JPH02221302A - 粉末成形体の製造方法 - Google Patents
粉末成形体の製造方法Info
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- JPH02221302A JPH02221302A JP4119889A JP4119889A JPH02221302A JP H02221302 A JPH02221302 A JP H02221302A JP 4119889 A JP4119889 A JP 4119889A JP 4119889 A JP4119889 A JP 4119889A JP H02221302 A JPH02221302 A JP H02221302A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、粉末成形体の製造方法及び装置に関するもの
である。
である。
(従来の技術)
第15図(A)に示す如く金属粉末、セラミック粉末等
の焼結用粉末21を成形型20に入れてピストン22で
圧縮し、最終製品若しくは中間製品の粉末成形体を得る
場合においては、粉末成形体の密度を高くすると共に、
全体にわたって均一にすることが重要である。仮りに密
度が低ければ成形体の強度が不足し、また密度が高くて
も分布があれば、焼結時にひずみが発生し、割れの原因
になる。
の焼結用粉末21を成形型20に入れてピストン22で
圧縮し、最終製品若しくは中間製品の粉末成形体を得る
場合においては、粉末成形体の密度を高くすると共に、
全体にわたって均一にすることが重要である。仮りに密
度が低ければ成形体の強度が不足し、また密度が高くて
も分布があれば、焼結時にひずみが発生し、割れの原因
になる。
この主要な原因は、圧縮時に生じる成形型20の壁面と
粉末21との間の摩擦である。即ち、成形型20の壁面
との摩擦のために、ピストン22からの加圧力が消費さ
れ圧力分布を発生するためであり、粉末層内に第16図
(A)の如く密度分布を引起こすことになる。
粉末21との間の摩擦である。即ち、成形型20の壁面
との摩擦のために、ピストン22からの加圧力が消費さ
れ圧力分布を発生するためであり、粉末層内に第16図
(A)の如く密度分布を引起こすことになる。
これを改善する対策として、従来、次の方法が用いられ
ている。
ている。
■ 第15図(B)に示す如く成形型20の上下両側に
ピストン22を設け、成形型20内の粉末21を上下両
側から圧縮する。これによれば、粉末層の深さと共に密
度の低下が太き(なるので、上下両側から圧縮すること
により、粉末層の厚さをIt/2に薄くしたのと同じ効
果が得られ、密度分布が第16図(B)の如く良くなる
。
ピストン22を設け、成形型20内の粉末21を上下両
側から圧縮する。これによれば、粉末層の深さと共に密
度の低下が太き(なるので、上下両側から圧縮すること
により、粉末層の厚さをIt/2に薄くしたのと同じ効
果が得られ、密度分布が第16図(B)の如く良くなる
。
また、これと同じ効果をねらったものとして、第15図
(C)に示す如く成形型20をスプリング23で支持す
るフローティングダイ法がある。これによれば、密度分
布は第16図(C)の如く更に良くなる。
(C)に示す如く成形型20をスプリング23で支持す
るフローティングダイ法がある。これによれば、密度分
布は第16図(C)の如く更に良くなる。
■ 加圧時に成形型を振動させ、粉末層を加振する。そ
の結果、壁面と粉末との摩擦係数、粉末間の摩擦係数が
小さくなり、摩擦力が低減する。
の結果、壁面と粉末との摩擦係数、粉末間の摩擦係数が
小さくなり、摩擦力が低減する。
■ 滑り易い材料を成形型20の壁面に使用する。
■ 粉末にステアリン酸等の流動助剤を添加する。
(発明が解決しようとする課題)
しかし、■の両押し法(或いはフローティングダイ法)
では、摩擦の影響を半減させることはできるが、本質的
な解決にはならない、また両押し機構、フローティング
機構の採用によって装置全体が複雑になり、設罐費が割
高になる上に、成形時の操作が増える欠点がある。
では、摩擦の影響を半減させることはできるが、本質的
な解決にはならない、また両押し機構、フローティング
機構の採用によって装置全体が複雑になり、設罐費が割
