JPH02271873A - 拡張体付カテーテルおよびその製造方法 - Google Patents
拡張体付カテーテルおよびその製造方法Info
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- JPH02271873A JPH02271873A JP1200995A JP20099589A JPH02271873A JP H02271873 A JPH02271873 A JP H02271873A JP 1200995 A JP1200995 A JP 1200995A JP 20099589 A JP20099589 A JP 20099589A JP H02271873 A JPH02271873 A JP H02271873A
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- tube
- distal end
- catheter
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、体腔、特に血管内に挿入して用いられる拡張
体付カテーテルおよびその製造方法に関するものである
。更に詳しく述べると、例えば血管内の狭窄部を治療す
るために、狭窄部を拡張し挟窄部末梢側における血流の
改善を図るための拡張体付カテーテルおよびその製造方
法に関する。
体付カテーテルおよびその製造方法に関するものである
。更に詳しく述べると、例えば血管内の狭窄部を治療す
るために、狭窄部を拡張し挟窄部末梢側における血流の
改善を図るための拡張体付カテーテルおよびその製造方
法に関する。
[従来の技術]
血管内の狭窄部を治療するために、狭窄部を拡張し挟窄
部末梢側における血流の改善を図るための拡張体付カテ
ーテルとしては、例えば、国際公開W 08g/646
5号公報に示されるような、内管と、この内管と同軸的
に設けられた外管と、先端部および基端部を有し、基端
部が外管に取り付けられ、先端部が内管に取り付けられ
た折り畳み可能な拡張体を有する拡張体付カテーテルが
ある。
部末梢側における血流の改善を図るための拡張体付カテ
ーテルとしては、例えば、国際公開W 08g/646
5号公報に示されるような、内管と、この内管と同軸的
に設けられた外管と、先端部および基端部を有し、基端
部が外管に取り付けられ、先端部が内管に取り付けられ
た折り畳み可能な拡張体を有する拡張体付カテーテルが
ある。
[発明が解決しようとする問題点]
上記のカテーテルは、操作性の点では、優れた効果を有
している。そして、このカテーテルの先端は、蛇行した
血管を進行させる際に血管内壁を傷付けないようにする
ために、研磨、溶剤等の方法によりテーパー状に角が取
られている。
している。そして、このカテーテルの先端は、蛇行した
血管を進行させる際に血管内壁を傷付けないようにする
ために、研磨、溶剤等の方法によりテーパー状に角が取
られている。
一般的に、拡張体付カテーテルにおける拡張体は、カテ
ーテルのより先端側にあることか好ましい。そのために
は、内管と拡張体との固着部分は短い方が好ましいこと
になる。一方、拡張体と内管の確実な固着状態を確保す
るためには所定長の固着部分を確保することが必要とな
る。
ーテルのより先端側にあることか好ましい。そのために
は、内管と拡張体との固着部分は短い方が好ましいこと
になる。一方、拡張体と内管の確実な固着状態を確保す
るためには所定長の固着部分を確保することが必要とな
る。
よって、上記のように拡張体を内管に固着したのちテー
パー状に角を取ることは、僅かではあるが内管と拡張体
との固着部分を減少させることになり、両者の固着状態
を低下させることになる。このために、カテーテル使用
時に、拡張体を拡張用液体(例えば、造影剤)が、拡張
体と内管との剥離部より漏出し、十分な血管の拡張を実
現できないおそれがある。
パー状に角を取ることは、僅かではあるが内管と拡張体
との固着部分を減少させることになり、両者の固着状態
を低下させることになる。このために、カテーテル使用
時に、拡張体を拡張用液体(例えば、造影剤)が、拡張
体と内管との剥離部より漏出し、十分な血管の拡張を実
現できないおそれがある。
また、上記のカテーテルでは、内管に固着されている拡
張体の先端(内管と拡張体との接合端)が、カテーテル
の外表面に露出している。このため、カテーテル挿入時
に、拡張体の先端か部分的にめくれるように剥離し、血
管内壁を傷付ける危険性があった。
張体の先端(内管と拡張体との接合端)が、カテーテル
の外表面に露出している。このため、カテーテル挿入時
に、拡張体の先端か部分的にめくれるように剥離し、血
管内壁を傷付ける危険性があった。
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、拡張体の位置を十分にカテーテルの先端側とするこ
とができ、さらに、内管と拡張体との固着部分の長さを
維持でき、かつ、カテーテルの挿入の際に血管内壁を傷
付けるおそれがない拡張体付カテーテルおよびその製造
方法を提供することにある。
し、拡張体の位置を十分にカテーテルの先端側とするこ
とができ、さらに、内管と拡張体との固着部分の長さを
維持でき、かつ、カテーテルの挿入の際に血管内壁を傷
付けるおそれがない拡張体付カテーテルおよびその製造
方法を提供することにある。
[上記問題点を解決するための手段]
」二記目的を達成するものは、先端が開口している第1
のルーメンを有する内管と、該内管に同軸的に設けられ
、該内管の先端より所定長後退した位置に設けられ、該
内管の外面との間に第2のルーメンを形成する外管と、
先端部および基端部を有し、該基端部が前記外管に取り
付けられ、該先端部が前記内管に取り付けられ、該基端
部付近にて第2のルーメンと連通ずる折り畳み可能な拡
張体とを具備するカテーテルであって、前記内管に取り
付けられている拡張体の先端部は、前記内管よりも先端
側に突出し、前記拡張体付カテーテルの先端部を形成し
ている拡張体付カテーテルである。
のルーメンを有する内管と、該内管に同軸的に設けられ
、該内管の先端より所定長後退した位置に設けられ、該
内管の外面との間に第2のルーメンを形成する外管と、
先端部および基端部を有し、該基端部が前記外管に取り
付けられ、該先端部が前記内管に取り付けられ、該基端
部付近にて第2のルーメンと連通ずる折り畳み可能な拡
張体とを具備するカテーテルであって、前記内管に取り
付けられている拡張体の先端部は、前記内管よりも先端
側に突出し、前記拡張体付カテーテルの先端部を形成し
ている拡張体付カテーテルである。
また、前記拡張体の先端部は、前記内管の先端部外面お
よび先端面を被覆していることが好ましい。さらに、前
記拡張体の先端は、丸みを有していることが好ましい。
よび先端面を被覆していることが好ましい。さらに、前
記拡張体の先端は、丸みを有していることが好ましい。
また、上記目的を達成するものは、先端から後端まで開
口したルー・メンを有する内管を成形する工程き、先端
から後端まで開口したルーメンを有し、該内管の外径よ
り内径が大きく、かつ該内管より所定長短い外管を形成
する工程と、先端部および基端部を有する収縮あるいは
折り畳み可能な拡張体を形成する工程と、前記外管内に
前記内管を挿入する工程と、前記外管の先端部に前記拡
張体の基端部を固着する工程と、前記内管の先端部に前
記拡張体の先端部を固着する工程と、固着した拡張体の
一端を前記内管の先端よりも所定長長く切断する工程と
、該内管よりも前記所定長長い部分を熱加工し、前記拡
張体の先端部により、前記内管の先端部外面および先端
面を被覆しカテーテルの先端部を形成する工程とからな
る拡張体付カテーテルの製造方法である。
口したルー・メンを有する内管を成形する工程き、先端
から後端まで開口したルーメンを有し、該内管の外径よ
り内径が大きく、かつ該内管より所定長短い外管を形成
する工程と、先端部および基端部を有する収縮あるいは
折り畳み可能な拡張体を形成する工程と、前記外管内に
前記内管を挿入する工程と、前記外管の先端部に前記拡
張体の基端部を固着する工程と、前記内管の先端部に前
記拡張体の先端部を固着する工程と、固着した拡張体の
一端を前記内管の先端よりも所定長長く切断する工程と
、該内管よりも前記所定長長い部分を熱加工し、前記拡
張体の先端部により、前記内管の先端部外面および先端
面を被覆しカテーテルの先端部を形成する工程とからな
る拡張体付カテーテルの製造方法である。
そこで、本発明の拡張体付カテーテルを図面に示す実施
例を用いて説明する。
例を用いて説明する。
第1図は、本発明の拡張体付カテーテルの一実施例の先
端部の拡大断面図であり、第2図は、カテーテルの基端
部を示す図面であり、第3図は、カテーテルの中間部分
の断面図である。
端部の拡大断面図であり、第2図は、カテーテルの基端
部を示す図面であり、第3図は、カテーテルの中間部分
の断面図である。
本発明の拡張体付カテーテルは、先端が開口している第
1のルーメン4を有する内管1と、内管1に同軸的に設
けられ、内管1の先端より所定長後退した位置に設けら
れ、内管lの外面との間に第2のルーメン6を形成する
外管2と、先端部7および基端部8を有し、基端部7が
外管2に取り付けられ、先端部7が内管lに取り付けら
れ、基端部付近にて第2のルーメン6と連通ずる折り畳
み可能な拡張体3とを具備するカテーテルであって、内
管1に取り付けられている拡張体3の先端部7は、内管
