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JPH0219848A - 感光性樹脂組成物 - Google Patents

感光性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH0219848A
JPH0219848A JP16868088A JP16868088A JPH0219848A JP H0219848 A JPH0219848 A JP H0219848A JP 16868088 A JP16868088 A JP 16868088A JP 16868088 A JP16868088 A JP 16868088A JP H0219848 A JPH0219848 A JP H0219848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion
pva
monomer
water
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16868088A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Onishi
一正 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst Gosei KK
Original Assignee
Hoechst Gosei KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst Gosei KK filed Critical Hoechst Gosei KK
Priority to JP16868088A priority Critical patent/JPH0219848A/ja
Publication of JPH0219848A publication Critical patent/JPH0219848A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスクリーン製版用感光性乳剤として用いられる
感光性樹脂組成物に関する。
(従来の技術) スクリーン印刷は孔版印刷の一種であり、スクリーン上
にレジスト膜を写真法により形成し、インキをスキージ
(ポリウレタンゴム製のへら状の道具)によりスクリー
ンを通して押し出すことにより印刷する方法である。
スクリーン印刷により印刷された物は、我々の身の回り
でたくさん見つけ出すことができる。たとえば、時計の
文字板、ステレオやテレビの前面にある文字や数字の印
刷、陶器の絵柄、ビン類への印刷などがある。
近年急成長している電子産業分野の中でLSIを実装す
るプリント回路基板、コンピューターワープロのタッチ
パネルスイッチ、フレキシブル回路基板などを製造する
ためにスクリーン印刷が利用されている。このような分
野で利用されるスクリーン印刷には、当然ミクロン単位
の厳しい精度が要求されており、スクリーン印刷を構成
する要素の一つである刷版にも高度な版制度が必要とさ
れている。
スクリーンに使用される繊維はある程度限られ、次の4
種類の繊維か主に使われている。
1)テトロン繊維 2)ナイロン繊維 3)ステンレス繊維 4)絹 スクリーン上にレジスト膜を形成するには、■直接法、
■間接法、■直間法、■直接フィルム法がある。
■直接法 粘度が4,000〜8.0OOcP程度の液状感光性乳
剤を入れたバゲット(ステンレス製の雨どいのような形
状をしたもの)で、スクリーン上に感光性乳剤をコート
する。コートと乾燥を繰り返すことにより所定の厚みに
なったら、紫外線で露光し、水現像してレジスト膜をス
クリーン上に形成する。
■間接法 ポリエステルフィルム上にあらかじめ感光性乳剤フィル
ム(主成分はゼラチン)が形成されており、これを紫外
線で露光した後、過酸化水素で硬膜処理し、温水で現像
する0画像ができたら、ゴムローラでスクリーン上に押
つしけて接着させる。
乾燥後ポリエステルフィルムを剥離すると画像がスクリ
ーン上に残り、これがレジスト膜になる。
■直間法 ポリエステルフィルムと未感光の乳剤フィルム(主成分
はポリビニルアルコール)の2層になっており、この未
感光フィルムを重クロム酸塩を混合した液状感光乳剤で
スクリーンに接着する0重クロム酸塩は、乾燥中に未感
光フィルム中に浸透、拡散し、未感光の乳剤フィルムを
感光化させる。
乾燥が終わったら、ポリエステルフィルムを剥離し、露
