JPH02275829A - 3,3,3―トリフルオロプロパノールの製造法 - Google Patents
3,3,3―トリフルオロプロパノールの製造法Info
- Publication number
- JPH02275829A JPH02275829A JP1097221A JP9722189A JPH02275829A JP H02275829 A JPH02275829 A JP H02275829A JP 1097221 A JP1097221 A JP 1097221A JP 9722189 A JP9722189 A JP 9722189A JP H02275829 A JPH02275829 A JP H02275829A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trifluoropropanol
- reaction
- hydrogen
- trifluoropropanal
- transition metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、医薬、農薬等の中間体およびその原料として
有用な化合物である3、3.3−1−リフルオロプロパ
ツールの製造法に関する。
有用な化合物である3、3.3−1−リフルオロプロパ
ツールの製造法に関する。
[従来技術とその解決しようとする課題]3.3.3−
トリフルオロプロパツールの合成法としては、1−クロ
ロ−3,3,3−)リフルオロプロパンから得られるグ
リニヤール試薬を分子状酸素と反応させた後、加水分解
することによる方法[J、A、C,S、、70.291
0(1954)]およびトリフルオロメチルアイオダイ
ドより得られるグリニヤール試薬とエチレンオキシドを
反応させた後加水分解することによる方法(J、C,S
、、1954.1273)が公知であるが、上記二つの
方法はグリニヤール試薬を用いる点で工業的に実施でき
る製法とは言い難い。
トリフルオロプロパツールの合成法としては、1−クロ
ロ−3,3,3−)リフルオロプロパンから得られるグ
リニヤール試薬を分子状酸素と反応させた後、加水分解
することによる方法[J、A、C,S、、70.291
0(1954)]およびトリフルオロメチルアイオダイ
ドより得られるグリニヤール試薬とエチレンオキシドを
反応させた後加水分解することによる方法(J、C,S
、、1954.1273)が公知であるが、上記二つの
方法はグリニヤール試薬を用いる点で工業的に実施でき
る製法とは言い難い。
また、一般式RfCHz CHz Iで示される2−(
パーフルオロアルキル)−ヨードエタンを水−アミドと
反応させて2−(パーフルオロアルキル)−エタノール
を得る方法(例えば、特公昭62−52731号)が公
知であるが、Rf基としては長鎖の実施例はあるものの
、CF3については記載されてな(、さらに該化合物を
得る際の原料の一つとなるCF、 Iは高価であるとい
う問題点がある。
パーフルオロアルキル)−ヨードエタンを水−アミドと
反応させて2−(パーフルオロアルキル)−エタノール
を得る方法(例えば、特公昭62−52731号)が公
知であるが、Rf基としては長鎖の実施例はあるものの
、CF3については記載されてな(、さらに該化合物を
得る際の原料の一つとなるCF、 Iは高価であるとい
う問題点がある。
[課題を解決するための手段]
本発明者らは、かかる有用な3,3.3−1−リフルオ
ロプロパツールを安価に提供する方法について鋭意検討
したところ、3,3.3−トリフルオロプロパナールの
接触還元法により容易に3.3.3−トリフルオロプロ
パツールが得られることを見い出し、本発明に到達した
ものである。
ロプロパツールを安価に提供する方法について鋭意検討
したところ、3,3.3−トリフルオロプロパナールの
接触還元法により容易に3.3.3−トリフルオロプロ
パツールが得られることを見い出し、本発明に到達した
ものである。
すなわち本発明は、3.3.3− )リフルオロプロパ
ナールを遷移金属触媒の存在下に、水素により還元する
ことを特徴とする3、3.3−トリフルオロプロパツー
ルの製造法である。
ナールを遷移金属触媒の存在下に、水素により還元する
ことを特徴とする3、3.3−トリフルオロプロパツー
ルの製造法である。
本発明の原料となる3、3.3− )リフルオロプロパ
ナールは、公知の方法により容易に製造することができ
る。すなわち、安価な3.3.3−トリフルオロプロペ
ンをパラジウム塩の存在下、水と反応させる方法(特開
昭63−63633号)や上記化合物をアルコールと反
応させ、−旦1,1−ジアルコキシ−3,3,3−)リ
フルオロプロパンを得(特開昭64−22836号)、
その後酸性条件下で加水分解する方法により容易に得る
ことができる。
ナールは、公知の方法により容易に製造することができ
る。すなわち、安価な3.3.3−トリフルオロプロペ
ンをパラジウム塩の存在下、水と反応させる方法(特開
昭63−63633号)や上記化合物をアルコールと反
応させ、−旦1,1−ジアルコキシ−3,3,3−)リ
フルオロプロパンを得(特開昭64−22836号)、
その後酸性条件下で加水分解する方法により容易に得る
ことができる。
本発明で使用される接触還元に用いる遷移金属触媒とし
ては、通常本反応のような有機反応で使用されている触
媒は何でも使用することができるが、好ましくはニッケ
ルまたはルテニウムである。触媒は単独で用いてもよく
、またアルミナや活性炭などに担持して用いてもよい。
ては、通常本反応のような有機反応で使用されている触
媒は何でも使用することができるが、好ましくはニッケ
ルまたはルテニウムである。触媒は単独で用いてもよく
、またアルミナや活性炭などに担持して用いてもよい。
触媒は、原料の3.3.3− トリフルオロプロパナー
ルに対し、0.1wtχ〜20−tχの範囲で使用すれ
ばよい。
ルに対し、0.1wtχ〜20−tχの範囲で使用すれ
ばよい。
反応は、気相法または液相法のいずれの方法によっても
行うことができ、液相法により反応を行う場合は、反応
