JPH0222505Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0222505Y2 JPH0222505Y2 JP1984166989U JP16698984U JPH0222505Y2 JP H0222505 Y2 JPH0222505 Y2 JP H0222505Y2 JP 1984166989 U JP1984166989 U JP 1984166989U JP 16698984 U JP16698984 U JP 16698984U JP H0222505 Y2 JPH0222505 Y2 JP H0222505Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- brake
- pressure plate
- output shaft
- friction plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、クラツチ切断時に出力軸の回転を制
動するイナーシヤブレーキを有するプルタイプク
ラッチに関する。
動するイナーシヤブレーキを有するプルタイプク
ラッチに関する。
(従来の技術)
プルタイプクラツチのレリーズベアリングの外
輪に同心のプレツシヤプレートを設け、プレツシ
ヤプレートとクラツチハウジング内周部間に、中
心の出力軸に中心線方向摺動自在に連結されたブ
レーキデイスクを配置し、ブレーキデイスクのク
ラツチハウジング内周部側に円盤状部材を配置
し、当該円盤状部材の背後にコイルスプリングを
配置した構成が既に知られている(例えば特公昭
47−34738号、特公昭59−33771号)。
輪に同心のプレツシヤプレートを設け、プレツシ
ヤプレートとクラツチハウジング内周部間に、中
心の出力軸に中心線方向摺動自在に連結されたブ
レーキデイスクを配置し、ブレーキデイスクのク
ラツチハウジング内周部側に円盤状部材を配置
し、当該円盤状部材の背後にコイルスプリングを
配置した構成が既に知られている(例えば特公昭
47−34738号、特公昭59−33771号)。
しかしその構成では、単にコイルスプリングに
よりクツシヨン効果が得られるのみであり、イナ
ーシヤブレーキ力が大きく変化することは避けら
れず、極端な場合には車輌が停止してしまうおそ
れもある。従つて適切なブレーキ力を得るための
操作に熟練を要する。しかもクラツチ切断状態で
一定時間保持した場合、例えば傾斜の小さい下り
坂等において車輌を惰性で走行させるような場合
には、強いイナーシヤブレーキ力によつて摩擦板
が高温になり易く、イナーシヤブレーキの焼き付
や摩耗の促進を引起こすおそれがある。
よりクツシヨン効果が得られるのみであり、イナ
ーシヤブレーキ力が大きく変化することは避けら
れず、極端な場合には車輌が停止してしまうおそ
れもある。従つて適切なブレーキ力を得るための
操作に熟練を要する。しかもクラツチ切断状態で
一定時間保持した場合、例えば傾斜の小さい下り
坂等において車輌を惰性で走行させるような場合
には、強いイナーシヤブレーキ力によつて摩擦板
が高温になり易く、イナーシヤブレーキの焼き付
や摩耗の促進を引起こすおそれがある。
(考案が解決しようとする問題点)
上記従来の構成では、イナーシヤブレーキ力が
大きく変化することから、クラツチペダルの操作
に熟練を要するという問題点を有している。又ク
ラツチ切断状態で一定時間保持した場合に、強い
イナーシヤブレーキ力によつて摩擦板が高温にな
り易く、イナーシヤブレーキの焼き付や摩耗の促
進を引起こすおそれがあり、長期間の安定した作
動が得られないという問題点を有している。
大きく変化することから、クラツチペダルの操作
に熟練を要するという問題点を有している。又ク
ラツチ切断状態で一定時間保持した場合に、強い
イナーシヤブレーキ力によつて摩擦板が高温にな
り易く、イナーシヤブレーキの焼き付や摩耗の促
進を引起こすおそれがあり、長期間の安定した作
動が得られないという問題点を有している。
本考案は、上記問題点を解決しようとするもの
である。
である。
(問題点を解決するための手段)
本考案は;プルタイプクラツチのレリーズベア
リングの外輪に同心のプレツシヤプレートを設
け;プレツシヤプレートとクラツチハウジング内
周部間に、中心の出力軸に中心線方向摺動自在に
連結されたブレーキデイスクを配置し;ブレーキ
デイスクの両側のうち少なくともクラツチハウジ
ング内周部側にフリクシヨンプレートを設け;フ
リクシヨンプレートをクラツチハウジング側から
弾性的に付勢するばね機構を設けて;クラツチ切
断時に出力軸を制動するようにしたイナーシヤブ
レーキ付プルタイプクラッチにおいて;レリーズ
ストロークを増加せしめるために、上記ばね機構
を互いの内周部が当接する対称形に配置される2
枚のコーンスプリングで構成し;両コーンスプリ
ングの合成荷重が、両コーンスプリングのセツト
位置とストロークエンドとの概ね中間部分で極大
値を示すように設定されていることを特徴とする
イナーシヤブレーキ付プルタイプクラッチであ
る。
リングの外輪に同心のプレツシヤプレートを設
け;プレツシヤプレートとクラツチハウジング内