lよりも先端側に突出しており、拡張体付カテーテルの
先端部を形成している。
1のルーメン4を有する内管1と、内管1に同軸的に設
けられ、内管1の先端より所定長後退した位置に設けら
れ、内管lの外面との間に第2のルーメン6を形成する
外管2と、先端部7および基端部8を有し、基端部7が
外管2に取り付けられ、先端部7が内管lに取り付けら
れ、基端部付近にて第2のルーメン6と連通ずる折り畳
み可能な拡張体3とを具備するカテーテルであって、内
管1に取り付けられている拡張体3の先端部7は、内管
lよりも先端側に突出しており、拡張体付カテーテルの
先端部を形成している。
以下、図面を用いて説明する。
本発明のカテーテルは、内管1と外管2と拡張体3とを
有するカテーテル本体と、分岐ノλブ20とにより形成
されている。
有するカテーテル本体と、分岐ノλブ20とにより形成
されている。
内管lは、先端が開口した第1のルーメン4を有してい
る。第1のルーメン4は、ガイドワイヤーを挿通するた
めのルーメンであり、後述する分岐ハブ20に設けられ
たガイドワイヤーポートを形成する第1の開口部9と連
通している。
る。第1のルーメン4は、ガイドワイヤーを挿通するた
めのルーメンであり、後述する分岐ハブ20に設けられ
たガイドワイヤーポートを形成する第1の開口部9と連
通している。
そして、内管1は、先端部か基端部より小径であること
が好ましい。このため、この実施例では、内管lは、第
3図に示すように、先端側内管1aと基端側内管1bと
により形成されている。このように2つの内管により形
成されているのは、後述する外管2も同様に先端側外管
2aと基端側外管2bにより形成し、先端側内管1aお
よび先端側外管2aが、基端側内管1bおよび基端側外
管2bより外径が小さいものとすることにより、より末
梢側の血管まで容易に挿入することができるからである
。そして、先端部が小径となっている部分の長さは、冠
動脈入口から目的病変部位までの長さに近い長さである
こと、特に冠動脈入口から目的病変部位までの長さより
若干長いことが好ましくい。具体的には、50R11〜
700H程度、より好ましくは、80R次〜400x肩
であり、特に好ましくは100〜300次lである。
が好ましい。このため、この実施例では、内管lは、第
3図に示すように、先端側内管1aと基端側内管1bと
により形成されている。このように2つの内管により形
成されているのは、後述する外管2も同様に先端側外管
2aと基端側外管2bにより形成し、先端側内管1aお
よび先端側外管2aが、基端側内管1bおよび基端側外
管2bより外径が小さいものとすることにより、より末
梢側の血管まで容易に挿入することができるからである
。そして、先端部が小径となっている部分の長さは、冠
動脈入口から目的病変部位までの長さに近い長さである
こと、特に冠動脈入口から目的病変部位までの長さより
若干長いことが好ましくい。具体的には、50R11〜
700H程度、より好ましくは、80R次〜400x肩
であり、特に好ましくは100〜300次lである。
そして、内管、外管ともにそれらの先端側1a。
2aと基端側1 b、2 bとの接続部またはその付近
にテーパ一部を設け、径の変化をなだらかなものとする
ことが好ましい。
にテーパ一部を設け、径の変化をなだらかなものとする
ことが好ましい。
内管1としては、先端側内管1aの外径が0.30〜2
.00xx、好ましくは0.40〜18ozmであり、
内径が0.20〜1.70■、好ましくは0.25〜1
.60+xてあり、基端側内管1bの外径が0.40〜
2.5Oxz、好ましくは0.55〜2.40x*であ
り、内径が0.25〜2、35y、x、好ましくは03
0〜180m肩である。
.00xx、好ましくは0.40〜18ozmであり、
内径が0.20〜1.70■、好ましくは0.25〜1
.60+xてあり、基端側内管1bの外径が0.40〜
2.5Oxz、好ましくは0.55〜2.40x*であ
り、内径が0.25〜2、35y、x、好ましくは03
0〜180m肩である。
また、内管1は、先端側内管1aと基端側内管lbとに
より形成せず、内管成形時に例えば押し出し成形により
、先端側の内管の径を基端側の径より小さくすることに
より形成してもよく、さらに、中間部にテーパ一部を設
けながら成形してもよい。
より形成せず、内管成形時に例えば押し出し成形により
、先端側の内管の径を基端側の径より小さくすることに
より形成してもよく、さらに、中間部にテーパ一部を設
けながら成形してもよい。
内管・1の形成材料としては、ある程度の可撓性を何す
るものが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体などのポリオレフィン、ポリ塩化ビニル
、ポリウレタン、ポリアミドエラストマー等の熱可塑性
樹脂、シリコンゴム、ラテックスゴム等が使用でき、好
ましくは上記の熱可塑性樹脂であり、より好ましくは、
ポリオレフィンである。
るものが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体などのポリオレフィン、ポリ塩化ビニル
、ポリウレタン、ポリアミドエラストマー等の熱可塑性
樹脂、シリコンゴム、ラテックスゴム等が使用でき、好
ましくは上記の熱可塑性樹脂であり、より好ましくは、
ポリオレフィンである。
外管2は、内部に内管1を挿通し、先端が内管の先端よ
りやや後退した位置に設けられている。
りやや後退した位置に設けられている。
第1図におけるI−1線断面図である第4図に示すよう
に、この外管2の内面と内管1の外面により第2のルー
メン6が形成されている。よって、十分な容積を有する
ルーメンとすることができる。そして、第2のルーメン
6は、その先端において後述する拡張体3内とその後端
部において連通し、第2のルーメン6の後端は、拡張体
を膨張させるための流体(例えば、血管造影剤)を注入
するためのインジェクションボートを形成する分岐ハブ
20の第2の開口部11と連通している。
に、この外管2の内面と内管1の外面により第2のルー
メン6が形成されている。よって、十分な容積を有する
ルーメンとすることができる。そして、第2のルーメン
6は、その先端において後述する拡張体3内とその後端
部において連通し、第2のルーメン6の後端は、拡張体
を膨張させるための流体(例えば、血管造影剤)を注入
するためのインジェクションボートを形成する分岐ハブ
20の第2の開口部11と連通している。
そして、外管2は、第3図に示すように、先端側外管2
aと基端側外管2bにより形成されている。このように
2つの外管により形成されているのは、先端側外管2a
が基端側外管2bより外径が小さいことにより、より末
梢側の血管まで容易に挿入することができるからである
。
aと基端側外管2bにより形成されている。このように
2つの外管により形成されているのは、先端側外管2a
が基端側外管2bより外径が小さいことにより、より末
梢側の血管まで容易に挿入することができるからである
。
ここで外管2としては、先端側外管2aの外径が0.5
0〜4.00肩11好ましくは086θ〜3.70xx
であり、内径が0.40〜3.50x貢、好ましくは0
.50〜270zxであり、基端側外管2bの外径が0
75〜43021、好ましくはl、00〜400■であ
り、内径が0、70〜3.80xz、好ましくは0.8
0〜3. OOx*である。
0〜4.00肩11好ましくは086θ〜3.70xx
であり、内径が0.40〜3.50x貢、好ましくは0
.50〜270zxであり、基端側外管2bの外径が0
75〜43021、好ましくはl、00〜400■であ
り、内径が0、70〜3.80xz、好ましくは0.8
0〜3. OOx*である。
また、外管2は、先端側外管2aと基端側外管2bによ
り形成されているが、外管成形時に例えば押し出し成形
により、テーパ一部を設けながら成形し、先端側の外管
の径を基端側の外管の径より小さくすることにより形成
してもよい。
り形成されているが、外管成形時に例えば押し出し成形
により、テーパ一部を設けながら成形し、先端側の外管
の径を基端側の外管の径より小さくすることにより形成
してもよい。
外管2の形成材料としては、ある程度の可撓性を有する
ものが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポ
リウレタン、ポリアミドエラストマー等の熱可塑性樹脂
、シリコンゴム、ラテックスゴム等が使用でき、好まし
くは上記の熱可塑性樹脂であり、より好ましくはポリオ
レフィンである。
ものが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポ
リウレタン、ポリアミドエラストマー等の熱可塑性樹脂
、シリコンゴム、ラテックスゴム等が使用でき、好まし
くは上記の熱可塑性樹脂であり、より好ましくはポリオ
レフィンである。
剛性付与体13は、第1図、第3図、第4図および第5
図に示すように、外管2の内面と内管1の外面とにより
形成された第2のルーメン6内に設けられている。剛性
付与体13は、カテーテルの可撓性をあまり低下させる
ことな(、屈曲部位でのカテーテル本体の極度の折れ曲
がりを防止するとともに、カテーテル先端部の押し込み
を容易にする。
図に示すように、外管2の内面と内管1の外面とにより
形成された第2のルーメン6内に設けられている。剛性
付与体13は、カテーテルの可撓性をあまり低下させる
ことな(、屈曲部位でのカテーテル本体の極度の折れ曲
