JPH02213823A - 光波長変換装置 - Google Patents
光波長変換装置Info
- Publication number
- JPH02213823A JPH02213823A JP3556989A JP3556989A JPH02213823A JP H02213823 A JPH02213823 A JP H02213823A JP 3556989 A JP3556989 A JP 3556989A JP 3556989 A JP3556989 A JP 3556989A JP H02213823 A JPH02213823 A JP H02213823A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- wavelength conversion
- optical
- focal length
- waveguide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 91
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 45
- 238000005253 cladding Methods 0.000 claims description 17
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 14
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 7
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 6
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- ULPBJGVRVXWECP-UHFFFAOYSA-N 3,5-dimethyl-1-(4-nitrophenyl)pyrazole Chemical compound N1=C(C)C=C(C)N1C1=CC=C([N+]([O-])=O)C=C1 ULPBJGVRVXWECP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000005466 cherenkov radiation Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000005693 optoelectronics Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、基本波をその1/2の波長の第2高調波等に
変換する光波長変換装置に関し、特に詳細には基本波を
光波長変換素子に入力するための光学系が改良された光
波長変換装置に関するものである。
変換する光波長変換装置に関し、特に詳細には基本波を
光波長変換素子に入力するための光学系が改良された光
波長変換装置に関するものである。
(従来の技術)
従来より、非線形光学材料による第2高調波発生を利用
して、レーザ光を波長変換(短波長化)する試みが種々
なされている。このようにして波長変換を行なう光波長
変換素子として具体的には、例えば[光エレクトロニク
スの基礎J A、 YARIV著、多田邦雄、神谷武志
訳(丸善株式会社)のp200〜204に示されるよう
なバルク結晶型のものがよく知られている。ところがこ
の光波長変換素子は、位相整合条件を満たすために結晶
の複屈折を利用するので、非線形性が大きくても複屈折
性が無い材料あるいは小さい材料は利用できない、とい
う問題があった。
して、レーザ光を波長変換(短波長化)する試みが種々
なされている。このようにして波長変換を行なう光波長
変換素子として具体的には、例えば[光エレクトロニク
スの基礎J A、 YARIV著、多田邦雄、神谷武志
訳(丸善株式会社)のp200〜204に示されるよう
なバルク結晶型のものがよく知られている。ところがこ
の光波長変換素子は、位相整合条件を満たすために結晶
の複屈折を利用するので、非線形性が大きくても複屈折
性が無い材料あるいは小さい材料は利用できない、とい
う問題があった。
上記のような問題を解決できる光波長変換素子として、
いわゆるファイバー型のものが提案されている。この光
波長変換素子は、クラッド内に非線形光学材料からなる
コアが充てんされた光ファイバーであり、応用物理学会
懇話会微小光学研究グループ機関誌VOL、 3.
No、2. p28〜32にはその一例が示されてい
る。このファイバー型の光波長変換素子は、基本波と第
2高調波との間の位相整合をとることも容易であるので
、最近ではこのファイバー型光波長変換素子についての
研究が盛んになされている。
いわゆるファイバー型のものが提案されている。この光
波長変換素子は、クラッド内に非線形光学材料からなる
コアが充てんされた光ファイバーであり、応用物理学会
懇話会微小光学研究グループ機関誌VOL、 3.
