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JPH02298562A - 貼紙防止塗料組成物および塗装物 - Google Patents

貼紙防止塗料組成物および塗装物

Info

Publication number
JPH02298562A
JPH02298562A JP11955589A JP11955589A JPH02298562A JP H02298562 A JPH02298562 A JP H02298562A JP 11955589 A JP11955589 A JP 11955589A JP 11955589 A JP11955589 A JP 11955589A JP H02298562 A JPH02298562 A JP H02298562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
pasting
parts
sulfonic acid
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11955589A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Yoshida
敦志 吉田
Shingo Okamoto
信吾 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority to JP11955589A priority Critical patent/JPH02298562A/ja
Publication of JPH02298562A publication Critical patent/JPH02298562A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な貼紙防止塗料組成物および塗装物に関す
る。特に電柱、塀、壁等の建造物に塗装するか、または
塗装物を取付ることによって、貼紙防止効果の高い表面
を形成するための貼紙防止塗料組成物および塗装物に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来の貼紙防止塗料としては、塗料にシリコンオイルお
よび/またはワックスを配合したもの(特開昭60−1
06864号)、シリコンゴムビーズを添加したもの(
特開昭62−25180号)、ポリオルガノシロキサン
等を加えたもの(特開昭61−159463号、特開昭
61−151044号)などが知られている。これらの
貼紙防止塗料は、塗料中にフッ素樹脂やシリコン樹脂お
よびシリコン化合物を配合することによって、非粘着性
や滑り性を塗膜に付与し、貼紙の付着性を低下させるこ
とを利用している。
しかしながらこれらの貼紙防止塗料は、素材上への付着
性が悪いという欠点を有しており、また時間経過ととも
にその貼紙防止効果が低下する。
また塗料作成上、他の塗料に混入した場合、混入し−た
塗料を塗装した際にハジキやブッが生じるため、製造上
の制約を受けていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、貼紙との接触面積が小さくて、貼紙が
付着しない性質を有する塗膜を形成することができる新
規な貼紙防止塗料組成物および塗装物を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕 本発明の貼紙防止塗料組成物は、(A)水酸基を有する
塗料用樹脂を40〜95重量部、(B)下記一般式(1
)で示されるヘキサキスアルコキシメチルメラミンを少
なくとも40重量%以上含有する低核体メラミン樹脂を
5〜60重量部(式中、Rはアルキル基を示し、このう
ち3個以上がメチル基、3個未満が炭素数2〜5のアル
キル基である。)、および (C)沸点50〜300℃の2級または(および)3級
アミノ基を有するアミン化合物でブロックしたスルホン
酸化合物を、(A)および(B)の総固形分100重量
部に対し、スルホン酸として0.1〜5重量部含有する
ことを特徴とする貼紙防止塗料組成物である。
また本発明の貼紙防止塗装物は、上記貼紙防止塗料組成
物を基材上に塗装して、貼紙防止塗膜を形成した塗装物