周部間に、中心の出力軸に中心線方向摺動自在に
連結されたブレーキデイスクを配置し;ブレーキ
デイスクの両側のうち少なくともクラツチハウジ
ング内周部側にフリクシヨンプレートを設け;フ
リクシヨンプレートをクラツチハウジング側から
弾性的に付勢するばね機構を設けて;クラツチ切
断時に出力軸を制動するようにしたイナーシヤブ
レーキ付プルタイプクラッチにおいて;レリーズ
ストロークを増加せしめるために、上記ばね機構
を互いの内周部が当接する対称形に配置される2
枚のコーンスプリングで構成し;両コーンスプリ
ングの合成荷重が、両コーンスプリングのセツト
位置とストロークエンドとの概ね中間部分で極大
値を示すように設定されていることを特徴とする
イナーシヤブレーキ付プルタイプクラッチであ
る。
(実施例)
第1図(矢印Fが前方)において、エンジン側
のフライホイール11にはクラツチカバー12の
外周部が固定されており、フライホイール11と
クラツチカバー12で形成される内部空間には中
心線方向に縮設されたコイルスプリング13によ
つてクラツチカバー12側からフライホイール1
1側に付勢される同心のプレツシヤプレート14
が設けられている。フライホイール11とプレツ
シヤプレート14間には2つのクラツチデイスク
15と、両クラツチデイスク15間に配置される
プレツシヤプレート16が設けられており、捩り
ダンパー機構を有するクラツチデイスク15の内
周部は中心の出力軸17にスプライン嵌合してい
る。出力軸17は後方に延びてミツシヨンケース
18にベアリング19を介して回転自在に支持さ
れるとともに、ミツシヨンケース18内に設けら
れた図示しないミツシヨンギヤに連結されてい
る。ミツシヨンケース18にはクラツチカバー1
2、クラツチデイスク15等からなるクラツチ本
体部分を覆うクラツチハウジング20の後端が固
定されており、クラツチハウジング20の前端は
図示しないエンジンのクランクケースに固定され
ている。
のフライホイール11にはクラツチカバー12の
外周部が固定されており、フライホイール11と
クラツチカバー12で形成される内部空間には中
心線方向に縮設されたコイルスプリング13によ
つてクラツチカバー12側からフライホイール1
1側に付勢される同心のプレツシヤプレート14
が設けられている。フライホイール11とプレツ
シヤプレート14間には2つのクラツチデイスク
15と、両クラツチデイスク15間に配置される
プレツシヤプレート16が設けられており、捩り
ダンパー機構を有するクラツチデイスク15の内
周部は中心の出力軸17にスプライン嵌合してい
る。出力軸17は後方に延びてミツシヨンケース
18にベアリング19を介して回転自在に支持さ
れるとともに、ミツシヨンケース18内に設けら
れた図示しないミツシヨンギヤに連結されてい
る。ミツシヨンケース18にはクラツチカバー1
2、クラツチデイスク15等からなるクラツチ本
体部分を覆うクラツチハウジング20の後端が固
定されており、クラツチハウジング20の前端は
図示しないエンジンのクランクケースに固定され
ている。
クラツチカバー12にはプレツシヤプレート1
4側に突出する支持ボルト21が固定されてお
り、支持ボルト21を支点とするレリーズレバー
22がクラツチ半径方向に配置されている。又レ
リーズレバー22の中間部にプレツシヤプレート
14が連結されることにより、レリーズレバー2
2の内周側端部を逆F方向に移動させれば、コイ
ルスプリング13のばね力に抗してプレツシヤプ
レート14を強制的に逆F方向に移動させること
ができるようになつている。レリーズレバー22
の内周端部は筒状のスリーブ23の前部に一体に
形成されたフランジに当接しており、スリーブ2
3は出力軸17に回転自在に嵌合する筒軸24の
前端部に嵌合するとともに、筒軸24の前端に一
体に形成されたフランジによつて前方への移動が
制限されている。筒軸24の後端部にはレリーズ
ベアリング25の内輪が嵌合し、スナツプリング
によつて固定されている。レリーズベアリング2
5の外輪にはベアリングカバー26の前部が嵌合
しており、ベアリングカバー26の前端部に形成
された内向フランジとスナツプリングによつてベ
アリング25の外輪に固定されている。ベアリン
グカバー26は直径方向両外方(紙面と直角方
向)に突出する突起27を一体に有しており、突
起27の前端面にヨーク28の2股に分かれた先
端部(一方のみ図示)が当接している。ヨーク2
8の基部は紙面と直角方向に延在する支軸29に
嵌合固定されており、支軸29は図示しないクラ
ツチペダルに連結されている。なおクラツチペダ
ルを踏込めば、支軸29は矢印R方向に回動する
ようになつている。
4側に突出する支持ボルト21が固定されてお
り、支持ボルト21を支点とするレリーズレバー
22がクラツチ半径方向に配置されている。又レ
リーズレバー22の中間部にプレツシヤプレート
14が連結されることにより、レリーズレバー2
2の内周側端部を逆F方向に移動させれば、コイ
ルスプリング13のばね力に抗してプレツシヤプ
レート14を強制的に逆F方向に移動させること
ができるようになつている。レリーズレバー22
の内周端部は筒状のスリーブ23の前部に一体に