速度のコントロール等のため、溶媒を用いてもかまわな
い。
行うことができ、液相法により反応を行う場合は、反応
速度のコントロール等のため、溶媒を用いてもかまわな
い。
この場合用いる溶媒としては、アルコール、エーテル、
エステル等が好ましく、特に酢酸エチル、酢酸ブチル、
安息香酸メチル等のエステル系溶媒が好ましい。
エステル等が好ましく、特に酢酸エチル、酢酸ブチル、
安息香酸メチル等のエステル系溶媒が好ましい。
本発明で添加する水素については、液相反応の場合は反
応容器中にボンベ等により導入するが、その際常圧より
10kg/−の範囲内になるよう反応熱等を見ながらコ
ントロールすればよい。
応容器中にボンベ等により導入するが、その際常圧より
10kg/−の範囲内になるよう反応熱等を見ながらコ
ントロールすればよい。
一方気相反応の場合、原料の3.3.3− )リフルオ
ロプロパナールに対し、当量から10倍当量になるよう
水素を反応系内に導入すればよい。この場合、反応速度
のコントロール等のため、窒素等の不活性ガスを希釈ガ
スとして0〜90volXの範囲で混合することができ
る。
ロプロパナールに対し、当量から10倍当量になるよう
水素を反応系内に導入すればよい。この場合、反応速度
のコントロール等のため、窒素等の不活性ガスを希釈ガ
スとして0〜90volXの範囲で混合することができ
る。
反応温度は、反応の系により多少異なるが少なくとも0
〜200°Cの範囲内で行うのが好ましい。
〜200°Cの範囲内で行うのが好ましい。
[実施例]
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明は斯かる実施例に限定されるものではない。
明は斯かる実施例に限定されるものではない。
実施例1
3.3.3− トリフルオロプロパナール22.5g
(0,2sol)、酢酸ブチル50mj!、5wtχR
u/C0,4gをオートクレーブに仕込み、水素圧を5
にg/c+Jに設定した後、100°Cで10時間反
応を行った。
(0,2sol)、酢酸ブチル50mj!、5wtχR
u/C0,4gをオートクレーブに仕込み、水素圧を5
にg/c+Jに設定した後、100°Cで10時間反
応を行った。
反応後、内容液をガスクロマトグラフィーにより分析し
たところ、転化率1002.3,3.3−トリフルオロ
プロパツールの選択率97.8χであった。
たところ、転化率1002.3,3.3−トリフルオロ
プロパツールの選択率97.8χであった。
実施例2
3.3.3− )リフルオロプロパナール56.0g
(0,5sol)、ラネーニッケル(粗研ファインケミ
カル製、 NDHT−90) 15 gを水冷下にオー
トクレーブに仕込み、水素圧を5 kg/−に設定した
後、反応温度を40〜50℃に!jf!lffシながら
4時間反応を行った0反応後、内容液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析したところ、転化率100χ、3,
3.3トリフルオロプロパツールの選択率97.0!で
あった。
(0,5sol)、ラネーニッケル(粗研ファインケミ
カル製、 NDHT−90) 15 gを水冷下にオー
トクレーブに仕込み、水素圧を5 kg/−に設定した
後、反応温度を40〜50℃に!jf!lffシながら
4時間反応を行った0反応後、内容液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析したところ、転化率100χ、3,
3.3トリフルオロプロパツールの選択率97.0!で
あった。
反応液は減圧下、フラッシュ蒸溜して触媒と分離後、モ
リキュラーシーブにより脱水し精留して、沸点100〜
101″Cの留分を集めて41.5gの3.3.3−1
−リフルオロプロパツールを収率72.8χで得た。
リキュラーシーブにより脱水し精留して、沸点100〜
101″Cの留分を集めて41.5gの3.3.3−1
−リフルオロプロパツールを収率72.8χで得た。
[発明の効果]
本発明の方法によれば、安価に得られる原料である3、
3.3− )リフルオロプロパナールを遷移金属触媒の
存在下、水素により接触還元するという比較的簡単な方
法を用いて、医農薬の中間体として有用な3.3.3−
トリフルオロプロパノールを高収率、高選択率で得るこ
とができる。
3.3− )リフルオロプロパナールを遷移金属触媒の
存在下、水素により接触還元するという比較的簡単な方
法を用いて、医農薬の中間体として有用な3.3.3−
トリフルオロプロパノールを高収率、高選択率で得るこ
とができる。
Claims (1)
- 3,3,3−トリフルオロプロパナールを遷移金属触媒
の存在下に、水素により還元することを特徴とする3,
3,3−トリフルオロプロパノールの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1097221A JPH02275829A (ja) | 1989-04-17 | 1989-04-17 | 3,3,3―トリフルオロプロパノールの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1097221A JPH02275829A (ja) | 1989-04-17 | 1989-04-17 | 3,3,3―トリフルオロプロパノールの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02275829A true JPH02275829A (ja) | 1990-11-09 |
Family
ID=14186580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1097221A Pending JPH02275829A (ja) | 1989-04-17 | 1989-04-17 | 3,3,3―トリフルオロプロパノールの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02275829A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007006650A3 (en) * | 2005-07-08 | 2007-04-12 | Hoffmann La Roche | Asymmetric reduction of 1,1,1-trifluoroacetone |
