、出力軸76に第3速クラツチC3を介して連結され上
記歯車91と噛合可能な波動歯車92とから成る。また
第4速歯車列G 4 i組節4速クラッチC4を介して
入力軸75に連結された駆動歯車93と、切換クラッチ
C8を介して出力軸76に連結され上記歯車93に噛合
する波動歯車94とから成る。さらに後進歯車列Grは
、第4速歯車列G4の駆動歯車93と一体的に設けられ
た駆動歯車95と、出力軸76に前記切換クラッチC8
を介して連結される波動歯車97と両歯車95.97に
噛合するアイドル歯車96とから成る。前記切換クラッ
チC8は、波動歯車94.97の中間に設けられ、該ク
ラッチCsのセレクタスリーブSを図で左方の011進
位置または右方の後進位置にシフトすることにより、波
動歯車94.97を出力軸76に選択的に連結すること
ができる。一方向クラッチCOは、エンジンlからの駆
動トルクのみを伝達し、反対方向のトルクは伝達しない
。
而して、セレクタスリーブSが図示のように前進位置に
保持されているとき、第1速クラツチC1のみを接続す
れば、駆動歯車87が入力軸75に連結されて第1速歯
車列G1が確立し、この歯車列G1を介して入力軸75
から出力軸76にトルクが伝達される。次に第1速クラ
ツチC1を接続したままで、第2速クラツチC2を接続
すれば、駆動歯車90が入力軸75に連結されて第2速
歯車列G2が確立し、この歯車列G2を介して入力軸7
5から出力軸76にトルクが伝達される。この際、第1
速クラツチC1も係合されているが、一方向クラッチG
oの(至)きによって第1速とはならず第2速になり、
これは第3速、第4速のときも同様である。第2速クラ
ツチC2を解除して第3速クラツチC3を接続すれば、
波動歯車92が出力軸76に連結されて第3速歯車列G
3が確立され、また第3速クラツチC3を解除して第4
速クラツチC4を介して接続すれば、駆動歯車93が入
力軸75に連結されて第4速歯車列G4が確立する。さ
らに切換クラッチCsのセレクタスリーブSを右動して
、第4速クラツチC4のみを接続すれば、駆動歯車95
が入力軸75に連結され、被動歯車97が出力軸76に
連結されて後進歯車列Orが確立し、この歯車列Grを
介して入力軸75から出力軸76に後進トルクが伝達さ
れる。
保持されているとき、第1速クラツチC1のみを接続す
れば、駆動歯車87が入力軸75に連結されて第1速歯
車列G1が確立し、この歯車列G1を介して入力軸75
から出力軸76にトルクが伝達される。次に第1速クラ
ツチC1を接続したままで、第2速クラツチC2を接続
すれば、駆動歯車90が入力軸75に連結されて第2速
歯車列G2が確立し、この歯車列G2を介して入力軸7
5から出力軸76にトルクが伝達される。この際、第1
速クラツチC1も係合されているが、一方向クラッチG
oの(至)きによって第1速とはならず第2速になり、
これは第3速、第4速のときも同様である。第2速クラ
ツチC2を解除して第3速クラツチC3を接続すれば、
波動歯車92が出力軸76に連結されて第3速歯車列G
3が確立され、また第3速クラツチC3を解除して第4
速クラツチC4を介して接続すれば、駆動歯車93が入
力軸75に連結されて第4速歯車列G4が確立する。さ
らに切換クラッチCsのセレクタスリーブSを右動して
、第4速クラツチC4のみを接続すれば、駆動歯車95
が入力軸75に連結され、被動歯車97が出力軸76に
連結されて後進歯車列Orが確立し、この歯車列Grを
介して入力軸75から出力軸76に後進トルクが伝達さ
れる。
出力軸76に伝達されたトルクは、該軸76の端部に設
けた出力歯車98から差動装置Dfの大径歯車Daに伝
達される。
けた出力歯車98から差動装置Dfの大径歯車Daに伝
達される。
第4図は本発明に係るバルブタイミング制御方法に依る
エンジン出力トルクの特性を示す図であリ、バルブタイ
ミングが夫々低速バルブタイミング(以下「低速■/T
Jという)、高速バルブタイミグ(以下[高速V/TJ
という)に制御されている場合のエンジン回転数とエン
ジン出力トルクTとの関係を示しである。
エンジン出力トルクの特性を示す図であリ、バルブタイ
ミングが夫々低速バルブタイミング(以下「低速■/T
Jという)、高速バルブタイミグ(以下[高速V/TJ
という)に制御されている場合のエンジン回転数とエン
ジン出力トルクTとの関係を示しである。
エンジン回転数Ne+は低速V/Tで得られるエンジン
出力が高速V/Tで得られるエンジン出力を常に上回る
下限回転数であり、エンジン回転数Ne2は高速V/T
で得られるエンジン出力が低速V/Tで得られるエンジ
ン出力を常に上回る」二限回転数である。バルブタイミ
ングの切換えは前記回転数Ne+とNe2どの間の領域
で行われ、本実施例では低速V/Tから高速V/Tへの
切換えとその逆の切換えとでヒステリシスを付けて、N
e+を例えば4800rpm/4600rpm、 Ne
2を例えば5900rpm15700rp+*に設定し
てイル。
出力が高速V/Tで得られるエンジン出力を常に上回る
下限回転数であり、エンジン回転数Ne2は高速V/T
で得られるエンジン出力が低速V/Tで得られるエンジ
ン出力を常に上回る」二限回転数である。バルブタイミ
ングの切換えは前記回転数Ne+とNe2どの間の領域
で行われ、本実施例では低速V/Tから高速V/Tへの
切換えとその逆の切換えとでヒステリシスを付けて、N
e+を例えば4800rpm/4600rpm、 Ne
2を例えば5900rpm15700rp+*に設定し