形成されたフランジに当接しており、スリーブ2
3は出力軸17に回転自在に嵌合する筒軸24の
前端部に嵌合するとともに、筒軸24の前端に一
体に形成されたフランジによつて前方への移動が
制限されている。筒軸24の後端部にはレリーズ
ベアリング25の内輪が嵌合し、スナツプリング
によつて固定されている。レリーズベアリング2
5の外輪にはベアリングカバー26の前部が嵌合
しており、ベアリングカバー26の前端部に形成
された内向フランジとスナツプリングによつてベ
アリング25の外輪に固定されている。ベアリン
グカバー26は直径方向両外方(紙面と直角方
向)に突出する突起27を一体に有しており、突
起27の前端面にヨーク28の2股に分かれた先
端部(一方のみ図示)が当接している。ヨーク2
8の基部は紙面と直角方向に延在する支軸29に
嵌合固定されており、支軸29は図示しないクラ
ツチペダルに連結されている。なおクラツチペダ
ルを踏込めば、支軸29は矢印R方向に回動する
ようになつている。
ベアリングカバー26の後部内周面には雌ねじ
が形成されており、プレツシヤプレート31の前
部に形成された円筒部32の雄ねじが螺合してい
る。又円筒部32には中心線方向に長くかつ前方
に向かい開いた割溝33が形成されており、第2
図に示すように割溝33は円周方向等間隔に複数
個(例えば6個)設けられている。一方第1図に
示すようにベアリングカバー26の後端部には半
径方向の雌ねじが形成され、外周側からロツクボ
ルト34が螺合している。図示の状態では、ロツ
クボルト34の先端はベアリングカバー26から
内周側に突出して、割溝33に嵌合している。プ
レツシヤプレート31はクラツチ半径方向の円盤
状であり、中心部に形成された孔が僅かな間隔を
隔てて出力軸17に嵌合している。プレツシヤプ
レート31の後端面には後方に突出する突起35
が円周方向等間隔に複数個設けられており、突起
35の後端面はクラツチ半径方向同一平面上に配
置されている。
が形成されており、プレツシヤプレート31の前
部に形成された円筒部32の雄ねじが螺合してい
る。又円筒部32には中心線方向に長くかつ前方
に向かい開いた割溝33が形成されており、第2
図に示すように割溝33は円周方向等間隔に複数
個(例えば6個)設けられている。一方第1図に
示すようにベアリングカバー26の後端部には半
径方向の雌ねじが形成され、外周側からロツクボ
ルト34が螺合している。図示の状態では、ロツ
クボルト34の先端はベアリングカバー26から
内周側に突出して、割溝33に嵌合している。プ
レツシヤプレート31はクラツチ半径方向の円盤
状であり、中心部に形成された孔が僅かな間隔を
隔てて出力軸17に嵌合している。プレツシヤプ
レート31の後端面には後方に突出する突起35
が円周方向等間隔に複数個設けられており、突起
35の後端面はクラツチ半径方向同一平面上に配
置されている。
プレツシヤプレート31よりも後方に配置され
たブレーキケース40は概ね円筒形の部材であ
り、後端部がミツシヨンケース18にボルトによ
つて固定されている。ミツシヨンケース18の前
部に形成された円筒状部分には中心線方向に長い
割溝41が形成され、割溝41の前端は前方に向
かい開いている。割溝41は円周方向等間隔に複
数個設けられており、割溝41にはブレーキケー
ス40内に配置されたフリクシヨンプレート42
の外周部が中心線方向摺動自在に噛合つている。
フリクシヨンプレート42はクラツチ半径方向に
延在する環状の板状部材であり、複数枚(例えば
3枚)が配置されている。各フリクシヨンプレー
ト42間にはそれぞれブレーキデイスク43が配
置されており、ブレーキデイスク43の厚みに合
せるべく、フリクシヨンプレート42の内周部は
外周部に対して中心線方向に偏倚している。ブレ
ーキデイスク43の両側面には摩擦材よりなる環
状のフエーシングが固着されており、内周端部は
出力軸17の外周面に形成されたスプラインにス
プライン嵌合して、中心線方向のみ摺動自在の状
態にある。
たブレーキケース40は概ね円筒形の部材であ
り、後端部がミツシヨンケース18にボルトによ
つて固定されている。ミツシヨンケース18の前
部に形成された円筒状部分には中心線方向に長い
割溝41が形成され、割溝41の前端は前方に向
かい開いている。割溝41は円周方向等間隔に複
数個設けられており、割溝41にはブレーキケー
ス40内に配置されたフリクシヨンプレート42
の外周部が中心線方向摺動自在に噛合つている。
フリクシヨンプレート42はクラツチ半径方向に
延在する環状の板状部材であり、複数枚(例えば
3枚)が配置されている。各フリクシヨンプレー
ト42間にはそれぞれブレーキデイスク43が配
置されており、ブレーキデイスク43の厚みに合
せるべく、フリクシヨンプレート42の内周部は
外周部に対して中心線方向に偏倚している。ブレ
ーキデイスク43の両側面には摩擦材よりなる環
状のフエーシングが固着されており、内周端部は
出力軸17の外周面に形成されたスプラインにス
プライン嵌合して、中心線方向のみ摺動自在の状
態にある。
前端に配置されたフリクシヨンプレート42
は、その前方に配置されたスナツプリング44が