がりを防止するとともに、カテーテル先端部の押し込み
を容易にする。
剛性付与体13としては、線状体であることが好ましい
。線状体としては、金属線であることが好ましく、線径
0.05〜1.50zx、好ましくは0.10〜1.0
Oyxのステンレス鋼、弾性金属、超弾性合金などであ
り、特に好ましくは、ばね用高張カステンレス鋼、銅ま
たはN i / T i合金線である。そして、剛性付
与体13は、必ずしも固定していなくてもよいが、その
先端部が、拡張体3に損傷を与える危険性をなくすこと
、およびカテーテルの基端部において与えられた力のカ
テーテル先端部への伝達性を向上させるために、剛性付
与体13の先端部を固定することが好ましい。第1図に
示す実施例では、剛性付与体13の先端部が、池の部分
より例えば研磨などの方法により細径となっており、そ
の細径部分が、拡張体3の先端部7と内管1の間に位置
し、拡張体3とともに内管の先端部に固定されている。
。線状体としては、金属線であることが好ましく、線径
0.05〜1.50zx、好ましくは0.10〜1.0
Oyxのステンレス鋼、弾性金属、超弾性合金などであ
り、特に好ましくは、ばね用高張カステンレス鋼、銅ま
たはN i / T i合金線である。そして、剛性付
与体13は、必ずしも固定していなくてもよいが、その
先端部が、拡張体3に損傷を与える危険性をなくすこと
、およびカテーテルの基端部において与えられた力のカ
テーテル先端部への伝達性を向上させるために、剛性付
与体13の先端部を固定することが好ましい。第1図に
示す実施例では、剛性付与体13の先端部が、池の部分
より例えば研磨などの方法により細径となっており、そ
の細径部分が、拡張体3の先端部7と内管1の間に位置
し、拡張体3とともに内管の先端部に固定されている。
上記のように、剛性付与体の先端部分を細径にすること
により、その固定部において拡張体3の先端部7の外面
に段差が形成されることを防止する。細径の程度は、そ
の付近の他の部分の外径の115〜1710程度が好ま
しい。さらに、剛性付与体13は、先端側より基部側の
剛性が高いものであることが好ましい。これは例えば、
剛性付与体として先端側より基部側の横断面積が大きい
ものを用いることにより可能となる。
により、その固定部において拡張体3の先端部7の外面
に段差が形成されることを防止する。細径の程度は、そ
の付近の他の部分の外径の115〜1710程度が好ま
しい。さらに、剛性付与体13は、先端側より基部側の
剛性が高いものであることが好ましい。これは例えば、
剛性付与体として先端側より基部側の横断面積が大きい
ものを用いることにより可能となる。
さらに、剛性付与体13は、先端部および基端部以外の
部分が固定されていないことが好ましい。
部分が固定されていないことが好ましい。
剛性付与体13の中間部分を固定しないことにより、カ
テーテルの先端部が湾曲したとき、剛性付与体13は、
第2のルーメン内にずれるためカテーテルの先端部の可
撓性を阻害しないので好ましい。
テーテルの先端部が湾曲したとき、剛性付与体13は、
第2のルーメン内にずれるためカテーテルの先端部の可
撓性を阻害しないので好ましい。
拡張体3は、折り畳み可能なものであり、拡張させない
状態では、内管1の外周に折り畳まれた状態となること
ができるものである。そして、拡張体3は、血管の狭窄
部を容易に拡張できるように少なくとも一部が略円筒状
となっているほぼ同径の略円筒部分3aを有する折り畳
み可能なものである。上記の略円筒部分は、完全な円筒
でなくてもよく、多角柱状のものであってもよい。そし
て、拡張体3は、その後端部8が外管2の先端部に接着
剤または熱融着などにより液密に固着されている。先端
部7も、内管1の先端部に同様に液密に固着されている
。
状態では、内管1の外周に折り畳まれた状態となること
ができるものである。そして、拡張体3は、血管の狭窄
部を容易に拡張できるように少なくとも一部が略円筒状
となっているほぼ同径の略円筒部分3aを有する折り畳
み可能なものである。上記の略円筒部分は、完全な円筒
でなくてもよく、多角柱状のものであってもよい。そし
て、拡張体3は、その後端部8が外管2の先端部に接着
剤または熱融着などにより液密に固着されている。先端
部7も、内管1の先端部に同様に液密に固着されている
。
さらに、先端部7は、第1図に示すように、内管1の先
端より先端側に突出し、さらに、その突出した先端は丸
み部分7aを形成している。
端より先端側に突出し、さらに、その突出した先端は丸
み部分7aを形成している。
そして、この丸み部分7aは、カテーテルの先端部を形
成している。具体的に説明すると、拡張体3の先端部7
の先端は、内管の先端部外面および先端面を被覆してお
り、特に内管lの先端面を被覆する部分が丸みを有する
形状となっている。このような形状とすることにより、
拡張体3の先端部7と内管1との間の固着距離を少なく
かつ固着面積を大きくすることができ、両者間の剥離を
防止でき、さらに、拡張体3の先端部7と内管lとの間
の固着端がJrチーチルの外表面に露出しないので、カ
テーテル挿入時に両者の固着端において拡張体3かめく
れるように、剥離することを防止できる。よって、これ
はカテーテルが血管内を進行する時に、カテーテル先端
が血管内壁を傷付けることがない。
成している。具体的に説明すると、拡張体3の先端部7
の先端は、内管の先端部外面および先端面を被覆してお
り、特に内管lの先端面を被覆する部分が丸みを有する
形状となっている。このような形状とすることにより、
拡張体3の先端部7と内管1との間の固着距離を少なく
かつ固着面積を大きくすることができ、両者間の剥離を
防止でき、さらに、拡張体3の先端部7と内管lとの間
の固着端がJrチーチルの外表面に露出しないので、カ
テーテル挿入時に両者の固着端において拡張体3かめく
れるように、剥離することを防止できる。よって、これ
はカテーテルが血管内を進行する時に、カテーテル先端
が血管内壁を傷付けることがない。
この丸み部分7aは後述するように内管lに液密に固着
された先端部7を内管lに芯枠を挿入後、内面に丸みを
持たせた型を差し込んで、この型を加熱することにより
容易に形成できる。
された先端部7を内管lに芯枠を挿入後、内面に丸みを
持たせた型を差し込んで、この型を加熱することにより
容易に形成できる。
また、先端部7の形状としては、上記のような丸みを有
する形状であることが好ましいが、先端に向かってテー
パー状に縮径するようにしてもよく、また、先端が端面
となるようにしてもよい。
する形状であることが好ましいが、先端に向かってテー
パー状に縮径するようにしてもよく、また、先端が端面
となるようにしてもよい。
この拡張体3は、第1図の■−■線断面図である第5図
に示すように、拡張体3の内面と内管lの外面との間に
拡張空間15を形成する。この拡張空間15は、後端部
ではその全周において第2のルーメン6と連通している
。このように、拡張体3の後端に比較的大きい容積を有
する第2のルーメンを連通させたので、第2のルーメン
より拡張体3内への膨張用流体を注入するのが容易であ
る。拡張体3の形成材料としては、ある程度の可撓性を
有するものが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン、ポリ塩化ビ
ニル、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレ
タン、ポリアミドエラストマー等の熱可塑性樹脂、シリ
コーンゴム、ラテックスゴム等が使用でき、好ましくは
上記の熱可塑性樹脂であり、より好ましくは、架橋型エ
チレン−酢酸ビニル共重合体である。
に示すように、拡張体3の内面と内管lの外面との間に
拡張空間15を形成する。この拡張空間15は、後端部
ではその全周において第2のルーメン6と連通している
。このように、拡張体3の後端に比較的大きい容積を有
する第2のルーメンを連通させたので、第2のルーメン
より拡張体3内への膨張用流体を注入するのが容易であ
る。拡張体3の形成材料としては、ある程度の可撓性を
有するものが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン、ポリ塩化ビ
ニル、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレ
タン、ポリアミドエラストマー等の熱可塑性樹脂、シリ
コーンゴム、ラテックスゴム等が使用でき、好ましくは
上記の熱可塑性樹脂であり、より好ましくは、架橋型エ
チレン−酢酸ビニル共重合体である。
さらに、拡張体3は、円筒部分3aの前方および後方に
上述した内管1および外管2との固着部分7,8に至る
までの部分はテーパー状となっている。拡張体3の大き
さとしては、拡張されたときの円筒部分の外径が、1.
00〜35.0Oxyi。
上述した内管1および外管2との固着部分7,8に至る
までの部分はテーパー状となっている。拡張体3の大き
さとしては、拡張されたときの円筒部分の外径が、1.
00〜35.0Oxyi。
好ましくは1.50〜30.00xxであり、長さが3
.00〜g0.0Oyx、好ましくは10.00〜75
. OOmxであり、拡張体3の全体の長さが5.00
〜120.0Oxx、好ましくは15.00〜100.
0Oxxである。
.00〜g0.0Oyx、好ましくは10.00〜75
. OOmxであり、拡張体3の全体の長さが5.00
〜120.0Oxx、好ましくは15.00〜100.