光現像してレジスト膜をスクリーン上に形成させる。
重クロム酸塩の代わりにジアゾ感光剤を使用することは
、ジアゾ感光剤の分子量が重クロム酸塩に比較して非常
に大きいため、浸透拡散速度が遅く実用性にとぼしい。
■直接フィルム法 ポリエステルフィルム上に感光性を有する乳剤フィルム
がコートされている。直間法のフィルムとの違いは、ポ
リエステルフィルム上の乳剤フィルムが感光性をもって
いる点にある。この違いが、直接フィルム法の大きな利
点になっており、感光剤の改良研究、製造技術の進歩を
土台として初めて可能となった新しい方法である。
乳剤フィルムがあらかじめ感光化しているので、水だけ
でスクリーンに貼り付けることができるようになった。
直接フィルム法スクリーン製版材料であるフィルム用感
光性乳剤の基本的な組成としては、下表ポリビニルアル
コール ポリ酢酸ビニルエマルジョ ジアゾ感光剤 その他添加剤 染      料 40〜60 ン   60〜40 3〜6 少量 I ポリビニルアルコール(以下PVAという)は、ジアゾ
感光剤と組み合わせて光硬化型の感光性樹脂として働く
ものであり、ポリ酢酸ビニル(以下PVAcという)エ
マルジョンは、細部の解像性、耐水性の向上を目的とし
て加えられる。PVAcエマルジョン以外のエマルシヨ
ンも考えられるが、一般的にPVAもしくは、ジアゾ感
光剤との混和性の関係上、PVAcエマルジョンが一番
多用されている。
然し乍らPV、AとPVAcエマルジョンとの配合比に
より、感光性乳剤の重要な性能である水現像性、精度、
耐水性、耐溶剤性、スクリーン接着性が大きく左右され
るという欠点があった。
すなわち、水現像性は、感光性樹脂層にポジフィルムを
重ね露光して、未露光部分を水で溶解し除去する現像に
必要な性質であるが、PVA単独が良く、PVAcエマ
ルジョンはその使用量が多くなると水現像性が悪くなる
精度はポジフィルムに忠実な刷版かえられるかどうかで
あり、従来PVAcエマルジョンがブレンドされる目的
のひとつであるが、露光部分の一部が水現像によって溶
解または除去されてしまったり、未露光部分の樹脂が残
ってしまうと精度が落る。
PVA単独では精度が悪く、PVAcエマルジョンを増
加することにより向上する。
耐水性は露光部分の感光性1f!f脂の耐水性で、露光
の終った版は、15〜25℃の水中に2〜3分間浸漬し
、ある程度未露光部分を溶解させ、その後板を取り出し
水圧5〜3 kg / dの水スプレーで現像されるの
で、耐水性は重要な性質であるが、PVA単独のものは
露光部分が水不溶化していても耐水性が悪く、PVAc
エマルジョンのブレンドで耐水性を上げている。
しかしPVAcエマルジョンのブレンドでも耐水性は充
分ではない。
耐溶剤性は使用された刷版は、溶剤により洗浄されるの
で必要である。
PVAcエマルジョンのブレンドでは、増加する程耐溶
剤性が悪くなる。
PVA単独の方が耐溶剤性は良いとされているが、充分
ではない。
スクリーン接着性はスクリーンと露光部分の樹脂との接
着性で、接着力が弱いと印刷回数を多くすることができ
ない、1 、000回以上の印刷にたえることが必要で
ある。
PVA単独が悪く、PVAcエマルジョンのブレンドで
スクリーン接着性が向上する。
このように、PVAとPVAcエマルジョンの配合比に
は、すべてを100%満足させる点はなく、最大公約数
的な配合比を見つけることがポイントとなる。特に感光
性直接フィルムは、スクリーンへの水貼りが基本となる
ため、良好な水溶性を示すように配合比を考える必要が
ある。
(発明が解決すべき課題) 感光性乳化剤の性能は、従来PVAとPVAcエマルジ
ョンの配合のバランスの上に成り立っているため、水現
像性、精度、耐水性、耐溶剤性、スクリーン接着性のい
ずれの性能も十分満足するものでなかった。従って本発
明が解決すべき課題はスクリーン印刷、ことに直接法や
直接フィルム法用の感光性乳剤として、前記の諸性能を
十分満足した感光性樹脂組成物を提供することである。
(課題を解決するための手段) PVAに配合するPVAcエマルジョンの代りに、他の
エマルジョン、たとえば、アクリル系エマルジョンを用
いると、前述した如く、PVAやジアゾ感光剤との混和
性が悪るいため使用できなかったが、本発明者は、この
点について通常アクリル系エマルジョンは乳化剤として
界面活性剤が使用されているためではないかと考え、特
定のPVAを乳化剤として、架橋性単量体とともに乳化
重合した特定の架橋度のアクリル系エマルジョンを用い
ることにより課題の解決法を見出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は次の(A)〜(C)の三成分を主剤