ブレーキケース40の内周面に係合することによ
つて、前方への移動が制限されている。又後端に
配置されたフリクシヨンプレート42は、その前
方に配置されたスナツプリング45がブレーキケ
ース40の内周面に係合することによつて、前方
への移動が制限されている。フリクシヨンプレー
ト42の後方には2枚のコーンスプリング46が
互いの内周部が当接する対称形に配置されてお
り、コーンスプリング46の外周部はブレーキケ
ース40の内周面に形成された段部と後端のフリ
クシヨンプレート42との間で縮設状態にある。
第3図の曲線Aはコーンスプリング46の圧縮ス
トロークSと荷重Pとの関係の一例を示してお
り、スプリングの圧縮ストローク間における極大
値a1及び極小値a2を有する滑らかなカーブを
描いている。第1図の状態では後端のフリクシヨ
ンプレート42の前方への移動がスナツプリング
45によつて制限されていることから、コーンス
プリング46は第3図のセツト位置s1まで既に
圧縮された状態にあり、コーンスプリング46に
は第3図にp1で示す初期荷重が与えられてい
る。
は、その前方に配置されたスナツプリング44が
ブレーキケース40の内周面に係合することによ
つて、前方への移動が制限されている。又後端に
配置されたフリクシヨンプレート42は、その前
方に配置されたスナツプリング45がブレーキケ
ース40の内周面に係合することによつて、前方
への移動が制限されている。フリクシヨンプレー
ト42の後方には2枚のコーンスプリング46が
互いの内周部が当接する対称形に配置されてお
り、コーンスプリング46の外周部はブレーキケ
ース40の内周面に形成された段部と後端のフリ
クシヨンプレート42との間で縮設状態にある。
第3図の曲線Aはコーンスプリング46の圧縮ス
トロークSと荷重Pとの関係の一例を示してお
り、スプリングの圧縮ストローク間における極大
値a1及び極小値a2を有する滑らかなカーブを
描いている。第1図の状態では後端のフリクシヨ
ンプレート42の前方への移動がスナツプリング
45によつて制限されていることから、コーンス
プリング46は第3図のセツト位置s1まで既に
圧縮された状態にあり、コーンスプリング46に
は第3図にp1で示す初期荷重が与えられてい
る。
次に作動を説明する。第1図はクラツチON時
(接続時)を示しており、コイルスプリング13
によつてプレツシヤプレート14がフライホイー
ル11側に付勢されることにより、クラツチデイ
スク15はフライホイール11、プレツシヤプレ
ート14,16間に挾持された状態にあり、図示
しないエンジンからのトルクはフライホイール1
1、クラツチデイスク15、出力軸17を介して
ミツシヨンケース18内のギヤに伝達される。発
生する捩りトルク振動はクラツチデイスク15に
設けられたダンパー機構によつて吸収される。又
フライホイール11の回転により、クラツチカバ
ー12、支持ボルト21、スリーブ23を介して
筒軸24も回転するが、レリーズベアリング25
が設けられていることからベアリングカバー26
へはその回転は伝達されない。一方第1図の状態
では、ベアリングカバー26は前方に位置してお
り、突起35とフリクシヨンプレート42間には
クリヤランスが形成されている。従つてブレーキ
デイスク43がフリクシヨンプレート42に圧接
された状態とはなつていない。
(接続時)を示しており、コイルスプリング13
によつてプレツシヤプレート14がフライホイー
ル11側に付勢されることにより、クラツチデイ
スク15はフライホイール11、プレツシヤプレ
ート14,16間に挾持された状態にあり、図示
しないエンジンからのトルクはフライホイール1
1、クラツチデイスク15、出力軸17を介して
ミツシヨンケース18内のギヤに伝達される。発
生する捩りトルク振動はクラツチデイスク15に
設けられたダンパー機構によつて吸収される。又
フライホイール11の回転により、クラツチカバ
ー12、支持ボルト21、スリーブ23を介して
筒軸24も回転するが、レリーズベアリング25
が設けられていることからベアリングカバー26
へはその回転は伝達されない。一方第1図の状態
では、ベアリングカバー26は前方に位置してお
り、突起35とフリクシヨンプレート42間には
クリヤランスが形成されている。従つてブレーキ
デイスク43がフリクシヨンプレート42に圧接
された状態とはなつていない。
次に図示しないクラツチペダルを踏込むと、支
軸29はR方向に回動する。この回動によつてヨ
ーク28が突起27を後方に押し、ベアリングカ
バー26が後方に移動する。この結果レリーズベ
アリング25、筒軸24、スリーブ23を介して
レリーズレバー22の内周部が支持ボルト21の
ピンを中心に後方に回動し、コイルスプリング1
3のばね力に抗してプレツシヤプレート14を強
制的に後方に移動させる。これによりフライホイ
ール11、プレツシヤプレート14,16による
クラツチデイスク15の挾持が解かれ、クラツチ
はOFF状態(切断状態)となる。しかし、クラ
ツチデイスク15の外周部がフライホイール1
1、プレツシヤプレート14,16に僅かに接触
することにより、完全にトルクの伝達が解除され
ることはない。特に第1図のような多板式のクラ