である。
本発明の貼紙防止塗料組成物による塗装の対象となる基
材としては、塗料硬化条件に耐えられるものであればよ
く、その形状等は制限されない。
このような基材の例としては、たとえば木、合板、パー
チクルボード等の木質基材;石こうボード、石こうスラ
グボード等の石こう系基材;パルプセメント材、石綿セ
メント材、木片セメン1〜材等の繊維セメン1〜材; 
 GRCおよびコンクリ−1〜材;鉄、アルミニウム、
銅、ステンレス、チタン、亜鉛などの金属材;紙材;石
材;ガラス材;プラスチックス材;タイル材;ならびに
以上の各基材の複合材などをあげることができる。これ
らの基材は平板、曲板、成形加工したものなど、貼紙の
対象となるものであればどのような形状でも適用可能で
ある。またこれらの基材に通常の下塗り塗料、中塗り塗
料、上塗り塗料を塗装後本発明の貼紙防止塗料組成物を
塗装することも可能である。
本発明の貼紙防止塗料組成物に用いる(A)成分の水酸
基を有する塗料用樹脂は1通常塗料に用いられている水
酸基を有する樹脂であればいずれも制限なく使用でき、
たとえば水酸基を有するアクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、(たとえば油変性ポリエステル樹脂、オイルフリー
ポリエステル樹脂、シリコン変性ポリエステル樹脂、ウ
レタン塗 ゛料用ポリオール樹脂など)、フッ素樹脂な
どがあげられ、いずれも市販品が使用できる。
アクリル樹脂としては、たとえば三井東圧化学(fり製
のアルマテックス749−7,748−5M、749−
17八E、748−]6AE、781−26,781−
27.782−5.784.785−5.762LV5
5A、 D−102、D−103、D−105、D−1
51、大日本インキ化学工業■製のアクリディックA−
405、A−406、A7407. A−409,46
−544,52−101、A−418,54−172−
60,53〜580、A−412−70−5,A−41
3−70−3,A−416−7O3,A−501−LV
、44−590.44−475、A−602−50−3
,A−606−50−5,47−712,44−179
、A−801、A−801−P、 A−802、A−8
04、A−807、A−808、A−809、A−81
0−45、A−811、A−814,A−815−45
,A−817,A−851、A−852,44−127
,44−198,47−567,48−443,48−
261,49−380,449−394−I、50−2
57−55.51−371.52−614.52−66
6.52−668(いずれも商標)などがあげられる。
油変性ポリエステル樹脂としては、たとえば大日本イン
キ化学工業■製のベッコライトト6601−60−8 
(商標)などがあげられる。オイルフリーポリエステル
樹脂としては、たとえば大日本インキ化学工業(4IO
製のベラコライ1−M−6602−60−3,M−64
01−50、)l−6402−50、M−6003−6
0、M−6005−60,間−6007−60,48−
312,49−376,46−169−3,M−620
1−40−IM、M−6204−50−3、三井東圧化
学141Je ’A c7) 7 JL/マテックスP
−645、P−646、P−647BC,l1MP15
、)IMP25、HMP34、ダイナミートノーベル社
製のダイナポール829、LH790、LH812、L
)1821、ディニスエムレジン社製のシンレサイ1−
W8360SL、u86270F、W86355SF、
す86460SKK、ウララック10g−RAS−50
,108−RA8A1−50 (いずれも商標)などが
あげられる。
シリコン変性ポリエステル樹脂としては、たとえば口触
アロー化学曲製のアロプラッツ1710.1711゜7
323、ディニスエムレジン社製のシンレサイ1−D−
9960W、シンネドール15150F、ウララック5
2655−Al−60(いずれも商1)などがあげられ
る。またウレタン塗料用ポリオール樹脂としては、たと
えば大日本インキ化学工業■製のパーノックD−210
−80、D−161、D−150−70、D−130−
75、DE−140−70,DF−30−55などがあ
げられる。