てイル。
第4図において、エンジン出力トルクTは、エンジン回
転数Neが前記所定エンジン回転数Ne+以下の低回転
領域(Ne<Net)の場合は、低速V/Tによる出力
トルクの方が高速V/Tによる出力トルクよりも大きい
。一方、エンジン回転数Neがnij記所定エンジン回
転数Ne2以上の高回転領域(Ne>Ne2)の場合は
、高速V/Tによる出力トルクの方が低速V/Tによる
出力トルクより大きい。これは低回転領域(Ne<Ne
z)では低速V/Tの力が、また高回転領域(Ne)N
ez)では高速V/Tの方が夫々エンジンの体積効率が
向上するためである。
転数Neが前記所定エンジン回転数Ne+以下の低回転
領域(Ne<Net)の場合は、低速V/Tによる出力
トルクの方が高速V/Tによる出力トルクよりも大きい
。一方、エンジン回転数Neがnij記所定エンジン回
転数Ne2以上の高回転領域(Ne>Ne2)の場合は
、高速V/Tによる出力トルクの方が低速V/Tによる
出力トルクより大きい。これは低回転領域(Ne<Ne
z)では低速V/Tの力が、また高回転領域(Ne)N
ez)では高速V/Tの方が夫々エンジンの体積効率が
向上するためである。
従って、通常は最良の出力トルク特性を得るためにバル
ブタイミングを低回転領域(Ne<Ne+)においては
低速V/Tに、高回転領域(Ne>Ne2)においては
高速V/Tに夫々制御する。
ブタイミングを低回転領域(Ne<Ne+)においては
低速V/Tに、高回転領域(Ne>Ne2)においては
高速V/Tに夫々制御する。
一般に自動変速機のキックダウン変速時に生じる変速衝
撃の大きさは、変速中のエンジン出力トルクが小さい方
が小さい。これは、変速中のエンジン出力トルクが小さ
いと、自動変速機のクラッチの係合、解放を制御する油
圧即ちエンジンにより駆動されるオイルポンプからの油
圧の絶対値が低くなり、係合し始めから完全に係合され
るまでの係合摩擦力の時間当りの変化を小さくすること
ができ、その結果キックダウン変速衝撃を緩和できるこ
とによるものである。
撃の大きさは、変速中のエンジン出力トルクが小さい方
が小さい。これは、変速中のエンジン出力トルクが小さ
いと、自動変速機のクラッチの係合、解放を制御する油
圧即ちエンジンにより駆動されるオイルポンプからの油
圧の絶対値が低くなり、係合し始めから完全に係合され
るまでの係合摩擦力の時間当りの変化を小さくすること
ができ、その結果キックダウン変速衝撃を緩和できるこ
とによるものである。
更に、変速衝撃の大きさは変速時の出力トルク特性がフ
ラット、即ち出力トルクの変化分が小さい方が小さい。
ラット、即ち出力トルクの変化分が小さい方が小さい。
上記キックダウン変速時の変速衝撃を緩和するために、
本発明の方法に依ればキックダウン変速中のエンジン出
力トルクの大きさ及び変化分を減少させるものである。
本発明の方法に依ればキックダウン変速中のエンジン出
力トルクの大きさ及び変化分を減少させるものである。
第5図は本発明の方法に依るキックダウン変速時のエン
ジン出力トルク特性を説明するものであり、第5図(a
)の太い実線は、キックダウン変速時のエンジン回転数
Neとエンジン出力トルクTとの関係を示し、又第5図
(b)の矢印線はエンジン回転数Neと自動変速機の夫
々の変速段での車速Vとの関係を示す。
ジン出力トルク特性を説明するものであり、第5図(a
)の太い実線は、キックダウン変速時のエンジン回転数
Neとエンジン出力トルクTとの関係を示し、又第5図
(b)の矢印線はエンジン回転数Neと自動変速機の夫
々の変速段での車速Vとの関係を示す。
今、第5図(b)のA′点で示される4速状態で走行中
、アクセルペダルを踏込むことにより、エンジン回転数
Neが上昇し、同図のB′点で示される2速状態にキッ
クダウン変速する時、第5図(a)においてバルブタイ
ミングは、低速V/Tに制御されているエンジン低回転
領域のA点から、高速V/Tに制御されるエンジン高回
転領域の0点へ通常、切換が行なわれるが、本発明によ
れば、この高速V/Tへの切換が禁止され、低速V/T
に保持された状態で、上述のA′点からB′点へのキッ
クダウン変速に伴い、エンジン高回転領域のB点へ移行
する。キックダウンが終了し、前記自動変速機の変速段
が第2速(B’点)になったとき、前記バルブタイミン
グを低速V/゛「から高速V/Tへ切換え、エンジンの
高回転領域での通常のバルブタイミングに戻し、エンジ
ン出力トルクを増加させる。このように本発明に依れば
、自動変速機のキックダウンが終了するまでバルブタイ
ミングを低速V/Tに保持するのでキックダウン変速中
はエンジン出力トルクは低速V/Tにより得られる比較
的小さい値に保持され、エンジン出力トルクの変化分を
小さくできる。
、アクセルペダルを踏込むことにより、エンジン回転数
Neが上昇し、同図のB′点で示される2速状態にキッ
クダウン変速する時、第5図(a)においてバルブタイ
ミングは、低速V/Tに制御されているエンジン低回転
領域のA点から、高速V/Tに制御されるエンジン高回
転領域の0点へ通常、切換が行なわれるが、本発明によ
れば、この高速V/Tへの切換が禁止され、低速V/T
に保持された状態で、上述のA′点からB′点へのキッ
クダウン変速に伴い、エンジン高回転領域のB点へ移行
する。キックダウンが終了し、前記自動変速機の変速段
が第2速(B’点)になったとき、前記バルブタイミン
グを低速V/゛「から高速V/Tへ切換え、エンジンの