ツチにおいては、そのような連れ回りが生じやす
い。
軸29はR方向に回動する。この回動によつてヨ
ーク28が突起27を後方に押し、ベアリングカ
バー26が後方に移動する。この結果レリーズベ
アリング25、筒軸24、スリーブ23を介して
レリーズレバー22の内周部が支持ボルト21の
ピンを中心に後方に回動し、コイルスプリング1
3のばね力に抗してプレツシヤプレート14を強
制的に後方に移動させる。これによりフライホイ
ール11、プレツシヤプレート14,16による
クラツチデイスク15の挾持が解かれ、クラツチ
はOFF状態(切断状態)となる。しかし、クラ
ツチデイスク15の外周部がフライホイール1
1、プレツシヤプレート14,16に僅かに接触
することにより、完全にトルクの伝達が解除され
ることはない。特に第1図のような多板式のクラ
ツチにおいては、そのような連れ回りが生じやす
い。
一方、ベアリングカバー26の後方への移動に
よつて、プレツシヤプレート31は一体的に後方
に移動する。突起35が前端のフリクシヨンプレ
ート42に当接し、更にプレツシヤプレート31
が後方に移動すると、各フリクシヨンプレート4
2間においてブレーキデイスク43が挾持された
状態になり、続いてコーンスプリング46が圧縮
され始める。ストロークエンドは例えば第3図の
s2に設定されており、ブレーキデイスク43
(第1図)の受ける荷重は曲線A上をp1からス
プリングのストローク間での極大値a1を経てp
2へと変化する。曲線Aの形状から分るように、
この場合の荷重Pの変化は例えばコイルスプリン
グを使用した場合に比べて小さい。即ちクラツチ
ペダルの踏込み程度に関係なく、出力軸17の制
動に適切な概ね一定の荷重が得られることにな
る。しかもストロークエンドs2では、一度極大
値a1まで増加した荷重がp2まで下がることに
なる。即ち極大値a1を経ることにより、確実な
制動力が出力軸17に一旦与えられることとな
る。従つて連れ回りの生じやすい多板クラツチに
本考案を採用しても、確実に出力軸17を制動す
ることができ、トランスミツシヨンの異音発生を
防止することができる。又クラツチOFF状態で
一定時間保持する場合、例えば傾斜の小さい下り
坂等において車輌を惰性で走行させるような場合
においては、ストロークエンドs2での荷重は極
大値a1よりも低くなつていることから、大きな
摩擦力がブレーキデイスク43に生じることはな
い。この結果イナーシヤブレーキ部分が高温にな
ることはなく、イナーシヤブレーキの焼き付や摩
耗の促進を引起こすことはない。なおブレーキデ
イスク43はフリクシヨンプレート42によつて
直接的に挾持されるので、プレツシヤプレート3
1にはブレーキデイスク43から出力軸17の回
転が伝達されない。従つてヨーク28とベアリン
グカバー26間で強い捩れが生じることが無くな
り、偏摩耗が防止される。
よつて、プレツシヤプレート31は一体的に後方
に移動する。突起35が前端のフリクシヨンプレ
ート42に当接し、更にプレツシヤプレート31
が後方に移動すると、各フリクシヨンプレート4
2間においてブレーキデイスク43が挾持された
状態になり、続いてコーンスプリング46が圧縮
され始める。ストロークエンドは例えば第3図の
s2に設定されており、ブレーキデイスク43
(第1図)の受ける荷重は曲線A上をp1からス
プリングのストローク間での極大値a1を経てp
2へと変化する。曲線Aの形状から分るように、
この場合の荷重Pの変化は例えばコイルスプリン
グを使用した場合に比べて小さい。即ちクラツチ
ペダルの踏込み程度に関係なく、出力軸17の制
動に適切な概ね一定の荷重が得られることにな
る。しかもストロークエンドs2では、一度極大
値a1まで増加した荷重がp2まで下がることに
なる。即ち極大値a1を経ることにより、確実な
制動力が出力軸17に一旦与えられることとな
る。従つて連れ回りの生じやすい多板クラツチに
本考案を採用しても、確実に出力軸17を制動す
ることができ、トランスミツシヨンの異音発生を
防止することができる。又クラツチOFF状態で
一定時間保持する場合、例えば傾斜の小さい下り
坂等において車輌を惰性で走行させるような場合
においては、ストロークエンドs2での荷重は極
大値a1よりも低くなつていることから、大きな
摩擦力がブレーキデイスク43に生じることはな
い。この結果イナーシヤブレーキ部分が高温にな
ることはなく、イナーシヤブレーキの焼き付や摩
耗の促進を引起こすことはない。なおブレーキデ
イスク43はフリクシヨンプレート42によつて
直接的に挾持されるので、プレツシヤプレート3
1にはブレーキデイスク43から出力軸17の回
転が伝達されない。従つてヨーク28とベアリン
グカバー26間で強い捩れが生じることが無くな
り、偏摩耗が防止される。
クラツチOFF状態からクラツチペダルの踏込
みを解除すると、コイルスプリング13によつて
再びフライホイール11とプレツシヤプレート1
4間でクラツチデイスク15が挾持され、クラツ
チON状態に移行する。プレツシヤプレート14
のフライホイール11側への移動とともにベアリ
ングカバー26が前方に移動することから、プレ