No、2. p28〜32にはその一例が示されてい
る。このファイバー型の光波長変換素子は、基本波と第
2高調波との間の位相整合をとることも容易であるので
、最近ではこのファイバー型光波長変換素子についての
研究が盛んになされている。
また、例えば特開昭63−15233号、同63−15
234号公報に示されるように、クラッド部となる2枚
の基板の間に非線形光学材料からなる2次元光導波路を
形成した2次元光導波路型の光波長変換素子も知られて
いる。さらには、ガラス基板内に非線形光学材料からな
る3次元光導波路が埋め込まれてなり、ガラス基板中に
第2高調波を出射する3次元光導波路型の光波長変換素
子も知られている。これらの2次元あるいは3次元光導
波路型光波長変換素子も、上述のような特長を有してい
る。
234号公報に示されるように、クラッド部となる2枚
の基板の間に非線形光学材料からなる2次元光導波路を
形成した2次元光導波路型の光波長変換素子も知られて
いる。さらには、ガラス基板内に非線形光学材料からな
る3次元光導波路が埋め込まれてなり、ガラス基板中に
第2高調波を出射する3次元光導波路型の光波長変換素
子も知られている。これらの2次元あるいは3次元光導
波路型光波長変換素子も、上述のような特長を有してい
る。
また、特願昭63−72752号明細書において、和周
波および差周波も同様に、ファイバー型波長変換素子に
よって発生することが詳細に記されている。導波路型光
波長変換素子における和差周波発生についても特願昭6
3−72753号明細書において詳細に記されている。
波および差周波も同様に、ファイバー型波長変換素子に
よって発生することが詳細に記されている。導波路型光
波長変換素子における和差周波発生についても特願昭6
3−72753号明細書において詳細に記されている。
さらに3次の非線形性を利用した第3高調波発生も十分
に可能である。
に可能である。
なお以上列挙した光導波路型(ファイバー型のものも含
むものとする)の光波長変換素子は、主に導波部が非線
形光学材料から形成されたものであるが、クラッド部の
みを、あるいは導波部とクラッド部の双方を非線形光学
材料から形成してもよい。すなわち導波部を進行する導
波光の一部はエバネッセント波としてクラッド部に浸み
出すので、クラッド部が非線形光学材料から形成されて
いれば、このエバネッセント波が波長変換されうる。
むものとする)の光波長変換素子は、主に導波部が非線
形光学材料から形成されたものであるが、クラッド部の
みを、あるいは導波部とクラッド部の双方を非線形光学
材料から形成してもよい。すなわち導波部を進行する導
波光の一部はエバネッセント波としてクラッド部に浸み
出すので、クラッド部が非線形光学材料から形成されて
いれば、このエバネッセント波が波長変換されうる。
(発明が解決しようとする課題)
ところで上述のような光導波路型(ファイバー型のもの
も含むものとする)の光波長変換素子にあっては、光密
度を高めて波長変換効率を上げるために、導波部の断面
寸法(例えばファイバー型素子にあってはコア径、2次
元光導波路型素子にあっては導波路厚さ)が1〜2μm
と極めて小さくされることが多い。このような導波部に
基本波を入力させる方法としては従来より、基本波を集
束光学系によって小さなスポットに絞って導波部端面に
照射するという方法が広く採用されているが、導波部の
断面寸法が上述のように小さい場合は、光学調整を許容
誤差±0.1μm程度の精度で行なう必要がある。以下
、このことを実例を挙げて詳しく説明する。
も含むものとする)の光波長変換素子にあっては、光密
度を高めて波長変換効率を上げるために、導波部の断面
寸法(例えばファイバー型素子にあってはコア径、2次
元光導波路型素子にあっては導波路厚さ)が1〜2μm
と極めて小さくされることが多い。このような導波部に
基本波を入力させる方法としては従来より、基本波を集
束光学系によって小さなスポットに絞って導波部端面に
照射するという方法が広く採用されているが、導波部の
断面寸法が上述のように小さい場合は、光学調整を許容
誤差±0.1μm程度の精度で行なう必要がある。以下
、このことを実例を挙げて詳しく説明する。
例えば第4図に示すように、基本波光源である半導体レ
ーザ16から発せられたレーザ光15をコリメーターレ
ンズ17に通して平行光とし、次にアナモルフィックプ
リズムペアー18に通してビーム断面形状を正円形とし
、集束レンズ50により小さなスポットに絞って、ファ
イバー型光波長変換素子51のコア52の端面に照射す
る場合を考える。ここで、コリメーターレンズ17と集
束レンズ50の焦点距離がそれぞれ8mm、4mm、コ