高回転領域での通常のバルブタイミングに戻し、エンジ
ン出力トルクを増加させる。このように本発明に依れば
、自動変速機のキックダウンが終了するまでバルブタイ
ミングを低速V/Tに保持するのでキックダウン変速中
はエンジン出力トルクは低速V/Tにより得られる比較
的小さい値に保持され、エンジン出力トルクの変化分を
小さくできる。
次に、本発明に係るバルブタイミング制御を第6図及び
第7図を参照して詳述する。
第7図を参照して詳述する。
先ず、第6図は変速時のバルブタイミング切換制御に用
いられる自動変速機がキックダウン変速中であるか否か
を検出するプログラムのフローチャートである。
いられる自動変速機がキックダウン変速中であるか否か
を検出するプログラムのフローチャートである。
本プログラムはTDC信号パルス発生毎にこれと同期し
て実行される。
て実行される。
先ずステップ61ではフラグFVTIIOLDがOにセ
ットされているか否かを判別する。該フラグFVTII
OLDはキックダウン変速中であるときIGこ、キック
ダウン変速中でないときに0に夫々設定される。前記ス
テップ61でフラグFVTIIQLDが0にセットされ
ているとき、即ちキックダウン変速中でないとき、ステ
ップ62でキックダウン変速指令が発生したか否かを判
別し、その答が否定(NO)の場合ステップ63でフラ
グFv丁110LDを0にリセットし、VTIIOLD
信号即ちバルブタイミングを低速V/Tに保持するため
の指令信号をオフ(OFF)にする(ステップ64)。
ットされているか否かを判別する。該フラグFVTII
OLDはキックダウン変速中であるときIGこ、キック
ダウン変速中でないときに0に夫々設定される。前記ス
テップ61でフラグFVTIIQLDが0にセットされ
ているとき、即ちキックダウン変速中でないとき、ステ
ップ62でキックダウン変速指令が発生したか否かを判
別し、その答が否定(NO)の場合ステップ63でフラ
グFv丁110LDを0にリセットし、VTIIOLD
信号即ちバルブタイミングを低速V/Tに保持するため
の指令信号をオフ(OFF)にする(ステップ64)。
キックダウン変速指令は、アクセルペダルの踏込み量に
応じたスロットル弁開度(θT11)の開方向への変化
量が所定値以上であるときに発生される。前記ステップ
62の答が肯定(Yes)の場合、即ちキックダウン変
速が指令されたと判別したときはステップ65でエンジ
ン回転数の変化分ΔNeを監視し、ステップ66では、
該変化分ΔNeがキックダウン変速時の所定のエンジン
回転数変化分のガード値Δnより小さいか否か、即ちキ
ックダウン変速が終了したか否かを判別する。
応じたスロットル弁開度(θT11)の開方向への変化
量が所定値以上であるときに発生される。前記ステップ
62の答が肯定(Yes)の場合、即ちキックダウン変
速が指令されたと判別したときはステップ65でエンジ
ン回転数の変化分ΔNeを監視し、ステップ66では、
該変化分ΔNeがキックダウン変速時の所定のエンジン
回転数変化分のガード値Δnより小さいか否か、即ちキ
ックダウン変速が終了したか否かを判別する。
ステップ66の答が否定(No)の場合、即ちキックダ
ウン変速が終了していないと判別したとき、ステ・ツブ
67でフラグFv丁110L口を1にセ゛ソトし・バル
ブタイミングを低速V/Tに保持すべく前記VTIIO
LD信号をオン(ON)にする。前記ステップ66の答
が肯定(Yes)の場合、即ちキックダウン変速が終了
したと判別したときは、前記ステップ63.64を実行
し、バルブタイミングの低速V/Tへの保持を解除すべ
く前記VTIIOLD信号をオフ(OFF)にする。
ウン変速が終了していないと判別したとき、ステ・ツブ
67でフラグFv丁110L口を1にセ゛ソトし・バル
ブタイミングを低速V/Tに保持すべく前記VTIIO
LD信号をオン(ON)にする。前記ステップ66の答
が肯定(Yes)の場合、即ちキックダウン変速が終了
したと判別したときは、前記ステップ63.64を実行
し、バルブタイミングの低速V/Tへの保持を解除すべ
く前記VTIIOLD信号をオフ(OFF)にする。
次に、第7図は本発明のバルブタイミングの切換制御を
実行するプログラムのフローチャートである6本プログ
ラムもTDC信号パルス発生毎にこれと同期して実行さ
れる。
実行するプログラムのフローチャートである6本プログ
ラムもTDC信号パルス発生毎にこれと同期して実行さ
れる。
先ず、ステップ701は、ECU3に各種センサから正
常に信号が入力されているか否か、又は他の制御系で異
常が既に発生しているか否か、即ちフェールセーフすべ
きか否かを判別する。
常に信号が入力されているか否か、又は他の制御系で異
常が既に発生しているか否か、即ちフェールセーフすべ
きか否かを判別する。
具体的には吸気管内絶対圧(PB^)センサ8、気筒判
別(CYL)センサ12、エンジン回転数(TDC)セ
ンサ11、エンジン水温センサlO1車速センサ16か
らの出力の異常、点火時期制御信号出力及び燃料噴射制
御出力の異常、バルブタイミング制御用電磁弁23へ通
電される電流量の異常、バルブタイミング制御用電磁弁
23の開閉に応じた、切換弁24内にあって給油路48
に連通ずる出口ボート(図示せず)の正常な油圧変化が
油圧センサ18内の油圧スイッチで所定時間経過後も確
認できないという異常等を検出してフェールセーフすべ
きエンジンの運転状態であると判別する。なお、気筒判
別(CYL)センサ12及びTDCセンサ11のうちの