また、水酸基を有するフッ素樹脂としては、たとえば旭
硝子■製のルミフロン(商標)、セントラル硝子■製の
セフラルコート(商標)などが使用できる。
これらの水酸基を有する樹脂はそれぞれ単独使用、また
は2種以上の混合使用が可能である。これらの配合量は
樹脂分(固形分)として40〜95重量部、好ましくは
60〜90重量部である。
使用量が40重量部未満では低核体メラミン樹脂との反
応が不十分であり、加工性、耐食性等の塗膜性能が低下
する。また95重量部を越える場合は、低核体メラミン
樹脂量が少なくなりすぎて十分な架橋反応が生ぜず、加
工性、耐食性等の塗膜性能が低下する。
本発明に用いる(B)成分の低核体メラミン樹脂1  
  ′”!0“°′″[uN6G(7)t”&°1゛I
−鯨〔I〕で示されるヘキサキスアルコキシメチルメラ
ミン(以下、HA M Mという)を40重量%以上含
有する低核体メラミン樹脂であり、ここでRAMHの含
有量はゲルパーミュエーションクロマトグラフィー(G
PC)により分析される値である。一般式(T〕におい
て、Rで示されるアルキル基のうちメチル基以外の炭素
数2〜5のアルキル基としては、エチル基、プロピル基
、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル
基、イソペンチル基などがある。
このような低核体メラミン樹脂は、塗料に一般的に用い
られる多核体(高分子量)メラミン樹脂に比べ、単位重
量当り多量のアルキル基を含有しており、この高官能基
量が貼紙防止塗料に必要な要件となる。
低核体メラミン樹脂が官能基であるアルキル基のうち3
個以上がメチル基、3個未満が炭素数2〜5のアルキル
基であるHAMMを主成分とするとき、メトキシル基と
水酸基を有する樹脂中の水酸基との架橋反応により凹凸
のあるちぢみ表面をもつ貼紙防止塗膜が生ずる。アルキ
ル基のうち3個以」ニが炭素数2〜5であると、これら
の官能基はメトキシル基と比べ水酸基を有する樹脂中の
水酸基との反応性が低いため好ましくない。
このような低核体メラミン樹脂としては、たとえば三井
東圧化学■製のサイメル300.301.303.11
30−266J、1130−285J、三相ケミカル■
製の二カラツクMW−30M、MIJ−30、MX−4
0,MX−485、MIJ−22゜住人化学■製のスミ
マールト100C、ト40s、モンサンド社製のレジミ
ン745.747.753.755(いずれも商品名)
などがあげられ、これらを単独あるいは混合して使用す
ることができる。
低核体メラミン樹脂の使用量は、固形分として5〜60
重量部、好ましくは10〜40重量部である。
5重量部未満では十分な硬化塗膜とはならず、耐食性、
耐候性等の塗膜性能が低下する。また60重量部を越え
る場合は塗膜が脆く、耐食性、耐候性等の塗膜性能に劣
る。
本発明に用いる(C)成分の2級または(および)3級
アミノ基を有するアミン化合物でブロックしたスルホン
酸化合物(以下、ブロック化酸触媒という)は、硬化触
媒として用いるものであって、たとえばメタンスルホン
酸のほか、パラトルエンスルホン酸、ドデシルベンゼン
スルホン酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、ジノニル
ナフタレンジスルホン酸などの芳香族スルホン酸、およ
び下記構造式[11)〜〔■〕、 R□−8o3H・=(II) ○ II II R,−C−○−CH,CH25o3H・・・〔■〕^ R10−(CH,)、〜、 S O3H・・〔■〕R□
○CH2CH20CH2CH2SO3H・・・〔■〕(
式中、R工は炭素数8〜22のアルキル基、R2は炭素
数4〜8のアルキル基、R3は炭素数13〜17のアル
キル基を示す。)で示される脂肪族スルホン酸などの酸
触媒の1種または2種以上を、沸点50〜300℃の2
級または(および)3級アミノ基を有するアミン化合物
でブロックしたものである。酸触媒としては他にマレイ
ン酸、フタル酸などの有機カルボン酸、ポリオール中に
内在するカルボン酸、およびホスフェート系触媒がある
が、これらはいずれも酸触媒としての作用が弱く、前述
した低核体メラミン樹脂との組合せでは架橋反応の促進
効果が弱い。
ブロック化剤となる沸点50〜300℃の2級アミノ基