CN102351651A (zh) * | 2011-08-25 | 2012-02-15 | 西安近代化学研究所 | 3,3,3-三氟丙醇的制备方法 |
CN102766025A (zh) * | 2012-08-09 | 2012-11-07 | 西安近代化学研究所 | 一种3,3,3-三氟丙醇的制备方法 |
CN102766023A (zh) * | 2012-08-09 | 2012-11-07 | 西安近代化学研究所 | 一种3,3,3-三氟丙醇的合成方法 |
CN102766022A (zh) * | 2012-08-09 | 2012-11-07 | 西安近代化学研究所 | 3,3,3-三氟丙醇的合成方法 |
CN102816049A (zh) * | 2012-08-09 | 2012-12-12 | 西安近代化学研究所 | 3,3,3-三氟丙醇的制备方法 |
-
1989
- 1989-04-17 JP JP1097221A patent/JPH02275829A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007006650A3 (en) * | 2005-07-08 | 2007-04-12 | Hoffmann La Roche | Asymmetric reduction of 1,1,1-trifluoroacetone |
CN102351651A (zh) * | 2011-08-25 | 2012-02-15 | 西安近代化学研究所 | 3,3,3-三氟丙醇的制备方法 |
CN102766025A (zh) * | 2012-08-09 | 2012-11-07 | 西安近代化学研究所 | 一种3,3,3-三氟丙醇的制备方法 |
CN102766023A (zh) * | 2012-08-09 | 2012-11-07 | 西安近代化学研究所 | 一种3,3,3-三氟丙醇的合成方法 |
CN102766022A (zh) * | 2012-08-09 | 2012-11-07 | 西安近代化学研究所 | 3,3,3-三氟丙醇的合成方法 |
CN102816049A (zh) * | 2012-08-09 | 2012-12-12 | 西安近代化学研究所 | 3,3,3-三氟丙醇的制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH03167157A (ja) | 不飽和カルボン酸エステルの製造法 | |
JPH02275829A (ja) | 3,3,3―トリフルオロプロパノールの製造法 | |
WO2013133208A1 (ja) | テトラヒドロフラン化合物の製造方法 | |
JP2001354598A (ja) | アダマンタンの製造方法 | |
EP1193238B1 (en) | Process for producing 2,4,5-trialkylbenzaldehydes | |
JPH08165256A (ja) | 1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパンの製造方法 | |
JPH0428250B2 (ja) | ||
JPH09110848A (ja) | 3−(テトラヒドロフリル)メチルアミンの製造法 | |
JP3259030B2 (ja) | 強酸性固体酸触媒を用いた第三級カルボン酸の製造法 | |
EP0284816B1 (en) | Method of producing aldehydes | |
JP3904854B2 (ja) | 含フッ素脂環式ジカルボン酸化合物の製造方法 | |
US20020035275A1 (en) | Continuous process for the production of optically pure (S)- beta-hydroxy-gamma-butyrolactone | |
JPH0820562A (ja) | ターシャリーブチルアミンの製造方法 | |
US6444843B1 (en) | Producing method of (hydroxyalkyl) alicyclic carboxylic acids and intermediates for producing the same and producing method of such intermediates | |
JP4200704B2 (ja) | フッ素化ベンゾニトリルの製造方法 | |
JP3904916B2 (ja) | フッ素を含有する脂環式ジアミン化合物の製造方法 | |
JP4147809B2 (ja) | ハロゲン化芳香族メチルアミン類の製造方法 | |
JPH11315047A (ja) | 固体酸触媒による第三級カルボン酸の合成法 | |
JPH0557252B2 (ja) | ||
JP2001039918A (ja) | 金属イオン交換ゼオライトを用いた第三級カルボン酸及びそのエステルの製造方法 | |
JPH05148171A (ja) | 1,1,1,2,2,3,4,5,5,5−デカフルオロペンタンの製造方法 | |
JP2005539078A (ja) | 光学的に純粋な(S)−β−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンの連続製造方法 | |
JP4022413B2 (ja) | パーフルオロアルキルアクリル酸多量体および多量体組成物ならびにそれらの製造方法 | |
JPH0672123B2 (ja) | トリフルオロメチル基を有するシクロヘキサンカルボン酸の製造方法 | |
JP2001097937A (ja) | 4−フルオロ−2−トリフルオロメチルベンゾニトリルの製造方法 |