一方に異常があるときには他方の出力で該一方の出力の
代用をはかる。
別(CYL)センサ12、エンジン回転数(TDC)セ
ンサ11、エンジン水温センサlO1車速センサ16か
らの出力の異常、点火時期制御信号出力及び燃料噴射制
御出力の異常、バルブタイミング制御用電磁弁23へ通
電される電流量の異常、バルブタイミング制御用電磁弁
23の開閉に応じた、切換弁24内にあって給油路48
に連通ずる出口ボート(図示せず)の正常な油圧変化が
油圧センサ18内の油圧スイッチで所定時間経過後も確
認できないという異常等を検出してフェールセーフすべ
きエンジンの運転状態であると判別する。なお、気筒判
別(CYL)センサ12及びTDCセンサ11のうちの
一方に異常があるときには他方の出力で該一方の出力の
代用をはかる。
ステップ701の答が肯定(Yes)、即ちフェールセ
ーフすべきときには後述のステップ735に進み、否定
(No)のときにはステップ702以下へ進む。
ーフすべきときには後述のステップ735に進み、否定
(No)のときにはステップ702以下へ進む。
ステップ702乃至709はエンジン出力を減少可能な
状態にあるか否かを判別するステップである。
状態にあるか否かを判別するステップである。
702は始動中か否かをNe等により判別するステップ
、703はディレータイマの残り時間tsTが0になっ
たか否かを判別するステップであり、tsTを始動中に
所定時間(例えば5秒)にセットしくステップ704)
、始動後計時動作を開始するようにした。705はエン
ジン水温Twが設定温度Two(例えば60℃)より低
いか否か、即ち暖機が完了したか否かを判別するステッ
プ、706は車速Vが極低速の設定車速Vl(ヒステリ
シス付きで例えば8 km/ 5 km)より低いか否
かを判別するステップ、707は当該エンジン搭載車が
マニアル車(MT)か否かを判別するステップ、708
はオートマチック車(AT)の場合にシフトレバ−がバ
ーキング(P)レンジやニュートラル(N)レンジにな
っているか否かを判別するステップ、709はNeが前
記下限値Ne+以上か否かを判別するステップであり、
フェールセーフ中(ステップ701の答が肯定(Yes
))、始動中(ステップ702の答が肯定(Yes))
及び始動後ディレータイマの設定時間tsy経過前(ス
テップ703の答が肯定(Yes))、暖機中(ステッ
プ705の答が肯定(Yes))、停車中や徐行中(ス
テップ706の答が肯定(Yes))、P、Nレンジで
あるとき(ステップ708の答がビを定(Yes))、
及びNe(Ne+のときはくステップ709の答が否定
(No))、後述するように電磁弁23を閉弁してバル
ブタイミングを低速バルブタイミングに保持する。
、703はディレータイマの残り時間tsTが0になっ
たか否かを判別するステップであり、tsTを始動中に
所定時間(例えば5秒)にセットしくステップ704)
、始動後計時動作を開始するようにした。705はエン
ジン水温Twが設定温度Two(例えば60℃)より低
いか否か、即ち暖機が完了したか否かを判別するステッ
プ、706は車速Vが極低速の設定車速Vl(ヒステリ
シス付きで例えば8 km/ 5 km)より低いか否
かを判別するステップ、707は当該エンジン搭載車が
マニアル車(MT)か否かを判別するステップ、708
はオートマチック車(AT)の場合にシフトレバ−がバ
ーキング(P)レンジやニュートラル(N)レンジにな
っているか否かを判別するステップ、709はNeが前
記下限値Ne+以上か否かを判別するステップであり、
フェールセーフ中(ステップ701の答が肯定(Yes
))、始動中(ステップ702の答が肯定(Yes))
及び始動後ディレータイマの設定時間tsy経過前(ス
テップ703の答が肯定(Yes))、暖機中(ステッ
プ705の答が肯定(Yes))、停車中や徐行中(ス
テップ706の答が肯定(Yes))、P、Nレンジで
あるとき(ステップ708の答がビを定(Yes))、
及びNe(Ne+のときはくステップ709の答が否定
(No))、後述するように電磁弁23を閉弁してバル
ブタイミングを低速バルブタイミングに保持する。
前記ステップ709でNe≧Ne+が成立すると判別さ
れたときは、ステップ710でTiLマツプとTinマ
ツプとを検索し、現時点でのNe、PB^に応じたTI
LマツプのTi値(以下Titと記す)とTinマツプ
のTi値(以下Tinと記す)とを求め、次にステップ
711でAT車及びMT車に応じて設定したTvrテー
ブルからNeに応じたTvyを読み出し、ステップ71
2でこのTVTと前回ループのTOUTとを比較して、
TOU丁≧TVTが成立するか否か、即ち混合気をリッ
チ化する高負荷状態が否がを判別する。その答が否定(
No)、即ち7011丁<TVTが成立するときには、
ステップ713に進んでNeが前記上限値Ne2以上か
否かの判別を行なう。ステップ713の答が否定(No
)、即ちNe(Ne2が成立するときには、ステップ7
14に進み、前記ステップ710で求めたT’ i L
とTinとを比較する。その結果、TiL)Ti++が
成立するときには、後述のステップ715でセットされ
たディレータイマのタイマ値tVTOFFが零か否かを
判別しくステップ716)、この答が肯定(Yes)な
らばステップ717で電磁弁23の閉弁指令、即ち低速
バルプタイングへの切換指令を出す。又、TOUT≧T
vr、Ne≧Ne2、TiL≦Tinのいずれかが成立
するときには、ステップ718で前回ループで電磁弁2