高になる上に、成形時の操作が増える欠点がある。
■の加振法では、加圧力が大きくなれば、粉末層の加振
効果が薄くなり、また加振機構加振エネルギーを要する
欠点がある。
効果が薄くなり、また加振機構加振エネルギーを要する
欠点がある。
また■及び■のような成形型20の壁面のライニング、
流動助剤の添加等だけでは、目標の高密度化、密度の均
一化には制限がある。
流動助剤の添加等だけでは、目標の高密度化、密度の均
一化には制限がある。
本発明は、このような従来の課題に鑑み、極く簡単にし
て粉末成形体の高密度化、密度の均一化を図り得るよう
にすることを目的とする。
て粉末成形体の高密度化、密度の均一化を図り得るよう
にすることを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本弁明は、そのための手段として、粉末成形体の製造に
際し、成形型1に粉末8を充填し、該粉末8の略全量に
おいて最大主応力が垂直方向の主動となるように加圧す
る方法を採用する。
際し、成形型1に粉末8を充填し、該粉末8の略全量に
おいて最大主応力が垂直方向の主動となるように加圧す
る方法を採用する。
また、その製造装置として、
テーパー角度αが
du
0.5 ′ ≦α≦2 tan −’ (0,06)但
し、du:成形体上端の直径 Il:成形体の高さ である下床がり状のテーパー状内面を有する成形型1と
、該成形型1の下端側を閉塞する下蓋4と、成形型l内
の粉末8を上方から加圧するピストン7とを備えたもの
である。
し、du:成形体上端の直径 Il:成形体の高さ である下床がり状のテーパー状内面を有する成形型1と
、該成形型1の下端側を閉塞する下蓋4と、成形型l内
の粉末8を上方から加圧するピストン7とを備えたもの
である。
(作 用)
垂直壁の容器に粉末を入れて垂直方向に加圧した時、次
の2つの応力状態が現れる。
の2つの応力状態が現れる。
イ)1大主応力が水力方向を向く(これを主動とい′う
)〔第10図(A)参照〕。
)〔第10図(A)参照〕。
口) 最大主応力が水平方向を向く(これを受動という
)〔第10図(B)参照〕。
)〔第10図(B)参照〕。
粉末が流動する時の応力状態を第11図に示す。
第11図に示す如く壁面の破壊包絡線WYLがモール円
とP、及びP3て交差する。この交点P2の状態を受動
といい、ホッパー状の末すぼみの容器の場合に発生する
。垂直壁の容易では、交点のP、の状態の主動が支配的
であるが、受動となることがある。即ち、300 φ園
の容器に2〜3φ鵬の砂を詰め、その壁面床を測定する
ことにより調べた所、主動と受動との中間値を示した。
とP、及びP3て交差する。この交点P2の状態を受動
といい、ホッパー状の末すぼみの容器の場合に発生する
。垂直壁の容易では、交点のP、の状態の主動が支配的
であるが、受動となることがある。即ち、300 φ園
の容器に2〜3φ鵬の砂を詰め、その壁面床を測定する
ことにより調べた所、主動と受動との中間値を示した。
水平応力は同一水平面内で一様である。一方、垂直剪断
応力は中心で零、壁面で最大値をとり、その間で直線的
に変化する。かかる条件の下に式を誘導すると、垂直応
力は、次のように表せる。
応力は中心で零、壁面で最大値をとり、その間で直線的
に変化する。かかる条件の下に式を誘導すると、垂直応
力は、次のように表せる。
δv=−(1−e −烏X ) + δvo e −”
ここで mBD cogφ ((1+sin”δ)±’ly sinδ〕
、符号十は主動、符号−は受動 mは定数・・・・・・平面流れで1、円筒流れで2X:
粉体層上表面からの深さ L:粉体層の幅(円筒流れでは直径) T:粉体層のかさ密度 δシロ:粉体層上表面に係る圧力 φ:壁面摩擦角 δ:有効内部摩擦角 ここで、Dは分配係数と呼び、平均垂直応力に対する壁
面近傍の垂直応力の値である。その計算結果をδ、φを
パラメータにして第12図に示す。
ここで mBD cogφ ((1+sin”δ)±’ly sinδ〕
、符号十は主動、符号−は受動 mは定数・・・・・・平面流れで1、円筒流れで2X:
粉体層上表面からの深さ L:粉体層の幅(円筒流れでは直径) T:粉体層のかさ密度 δシロ:粉体層上表面に係る圧力 φ:壁面摩擦角 δ:有効内部摩擦角 ここで、Dは分配係数と呼び、平均垂直応力に対する壁