を有するアミン化合物としては、たとえばジエチルアミ
ン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジブチ
ルアミン、ジイソブチルアミン、ジ−2−エチルヘキシ
ルアミン、 ジセカンダリーブチルアミン、ジアリルア
ミン、N−メチルヘキシルアミン、3−ピペコリン、4
−ピペコリン、2,4−ルペチジン、2,6−ルペチジ
ン、3,5−ルペチジン、モルホリン、N−メチルベン
ジルアミン:3級アミノ基を有するアミン化合物として
は、たとえばN−メチルモルホリン、トリエチルアミン
、トリブチルアミン、N、N−ジメチルアリルアミン、
N−メチルジアリルアミン、トリアリルアミン、N、 
N、N’、 N’−テトラメチル−1,2−ジアミノエ
タン、N、 N、 N’、 N′−テトラメチル−1,
3−ジアミノプロパン、N、 N、 N’。
N′−テトラアリル−1,4−ジアミノブタン、N−メ
チルピペリジン、ピリジン、4−エチルピリジン;2級
および3級アミノ基を有するアミン化合物としては、た
とえばN−メチルホモピペラジン、N−メチルピペラジ
ンなどがあり、これらの1種または2種以上を混合使用
する。
前記構造式(11)〜〔■〕で示した脂肪族スルホン酸
は、スルホン酸のナトリウム塩やカリウム塩等の脂肪族
スルホン酸塩を、脱ナトリウム化または脱カリウム化し
て遊離酸に変換すればよい。
ブロック化酸触媒の製造は、2級または(および)3級
アミノ基を有するアミン化合物とスルホン酸を容器に仕
込み、20〜30℃で10〜20分間かきまぜて行う。
アミン/スルホン酸のモル比は0.5〜7、好ましくは
1〜5であって、この場合にのみ表面に凹凸のちぢみ面
をもつ貼紙防止塗膜を形成する。アミン/スルホン酸の
モル比が0.5未満ではブロック化されていないスルホ
ン酸の存在が多いため、塗料の貯蔵安定性が悪い。一方
モル比が7を越える場合はブロック化剤の添加による改
善が認められず、硬化反応が遅くなり、得られた塗膜の
塗膜硬度、耐食性、耐候性等が低下する。
ブロック化酸触媒の使用量は、水酸基を有する樹脂と低
核体メラミン樹脂からなる総固形分100重量部に対し
、スルホン酸として0.1〜5重量部、好ましくは0.
2〜4重量部である。0.1重量部未満では焼付時の触
媒効果が不十分なため塗膜の耐食性、耐候性等が劣る。
また5重量部を越えて使用する必要はなく、これ以上多
く用いても耐食性、耐候性などの塗膜性能が低下するだ
けである。
本発明の貼紙防止塗料組成物は、必須成分として上記(
A)〜(C)成分を含有するものである。上記(A)〜
(C)成分を含む貼紙防止塗料組成物は、そのままクリ
ヤー塗料として使用してもよいし、また上記(A)〜(
C)成分に油溶性染料、分散性染料などの染料;アゾ顔
料、フタロシアニン顔料、レーキ顔料、キナクリドン顔
料、ジオキサジン顔料などの有機顔料;酸化チタン、酸
化鉄、カーボンブラックなどの無機顔料;アルミニウム
、銅などの金属粉;タルク、硫酸バリウム、シリカ、炭
酸バリウム、アルミナ白、クレー、ケイ酸カルシウム、
沈降性炭酸マグネシウムなどの体質顔料などを加えて、
カラークリヤー塗料やエナメル塗料としても使用できる
このほか本発明の貼紙防止塗料組成物にはポリエチレン
、シリコン、フッ素樹脂等のワックス性すべり剤、消泡
剤、レベリング剤、顔料分散剤、紫外線吸収剤、光安定
剤、熱安定剤などの添加剤を必要に応じて添加すること
ができる。
上記の貼紙防止塗料組成物は必要によりキジロール等の
溶剤で、適切な塗装粘度に希釈し、ロールコータ−、フ
ローコーター、ロールフローコーター、バーコーター、
スプレーガンなどの塗装機や静電吹付塗装機などを用い
て被塗物に塗装し、100〜400°C1好ましくは1
.20〜300°Cの温度で10秒〜60分間、好まし
くは30秒〜30分間焼付け、10〜100μm、好ま
しくは15〜80μmの乾燥塗膜厚とすることにより、
乾燥塗膜が凹凸のあるちぢみ表面を形成して、貼紙の接
触面積を低下させ、これによって貼紙の付着を防止する
貼紙防止塗膜を有する塗装物が得られる。貼紙防止塗料
組成物の乾燥塗膜厚が10μm未満の場合には、ちぢみ
表面の塗膜が得られず、100μmを超える場合には塗
膜に発泡などを生じて塗膜外観が悪くなる。