3が閉であるか否かを判別し、その答が否定(No)の
場合、即ち前回ループでバルブタイミングが高速V/T
であるとき、前記電磁弁開弁ディレータイマのタイマ値
をtvτOFF (例えば3秒)にセットしてスタート
して(ステップ719) 、ステップ720で電磁弁2
3を前回ループと同様に開状態にし、バルブタイミング
を高速V/Tに保持する。
れたときは、ステップ710でTiLマツプとTinマ
ツプとを検索し、現時点でのNe、PB^に応じたTI
LマツプのTi値(以下Titと記す)とTinマツプ
のTi値(以下Tinと記す)とを求め、次にステップ
711でAT車及びMT車に応じて設定したTvrテー
ブルからNeに応じたTvyを読み出し、ステップ71
2でこのTVTと前回ループのTOUTとを比較して、
TOU丁≧TVTが成立するか否か、即ち混合気をリッ
チ化する高負荷状態が否がを判別する。その答が否定(
No)、即ち7011丁<TVTが成立するときには、
ステップ713に進んでNeが前記上限値Ne2以上か
否かの判別を行なう。ステップ713の答が否定(No
)、即ちNe(Ne2が成立するときには、ステップ7
14に進み、前記ステップ710で求めたT’ i L
とTinとを比較する。その結果、TiL)Ti++が
成立するときには、後述のステップ715でセットされ
たディレータイマのタイマ値tVTOFFが零か否かを
判別しくステップ716)、この答が肯定(Yes)な
らばステップ717で電磁弁23の閉弁指令、即ち低速
バルプタイングへの切換指令を出す。又、TOUT≧T
vr、Ne≧Ne2、TiL≦Tinのいずれかが成立
するときには、ステップ718で前回ループで電磁弁2
3が閉であるか否かを判別し、その答が否定(No)の
場合、即ち前回ループでバルブタイミングが高速V/T
であるとき、前記電磁弁開弁ディレータイマのタイマ値
をtvτOFF (例えば3秒)にセットしてスタート
して(ステップ719) 、ステップ720で電磁弁2
3を前回ループと同様に開状態にし、バルブタイミング
を高速V/Tに保持する。
前記ステップ718の答が肯定(Yes)の場合、即ち
前回ループでバルブタイミングが低速V/Tであるとき
、ステップ721で前述のVTIIOLD信号がオン(
ON)であるか否かを判別する。該VTIIOLD信号
は前述した第6図のステップ64又は68で夫々キック
ダウン変速中でない場合はオフ(OFF)に、キックダ
ウン変速中の場合はオン(ON)になっている。前記ス
テップ721の答が否定(No)の場合、即チ、VTI
IOLD信号がオ’7 (OFF)でキックダウン変速
中でないときは前記ステップ719及び720を実行し
、電磁弁23を開弁してバルブタイミングを高速V/T
に切換える。一方、前記ステップ721の答が肯定(Y
es)の場合、即ちVTIIOLD信号がオン(ON)
でキックダウン変゛速中のときは、前記ステップ717
を実行し、電磁弁23を前回ループと同様に閉状態にし
、バルブタイミングを低速V/Tに保持する。
前回ループでバルブタイミングが低速V/Tであるとき
、ステップ721で前述のVTIIOLD信号がオン(
ON)であるか否かを判別する。該VTIIOLD信号
は前述した第6図のステップ64又は68で夫々キック
ダウン変速中でない場合はオフ(OFF)に、キックダ
ウン変速中の場合はオン(ON)になっている。前記ス
テップ721の答が否定(No)の場合、即チ、VTI
IOLD信号がオ’7 (OFF)でキックダウン変速
中でないときは前記ステップ719及び720を実行し
、電磁弁23を開弁してバルブタイミングを高速V/T
に切換える。一方、前記ステップ721の答が肯定(Y
es)の場合、即ちVTIIOLD信号がオン(ON)
でキックダウン変゛速中のときは、前記ステップ717
を実行し、電磁弁23を前回ループと同様に閉状態にし
、バルブタイミングを低速V/Tに保持する。
前記ステップ717で閉弁指令を出したときには、ステ
ップ712で油圧センサ18内の油圧スイッチがオンし
たか否か、即ち給油路48の油圧が低圧になったか否か
を判別する。この答が肯定(Y es)、即ち、油圧ス
イッチがオンしたときには、ステップ723で低速バル
ブタイミング切換ディレータイマの残り時間LLvrが
0になったか否かを判別する。
ップ712で油圧センサ18内の油圧スイッチがオンし
たか否か、即ち給油路48の油圧が低圧になったか否か
を判別する。この答が肯定(Y es)、即ち、油圧ス
イッチがオンしたときには、ステップ723で低速バル
ブタイミング切換ディレータイマの残り時間LLvrが
0になったか否かを判別する。
ステップ723の答が11定(Yes)即ち、ttvy
=0になったときには、ステップ724で高速バルブタ
イミング切換ディレータイマの残り時間tuv丁を設定
時間(例えば0.1秒)にセットし、次にステップ72
5で燃料の噴射制御ルーチンで使用するTiマツプと点
火時期マツプとしてそれぞれTiLマツプと低速バルブ
タイミング用点火時期マツプ(θigLマツプ)とを選
択する処理を行ない、続くステップ726でレブリミッ
タ値N++pcを低速バルブタイミング用の値NIIF
CIとする処理を行なう。
=0になったときには、ステップ724で高速バルブタ
イミング切換ディレータイマの残り時間tuv丁を設定
時間(例えば0.1秒)にセットし、次にステップ72
5で燃料の噴射制御ルーチンで使用するTiマツプと点
火時期マツプとしてそれぞれTiLマツプと低速バルブ