面近傍の垂直応力の値である。その計算結果をδ、φを
パラメータにして第12図に示す。
金属粉末の場合物性値の代表としてδ−30゜φ−16
@を用いると、分配係数りは、受動が1.2、主動が0
.95となる。従って、容器内の粉末層の圧力分布が主
動では少ないこと、即ち、密度の均一化が図れることに
なる。
@を用いると、分配係数りは、受動が1.2、主動が0
.95となる。従って、容器内の粉末層の圧力分布が主
動では少ないこと、即ち、密度の均一化が図れることに
なる。
例えば、円筒容器に粉末を入れ、加圧力130 kg/
cilが直径240 txsで深さ101の粉末層に作
用したとする。この時の粉末として金属粉末を用い、δ
−30°、φ゛−16° r=6g/c4とする。
cilが直径240 txsで深さ101の粉末層に作
用したとする。この時の粉末として金属粉末を用い、δ
−30°、φ゛−16° r=6g/c4とする。
この場合、底面に発生する垂直応力は、第13図及び第
14図に示す如く、 受動では、平均42kg/cJ、中心部33kg/af
l、壁近傍51kg/Cd 主動では、平均111 kg/cd、中心部114 k
g/cd、壁近傍108 kglC−となる、従って、
円筒容器を上広がりにして、応力状態を確実に主動に保
つことによって、加圧力が殆どそのまま下面に有効に伝
わり、中心部と壁近傍の応力分布が少なくなるという効
果が得られる。つまり、上広がりの成形型lに粉末8を
入れ、上方からピストン7で圧縮することにより、高密
度でしかも密度の均一な粉末成形体を得ることができる
。
14図に示す如く、 受動では、平均42kg/cJ、中心部33kg/af
l、壁近傍51kg/Cd 主動では、平均111 kg/cd、中心部114 k
g/cd、壁近傍108 kglC−となる、従って、
円筒容器を上広がりにして、応力状態を確実に主動に保
つことによって、加圧力が殆どそのまま下面に有効に伝
わり、中心部と壁近傍の応力分布が少なくなるという効
果が得られる。つまり、上広がりの成形型lに粉末8を
入れ、上方からピストン7で圧縮することにより、高密
度でしかも密度の均一な粉末成形体を得ることができる
。
(実施例)
以下、図示の実施例について本発明を詳述する。
第1図は粉末成形体の製造装置を示し、1はテーパー角
度αの上広がり状のテーパー内面2を有する成形型で、
ベース3上の下蓋4に上方から套嵌され、かつボルト5
で着脱自在に固定されている。6はマスク型であり、成
形型1内で下蓋4内に取付けられている。7はピストン
で、成形型l内に入れられた粉末8を下方に加圧して圧
縮するためのものであり、シリンダ(図示せず)による
昇降自在に支持されている。なお、成形型1の外周には
、粉末8を成形して成る粉末成形体を固化、乾燥するた
めの加熱装置(図示せず)が設けられている。
度αの上広がり状のテーパー内面2を有する成形型で、
ベース3上の下蓋4に上方から套嵌され、かつボルト5
で着脱自在に固定されている。6はマスク型であり、成
形型1内で下蓋4内に取付けられている。7はピストン
で、成形型l内に入れられた粉末8を下方に加圧して圧
縮するためのものであり、シリンダ(図示せず)による
昇降自在に支持されている。なお、成形型1の外周には
、粉末8を成形して成る粉末成形体を固化、乾燥するた
めの加熱装置(図示せず)が設けられている。
上記構成の製造装置を用いて粉末成形体を製造する際に
は、金属粉末の粉末8にバインダー、助剤等を添加した
スラリーを成形型l内に入れた後、ピストン7で下方に
粉末8を加圧し圧縮する。すると成形型1のテーパー内
面2が上広がり状であるため、粉末8の略全量に対して
最大主応力が主動(垂直方向)となるように作用するの
で、高密度でしかも密度の均一な粉末成形体を得ること
ができる。
は、金属粉末の粉末8にバインダー、助剤等を添加した
スラリーを成形型l内に入れた後、ピストン7で下方に
粉末8を加圧し圧縮する。すると成形型1のテーパー内
面2が上広がり状であるため、粉末8の略全量に対して
最大主応力が主動(垂直方向)となるように作用するの
で、高密度でしかも密度の均一な粉末成形体を得ること
ができる。