0Oxxである。
また、内管1の外面であり、拡張体3の内管1との固着
部より後端側近傍の位置と、拡張体3と外管2との固着
部より先端側近傍の位置であり、拡張体3の円筒部分3
aの長さと同等の長さを有するものであり、拡張体3の
円筒部分3aの両端に位置する部分を両端にもつX線不
透過材料(例えば、金、白金、タングステンあるいはそ
れらの合金、あるいは銀−パラジウム合金等)からなる
、マーカー14が設けられていることが好ましい。さら
に、マーカー14の形態は、第1図示すように、コイル
スプリングからなることが好ましく、マーカー14の両
端からそれぞれ1〜4xx、好ましくは2〜3jIj+
が密に巻かれていることがより好ましい。これは、X線
透視下で拡張体3の位置を容易に確認可能とするためで
あり、さらに、スプリング状とすることにより、拡張体
内に位置する内管の屈曲部位における折れ曲がり、つぶ
れを防止する補強体を形成し好ましい。
部より後端側近傍の位置と、拡張体3と外管2との固着
部より先端側近傍の位置であり、拡張体3の円筒部分3
aの長さと同等の長さを有するものであり、拡張体3の
円筒部分3aの両端に位置する部分を両端にもつX線不
透過材料(例えば、金、白金、タングステンあるいはそ
れらの合金、あるいは銀−パラジウム合金等)からなる
、マーカー14が設けられていることが好ましい。さら
に、マーカー14の形態は、第1図示すように、コイル
スプリングからなることが好ましく、マーカー14の両
端からそれぞれ1〜4xx、好ましくは2〜3jIj+
が密に巻かれていることがより好ましい。これは、X線
透視下で拡張体3の位置を容易に確認可能とするためで
あり、さらに、スプリング状とすることにより、拡張体
内に位置する内管の屈曲部位における折れ曲がり、つぶ
れを防止する補強体を形成し好ましい。
特に、マーカー14を、1本のスプリングコイルで形成
し、これを内管lの外周に密着巻きにて巻装すれば、外
力に対する耐力は、より強固なものとなる。また、この
コイル状の線状体の断面形状を楕円、方形もしくは楕円
のいずれかの形状をなすようにすれば、外力に対する耐
力は、より強固なものとなる。
し、これを内管lの外周に密着巻きにて巻装すれば、外
力に対する耐力は、より強固なものとなる。また、この
コイル状の線状体の断面形状を楕円、方形もしくは楕円
のいずれかの形状をなすようにすれば、外力に対する耐
力は、より強固なものとなる。
分岐ハブ20は、第1のルーメン4と連通しガイドワイ
ヤーポートを形成する第1の開口部9を有し、内管lに
固着された内管ハブ22と、第2のルーメンと連通しイ
ンジェクン9ンポ−1・を形成する第2の開口部11を
有し、外管2に固着された外管ハブ23とからなってい
る。そして、夕(管ハブ23と内管ハブ22とは、固着
されている。
ヤーポートを形成する第1の開口部9を有し、内管lに
固着された内管ハブ22と、第2のルーメンと連通しイ
ンジェクン9ンポ−1・を形成する第2の開口部11を
有し、外管2に固着された外管ハブ23とからなってい
る。そして、夕(管ハブ23と内管ハブ22とは、固着
されている。
この分岐ハブの形成材料としては、ポリカーボネート、
ポリアミド、ポリサルホン、ボリアリレート、メタクリ
レートーフチレンースチレン共重合体等の熱可塑性樹脂
が好適に使用できる。
ポリアミド、ポリサルホン、ボリアリレート、メタクリ
レートーフチレンースチレン共重合体等の熱可塑性樹脂
が好適に使用できる。
そして、分岐ハブ20の一実施例の断面図を第6図に示
す。この実施例では、外管2の末端部には、折曲がり防
止用チューブ50を有している。
す。この実施例では、外管2の末端部には、折曲がり防
止用チューブ50を有している。
折曲がり防止用チューブ50は、熱収縮性を有するもの
にて、熱収縮後の内径が外管2の外径より若干小さくな
るように形成し、熱収縮性を有するチューブ50を外管
2の末端部に被嵌し、加熱(例えば、熱風をあてる)さ
せて収縮させることにより容易に取り付けることができ
る。そして、折曲がり防止用チューブ50は、外管ハブ
23に止めピン52により固定されている。この固定方
法は、外管2の後端に後端部分以外の部分の外径が外管
2の内径とほぼ等しく、拡径した後端部分を有する止め
ピン52を差し、込み、外管2をその先端から外管ハブ
23に挿入し、外管ハブ23の内面に設けられた突起5
4を止めピン52の後端部分が越えるまで押し込むこと
により行われている。さらに、外管ハブ23と折曲がり
防止用チューブ50との接触面に接着剤を塗布して固着
してもよい。外管ハブの形成材料としては、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリサルホン、ボリアリレート、
メタクリレート−ブチレンスチレン共重合体等の熱可塑
性樹脂が好適に使用できる。
にて、熱収縮後の内径が外管2の外径より若干小さくな
るように形成し、熱収縮性を有するチューブ50を外管
2の末端部に被嵌し、加熱(例えば、熱風をあてる)さ
せて収縮させることにより容易に取り付けることができ
る。そして、折曲がり防止用チューブ50は、外管ハブ
23に止めピン52により固定されている。この固定方
法は、外管2の後端に後端部分以外の部分の外径が外管
2の内径とほぼ等しく、拡径した後端部分を有する止め
ピン52を差し、込み、外管2をその先端から外管ハブ
23に挿入し、外管ハブ23の内面に設けられた突起5
4を止めピン52の後端部分が越えるまで押し込むこと
により行われている。さらに、外管ハブ23と折曲がり
防止用チューブ50との接触面に接着剤を塗布して固着
してもよい。外管ハブの形成材料としては、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリサルホン、ボリアリレート、
メタクリレート−ブチレンスチレン共重合体等の熱可塑
性樹脂が好適に使用できる。
また、内管1の末端部には、折曲がり防止用チューブ6
0を有している。このチューブ60は、熱収縮性を有す
るものにて、熱収縮後の内径が内管lの外径より若干小
さくなるように形成し、熱収縮性を有するチューブ60
を内管1の末端部に被嵌し、加熱(例えば、熱風をあて
る)させて収縮させることにより容易に取り付けること
ができる。そして、剛性付与体13の基端部は、この収
縮チューブ60により内管1の外面に固定されている。
0を有している。このチューブ60は、熱収縮性を有す
るものにて、熱収縮後の内径が内管lの外径より若干小
さくなるように形成し、熱収縮性を有するチューブ60
を内管1の末端部に被嵌し、加熱(例えば、熱風をあて
る)させて収縮させることにより容易に取り付けること
ができる。そして、剛性付与体13の基端部は、この収
縮チューブ60により内管1の外面に固定されている。
剛性付与体13は必ずしも基端部を固定しなくてもよい
。そして、折曲がり防止用チューブ60を取り付けた内
管lは、内管ハブ22に固定されている。この固定方法
は、内管lの後端に後端部分以外の部分の外径が内管l
の内径とほぼ等しく、拡径した後端部分を有する止めピ
ン62を差し込み、内管1をその先端から内管ハブ22
に挿入し、内管ハブ22の内面に設けられた突起64を
止めピン62の後端部分が越えるまで押し込むことによ
り行われている。さらに、内管ハブ22と折曲がり防止
用チューブ60との接触面に接首剤を塗布して固着して
もよい。内管ハフの形成材料としては、ポリカーボネー
ト、ポリアミド、ポリサルホン、ボリアリレート、メタ
クリレート−ブチレン−スチレン共ffl 合体等の熱
可塑性樹脂が好適に使用できる。そして、第6図に示す
ように、内管ハブ22と外管ハブ23とは固定されてい
る。この固定は、外管2の基端部に取り付けられた外管
ハブ23の後端から内管1をその先端から挿入し接合す
ることにより行われてる。またこの時、内管ハブ22と
外管ハブ23との接合部に接着剤を塗布して行うことに
より確実に両者を固着することができる。
。そして、折曲がり防止用チューブ60を取り付けた内
管lは、内管ハブ22に固定されている。この固定方法
は、内管lの後端に後端部分以外の部分の外径が内管l
の内径とほぼ等しく、拡径した後端部分を有する止めピ
ン62を差し込み、内管1をその先端から内管ハブ22
に挿入し、内管ハブ22の内面に設けられた突起64を
止めピン62の後端部分が越えるまで押し込むことによ
り行われている。さらに、内管ハブ22と折曲がり防止
用チューブ60との接触面に接首剤を塗布して固着して
もよい。内管ハフの形成材料としては、ポリカーボネー
ト、ポリアミド、ポリサルホン、ボリアリレート、メタ
クリレート−ブチレン−スチレン共ffl 合体等の熱
可塑性樹脂が好適に使用できる。そして、第6図に示す
ように、内管ハブ22と外管ハブ23とは固定されてい
る。この固定は、外管2の基端部に取り付けられた外管
ハブ23の後端から内管1をその先端から挿入し接合す
ることにより行われてる。またこの時、内管ハブ22と
外管ハブ23との接合部に接着剤を塗布して行うことに
より確実に両者を固着することができる。
また、分岐ハブを設けず、第1のルーメン、第2のルー
メンそれぞれに、例えば後端に開口部を形成するボート
部材を有するチューブを液密に取り付けるようにしても
よい。
メンそれぞれに、例えば後端に開口部を形成するボート
部材を有するチューブを液密に取り付けるようにしても
よい。
次に本発明の拡張体付カテーテルの製造方法を図面に示
す実施例を用いて説明する。
す実施例を用いて説明する。
第1図は、本発明により製造される拡張体付カテーテル
の一実施例の拡大断面図である。
の一実施例の拡大断面図である。
拡張体付カテーテルは、先端が開口している第1のルー
メン4を有する内管1と、内管lに同軸的に設けられ、
内管1の先端より所定長後退した位置に設けられ、内管
1の外面との間に第2のルーメン6を形成する外管2と
、先端部7および基端部8を有し、基端部8が外管2に
取り付けられ、先端部7が内管1より先端側に突出して
取り付けられ、カテーテルの先端を形成し、基端部付近
にて第2のルーメン6と連通ずる折り畳み可能な拡張体
3と、第1のルーメン4と連通ずる内管lの基端部に設
けられた第1のの開口部9と、第2のルーメン6と連通
ずる外管2の基端部に設けられた第2の開口部11と、
第2のルーメン6内に設けられた軸方向に延び、剛性を
付与する剛性付与体13とを有している。
メン4を有する内管1と、内管lに同軸的に設けられ、
内管1の先端より所定長後退した位置に設けられ、内管
1の外面との間に第2のルーメン6を形成する外管2と
、先端部7および基端部8を有し、基端部8が外管2に
取り付けられ、先端部7が内管1より先端側に突出して
取り付けられ、カテーテルの先端を形成し、基端部付近
にて第2のルーメン6と連通ずる折り畳み可能な拡張体
3と、第1のルーメン4と連通ずる内管lの基端部に設