本発明の貼紙防止塗料組成物は、電柱、塀、壁等の建造
物などに直接または間接的に塗装して、貼紙防止塗装物
を形成してもよく、また基材に塗装して貼紙防止塗膜を
形成した貼紙防止塗装物を上記建造物などに取付けても
よい。
こうして形成される貼紙防止塗装物に、ポスター等の貼
紙をしても、塗装物に形成された塗膜は貼紙との接触面
積が小さいので、特に粘着剤付の貼紙の接着性が悪く、
貼紙防止効果は高い。
1     、工。□。
以上の通り1本発明の貼紙防止塗料組成物は、基材に対
する付着性の良好な樹脂を使用して貼紙との接触面積の
小さい塗膜を形成するため、基材上への付着性が良好で
、しかもフッ素樹脂やシリコン樹脂およびシリコン化合
物を表面に配向させて塗膜表面に非粘着性や滑り性を付
与している従来の貼紙防止塗料と違い、塗膜に形成する
ちぢみ表面の凹凸による低い接触面積を利用しているた
め、時間が経過しても貼紙防止効果が持続する。
さらに、塗料の貯蔵安定性に優れ、他の塗料に混入した
場合、混入した塗料を塗装したときにハジキやブツの要
因になることがなく、塗膜硬度、耐食性、耐候性に優れ
た貼紙防止塗膜を得ることができる。
〔実施例〕
次に実施例、比較例をあげて本発明をさらに詳細に説明
する。なお各例中、%、部はいずれも重量%、重量部を
示す。
〈脂肪族スルホン酸の製造例〉 攪拌器を取付けた三ツロフラスコに、C1,oIt、、
5o3Na384部およびn−ブチルアルコール861
.4部を入れ、室温で攪拌しながら37.2%塩酸98
.1部を添加して脱ナトリウム化した。反応は塩酸添加
後直ちに進行し、58.5部のNaC]が析出した。析
出した〜aclを吸収濾過して脂肪族スルホン酸の25
%溶液を得た。
〈塗装用試験材〉 塗装用試験材1として、化成処理した0、6mmX10
0mm X 200mmの亜鉛メッキ鋼板に、プライマ
ーとしてダイナミートノーベル社製のダイナポールL−
205(商品名)をバーコーターで塗装し、250℃で
60秒間焼付けて乾燥塗膜厚5μmのブライマー塗膜を
得、塗装用試験材1とした。0.6mm X 100m
m X 200111mのポリカーボネート(旭硝子■
製のMR−4000、商品名)を塗装用試験材2とし、
211℃厚のガラス板を塗装用試験材3とし、同波製紙
■製のセラミックス紙のモアシート(商品名)を塗装用
試験材4とした。
実施例1 第1表の実施例1の配合に基づき、ディニスエムレジン
社製のシリコン変性ポリエステル樹脂シ=20− ンレサイトD−9960W(商品名、不揮発分60%)
150部、低核体メラミン樹脂であるメチル化メラミン
樹脂として三相ケミカル(株)製の二カラツクMu−2
2(商品名、固形分70%) 14.3部、ブロック化
酸触媒としてトリエチルアミンでブロックしたドデシル
ベンゼンスルホン酸5部、レベリング剤モダフロー(モ
ンサンド社製、商品名)0.5部、および二酸化チタン
100部を混合し、ペイントコンディショナーにて60
分間分散して貼紙防止塗料を得た。得られた塗料をキジ
ロールを用いてフォードカップN。
4で120秒(温度25℃)の塗装粘度まで希釈した。
希釈した貼紙防止塗料をバーコーターを用いて塗装用試
験材1の上に塗装し、260℃で2分間焼付けて乾燥塗
膜厚15μmの塗膜に凹凸のあるちぢみ表面の貼紙防止
塗膜を得た。得られた貼紙防止塗膜の性能を第2表に示
す。
実施例2〜12 第1表の実施例2〜12の配合に基づき、実施例1と同
様にペイン1−コンディショナーにて分散し、実施例2
〜12の貼紙防止塗料を得た。分散時間は60分間行っ
た。実施例2〜9の貼紙防止塗料は、フォードカップN
α4で120秒(温度25℃)になるようにキジロール
を用いて希釈し、バーコーターを用いて塗装用試験材上
の上に塗装し、260℃で2分間焼付け、実施例2.5
〜9では30μm、実施例3では80μm、実施例4で
は60μmの乾燥塗膜厚で、塗膜に凹凸のあるちぢみ表
面の貼紙防止塗膜を得た。実施例10〜12の貼紙防止
塗料は、フォードカップNa4にて25秒(温度25℃
)になるようにキジロールを用いて希釈し、実施例10
では塗装用試験材2に、実施例11では塗装用試験材3
に、実施例12では塗装用試験材4にエアスプレーし、
実施例10では120°Cで30分間、実施例11.1
2では150℃で20分間焼付けて、乾燥塗膜厚40μ