因みにテーパー角度α−5°の上広がり状の成形型1を
製作し、その密度分布を測定した。試料は200tIm
以下の金属粉末を使用し、バインダーと水を混合したス
ラリーにして成形型1に充填し、ピストン7で加圧する
ことにより脱水成形したものである。
製作し、その密度分布を測定した。試料は200tIm
以下の金属粉末を使用し、バインダーと水を混合したス
ラリーにして成形型1に充填し、ピストン7で加圧する
ことにより脱水成形したものである。
成形後に取り出した約直径240 mm、高さ100
waの成形体を軸心を通る中央断面で切断し、その密度
を測定した処、次のような結果が得られた。この結果を
第2図(A)(B)に示すが、これは真密度7.85g
/alとしての相対密度(百分率)で表したものであ
る。
waの成形体を軸心を通る中央断面で切断し、その密度
を測定した処、次のような結果が得られた。この結果を
第2図(A)(B)に示すが、これは真密度7.85g
/alとしての相対密度(百分率)で表したものであ
る。
5°テーパー(その1)〔第2図(A)参照〕平均密度
75.9% 密度分布±1.65%(最小73.9%、最大77.2
%)分散1.3 5°テーパー(その2)〔第2図(B)参照〕平均密度
75.5% 密度分布±1.5%(最小74.0%、最大77.0%
)分散0.7 一方、テーパー角度α=0のストレート型の成形型を用
いて同一成形条件で成形し、その成形体について測定し
た密度分布を第3図に示す。その結果は、次の通りであ
る。
75.9% 密度分布±1.65%(最小73.9%、最大77.2
%)分散1.3 5°テーパー(その2)〔第2図(B)参照〕平均密度
75.5% 密度分布±1.5%(最小74.0%、最大77.0%
)分散0.7 一方、テーパー角度α=0のストレート型の成形型を用
いて同一成形条件で成形し、その成形体について測定し
た密度分布を第3図に示す。その結果は、次の通りであ
る。
平均密度73.2%
密度分布±3.95%(最小68.9%、最大76.8
%)分散6.8 これらの測定結果からも明らかなように、下方に下床が
り状の成形型lを使用することによって、高密度化、密
度均一化が大幅に改善されることがわかった。
%)分散6.8 これらの測定結果からも明らかなように、下方に下床が
り状の成形型lを使用することによって、高密度化、密
度均一化が大幅に改善されることがわかった。
次に成形型1内に、第4図に示すような角錐状のブロッ
クをマスク型9として挿入して密度分布を測定した。加
圧力等の条件は同じである。
クをマスク型9として挿入して密度分布を測定した。加
圧力等の条件は同じである。
この時の結果を第5図及び第6図に示す、第5図は従来
のストレート型の場合であり、第6図は本発明のテーパ
ー型の場合である図の上側が、成形型内の下面にあたる
、密度分布は、ストレート型が最大76.1%、最小7
4.0%、差2.1%であるのに対し、テーパー型では
最大79.9%、最小77.9%、差2.0%であり、
分布幅には差がないが、到達密度はテーパー型の方が高
い、従って、テーパー型の成形型1を用いることによっ
て、有効に加圧力がマスク型6の表面近傍まで伝わって
いることが判る。
のストレート型の場合であり、第6図は本発明のテーパ
ー型の場合である図の上側が、成形型内の下面にあたる
、密度分布は、ストレート型が最大76.1%、最小7
4.0%、差2.1%であるのに対し、テーパー型では
最大79.9%、最小77.9%、差2.0%であり、
分布幅には差がないが、到達密度はテーパー型の方が高
い、従って、テーパー型の成形型1を用いることによっ
て、有効に加圧力がマスク型6の表面近傍まで伝わって
いることが判る。
成形型lのテーパー角度αは、
du
O05° ≦α≦2 tan −’ (0,06)の範
囲に設定するのが適当である。
囲に設定するのが適当である。
即ち、テーパー角度αは主応力状態を常時主動に保つ角
度であることが下限値として要求される。
度であることが下限値として要求される。
ストレート型の垂直壁でも条件によっては主動が表れる
が、常時ではない、またテーパー角度αが何度から常時
主動になるかは、粉末8の物性、壁面の状態で変わるた
め、定かではなく、しかも主動と受動が周期的に変動す
るとも報告されている。