けられた第1のの開口部9と、第2のルーメン6と連通
ずる外管2の基端部に設けられた第2の開口部11と、
第2のルーメン6内に設けられた軸方向に延び、剛性を
付与する剛性付与体13とを有している。
以下、図面を用いて説明する。
次に、本発明の拡張体付カテーテルの製造方法を図面を
用いて説明する。
用いて説明する。
本発明の製造方法は、先端から後端まで開口したルーメ
ンを有する内管を成形する工程と、先端から後端まで開
口したルーメンを有し、該内管の外径より内径が大きく
、かっ該内管より所定長短い外管を形成する工程と、先
端部および基端部を有する収縮あるいは折り畳み可能な
拡張体を形成する工程と、前記外管内に前記内管を挿入
する工程と、前記外管の先端部に前記拡張体の基端部を
固着する工程と、前記内管の先端部に前記拡張体の先端
部を固着する工程と、固着された拡張体の先端部を加熱
加工し、カテーテルの先端を形成する工程とを有してい
る。
ンを有する内管を成形する工程と、先端から後端まで開
口したルーメンを有し、該内管の外径より内径が大きく
、かっ該内管より所定長短い外管を形成する工程と、先
端部および基端部を有する収縮あるいは折り畳み可能な
拡張体を形成する工程と、前記外管内に前記内管を挿入
する工程と、前記外管の先端部に前記拡張体の基端部を
固着する工程と、前記内管の先端部に前記拡張体の先端
部を固着する工程と、固着された拡張体の先端部を加熱
加工し、カテーテルの先端を形成する工程とを有してい
る。
そこで、第1図に示した拡張体付カテーテルを参照して
、各工程について説明する。
、各工程について説明する。
先端から後端まで連通した第1のルーメン4をする内管
1を形成する工程は、上述の内管を構成する熱可塑性樹
脂を押出成形したものを所定の長さに切断する方法また
は射出成形法などにより形成する。
1を形成する工程は、上述の内管を構成する熱可塑性樹
脂を押出成形したものを所定の長さに切断する方法また
は射出成形法などにより形成する。
そして、外管2を成形する工程は、先端から後端まで貫
通するルーメンを有する先端側外管2aを成形する工程
と、先端側外管2aの外径より大きい外径を有し、かつ
先端から後端まで貫通したルーメンを有する基端側外管
2bを成形する工程と、基端側外管2bの一端をテーパ
ー状に形成する工程と、先端側外管2aの、一端を拡径
する工程と、テーパー状に形成された基端外管外管2b
のテーパー状端部と拡径された先端側外管2aの拡径端
部とを固着させる工程とを有している。
通するルーメンを有する先端側外管2aを成形する工程
と、先端側外管2aの外径より大きい外径を有し、かつ
先端から後端まで貫通したルーメンを有する基端側外管
2bを成形する工程と、基端側外管2bの一端をテーパ
ー状に形成する工程と、先端側外管2aの、一端を拡径
する工程と、テーパー状に形成された基端外管外管2b
のテーパー状端部と拡径された先端側外管2aの拡径端
部とを固着させる工程とを有している。
次に、先端部および基端部を有する収縮あるいは折り畳
み可能な拡張体を形成する工程について説明する。
み可能な拡張体を形成する工程について説明する。
拡張体3は、可撓性を有するものが好ましく、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、架橋型エチ
レン−酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン、ポリ
塩化ビニル、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂、より好ま
しくは、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体を用いて
形成することができる。例えば、拡張体3を形成するた
めの熱可塑性樹脂からなるチューブを形成し、このチュ
ーブの末端部にチューブ保持具を取り付け、さらに、チ
ューブ保持具の近傍にて、チューブのルーメンを閉塞す
る。そして、閉塞されたチューブは、チューブ保持具に
荷重をかけて反対方向に引っ張り、チューブのたるろを
取り除いた状態とし、加熱装置により、拡張体を形成す
る部分を、チューブを形成する材質の融点付近まで加熱
する。チューブを加熱された状態に維持し、内腔を拡張
体が拡張された状態に形成された金型をチューブに被嵌
し、チューブ内部に、気体を加圧しながら送り、金型内
で加熱されている部分のチューブを金型の内壁面に密着
させる。そして、チューブが常温に戻るまで加圧状態を
維持したまま放置し、その後チューブの内部を陰圧にし
、拡張体となる部分を収縮させ、金型を除去する。そし
て、チューブの先端部および後端部にてチューブ切断す
ることにより、拡張体を形成することができる。
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、架橋型エチ
レン−酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン、ポリ
塩化ビニル、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂、より好ま
しくは、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体を用いて
形成することができる。例えば、拡張体3を形成するた
めの熱可塑性樹脂からなるチューブを形成し、このチュ
ーブの末端部にチューブ保持具を取り付け、さらに、チ
ューブ保持具の近傍にて、チューブのルーメンを閉塞す
る。そして、閉塞されたチューブは、チューブ保持具に
荷重をかけて反対方向に引っ張り、チューブのたるろを
取り除いた状態とし、加熱装置により、拡張体を形成す
る部分を、チューブを形成する材質の融点付近まで加熱
する。チューブを加熱された状態に維持し、内腔を拡張
体が拡張された状態に形成された金型をチューブに被嵌
し、チューブ内部に、気体を加圧しながら送り、金型内
で加熱されている部分のチューブを金型の内壁面に密着
させる。そして、チューブが常温に戻るまで加圧状態を
維持したまま放置し、その後チューブの内部を陰圧にし
、拡張体となる部分を収縮させ、金型を除去する。そし
て、チューブの先端部および後端部にてチューブ切断す
ることにより、拡張体を形成することができる。
また、拡張体の少なくともその先端部および基端部が、
熱収縮性を有するものとすれば、拡張体3を外管2およ
び内管1に、その熱収縮性を用いることにより、容易に
取り付けることができる。拡張体の少なくとも先端部お
よび基端部に熱収縮性をもたせる方法として、拡張体を
架橋型の熱可塑性樹脂にて形成する方法、また架橋型の
樹脂を用いる方法に限らず、拡張体の上記の形成工程に
おいて、拡張体にひずみが残る温度で加熱して形成すれ
ば拡張体は熱収縮性を有するものとすることができる。
熱収縮性を有するものとすれば、拡張体3を外管2およ
び内管1に、その熱収縮性を用いることにより、容易に
取り付けることができる。拡張体の少なくとも先端部お
よび基端部に熱収縮性をもたせる方法として、拡張体を
架橋型の熱可塑性樹脂にて形成する方法、また架橋型の
樹脂を用いる方法に限らず、拡張体の上記の形成工程に
おいて、拡張体にひずみが残る温度で加熱して形成すれ
ば拡張体は熱収縮性を有するものとすることができる。
さらに、拡張体の先端部の内径を内管の外径より若干小
さく、さらに基端部を外管の外径より若干小さく形成し
た後、拡張体の両端部を拡径(延伸により)することに
より熱収縮性を有するものとすることができる。
さく、さらに基端部を外管の外径より若干小さく形成し
た後、拡張体の両端部を拡径(延伸により)することに
より熱収縮性を有するものとすることができる。
この拡張体を形成する工程はいつ行ってもよ(、前述の
内管および外管を形成する工程との順序はどのようであ
ってもよい。
内管および外管を形成する工程との順序はどのようであ
ってもよい。
次に、外管2の基端部に外管のルーメン6と連通ずる開
口部11を設ける工程について説明する。開口部11は
、外管2の基端部に開口を有する外管ハブ23を取り付
けることにより行うことが好ましい。その場合を例にと
り、第6図を用いて説明する。
口部11を設ける工程について説明する。開口部11は
、外管2の基端部に開口を有する外管ハブ23を取り付
けることにより行うことが好ましい。その場合を例にと
り、第6図を用いて説明する。
まず、外管2の末端部に折れ曲がり防止用チューブ50
を取り付ける。この取り付は方法としては、折れ曲がり
防止用チューブ50を熱収縮性を有するものを用い、熱
収縮後の内径が外管2の外径より若干小さくなるように
形成した熱収縮性を有するチューブ50を外管2の末端
部に被嵌し、加熱(例えば、熱風をあてる)させて収縮
させることにより取り付けることができる。そして、折
れ曲がり防止用チューブ50を取り付けた外管2に外管
ハブ23を取り付ける。この取り付は方法は、外管2の
後端に、後端部分以外の部分の外径が外管2の内径とほ
ぼ等しく、拡径した後端部分を有する止めピン52を差
し込み、外管2をその先端から外管ハブ23に挿入し、
外管ハブ23の内面に設けられた突起54を止めビン5
2の後端部分が越えるまで押し込むことにより取り付け
る。さらに、外管ハブ23と折れ曲がり防止用チューブ
50との接触面に接着剤を塗布して固着してもよい。外
管ハブの形成材料としては、ポリカーボネート、ポリア
ミド、ポリサルホン、ボリアリレート、メタクリレート
−ブチレン−スチレン共重合体等の熱可塑性樹脂が好適
に使用できる。
を取り付ける。この取り付は方法としては、折れ曲がり
防止用チューブ50を熱収縮性を有するものを用い、熱
収縮後の内径が外管2の外径より若干小さくなるように
形成した熱収縮性を有するチューブ50を外管2の末端
部に被嵌し、加熱(例えば、熱風をあてる)させて収縮
させることにより取り付けることができる。そして、折
れ曲がり防止用チューブ50を取り付けた外管2に外管
ハブ23を取り付ける。この取り付は方法は、外管2の
後端に、後端部分以外の部分の外径が外管2の内径とほ
ぼ等しく、拡径した後端部分を有する止めピン52を差
し込み、外管2をその先端から外管ハブ23に挿入し、
外管ハブ23の内面に設けられた突起54を止めビン5
2の後端部分が越えるまで押し込むことにより取り付け
る。さらに、外管ハブ23と折れ曲がり防止用チューブ
50との接触面に接着剤を塗布して固着してもよい。外
管ハブの形成材料としては、ポリカーボネート、ポリア
ミド、ポリサルホン、ボリアリレート、メタクリレート
−ブチレン−スチレン共重合体等の熱可塑性樹脂が好適
に使用できる。
そして、この外管2の基端部に外管のルーメン6と連通
ずる開口部11を設ける工程は、外管2の形成後であれ
ば、いつ行ってもよい。好ましくは、後述する外管2の