ア52の直径が1.2μm1そしてレーザ光15のスポ
ット径が同じ<1.2μmであるとする。また絞られた
スポットのコア端面に対する位置許容誤差(光軸に直角
なxSy方向のもの)が±0.1μm程度とする。レー
ザ光15のスポットをコア52の端面に対して同心かつ
同径状態で照射させるための光学調整を、■ 光波長変
換素子51の位置調整 ■ 集束レンズ50の位置調整 ■ コリメーターレンズ17の位置調整■ 半導体レー
ザ16の位置調整 によって行なうことを考えると、■および■の位置調整
の許容誤差は±0.1μm、■および■の場合の許容誤
差は±0.2μmとなり、いずれにしても光学系の調整
は困難を極める。
ーザ16から発せられたレーザ光15をコリメーターレ
ンズ17に通して平行光とし、次にアナモルフィックプ
リズムペアー18に通してビーム断面形状を正円形とし
、集束レンズ50により小さなスポットに絞って、ファ
イバー型光波長変換素子51のコア52の端面に照射す
る場合を考える。ここで、コリメーターレンズ17と集
束レンズ50の焦点距離がそれぞれ8mm、4mm、コ
ア52の直径が1.2μm1そしてレーザ光15のスポ
ット径が同じ<1.2μmであるとする。また絞られた
スポットのコア端面に対する位置許容誤差(光軸に直角
なxSy方向のもの)が±0.1μm程度とする。レー
ザ光15のスポットをコア52の端面に対して同心かつ
同径状態で照射させるための光学調整を、■ 光波長変
換素子51の位置調整 ■ 集束レンズ50の位置調整 ■ コリメーターレンズ17の位置調整■ 半導体レー
ザ16の位置調整 によって行なうことを考えると、■および■の位置調整
の許容誤差は±0.1μm、■および■の場合の許容誤
差は±0.2μmとなり、いずれにしても光学系の調整
は困難を極める。
一方、上記のような光学調整を容易にするために、光フ
ァイバーの入力端に屈折率分布型のロッドレンズを取り
付けたバーチャル・ファイバーが提案されており、ファ
イバー型の光波長変換素子にあってはこのようなロッド
レンズを採用することもできるが、そうしても上述の許
容誤差はたがだか2倍程度になるだけで、大幅な改善と
はなり得ない。
ァイバーの入力端に屈折率分布型のロッドレンズを取り
付けたバーチャル・ファイバーが提案されており、ファ
イバー型の光波長変換素子にあってはこのようなロッド
レンズを採用することもできるが、そうしても上述の許
容誤差はたがだか2倍程度になるだけで、大幅な改善と
はなり得ない。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり
、導波部端面から基本波を効率良く入射させるための光
学調整を容易に行なうことができる光波長変換装置を提
供することを目的とするものである。
、導波部端面から基本波を効率良く入射させるための光
学調整を容易に行なうことができる光波長変換装置を提
供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明による光波長変換装置は、
先に述べたような光導波型の光波長変換素子、すなわち
、クラッド部と、それよりも高屈折率で該クラッド部内
に配された導波部とを有し、これらクラッド部と導波部
の少なくとも一方が非線形光学材料から形成されてなり
、上記導波部を導波した基本波を波長変換する光波長変
換素子と、基本波としてのレーザ光を発するレーザ光源
と、上記レーザ光を小さなスポットに絞って上記導波部
の端面に照射する集束光学系とからなる光波長変換装置
において、 上記集束光学系が、焦点距離の絶対値が比較的小さい第
1のレンズと、焦点距離の絶対値が比較的大きくて第1
のレンズよりも上記レーザ光源側に配された第2のレン
ズとを備え、 この第2のレンズが、第1のレンズと独立して位置調整
可能とされていることを特徴とするものである。
、クラッド部と、それよりも高屈折率で該クラッド部内
に配された導波部とを有し、これらクラッド部と導波部
の少なくとも一方が非線形光学材料から形成されてなり
、上記導波部を導波した基本波を波長変換する光波長変
換素子と、基本波としてのレーザ光を発するレーザ光源
と、上記レーザ光を小さなスポットに絞って上記導波部
の端面に照射する集束光学系とからなる光波長変換装置
において、 上記集束光学系が、焦点距離の絶対値が比較的小さい第
1のレンズと、焦点距離の絶対値が比較的大きくて第1
のレンズよりも上記レーザ光源側に配された第2のレン
ズとを備え、 この第2のレンズが、第1のレンズと独立して位置調整
可能とされていることを特徴とするものである。
(作 用)
上記の構成においては、第1、第2のレンズの焦点距離
絶対値をそれぞれflsfZとしたとき、第2のレンズ