が、常時ではない、またテーパー角度αが何度から常時
主動になるかは、粉末8の物性、壁面の状態で変わるた
め、定かではなく、しかも主動と受動が周期的に変動す
るとも報告されている。
従って、将来用いられるテーパー角度0°を除く範囲(
α〉0)を下限にしても良いが、成形型1から成形体を
容品に取り出せる角度を重視して0゜5″を下限とした
。なお、テーパー角度α−0,5°は、射出成形におい
て型枠から形成品を取出す時の抜勾配における下限値に
相当する。
α〉0)を下限にしても良いが、成形型1から成形体を
容品に取り出せる角度を重視して0゜5″を下限とした
。なお、テーパー角度α−0,5°は、射出成形におい
て型枠から形成品を取出す時の抜勾配における下限値に
相当する。
d。
上限値は、α≦2jan−’ (0,06)に設定さ
れている。なお、第7図に示す如(、duは成形体の上
端の直径、lは成形体の高さである。
れている。なお、第7図に示す如(、duは成形体の上
端の直径、lは成形体の高さである。
即ち、Pu、Pj!を成形体の上端、下端における圧力
Au、Aj!を上端、下端における断面積とした場合、
摩擦の影響がないので、軸方向断面の荷重Wを一定とす
ると、Pu−Au= Pj!−An!となる。
Au、Aj!を上端、下端における断面積とした場合、
摩擦の影響がないので、軸方向断面の荷重Wを一定とす
ると、Pu−Au= Pj!−An!となる。
これにdu、de、 lを用いて、次の関係式を得る。
π
従って、主動を確実なものにするためには、テーパー角
度αを大きくするに越したことはない。
度αを大きくするに越したことはない。
しかし、あまり大きくなりすぎると機構上、Pl<Pu
となって逆効果である。そこで、第8図に示す如く、P
Il/Pu=0.8を上限とすると、du α≦2tan −’ (0,06) の関係となる。従って、j!/du=0.5のとき、テ
ーパー角度αの上限は13.5°となる。
となって逆効果である。そこで、第8図に示す如く、P
Il/Pu=0.8を上限とすると、du α≦2tan −’ (0,06) の関係となる。従って、j!/du=0.5のとき、テ
ーパー角度αの上限は13.5°となる。
なお、ピストン7による粉末8の圧縮時に、第9図の如
くピストン7を上下に振動さ、振動、圧縮の組合せによ
って成形しても良く、この場合にも、テーパー状に拡が
った成形型1を用いると、僅かな減圧、加圧の繰返し中
に収縮した変位が戻ることなく、常に圧密方向に進行す
ることになる。
くピストン7を上下に振動さ、振動、圧縮の組合せによ
って成形しても良く、この場合にも、テーパー状に拡が
った成形型1を用いると、僅かな減圧、加圧の繰返し中
に収縮した変位が戻ることなく、常に圧密方向に進行す
ることになる。
(発明の効果)
本発明に係る製造方法によれば、成形型1に粉末8を充
填し、該粉末8の略全量において最大主応力が垂直方向
の主動となるように加圧するのので、粉末成形体の高密
度化、密度の均一化をはかることができる。
填し、該粉末8の略全量において最大主応力が垂直方向
の主動となるように加圧するのので、粉末成形体の高密
度化、密度の均一化をはかることができる。
また本発明に係る製造装置によれば、テーパー角度αが
du
O,5’ ≦α≦2jan −’ (0,06)但し
、du:成形体上端の直径 l:成形体の高さ である下床がり状のテーパー状内面を有する成形型1と
、該成形型1の下端側を閉塞する下!4と、成形型1、
内の粉末8を上方から加圧するピストン7とを備えてい
るので、構造が極く簡単になり、非常に安価に実施でき
ると共にも、成形型1を軽く引き上げるだけで内部の成
形体を容易に取出すことができる。
、du:成形体上端の直径 l:成形体の高さ である下床がり状のテーパー状内面を有する成形型1と
、該成形型1の下端側を閉塞する下!4と、成形型1、
内の粉末8を上方から加圧するピストン7とを備えてい
るので、構造が極く簡単になり、非常に安価に実施でき
ると共にも、成形型1を軽く引き上げるだけで内部の成
形体を容易に取出すことができる。
第1図は本発明の一実施例を示す製造装置の断面図、第
2図は(A)(B)は本発明の場合の成形体の相対密度
を示す図、第3図は従来の場合の相対密度を示す図、第