ツシヤプレート31も一体的に前方に移動して、
第1図に示す姿勢に戻る。これによつてフリクシ
ヨンプレート42によるブレーキデイスク43の
挾持は解かれ、コーンスプリング46は第3図の
s2からs1迄伸長する。
みを解除すると、コイルスプリング13によつて
再びフライホイール11とプレツシヤプレート1
4間でクラツチデイスク15が挾持され、クラツ
チON状態に移行する。プレツシヤプレート14
のフライホイール11側への移動とともにベアリ
ングカバー26が前方に移動することから、プレ
ツシヤプレート31も一体的に前方に移動して、
第1図に示す姿勢に戻る。これによつてフリクシ
ヨンプレート42によるブレーキデイスク43の
挾持は解かれ、コーンスプリング46は第3図の
s2からs1迄伸長する。
次に、長期間の使用によりクラツチデイスク1
5の外周部に設けられた摩擦フエーシングが摩耗
することによつて、クラツチON状態でのプレツ
シヤプレート14の停止位置が変るため、これに
よるプレツシヤプレート31の突起35とフリク
シヨンプレート42間のクリヤランスの変化を調
整する必要が生じる。この場合には、車輌停止状
態においてロツクボルト34の螺着を解除し、ロ
ツクボルト34によるプレツシヤプレート31の
割溝33への係合を解く。次にプレツシヤプレー
ト31を中心線を中心に回し、円筒部32のベア
リングカバー26への螺合を解きながら突起35
を後方に移動させる。突起35とフリクシヨンプ
レート42間のクリヤランスが適切な値になつた
ところで、ロツクボルト34を再びねじ込んで割
溝33に係合させ、ベアリングカバー26に対し
プレツシヤプレート31を固定する。これによつ
て容易に突起35とフリクシヨンプレート42間
のクリヤランスの調整が行える。
5の外周部に設けられた摩擦フエーシングが摩耗
することによつて、クラツチON状態でのプレツ
シヤプレート14の停止位置が変るため、これに
よるプレツシヤプレート31の突起35とフリク
シヨンプレート42間のクリヤランスの変化を調
整する必要が生じる。この場合には、車輌停止状
態においてロツクボルト34の螺着を解除し、ロ
ツクボルト34によるプレツシヤプレート31の
割溝33への係合を解く。次にプレツシヤプレー
ト31を中心線を中心に回し、円筒部32のベア
リングカバー26への螺合を解きながら突起35
を後方に移動させる。突起35とフリクシヨンプ
レート42間のクリヤランスが適切な値になつた
ところで、ロツクボルト34を再びねじ込んで割
溝33に係合させ、ベアリングカバー26に対し
プレツシヤプレート31を固定する。これによつ
て容易に突起35とフリクシヨンプレート42間
のクリヤランスの調整が行える。
(考案の効果)
プルタイプクラツチのレリーズベアリング25
の外輪に同心のプレツシヤプレート31を設け;
プレツシヤプレート31とクラツチハウジング2
0内周部間に、中心の出力軸17に中心線方向摺
動自在に連結されたブレーキデイスク43を配置
し;ブレーキデイスク43の両側のうち少なくと
もクラツチハウジング20内周部側にフリクシヨ
ンプレート42を設け;フリクシヨンプレート4
2をクラツチハウジング20側から弾性的に付勢
するばね機構を設けて;クラツチ切断時に出力軸
17を制動するようにしたイナーシヤブレーキ付
プルタイプクラッチにおいて;レリーズストロー
クを増加せしめるために、上記ばね機構を互いの
内周部が当接する対称形に配置される2枚のコー
ンスプリング46で構成し;両コーンスプリング
46の合成荷重が、両コーンスプリング46のセ
ツト位置s1とストロークエンドs2との概ね中
間部分で極大値a1を示すように設定されている
ので; (a) コイルスプリングを使用する従来の構成に比
べて、イナーシヤブレーキ力がクラツチの踏込
み程度の変化に対し概ね一定していることか
ら、容易に適切な出力軸17の制動力が得られ
る。従つてクラツチペダルの操作に熟練を要す
るという従来の問題点を解消できる。又強い制
動力を与えすぎて車輌が停止してしまうような
不具合も生じない。
の外輪に同心のプレツシヤプレート31を設け;
プレツシヤプレート31とクラツチハウジング2
0内周部間に、中心の出力軸17に中心線方向摺
動自在に連結されたブレーキデイスク43を配置
し;ブレーキデイスク43の両側のうち少なくと
もクラツチハウジング20内周部側にフリクシヨ
ンプレート42を設け;フリクシヨンプレート4
2をクラツチハウジング20側から弾性的に付勢
するばね機構を設けて;クラツチ切断時に出力軸
17を制動するようにしたイナーシヤブレーキ付
プルタイプクラッチにおいて;レリーズストロー
クを増加せしめるために、上記ばね機構を互いの
内周部が当接する対称形に配置される2枚のコー
ンスプリング46で構成し;両コーンスプリング
46の合成荷重が、両コーンスプリング46のセ
ツト位置s1とストロークエンドs2との概ね中
間部分で極大値a1を示すように設定されている
ので; (a) コイルスプリングを使用する従来の構成に比
べて、イナーシヤブレーキ力がクラツチの踏込
み程度の変化に対し概ね一定していることか
ら、容易に適切な出力軸17の制動力が得られ
る。従つてクラツチペダルの操作に熟練を要す