の光軸と直角な方向への移動量ΔXと、この移動による
ビームスポットの同方向への移動量ΔXとは次の関係に
ある。
絶対値をそれぞれflsfZとしたとき、第2のレンズ
の光軸と直角な方向への移動量ΔXと、この移動による
ビームスポットの同方向への移動量ΔXとは次の関係に
ある。
ΔX” (ft /fz )ΔX −・−−−−
(1)一方第2のレンズの光軸方向への移動量Δ2と、
この移動によるビームスポットの同方向への移動量ΔZ
とは次の関係にある。
(1)一方第2のレンズの光軸方向への移動量Δ2と、
この移動によるビームスポットの同方向への移動量ΔZ
とは次の関係にある。
ΔZ= (ft / fz ) 2 Δz・・・・・・
(2)このように本発明装置においては、ビームスポッ
ト位置をある所定量移動させるために必要な第2のレン
ズの移動量は、両焦点距離の絶対値の比(fl/fz)
を小さく設定することにより、十分に大きくなり得る。
(2)このように本発明装置においては、ビームスポッ
ト位置をある所定量移動させるために必要な第2のレン
ズの移動量は、両焦点距離の絶対値の比(fl/fz)
を小さく設定することにより、十分に大きくなり得る。
つまり本装置においてはビームスポット位置の微調整を
、第2のレンズを大きく動かして行なうことが可能とな
る。
、第2のレンズを大きく動かして行なうことが可能とな
る。
(実 施 例)
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
する。
第1図は、本発明の一実施例による光波長変換装置を示
している。この光波長変換装置は、−例としてファイバ
ー型の光波長変換素子1oと、波長変換される基本波と
してのレーザ光15を発する半導体レーザ16と、この
レーザ光15を光波長変換素子10に入力させるための
集束光学系2oとを有している。
している。この光波長変換装置は、−例としてファイバ
ー型の光波長変換素子1oと、波長変換される基本波と
してのレーザ光15を発する半導体レーザ16と、この
レーザ光15を光波長変換素子10に入力させるための
集束光学系2oとを有している。
上記の光波長変換素子10は第2図に詳しく示す通り、
クラッド12の中心の中空部分内に、非線形光学材料か
らなるコア11が充てんされた光ファイバーである。上
記非線形光学材料としては、波長変換効率が高い有機非
線形光学材料を用いるのが好ましい。本例では特に特開
昭62−210432号公報に示される3、5−ジメチ
ル−1−(4ニトロフエニル)ピラゾール(以下、PR
Aと称する)によってコア11を形成している。なお、
このような有機非線形光学材料をコアとしてファイバー
型の光波長変換素子を作成する方法については、例えば
特開昭62−231945号公報に詳しい記載がなされ
ている。
クラッド12の中心の中空部分内に、非線形光学材料か
らなるコア11が充てんされた光ファイバーである。上
記非線形光学材料としては、波長変換効率が高い有機非
線形光学材料を用いるのが好ましい。本例では特に特開
昭62−210432号公報に示される3、5−ジメチ
ル−1−(4ニトロフエニル)ピラゾール(以下、PR
Aと称する)によってコア11を形成している。なお、
このような有機非線形光学材料をコアとしてファイバー
型の光波長変換素子を作成する方法については、例えば
特開昭62−231945号公報に詳しい記載がなされ
ている。
基本波発生手段としての半導体レーザ(波長:870
nm) 1[1から射出された発散ビームであるレーザ
光(基本波)15はコリメーターレンズ17によって平
行ビームとされ、アナモルフィックプリズムペアー18
によってビーム断面形状が正円形に整形され、さらに集
束光学系20によって集光され、コア11の端面11a
上においてそれと同径(本例では1.2μm)の小さな
スポットPに集束する。それにより該レーザ光15が光
波長変換素子lo内に入射する。この基本波15は、コ
ア11を構成するPRAにより、波長が1/2 (−4
35nm)の第2高調波15′ に変換される。この第
2高調波15′ はクラッド12中に放射し、その外表
面と周囲媒質(通常は空気)との界面の間で全反射を繰
り返して素子10内を端面側に進行する。位相整合は、
基本波15のコア部での導波モードと、第2高調波15
′ のクラッド部への放射モードとの間で取られる(い
わゆるチェレンコフ放射の場合)。
nm) 1[1から射出された発散ビームであるレーザ
光(基本波)15はコリメーターレンズ17によって平
行ビームとされ、アナモルフィックプリズムペアー18
によってビーム断面形状が正円形に整形され、さらに集
束光学系20によって集光され、コア11の端面11a