4図はマスク型の斜視図、第5図は従来の場合の相対密
度を示す図、第6図は本発明の場合の相対密度を示す図
、第7図は本発明の説明図、第8図は本発明の1./d
uとαの関係を示す図、第9図は本発明の製造装置の断
面図、第10図(A)(B)4よ主動、受動の説明図、
第11図は応力状態を示す図、第12図は摩擦角と分配
係数との関係を示す図、第13図は受動を示す図、第1
4図は主動を示す図、第15図(A)(B)(C)は従
来の製造装置の断面図、第16図(A)(B)(C)は
従来の場合の密度分布を示す図である。 l・・・成形型、2・・・テーパー内面、4・・・下蓋
、7・・・ピストン、8・・・粉末。
2図は(A)(B)は本発明の場合の成形体の相対密度
を示す図、第3図は従来の場合の相対密度を示す図、第
4図はマスク型の斜視図、第5図は従来の場合の相対密
度を示す図、第6図は本発明の場合の相対密度を示す図
、第7図は本発明の説明図、第8図は本発明の1./d
uとαの関係を示す図、第9図は本発明の製造装置の断
面図、第10図(A)(B)4よ主動、受動の説明図、
第11図は応力状態を示す図、第12図は摩擦角と分配
係数との関係を示す図、第13図は受動を示す図、第1
4図は主動を示す図、第15図(A)(B)(C)は従
来の製造装置の断面図、第16図(A)(B)(C)は
従来の場合の密度分布を示す図である。 l・・・成形型、2・・・テーパー内面、4・・・下蓋
、7・・・ピストン、8・・・粉末。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)成形型(1)に粉末(8)を充填し、該粉末(8
)の略全量において最大主応力が垂直方向の主動となる
ように加圧することを特徴とする粉末成形体の製造方法
。 (2)テーパー角度αが 0.5゜≦α≦2tan^−^1(0.06(du)/
l)但し、du:成形体上端の直径 l:成形体の高さ である下広がり状のテーパー状内面を有する成形型(1
)と、該成形型(1)の下端側を閉塞する下蓋(4)と
、成形型(1)内の粉末(8)を上方から加圧するピス
トン(7)とを備えたことを特徴とする粉末成形体の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4119889A JPH02221302A (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 粉末成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4119889A JPH02221302A (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 粉末成形体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02221302A true JPH02221302A (ja) | 1990-09-04 |
Family
ID=12601724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4119889A Pending JPH02221302A (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 粉末成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02221302A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS623299B2 (ja) * | 1976-12-13 | 1987-01-24 | Gen Electric |
-
1989
- 1989-02-20 JP JP4119889A patent/JPH02221302A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS623299B2 (ja) * | 1976-12-13 | 1987-01-24 | Gen Electric |
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