先端部に拡張体3の基端部を固着する工程を行った後に
行うことである。尚、内管1の形成工程との順序はどの
ようであってもよい。
ずる開口部11を設ける工程は、外管2の形成後であれ
ば、いつ行ってもよい。好ましくは、後述する外管2の
先端部に拡張体3の基端部を固着する工程を行った後に
行うことである。尚、内管1の形成工程との順序はどの
ようであってもよい。
次に、内管lの基端部に内管1のルーメン4と連通ずる
開口部9を設ける工程について説明する。開口部9は、
外管1の基端部に第1の開口部9を有する内管ノ\プ2
2を取り付けることにより行うことが好ましい。その場
合を例にとり、第6図を用いて説明する。
開口部9を設ける工程について説明する。開口部9は、
外管1の基端部に第1の開口部9を有する内管ノ\プ2
2を取り付けることにより行うことが好ましい。その場
合を例にとり、第6図を用いて説明する。
まず、内管1の末端部に折れ曲がり防止用チューブ60
を取り付ける。この取り付は方法としては、熱収縮性を
有するものを用い、熱収縮後の内径が内管1の外径より
若干小さくなるように形成した収縮性を有するチューブ
60を内管1の末端部に被嵌し、加熱(例えば、熱風を
あてる)させて収縮させることにより容易に行うことが
できる。さらに、第6図に示す実施例では、内管1と外
管2との間に剛性付与体13が設けられており、この剛
性付与体13の端部は、防止用チューブ60と内管2と
の間に位置させた後、上記の加熱処理を行うことにより
、第6図に示すように、内管2にチューブ60を取り付
けと同時にその固定を行うことができる。
を取り付ける。この取り付は方法としては、熱収縮性を
有するものを用い、熱収縮後の内径が内管1の外径より
若干小さくなるように形成した収縮性を有するチューブ
60を内管1の末端部に被嵌し、加熱(例えば、熱風を
あてる)させて収縮させることにより容易に行うことが
できる。さらに、第6図に示す実施例では、内管1と外
管2との間に剛性付与体13が設けられており、この剛
性付与体13の端部は、防止用チューブ60と内管2と
の間に位置させた後、上記の加熱処理を行うことにより
、第6図に示すように、内管2にチューブ60を取り付
けと同時にその固定を行うことができる。
そして、折れ曲がり防止用チューブ60、剛性付与体1
3を取り付けた内管1に内管ハブ22を取り付ける。こ
の取り付は方法は、内管lの後端に後端部分以外の部分
の外径が内管1の内径とほぼ等しく、拡径した後端部分
を有する止めピン62を差し込み、内管lをその先端か
ら内管ハブ22に挿入し、内管ハブ22の内面に設けら
れた突起64を止めビン62の後端部分が越えるまで押
し込むことにより取り付ける。さらに、内管ハブ22と
折れ曲がり防止用チューブ60との接触面に接着剤を塗
布して固着してもよい。内管ハブの形成材料としては、
外管ハブと同様のものが好適に使用できる。
3を取り付けた内管1に内管ハブ22を取り付ける。こ
の取り付は方法は、内管lの後端に後端部分以外の部分
の外径が内管1の内径とほぼ等しく、拡径した後端部分
を有する止めピン62を差し込み、内管lをその先端か
ら内管ハブ22に挿入し、内管ハブ22の内面に設けら
れた突起64を止めビン62の後端部分が越えるまで押
し込むことにより取り付ける。さらに、内管ハブ22と
折れ曲がり防止用チューブ60との接触面に接着剤を塗
布して固着してもよい。内管ハブの形成材料としては、
外管ハブと同様のものが好適に使用できる。
そして、この内管工の基端部に内管のルーメン4と連通
ずる開口部9を設ける工程は、内管1を形成後であれば
、いつ行ってもよい。外管2を形成する工程および外管
2の基端部に外管のルーメン6と連通ずる第2の開口部
11を設ける工程さらには拡張体3の形成工程との順序
はどのようであってもよい。
ずる開口部9を設ける工程は、内管1を形成後であれば
、いつ行ってもよい。外管2を形成する工程および外管
2の基端部に外管のルーメン6と連通ずる第2の開口部
11を設ける工程さらには拡張体3の形成工程との順序
はどのようであってもよい。
次に、外管2の先端部に拡張体3の基端部8を固着する
工程について説明する。
工程について説明する。
外管2の先端部に拡張体3の基端部8を固着する方法と
しては、外管2の先端または後端より外管2の内径とほ
ぼ等しいか、若干小さい外径を有する芯金を挿入し、芯
金の先端側より拡張体3の基端部8の先端側端部が外管
2の先端に一致するように挿入する。そして、接合用の
ガラス型を拡張体3の基端部8の上に位置するように被
嵌し、このガラス型を加熱装置により加熱し、拡張体3
の基端部8を外管2の先端部に固着する。また、拡張体
3の基端部8が熱収縮性を有するように形成したものを
用いれば、上記のガラス型による加熱により熱収縮する
ため容易に固着することができる。拡張体3の基端部8
を外管2の先端部に固着した後、ガラス型を常温になる
まで放置した後、ガラス型を接合部より後退させ、芯金
を抜去することにより拡張体3の基端部8と外管3の先
端部とを容易に固着することができる。
しては、外管2の先端または後端より外管2の内径とほ
ぼ等しいか、若干小さい外径を有する芯金を挿入し、芯
金の先端側より拡張体3の基端部8の先端側端部が外管
2の先端に一致するように挿入する。そして、接合用の
ガラス型を拡張体3の基端部8の上に位置するように被
嵌し、このガラス型を加熱装置により加熱し、拡張体3
の基端部8を外管2の先端部に固着する。また、拡張体
3の基端部8が熱収縮性を有するように形成したものを
用いれば、上記のガラス型による加熱により熱収縮する
ため容易に固着することができる。拡張体3の基端部8
を外管2の先端部に固着した後、ガラス型を常温になる
まで放置した後、ガラス型を接合部より後退させ、芯金
を抜去することにより拡張体3の基端部8と外管3の先
端部とを容易に固着することができる。
また、上記説明ではガラス型を用いたが、これに限らず
、例えば接合用の金型を用いてもよい。
、例えば接合用の金型を用いてもよい。
また芯金に金属製のものを用いて拡張体3の基端部8に
高周波発信用の電極を被嵌し、高周波誘導加熱により融
着させることにより固着してもよく、さらに超音波を用
いて融着させてもよい。
高周波発信用の電極を被嵌し、高周波誘導加熱により融
着させることにより固着してもよく、さらに超音波を用
いて融着させてもよい。
尚、外管2の先端部に拡張体3の基端部8を固着する工
程は、外管1および拡張体3の形成後であれば、いつ行
ってもよい。内管1を形成する工程および内管1の基端
部に内管のルーメン4と連通ずる開口部9を設ける工程
との順序はどのようであってもよい。
程は、外管1および拡張体3の形成後であれば、いつ行
ってもよい。内管1を形成する工程および内管1の基端
部に内管のルーメン4と連通ずる開口部9を設ける工程
との順序はどのようであってもよい。
次に、内管1の基端部に取り付けられた開口を有する内
管ハブ22と、外管1の基端部に取り付けられた外管ハ
ブ23とを固着する工程について説明する。
管ハブ22と、外管1の基端部に取り付けられた外管ハ
ブ23とを固着する工程について説明する。
第6図に示すように、外管2の基端部に取り付けられた
外管ハブ23の後端から内管lをその先端から挿入する
。この時内管1の折れ曲がりを防止するために内管lの
内部に芯金を挿入して、第6図に示すように、内管ハブ
22の先端部を外管ハブ23の後端に挿入し接合する。
外管ハブ23の後端から内管lをその先端から挿入する
。この時内管1の折れ曲がりを防止するために内管lの
内部に芯金を挿入して、第6図に示すように、内管ハブ
22の先端部を外管ハブ23の後端に挿入し接合する。
またこの時、内管ハブ22と外管ハブ23との接合部に
接着剤を塗布することにより、確実に両者を固着するこ
とができる。
接着剤を塗布することにより、確実に両者を固着するこ
とができる。
尚、内管lの基端部に取り付けられた開口を有する内管
ハブ22と、外管1の基端部に取り付けられた外管ハブ
23とを固着する工程は、内管1を形成する工程および
内管lの基端部に内管ハブ22を設ける工程さらに外管
Iを形成する工程および外管2の基端部に外管ハブ23
を設ける工程を行った後であればよい。好ましくは、拡
張体3の形成および拡張体3と外管1との固着工程を行
った後に行うことが好ましい。
ハブ22と、外管1の基端部に取り付けられた外管ハブ
23とを固着する工程は、内管1を形成する工程および
内管lの基端部に内管ハブ22を設ける工程さらに外管
Iを形成する工程および外管2の基端部に外管ハブ23
を設ける工程を行った後であればよい。好ましくは、拡
張体3の形成および拡張体3と外管1との固着工程を行
った後に行うことが好ましい。
次に、内管lの先端部に拡張体3の先端部7を固着する
工程および固着された拡張体の先端部を加熱加工する工
程について説明する。
工程および固着された拡張体の先端部を加熱加工する工
程について説明する。
内管lの先端部に拡張体3の先端部を固着する方法とし
ては、第8図に示すように、拡張体3と外管2との固着
および内管1の基端部に取り付けられた内管ハブ22と
、外管2の基端部に取り付けられた外管ハブ23とを固
着した後に行う例を用いて説明する。
ては、第8図に示すように、拡張体3と外管2との固着
および内管1の基端部に取り付けられた内管ハブ22と
、外管2の基端部に取り付けられた外管ハブ23とを固
着した後に行う例を用いて説明する。
第7図に示すように、内管1の先端または後端より内管
1の内径とほぼ等しいか、若干小さい外径を有する芯枠
80を内管1の先端より10〜15zx突出するように
挿入する。また、第8図に示すように、拡張体3は外管
2の先端部に固着され、また外管2の基端部には外管ハ
ブ23が取り付けられ、芯枠80を挿入した内管1の先
端側から挿入し、内管1の基端部に取り付けられた内管
ハブ22は外管ハブ23と固着されているため、内管1
は外管2の先端、さらには拡張体3の先端より突出した
状態となり、拡張体3の先端延長部分77内に位置する
ようになっている。次で、第9図に示すように、接合用
のガラス型82を拡張体3の先端延長部分77の先端側
、さらには芯枠80の先端側より拡張体3の先端部7上
に位置するように被嵌し、このガラス型82を加熱装置
(図示せず)により加熱し、拡張体3の先端部7を内管
lの先端部に固着する。好ましくは、拡張体3の先端部
7が熱収縮性を有するように形成したしのを用いれば、
上記のガラス型82による加熱により、自然に熱収縮す
るので容易に固着することができる。このようにして、
拡張体3の先端部7を内管1の先端部に固着した後、ガ
ラス型82を常温になるまで放置し、ガラス型82を接
合部より後退、抜去することにより拡張体3の先端部7
と内管1の先端部とを固着することができる。
1の内径とほぼ等しいか、若干小さい外径を有する芯枠