上においてそれと同径(本例では1.2μm)の小さな
スポットPに集束する。それにより該レーザ光15が光
波長変換素子lo内に入射する。この基本波15は、コ
ア11を構成するPRAにより、波長が1/2 (−4
35nm)の第2高調波15′ に変換される。この第
2高調波15′ はクラッド12中に放射し、その外表
面と周囲媒質(通常は空気)との界面の間で全反射を繰
り返して素子10内を端面側に進行する。位相整合は、
基本波15のコア部での導波モードと、第2高調波15
′ のクラッド部への放射モードとの間で取られる(い
わゆるチェレンコフ放射の場合)。
光波長変換素子10の出射端面fobからは、上記第2
高調波15′ を含むビーム15”が出射する。この出
射ビーム15“は図示しないフィルターに通され、第2
高調波15’ のみが取り出されて利用される。
高調波15′ を含むビーム15”が出射する。この出
射ビーム15“は図示しないフィルターに通され、第2
高調波15’ のみが取り出されて利用される。
ここで、上述のように小さなビームスポットPに集束し
たレーザ光15は、光波長変換素子IOへの入力結合効
率を高めるために、コア端面11aに対して、例えば誤
差±0.1μmの精度で正確に同心かつ同径状に照射さ
れる必要がある。そのため本装置においては集束光学系
20が、焦点距離fl−4mmの第1のレンズ(凸レン
ズ)21と、それよりも十分に長い焦点距離fz =2
00 mmを有し、第1のレンズ21よりも半導体レー
ザ16側に配された第2のレンズ(凸レンズ)22とか
ら構成されている。そしてこの第2のレンズ22は、第
1のレンズ21の保持枠23とは別体の保持枠24に保
持され、第1のレンズ21とは独立して光軸方向2と、
光軸方向と直角でかつ互いに直交するXS”/方向に移
動可能とされている。
たレーザ光15は、光波長変換素子IOへの入力結合効
率を高めるために、コア端面11aに対して、例えば誤
差±0.1μmの精度で正確に同心かつ同径状に照射さ
れる必要がある。そのため本装置においては集束光学系
20が、焦点距離fl−4mmの第1のレンズ(凸レン
ズ)21と、それよりも十分に長い焦点距離fz =2
00 mmを有し、第1のレンズ21よりも半導体レー
ザ16側に配された第2のレンズ(凸レンズ)22とか
ら構成されている。そしてこの第2のレンズ22は、第
1のレンズ21の保持枠23とは別体の保持枠24に保
持され、第1のレンズ21とは独立して光軸方向2と、
光軸方向と直角でかつ互いに直交するXS”/方向に移
動可能とされている。
前述の(1)式において、ΔX−0,1μmとすると、
この場合f 1/ f z −4/200 =0.02
であるから、Δx−5μmとなる。つまり換言すれば、
第2のレンズ22のx、y方向の位置調整を±5μmの
誤差で行ない得れば(これは十分可能である)、上記ビ
ームスポットPのX%Y方向位置調整を誤差±0.1μ
mで精度良く行なうことかできる。
この場合f 1/ f z −4/200 =0.02
であるから、Δx−5μmとなる。つまり換言すれば、
第2のレンズ22のx、y方向の位置調整を±5μmの
誤差で行ない得れば(これは十分可能である)、上記ビ
ームスポットPのX%Y方向位置調整を誤差±0.1μ
mで精度良く行なうことかできる。
同様にして上記ビームスポットPの2方向の位置調整に
ついては、前記(2)式より ΔZ= (4/200 ) 2Δ2 であるから、ビームスポット位置の許容誤差をΔZ−±
1μmとすれば、Δ2−±2.5 mmとなる。
ついては、前記(2)式より ΔZ= (4/200 ) 2Δ2 であるから、ビームスポット位置の許容誤差をΔZ−±
1μmとすれば、Δ2−±2.5 mmとなる。
つまり、第2のレンズ22の2方向の位置調整を±2’
、5mmの誤差で行ない得れば(これも十分可能である
)、ビームスポットPの2方向位置調整を誤差±1μm
で精度良く行なうことができる。
、5mmの誤差で行ない得れば(これも十分可能である
)、ビームスポットPの2方向位置調整を誤差±1μm
で精度良く行なうことができる。
なお上記のように長い焦点距離の第2のレンズ22が用
いられていても、コア端面11aの上で集束するレーザ
光15は、最終的には焦点距離f1−4mmと短い第1
のレンズ21から出射するようにされているので、装置
かいたずらに長大化することはない。
いられていても、コア端面11aの上で集束するレーザ
光15は、最終的には焦点距離f1−4mmと短い第1
のレンズ21から出射するようにされているので、装置
かいたずらに長大化することはない。
次に、第3図を参照して本発明の第2実施例について説
明する。なおこの第3図において、前記第2図中の要素