タイミング用点火時期マツプ(θigLマツプ)とを選
択する処理を行ない、続くステップ726でレブリミッ
タ値N++pcを低速バルブタイミング用の値NIIF
CIとする処理を行なう。
一方、前記ステップ720で開弁指令を出したときには
、ステップ727で油圧センサ18内の油圧スイッチが
オフしたか否か、即ち給油路48の油圧が高圧になった
か否かを判別する。その答が肯定(Yes)、即ち、油
圧スイッチがオフしたときは、ステップ728で高速バ
ルブタイミング切換ディレータイマの残り時間tnvt
が0になったか否かを判別する。ステップ728の答が
肯定(Yes)、即ちtuvt=oになったときには、
ステップ729で低速バルブタイミング切換ディレータ
イマの残り時間tLVTを設定時間(例えば0.2秒)
にセットし、次にステップ730で燃料の噴射制御ルー
チンで使用するTiマツプと点火時期マツプとして夫々
Tinマツプと高速バルブタイミング用点火時期マツプ
(θiguマツプ)とを選択する処理を行ない、続くス
テップ731でレブリミツタ値NIIFCを高速バルブ
タイミング用の値N11FC2とする処理を行う。
、ステップ727で油圧センサ18内の油圧スイッチが
オフしたか否か、即ち給油路48の油圧が高圧になった
か否かを判別する。その答が肯定(Yes)、即ち、油
圧スイッチがオフしたときは、ステップ728で高速バ
ルブタイミング切換ディレータイマの残り時間tnvt
が0になったか否かを判別する。ステップ728の答が
肯定(Yes)、即ちtuvt=oになったときには、
ステップ729で低速バルブタイミング切換ディレータ
イマの残り時間tLVTを設定時間(例えば0.2秒)
にセットし、次にステップ730で燃料の噴射制御ルー
チンで使用するTiマツプと点火時期マツプとして夫々
Tinマツプと高速バルブタイミング用点火時期マツプ
(θiguマツプ)とを選択する処理を行ない、続くス
テップ731でレブリミツタ値NIIFCを高速バルブ
タイミング用の値N11FC2とする処理を行う。
ところで、上記した両切換ディレータイマtllVT。
tLVTの設定時間は、電磁弁23が開閉されてから切
換弁24が切換わり、給油路48の油圧が変化して全シ
リンダの連結切換機構39の切換動作が完了するまでの
応答遅れ時間に合わせて設定されており、電磁弁23の
開から閉への切換時、油圧センサ18内の油圧スイッチ
がオンするまでは、プログラムは722→728→72
9→730→731の順に進み、オン後も全シリンダの
連結切換機構39が低速バルブタイミング側に切換わる
までは、722→723→730→731の順に進み、
又電磁弁23や切換弁24の故障等で閉弁指令が出され
ても切換弁24が閉じ側に切換わらず、いつまでたって
も油圧センサ18内の油圧スイッチがオンしないときも
、上記と同様に722→728→729→730→73
!の順に進み、結局全シリンダの連結切換機構39が低
速バルブタイミング側に切換わらない限り、燃料の噴射
制御は高速バルブタイミングに適合したものに維持され
る。電磁弁23の閉から開への切換時も、上記と同様に
して、全シリンダの連結切換機構39が高速バルブタイ
ミング側に切換わらない限り、燃料の噴射制御は低速バ
ルブタイミングに適合したものに維持される。
換弁24が切換わり、給油路48の油圧が変化して全シ
リンダの連結切換機構39の切換動作が完了するまでの
応答遅れ時間に合わせて設定されており、電磁弁23の
開から閉への切換時、油圧センサ18内の油圧スイッチ
がオンするまでは、プログラムは722→728→72
9→730→731の順に進み、オン後も全シリンダの
連結切換機構39が低速バルブタイミング側に切換わる
までは、722→723→730→731の順に進み、
又電磁弁23や切換弁24の故障等で閉弁指令が出され
ても切換弁24が閉じ側に切換わらず、いつまでたって
も油圧センサ18内の油圧スイッチがオンしないときも
、上記と同様に722→728→729→730→73
!の順に進み、結局全シリンダの連結切換機構39が低
速バルブタイミング側に切換わらない限り、燃料の噴射
制御は高速バルブタイミングに適合したものに維持され
る。電磁弁23の閉から開への切換時も、上記と同様に
して、全シリンダの連結切換機構39が高速バルブタイ
ミング側に切換わらない限り、燃料の噴射制御は低速バ
ルブタイミングに適合したものに維持される。
一方、前記ステップ702の答が肯定(Yes)、又は
前記ステップ703の答が否定(No)、又は前記ステ
ップ705.706の答が肯定(Yes)のとき、即ち
、始動中及び始動後設定時間経過前、暖機中、停車中又
は徐行中のときには、ステップ732に進んで電磁弁2
3の閉弁指令を出し、ステップ732から724→72
5→726の順に進む、前記ステップ708においてN
%Pレンジの場合は、ステップ733に進んで前回ルー
プでTinマツプを選択したか否かを判別し、又前記ス
テップ709においてフラグFVTSIITIIがOの
ときも前記ステップ733に進む。ステップ733の答
が肯定(Yes)のとき、即ち前回ループTinマツプ
を選択しいてるときは、前記電磁弁開弁ディレータイマ
のタイマ値tVTQFFを零にして(ステップ734)
、ステップ717に進み、ステップ733の答が否定
(NO)のとき、即ち前回Tinマツプを使用していな
いとき、換言すれば全シリンダの連結切換機構39が高
速バルブタイミング側に切換えられていないときには、