るという従来の問題点を解消できる。又強い制
動力を与えすぎて車輌が停止してしまうような
不具合も生じない。
(b) クラツチ切断状態で一定時間保持した場合で
も、強いイナーシヤブレーキ力が生じないこと
から、摩擦板が高温になり難く、イナーシヤブ
レーキの焼き付や摩耗の促進を引起こすことが
無くなり、長期間の安定した作動が得られるよ
うになる。
も、強いイナーシヤブレーキ力が生じないこと
から、摩擦板が高温になり難く、イナーシヤブ
レーキの焼き付や摩耗の促進を引起こすことが
無くなり、長期間の安定した作動が得られるよ
うになる。
(c) 上記ばね機構を互いの内周部が当接する対称
形に配置される2枚のコーンスプリングで構成
しているので、レリーズストロークが長くな
り、その分半クラツチ操作が行ないやすくな
る。従つてこの点からも操作性が向上する。し
かも互いの内周部が当接する対称形に配置され
る2枚のコーンスプリングを採用しているの
で、クラツチ接続遮断操作が頻繁に行われる産
業建設機に本考案を採用しても、コーンスプリ
ングが逆姿勢に反り返る恐れはない。
形に配置される2枚のコーンスプリングで構成
しているので、レリーズストロークが長くな
り、その分半クラツチ操作が行ないやすくな
る。従つてこの点からも操作性が向上する。し
かも互いの内周部が当接する対称形に配置され
る2枚のコーンスプリングを採用しているの
で、クラツチ接続遮断操作が頻繁に行われる産
業建設機に本考案を採用しても、コーンスプリ
ングが逆姿勢に反り返る恐れはない。
(d) しかも両コーンスプリング46の合成荷重
が、両コーンスプリング46のセツト位置s1
とストロークエンドs2との概ね中間部分で極
大値a1を示すように設定されているので、ス
トロークエンドs2では、一度極大値a1まで
増加した荷重がp2まで下がることになる。従
つて極大値a1を経ることにより、確実な制動
力が出力軸17に一旦与えられることになる。
このため連れ回りの生じやすい多板クラツチに
本考案を採用しても、確実に出力軸17を制動
することができ、トランスミツシヨンの異音発
生を防止することができる。又クラツチOFF
状態で一定時間保持する場合、例えば傾斜の小
さい下り坂等において車輌を惰性で走行させる
ような場合においては、ストロークエンドs2
での荷重は極大値a1よりも低くなつているこ
とから、大きな摩擦力がブレーキデイスク43
に生じることはない。この結果イナーシヤブレ
ーキ部分が高温になることはなく、イナーシヤ
ブレーキの焼き付や摩耗の促進を引起こすこと
はない。
が、両コーンスプリング46のセツト位置s1
とストロークエンドs2との概ね中間部分で極
大値a1を示すように設定されているので、ス
トロークエンドs2では、一度極大値a1まで
増加した荷重がp2まで下がることになる。従
つて極大値a1を経ることにより、確実な制動
力が出力軸17に一旦与えられることになる。
このため連れ回りの生じやすい多板クラツチに
本考案を採用しても、確実に出力軸17を制動
することができ、トランスミツシヨンの異音発
生を防止することができる。又クラツチOFF
状態で一定時間保持する場合、例えば傾斜の小
さい下り坂等において車輌を惰性で走行させる
ような場合においては、ストロークエンドs2
での荷重は極大値a1よりも低くなつているこ
とから、大きな摩擦力がブレーキデイスク43
に生じることはない。この結果イナーシヤブレ
ーキ部分が高温になることはなく、イナーシヤ
ブレーキの焼き付や摩耗の促進を引起こすこと
はない。
(別の実施例)
(a) コーンスプリング46の圧縮特性は第3図の
曲線Aのような場合に限られることはなく、例
えば曲線Bのような極大値と極小値との間の荷
重Pの差が大きくない特性としてもよく、又ス
トロークエンドs2と極小値が一致する曲線C
のような特性にしてもよい。
曲線Aのような場合に限られることはなく、例
えば曲線Bのような極大値と極小値との間の荷
重Pの差が大きくない特性としてもよく、又ス
トロークエンドs2と極小値が一致する曲線C
のような特性にしてもよい。
(b) ブレーキデイスク43は2枚の場合に限られ
ることはなく、1枚でも、又3枚以上でも良
い。もちろんブレーキデイスク43の枚数に対
応してフリクシヨンプレート42の枚数を変更
する必要がある。
ることはなく、1枚でも、又3枚以上でも良
い。もちろんブレーキデイスク43の枚数に対
応してフリクシヨンプレート42の枚数を変更
する必要がある。
(c) プレツシヤプレート31側のフリクシヨンプ
レート42を省略することもできる。ただしプ
レツシヤプレート31側のフリクシヨンプレー
ト42を設ければ、イナーシヤブレーキ作動時
にレリーズベアリング25を駆動するヨーク2
8等の部材に偏荷重がかからなくなり、偏摩耗
等の不具合が生じない。
レート42を省略することもできる。ただしプ
レツシヤプレート31側のフリクシヨンプレー
ト42を設ければ、イナーシヤブレーキ作動時
にレリーズベアリング25を駆動するヨーク2
8等の部材に偏荷重がかからなくなり、偏摩耗
等の不具合が生じない。
(d) クラツチデイスク15が1つ或は3つ以上の
クラツチにも本考案を同様に採用することがで