と同等の要素には同番号を付し、それらについての説明
は特に必要の無い限り省略する。この装置においては集
束光学系20が、前述の第1のレンズ21および第2の
レンズ22に加えて、さらに第3のレンズ33を備えて
いる。本例では、この第3のレンズ33の焦点距離f3
=2000mmとされている。そしてこの第3のレンズ
33も、前述の保持枠23.24とは別の保持枠34に
保持され、第1、第2のレンズ21.22とは独立して
位置調整可能とされている。
明する。なおこの第3図において、前記第2図中の要素
と同等の要素には同番号を付し、それらについての説明
は特に必要の無い限り省略する。この装置においては集
束光学系20が、前述の第1のレンズ21および第2の
レンズ22に加えて、さらに第3のレンズ33を備えて
いる。本例では、この第3のレンズ33の焦点距離f3
=2000mmとされている。そしてこの第3のレンズ
33も、前述の保持枠23.24とは別の保持枠34に
保持され、第1、第2のレンズ21.22とは独立して
位置調整可能とされている。
この場合、ΔX=(fx/f3)ΔX
であるので、ΔX= (4/2000)ΔXとなる。し
たがってこの第3のレンズ33を移動させてビームスボ
ッl−Pのx、y方向位置調整をすることにより、第1
実施例と比べればさらに1桁高い精度の光学調整が可能
となる。
たがってこの第3のレンズ33を移動させてビームスボ
ッl−Pのx、y方向位置調整をすることにより、第1
実施例と比べればさらに1桁高い精度の光学調整が可能
となる。
なおこの構成においては、比較的粗い微調整を第2のレ
ンズ22を用いて行ない、極めて精密な微調整は第3の
レンズ33を用いて行なうようにすれば便利である。
ンズ22を用いて行ない、極めて精密な微調整は第3の
レンズ33を用いて行なうようにすれば便利である。
以上述べた実施例においては、第2のレンズ22として
凸レンズが用いられているが、本発明においてはこの第
2のレンズとして凹レンズが用いられてもよい。また第
1、第2および第3のレンズとしては、単レンズに限ら
ず、組合せレンズが用いられても構わない。
凸レンズが用いられているが、本発明においてはこの第
2のレンズとして凹レンズが用いられてもよい。また第
1、第2および第3のレンズとしては、単レンズに限ら
ず、組合せレンズが用いられても構わない。
また本発明は、ファイバー型の光波長変換素子以外、前
述の2次元あるいは3次元光導波路型の光波長変換素子
を用いる場合においても同様に適用可能であり、さらに
は、基本波を第2高調波に変換する場合のみならす、前
述の第3高調波等に変換する場合においても適用可能で
ある。
述の2次元あるいは3次元光導波路型の光波長変換素子
を用いる場合においても同様に適用可能であり、さらに
は、基本波を第2高調波に変換する場合のみならす、前
述の第3高調波等に変換する場合においても適用可能で
ある。
(発明の効果)
以上詳細に説明した通り本発明の光波長変換装置におい
ては、基本波を小さなビームスポットに絞って光波長変
換素子の導波部端面に照射する集束光学系か、焦点距離
の絶対値が比較的小さい第1のレンズと、焦点距離の絶
対値が比較的大きくて第1のレンズよりも光源側に配さ
れた第2のレンズとを備え、この第2のレンズが第1の
レンズと独立して位置調整可能とされているから、該第
2のレンズを比較的粗い精度で位置調整しても、上記ビ
ームスポットの位置調整を極めて高精度に行なうことが
可能となる。したがって本装置によれば、光学調整は容
易にして、光波長変換素子への基本波入力効率を高め、
高強度の波長変換波を得ることが可能となる。
ては、基本波を小さなビームスポットに絞って光波長変
換素子の導波部端面に照射する集束光学系か、焦点距離
の絶対値が比較的小さい第1のレンズと、焦点距離の絶
対値が比較的大きくて第1のレンズよりも光源側に配さ
れた第2のレンズとを備え、この第2のレンズが第1の
レンズと独立して位置調整可能とされているから、該第
2のレンズを比較的粗い精度で位置調整しても、上記ビ
ームスポットの位置調整を極めて高精度に行なうことが
可能となる。したがって本装置によれば、光学調整は容
易にして、光波長変換素子への基本波入力効率を高め、
高強度の波長変換波を得ることが可能となる。
第1−図は本発明の第1一実施例を示す概略側面図、第
2図は上記第1実施例装置の光波長変換素子を詳しく示
す斜視図、 第3図は本発明の第2実施例を示す概略側面図、第4図
は従来の光波長変換装置の一例を示す概略側面図である
。 10・・・光波長変換素子 11・・・コア12・・
・クラッド 15・・・レーザ光(基本波)】
6・・・半導体レーザ 17・・・コリメーターレ