mで、塗膜に凹凸のあるちぢみ表面の貼紙防止塗膜を得
た。得られた貼紙防止塗膜の性能を第2表に示す。
比較例1〜13 第1表の比較例1〜13の配合に基づき、実施例1と同
様にペイントコンディショナーを用いて60□ 分間分散して塗料を得た。得られた塗料をキジロールを
用いて、フォードカップNo、 4で120秒(温度2
5°C)になるように希釈し、塗装用試験材1の上にバ
ーコーターを用いて塗装した。用いた焼付条件と得られ
た塗膜の性能を第2表に示す。
比較例5と6ではブロックしたスルホン酸化合物を用い
ず、トリエチルアミンとパラトルエンスルホン酸とを混
合して比較例5と6の塗料を得た。
8 ′八 ′八 八 八 ′へ と 毛 律 、1                       
        く1*****’承 I+Jω費の■ト■■0−囚の蕾のto t−co■第
1表において実施例1〜9は亜鉛メッキ鋼板を用いた例
であり、かつ水酸基を有する樹脂と低核体メラミン樹脂
との種類および水酸基を有する樹脂と低核体メラミン樹
脂との比率、さらには乾燥塗膜厚を変化させた例である
。実施例10はプラスチック板への、実施例11はガラ
ス板への、実施例12はセラミックス紙を用いた例であ
る。
実施例1〜5は3級アミンでブロックしたスルホン酸を
、実施例6〜8は2級アミンでブロックしたスルホン酸
を、実施例9は脂肪族スルホン酸を使用した例である。
9     馬 、   噸 転讐&冨鷲霞V冒2言   80  8第2表から明ら
かなように、実施例1〜12は良好な凹凸のちぢみ表面
を持つ貼紙防止塗膜が得られた。さらに実施例1〜12
の塗料は6か月のYf蔵安定性および塗膜硬度、素材へ
の付着性、1年間の耐候性なども優れている。
比較例1は低核体メラミン樹脂が5重量部未満の例であ
り、比較例2は同樹脂が60重量部を越える例である。
比較例3はブロック化触媒が0.1重量部未満の例であ
り、比較例4は同触媒が5重量部を越える例である。比
較例5はアミン/スルホン酸のモル比が0.5未満の例
であり、比較例6は同モル比が7を越える例である。比
較例7.8は本発明と異なるメラミン樹脂使用の例であ
る。比較例9はフッ素樹脂微粉末を配合した貼紙防止塗
膜の例であり、比較例10はシリコンゴム微粉末を配合
した貼紙防止塗膜の例(特開昭62−25780号相当
)であり、比較例11はシリコンオイル、比較例12は
流動パラフィン、比較例13はシリコンオイルと流動パ
ラフィンを併用した、それぞれ貼紙防止塗膜の例(特開
昭60−106864号、特開昭61−159463号
、特開昭61−151044号相当)である。比較例1
〜8は焼付塗膜が凹凸のあるちぢみ面を形成しないため
、貼紙防止効果が得られず、比較例9.10.13は、
経時的に貼紙防止効果が低下し、さらに素材への付着性
も不良で、比較例11.12は、経時的に貼紙防止効果
が低下し、さらに塗料の貯蔵安定性も不良であった。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)水酸基を有する塗料用樹脂を40〜95重
    量部、 (B)下記一般式〔 I 〕で示されるヘキサキスアルコ
    キシメチルメラミンを少なくとも40重量%以上含有す
    る低核体メラミン樹脂を5〜60重量部▲数式、化学式
    、表等があります▼・・・〔 I 〕 (式中、Rはアルキル基を示し、このうち3個以上がメ
    チル基、3個未満が炭素数2〜5のアルキル基である。 )、および (C)沸点50〜300℃の2級または(および)3級
    アミノ基を有するアミン化合物でブロックしたスルホン
    酸化合物を、(A)および(B)の総固形分100重量
    部に対し、スルホン酸として0.1〜5重量部含有する
    ことを特徴とする貼紙防止塗料組成物。
  2. (2)スルホン酸がメタンスルホン酸、パラトルエンス
    ルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ジノニルナフ
    タレンスルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホン酸お
    よび下記構造式〔II〕〜〔VIII〕で示される脂肪族スル