80を内管1の先端より10〜15zx突出するように
挿入する。また、第8図に示すように、拡張体3は外管
2の先端部に固着され、また外管2の基端部には外管ハ
ブ23が取り付けられ、芯枠80を挿入した内管1の先
端側から挿入し、内管1の基端部に取り付けられた内管
ハブ22は外管ハブ23と固着されているため、内管1
は外管2の先端、さらには拡張体3の先端より突出した
状態となり、拡張体3の先端延長部分77内に位置する
ようになっている。次で、第9図に示すように、接合用
のガラス型82を拡張体3の先端延長部分77の先端側
、さらには芯枠80の先端側より拡張体3の先端部7上
に位置するように被嵌し、このガラス型82を加熱装置
(図示せず)により加熱し、拡張体3の先端部7を内管
lの先端部に固着する。好ましくは、拡張体3の先端部
7が熱収縮性を有するように形成したしのを用いれば、
上記のガラス型82による加熱により、自然に熱収縮す
るので容易に固着することができる。このようにして、
拡張体3の先端部7を内管1の先端部に固着した後、ガ
ラス型82を常温になるまで放置し、ガラス型82を接
合部より後退、抜去することにより拡張体3の先端部7
と内管1の先端部とを固着することができる。
また上記説明ではガラス型を用いたが、これに限らず、
例えば接合用の金型を用いてもよく、また芯枠80に金
属性のものを用いて拡張体3の先端部7に高周波発信用
の電極を被嵌し、高周波により融着させることにより固
着してもよく、さらに超音波を用いて融着させてもよい
。
例えば接合用の金型を用いてもよく、また芯枠80に金
属性のものを用いて拡張体3の先端部7に高周波発信用
の電極を被嵌し、高周波により融着させることにより固
着してもよく、さらに超音波を用いて融着させてもよい
。
そして、固着した拡張体をカテーテルの先端よりも所定
長長く切断する。この工程は、第10図に示すように、
拡張体3の先端延長部分77は内管1の先端よりl+y
x程度先端側の矢印A−Aのところで切断する。切断は
カミソリ等の切断具を用いて、芯枠80の円周方向に沿
って行うことによりきれいに切断することができる。
長長く切断する。この工程は、第10図に示すように、
拡張体3の先端延長部分77は内管1の先端よりl+y
x程度先端側の矢印A−Aのところで切断する。切断は
カミソリ等の切断具を用いて、芯枠80の円周方向に沿
って行うことによりきれいに切断することができる。
そして、次に、カテーテルよりも所定長長い部分を熱加
工する。前述のように、先端部分を所定長長く切断した
カテーテルは、第11図に示すように、加熱処理型96
に挿入し、突きあたるまで押し込む。加熱処理型96は
、拡張体3の先端部7と内管lの接合部分の外径とほぼ
等しい内径を有する円柱状凹部97を有しており、この
凹部97の中心部底面には芯枠80が挿通可能な穴部9
8が設けられている。さらに、円柱状の凹部97の底面
部分は、カテーテルより所定長長い部分を熱処理にて所
要の形状(例えば、丸みをつけるために角ぼらないよう
に角がとられた形状)となっており、熱処理後のカテー
テル先端部分が丸みをもつように形作られている。そし
て、加熱処理型96を加熱し、さらに先端方向に軽く押
し込むことにより、所定長長い部分に相当する先端延長
部分77は溶融状態となり、その溶融部分は凹部97の
底面の形状に合わせて変形し、そして内管1の先端と先
端延長部分77との間に形成される空間部分に流れ込ん
でカテーテルの先端部分に丸み部分7aを形成する。そ
して、第12図に示すように、カテーテルの先端部を挿
入した加熱処理型96を冷却する。冷却方法としては、
冷水等の冷媒を収納した冷却容器99内に、加熱されて
温まった状態の加熱処理型96を入れ、加熱処理型96
が十分冷却されるまでそのまま放置することにより行わ
れる。そして、加熱処理型96が十分冷却された後、冷
却容器99より取り出し、加熱処理型96を取り外し、
芯枠80を内管1より引き抜くことにより、第13図に
示されるような、先端部に丸み部分7aが形成された拡
張体付カテーテルが製造される。
工する。前述のように、先端部分を所定長長く切断した
カテーテルは、第11図に示すように、加熱処理型96
に挿入し、突きあたるまで押し込む。加熱処理型96は
、拡張体3の先端部7と内管lの接合部分の外径とほぼ
等しい内径を有する円柱状凹部97を有しており、この
凹部97の中心部底面には芯枠80が挿通可能な穴部9
8が設けられている。さらに、円柱状の凹部97の底面
部分は、カテーテルより所定長長い部分を熱処理にて所
要の形状(例えば、丸みをつけるために角ぼらないよう
に角がとられた形状)となっており、熱処理後のカテー
テル先端部分が丸みをもつように形作られている。そし
て、加熱処理型96を加熱し、さらに先端方向に軽く押
し込むことにより、所定長長い部分に相当する先端延長
部分77は溶融状態となり、その溶融部分は凹部97の
底面の形状に合わせて変形し、そして内管1の先端と先
端延長部分77との間に形成される空間部分に流れ込ん
でカテーテルの先端部分に丸み部分7aを形成する。そ
して、第12図に示すように、カテーテルの先端部を挿
入した加熱処理型96を冷却する。冷却方法としては、
冷水等の冷媒を収納した冷却容器99内に、加熱されて
温まった状態の加熱処理型96を入れ、加熱処理型96
が十分冷却されるまでそのまま放置することにより行わ
れる。そして、加熱処理型96が十分冷却された後、冷
却容器99より取り出し、加熱処理型96を取り外し、
芯枠80を内管1より引き抜くことにより、第13図に
示されるような、先端部に丸み部分7aが形成された拡
張体付カテーテルが製造される。
[作用]
次に、第1図ないし第6図に示した実施例の拡張体付カ
テーテルを用いて、第14図ないし第18図を参照して
、本発明の拡張体付カテーテルの作用を説明する。
テーテルを用いて、第14図ないし第18図を参照して
、本発明の拡張体付カテーテルの作用を説明する。
血管内に生じた狭窄部の拡張治療を実施する前に、拡張
体付カテーテル内の空気をできる限り除去することが好
ましい。そこで、本発明のカテーテルの第2の開口部1
1にシリンジ等の吸引、注入手段を取り付けて、シリン
ジ内に液体(血管造影剤等)を入れ、吸引、注入を繰り
返して、第2のルーメンおよび拡張体内の空気を除去し
、液体と置換する。
体付カテーテル内の空気をできる限り除去することが好
ましい。そこで、本発明のカテーテルの第2の開口部1
1にシリンジ等の吸引、注入手段を取り付けて、シリン
ジ内に液体(血管造影剤等)を入れ、吸引、注入を繰り
返して、第2のルーメンおよび拡張体内の空気を除去し
、液体と置換する。
拡張体付カテーテルを挿入するにあたり、まずセルジン
ゴー法等により血管を確保した後、ガイドカテーテル用
ガイドワイヤー(図示せず)を血管内に留置し、それに
沿ってガイドカテーテル30を血管内に挿入し、第15
図に示すように、目的病変部を有する冠動脈人口32に
ガイドカテーテル30を留置し、ガイドカテーテル用ガ
イドワイヤーを抜去する。第14図に示すように、ガイ
ドカテーテル30の後端に設けられたY字型コネクター
50より、拡張体付カテーテル用ガイドワイヤー34を
挿通した本発明の拡張体付カテーテル40を挿入し、拡
張体付カテーテル40の先端より拡張体付カテーテル用
ガイドワイヤー34を数ax突出させた状態にて、血管
内に挿入する。
ゴー法等により血管を確保した後、ガイドカテーテル用
ガイドワイヤー(図示せず)を血管内に留置し、それに
沿ってガイドカテーテル30を血管内に挿入し、第15
図に示すように、目的病変部を有する冠動脈人口32に
ガイドカテーテル30を留置し、ガイドカテーテル用ガ
イドワイヤーを抜去する。第14図に示すように、ガイ
ドカテーテル30の後端に設けられたY字型コネクター
50より、拡張体付カテーテル用ガイドワイヤー34を
挿通した本発明の拡張体付カテーテル40を挿入し、拡
張体付カテーテル40の先端より拡張体付カテーテル用
ガイドワイヤー34を数ax突出させた状態にて、血管
内に挿入する。
拡張体付カテーテル40は、ガイドカテーテル30内を
進行し、第16図に示すようにガイドカテーテル30の
先端より目的病変部を有する血管35に入り、その後拡
張体付カテーテル用ガイドワイヤー34を目的病変部へ
進め、その狭窄部36を通過させ留置する。拡張体付カ
テーテル40は、拡張体付カテーテル用ガイドワイヤー
34に沿って血管35内を進行する。狭窄部36に到達
した拡張体付カテーテル40は、第17図Jこ示すよう
にX線透視下で内管1に設けられたX線不透過マーカー
14を目印に狭窄部36内に拡張体3を位置させる。そ
の後拡張体付カテーテル40のインジェクションボート
を形成する第2の開口部に接続された圧力計付インジェ
クター54で数気圧から10数気圧程度になるように血
管造影剤を注入、第18図に示すように狭窄部36を圧
縮、量大させる。
進行し、第16図に示すようにガイドカテーテル30の
先端より目的病変部を有する血管35に入り、その後拡
張体付カテーテル用ガイドワイヤー34を目的病変部へ
進め、その狭窄部36を通過させ留置する。拡張体付カ
テーテル40は、拡張体付カテーテル用ガイドワイヤー
34に沿って血管35内を進行する。狭窄部36に到達
した拡張体付カテーテル40は、第17図Jこ示すよう
にX線透視下で内管1に設けられたX線不透過マーカー
14を目印に狭窄部36内に拡張体3を位置させる。そ
の後拡張体付カテーテル40のインジェクションボート
を形成する第2の開口部に接続された圧力計付インジェ
クター54で数気圧から10数気圧程度になるように血
管造影剤を注入、第18図に示すように狭窄部36を圧
縮、量大させる。
そして、末梢側血流は、ガイドカテーテル30の7字コ
ネクター50の造影剤インジェクションポート52より
造影剤を注入し、X線造影にて確認する。血流改善が認
められたならば、拡張体付カテーテル40と拡張体付カ
テーテル用ガイドワイヤー34を抜去し、その後ガイド
カテーテルを抜去し、圧迫止血して手技を終える。
ネクター50の造影剤インジェクションポート52より
造影剤を注入し、X線造影にて確認する。血流改善が認
められたならば、拡張体付カテーテル40と拡張体付カ
テーテル用ガイドワイヤー34を抜去し、その後ガイド
カテーテルを抜去し、圧迫止血して手技を終える。
[発明の効果]
本発明の拡張体付カテーテルは、先端が開口している第
1のルーメンを有する内管と、該内管に同軸的に設けら
れ、該内管の先端より所定長後退した位置に設けられ、
該内管の外面との間に第2のルーメンを形成する外管と
、先端部および基端部を有し、該基端部が前記外管に取
り付けられ、該先端部が前記内管に取り付けられ、該基
端部付近にて第2のルーメンと連通ずる折り畳み可能な
拡張体とを有する拡張体付カテーテルであって、前記内