上記と同様に732→724→725→726の順に進
み、油圧センサ18内の油圧スイッチとは係りなく低速
バルブタイミングに適合した燃料の噴射制御を行なう。
前記ステップ703の答が否定(No)、又は前記ステ
ップ705.706の答が肯定(Yes)のとき、即ち
、始動中及び始動後設定時間経過前、暖機中、停車中又
は徐行中のときには、ステップ732に進んで電磁弁2
3の閉弁指令を出し、ステップ732から724→72
5→726の順に進む、前記ステップ708においてN
%Pレンジの場合は、ステップ733に進んで前回ルー
プでTinマツプを選択したか否かを判別し、又前記ス
テップ709においてフラグFVTSIITIIがOの
ときも前記ステップ733に進む。ステップ733の答
が肯定(Yes)のとき、即ち前回ループTinマツプ
を選択しいてるときは、前記電磁弁開弁ディレータイマ
のタイマ値tVTQFFを零にして(ステップ734)
、ステップ717に進み、ステップ733の答が否定
(NO)のとき、即ち前回Tinマツプを使用していな
いとき、換言すれば全シリンダの連結切換機構39が高
速バルブタイミング側に切換えられていないときには、
上記と同様に732→724→725→726の順に進
み、油圧センサ18内の油圧スイッチとは係りなく低速
バルブタイミングに適合した燃料の噴射制御を行なう。
これは油圧センサ18内の油圧スイッチが断線等により
オフしっばなしになったときの対策である。
オフしっばなしになったときの対策である。
ところで、上記したNupctはNewより高く設定さ
れており、通常はNeがN II PCIに上昇する前
にバルブタイミングが高速バルブタイミングに切換わっ
て、NIIFCの値がN II FC2に切換えられる
ため、NIIFCIでの燃料カットは行なわれない。こ
れに対し、ステップ702〜708からステップ732
に進む運転状態では、空炊し等によりNeがNe2を上
回っても低速バルブタイミングに保持されるため、N
u pc tでの燃料カットが行なわれる。又低速バル
ブタイミングから高速バルブタイミングに切換わっても
、tllVTが0になるまで、即ち連結機構39が実際
に高速バルブタイミング側に切換るまでは、N !l
FCtでの燃料カットが行なわれる。
れており、通常はNeがN II PCIに上昇する前
にバルブタイミングが高速バルブタイミングに切換わっ
て、NIIFCの値がN II FC2に切換えられる
ため、NIIFCIでの燃料カットは行なわれない。こ
れに対し、ステップ702〜708からステップ732
に進む運転状態では、空炊し等によりNeがNe2を上
回っても低速バルブタイミングに保持されるため、N
u pc tでの燃料カットが行なわれる。又低速バル
ブタイミングから高速バルブタイミングに切換わっても
、tllVTが0になるまで、即ち連結機構39が実際
に高速バルブタイミング側に切換るまでは、N !l
FCtでの燃料カットが行なわれる。
前記ステップ701の答が肯定(Yes)、即ちフェー
ルセーフ中のときには、電磁弁23の閉弁指令を・出し
くステップ735) 、フェールセーフ処理を実行して
(ステップ736) 、前記ステップ726に進む。
ルセーフ中のときには、電磁弁23の閉弁指令を・出し
くステップ735) 、フェールセーフ処理を実行して
(ステップ736) 、前記ステップ726に進む。
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明は、吸気弁と排気弁の少な
くとも一方の弁作動状態を内燃エンジンの低回転領域に
適した低速バルブタイミングと高回転領域に適した高速
バルブタイミングとに切換可能な弁作動機構を有し、自
動変速機を備えた車輌に搭載される内燃エンジンのバル
ブタイミング制御方法において、アクセルペダルの踏込
みにより前記エンジンの低回転領域から高回転領域にわ
たって前記自動変速機が変速するときは前記バルブタイ
ミングの切換えを禁止しバルブタイミングを前記低速バ
ルブタイミングに保持するようにしたので、自動変速機
のキックダウン変速時のエンジン出力トルクの大きさ及
びその変化分が減少し、キックダウン変速時の変速衝撃
が低減され、キックダウン変速時の円清な運転性を得る
ことができるという効果を奏する。
くとも一方の弁作動状態を内燃エンジンの低回転領域に
適した低速バルブタイミングと高回転領域に適した高速
バルブタイミングとに切換可能な弁作動機構を有し、自
動変速機を備えた車輌に搭載される内燃エンジンのバル
ブタイミング制御方法において、アクセルペダルの踏込
みにより前記エンジンの低回転領域から高回転領域にわ
たって前記自動変速機が変速するときは前記バルブタイ
ミングの切換えを禁止しバルブタイミングを前記低速バ
ルブタイミングに保持するようにしたので、自動変速機
のキックダウン変速時のエンジン出力トルクの大きさ及
びその変化分が減少し、キックダウン変速時の変速衝撃
が低減され、キックダウン変速時の円清な運転性を得る
ことができるという効果を奏する。
第1図は本発明のバルブタイミング制御方法を適用する
エンジン及び制御装置の全体構成図、第2図はエンジン
の動弁装置及びその制御系を示す図、第3図は第1図の
自動変速機の構成図、第4図はバルブタイミング制御、
エンジン回転数、及びエンジン出力トルク間の関係を示
すグラフ、第5図は本発明の方法に依るキックダウン変
速時のエンジン回転数に対するエンジン出力トルク及び
自動変速機の夫々の変速段での車速を示すグラフ、第6