    ホン酸から選ばれるものであることを特徴とする請求項
    第1項記載の貼紙防止塗料組成物。 R_1−SO_3H・・・〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔V〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔VI〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔VII〕 R_1OCH_2CH_2OCH_2CH_2SO_3
    H・・・〔VIII〕(式中、R_1は炭素数8〜22のア
    ルキル基、R_2は炭素数4〜8のアルキル基、R_3
    は炭素数13〜17のアルキル基を示す。)
  3. (3)2級または(および)3級アミノ基を有するアミ
    ン化合物が、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジイ
    ソプロピルアミン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミ
    ン、ジ−2−エチルヘキシルアミン、ジセカンダリーブ
    チルアミン、ジアリルアミン、N−メチルヘキシルアミ
    ン、3−ピペコリン、4−ピペコリン、2,4−ルペチ
    ジン、2,6−ルペチジン、3,5−ルペチジン、モル
    ホリン、N−メチルベンジルアミン、N−メチルモルホ
    リン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−
    ジメチルアリルアミン、N−メチルジアリルアミン、ト
    リアリルアミン、N,N,N′,N′−テトラメチル−
    1,2−ジアミノエタン、N,N,N′,N′−テトラ
    メチル−1,3−ジアミノプロパン、N,N,N′,N
    ′−テトラアリル−1,4−ジアミノブタン、N−メチ
    ルピペリジン、ピリジン、4−エチルピリジン、N−メ
    チルホモピペラジン、およびN−メチルピペラジンから
    選ばれるものであることを特徴とする請求項第1項また
    は第2項記載の貼紙防止塗料組成物。
  4. (4)貼紙防止塗料がクリヤー塗料、カラークリヤー塗
    料またはエナメル塗料であり、塗膜にした際に、塗膜表
    面に凹凸のちぢみ表面を形成し、貼紙の接触面積を低下
    させて貼紙の付着を防止するものであることを特徴とす
    る請求項第1項ないし第3項のいずれかに記載の貼紙防
    止塗料組成物。
  5. (5)(A)水酸基を有する塗料用樹脂を40〜95重
    量部、 (B)下記一般式〔 I 〕で示されるヘキサキスアルコ
    キシメチルメラミンを少なくとも40重量%以上含有す
    る低核体メラミン樹脂を5〜60重量部▲数式、化学式
    、表等があります▼・・・〔 I 〕 (式中、Rはアルキル基を示し、このうち3個以上がメ
    チル基、3個未満が炭素数2〜5のアルキル基である。 )、および (C)沸点50〜300℃の2級または(および)3級
    アミノ基を有するアミン化合物でブロックしたスルホン
    酸化合物を、(A)および(B)の総固形分100重量
    部に対し、スルホン酸として0.1〜5重量部含有する
    貼紙防止塗料組成物を基材上に塗布して貼紙防止塗膜を
    形成したことを特徴とする貼紙防止塗装物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6649734B2 (en) 2001-04-23 2003-11-18 Basf Corporation Curable coating compositions having improved compatibility and scratch and mar resistance, cured coated substrates made therewith and methods for obtaining the same

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