管に取り付けられている拡張体の先端部は、前記内管よ
りも先端側に突出し、カテーテルの先端部を形成してい
るものであるので、拡張体の先端部と内管との間の固着
距離を少なくかつ固着面積を大きくすることができ、両
者間の剥離を防止でき、さらに、拡張体の先端部と内管
との間の固着端がカテーテルの外表面に露出しないので
、カテーテル挿入時に両者の固着端において拡張体がめ
くれるように、剥離することを防止できる。よって、カ
テーテルが血管内を進行する時に、カテーテル先端が血
管内壁を傷付けることがない。
1のルーメンを有する内管と、該内管に同軸的に設けら
れ、該内管の先端より所定長後退した位置に設けられ、
該内管の外面との間に第2のルーメンを形成する外管と
、先端部および基端部を有し、該基端部が前記外管に取
り付けられ、該先端部が前記内管に取り付けられ、該基
端部付近にて第2のルーメンと連通ずる折り畳み可能な
拡張体とを有する拡張体付カテーテルであって、前記内
管に取り付けられている拡張体の先端部は、前記内管よ
りも先端側に突出し、カテーテルの先端部を形成してい
るものであるので、拡張体の先端部と内管との間の固着
距離を少なくかつ固着面積を大きくすることができ、両
者間の剥離を防止でき、さらに、拡張体の先端部と内管
との間の固着端がカテーテルの外表面に露出しないので
、カテーテル挿入時に両者の固着端において拡張体がめ
くれるように、剥離することを防止できる。よって、カ
テーテルが血管内を進行する時に、カテーテル先端が血
管内壁を傷付けることがない。
また、本発明の拡張体付カテーテルの製造方法は、先端
から後端まで開口したルーメンを有する内管を成形する
工程と、先端から後端まで開口したルーメンを有し、該
内管の外径より内径が大きく、かつ該内管より所定長短
い外管を形成する工程と、先端部および基端部を有する
収縮あるいは折り畳み可能な拡張体を形成する工程と、
前記外管内に前記内管を挿入する工程と、前記外管の先
端部に前記拡張体の基端部を固着する工程と、固着され
た拡張体の一端を前記内管の先端よりも所定長長く切断
する工程と、該内管よりも前記所定長長い部分を熱加工
し、前記拡張体の先端部により、前記内管の先端部外面
および先端面を被覆しカテーテルの先端部を形成する工
程とからなるものであるので、上記の拡張体付カテーテ
ルを確実に、かつ、拡張体の先端部とカテーテルの先端
部分が一体化されており、別の部材を用いることなく、
容易に製造することができる。
から後端まで開口したルーメンを有する内管を成形する
工程と、先端から後端まで開口したルーメンを有し、該
内管の外径より内径が大きく、かつ該内管より所定長短
い外管を形成する工程と、先端部および基端部を有する
収縮あるいは折り畳み可能な拡張体を形成する工程と、
前記外管内に前記内管を挿入する工程と、前記外管の先
端部に前記拡張体の基端部を固着する工程と、固着され
た拡張体の一端を前記内管の先端よりも所定長長く切断
する工程と、該内管よりも前記所定長長い部分を熱加工
し、前記拡張体の先端部により、前記内管の先端部外面
および先端面を被覆しカテーテルの先端部を形成する工
程とからなるものであるので、上記の拡張体付カテーテ
ルを確実に、かつ、拡張体の先端部とカテーテルの先端
部分が一体化されており、別の部材を用いることなく、
容易に製造することができる。
第1図は、本発明の拡張体付カテーテルの一実施例の先
端部の拡大断面図、第2図は、本発明の拡張体付カテー
テルの一実施例の基端部を示す図面、第3図は、本発明
の拡張体付カテーテルの一実施例の中間部の断面図、第
4図は、第1図におけるr−I線断面図、第5図は、第
1図における■−■線断面図、第6図は、本発明の拡張
体付カテーテルの一実施例の基端部の断面図、第7図な
いし第13図は、本発明の拡張体付カテーテルの製造方
法を説明するための説明図、第14図ないし第18図は
、本発明の拡張体付カテーテルの作用を示す図面である
。 l・・・内管 3・・・拡張体 6・・・第2のルーメン 11・・・第2の開口部 14・・・マーカー 20・・・分岐ハブ 23・・・外管ハブ 80・・・芯枠 2・・・外管 4・・・第1のルーメン 9・・・第1の開口部 13・・・剛性付与体 22・・・内管ハブ 77・・・先端延長部分 96・・・加熱処理型 第1図 第2図 第8図 第15図 第14図
端部の拡大断面図、第2図は、本発明の拡張体付カテー
テルの一実施例の基端部を示す図面、第3図は、本発明
の拡張体付カテーテルの一実施例の中間部の断面図、第
4図は、第1図におけるr−I線断面図、第5図は、第
1図における■−■線断面図、第6図は、本発明の拡張
体付カテーテルの一実施例の基端部の断面図、第7図な
いし第13図は、本発明の拡張体付カテーテルの製造方
法を説明するための説明図、第14図ないし第18図は
、本発明の拡張体付カテーテルの作用を示す図面である
。 l・・・内管 3・・・拡張体 6・・・第2のルーメン 11・・・第2の開口部 14・・・マーカー 20・・・分岐ハブ 23・・・外管ハブ 80・・・芯枠 2・・・外管 4・・・第1のルーメン 9・・・第1の開口部 13・・・剛性付与体 22・・・内管ハブ 77・・・先端延長部分 96・・・加熱処理型 第1図 第2図 第8図 第15図 第14図
Claims (4)
- (1)先端が開口している第1のルーメンを有する内管
と、該内管に同軸的に設けられ、該内管の先端より所定
長後退した位置に設けられ、該内管の外面との間に第2
のルーメンを形成する外管と、先端部および基端部を有
し、該基端部が前記外管に取り付けられ、該先端部が前
記内管に取り付けられ、該基端部付近にて第2のルーメ
ンと連通する折り畳み可能な拡張体とを有する拡張体付
カテーテルであって、前記内管に取り付けられている拡
張体の先端部は、前記内管よりも先端側に突出し、前記
拡張体付カテーテルの先端部を形成していることを特徴
とする拡張体付カテーテル。 - (2)前記拡張体の先端部は、前記内管の先端部外面お
よび先端面を被覆している請求項1に記載の拡張体付カ
テーテル。 - (3)前記拡張体の先端は、丸みを有している請求項1
または2に記載の拡張体付カテーテル。 - (4)先端から後端まで開口したルーメンを有する内管
を成形する工程と、先端から後端まで開口したルーメン
を有し、該内管の外径より内径が大きく、かつ該内管よ
り所定長短い外管を形成する工程と、先端部および基端
部を有する収縮あるいは折り畳み可能な拡張体を形成す
る工程と、前記外管内に前記内管を挿入する工程と、前
記外管の先端部に前記拡張体の基端部を固着する工程と
、固着された拡張体の一端を前記内管の先端よりも所定
長長く切断する工程と、該内管よりも前記所定長長い部
分を熱加工し、前記拡張体の先端部により、前記内管の
先端部外面および先端面を被覆しカテーテルの先端部を
形成する工程とからなることを特徴とする拡張体付カテ
ーテルの製造方法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1200995A JPH0798064B2 (ja) | 1988-10-20 | 1989-08-02 | 拡張体付カテーテルおよびその製造方法 |
EP93119270A EP0597506B1 (en) | 1988-10-20 | 1989-10-18 | Catheter equipped with expansible member and method of manufacturing the same |
DE68928881T DE68928881T2 (de) | 1988-10-20 | 1989-10-18 | Katheter mit ausdehnbarem Element und dessen Herstellungsverfahren |
DE68919996T DE68919996T2 (de) | 1988-10-20 | 1989-10-18 | Katheter mit ausdehnbarem Element und dessen Herstellungsverfahren. |
EP89119330A EP0365993B1 (en) | 1988-10-20 | 1989-10-18 | Catheter equipped with expansible member and method of manufacturing the same |
ES89119330T ES2064416T3 (es) | 1988-10-20 | 1989-10-18 | Cateter dotado de un elemento expansible y metodo de fabricacion del mismo. |
CA002001057A CA2001057C (en) | 1988-10-20 | 1989-10-19 | Catheter equipped with expansible member and method of manufacturing the same |
AU43630/89A AU628873B2 (en) | 1988-10-20 | 1989-10-20 | Catheter equipped with expansible member and method of manufacturing the same |
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---|---|---|---|
JP63-264888 | 1988-10-20 | ||
JP26488888 | 1988-10-20 | ||
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02271873A true JPH02271873A (ja) | 1990-11-06 |
JPH0798064B2 JPH0798064B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=26512516
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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---|---|
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-
1989
- 1989-08-02 JP JP1200995A patent/JPH0798064B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0798064B2 (ja) | 1995-10-25 |
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