とする感光性樹脂組成物。
<A)重合度1,500以下のポリビニルアルコールの
存在下で、アクリル系単量体と重合性不飽和基を2以上
有する単量体を乳化重合してえた、トリクレン不溶分が
65重量%以上の内部架橋アクリル系樹脂の水性エマル
ジョン。
(B)ポリビニルアルコールおよび/またはその誘導体
(C)感光剤。
および、 重合性不飽和基を2以上有する単量体が、アリル基を2
以上有する単量体である特許請求の範囲第1項記載の感
光性樹脂組成物である。
構成(A)に、示す本発明で使用するPVAを乳化剤と
した内部架橋アクリル系樹脂の水性エマルジョンの製造
は、きわめて難しいが、次の方法でうろことができる。
重合度が50以下のPVAオリゴマーを乳化剤として用
いると、全単量体に対して10%程度の通常の使用量で
、アクリル系単量体と多官能性単量体を乳化共重合する
ことができる。
PVAの重合度が大きくなると、通常の使用量の場合は
、少量の界面活性剤を併用するか、あるいは、アルコー
ル類、モノアルデヒド類、炭化水素の塩素置換体のごと
き連鎖移動剤を併用することにより乳化共重合すること
ができる。
この場合、PVAの使用量を全単量体と同量、あるいは
それ以上にすると、PVA単独でも乳化共重合すること
ができる。
しかし乍ら、いずれの場合も、PVAの重合度は150
0を超えてはならない。
従って、本発明で使用する乳化剤用PVAとしては、重
合度1500以下で、ケン化度60〜99モル%のPV
Aが使用される。特に重合度300〜1000のものが
適当である。
後述のPVA誘導体として記載した変性P V Aも重
合度が1500以下であれば、使用することができる。
重合度1500以下の限定は特に重要であり、重合度1
500を超えるPVAのみを使用すると内部架橋アクリ
ル系樹脂エマルジョンを得ることができない。
その使用量は全単量体にに対して5〜200重量%が好
ましい。
本発明で使用するアクリル系単X体としては、例えば、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル
、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸
+30−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル
酸ノニル、(メタ)アクリル酸ラウリル、等の(メタ)
アクリル酸の炭素数1〜12個のアリキルエステル等が
あげられる。
アクリル単量体に対して50重量%以下で共重合性単i
体を併用してもよい共重性単量体としては、 スチレン、メチルスチレン、ビニルトルエン、塩化ビニ
ル、エチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
、酢酸ビニル、バーサチック酸ビニル、 アクリル系単量体に対して10重量%以下で単官能性単
量体を併用してもよい。単官能性単量体としては、 (メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、クロトン酸、またはこれらの酸のアミド、ビニルス
ルホネート、N−メチロール(メタ)アクリルアミドな
どがあげられる。
本発明で使用する重合性不飽和基を2以上有する多官能
性単量体としては、ジビニル化合物、ジ(メタ)アクリ
レート化合物、トリ(メタ)アクリレート化合物、テト
ラ(メタ)アクリレート化合物、ジアリル化合物、トリ
アリル化合物、テトラアリル化合物などの重合性不飽和
基を2個以上有する単量体、より具体的には、例えば、
ジビニルベンゼン、ジビニルアジペート、エチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチルジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレ
ート、テトラアリルオキシエタンなどが挙げられる。
共重合性およ架橋効果から、たとえば、トリアリルイソ
シアヌレート(TAIC)、テトラアリルオキシエタン
(TAB)のごとき2個以上のアリル基を有する単量体
が好ましい。
その使用量は、アクリル系単量体100重量部に対して
多官能性単量体は0.1〜10,0重量部が好ましい。
本発明でいう内部架橋アクリル系樹脂のトリクレン不溶
分とは、次式で示すものである。
トリクレン不溶分く重量%) トリクレン抽出前の重量−PVAの含有量(計算値)×
100 計算値とは、PVAの使用量から樹脂分中に含まれるP