きる。ただしクラツチの切れ不良が生じやすい
2つ以上の場合に特に好適である。
クラツチにも本考案を同様に採用することがで
きる。ただしクラツチの切れ不良が生じやすい
2つ以上の場合に特に好適である。
第1図は本考案によるプルタイプクラツチの縦
断面図、第2図は第1図の−断面部分図、第
3図は圧縮ストロークと荷重との関係を示すグラ
フである。17……出力軸、20……クラツチハ
ウジング、25……レリーズベアリング、31…
…プレツシヤプレート、42……フリクシヨンプ
レート、43……ブレーキデイスク、46……コ
ーンスプリング(ばね機構)、a1……極大値、
P……荷重、S……圧縮ストローク、s1……セ
ツト位置、s2……ストロークエンド。
断面図、第2図は第1図の−断面部分図、第
3図は圧縮ストロークと荷重との関係を示すグラ
フである。17……出力軸、20……クラツチハ
ウジング、25……レリーズベアリング、31…
…プレツシヤプレート、42……フリクシヨンプ
レート、43……ブレーキデイスク、46……コ
ーンスプリング(ばね機構)、a1……極大値、
P……荷重、S……圧縮ストローク、s1……セ
ツト位置、s2……ストロークエンド。
Claims (1)
- プルタイプクラツチのレリーズベアリングの外
輪に同心のプレツシヤプレートを設け;プレツシ
ヤプレートとクラツチハウジング内周部間に、中
心の出力軸に中心線方向摺動自在に連結されたブ
レーキデイスクを配置し;ブレーキデイスクの両
側のうち少なくともクラツチハウジング内周部側
にフリクシヨンプレートを設け;フリクシヨンプ
レートをクラツチハウジング側から弾性的に付勢
するばね機構を設けて;クラツチ切断時に出力軸
を制動するようにしたイナーシヤブレーキ付プル
タイプクラッチにおいて;レリーズストロークを
増加せしめるために、上記ばね機構を互いの内周
部が当接する対称形に配置される2枚のコーンス
プリングで構成し;両コーンスプリングの合成荷
重が、両コーンスプリングのセツト位置とストロ
ークエンドとの概ね中間部分で極大値を示すよう
に設定されていることを特徴とするイナーシヤブ
レーキ付プルタイプクラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984166989U JPH0222505Y2 (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984166989U JPH0222505Y2 (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6182137U JPS6182137U (ja) | 1986-05-31 |
JPH0222505Y2 true JPH0222505Y2 (ja) | 1990-06-18 |
Family
ID=30724795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984166989U Expired JPH0222505Y2 (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0222505Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5042358B2 (ja) * | 2008-04-14 | 2012-10-03 | Ykk株式会社 | 金属製片面務歯及び両開き式スライドファスナー |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5555039A (en) * | 1978-10-13 | 1980-04-22 | Aisin Seiki Co Ltd | Brake gear in mesh with clutch release |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6145374Y2 (ja) * | 1981-01-05 | 1986-12-20 |
-
1984
- 1984-11-02 JP JP1984166989U patent/JPH0222505Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5555039A (en) * | 1978-10-13 | 1980-04-22 | Aisin Seiki Co Ltd | Brake gear in mesh with clutch release |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5042358B2 (ja) * | 2008-04-14 | 2012-10-03 | Ykk株式会社 | 金属製片面務歯及び両開き式スライドファスナー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6182137U (ja) | 1986-05-31 |
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