ンズ20・・・集束光学系 21・・・第1のレ
ンズ22・・・第2のレンズ 23.24.34・
・・保持枠33・・・第3のレンズ
2図は上記第1実施例装置の光波長変換素子を詳しく示
す斜視図、 第3図は本発明の第2実施例を示す概略側面図、第4図
は従来の光波長変換装置の一例を示す概略側面図である
。 10・・・光波長変換素子 11・・・コア12・・
・クラッド 15・・・レーザ光(基本波)】
6・・・半導体レーザ 17・・・コリメーターレ
ンズ20・・・集束光学系 21・・・第1のレ
ンズ22・・・第2のレンズ 23.24.34・
・・保持枠33・・・第3のレンズ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 クラッド部と、それよりも高屈折率で該クラッド部内に
配された導波部とを有し、これらクラッド部と導波部の
少なくとも一方が非線形光学材料から形成されてなり、
前記導波部を導波した基本波を波長変換する光波長変換
素子と、 基本波としてのレーザ光を発するレーザ光源と、このレ
ーザ光を小さなスポットに絞って前記導波部の端面に照
射する集束光学系とからなる光波長変換装置において、 前記集束光学系が、焦点距離の絶対値が比較的小さい第
1のレンズと、焦点距離の絶対値が比較的大きくて第1
のレンズよりも前記レーザ光源側に配された第2のレン
ズとを備え、 この第2のレンズが、第1のレンズと独立して位置調整
可能とされていることを特徴とする光波長変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3556989A JPH02213823A (ja) | 1989-02-15 | 1989-02-15 | 光波長変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3556989A JPH02213823A (ja) | 1989-02-15 | 1989-02-15 | 光波長変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02213823A true JPH02213823A (ja) | 1990-08-24 |
Family
ID=12445389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3556989A Pending JPH02213823A (ja) | 1989-02-15 | 1989-02-15 | 光波長変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02213823A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100296386B1 (ko) * | 1994-07-28 | 2001-10-22 | 윤종용 | 레이저빔프로파일변형방법및장치그리고광섬유그레이팅가공방법 |
JP2007109979A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Konica Minolta Opto Inc | 半導体光源モジュール |
JP2007109978A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Konica Minolta Opto Inc | 半導体光源モジュール |
JP2008233731A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Konica Minolta Opto Inc | レーザモジュールおよびその光軸調整方法 |
JP2008250050A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Konica Minolta Opto Inc | 光学素子ユニット |
JP2010534356A (ja) * | 2007-07-20 | 2010-11-04 | コーニング インコーポレイテッド | 波長変換レーザ源のための光学構成 |
-
1989
- 1989-02-15 JP JP3556989A patent/JPH02213823A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100296386B1 (ko) * | 1994-07-28 | 2001-10-22 | 윤종용 | 레이저빔프로파일변형방법및장치그리고광섬유그레이팅가공방법 |