VAの割合を計算し、トリクレン抽出前の重量中に含ま
れるPVAの含有量を計算で求めた値である。
構成(B)に示すPVAまたはその誘導体は、光架橋剤
と組み合わせて光硬化型の感光性樹脂組成物として(至
)くものであるが、構成(A)において乳化剤として使
用したPVAより広い範囲のものが使用できる。
従って、重合度300〜4000及びケン化度60〜9
9モル%の範囲のPVAまたはその誘導体が用いられる
なお、構成(A)で乳化剤として使用したPVAも光硬
化効果を奏することは云うまでもない PVAの誘導体としては、PVAのオレフィン共重合変
性物、カルボン酸ビニル共重合変性物、アルキルビニル
エーテル共重合変性物、(メタ)アクリレート共重合変
性物、アクリルアミド共重合体変性物、カルボン酸モノ
マー共重合変性物、スルホン酸モノマー共重合変性物、
アリルアルコール共重合変性物、カチオン化変性物、エ
ーテル化変性物、エステル化変性物、アセタール化変性
物、アセトアセチル化変性物、エチレンオキサイド付加
変性物、プロピレンオキサイド付加変性物などの変性P
VAが適当である。
構成(C)に示す感光剤としては、感光性乳剤用の感光
剤としてすでに知られている感光剤であればいずれでも
使用することができる。
代表的な例としては、たとえば重クロム酸塩類、ジフェ
ニルアミン類のごときジアゾ化合物とアルデヒド類とを
重縮合させた水溶性のジアゾ樹脂などが挙げられ、これ
らの1種または2種以上の組合せた感光剤が用いられる
感光剤の使用量は上記PVAまたはその誘導体100重
量部に対して2〜20重量部の範囲で用いることが好ま
しい。
2重量部未満では充分に光架橋ができず、20重量部を
超えて使用すると、感光性樹脂組成物の保存安定性が得
られない。
本発明の感光性樹脂組成物は、前記成分を主剤とするも
のであるが、感光性組成物に通常音まれる添加剤を任意
に含有することができる。
この様な任意添加剤としては、乳化安定剤、ptl調整
剤、可塑剤、湿潤剤、消泡剤、染料や顔料などの着色剤
などが挙げられる。
本発明の感光性樹脂組成物を製造するには、(A>の内
部架橋アクリル系樹脂エマルジョンと(B)のPVAま
たはその誘導体の水溶液とを混合し、更に必要に応じて
その他の成分を添加し、撹拌、混合し、最後に(C)の
感光剤水溶液を添加、混合することにより、本発明の感
光性樹脂組成物が得られる。
感光剤と反応するのは、(B)のPVAまたは・その誘
導体のみではなく、内部架橋アクリル系樹脂エマルジョ
ン中に含まれている乳化剤のPVAも反応する。
したがらて、内部架橋アクリル系樹脂エマルジョンと、
PVAまたはその誘導体との配合割合は好ましくは10
〜60(重量%)が適当である。
なお、全PVA: (A)の内部架橋アクリル系樹脂エ
マルジョン中の乳化剤 のPVAと(Bl)PVAま たはその誘導体との重量の和。
全樹脂分=(A)の内部架橋アクリル系樹脂エマルジョ
ン中の樹脂分 と全PVAの重量の和。
(効 果) 本発明の感光性樹脂組成物は、その成分に合成樹脂エマ
ルジョンとして、PVAを乳化剤とした内部架橋型アク
リル系樹脂エマルジョンを用いているなめ、従来、併立
できなかったスクリーン製版用感光性乳剤としての諸性
能である水現像性、精度、耐水性、耐溶剤性、スクリー
ン接着性゛がいずれもきわめて優れているという効果を
もっている。
本発明の感光性樹脂組成物は、スクリーン製版用感光性
乳剤として有用であるばかりでなく、レリーフとして感
光性樹脂組成物の感光部分を残すことにより、凸版印版
用樹脂板、ネームプレート、鋳型用樹脂型、エンボス加
工用樹脂型などに使用することもできる。
(実施例) 次に実施例と比叡試験を挙げて本発明を説明する。
実施例1 温度計、撹拌器、還流冷却器及び滴下ロートを備えた内
容量500 mlの四つロフラスコ中に次の組成の溶液
を調製し、窒素置換を約15分間行つた。
PVA (ケン化度88モル%、  20!!:置部平
均重合度500) エタノール            18n脱イオン水
          156 〃別の容器に次の組成の
混合単量体溶液を調製し、約15分間窒素置換を行った
メタアクリル酸メチル      40重量部アクリル
酸ブチル        5Qnアクリロニトリル  
       10IIアクリル酸         
     2  uテトラアリルオキシエタン (TAB)              1 17つい
で反応容器の内温を60℃に加熱し、先に用意した混合
単量体溶液を10重量部を添加し、10%過酸化水素水