図は本発明に係る変速時のバルブタイミング切換制御に
用いられる、自動変速機が変速中であるか否かを検出す
るプログラムのフローチャート、第7図はバルブタイミ
ングの切換制御ルーチンのフローチャートである。 1・・・内燃エンジン、5・・・電子コント・ロールユ
ニット(ECU) 、6・・燃料噴射弁、11・・・エ
ンジン回転数センサ、19・・・自動変速機、23・・
・電磁弁、24・・・切換弁、30・・・動弁装置、4
o・・・吸気弁又は排気弁、48・・・給油路。 為2図(b) 纂4図 エンジンn転&Ne 7)5n
エンジン及び制御装置の全体構成図、第2図はエンジン
の動弁装置及びその制御系を示す図、第3図は第1図の
自動変速機の構成図、第4図はバルブタイミング制御、
エンジン回転数、及びエンジン出力トルク間の関係を示
すグラフ、第5図は本発明の方法に依るキックダウン変
速時のエンジン回転数に対するエンジン出力トルク及び
自動変速機の夫々の変速段での車速を示すグラフ、第6
図は本発明に係る変速時のバルブタイミング切換制御に
用いられる、自動変速機が変速中であるか否かを検出す
るプログラムのフローチャート、第7図はバルブタイミ
ングの切換制御ルーチンのフローチャートである。 1・・・内燃エンジン、5・・・電子コント・ロールユ
ニット(ECU) 、6・・燃料噴射弁、11・・・エ
ンジン回転数センサ、19・・・自動変速機、23・・
・電磁弁、24・・・切換弁、30・・・動弁装置、4
o・・・吸気弁又は排気弁、48・・・給油路。 為2図(b) 纂4図 エンジンn転&Ne 7)5n
Claims (1)
- 1、吸気弁と排気弁の少なくとも一方の弁作動状態を内
燃エンジンの低回転領域に適した低速バルブタイミング
と高回転領域に適した高速バルブタイミングとに切換可
能な弁作動機構を有し、自動変速機を備えた車輌に搭載
される内燃エンジンのバルブタイミング制御方法におい
て、アクセルペダルの踏込みにより前記エンジンの低回
転領域から高回転領域にわたって前記自動変速機が変速
するときは前記バルブタイミングの切換えを禁止しバル
ブタイミングを前記低速バルブタイミングに保持するこ
とを特徴とする内燃エンジンのバルブタイミング制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12398989A JP2764863B2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 自動変速機を備えた車輌の内燃エンジンのバルブタイミング制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12398989A JP2764863B2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 自動変速機を備えた車輌の内燃エンジンのバルブタイミング制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02301608A true JPH02301608A (ja) | 1990-12-13 |
JP2764863B2 JP2764863B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=14874287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12398989A Expired - Fee Related JP2764863B2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 自動変速機を備えた車輌の内燃エンジンのバルブタイミング制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2764863B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011074089A1 (ja) | 2009-12-16 | 2011-06-23 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
-
1989
- 1989-05-16 JP JP12398989A patent/JP2764863B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011074089A1 (ja) | 2009-12-16 | 2011-06-23 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
US8918267B2 (en) | 2009-12-16 | 2014-12-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus for internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2764863B2 (ja) | 1998-06-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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|
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