JP2007109979A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Konica Minolta Opto Inc | 半導体光源モジュール |
JP2007109978A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Konica Minolta Opto Inc | 半導体光源モジュール |
JP2008233731A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Konica Minolta Opto Inc | レーザモジュールおよびその光軸調整方法 |
JP2008250050A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Konica Minolta Opto Inc | 光学素子ユニット |
JP2010534356A (ja) * | 2007-07-20 | 2010-11-04 | コーニング インコーポレイテッド | 波長変換レーザ源のための光学構成 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH01105220A (ja) | 光波長変換素子 | |
JP6997088B2 (ja) | テラヘルツ放射を生成する方法およびテラヘルツ放射源 | |
US5029976A (en) | Optical wavelength converter device and optical wavelength converter module | |
JPH02213823A (ja) | 光波長変換装置 | |
US6785457B2 (en) | Optical waveguide device and coherent light source and optical apparatus using the same | |
US5313543A (en) | Second-harmonic generation device and method of producing the same and second-harmonic generation apparatus and method of producing the same | |
JPH0460524A (ja) | 光波長変換装置 | |
JPS6344781A (ja) | 高調波発生装置 | |
Dyakonov et al. | Low-loss single-mode integrated waveguides in soda-lime glass | |
JPH0224638A (ja) | 光波長変換素子 | |
JPH06160930A (ja) | 第2次高調波発生素子および第2次高調波発生装置ならびにそれらの製造方法 | |
JPH0224637A (ja) | 光波長変換素子 | |
US5080507A (en) | Optical wavelength converting method | |
JPH0820657B2 (ja) | 光波長変換素子 | |
JP2002287193A (ja) | 波長変換素子、波長変換装置およびレーザ装置 | |
US5502590A (en) | Harmonic wave generating element for coherent light having short wavelength | |
JPH041730A (ja) | 光波長変換素子 | |
Wang et al. | Optical planar waveguides in photo-thermal-refractive glasses fabricated by single-or double-energy carbon ion implantation | |
Colliard et al. | Direct-laser-writing of ultra-long waveguides in coreless optical fibers | |
JPH05323404A (ja) | 光波長変換素子 | |
JPH05341343A (ja) | 光波長変換素子 | |
Shayeganrad et al. | Tuning refractive index change of SiNx induced by ultrafast laser pulses | |
JPH0235424A (ja) | 光波長変換素子 | |
JPH02150084A (ja) | レーザ装置 | |
JPH03146930A (ja) | 光波長変換素子 |