溶液ljl量部と、10%し一アスコルビン酸1重量部
添加して初期重合を行った。ついで残りの混合単量体溶
液を3時間にわたって滴下した。その間において10%
過酸化水素水溶液4重量部と10%L−アスコルビン酸
水溶液4重量部を滴下中及び滴下終了後に分割して添加
した0滴下終了後、さらに1時間内温を60〜70℃に
保ち重合反応を完結した後冷却した。
えちれた重合液は凝固物がなく、固形分濃度40重量%
、粘度20.000 Pの流動性のよい、安定なエマル
ジョンであった。このエマルジョンを脱イオン水で固形
分濃度20%に希釈しポリエステルフィルムの上に流し
て、40℃の恒温器中に10時間静置して厚さ約0.2
市のフィルムを作成し、4 Qll X 4 amの正
方形に切り耐溶剤性試験の試料とした。試料を円筒濾紙
に入れソックスレー抽出器で5時間トリクレン抽出を行
った。試験の結果トリクレン抽出率は10重量%であっ
た。
次にゴーセノールGH−17(重合度1700、ケン化
度88モル%の部分ケン化PVA/日本合成化学工業■
登録商標)150rを水850srに溶解し、これに上
記で得たポリアクリル酸エステル共重合エマルジョン(
固形分40%)900gを加えて混合し、これにジアゾ
樹脂10%水溶液150gを混合して感光液を作成した
。この溶液をアルミニウム枠に張られた225メツシユ
のモノフィラメントポリエステルスクリーンにパケット
を用いて塗布した。塗布ならびに30〜40℃。
の温風乾燥を3〜4回繰返して厚さ90μm(スクリー
ンの厚さを含む)の感光性皮膜を得た。このスクリーン
感光板の感光膜にプリント配線用のポジフィルムを真空
密着し、4k14の高圧水銀灯で1mの距離より、2分
間露光した0次に画像を現像(水洗い)し画像部の残存
感光膜を完全に除去した。
ついで、現像済みの版を乾燥して(45℃)プリント基
板用の版を作成した。この版は耐水耐溶剤性に優れてい
て、ポリ酢酸ビニルを用いたジアゾ系の版と比較して水
および有機溶剤への24時間浸漬ののちの膨潤度が20
〜50%少なかった。
この版を使用して5000枚の印刷を行ったところ画像
の破損はなく、終始印刷再現性の変化のない印刷が行な
えた。
実施例2 実施例1と同様に内容i 500 +mの四つロフラス
コ中に次の組成の溶液を調製し約15分間窒素置換を行
った。
PVA (ケン化度88%、    10重量部平均重
合度1400) メタノール           1onブロムトリク
ロルメタン     0.5〃脱イオン水      
     150 ll別の容器に次の組成の混合単量
体溶液を調製し、窒素置換を約15分間行った。
メタアクリル酸メチル      42重量部アクリル
酸ブチル        45 ノlアクリロニトリル
          51ノ2−しドロキシメタアクリ
レート  3  nメタアクリル酸         
 2Iノトリアリルイソシアヌレート (T A I C)            1 、 
571ついで反応容器の内温を60℃に加熱し、先に用
意した混合単量体溶液を10重量部を添加し、10%過
酸化水素水溶液1重量部と、10%L−アスコルビン酸
1重量部添加して、初期重合を行った。ついで残りの混
合単量体溶液を3時間にわたって滴下した。その間にお
いて10%過酸化水素水溶液4重量部と10%し一アス
コルビン酸水溶液4重量部を滴下中及び滴下終了後に分
割して添加した0滴下終了後、さらに1時間内温を60
〜70℃に保ち重合反応を完結した後冷却した。
えられた重合液は凝固物がなく固形分濃度40重量%、
粘度30.000cPの安定なエマルジョンであった。
実施例1と同様の試験方法でトリクレン抽出を行った結
果トリクレン抽出率は3FEJi%であった。
次にゴーセノールGH−17の150gを水850gに
溶解し、これに上記でえたポリアクリル酸エステル共重
合エマルジョン(固形分40%)900gを加えて混合
し、これにジアゾ樹脂10%水溶液150gを混合して
感光液を作成した、この溶液をポリエステルフィルム上
に塗布して感光乳刑フィルム層を形成し、これにスクリ
ーンを接着して乾燥後、ポリエステルフィルムを剥離し
てスクリーン感光板をえた。
このスクリーン感光板の感光膜に実施例1と同様にして
プリント配線の画像を露光現像してレジスト膜をスクリ
ーン上に形成し、プリント基板用の版を作成した。
この版は耐水耐溶剤性に優れ、印刷を行った結果、この
スクリーン版は細線を解像すると共に印刷後も版の異常
はなく、耐刷性、解像性に優れていることが確認された
実施例3 実施例1と同様に内容量500 mlの四つロフラスコ
中に次の組成の溶液を調製し、約15分間窒素置換を行
った。
PVA (ケン化度88%、    15重量部平均重
合度500) エタノール            1811説イオン
水            46 〃別の容器に次の(
A)、PVA(ケン化度88%、重合度500)水溶液
及び(B);混合単量体溶液を調製し、約15分間夫々
窒素置換を行つた。
(A)几VA711玉 PVA (ケン化度88%、   10重量部平均重合
度500) 脱イオン水          90重量部(B)乱立
工l迷JA メタアクリル酸メチル     37重量部2エチルへ
キシルアク リレート            45 ノ!アクリル
アマイド        3 ノIメタアクリル酸  
       2nテトラアリルオキシエタン    
2 〃ついで反応容器の内温を75℃に加熱し、先に用
意した混合単量体溶液(B)の10重量部を添加し、1
0%過硫酸アンモニウム水溶液を2重量部を添加して初
期重合を行った。
ついでPVA水溶液(A)及び残りの混合単量体溶液(
B)を夫々同時に3時間にわたって滴下した。その間に
おいて10%過硫酸アンモニウム水溶液4重量部を滴下
中及び滴下終了後に分割して添加した。添加終了後、さ
らに1時間内温を75〜80℃に保ち重合反応を完結し
た後、冷却した。
えられた重合液は凝固物がなく固形分濃度42重量%、
粘度to、 0OOcPの非常に流動性の良い安定なエ
マルジョンであった。このエマルジョンのフィルムのト
リクレン抽出率は5重量%であった。
次に実施例1と同−配合処方及び操作で感光性皮膜をえ
てプリント基板用の版を作成した。
この版は耐水、耐溶剤性に優れており、印刷を行なった
結果、5000枚印刷しても画像の破損がなく、終始印
刷再現性が優れていた。
比較試験 実施例1において、使用している内部架橋型アクリル系
樹脂エマルジョンの代りに、下記の如く変えた比較例1
〜5、および、PVA単独の水溶液のみを用いた比較例
6について、実施例1と同様の方法でプリント基板用板
を作成し、諸性能をテストした。その結果は第1表の通
りであった。
比較例1:界面活性剤を乳化剤とした内部架橋性アクリ
ル系樹脂エマルジョン。
n  2H重合度1000、ケン化度88モル%のPV
Aを乳化剤としてアクリル系樹 脂エマルジョン(無架橋)。
ノl  3+PVAを乳化剤としたPVAcエマルジョ
ン(可塑剤入り)。
〃 4:同(可塑剤無し)。
175:界面活性剤を乳化剤とした内部架橋PVAcエ
マルジョン(可塑剤入 り)。
#6:PVA単独水溶液のみを用いた例。
第  1  表 水現像性 ○;悪感光たスクリーン感光版を水に浸漬し、更にスプ
レーガンで水を吹き付けて容易に水現像することができ
た。
X;未感光部分に樹脂が残存し、水現像することができ
なかった。
精度 07幅約60μlの細線まで再現し、エツジシャープネ
スに優れていた。
Δ:エツジシャープネスが充分でなかった。
×:幅約60μlの細線が再現できなかった。
耐水性 水とプロピレンアルコールの混合液(重量比1対1)に
プリント基板用の版を24時間浸漬し、膨潤率を求めた
O1順率が50重量%以下であった。
×;膨潤率が60重量%以上であった。
耐溶剤性 トリクレンにプリント基板用の版を24時間浸漬し、膨
潤率を求めた。
○;膨潤率が20重量%以下であった。
△;膨潤率が21〜50重量%であった。
×;膨潤率が51ffi量%以上であった。
スクリーン接着性 プリント基板用の版の表面に市販のセロハンチー1を圧
着し、剥離して観察しな。
○:異常が認められなかった。
×ニブリント基板用の版の感光した樹脂の一部がセロハ
ンテープに付着し版より剥離した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の三成分を主剤とする感光性樹脂組成物。 (A)重合度1,500以下のポリビニルアルコールの
    存在下で、アクリル系単量体と重合性不飽和基を2以上
    有する単量体を乳化重合してえた、トリクレン不溶分が
    65重量%以上の内部架橋アクリル系樹脂の水性エマル
    ジョン。 (B)ポリビニルアルコールおよび/またはその誘導体
    。 (C)感光剤。 2、重合性不飽和基を2以上有する単量体が、アリル基
    を2以上有する単量体である特許請求の範囲第1項記載
    の感光性樹脂組成物。
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